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反核・反戦・平和のつどい
恒久平和を願う、平和のつどいが6日伊那文化会館で開かれ、戦争体験者らが反戦を訴えた。
反核、反戦を訴える平和のつどいは、戦争の悲惨さを後世に伝えていこうと県教職員組合上伊那支部などが開いたもので、会場には約80人が集まった。
平和のつどいでは、まず、授業で平和学習に取り組んでいる南箕輪中学校の生徒が学習の成果を披露した。
伊那市にある旧陸軍飛行場などを調べた生徒らは、「すぐ近くに戦争の跡があることを知らなかった。戦争は国のためというが、やはりおかしいし、自分たちにはできない。」と発表していた。
また「今の若者に伝えたいこと」をテーマにパネルディスカッションが行われた。
このうち満蒙開拓団関係者で当時教諭だった三澤豊さんが、教え子を満蒙開拓青少年義勇軍として送りだしたという後悔の念を話した。
また日中戦争従軍経験者の長田伊三男さんが悲惨だった戦争体験を振り返った。
他に戦争体験者の証言をまとめた番組を手掛ける伊那ケーブルテレビジョンの伊藤秀男放送部長が、取材を通じて感じたことについて話した。
平和のつどいでは、核も戦争もない平和な21世紀を願い平和運動を強力に進めていくことを誓うとのアピールが採択され、集まった人たちは、恒久平和を願っていた。 -
上伊那景観育成住民協定パンフ作成
上伊那地域で景観育成住民協定を結んでいる協定地区の連絡協議会は、会の活動を紹介するパンフレットを作成する。
景観育成住民協定は、次世代に残すべき景観を守り育てるために、地域住民が自ら建物などの基準を定め協定を結ぶ。
5日は、伊那市のいなっせで協定地区の会合が開かれ、パンフレットの案が示された。
パンフレットには、上伊那地域の住民協定全28カ所について、目的、特徴、基準、主な活動、写真を掲載する計画。
県の地域発・元気づくり支援金24万9千円の交付を受け、1500部作成する。完成は11月の予定。
協議会では、協定で建築物の高さなどの基準を定めていることから、完成したパンフレットの配布を兼ねて建築士会や建設業協会などと懇談会を開くという。 -
食と農業・農村振興施策を検討
長野県の食と農業・農村振興施策について検討する審議会の上伊那地区部会が5日、JA上伊那本所で開かれた。
県から委員として委嘱されている農業者の代表、農業団体の関係者など11人が参加した。
この部会は、長野県が、県下10圏域にそれぞれ設置していて、各地域の意見を、県の施策の参考にしようと開かれている。
市川武二上伊那地方事務所長は、「農業者の高齢化・農作物の価格の低迷など、農業の現状は厳しい。地産地消の拡大を図るため産直市場の活性化や、学校給食での利用拡大などにつとめたい」と挨拶した。
委員からは、「目標の設定は、どれだけ収量があるかではなく、それによりどの程度の収入があるかにしなければならない」といった指摘や、「農業が生命を支えている産業だという認識を持ってもらいたい」「農業で食べていけるということが分からなければ、担い手は現れない」といった意見が出ていた。 -
中学生の夏休み租税教室
夏休み期間中の中学生を対象にした租税教室が2日、伊那税務署で開かれた。
租税教室には、市内の中学校から希望者19人が参加した。
教室は、伊那税務署が中学生に税金のことについて知ってもらおうと毎年開いているもので、今年で21回目。
2日は、「もしも税金がない世界だったら」という中学生にもわかりやすい内容のビデオを見ました。
他には、宝くじの当選金には税金がかかるどうかや、国の収入のうち税金の占める割合はどのくらいか、などの税金に関してのクイズがだされた。
伊那税務署の清澤 清署長は「これからの日本を背負っていくみなさんが、税金について興味を持って理解してもらえたらうれしい」と話していた。 -
三峰川連合 上伊那広域連合長に公開質問状
伊那市富県の天伯水源付近への新しいごみ処理場建設に反対している市民グループ「三峰川連合」が、3日、上伊那広域連合長の白鳥孝市伊那市長あてに公開質問状を提出した。
