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中条盆栽山野草展 22日から
珍しい山野草「アツモリソウ」などが多数並ぶ伊那市の中条公民館盆栽・山野草クラブの第30回展示会が、22日から、中条公民館で開かれる。
大きな袋状の花弁を持った独特の形をしたアツモリソウは、ラン科の山野草。
21日は展示会に向け、会員たちが育ててきた山野草を会場に展示した。
会場にはアツモリソウを中心にさまざまな山野草約300鉢が展示されている。
このレブンアツモリは、絶滅危惧種に指定されている北海道礼文島の固有種。
そのほかにも、南アルプス系のアツモリソウや乗鞍岳などに自生するもの、大鹿ホテイなど、さまざまな種類が並んでいる。
中条クラブでは、山野草保護の観点から山からの採掘は禁止していて、これらのアツモリソウはすべて会員同士で株分けして増やしてきた。
また、合わせて展示している盆栽も樹齢数十年以上の松などが多数並んでいる。
展示会は、22日は午前8時から午後8時まで、23日は午前7時から午後4時まで開かれる。
また、今回は30回の節目に合わせ、両日とも先客100人に会員が育てた山野草をプレゼントする予定。 -
天野惣平展
伊那市高遠町芝平(しびら)の旧三義小学校芝平分校で美術家、天野惣平さんが個展を開いている。
旧三義小学校芝平分校が天野さんの個展会場。
天野さんは、自宅近くのこの廃校で毎年1回個展を開いている。
入り口から中に入り、階段を上ると正面に作品が現れる。
天野さんは、空間が作品と話す。
中心にあるのは、麻をアクリルポリマーで固め、プレート状にしたものを筒状にしたもので、高さは2メートル67センチ、直径は50センチ。上からは照明が空洞となっている内部にあてられ、下にある麻が発光しているように反射している。
この筒状のオブジェは、もと教室だったこの場所で制作された。
会場を訪れた人が何かを感じて欲しいと天野さんは話している。
天野さんは、会場を訪れた人も作品の一部と話している。
21日は、伊那美術協会会長で工芸美術の木下五郎さん、洋画家の小林修一郎さんの姿もあった。
天野惣平展は、26日までで、明日は午後3時から作者を囲んでのパーティーも計画されている。 -
上伊那工業交流プラザ開催
上伊那の製造業者などによる第2回上伊那工業交流プラザが19日、駒ヶ根市の駒ヶ根総合文化センターで開かれた。
これは互いの会社や製品を知ることで、ビジネスチャンスを広げようと、各市町村の商工会議所などでつくる実行委員会が開いた。
会場には交流プラザに参加したおよそ45社の展示ブースが設けられ、訪れた企業の社員が熱心に説明を聞いたり、製品を見学していた。
実行委員会によると製造業界は発注企業と受注企業だけの関係がほとんどで、取引のない企業については、その概要などについてよく知らないのが現状だという。
実行委員会では、上伊那地域は松本、長野に次いで3番目の工業出荷額があることから各企業が技術や情報を共有し生かすことで、ビジネスチャンスが広がるものと期待している。
交流プラザではほかにプレゼンテーションもあり、各企業が自社製品をPRしていた。
駒ヶ根工業高校の生徒や伊那技術専門校で学んでいる人たちも会場を訪れ、ものづくりについて理解を深めていた。
実行委員会では3回目の交流プラザも開催する計画で、製造業の発展につなげていきたい竏窒ニしている。 -
上伊那土砂災害対策等合同会議
国や県、市町村による上伊那地域の土砂災害対策の合同会議が18日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれた。
関係者約30人が参加し、本年度も引き続き、土砂災害の危険がある区域の指定を進めるとともに、災害が発生した時の避難場所などを示したハザードマップの作成を行っていくことを確認した。
また、県危機管理防災課の高野繁樹さんが、県内の市町村のハザードマップの作成状況などを報告した。
