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日本画・掛軸大処分市
駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店は半期に一度の「日本画・掛軸大処分市」を2階ニシザワギャラリーで6日まで開いている。郷土作家を中心に中央画壇の人気作家の作品約80点を展示即売中。主な出展作家は池上秀畝、中村不折らのほか武者小路実篤、棟方志功、池田満寿夫窶狽ネど。価格は2万1千円窶・99万円。
問い合わせは同店(TEL82・2111)へ。 -
統計グラフコンクール上伊那支部審査会
統計に親しみ、その有用性を知ってもらおう窶狽ニ、県が主催する第53回統計グラフコンクールの上伊那地区審査会が2日、伊那市の伊那合同庁舎であった。
上伊那は毎年応募が最も多く、今年は690点あった。応募が千点を越える時もあったが、全体として減少する傾向にあるという。
グラフが端的に内容を表しているか、きれいに描かれているか窶狽ネどを基準に、各部門10点から15点の優秀作品を決め、県の審査へと送る。
応募は、環境をテーマにしたものが多く、中には、夏休み中の広告の傾向を調べたり、自宅ポストに配られたものを調査したユニークなテーマもあり、完成度の高い作品もあったという。
入選作品は、3、4日、伊那市のベルシャイン伊那店時計台広場に展示する。
入選は次の通り。
◇第1部(小学校)▼高遠北=吉田ひなた▼辰野南=野澤早織、松井日向、西村あかり、後藤諒一▼箕輪西=日野志朗▼飯島=伊藤晴美▼長谷=池上佳穂、中山晴貴、池上葉月、篠崎みよし、宮田=森田麻衣子
◇第2部(小学校)▼伊那東=六波羅理子▼西春近北=宮下静玲菜、前田智陽、伊藤羅奈、伊藤哲▼東春近=三澤菜々子▼手良=小松介将▼赤穂=宮脇弓弦▼辰野南=巣山太智、南島拓未▼両小野=武居憲吾▼箕輪西=武田隆▼中川西=中島瑞樹、中島遥樹▼宮田=村沢茉美、鞍成腱人
◇第3部(小学校)▼高遠=伊藤圭亮▼辰野南=西村菜菜、林翼、林さえか、後藤瑛美▼辰野東=八木秀人▼両小野=武居寛美▼箕輪東=鈴木瑞穂▼飯島=土村瑞紀、林聖也、飯塚杏果、伊藤直美▼南箕輪=西森ともや、唐澤優利▼長谷=黒河内奈恵
◇第4部(中学校)▼高遠=山下愛、北原ゆりか、岩附良昌▼長谷中=中山彩音、伊藤はる香、黒河内真美▼宮田=谷川大輔、小田切和樹、酒井朋弘、木下夏生、木下沙弥佳
◇パソコン統計グラフの部▼辰野東小=小松理恵、増澤美香▼両小野小=神戸翼▼箕輪東小=上田穂高、川村竜馬、青柳美保、永井美沙、宮島鈴佳▼箕輪南小=倉田美咲▼箕輪北小=栗林知広、大槻信乃▼箕輪中=金子玲那▼宮田小=原和也
◇上伊那市部審査会学校賞▼小学校=手良、東春近、赤穂、両小野、箕輪東、飯島、南箕輪、長谷、宮田▼中学校=宮田 -
トレッキングなど観光コース企画へ
伊那商工会議所の新規ビジョン特別委員会(唐木和世委員長、13人)は、観光振興事業の推進として「街づくり」「観光」「長期ビジョン」の意見を集約した。トレッキングなど滞在型観光コースの企画など効果と即効性が期待されるものから、実行に移していく。
来春の権兵衛トンネル開通、高遠町・長谷村との合併を見据え、広域的に考える必要が出てきていることから、新しいつながりの中で短期・長期の目標を設定し、進めていこうと盛り込んだ。
委員会は建設、工業、情報通信など10部会から委員を選び、女性・青年部との意見を踏まえながらまとめた。
「観光」は、来伊した人の視点に立った企画づくりをポイントに▽観光コースの企画▽四季を通した観光テーマの企画▽権兵衛トンネルの活用窶狽ネどを挙げた。
観光コースは、トレッキングやウォーキングなどコース設定に、景色のいいところ、四季折々の花、食などを組み合わせ、観光に結びつける。
27日には正副委員長らが観光コースの下調べで、西箕輪など現地を回る計画。