3日は、三峰川連合のメンバー2人が市役所に質問状を提出した後、記者会見を開いた。
今回提出した公開質問状の質問項目は4つで、●現在、建設候補地の地元を富県の、北新区・桜井区の2区に限定しているが、その根拠は何か●新しいごみ処理場の建設候補地となっている天伯水源付近は、環境面からみて、適切な候補地なのかどうかなどについて、回答を求めている。
三峰川連合では、4月に新しく就任した白鳥市長に、新ごみ中間処理施設に関しての考えを問うため、今回、公開質問状を提出した。
三峰川連合では、今月20日までに回答するよう求めている。 -
核のない世界を訴え行進
核の廃絶を訴える非核平和行進が7/30、上伊那で行われた。
5日は、上伊那の市町村や企業などでつくる上伊那地区労働組合会議が、辰野町から中川村までの8市町村を行進した。
非核平和行進は、20年以上続けられていて、次の世代の子ども達の為に核のない平和な世界を創っていくことなどを訴えている。
この日の行進には、131人が参加した。
箕輪町役場の駐車場で開かれた激励会では、箕輪町職員労働組合青年部の根橋 知宏さんが、「私たちが行進する一歩一歩が、核のない平和な世界への一歩であることを願い行進します」と決意表明した。
また、箕輪町の平澤豊満町長は「皆さんの努力が、戦争のない平和な世界を創っていくと思う」と挨拶した。 -
伊那消防署が水難救助訓練
水の事故に備えて、伊那消防署の署員らが3日、水難救助訓練を実施した。
3日は、伊那消防署の署員11人が、うきわやロープを使っての救助訓練や、ライフジャケットを着用して、溺れている人を救助する訓練を行った。
伊那消防署では、水に入る機会が増えるこの時期、水難救助訓練を毎年実施している。
これまで、ダム湖などでボートを使った訓練などを行っていたが、今年は流れのある水の中で、救助する時は、どんなことに気をつける必要があるかを知るため、流水プールでの訓練を実施した。
署員たちは、救助の時、溺れている人の楽な体制を確保する方法や、流れのゆるい場所に引き込む方法を確認しながら、訓練に励んでいた。
伊那消防署管内では、ここ数年、水難事故は発生していないという。 -
スイートコーン出荷最盛期
南箕輪村のJA上伊那の野菜広域集出荷場では、スイートコーンの出荷が最盛期を迎えている。
上伊那地域は県内でも有数のスイートコーンの産地で、3日も朝から生産農家がコンテナ等に入ったスイートコーンを車で出荷場に運び込んでいた。
主力は白色の粒がまざったバイカラーコーンで、JA上伊那によると今年は10キロ一箱で約17万箱の出荷を計画している。
今年は、7月の大雨などの影響で、例年よりサイズが若干小さいが、味は甘味があって充分という。
スイートコーンは名古屋や大阪を中心に出荷されお盆までピークが続く。 -
県知事選、期日前投票中間発表
長野県選挙管理委員会は2日、県知事選の期日前投票の中間投票者数を発表した。
数字は7月23日から8月1日までの10日間に期日前投票を行った人数。
それによりますと伊那市は選挙人登録者数5万7088人のうち、投票した人が2626人。
前回平成18年の知事選と比べて、720人多く、期日前投票の割り合いは4.6%となっている。
箕輪町は2万118人のうち、730人で前回より166人多く、割合は3.63%。
南箕輪村は1万1219人のうち339人。前回より47人多く、割合は3.02%となっている。
長野県知事選の投票日は8月8日(日)投開票となっている。 -
創造館で開館記念フォーラム
伊那市創造館で、1日南箕輪村の神子柴遺跡について考えるフォーラムが開かれた。
フォーラムは、伊那市創造館が開館記念フォーラムとして企画した。
創造館では、国の重要文化財である神子柴遺跡から出土した石器などを多数所蔵している。
そのため、今回神子柴遺跡についてのフォーラムを企画し、パネリストに、専門家3人を迎えた。
フォーラムでは、神子柴遺跡から発掘されたものや、発掘時の状態から、この場所がどういう場所だったのかについて話された。
