-
ナイター野球リーグ開幕
宮田村のナイター野球リーグ(向山和孝会長)は17日夜、9チームが参加して宮田球場で開幕した。昨季から2チーム減ったが、心機一転、半年に及ぶ長いシーズンで熱戦を展開する。
開幕式では、昨季優勝の愛球クラブ、準優勝のGs、3位のJAルーラルが優勝旗やトロフィーを返還。
JAルーラルの平澤厚さんが「有意義にプレーを楽しむことを誓います」と選手宣誓した。
清水靖夫村長が打者、新井洋一教育長が投手となって始球式。見事な制球で新井教育長に軍配があがった、
開幕試合はJAルーラルと里宮クラブの対戦。久しぶりに白球の感触を確かめ、プレーを満喫していた。
ナイター野球は前身の早起き野球を受け継ぎ10数年続く伝統のリーグ。近年はチーム数の減少が続くが、こよなく野球を愛する人たちがプレーを楽しんでいる。
昨季まで参加していたナイトホークスとクレイジーモンキーが合併した新チーム「ゴールデンモンキーズ」も参戦。今季も熱い戦いとなりそうだ。 -
園児が愛着込めてポストピカピカに
宮田村西保育園の年長園児33人が17日、JR宮田駅前のポストを清掃した。ポスト愛護週間(15日‐21日)の一環。ぞうきんを使って隅々まで磨き、風雨に耐えて役目を果たしているポストへの愛着を深めた。
グループに分かれて作業。汚れをふき取りきれいになると、「ピカピカになった」と喜んだ。
宮田村郵便局の中村文昭局長は「みんなのおかげで、ポストさんも良い顔になった。大切な郵便を入れるもの。これからも、みなさん可愛がってください」と感謝した。 -
実際に公道歩いて高齢者の交通安全教室
宮田村町2区と同地区のボランティア「ともいきの会」は17日、高齢者の交通安全教室を開いた。村駐在所の協力で、公道に出て、横断歩道や道路の歩き方を再確認。参加した約40人は、自分の命は自分で守ろうと、交通ルールを見つめ直した。
教室は2回目だが、公道に出ての実地体験は初めて。村駐在所の雨宮則彦所長が、状況に応じた正しい歩行を指導した。
横断歩道は一人づつ渡り、手をあげて左右を何度も確認した。
「子どもたちが手をあげて渡るのは見ているけれど、分かっていても我々大人にはなかなかできない」とある参加者。
雨宮所長は「気恥ずかしいかもしれませんが、体全体を使って自分の命を守ると思って、やってください」と呼びかけていた。 -
里宮神社の春祭
夜来の雨も上がり、青空が広がった16日、宮田村町3区の里宮神社で春祭がのどかに繰り広げられた。氏子らは満開の桜の下にござを敷き、重詰のごちそうにはしを運びながら、特設ステージで繰り広げられる演芸を楽しみ、近所同士、酒を酌み交わし、陽春の1日を楽しく過ごした。
神事、新氏子の紹介と続いたあとはお待ちかね、演芸大会。梅が里宮田太鼓子ども連の元気いっぱいの演奏で幕開け。カラオケや各班の出し物などが舞台を飾った。 -
熊野社で例祭
宮田村大久保区の熊野社の例祭は15日宵祭り、16日本祭りでにぎやかに行われた。
15日、夕闇迫る大久保集落センターに集合した祭典委員や祭囃子保存会、子ども連らは、地域住民を前に、囃子の演奏やしし舞、悪魔払いを披露した後、鉦(かね)太鼓の音もにぎやかに隊列を整え、熊野社までお練り道中を繰り広げた。
祭提灯が灯る神社境内では、祭囃子保存会が悪魔払いやしし舞を奉納し、祝宴で盛り上がった。
翌16日も神社境内で、しし舞と悪魔払いを奉納し、五穀豊じょうと地域の安ねいを祈った。 -
防犯女性部がオレオレ詐欺を寸劇で
未然防止を地域に啓発オレオレ詐欺の被害を未然に防ごうと、宮田村の防犯女性部(小田切久美子部長)は、寸劇仕立てで地域に啓発しようと立ち上がった。17日に町2区の高齢者を対象に・ス初上演・ス。詐欺の現場をリアルに再現し「疑問に思ったらお金を振り込まず、駐在所などへ連絡して」と呼びかけた。今後も各地区の敬老会などに参加を予定している。
「ビラ配りなど、単なる呼びかけではなく、何か形に残るような訴えができないものか」。女性部の反省会でメンバー全員同じ意見で一致した。