市内には、いくつかの観光コースがあることから、行政や市観光協会などとも連携していく。
商工会議所では「トンネル開通後の受け入れ体制を整え、滞留してもらう機会にしたい」と話し、今後、全体を巻き込みながら具体的に取り組んでいく。 -
天竜川 元気ですか
民間を中心とした52企業・団体、合計349人が参加して24時間、一斉に水質検査をする「天竜川水系健康診断」が1日午前10時に始まった。諏訪湖から遠州灘に至る水系31河川49カ所で、2時間おきに13回連続観測する。2日午前10時まで。
循環保全を重視する企業などでつくるリサイクルシステム研究会(向山孝一会長)などが主催し、今年で9回目。
第1回観測時刻。伊那市内の小沢川と天竜川の合流地点に位置する小沢橋では、浄化槽関係の仕事に携わる人たちでつくる環境技術ネットワークの3人が、小沢川の水をくみ上げ、検査した。
測定値はCOD(化学的酸素消費量)が3、pH(水素イオン濃度)8・0、NO3(硝酸態窒素)0・805、PO4(リン酸態リン)0・1155。「まあまあきれい」の評価だった。
この地点では6回目の観測という鵜沢正行さん(63)=駒ヶ根市中沢=は「小沢川は、下水道処理がされていない家が多いため影響が出やすい。午前10時は生活廃水が一息つくころなので、こういう結果。昼を過ぎた午後2、6時くらいに数値が上がると思う」と話した。
調査は水系全体の汚染の種類、工業・農業排水や生活排水が時間的にどのような影響を及ぼすか掌握する。 -
天竜川水系健康診断 あす午前10時から
「取り戻そう泳げる天竜川、築こう循環型社会」をスローガンに掲げた天竜川水系健康診断が、9月1日午前10時から2日午前10時までの24時間をかけて展開される。
循環保全を重視する企業などでつくるリサイクルシステム研究会(向山孝一会長)などが主催し、今年で9回目。民間を中心に52企業・団体、計349人が、諏訪湖流入9河川13カ所・釜口水門から静岡県河口までの天竜川本流13カ所・支流21河川23カ所の、合計49カ所で調査する。
各調査地点で、COD(化学的酸素消費量)、NO3(硝酸態窒素)、PO4(リン酸態リン)、pH(水素イオン濃度)の4項目を2時間おきに連続13回計測。調査は水系全体の汚染の種類と広がりを把握できるだけでなく、工業・農業排水や生活排水が時間的にどのような影響を及ぼすかも確認できる。
過去の調査では、諏訪湖の汚染の影響は伊那市付近までと考えられ、この間に川自体の自浄作用により水質が改善されていること。また、それより下流は、沿線などの排水などによって再び汚染が確認されているが、最近3年間のデータからは諏訪湖、天竜川とも水質は改善傾向にあることが分かる。 -
企業人権教育研修会
企業内の人権問題に対する意識を高めてもらおう窶狽ニ26日、上伊那地方事務所は、事業主や企業の人事担当者などを対象とした企業人権教育研修会を伊那市役所で開いた。労働ジャーナリストの金子雅臣さんを講師に迎え、近年相談が増加しつつあるパワーハラスメントなどについて学んだ。
リストラなどを目的に、いじめに近い嫌がらせが行われる“パワーハラスメント”の相談件数は、年々増加しており、南信労政事務所管内でも、昨年は約790件の相談があった。
金子さんは、バブルがはじけて以降目立つようになってきた問題で、職場不満が人間関係にシフトしたことや、競争主義・成果主義が重視されるようになったことが背景にあると指摘。「この問題を企業は、個人的なものと考えるのでなく、企業責任が問われるものと認識し、予防に努めていく必要がある」と訴えた。 -
特許コンシェルジュ 馬場哲男さん(58)
伊那市御園区で、自然食品販売「コスモス」や温熱・温圧療法などの「コスモス療法院」を営むかたわら、03年から長野県登録特許コンシェルジュ(特許化案内人)を務める。
