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中尾歌舞伎 本番に向け衣装合わせ
11月4日の中尾歌舞伎秋季公演に向け23日は、出演する役者が、本番で着る衣装を身にまとい、伊那市長谷の中尾座で稽古を行いました
着付けを担当するのは、復活以来、20年以上にわたり裏方として舞台を支える地元の女性2人です。
初舞台となる役者に対しては、着る順番や帯の位置などを確認しながら衣装を着けていました。
秋季公演の演目は、「義経千本桜 鮨屋の段」です。
源平合戦に敗れた、平家の大将、平維盛をかくまった鮨屋を舞台に、親子関係などを描いた悲話です。
中尾歌舞伎は、江戸時代からの歴史がありますが、太平洋戦争中に一時途絶えました。
戦後、40年のときを経て、昭和61年に地域の若者が、お年寄りの指導を受けて復活させ、今年で27年になります。
中尾歌舞伎秋季定期公演は、11月4日に伊那市長谷の中尾座で開かれます。 -
伊那愛石会 水石展
天竜川水系の自然石を集めた伊那愛石会の第52回水石展が27日から伊那市の坂下公会堂で開かれます。
会場には、山などの風景を連想させる石や模様が浮き出たような石など32点が並んでいます。
伊那愛石会は、上伊那地域の60代を中心に18人の会員がいて、自慢の逸品を持ち寄っています。
天竜川水系の中でも三峰川は、石の種類も豊富で全国的にも有名な河川だということです。
会員が投票で各賞を決め、伊那ケーブルテレビ賞には、伊那市東春近の河野三千昭さんが出品した水溜石が選ばれました。
沢渡の天竜川で見つけた巣立真黒石と呼ばれる種類だということです。
この道40年以上という会長の中村章さんは、「気に入った石を探し当てた時の喜びはひとしお。山や岩、滝などを石の中に見つけ出し、連想して楽しんでほしい」と話しています。
伊那愛石会の水石展は、27日と28日の2日間、伊那市の坂下公会堂で入場無料で開かれます。 -
竜西保育園で収穫祭
伊那市の竜西保育園で25日、収穫祭が行われ手づくりランタンに火が灯されました。
25日は、園児とその保護者の他、野菜作りでお世話になった地域のお年寄りなど260人が集まりました。
収穫祭では、手づくりのランタンに火が灯され、幻想的な雰囲気を味わっていました。 -
伊那小児童がカボチャの提灯づくり
伊那市の伊那小学校の児童が今日、27日に行われる「いなまちハッピーハロウィン」に向けカボチャの提灯を作りました。
25日は伊那小の4年生と5年生60人ほどが提灯を作りました。
カボチャの提灯150個が作られ、27日に中心商店街で行われるいなまちハッピーハロウィンで飾られます。
中心商店街のハロウィンは11年前に八幡町を中心に行われるようになり、現在は商店街の活性化に取り組んでいる伊那まちの再生やるじゃん会などが企画しています。
児童は、カボチャの中身を取り除き、思い思いの顔の形にくりぬいていました。
ある児童は、「手や服がべたべたになったけれどうまくできてたのしかった」と話していました。
いなまちハッピーハロウィンは27日に伊那北駅北広場などで行われます。
カボチャの提灯は全部で300個作られることになっていて、当日は午後5時に点灯式が行われます。 -
まほらいな市民大学同窓会総会
伊那市のまほらいな市民大学同窓会の総会が22日にいなっせで開かれました。
総会にはおよそ130人が出席しました。
まほらいな市民大学は、生涯学習の場として伊那市が開いているもので、その卒業生が同窓生として活動を行っています。
平成24年度の事業計画案では、一泊二日の研修旅行や、年3回会報を発行することなどが示され、了承されました。
平成24年度の予算はおよそ60万円となっています。
また、総会に合わせ、同好会の作品展示発表会が行われ、1年間の活動の成果、150点ほどが展示されました。 -
木のおもちゃプレゼント
伊那市は、木育事業の一環として来月から、生後6か月の子供に5千円相当の木のおもちゃをプレゼントする、ウッドスタート事業を始めます。
24日は伊那市役所で、定例記者会見が開かれ白鳥孝市長は、ウッドスタート事業のねらいについて、「伊那の木、伊那の職人が作ったおもちゃで遊び、自然への意識を高めてもらい、木工産業の振興につなげていきたい」と話していました。
プレゼントされるのは、積み木や、写真たて、離乳食用の食器など全部で6種類あり、市内の木工職人グループが制作したものです。