報告によると、今年3月末現在、洪水ハザードマップは約8割の市町村が作成している一方、土砂災害のハザードマップは3割程度に留まっているという。
また、災害発生時に住民に避難を促す避難勧告などについても、マニュアル化するよう国や県では求めているが、県内の策定率は2割に留まっていて、全国でも低い状況という。
高野さんは、「これから出水期を迎える。できるだけ早期にハザードマップの作成やマニュアルの策定を進めてほしい」と呼びかけていた。 -
地雷除去を支援 鬼丸昌也さん講演会
アフリカなどの地雷除去支援などの平和活動を行っている鬼丸昌也さんの講演会が16日、伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は社団法人伊那青年会議所が開いた。
講演したのは、アフリカなど世界中の地雷除去や少年兵支援を行っているNGO「テラ・ルネッサンス」の代表 鬼丸昌也さん。
講演の中で鬼丸さんは、2004年にウガンダを訪れた時、少年兵から直接、聞いた話を紹介した。
少年兵は、男を2人銃で殺したことや、兵士の命令で自分の母の腕を切り落としたという。
鬼丸さんは、自分にできる事は現地の状況を伝える事だとして「問題は、みんなが問題だと思わない限り解決する力が生まれてこない。ここにいる皆さんも含め一人でも多くの人に現地の状況を理解してもらいたい」と話していた。 -
箕輪町・南箕輪村 死亡事故現地診断
箕輪町と南箕輪村で今月発生した交通死亡事故の現地診断が17日行われた。
交通死亡事故の現地診断は、再発防止のため関係市町村や伊那警察署、交通安全協会などが行った。
箕輪町では、今月6日午後1時頃、春日街道の信号機のない交差点で、ミキサー車と乗用車が衝突し、乗用車の助手席に乗っていた箕輪町の男性が死亡した。
現地診断では、事故の説明を聞きながら、道路の状況を見ていた。
今後の対策として、町などが交差点を認識しやすいように道路標示をすることが確認された。
また、南箕輪村ではアクセス道路で現地診断が行われた。
事故は、10日午後8時15分頃、南箕輪村のアクセス道路を横断していた伊那市の女性が軽トラックにはねられ死亡した。
今後の対策として、夜光反射材の利用促進、高齢者宅を訪問して交通安全を呼び掛ける高齢者アドバイザー制度の活用、高齢者の夜間の事故防止のためのオールシルバーナイト作戦の取り組み強化を挙げた。
参加者からは、横断歩道や街灯設置の要望もあった。
今年、伊那警察署管内では昨日までに4件の交通死亡事故が発生し、このうち3件は5月に起きている。
伊那市、箕輪町、南箕輪村の交通安全協会で構成する伊那交通安全協会では、「この異常事態に歯止めをかける必要がある」として、啓発チラシの全戸配布も検討している。 -
県文夏ごろ300万人達成へ
伊那市の伊那文化会館が、今年の夏頃、来館者が300万人を達成する見込みとなった。
これは、12日報道関係者を対象に開かれた、広報打ち合わせ会議で報告された。
伊那文化会館は、昭和63年、1988年の12月1日に開館し、今年で22年目となる。
既に来館者は290万人を越えていて、今年の夏頃、300万人を達成する見込み。
伊那文化会館では、300万人達成に合わせて、利用者に感謝をこめ、地域に還元できるような事業を検討しているという。
伊那文化会館によると、昨年度の来館者は、12万12人だった。
大ホールなどの改修工事があったことや不況によりイベントが縮小傾向にあることなどから、来館者はここ3年間減少している。
伊那文化会館では、今年度あらたに、地元ゆかりの音楽家によるステージや、若手作家を紹介する展覧会などを予定していて、地域の人々が芸術を鑑賞する機会と、活動成果を発表する場を多く提供していきたいとしている。 -
シニア大学伊那学部入学式
高齢者の積極的な社会参加の推進を目的とした、長野県シニア大学伊那学部の入学式が14日、伊那市の伊那合同庁舎で行われた。