明治大学黒曜石研究センターセンター長の小野昭さんは、「神子柴遺跡から出てきた石器をみるととてもきれいな石器ではあるが、生活するのに不足しないだけのものがそろっている」と話した。
国立歴史民族博物館名誉教授の春成 秀爾さんは、専門家の間では、お墓ではないかと当初から言われていると紹介した上で、神子柴遺跡から男性が身に着けていたとされる石斧が6つ見つかっていることから、ここでは6人の男性が生活していたのではないかとする説を話した。 -
三洋グラビア家族感謝祭
包装用フィルムパッケージの企画・製造・販売をしている伊那市西箕輪の三洋グラビアは、7月31日に本社工場で家族感謝祭を開いた。
家族感謝祭は、従業員の家族に職場を知ってもらい、交流を深めてもらおうと、社員が実行委員会を組織して開いている。
この日は、社員の家族やOB、来春入社を予定している内定者など250人が西箕輪にある本社を訪れ、生産工程を見学した。
髪の毛やほこりを工場ないに入れないよう、専用の帽子をかぶり、エアシャワーをあびた後、工場内に。小さな子どもは、興味深そうに印刷物に触れていた。
正面玄関前の庭では、スイカ割りも行われ、従業員の子どもが楽しんでいた。
また、手づくりの各種露店も立ち並び、訪れた人たちを接待していた。
この家族感謝祭は、今年で3年目で、原敬明社長は、「社員が自ら考えもてなすことで、モチベーションも年々上がってきている」と手ごたえを感じているようだった。 -
中病新院長に川合博さん(現・県立こども病院副院長)
伊那中央病院の小川秋實院長が8月末に退任し、新しい院長に、現在長野県立こども病院副院長の川合 博さんが就任することが30日わかった。
河合さんは現在62歳、信州大学医学部卒業後、市立甲府病院小児科医長などを経て平成14年から長野県立こども病院の副院長を務めている。
電話取材に対し、川合さんは「伊那中央病院は上伊那の基幹病院なので地域に良質な医療を提供できるよう、がんばりたい。」とコメントした。
この件について記者会見を開いた白鳥孝伊那中央行政組合長は、小川院長の退任理由について、「自分を中病の院長に指名した小坂樫男前市長が退任したことが大きい、と申し出があった。」と説明、また、河合さん選任の理由については、「地域医療にとって信州大学との連携が必要であり信大から推薦を受けた。」と説明した。
河合新院長は9月1日に着任する予定。 -
K-kidsが全国大会優勝
伊那市を拠点に活動しているダンススクール「K-kids」(ケー・キッズ)は、7月10日・11日に神奈川県で開かれた全国大会で見事優勝した。
29日、K-kidsのメンバーが市役所を訪れ、酒井茂副市長ら職員に華麗なダンスを披露し、大会での活躍を報告した。
大会は、全国こどもチャレンジカップ第5回全国大会で、ケー・キッズの小学4年・5年8人の選抜チーム「ファッシネイト」は、団体のフリースタイル部門で30チーム中、見事優勝を果たした。
29日は、ファッシネイトのメンバーたちがそろいの衣装で登場し、大会と同じ踊りを披露した。
また、小学2・3年生のチーム「フリスク」も3位に入り、K-kidsが団体のフリースタイル部門で1位と3位を占めるという活躍ぶりだった。
「フリスク」のメンバーも同じ踊りを披露し、市の職員から拍手をあびていた。
代表の春日絵理加さんは、「上伊那のこどもたちが頑張っているということを発信できてうれしい」と話していた。
演技を見た酒井茂副市長は、「あいさつ、笑顔、元気が良く感動した。」と話し、子どもたちの健闘をたたえていた。 -
6月の有効求人倍率0.51倍
先月の上伊那の月間有効求人倍率は0.51倍となり、前の月の0.46倍より0.05ポイント上がりました。3か月ぶりの上昇で0.5倍台となった。
ハローワーク伊那の発表によると、先月の上伊那の月間有効求人倍率は0.51倍で、前の月の0.46倍より0.05ポイント上昇した。
有効求人倍率が上がるのは、3か月ぶり。
企業の新規求人数は1012人で、前の月の695人より300人ほど増え、特に製造業で、前の年の同じ月に比べ、63.9パーセント増の200人の求人があった。