使われているのは、山桜や、カエデ、ナラなどの木材で、多くが伊那市内から出たものだという事です。
市では、来月からの6か月児相談で、絵本3冊か、木のおもちゃ1種類のどちらかを選んでもらい、希望した物を保護者に贈る事にしています。
伊那市では、平成22年度から、保育園などに木のおもちゃをプレゼントする木育事業を進めています。
市によりますと、伊那市では年間に600人あまりの子供が生まれているという事で、木のおもちゃが、広く使われる事により、木工産業の振興を図っていきたいとしています。 -
南大東小の児童17人来伊
青パパイヤが縁で伊那市と市民レベルの交流を続けている沖縄県南大東島の子どもたちが今日、伊那市役所を訪れました。
24日は、南大東小学校の5・6年生17人が、市の職員にに挨拶をしました。
伊那市と南大東島では、青パパイヤが縁で、市民レベルの交流を、6年前の平成17年から続けています。
今回の訪問では初めて、5年生が、伊那市内の企業6社で2日間にわたり職場体験を行う計画です。
また、6年生は、伊那西小学校の児童と交流を行う計画です。
5年生の代表児童は「いろいろな事を学んで島に帰りたい」、6年生の代表児童は「友達と思い出をいっぱいつくりたい」と話していました。
挨拶を済ませると、子供たちは、早速、市の担当者や、受け入れ企業の担当者に、手作りの名刺を配りPRしていました。 -
特別展「砲術家 阪本天山」
砲術家で「高遠藩学の祖」とされる阪本天山の直筆の書や、天山が発明した大砲の模型などを展示した、特別展が、伊那市立高遠町歴史博物館で24日から始まりました。
会場には、1778年に天山が世界に先駆けて発明した、角度を変える事ができる大砲「周発台」の模型や、当時使われていた火縄銃、火縄銃用の火薬入れなど85点が展示されています。
今回の特別展は、砲術家としての阪本天山に光をあて再評価しようと企画されたものです。
阪本天山は、1745年に高遠藩の家に生まれ、大阪で砲術を、江戸で儒学を学びました。
文武両道の気風を築いた高遠藩学の祖と称され、幕末に欧米の軍隊と唯一互角に戦う事ができたとされる和式砲術を発明しました。
オープニング式典では、白鳥孝伊那市長や、多くの資料を寄贈した天山の子孫の坂本悠紀子など4人が、テープカットを行い、特別展の開催を祝いました。
特別展は112月16日まで開かれています。 -
安心安全な地域づくりへ 意識高める
暴力や犯罪、事故のない安全な社会を目指す、暴力追放・地域安全伊那市民大会が20日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は大会に先駆けて、音楽を通じて消防団活動をPRしている伊那市消防団音楽隊が4曲を演奏しました。
大会には、消防団や交通安全協会などおよそ300人が参加しました。
白鳥孝伊那市長は「伊那市をあげて、暴力追放・地域安全を推進していきたい」とあいさつしました。
大会では、伊那警察署から事件や事故に関する報告があったほか、伊那市防犯協会女性部による朗読劇が披露されました。
夜間の自己防衛として、誰でもできる安全な服装の例を紹介していました。
最後に、暴力追放、犯罪や事故の防止に努めるとする大会宣言を確認し、参加者が「がんばろう」を三唱して意識を高めていました。 -
下県かっぽれくらぶ 保育園で踊り披露
伊那市美篶下県の有志でつくる下県かっぽれくらぶは23日、美篶保育園を訪れ、踊りを披露しました。
23日は、孫が保育園に通っているくらぶのメンバー5人が、「下県かっぽれ」を披露しました。
かっぽれは、宴会や祝い事などのおめでたい席で披露される踊りです。
下県かっぽれくらぶは、30年ほど前に発足し、年に10回ほど地域のイベントなどで踊りを披露しています。
今回は保育園からの要望に応え初めて行われました。
メンバーらは、踊りの振り付けを教え、園児と一緒に踊っていました。
他に、歌に合わせて踊りを披露すると、園児からは笑いが起きていました。
下県かっぽれくらぶの北原正男会長は、「地域の伝統を守るのと同時に、集落の繋がりを大切にしていきたい」と話していました。 -
上伊那の業況 先行き不透明
アルプス中央信用金庫の伊那谷経済動向調査によりますと7月から9月の業況について業況感を表す指数はマイナス41.0で前期より7.1ポイント悪化していることがわかりました。