今年度は、115人が入学した。
学部長の山崎宗廣伊那保健福祉事務所長は「21世紀は高齢者の時代。1人1人が積極的に社会参加してほしい」と式辞を述べた。
また新入生を代表して、辰野町の有賀元栄さん(63)は「知識を求め友人を作り健康に気をつけながら社会に貢献するように精進していきたい」と話した。
シニア大学は、おおむね60歳以上の県内在住者で積極的に社会参加を目指す人を対象に県が実施しているもので受講期間は2年間。
今年度の最年長者は81歳で最年少者は60歳。
1年間に15回の授業があり短歌や俳句、郷土の歴史、文化などを学んでいく予定。 -
上伊那地域医療再生事業作業部会全体会議
上伊那広域連合は、公立病院の機能再編や経営効率化を目標とする上伊那地域医療再生事業で、具体的に検討を進める7つの作業部会を立ち上げた。
13日夜、伊那合同庁舎で開かれた会議には、上伊那の公立3病院の関係者や医療福祉関係団体の代表など60人が出席した。
上伊那地域医療再生事業は、国から22億円余りの補助を受け、公立3病院の機能再編や病床利用率を上げる経営の効率化、医療従事者の増加、里帰り出産制限の緩和を平成25年度をめどに目指す取組み。
今回設置された作業部会は、その目標に向けて具体的に検討を進めていくためのもの。
地域救急センターの充実、運営などについて検討する救急医療部会、病院の移転新築などを検討する辰野総合病院施設部会、地域医療支援センターの設置、運営について検討する地域連携ネットワーク部会、医師確保部会など7つの部会が設置される。
各部会は、それぞれ10人ほどで構成され、早いところは、来週から検討に入る。
6月をめどにプランをまとめ、7月の運営連携会議で決定し、県の9月補正予算に反映させていくことにしている。 -
北原明教育長退任式
日に任期満了を迎える伊那市の北原明教育長の退任式が、14日、伊那市役所で行われた。
退任式には教育委員会の職員などおよそ50人が出席した。
北原教育長は、昭和38年に教職に就いてから、静岡県と長野県で教鞭をとり、伊那北高校や佐久長聖中学の校長を歴任、平成15年に旧伊那市の教育長に就任した。
旧市で3年、新市で4年の計7年間教育長を務め、任期中には生涯学習センターや伊那市創造館の立ち上げ、伊那市独自の学力テストの実施などに尽力した。
松田泰俊教育委員長は「7年間の足跡は伊那市の教育のあるべき姿を示してくれた。本当にお疲れさまでした」と話した。
北原教育長は「今まで協力してくれたみなさんに本当に感謝したい。市民の命が輝くような素晴らしい学びを生み出していってほしい」とあいさつした。
17日には新しい教育長の就任式が行われる予定。 -
伊那米試験地で田植え
上伊那での米の成育や収量、食味等のデータを採取するため、伊那市美篶の試験田で14日、10品種の苗が植えられた。
14日は、JA上伊那や上伊那農政事務所などでつくる伊那米総合試験地運営委員会の会員約30人が、10品種の苗を試験田に植えた。
毎年同じ時期に行っているもので、条件を同じにした田んぼでの種類ごとの稲の生育状態や収穫量、食味などを調べる。
今年は、上伊那地域で栽培されているコシヒカリやあきたこまちの他、将来県の推進品種とするための2種類の試験品種などが植えられた。
また家畜のエサに使われる米で、「ふくおこし」と呼ばれる飼料稲も植えられた。
14日植えた苗は、9月に収穫しデータを取って、今後の栽培指導などに役立てるという。 -
伊那市副市長に酒井茂氏再任
伊那市の白鳥孝市長は、14日の臨時市議会に、副市長に現在の副市長の酒井茂さんを選任する議案を提出し、全会一致で可決された。
副市長に選任された酒井茂さんは、57歳。
東春近原新田。
京都大学農学部を卒業後、昭和50年に市役所に入り、企画課長、地域まちづくり特命参事などをつとめ、平成16年に旧伊那市の助役に抜擢された。