特許コンシェルジュは、県内の小中企業などに対して特許の手続きなどをアドバイスする人。中小企業の製品・技術などの競争力を向上させ、地域産業の活性化を図る目的で設けられ▽特許化の見込みのある研究開発成果の発掘▽特許手続きや、企業秘密流出防止の相談・助言窶狽ネどの業務に当たる。
登録されているのは県内で15人、上伊那で2人。公募によって県知事が登録し、発明協会長野県支部に派遣業務を委託している。
大手企業で精密・電気関連の特許管理に携わった経験を生かし、派遣要請のあった事業主のところへ出向き、相談に乗る。これまで上伊那を中心に、菓子店、地域おこしの商標などの相談に応じた。
知っている人が少ない現状で「困っている人がいても、知らなければ使いようがない。知らなかったばっかりにうまくいかなかった、とならないように活用してほしい」と話す。
84(昭和59)年、JR伊那北駅前に自然食品の販売や温熱療法の店を構えた。97(平成9)年、火事で全焼し、父親を亡くした。父親の葬儀、家探しなどに追われる中、商店街や隣組など周囲の住民が家の片付けなどを手伝ってくれた。「仕事を通じて少しでも社会に還元できれば」と世話になった思いを、コンシェルジュとして恩返ししている。
◇ ◇
火事に遭ってから、自らを振り返る間もなく、半年が過ぎた。健康診断のため、病院に行ったところ、最高血圧が200を超え、即入院。「何でもないと思っていたが、知らないうちに自分を追い込んでいた」。腎臓の病気で、現在も透析を週3回、受ける。
02年、御園に店を移した。理念に「健康は食(食生活)、体(身体)、心(意志)の調和から」を掲げる。「20年やってきて、ようやく確立できたかなと思う」。
店内には、患者とじっくり話し合える空間がある。「薬や自然食品などどこでも手に入るが、その人にとって何をしたらいいのかという情報はない。その情報を、ここで提供したいと思っている」。
例えば、ひざが痛い場合、原因はひざでなく、ほかにあることが多い。家庭生活から見直し、健康づくりをアドバイスする。
また、新開発した、水晶の振り子を使った特殊技法で患者の身体のひずみ分布を見て、温熱療法に生かす。
患者から「あー、楽になった」という言葉が「逆に励みなんですよね」。
「病気をして痛みがわかる分、患者との接し方も変わった。人助けというとおこがましいが、人から喜ばれる仕事をしたい」
(湯沢康江) -
信毎販売会社 図書券20万円分を伊那市に寄贈
信毎販売会社(岩本弘社長)は26日、創業25周年を記念して、図書券20万円分を伊那市に寄贈した。
地域文化の発展および、幼年期から活字文化に親しみ、豊かな人間性、感情、表現力を養ってもらう目的。同市を含めた、関係5市1町1村に、それぞれ20万円分を寄贈している。
市役所を訪れた岩本社長は「児童図書に役立ててほしい」と希望。受け取った酒井茂市助役は「児童の活字離れが叫ばれているなか、伊那市は小学校も多いのでありがたい」と感謝した。
市では、比較的図書が少ない小学校4校に図書券を分配し、児童図書を購入する予定。
信毎販売会社は信濃毎日新聞社の中南信地区の政策会社として1980年に創業。信濃毎日新聞の販売はもとより、地域紙の販売などの事業を目的に、地域住民に情報を届けている。
図書券の寄附は駒ヶ根市でも9月16日にある。 -
調理師試験準備講習会
上伊那調理師会は22、23日、伊那商工会議所で、今年度調理師試験の受験者を対象に、試験の準備講習会を開いた。約90人が集まり、栄養学や食品衛生学などの課題7科目を学んだ。
多くの人に調理師資格を取得してもらうことを目的に、毎年講習は開かれている。飲食店や学校給食などの現場で2年以上、食品調理に従事している人を対象とした試験は、さまざまな年齢層の人が受験するが、女性が圧倒的に多い。
上伊那は、独自にテキストを作成するなど、これまで意欲的に準備講習会に取り組んでおり、県下11支部の中でも受講者の合格率が高く8割に及ぶ。