上伊那地区内で7月から9月の業況について良かったとする企業は7.8%、悪かったとする企業は48.8%で業況感の指数はマイナス41.0と4月から6月に比べ7.1ポイント悪化しました。
アルプス中央信用金庫では、円高や海外経済の減速などに加え中国との関係悪化が予想され、先行きが不透明な状態となっていると見ています。
業種別では卸売業を除いたすべての業種でマイナスとなっています。
特に、小売業は28.1ポイント大きく悪化しました。
10月から12月の業況については5.5ポイント改善となると予想しています。 -
い~な伊那プレミアム商品券 早めの利用を
今年7月1日に発売された「い縲怩ネ伊那プレミアム商品券」の有効期限は10月31日までとなっています。
昨日現在の利用率はおよそ90%となっていて伊那商工会議所では早めの利用を呼び掛けています。
い縲怩ネ伊那プレミアム商品券は1万円で1万1000円分の買い物が出来る商品券で総額は2億2千万円が販売されました。
事務局の伊那商工会議所によりますと10月22日までに精算された商品券の換金状況はおよそ1億9700万円で、率にしておよそ90%となっています。
内訳は大型店が8100万円で41%。
JAが4400万円で22%。
商店などが7100万円で37%となっています。
商品券は市内の加盟店440店舗で利用することができ、期間は10月31日までとなっています。
伊那商工会議所では早めの利用を呼び掛けています。 -
果樹の収穫最盛期 今年は豊作
ぶどうやリンゴなど果樹の収穫が最盛期を迎えています。
今年は天候にも恵まれたことから出来は上々で豊作だということです。
伊那市西箕輪の、みはらしぶどう園。
ここでは、ぶどう狩りが楽しめる他、全国各地への発送も行って今が収穫の最盛期です。
夏、気温が高かったことや、ここ最近の朝晩の冷え込みで甘味が増し出来は上々だということです。
一方みはらしリンゴ生産組合長の笠松悟さんのリンゴ園。
笠松さんのリンゴ園では色が鮮やかで酸味があるジョナゴールドが収穫の最盛期を迎えています。
笠松さんは「玉伸びも良く甘さも十分」と話していました。
JA上伊那によりますと「今年は、病害虫の被害もなく、台風の影響なども少なかったことから果樹は全体的に豊作の年」と話しています。 -
新ごみ中間処理施設の建設候補地の地元、桜井区が学習説明会
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元、伊那市富県桜井区は、21日、環境影響評価・環境アセスメント準備書の学習説明会を開きました。
21日に開かれた学習説明会には、桜井区にある4つの常会から80人が参加しました。
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元、桜井区では、一昨年「新ごみ中間処理施設桜井区対策委員会」を立ち上げ、去年からは、年3回を目途に区が主催する学習説明会を開いています。
昨夜の学習説明会では、今月4日に公告された環境アセス準備書について、上伊那広域連合の説明を聴きました。
住民からは、「調査で出された数値は何年担保されるのか」「アセスを実施したのに、建設後問題が発生したという事例はあるのか」などの質問や、「桜井区を通る一般車両が何台増えるのか予測する必要があるのではないか」などの意見が出されていました。
桜井区では、新しいごみ処理施設について、区民全員で学習し考えていくために、今後も区主催の学習説明会を開催していくということです。 -
伊那市手良でトラクター事故
伊那市手良の60代男性が運転するトラクターが、近くを流れる川に転落する事故がありました。
事故があったのは、伊那市手良の棚沢川です。
60代後半の男性が運転していたトラクターが、川に転落しました。
午後1時5分に伊那警察署に通報がありました。
知人の話によると、男性は午前中に、田んぼを掘り返す作業をし、昼食をとりに帰る途中に転落したのではないかということです。
男性は意識があり、腰が痛いと話していたということで、伊那市の伊那中央病院に搬送されました。
伊那警察署によりますと、22日の事故をあわせて、今年は2件の農機具の事故が発生しています。
JA上伊那では、「秋起こしが始まる時期なので、農機具を使うときは充分注意して欲しい」と呼びかけていました。 -
西春近北小児童が山林で枝打ち作業
伊那市の西春近北小学校の児童が近くの山林で枝打ち作業を行いました。