合併後の平成18年からは、新しい伊那市の助役をつとめ、平成19年からは統括副市長として、新ごみ中間処理施設の用地選定などにも携わった。
取材に対し、酒井副市長は再任について「これまで6年間やってきて、思い起こすと大変な6年間だったと感じている。これからの4年間も大変な4年が始まるのかなと感じている。市の職員の皆さんと一丸となって市の発展に全力を尽くしたい」と話した。
議会の中で、白鳥市長は、副市長を2人から1人とする条例改正案も議会に提出し、全会一致で可決された。
白鳥市長は、「前小坂市長は、市町村合併後、行政改革・産業立地・情報化・子育て支援を特に推進するために、副市長を2人にしたが、これからは副市長を中心に、各部課長が推進役となって、施策を分担し、業務を推進するものとしたい」と提案理由を話した。
酒井副市長の任期は、17日から4年間となっている。
14日の臨時議会には、16日付けで任期が満了となる教育委員の任命も行われた。
現在教育委員長で長谷の松田泰俊さんは再任、信州大学農学部卒で伊那中学校の校長をつとめた久保村清一さん66歳は新任。
任期満了に伴い、北原明教育長は退任する。
新しい教育委員長と教育長は、17日の臨時教育委員会で決定する。 -
春の河川一斉パトロール
河原などに不法投棄されているごみの実態を把握するため、県内一斉の河川パトロールが13日、行われた。
パトロールは県の主催で、春と秋の年2回行われている。
県と市町村、警察署が参加し、上伊那では16の河川をパトロールした。
そのうち、伊那市長谷の黒川では、川遊びをする人が多い場所や橋の近くで、ペットボトルやビン、缶、タイヤなどを回収していた。
パトロールで上伊那全体では340キロが集まり、年の秋に比べ20キロほど減少した。
回収したごみは、家庭ごみが多いことから、県では「一人ひとりが意識を高め、市町村の定める方法でごみを処理してほしい」と呼びかけていた。 -
外国青年が撮った長野
長野県に滞在する国際交流員や外国語指導助手が撮った写真を集めた作品展「外国青年が撮った長野」が、伊那市の伊那合同庁舎で開かれている。
会場には、長野の自然や日本の生活、文化などを写した写真、約25点が並んでいる。
展示会は、外国人の視点から見た長野県を知ってもらおうと開かれていて、今回で5回目。
そのうち、アメリカ出身のパトリシア・ドーシャーさんの作品「かっぱ寿司」は、外国人男性の前に、食べ終わった皿が何皿も重ねられている。
また、同じくアメリカ出身のスティーブン・ロジャースさんの作品「雪男?」は、雪の降る中、温泉に入っているサルを写した作品です。
この「外国青年が撮った長野」は、13日まで、伊那市の伊那合同庁舎で開かれている。 -
【カメラリポート】ヘアファッションショウSWITCH(スイッチ)
5月9日、伊那市の信州INAセミナーハウスで伊那市を中心とした美容室と洋服店によるヘアファッションショウが開かれた。
ショウのテーマは、SWITCH(スイッチ)。少し元気のない退屈な生活を楽しくするスイッチを入れようと6つの美容室と3つの洋服店が企画した。
それぞれのお店の個性を活かしたファッションとヘアスタイル、メイクで登場したモデルは、そのお店を利用する一般の人たち。
地元の若者が発信するファッションを一目見ようと会場には230人が訪れた。 -
新広域連合長に白鳥伊那市長
上伊那広域連合の連合長選挙が10日行われ、新しい連合長に伊那市長の白鳥孝さんが選ばれた。
広域連合長選挙は、前の小坂樫男連合長の退任に伴い、広域連合を構成する8市町村の長による無記名投票で行われた。
開票の結果、白鳥さん7票、白票1票で、伊那市長の白鳥孝さんが当選した。
選挙後に開かれた広域連合正副連合長会の冒頭で、新連合長の白鳥伊那市長は、「新ごみ中間処理施設のこと、地域医療のことなどあり、精一杯頑張ってまいりたい」とあいさつした。
また、「観光を上伊那地域の新しい産業に育てるため検討を進めたい」と話した。
広域連合長の任期は、伊那市長の任期と同じ期間となる。 -