食文化概論など、古代から現代までの食文化を網羅的に把握する科目も、講習で補えるようになっている。
受講者は、普段の仕事と照らし合わせつつ、9月の試験に備え熱心に学んでいた。 -
ただ呼ぶだけでなく、次につなげる取り組み
伊那市に夏場、県外の大学生らが野球やテニスなどの合宿で訪れている。今春に続いて2回目の合宿に来た日本学生ダブルダッチ連盟。大学生ら約90人を受け入れた周辺の旅館は、ソフトボールや駅伝に続き、市全体が潤うように発展させたいと奮闘している。
ダブルダッチの合宿は、プロで活躍する「ViVa女!」メンバーで合宿担当の井上園香さんの母と、旅館花月のおかみ奥田喜久子さんが高校時代の同級生だったことがきっかけ。
井上さんは「体育館が広く、涼しい環境が整っている。昼間のじめじめした感じがなく、夜の寝苦しさもない」と話す。
03年の伊那市の観光人口は57万9100人。
奥田さんは「他より付加価値をつけ、1回が2回、2回が3回…と伊那市に来てもらい、人数も増えて大きくなるように頑張っている」と企業努力の必要性を挙げる。
今回も体育館使用の予約、宿泊先の部屋割り、交通の手配などを請け負ったほか、各旅館に差が出ないよう、夕食メニューをハンバーグ、唐揚げをベースに統一した。
「誘致は周辺の旅館、飲食店などの協力がなければできない」と地域全体の活性化や、年間を通した誘客を視野に入れる。
2本の縄を使い、ダンスの要素や器械体操の動きを取り入れたダブルダッチ。奥田さんは「見ていておもしろい。来年8月の『伊那まつり』に参加して踊ってもらいたい」と次のステップを考えている。
参加メンバーは、朝から夜までびっしり組まれた練習をこなす日々で「観光する暇がない」。「観光地の信州」のイメージは強く、京都府から参加した女性は「また来てみたいですね」と話した。 -
新光機器賃貸契約の調印
生産用機械・装置の設計・製造・販売を行う新光機器(本社・名古屋市、蕗澤武夫社長)は、移転により空き工場となっていた駒ケ根市赤穂北割二区のカサイ製作所の土地・建物を借り受けて「長野県駒ケ根工場」として操業することを決め23日、中原正純市長らの立会いにより駒ケ根市役所で賃貸契約の調印式を行った。
蕗澤社長は「全国に広がる顧客の要望に応えるため駒ケ根での生産を決めた。期待に沿えるようしっかりやっていきたい」とあいさつした。カサイ製作所の葛西泉社長は「今後は仕事、プライベート共にお付き合いを願いたい」と述べた。
新光機器は1974年創立。資本金8千万円。本社のほか開発センター、工場、営業所などを持ち、グループ全体の従業員数は約200人。05年度の売上は41億円を見込む。溶接用電極の生産では国内シェア35%と日本随一を自負する。
駒ケ根工場では約10人の従業員を現地採用し、溶接用電極のキャップ(先端)チップを月間40万個生産する計画。操業開始は今年12月の見込み。 -
KOA 世界初
インクジェット法で微細配線形成KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)は23日、インクジェット技術を応用した低温焼成セラミックス(LTCC)多層基板の微細配線形成技術の開発に成功したと発表した。同社調べでは世界初の技術だという。
LTCC多層基板は情報通信機器などに使用される超小型部品。新技術では、表面処理したセラミックスグリーンシートの上に、パソコンのインクジェットプリンターと同じインクジェット法を応用して、配線幅で最小30マイクロメートル、ピッチ60マイクロメートルの配線パターンを描き、このグリーンシートを一括積層・同時焼成して微細配線を形成できるという。
従来の厚膜スクリーン印刷法に比して(1)配線の微細化が可能(2)多品種少量生産および短納期化が可能(3)必要な部分にのみ描画するため材料使用量およびエネルギー消費量が少ない窶狽ネどが特長。