「寸劇ならば、分かりやすく話しもできるし、私たちにもできそう」。家庭を守る主婦としても忙しい身だが、約1カ月かけて練習を積んだ。
台本は警察署員に手助けしてもらいながら、自分たちでさらに肉付け。「村の財産をみんなで守ろうという気持ちで、みんなで考えました」と小田切部長は話す。
初演前日も最後の練習。人数が足りないため急きょ、村駐在所の雨宮則彦所長に犯人役をお願いした。
迎えた本番。町2区と地域ボランティア「ともいきの会」が主催した交通、防犯教室の一環で、約40人の高齢者らが出席した。
4人の部員はメイクや衣装を着て役づくり。オレオレ詐欺の電話がかかってくる所から始まり、上手に撃退するまでを演じた。
「村民レベルで啓発しあえるような体制に持っていけたら」。機会あるごとに、地域で上演していきたいと話していた。 -
青年海外協力隊の春日さんが帰国報告
青年海外協力隊員として2年間、アフリカのマダガスカルに派遣されていた宮田村南割区の看護師、春日広美さんが17日、同役場を訪れて清水靖夫村長に帰国報告した。同国の医療の現況や仕事内容などにふれ「やり残したこともあるが、今後も医療をきちんと学んでいきたい」と話した。
首都から400キロほど離れたマルボアイという町の県立病院に勤務。診療所でのワクチン接種から、学校をまわって子どもたちに歯みがきや手洗いなどの指導までこなした。
現地では、言葉の壁や腸チフスで2週間寝た経験もあったというが「家族のつながりを本当に大切にしていて、人当たりもいい。今、マダガスカルに帰れって言われたら飛んで行きたい気持ち」と笑顔で話した。
帰国から1週間ほど経過し、勤務先の昭和伊南病院(駒ヶ根市)にも復帰。「向こうは本当にゆっくり。日本は目まぐるしくて、職場でも緊張している」と続けた。
清水村長は「マダガスカルで感じた人間関係、人を思いやる気持ちを大切にして、今後の仕事も頑張ってください」と励ました。 -
建設労連が太子講
宮田村の建設関連の職人らで構成する上伊那建設労働組合宮田支会(間山光会長、53人)は15日、宮田小学校横に設けてある太子祠で「宮田太子講」を開いた。約20人の役員が出席。業界の発展や工事の無事などを祈願した。
多くの寺院を建立し、建築用の万能計算機でもある「差し金」を考案したと言われる聖徳太子は、建築職人にとって信仰の対象。
宮田村でも大正初めに祠が造られ、1962年4月に現在地に移された長い歴史を持つ。
太子講も毎年4月に開いており、この日も仏事を挙行。白心寺の山田弘之住職の読経に手をあわせた。
「我々も初心にかえりながら、今年1年仕事に励んでいきたい」と間山さんは話していた。 -
駅前でさくらまつり
宮田村のJR宮田駅前で14日夜、さくらまつりが開かれた。近くの商店主や事業主らでつくる「宮田駅前共同体(MSC)」が企画。多くの住民が訪れ、酒などを酌み交わしながら夜桜見物を満喫した。
まつりは10年以上継続。MSCのメンバーが駅前の桜にボンボリを付けてライトアップしたほか、イルミネーションも点灯して会場を設営した。
会費千円で飲み放題とあって、花も酒も大好きな地域の住民が多数来場。少し肌寒かったが、可憐な花をつまみに春の宴(うたげ)を楽しんでいた。
ボンボリの点灯などは桜が開花している間は継続する予定。MSC会長の伊藤博康さんは「駅前を明るくしたいとみんなで協力している。少しでも活性化につながれば」と話していた。 -
異例の若さで唄導師に抜擢
24日大本山の法然上人法要で宮田村町2区にある浄土宗・白心寺の山田弘之住職(44)が、24日に同宗大本山清浄華院(しょうじょうけいん・京都市上京区)で催行される御忌大会(ぎょきだいえ)で唄導師を勤めることになった。40歳代の若さでの抜擢は極めて異例。大僧正にかわって宗祖・法然上人の法要を営む大役だが「ご縁あってのこと。しっかりと勤めあげたい」と話している。