インドネシア音楽「ダンドゥ」コンサート
インドネシアの音楽「ダンドゥ」のコンサートが2日
伊那市のいなっせで開かれた。
コンサートは上伊那の企業で働きながら暮らしているインドネシア人が企画したもので、会場には約200人が集まった。
インドネシアの音楽「ダンドゥ」は若者の間で人気のあるダンス音楽。
集まった人たちは、軽快なリズムに合わせて体を動かしていた。
コンサートを企画したインドネシア人は、日本の人たちにインドネシアの文化や音楽を知ってもらう機会になればうれしいですと話していた。 -
「みどりの丘合唱団」初練習
子ども達が、童謡や唱歌を歌う「みどりの丘合唱団」の初練習が、8日、伊那市のいなっせで行われた。
合唱団は、音楽活動をする、NPO法人クラッシクワールドが、歌う機会の少なくなった童謡や唱歌の良さを子供たちに、知ってもらおうと結成した。
初練習の8日は、伊那市を中心に14人の子ども達が参加し5曲を歌った。
「茶摘み」では、となりにいる友達と2人一組になり、手遊びをしながら歌っていた。
みどりの丘合唱団は、7月4日にいなっせで開かれるコンサートへの出演が決まっていて、本番に向け子供達は、発表する20曲の練習をしていくという。 -
日本画県展 最高賞に伊那市の唐木誠子さん
日本画県展の伊那会場の展示が8日、伊那市の伊那文化会館で始まった。最高賞の日本画会賞には伊那市の唐木誠子さんの作品が選ばれている。
会場には、長野県日本画会の会員の作品と、一般公募の作品、合わせて99点が並んでいる。
最高賞となる日本画会賞には、夏の終わりをヒマワリで表現した、伊那市の唐木誠子さんの作品「終夏」が選ばれている。
日本画会賞の受賞について唐木さんは「夏の間精一杯咲いたヒマワリが枯れていく生き様を表現したかった。色に苦労したが、自分の表現が認められてうれしい」と話していた。
長野県日本画会伊那支部のある会員は「出品者一人ひとりの想いがつまった作品が並んでいる。会場に足を運んで自分の好きな作品を探してほしい」と話していた。
日本画県展の伊那会場での展示は13日まで。 -
大萱に特別養護老人ホーム建設
伊那市西箕輪大萱に、特別養護老人ホームが新たに建設されることが決まった。
上伊那広域連合によると、新しい特別養護老人ホームを整備・運営するのは上伊那福祉協会。
西箕輪大萱にある障害者支援施設「大萱の里」の西側に建設を予定している。
ベッド数は120床で、一般個室、2人部屋、認知症対応個室をそれぞれ40床整備する計画。
地下1階、地上2階建てで、平成24年3月までにオープンする予定。
特別養護老人ホームの上伊那地域の待機者は700人前後とみられる。
上伊那広域連合では、新たな施設整備により、待機者の一部解消につながると期待している。 -
9条をまもる上伊那高校退職教員のつどい
憲法記念日の3日、「9条を守る上伊那高校退職教職員のつどい」が、伊那市の上新田公民館で開かれた。
「つどい」には、高校の元教職員、34人が参加した。
参加者らは、「戦時中は、人の死について考える事すらできなかった。」「戦後65年が過ぎたが、まだ人間の一生にもならない時間。ずっと平和が続く世の中にしたい」「歴史的事実を学ぶ事が、本当の平和教育につながる」など、平和について語りあっていた。
つどいの最後には、憲法9条の改正に反対するアピールが採択された。
実行委員会の竹入弘元代表は、「世界平和の為、憲法9条を守る大切さを、教え子や地域の人達に訴え、今後は、他団体との協力・連携した活動をしてきたい」と話していた。 -
8日から信州伊那野草会の山野草展
山野草の愛好者でつくる「信州伊那野草会」の山野草展が8日から、伊那市の伊那スキーリゾートで開かれる。
シラネアオイ、サンカヨウ、オサバ草などが並ぶ。
8日は、会員がそれぞれに育ててきた山野草を持ちより、展示会の準備を行った。
会場には200種類約330点の山野草が並んでいる。