22日は財産区議員の指導のもと、5年生と6年生60人ほどがヒノキの枝打ちを行いました。
枝打ち作業は、山の整備作業を通して森林の役割を学び、ふるさとの自然を大切にする心を育ててもらおうと毎年西春近北小と財産区が行っているものです。
22日作業が行われたのは、西春近柳沢のモチクイ平の山林で、児童たちは、のこぎりを使い、木材にするヒノキの枝を切り落としていました。
25日には西春近南小学校も藤沢川上流で枝打ち作業を行うことになっています。 -
語り継ぐ戦争 少年の塔慰霊祭
太平洋戦争中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り命を落とした青少年の霊を慰める「少年の塔慰霊祭」が22日、伊那市の伊那公園で行われました。
22日は出席者およそ30人が少年の塔の前で黙祷を捧げました。
慰霊祭は今年度、公益社団法人となった上伊那教育会が毎年行っているものです。
少年の塔は、鍬を持ち、遠い大陸から望郷の念にふける少年の像で昭和36年に建立されました。
22日は、大陸に渡ったまま再び古里の土を踏むことなく、亡くなった10代の少年たちの霊を慰めようと出席者が少年の塔に花を手向けていました。
満蒙開拓青少年義勇軍は戦時中の満州開拓事業の一環として組織されたもので、教育会が中心となり奨励していました。
しかし敗戦後、飢えや寒さ、病気で犠牲者が続出し、上伊那出身者で義勇軍となったおよそ800人のうち91人が命を落としています。
上伊那教育会では「若くして犠牲となった少年たちの記憶を風化させず語り継いでいかなげればならない。」と話し平和への誓いを新たにしたいました。 -
信州ねんりんピック作品展で県知事賞
9月に開催された信州ねんりんピック長野県高齢者作品展で伊那市の北原友子さんの作品が最優秀賞にあたる県知事賞を受賞しました。
22日、伊那市の伊那合同庁舎で賞状の授与式が行われました。
授与式では洋画の部で県知事賞を受賞した伊那市高遠町の北原友子さんをはじめ入賞者に賞状が渡されました。
北原さんの作品「記念日」は50号の大作で、審査員から生きる力が溢れ出すように表現されていることなどが評価されました。
北原さんは今年還暦を迎えたことから自分を励ます意味でこの絵を書いたということです。
信州ねんりんピック作品展は、60歳以上のアマチュアを対象にしたものです。
洋画のほか日本画や彫刻など6つの部門に全県から314点の応募があり、70人が入賞。
上伊那からは7人が入賞しています。 -
田原の耕作放棄地でイモ掘り
昨年度から耕作放棄地の解消に向けた取り組みを行っている伊那市東春近田原の住民は、新宿区の住民を招いて、焼酎用のサツマイモを21日収穫しました。
20日と21日の2日間、新宿区の住民およそ20人が田原を訪れ、きのこ狩りや郷土料理づくりなどの農村体験を行いました。
21日は、6月に植えた焼酎用のサツマイモ「黄金千貫」を収穫しました。
田原では、国の補助金を活用し昨年度からの2年計画で16ヘクタールの耕作放棄地の解消に取り組んでいて、今年6月に造成工事が完了しました。
新宿区との交流は、関係者だけでなく地区外の人を巻き込んだ取り組みにしようと行われているもので、今年で2年目です。
参加者は、イモを折らないよう慎重に収穫していました。
収穫したイモは、焼酎にして後日参加者に贈られるということです。 -
地蜂の巣コンテスト 愛好家が苦戦
地蜂の巣の重さを競うコンテストが、21日、伊那市で開かれました。今年は天候の影響でエサが不足し巣も例年の半分程度の重さということで、地蜂愛好家にとって苦戦の年になったようです。
午前8時半、会場のみはらしファームには、次々と巣が持ち込まれ、煙幕を使って気絶させた蜂を取り除く作業が行われていまいた。
コンテストは、伊那市地蜂愛好会が毎年開いているもので、今年で15回目になります。
愛好家らは、今年の6月末に山で蜂追いをして巣を採取し、地蜂に砂糖水やレバーなどを与えて育ててきました。
しかし、夏の間の猛暑や雨が少なかった影響で自然界のエサが不足し巣のできが悪く、例年の半分程度の重さだということです。
出品した愛好家も、今年は苦戦の年だったと話します。
審査の結果、今年初めて出品した伊那市富県の栗林秀吉さんが、3.5キロで優勝しました。
例年の優勝は4キロから5キロ台ですが、3キロ台
での優勝は、15年のコンテストの歴史の中で初めてだということです。
伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉会長は「来年に期待したい」と話していました。 -
伊那市荒井の内の萱 行者そばまつり
伊那市荒井の内の萱で、21日、行者そばまつりが行われ、多くの人でに賑わいました。
この日は、2千食のそばが用意され、開始間もなく長蛇の列ができていまいした。
まつりは、行者そばを通して地域の活性化を図ろうと荒井区が毎年開いているもので、そばの販売などを区民が行います。
行者そばは、奈良時代の始め頃、駒ケ岳へ修行に向かう際に内の萱に立ち寄った行者が、温かいもてなしのお礼にとそばの種を置いて行き、それを住民が大事に守り育ててきたと言い伝えられています。
訪れた人たちは、秋晴れの下、色づき始めた景色を眺めながら、打ちたてのそばを味わっていました。 -
伊那小学校相撲部 校内大会
伊那市の伊那小学校相撲部は、20日相撲大会を開きました。
伊那小学校の相撲部は創部5年目で、現在部員が41人います。
20日は男子はトーナメント、女子は総当たりで大会が行われ、児童は練習の成果を発揮していました。 -
宇宙開発の一端 体感
宇宙航空研究開発機構JAXAが、地域住民と意見交換をするタウンミーティングが20日、伊那市創造館で開かれました。
タウンミーティングは、宇宙開発の専門家と交流することで、その開発や研究の一端に触れてもらおうと、全国各地で開かれているものです。
長野県内での開催は2度目で、会場には、県内外からおよそ60人が集まりました。
この日は、有人宇宙環境利用ミッション本部事業推進部長の上野精一さんと、宇宙輸送系システム研究開発センターセンター長の沖田耕一さん、広報部長の寺田弘慈さんの3人が、これまで携わってきた事例や日本の宇宙開発について説明していました。
このうち、国際宇宙ステーション「きぼう」の開発に携わったほか、宇宙ステーション計画の総合調整やとりまとめを業務としている上野さんは、国際宇宙ステーションについて、日本が保有する「きぼう」の部分は、スペースシャトルで3回に分けて部品を運んだことなどを説明していました。
質疑応答では、普段聞くことができない宇宙開発について、多くの質問があがっていました。
ある男性の「長野県はものづくりの地域。その長野県が宇宙開発においてどのような役割を担っていけるのか」という質問に、上野さんは「長野県のものづくりの技術や精神が、日本のものづくりを支えている。逆にその技術を伸ばしていけるよう研究開発に努めていきたい」と話していました。
タウンミーティングは今回が84回目で、JAXAでは意見交換を積み重ねて、多くの人に宇宙開発に関心を持ってもらいたいとしています。 -
山寺区文化祭で鉄道の企画展
伊那市山寺区の文化祭が20日からきたっせで始まり、その中でJR飯田線の伊那北駅・伊那市駅の開業100周年を記念した特別企画展が開催されています。
企画展には鉄道模型や資料およそ1,000点が展示されています。
この展示を企画したのは山寺在住の尾崎晃一さんです。
尾崎さんは20歳のころから趣味で鉄道模型などを集めています。
会場には、昭和20年代、飯田線の客車の最後尾についていた尾灯や、当時 職員がつけていた腕章などが飾られています。
また、今回は駒ケ根市在住の小林哲さんがまとめた飯田線の歴史に関する資料や写真も展示されています。
山寺区文化祭は、21日まできたっせで開かれています。 -
上伊那郡中部科学作品展
伊那市と南箕輪村の小中学校の自由研究などを展示する上伊那郡中部科学作品展が20日から伊那市の富県小学校で開かれています。
会場には、伊那市と南箕輪村の小中学校20校から、夏休みの自由研究などを模造紙にまとめた作品、176点が展示されています。
科学作品展は市と村の小中学校の教師でつくる中部理科委員会が、自由研究などの成果を互いに見てもらおうと毎年開いているものです。
委員会では、「まとめかたやテーマなど、来年度の自由研究の参考になると思う。子供ならではの着眼点に触れられるので子供だけでなく大人も見に来てほしい。」と話していました。
上伊那郡中部科学作品展は21日まで富県小学校で開かれています。 -
伊那中学校吹奏楽部 定期演奏会に向け練習
伊那市の伊那中学校吹奏楽部の定期演奏会が21日に開かれます。
吹奏楽部では、定期演奏会に向け夏休み明けから平日のほか、土日も練習に励んでいます。