御忌大会は総本山知恩院(京都市)と、清浄華院を含め5つの大本山で4月中に行われる。
6寺院合計で18人の唄導師が選ばれるが、大半は60歳代半ばから70歳代。山田住職は「年齢だけを考えればご遠慮したいとも考えたが、このような大役が来たのもご縁と感じて引き受けさせて頂いた」と話す。
法要は約40分もの間、唄導師が追悼文を読みあげる。いつもの読経とは全く違う独特な節回し。また、清浄華院の場合は唄導師を助ける従者がいないため「自分が間違えれば全てが止まってしまう」と重圧も大きい。
寺院にとって春は忙しい時期ではあるが、5回に分けて10日間、清浄華院で習礼(しゅれい、リハーサルの意味)を積んだ。
通常は大僧正など最高位の僧侶しか着ることのできない緋衣(ひのえ)を身にまとう、一世一代の法要。当日は白心寺の檀家約120人も駆けつけ、住職が行う法要に参加する。 -
消防委員会
宮田村消防委員会は13日開き、新年度から2年間の役員体制を決めた。委員長は2期目となる近藤満さん=町3区=、副委員長は久保田秀男さん=中越区=を新たに選んだ。
村と消防団が本年度の事業計画を説明。2年計画で整備するデジタル波防災行政無線や、心肺蘇生に使うAED(自動体外除細動機)の新規導入などを話した。
近藤委員長は消防団員の確保対策にふれ、「各種消防大会の時に、団員の子どもたちなどに見学させてはどうか。お父さんが頑張っている姿を見せる良い機会で、団員の確保につながると思う」と提案した。 -
ミニデイがイチゴ狩りで春を満喫
宮田村社会福祉協議会が村内全10地区で開いているミニデイサービスは18日まで、駒ヶ根市内の農園に出かけてイチゴ狩りを楽しんでいる。参加した高齢者は春の味覚を満喫していた。
介護保険対象外の高齢者を対象者に、日替りで各地区巡回するミニデイ。イチゴ狩りは春の風物詩となるほど好評で、毎年続けている。
14日は町3区の17人が訪れ、さっそく真っ赤に熟した実をもぎとった。口に運ぶと、満面の笑みに。「ほんと、美味しいねぇ。心待ちにしていた甲斐があった」と喜んだ。
社協職員から「年齢の数だけ食べるんだに」とハッパをかけられる姿も。「もういい年だで。そんなに食べれん」と言いながらも、次のイチゴに手を伸ばしていた。 -
野ひばりの会が定期直売中止も味覚づくりで新たな展開
宮田村の農村女性グループ「野ひばりの会」は、発足当初から継続してきた農産物の定期直売を今年は見合わせることにした。一方で試行的に販売し好評だった手作りコンニャクについて研究を深めるなど、地産地消も考慮に入れた味覚づくりに力を注ぐ。時代のニーズにあわせた新たな展開で、13日夜に開いた本年度総会で決めた。
温泉などがある村内の交流施設「こまゆき荘」で行ってきた農産物の直売。以前は夏季を中心に月に1回ほど開くなど盛況だったが、一昨年からは年2回と減少していた。
品揃えの確保が困難になったことや、各種直売所の充実で客足が遠のいたことが理由だが、この日の総会では「時代にそった形にすべきで、新たな展開を考えるべき」と会員の意見が一致。
直売と同じく以前から熱心に取り組んできた、郷土料理や新たな味覚の開発をさらに一歩前進させようと、本年度の事業計画を決めた。
ただ、来月に控えたこまゆき荘10周年記念イベントや12月の山ぶどうワイン祭りなどの各種行事には積極的に参加し、開発した味覚の販売などを行っていく。
役員改選もあり、新たな会長には田中みち子さん=大田切区=が就いた。新役員は次の皆さん。
▽会長=田中みち子▽副会長=太田芳子▽連絡員=小澤道子、太田照子、平澤菊美、小田切みさえ、田中いせ子▽監事=田中いせ子、橋爪千春 -
つどいの広場開設に向けて、若い母親と懇談
宮田村は14日、子育て支援対策で6月に開設予定のつどいの広場(仮称)について意見を聞こうと、若い母親を交えた懇談会を開いた。村と広場の運営を受託予定の社会福祉法人の担当者が、利用料の設定や設備についての要望などを直接聞いた。