信州伊那野草会の山野草展は毎年この時期に開かれていて、今年で20回目を数える。
さまざまな種類の山野草が並ぶため、毎年の開催を楽しみにしている人も多く、上伊那を中心に県内外から約2千人が訪れるという。
会によると、今年は寒暖の差が激しく、この時期に合わせて山野草を咲かせるのが難しかったという。
信州伊那野草会の山野草展は8日、9日、伊那市の伊那スキーリゾートで開かれる。
時間は午前8時から午後5時まで、入場は無料。
また、会場では山野草の販売も行われる予定。 -
みすず寮起工式・安全祈願祭
老朽化に伴い建て替えられる養護老人ホーム「みすず寮」の起工式が7日、伊那市美篶の現地で行われた。
7日は、上伊那の市町村長やみすず寮を運営する福祉協会の関係者などが集まり、起工式と安全祈願祭が行われた。
現在の養護老人ホームみすずは築37年で老朽化が進んでいることから、今回、現在の施設の東側に新しい施設を建設することになった。
敷地面積は約6500平方メートル、鉄骨造2階建てで、延べ床面積は約3600平方メートル。
長期入所50人、短期入所2人を受け入れることが可能で、全室個室となっている。総工費は約8億5千万円。
今後は、同じく建て替えを予定している特別養護老人ホームを併設。
また、将来的には今回建設する養護老人ホーム部分も特養に移行する計画。
上伊那福祉協会の平澤豊満箕輪町長は、「地域の方の協力をいただきながら、安全な工事をしていただきたい」と話した。
施設の完成は11月末頃を予定している。 -
中学生サッカー大会 INA CUP
上伊那地域を中心に、県外からも参加がある中学生のサッカー大会INA-CUPが4、5日の2日間にわたって開かれた。
第9回目となる今回の大会には、36チームが参加し、4日に予選リーグ、5日に決勝トーナメントを行った。
上伊那からは、FC伊那東部、飯島中、MACサルトの3チームが決勝トーナメントに進出した。
予選リーグで、東京のレナトFCと対戦したFC伊那東部は、後半2本のゴールを決め2対0で勝ち、続く旭町中戦でも4得点をあげ4対1で決勝トーナメントに進んだ。
決勝トーナメントで伊那東部は、長野市の東北中に6対1で破れたが、上伊那地域の中学生でつくるクラブチームMACサルトは、飯島中を破り決勝まで勝ちあがった。
対戦相手は、伊那東部が破れた長野市の東北中。試合は前半11分、東北中が先制ゴール。しかし、MACサルトは、前半20分に同点ゴール。前半終了5分前にも更にゴールを決め、2対1で後半戦を迎えた。
後半は、両チームともチャンスをつかむが、ディフェンスに阻まれ得点できず、2対1でMACサルトが初優勝を果たした。 -
伊那CATVがSTBを無料レンタル
伊那市の伊那ケーブルテレビジョン(株)は、テレビ放送の完全デジタル化移行にともない、加入世帯にたいし、デジタルチューナーSTB(セットトップボックス)1台を無料で貸し出す。
6日は、伊那ケーブルテレビ本社で記者会見が開かれ、向山公人社長が、STBの無料レンタルについて、説明した。
無料レンタルは、2011年7月24日のアナログ放送終了に向けて行う。
対象となるのは、アパートやマンションなどの共聴世帯を除く、伊那ケーブルテレビの加入世帯、2万2千世帯で、すでにSTBを導入している世帯も対象となる。
無料レンタルされるSTBは、地上デジタル放送のほか、東京キー局、コミュニティチャンネル、BSデジタル放送など、32チャンネルを楽しむことができる。
加入世帯へは詳細を書いたダイレクトメールを郵送する。STBの無料レンタルは6月1日から開始する予定。
伊那ケーブルテレビでは、このサービスの提供に際し、4億円縲・億5千万円の負担を見込んでいる。
なお、県内のCATV局でのSTBの無料レンタルサービスは、4局目となる。 -
アユの稚魚を放流
天竜川漁業協同組合は、6月下旬のアユ釣り解禁を前に、天竜川でアユの稚魚の放流を行った。
6日は、今年1回目となる放流が、伊那市の天竜川漁協前の天竜川で行われた。