同社では情報通信機器用の回路基板の高機能・小型化およびLTCC多層基板製造の短納期化などを目標に、03年6月より3ヵ年計画で、NEDO(独立行政法人・新エネルギー産業技術総合開発機構)の助成を受けて、セイコーエプソン(本社・諏訪市、花岡清二社長)と、同技術の開発を進めてきていた。 -
空き工場に新光機器
移転により2月から空き工場となっていた駒ケ根市赤穂北割二区のカサイ製作所の工場用地に、生産用機械・装置の設計・製造・販売を行う新光機器(本社・名古屋市、蕗澤武夫社長)が新たに入ることが決まり、23日に中原正純市長の立会いにより、駒ケ根市役所で賃貸契約の調印式を行う。土地・建物はカサイ製作所の所有のまま。
約10人の従業員は主に現地採用とし、溶接用電極を生産するという。操業開始は今年12月の見込み。 -
権兵衛トンネル沿道広告物
デザイン審査で北沢さん(箕輪町)が最優秀賞06年3月に権兵衛トンネル道路(国道361号線)の開通が予定されているが、それに先立ち、沿道の自己用広告物のモデルになる統一デザインの第2次審査会が22日、伊那市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」であった。2次審査に残っていた4提案のうちから、箕輪町在住の一級建築士・北澤宗則さんの案が最優秀賞に決まった。
主催は、上伊那地方事務所や市町村、関係団体でつくる上伊那地域景観推進会議(会長・牛越徹上伊那地方事務所長)。伊藤精晤信大農学部教授を審査委員長に、地元地区代表など11人による審査委員会があたった。
北澤氏のデザインは伊那産カラマツを使用し、地域住民が自由に花で演出できることを狙ったもので、「シンプルで景観に調和する」「地元産のカラマツを使用した点がよい」「管理がしやすい」などの点で評価された。
権兵衛トンネル道路は、伊那側約7キロ・両側100メートルが屋外広告物禁止地域に指定される予定。この地域を含む西箕輪一帯は、景観保護のための「西箕輪ふるさと景観住民協定」も結ばれている。こうした中で、沿道に社屋や店舗を構える企業・商店がその敷地の中につくる自己用広告物の統一デザインのモデルを提示する必要があり、今回の審査になった。
伊藤審査委員長は「どの案も多大な努力とアイデアが盛り込まれたもので甲乙つけがたかったが、地元産のカラマツを使用し、設置方法も詳細にわたり提示された北澤さんの案が評価が高かった」と話した。
今後、北澤さんのデザインをもとに自己用広告物のモデルをより具体化するだけでなく、建物の外観などを含めて、景観保護のためのガイドラインを12月までにまとめる。とりまとめには、審査委員会のメンバーに北澤氏が加わってつくられるガイドライン策定委員会があたる。 -
宮田観光開発 新会長に清水村長、9月までに「経営改善推進委員会」を設置
観光ホテルを経営し、長期債務や施設老朽化が問題化している宮田村の第3セクター「宮田観光開発」は22日、臨時株主総会と取締役会を開き、矢田義太郎前村長の急逝で空席になっていた会長職に清水靖夫村長(64)が満場一致で就任した。同社は外部チェック機関として「経営改善推進委員会」(仮称)を9月末までに立ち上げる考えも示した。
同社の経営問題では、社内外の委員でつくる「組織のあり方委員会」が、社長の常勤化と経営責任の明確化などを要望。
5月末の株主総会で当時社長だった矢田前村長が退く形で会長になり、現場トップの清水忠夫専務が社長に就任した。
同社は村が筆頭株主。新村長が会長に就き、村との関係を今後も維持していく。
清水村長は「組織のあり方委員会の答申を受け、会社としてしっかりとした組織体が明確になってきた。今後は的確な現状把握で具体的な方向性を打ち出すことが必要」と総会であいさつした。
同社は席上、組織のあり方委員会が設置を求めていた「経営改善推進委員会」について、9月末をめどに設置したいと説明。