「意見を聞き、柔軟に事業内容を決めていきたい」と村内の子育てサークルに参加を呼びかけたもの。5人ほどの出席者だったが、子育て中の母親を代表して想いを届けた。
駒ヶ根市にある同様の広場を以前は利用していたという声が挙がったが「無料から有料になり、さらに市外の人は割高な料金設定で、足が遠のいてしまった」などと意見した。
宮田村のつどいの広場は、町2区の仲なかふれあいセンターに開設。乳幼児とその親を対象に、遊んだりしながら交流を深める場所として計画している。
同センターで村福祉作業所を運営する社会福祉法人親愛の里(松川町)が、同様に村からの委託で運営を予定。看護師など有資格の専門職員が常駐して各種相談にも応じる。
懇談では専門職員の対応も話題になり「他の広場では職員が厳し過ぎる所もある。ガチガチになると利用しづらい」と意見も出た。
また、食事が取れるスペースや子どもが使い易いトイレ整備なども要望で挙がった。
懇談に出席したある母親は「周囲でも広場に対して関心が高まっている。子育てしていると相談したいことも数多くあり、期待している」と話していた。
村は乳幼児検診でアンケートを実施したほか、今後もあらゆる機会を通じて要望、意見を聞く方針で、電話でも受け付けている。村住民福祉課国保児童係85・5861まで。 -
保育園で給食開始
宮田村3つの保育園は13日から、未満児と年少園児の給食が始まった。家で食べる食事とは違い、友人とともに机を並べて楽しく会食。多くの園児がほとんど残さず食べきった。
中央保育園の年少園児も各教室で初めての給食。入園から10日ほど経過して生活に慣れてきた時期でもあり、子どもたちはモリモリ食べていた。
調理員が健康や味に気を配り、心をこめてつくってくれたメニューの数々。「うちのと同じで美味しいよ」と、たいらげた後のきれいになった食器を自慢げに見せる園児の姿もあった。 -
ゲートボールリーグ戦開幕
球春到来‐。宮田村ゲートボール協会主催のリーグ戦(加納義厚会長)は13日、中央グラウンドで開幕した。昨季と同じ6チームが参加。10月まで熱戦を繰り広げる。
開幕式では加納会長があいさつ。白鳥剛公民館長は「冬に積んできた練習の成果を存分に発揮してください」と激励した。
さっそく試合開始。最高齢は90歳を超えるが、元気にプレーを楽しんでいた。
昨季は大田切が5年ぶりに優勝。今季も半年に及ぶ長丁場で50試合を予定しており、仲間との絆、健康増進を深めつつ勝利を目指す。 -
JA伊南地区杯マレット
第49回JA上伊那伊南地区杯マレットゴルフ大会が12日、宮田村マレットゴルフ場で開かれた。伊南各地区から108人が出場。シーズン初めの大会で腕を競った。
今季のオープンをしたばかりの同マレットゴルフ場で、出場者はプレーを満喫。新緑に包まれた久しぶりの競技会に、自慢の腕も鳴った。
地元宮田村の唐沢治男さんが2位に2打差をつけて優勝。今季開幕の主要大会を制した。
上位の結果は次の通り。
【総合優勝】唐沢治男(宮田村)109
【男子】(1)斉藤昭二(中川村)111(2)倉田東亜(宮田村)112(3)森田孝司(同)113
【女子】(1)山口ひで子(駒ヶ根市)112(2)山本かね子(同)112(3)小田切宏子(宮田村)115
【混合】(8)下島一男(飯島町)114(9)宮崎忠雄(中川村)115(10)村井敏雄(駒ヶ根市)115
【ホールインワン】倉田東亜、宮崎勝司、尾形正 -
業務上過失致死罪の男性 禁錮2年6月
横断歩道を渡ろうとしていた女性=当時(75)=を車ではね、死亡させた罪に問われていた伊那市西春近、無職溝上康時被告(81)に対して地裁伊那支部は13日、執行猶予3年、禁錮2年6月(求刑禁錮2年6月)の判決を言い渡した。
起訴状によると、普通貨物自動車を運転していた溝上被告は昨年10月8日午前9時55分ころ、宮田村の県道交差点を駒ヶ根方面から伊那方面へ直進している時、女性をはねた。この事故で女性は脳挫傷などのけがを負い病院に搬送されたが同月14日午後5時05分ころ、死亡した。