一方、新たに仕事を探している新規求職者数は847人で、前の月の882人より35人減少した。
ハローワーク伊那では、「一部に持ち直しの動きはあるものの、この先に明るい要素も少なく依然として厳しい状況」としている。 -
9月中旬並 過ごしやすい1日
29日の伊那地域の午後3時までの最高気温は、23.7℃と、例年より5℃ほど低く、9月中旬並の過ごしやすい1日となった。
伊那地域では16日から13日間連続で30℃以上の真夏日を記録した。
長野地方気象台によると30日からは、また暑さが戻りそうだという。 -
新ごみ中間処理施設残さ処理検討
上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会は今年度、新ごみ中間処理施設での焼却後の灰、残さの扱いについて検討する。
29日開かれた推進委員会で、検討に向け資料が示された。
新ごみ中間処理施設から出る焼却後の灰、残さは、箕輪町にあるクリーンセンター八乙女最終処分場を再生し埋め立てることが、広域連合正副連合長会で確認されている。
説明によると残さの処理は、新ごみ中間処理施設が焼却処理で残さすべてを埋め立てる場合と、溶融処理で残さの一部を資源化し埋め立てる場合の2通りある。
すべて埋め立てる場合の処理能力はおよそ12年間で、資源化する場合はおよそ40年間という。
残さの処理方法は、新ごみ中間処理施設の処理方式の決定に影響するため、委員会では、コストや環境への負荷も含め総合的に検討を進めるという。
広域連合では、委員会の検討結果を基に、今年度中に正副連合長会で方針を固めるとしている。 -
公衆衛生専門学校体験入学
歯科衛生士を養成する、伊那市にある長野県公衆衛生専門学校で、高校生を対象にした体験入学が27日、行われた。
長野県内の高校2年生と3年生31人が、歯科衛生士の仕事を体験した。
公衆衛生専門学校では、高校生の進路決定の参考にしてもらおうと、毎年体験入学を行っている。
27日は、学校の概要説明のあと、専門学校の学生の指導で、口の中の観察やブラッシング、歯石の除去などを体験した。
歯石の除去では、道具の使い方を教わり、歯の模型を使って歯石を取る作業をした。
高校生は、慣れない手つきながらも、熱心に模型の歯石を取り除いていた。
参加したある高校生は、「歯科衛生士になりたいので、27日はいろいろ体験できてとてもよかったです」と話していた。 -
伊那北高卒業生宅へのオレオレ詐欺
26日夜、伊那北高校卒業生の自宅へオレオレ詐欺とみられる不審な電話が連続してかかってきたことから伊那警察署では注意を呼びかけている。
伊那警察署の発表によると、不審な電話があったのは、26日午後9時半頃から午後11時ころまでの間で伊那市内5件に電話があった。
電話があった家庭を調査したところ5件とも伊那北高校卒業生の自宅だったことがわかった。
電話の内容は、息子を装って名前を言い、インフルエンザにかかった、携帯電話をトイレに落して、ダメになったから番号が変わったなどと家の人に告げたという。
不審に思った家の人が直接息子に電話するなどして確認しオレオレ詐欺の電話だと見抜いた。
27日午後 時現在被害は出ていないということで伊那警察署では、不審な電話があった場合は、振り込め詐欺撲滅ホットライン026-235-2530へ連絡するよう呼びかけている。 -
上伊那地域公立病院等運営連携会議
第2回上伊那地域公立病院等運営連携会議が26日、伊那市のいなっせで開かれた。
会議には、上伊那にある3つの公立病院や伊那市、県など関係者約30人が出席した。
上伊那医療圏は、地域の医療問題を解決するため、県が平成21年度から5か年計画で実施する地域医療再生事業に選ばれている。
この日は、6月から本格的に議論が行われた救急医療部会や内視鏡手術トレーニングセンター部会など7つの部会長が、作業の進捗状況や年度別の事業計画について説明した。
このうち、伊那中央病院の3次救急医療対応への施設整備を検討する救急医療部会では、来年度から地域救急医療センターの拡充工事を行い、平成24年度から運営を開始するとしている。