伊那中学校吹奏楽部は部員60人で活動しています。
定期演奏会では、市内でピアノ教室を開いているピアニスト林智子さんと一緒に演奏する曲など、9曲を演奏します。
部長の重森七佳さんは、「3年生にとって最後の演奏会になるので、聞いている皆さんに楽しんでもらい、悔いの残らないよう演奏したい」と話していました。
伊那中学校吹奏楽部の第9回定期演奏会は、明日午後2時30分から、伊那文化会館で開かれます。 -
新山まつり 地域交流深める
伊那市新山地区の秋の恒例行事新山まつりが14日行われ家族連れなど多くの人で賑わいました。
新山集落センターでは、お菓子などの宝投げが行われました。
新山まつりは地域住民の交流を深めようと毎年この時期に行われていて、今回で28回目となります。
まつりでは、地元農産物の販売や演芸大会などが行われ賑わいをみせていました。
集落センター近くにある休園中の新山保育園では子どもたちが園庭の遊具を回ってシールを貼り、5つ以上たまると綿菓子がもらえるコーナーが設けられました。
このコーナーは住民有志でつくる「新山の保育園、小学校について考える会」企画したものです。
子どもたちは遊具で遊んだあと綿菓子をもらいお祭りの雰囲気を楽しんでいました。
新山まつりには子どもからお年寄りまで多くの人が集まり、秋の1日を楽しんでいました。 -
中ア・南ア 初冠雪
秋も深まりいよいよ冬の便りです。
中央アルプスと南アルプスが19日初冠雪しました。
中央アルプスは、去年に比べ20日ほど早まりましたが、平年並みだということです。
ロープウェイ山頂駅に併設し、標高2,612メートルの中央アルプス観光(株)ホテル千畳敷によりますと、11月11日だった去年に比べ20日ほど早い初冠雪でした。
去年は、特に遅かったため今年は、平年並みだということです。
平成5年以降では、最も早かったのが平成20年の9月29日、最も遅かったのが平成6年の11月16日だということです。
ホテル千畳敷の北原さんによりますと、カール付近の積雪は4センチほどだということですが、登山客の話では、標高2956メートルの駒ケ岳付近は、30センチほど積もっているということです。
南アルプス林道バスによりますと南アルプスでは2500メートル以上で積雪があったということです。 -
池上秀畝の屏風絵展
伊那市高遠町で生まれ、花鳥画や山水画を得意とした日本画家「池上秀畝の屏風絵展」が20日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
伊那市山寺の常円寺のために秀畝が描いた「龍虎図(1933)」
冬の諏訪湖を描いたとされている「初雪(制作年不詳)」
花鳥画を追求していた秀畝ならではの作品「牡丹孔雀(1931)」
これらの屏風絵は、一般に公開されることの少ない個人が所有している秀畝の作品です。
会場には、屏風7点と市内の小中学校が所有している掛け軸2点が展示されています。
池上秀畝は、明治から昭和にかけ日本画の伝統を重んじた流派の中心人物として活躍した高遠町出身の日本画家です。
屏風絵は、中国で生まれた風や人目を避けるための調度品で、日本には7世紀に伝わったとされています。
6つ折りの屏風が左右一対になったものを六曲一双屏風といい、一対を並べると横幅は7メートルほどになります。
池上秀畝の屏風絵展は、20日から11月25日日曜日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
期間中、オリジナルの屏風をつくるイベントや学芸員によるギャラリーツアーが行われます。 -
伊那愛樹会 秋季盆栽展
箕輪町から宮田村までの盆栽愛好家でつくる伊那愛樹会の秋季盆栽展が19日から、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、会員10人の作品31点が展示されています。
数種類の松の他、リンゴやモミジなど季節の盆栽が並べられています。
作品の中には、全国公募の国風展に入選した樹齢120年を越える松もあります。
他にも、小さな松を使って空間を楽しむ作品も展示されています。
会員の伊藤武夫さんは「丹精込めて育てた盆栽を見てほしい」と多くの来場を呼び掛けています。
伊那愛樹会の秋季盆栽展は、21日日曜日まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。