同被告は横断歩道の前方約57メートル地点で女性が歩道脇に立っている姿を確認しているにもかかわらず、女性が横断しないものと思い、時速30キロで直進。折から横断を開始した女性を前方約7メートル地点に迫ってからようやく認め、ブレーキをかけたが、車両左前部を衝突させ、路上に転倒させたもの。 -
商工会青年部が宮田高原活性化で村に提言書
宮田村商工会青年部は12日、宮田高原の活性化に向けた提言書を清水靖夫村長に提出した。既存の環境と施設を有効活用してソフト面を充実する案のほか、オートキャンプ場への転換など具体的な案を複数提案し、「村最大の資源でもある高原が、素晴らしい観光スポットになるよう検討して」と求めた。
キャンプ場利用の伸び悩みや、牧場運営の厳しさなどから事業の見直しも迫られている同高原。
商工会青年部は以前から提言を行い、一昨年と昨年には木製遊具を手作りしたほか、リンゴオーナーのキャンプに協力するなど、実際に高原の活性化に取り組んできた。
提言書では、具体案に加え、村への要望として「もっと、村職員の皆さんと企画や内容について議論する機会を設けてほしい。一緒になって取り組みたい」と盛り込んだ。
前林裕一部長から提言書を受け取った清水村長は、「これだけの資源。考えれば手段はあるはず。皆さんの力も借りて検討していきたい」と答えた。 -
宮田村商工会青年部総会
宮田村商工会青年部(前林裕一部長)は12日夜、本年度の通常総会を開いた。「成功への情熱」をスローガンに、商工事業の発展に限らず、地域活性のために幅広く取り組んでいこうと誓い合った。
同部は前年度に創立40周年事業で見事に成功を収め、次代を担う子どもたちを対象にした慈善事業なども精力的に展開した。
前林部長はあいさつで事業の成果にふれ「私たちの自信にもなった。部員一丸となって、さらなる飛躍を図りたい」と呼びかけた。
本年度も5つの委員会を設け、人と人とのつながりを通じて村の元気づくりに取り組む考え。魅力ある特産品づくりの研究なども計画している。
席上、新たに加わる1人に部員バッジを貸与。部員総数は49人となり、若手のリーダーとして地域をけん引しようと再確認した。 -
池田君が全日本年賀状コンクール絵手紙部門で信越支社長賞
第3回全日本年賀状大賞コンクール(日本郵政公社主催)の絵手紙小学生低学年部門で、宮田村宮田小学校2年の池田拓郎くんが信越支社長賞を受賞。同支社長賞は他部門の一般を含めても県内で2人だけ。13日に同小で伝達式を開き、宮田郵便局の中村文昭局長らが快挙を祝福した。
クラスの仲間と一緒に絵手紙を書いた池田君。干支の犬をマジックで描き、「漢字をていねいに書きます」と新年の目標を添えた。
「彼は絵が得意とは言えなかったが、自信になったと思う。漢字練習もきれいに書くようになりました」と担任の唐澤剛俊教諭。
この絵手紙がきっかけとなり、池田君は新年の年賀状も何枚かイラストにチャレンジしたという。
表彰状を伝達した中村局長は「本当に協力的に取り組んでくれてうれしい」と、一緒に受賞を喜んでいた。
同部門は信越管内から296点、全国では9102点もの応募があった。うち宮田小からは58点が出品された。 -
商工貯蓄共済の融資利子初年度分100%補給へ
宮田村商工会が独自に新制度宮田村商工会は独自に、商工貯蓄共済の融資で初年度分の利子に限って5万円を上限に全額補給する新たな制度を設ける。期限、制限付きながら利子補給・ス100%・スは画期的。同共済は商工会員のほか、会員事業所の従業員も利用可能で「直接的に支援、優遇することで、村内経済の活性化につながれば」と村商工会では話している。
同共済は全国商工会の統一制度として設けられ、商工会員とその家族、さらに従業員も加入できる。
有利な金利で融資のあっせんも受けられるが、宮田村商工会は以前から3年を限度に金利に対して1%の利子補給を実施してきた。