また、内視鏡手術トレーニングセンター部会では、平成24年度に伊那市内にトレーニング施設を建設、25年度から運営を開始する計画。
この他に、会の名称を上伊那地域全体の医療再生に関わることから、「上伊那地域医療再生推進協議会」へ変更する事が了承された。 -
食生活改善推進員養成講座
県が進める地域の健康づくりを推進する食生活改善推進員の養成講座が、22日、開講した。
この日は、伊那合同庁舎で、1回目の講座が開かれ、
上伊那から、食生活改善推進員を目指す12人が参加した。
食生活改善推進員は、全国組織で、各市町村に支部がある。食育や、健康づくりのリーダーとして、地域で活動している。
1回目の22日は、自分の食事をチェックし、班ごとに、バランスの取れた献立を考えた。受講者は、具のたくさん入った味噌汁や、野菜炒めなどを選んで、献立を組み立てた。
食生活改善推進員の養成講座は、9月まで、あと3回予定されていて、食や健康について学習する他、調理実習なども行う。 -
連日猛暑 30℃超えは8日間連続
23日の伊那地域の最高気温は、35.1度を記録し、22日に続いて猛暑日となった。
16日から8日間連続で30度以上を記録している。
長野地方気象台の発表によると、23日の伊那の最高気温は、35.1度で、今年最高となった22日とならんだ。平年と比べて7度高い。
伊那地域では、16日に30.5度を記録してから8日連続の30度超えとなった。 -
ノブ・サチ油絵展
子ども達や地球、希望をテーマにした個展「ノブ・サチ油絵展」が、ベルシャイン伊那店で開かれている。
油絵展には、ノブ・サチさんの作品、35点が並んでいる。
ベルシャイン伊那店での個展は4回目で、ここ1年以内に描かれた近作の個展。
作品の多くは明るい色使いのもので、ピコットの森という想像の世界の中で、動物や人間がお互いを思いやって暮らしている様子を描いている。
ノブ・サチさんは「子ども達を取りまく時間や世界が、平和で優しい時間だったらいいな、という想いを込めて描いている」と話す。
また、一般の油絵展とは違い、子ども達も楽しめる作品展なので、家族連れでも来てもらいたいと話していた。
この「ノブ・サチ油絵展」は27日まで、ベルシャイン伊那店2階の文化ホールで開かれている。 -
景気 「厳しさやわらぐ傾向」
あるしんがまとめている上伊那の景気レポートによると、今年4月から6月は、依然として全業種で深刻な状況ではあるものの、若干、厳しさが和らぐ傾向が見られるとしている。
アルプス中央信用金庫が、3ヶ月ごと発表している伊那谷経済動向・中小企業景気レポートによると、4月から6月は、業況を判断する指数DIが、マイナス31.7で、1月から3月に比べ8.5ポイント改善した。
依然として、全ての業種がマイナス領域にあるが、建設業と卸売業を除く業種で改善が見られ、若干ではあるが、厳しさが和らぐ傾向が見られるとしている。
しかし、7月から9月までの見通しは、DIがマイナス33.3と1.6ポイント悪化する見込みで、特に建設業、サービス業、不動産業では、マイナス幅が拡大すると予想している。
あるしんでは、7月から9月は、総じて再び低調感が高まり、業況感は落ち込む見通しとしている。 -
最高気温34.7度 暑い1日
21日、伊那地域は最高気温が34.7度まで上がり暑い1日となった。
最高気温が30度を超えたのは21日で6日連続となっている。
伊那市の伊那北保育園では、園児らがプールにはいり暑さをしのいでいた。
長野地方気象台によると、21日の伊那地域の最高気温は午後2時24分に34.7度を記録した。
1日の最高気温が30度を超える真夏日は今月16日から6日連続となっている。
伊那中央病院によると、この暑さにより、今日70代の女性が脱水症状により救急搬送されたという。
長野地方気象台ではこの暑さは22日も続くと予想していて、水分をこまめにとるなど熱中症対策をとるよう呼びかけている。 -
井上井月の新句発見
江戸時代の末から明治にかけて伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月の新しい句が見つかった。