稚魚は、琵琶湖産で、体長10センチ・8グラムほど。
6日は、漁協の組合員8人ほどが、伊那市・辰野町・箕輪町の天竜川で、450キロ、6万匹の稚魚を放流した。
6日を皮切りに、7月までの期間に15回の放流を行い、全体で、5トン、63万匹のアユを放流する。
漁協によると、ゴールデンウィーク中、気温が上がったため、川の状態もよく、琵琶湖産の稚魚も、大振りで、生きが良いという。
アユ釣りの解禁は、6月26日(土)。天候が順調であれば、解禁日ごろには体長20センチ・100グラムほど、シーズン後半の9月には、30センチ、250グラムを超えるアユが釣れるという。
遊漁料は、年間券8千円、日売り券は、2千円。 -
ハローワーク新所長に聞く
4月の人事異動でハローワーク伊那の新しい所長に柳沢幸さんが着任した。
柳沢さんは53歳。
現在の東御市、旧小県郡東部町出身で、1975(昭和50)年に入省。初任地は松本公共職業安定所だった。
その後、小諸、長野、岡谷、飯山、上田などをまわり、前任地の松本では次長を務め、4月に伊那の所長に着任した。伊那谷は初めてという。
趣味はDVD鑑賞で、名作・話題作を中心に300枚以上のコレクションがあるという。 -
新規求人が1年5カ月ぶり千人台
3月の上伊那の有効求人倍率は0.51倍で、15カ月ぶりに0.5倍台となった。中でも、新規求人数は1046人で、1年5カ月ぶりに千人台となった。
ハローワーク伊那の発表によると、3月の上伊那の有効求人倍率は0.51倍で、前の月の0.48倍より0.03ポイント上昇した。
県内のほかの地区と比べると、依然低めとなっているが、県平均の0.53倍に近づいていて、ハローワーク伊那では「回復傾向にある」としている。
内訳でみると、企業の新規求人数は1046人で前の月の770人より約280人増加した。
新規の求人数が千人台になるのは1年5カ月ぶり。
主に製造業などでの求人が増えたことが要因となっているが、正社員での求人は3分の1程度で、非正規雇用での求人が増えているのが現状。
一方、職を探している新規求職者数は1195人で、前の月の906人より289人増えたが、前年同月と比べると8.1%減少している。
実際に職に就いた就職者数は346人で、2カ月連続で増加した。
ハローワーク伊那では、今後も緩やかな回復傾向で推移するとみているが、正社員の求人が少ないことなどから、「依然として厳しい状況」としている。 -
小沢花の会 芝桜まつり始まる
伊那市の小沢花の会による芝桜まつりが、27日から広域農道沿いの花の公園で始まった。
小沢花の会では毎年この時期に芝桜まつりを開いていて今年で11回目となる。
小沢花の会によると、今年は天候不順により例年より3日ほど花が咲くのが遅いということで、現在、芝桜は3分咲き。
27日は、あいにくの天候となったが早くも観光客が訪れていた。
小沢花の会によると花の見頃は連休明けということだが、「多くの方に足を運んでいただきたい」と来場を呼びかけている。
期間中、2日から4日までライトアップされる。 -
元気づくり支援金 今年度上伊那分決定
長野県が市町村や住民の自主的な取り組みを支援する地域発 元気づくり支援金の上伊那分の今年度採択事業が決定した。
採択されたのは48件、約7千万円。
64件、約1億3500万円の要望に対して、採択された事業は48件、約7千万円。
伊那市分では、高遠ブックフェスティバルで町を案内するコンシェルジュ設立事業などに395万円、信州産雑穀を使ったビールの開発に140万円など19件、2808万円の事業が採択された。
箕輪町分では、赤そばと身近な食材の白そばによる地域おこし事業に365万円など6件、1078万円の事業が採択された。
南箕輪村分では、間伐材をウッドチップにして大芝高原に敷設する事業に262万円など2件、352万円の事業が採択された。
地域発元気づくり支援金は、約2300万円の枠で、5月末まで2次募集が行われる予定。