今回はさらにその優遇を増強し、初年度分の利子を全額補給することに。一企業、一個人で5万円の上限はあるが、金利の負担軽減になりそうだ。
該当する融資は返済期限1年以上で、来年3月末までに借り入れたものが対象となる。
財源は同商工会が自立を目指して取り組む独自の収益事業の差益を充てる。
同商工会員は現在278事業所。うち同共済には152の事業者、個人が加入している。利子補給制度に関する問い合わせは村商工会85・2213まで。 -
みやだ夏祭り7月16日に決定
今年で17回目を迎える宮田村の「みやだ夏祭り」の開催日が、例年通りに祇園祭翌日の7月16日に決まった。11日夜に関係者が集まって確認し、慣例に従って大会長は村長、実行委員長は商工会長が就くことも決定した。
村長、助役、議長、農協、商工会、区長会、むらおこし事業実行委員会、祇園祭総代ら関係者が懇談した。
今まで参加団体や区長会などで話し合ってきた内容を説明。
踊りが主体の祭りについて、将来的な活性化の注文はあったが、今回は従来通りの日程で継続することに意義はなかった。
今後は4月下旬に実行委員会を立ち上げて、細部を煮詰める。
また、活性化に向けて実行委メンバーを新たに公募するほか、新規の参加団体も積極的に募る考えで、近く全戸にチラシを回覧する。
同夏祭りは前回2年前から隔年開催になるなど、変化もみられるが、実行委員会事務局の村産業建設課は「若者などより柔軟な発想、意見を吸いあげていきたい」と幅広い参画を求めている。
問い合わせなどは同課85・5864まで。 -
手づくり弁当広げて、桜の下で春を満喫
宮田村の心の病と向き合う当事者グループ「さくら」と村福祉作業所の30人は12日、中川村の大草城址公園に足を運び、花見を楽しんだ。出発前に全員で弁当を手づくり。咲きほこったサクラの下で舌鼓を打ち、春を満喫した。
ビンゴゲームなど楽しみながら、バスで到着した一行。ピンクに染まった木々の鮮やかな姿に「きれいだねぇ」と目を輝かせた。
さっそくシダレザクラの下に陣取り、宴(うたげ)を開始。自分たちでつくったおにぎり、唐揚げ、卵焼きなど色鮮やかな弁当を広げた。
花をめでながら、食欲もモリモリ。ポカポカ陽気にも包まれ、時間を忘れて談笑していた。
さくらは毎年花見を行っているが、弁当持参は初めて。「いつか桜の下でお弁当広げたいね」と話し合っていただけに、今回の花見は格別な様子だった。 -
宮田小交通安全教室
宮田村の宮田小学校は12、13日、交通安全教室を開いている。各学年ごと歩行や自転車で路上に出て、正しいルールを再確認。事故に遭わないよう、判断力なども養った。
学校周辺を巡るコースで、1、2年生は歩行、3年生以上は自転車で走行した。
そのうち初めて路上の自転車走行が許される3年生は、基本的な乗り方から学習。村駐在所の雨宮則彦所長から、発進、停止、方向指示の出し方などについて説明を受けた。
実際に自転車に乗って練習。ブレーキのかけ方など不慣れな姿もみられ、教諭や雨宮所長からアドバイスを受けていた。
3年生には今後、保護者の許可を得て免許証が改めて交付される。 -
営農組合懇談会
村内農家全戸参加で設立した宮田村営農組合(原田博安組合長、709戸)はこのほど、各地区で懇談会を開いた。
農地利用委員会と集団耕作組合を再編、一本化する形で今年1月に発足した同組合。地代制度も含めて変更点も多いため、懇談会では事業内容などを説明して組合員に理解を求めた。 -
宮田小1年生の給食開始
宮田村の宮田小学校で、新1年生の給食が始まった。入学から1週間がたち、元気に学校生活を送ろうと、モリモリ食べる子どもたちの姿がみられた。
多くの児童は保育園や幼稚園で給食は体験済みだが、学校給食は配膳など自らすることも多い。
給食の量も成長にあわせて増えるが、心をこめてつくってくれる調理員の皆さんに感謝し、美味しい給食に舌鼓を打っていた。 -
地域づくり支援事業29件を認定