新たに見つかったのは、「踊場の ほこり押(おさえ)や通り雨」という俳句。
この俳句が書かれた短冊は井上井月顕彰会の堀内功(つとむ)会長が古美術店から購入した。
堀内さんが井月研究家の春日愚良子さんに鑑定を依頼したところ、間違いなく井月が書いたもので、これまでに見つかっていない句だということが分かった。
井上井月顕彰会では、まだ見つかっていない俳句は相当あるはずと話し、井月という人物を知るうえでも、新句の発見につとめていくという。 -
伊那地域 今年最高気温
20日の伊那地域は、最高気温34度を記録し、今年最高の暑さとなった。
伊那市の市民プールには、親子連れなどが訪れ、水遊びを楽しんでいた。
長野地方気象台によると、20日の伊那地域の最高気温は34度となり、今年一番の暑さとなった。
これは、平年より6.4度高く、八月上旬並みとなっている。
県内では、飯田市南信濃の35.4度、飯田市の34.5度に次いで3番目に高い気温となった。
長野地方気象台では、これから1週間、伊那地域では30度を超える暑さが続くと予想している。 -
夏の交通安全やまびこ運動
夏の交通安全やまびこ運動に合わせて、県内各地で20日、街頭啓発活動が行われた。
そのうち、南箕輪村の中央道伊那インタ竏茶`ェンジでは、交通安全協会のメンバーや交通指導員、伊那警察署の署員など、約40人が参加し、ドライバーに啓発用のチラシなどを配った。
やまびこ運動は、行楽シーズンに入り、車で遠出する機会も増える八月を前に、毎年行われている。
今年は今月19日から25日までとなっていて、その間、街頭啓発のほか、広報車でのPRも行うことになっている。
上伊那では、今年1月1日から今日までの間に、交通死亡事故が7件発生していて、7件すべてが、高齢者が関わる事故となっている。 -
箕輪町消防団 ポンプ車操法の部で県大会へ
上伊那消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会が18日、伊那市の富士塚運動公園で開かれ、ポンプ車操法の部で箕輪町が県大会出場を決めた。
大会には、上伊那8市町村の消防団の代表が出場した。
競技はポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の3種目。
選手たちは、日頃の練習の成果を存分に発揮し、優勝目指して競技に臨んでいた。
大会の結果、優勝はポンプ車操法の部は箕輪町、小型ポンプ操法の部は辰野町、ラッパ吹奏の部は辰野町。
優勝した団は8月1日に塩尻市で開かれる県大会に出場する。 -
伊那ファイターズ全国大会へ
中学生の硬式野球チーム、伊那ファイターズは、8月に開かれる全国大会に出場する。
17日は、伊那市ますみヶ丘の信英球場で練習試合が行われた。
伊那ファイターズは、主に伊那市内の中学生を対象にしたリトルシニアの野球チームで、現在35人が所属している。
6月から7月にかけて開かれた日本選手権信越大会で準優勝し、16年ぶり2度目となる日本選手権出場を決めた。
伊那ファイターズが出場するリトルシニア日本選手権大会は8月2日から東京都の神宮球場で開かれる。
伊那ファイターズは、初戦、北海道代表のチームと対戦することになっている。 -
King of King杯 ソフトバレー大会
ソフトバレーボールの大会、king of king杯が11日、伊那市民体育館などで行われた。
大会は、ソフトバレーを通じて親睦を図ろうと、伊那市で活動するソフトバレーボールチームBee kingが開いた。
大会には、県内をはじめ遠くは京都や千葉などから92チームが参加し熱戦を繰り広げた。
大会は4人制で行われ、決勝トーナメントを目指し、リーグ戦を戦った。
また、コート内に立つ4人の年齢の合計が160歳以上のチームが参加するリーグ戦も行われた。
各チームともスパイクとブロックの激しい攻防を展開していた。
大会関係者によりますと年々県内外からの参加チームも増え、大きな大会になっているということで、ソフトバレー人口の拡大につなげていきたいと話している。