宮田村は10日、住民の自主的なむらづくりを助成する「地域づくり支援事業」の認定を行い、申請があった33件のうち29件を認定した。子どもの安全対策など、地域問題を正面からとらえ事業化する地区、団体が増えており「支援事業も3年目を迎え、有効に活用する動きが広まってきた」と村総務課では話している。
同事業は村が290万円を予算化。区や地域性の高い活動をする団体が対象で15万円を上限に補助する。
この日は花壇整備の街並みづくり事業分で17件、公共性の高い事業に配分する一般分は12件それぞれ認定した。
一般分では7事業が前年度からの継続だが、南割区、大田切区、新田区の通学路の安全対策、大原区の公園整備、地域情報紙「おおはら」を発行する会の発行事業、大久保区の水路改修事業が新規で認めた。
認定しなかった4件のうち3件は書類不備などで保留。整い次第認定するか、2次認定にまわす。大久保区から申請があった「松食い虫対策」は村が事業化するため認定を見合わせた。
今回の29件で交付する事業費は224万円余り。5月末まで2次申請を受け付けており、村では積極的な活用を呼びかけている。詳しくは総務課企画情報係85・3181まで。
認定団体、事業内容は次ぎの通り。
▽一般分【宮田城址保存会】城址整備、公園化【大原区】第1公園を整備し、安全に遊べる環境整備。【ともいきの会】交流会開催や機関紙発行【北割区】村道の修繕整備【いきねっと】男女共同参画を中心に講演会、学習会【南割区】通学路の安全確保で車止め設置、枝打ちなど【地域情報紙「おおはら」を発行する会】情報共有により支えあい【大田切区】枝打ちなど通学路危険箇所の改善【町1区】歩道修繕と蛍光塗料による標示【町3区】防災倉庫と救護機材の整備【大久保区】側溝の修繕【新田区】枝打ちなど通学路の安全確保
▽街並みづくり事業分=花と緑のある街角づくり会、大久保ふれあい歌壇ボランティア、おおはら花の会、米松会、3班辰巳会、里宮花の会、新田区、いきいきサロン、大田切曙会、北割寿会、つつじが丘景観委員会、北割5班婦人部、一輪の会、町三区、河原町通り景観委員会、三一会、仲町モール商店会 -
地域で子どもを指導する学校週5日制講座が5年目
地域の人たちに技術や能力、趣味などを活かしてもらい、子どもたちを指導する宮田村教育委員会の学校週5日制対応講座。5年目を迎えた本年度は昨年よりも1つ多い10講座が月に1回程度開く予定で、小中学生の募集を開始した。あわせて指導を引き受けてくれる住民有志も幅広く受け付けている。
学校5日制の理念でもある「生きる力」を育むために始まった同講座。休日に学校では学べない体験をしてもらおうと、地域有志が協力している。
昨年度は、生け花から礼儀作法、カンフー体操、工作などまで多彩な9講座を開講。小中学生は自分の好きな講座を自由に選ぶことができ、昨年度はのべ111人が登録した。
本年度も各講座ともに4月から開始予定。新たにキンボールも加わる。
村教委は小中学生の受講生、住民有志の指導者をともに募集中。詳しくは同教委85・2314まで。
開講予定の講座は次の通り。
楽しいいけばな、お茶を楽しみませんか礼儀作法、やさしい手芸パッチワーク・世界の刺繍、カンフー体操、本と織り、将棋、わくわく木の虫と工作、みんなの前でお話をしてみよう、サタデーシンガーズ、キンボール -
通学路安全のため樹木伐採
児童らの通学路に覆い被さる樹木の枝を取り除いて見通しを良くしようと宮田村の大田切区(田畑睦夫区長)は9日、区民有志による伐採作業を区内の2カ所の道路で行った。約20人の住民が集まり、道路に大きく張り出したヒノキやマツなどの枝をのこぎりやなた、チェーンソーなどを使って伐採した=写真。田畑区長は「薄暗い所は子どもたちが不審者に狙われやすい。通学路が明るくなることで安全が確保できれば何よりだ。併せて冬季の凍結対策やごみの不法投棄を予防する効果も期待している」と話している。
道路には手作業では届かない高さに茂る枝も多く、住民らは高所作業車を使った伐採作業を日をあらためて再度行うことにしている。