計画案では取締役が委員を推薦するが、若者を中心に選考。経営チェック機能のほか、地域を巻き込んだ活性化策の検討も視野に入れている。 -
リンゴ・ナシ出荷はじまる
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場が22日開場、早生(わせ)系のリンゴ「サンつがる」、ナシ「幸水」の選果、出荷作業が始まった。初日は伊南管内15軒がリンゴ1700キロ、ナシ1800キロを持ち込んだ。
目視やセンサーで、キズ、色、形、糖度などで3-4ランクに分け、大きさをそろえ、箱詰され、大阪方面に出荷された。
リンゴはサンつがるに続き、9月中旬から中生種のジョナゴールド、シナノスイート、主力のふじは11月から、12月初旬まで、伊南地区全体で平年並の2137トン、4億3500万円余を予定。ナシは幸水、二十世紀、南水、ラ・フランスなど1316トン、3億3500万円余を計画する。
JA果実課の吉川順平課長は「今年は天候に恵まれ、糖度は十分。品質も収量もまずまず。収穫期の台風だけが心配」と話していた。
選果場ではリンゴ、ナシの贈答用や格外品などの直売をしている。詳細は(TEL86・6688)
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「利き酒」例会
駒ケ根ライオンズクラブ(北原公和会長)は19日、第996回の例会を駒ケ根商工会館で開いた。テーマは「利き酒」。会員約60人が出席し、長生社取締役専務の北原岳志さんの講演を聞き、実際に酒を口に含んでじっくりと味を楽しんだ。
北原さんは、意外に知られていない日本酒の歴史や醸造法などについて分かりやすく解説した。「原料は基本的に米と水だけ。しかしこれに加えて今では醸造用アルコールを当然のように使っている。これは酒づくりをしている者としては少しさびしい」と話し、本物の酒へのこだわりを垣間見せた。
講演の後はお待ちかねの利き酒。出席者らはそれぞれのテーブルに用意された▽純米▽純米生▽大吟醸窶狽フ3種の酒を口に少量含み、舌でころがすようにしてじっくりと味と香を楽しんだ。「さすがに大吟醸はうまい」などと話しながら、味の違いを確かめるように何度も杯を口に運んでいた。 -
伊那の文化と呼ばれるお菓子をつくりたい
御菓子処おかめ堂(伊那市) 西尾博彦さん(61)伊那市通り町3丁目。駅前再開発ビル「いなっせ」正面、道をはさんだ反対側に店を出す。1950(昭和25)年に父親二郎氏(88)が創業。当初は菓子の卸と小売の店だったが、1975年に自身30歳で菓子製造を手がけた2代目だ。
05年6月、新製品ブルーベリー生大福を発売した。厳選した野生種のブルーベリーと、乳脂肪47%の生クリームを餅で包んだやや小ぶりの大福。製造後冷凍し、食べる時には半解凍の状態で窶狽ニいう新趣向。甘酸っぱいブルーベリーの味と、冷たい生クリームが口いっぱいに広がる新感覚の和洋折衷大福だ。冷凍庫から出して20縲・0分ほど置き、半解凍になるまで待つのが最適だという。
「インターネットでお菓子のサイトを見ていて、お餅で生クリームを包む方法に興味を持った」ことが始まりだった。生クリームを餅で包み、半解凍状態で食すものは「おそらく上伊那地域では初めて」。今では評判を聞きつけ、10個、20個と買いに来る人が続いているという。
根っからの研究好き。生クリーム大福の前にはチーズ大福を発売した。こちらも、チーズをあんこと混ぜ合わせて餅に包んだ和洋折衷。チーズとあんこの組み合わせが斬新で、思わぬ美味しさと評判になった。
「ここのところ、あんこと、なにかまったく別の食材を組み合わせ、その組み合わせの妙を探るような方向が多かったですね」とふり返る。チーズの他にも、フキ味噌とあんこを混ぜたふきみそパイで、新しい味を提供。「ミスマッチというのかな?面白い味だとお客さんに喜んでもらえた。でもこれは季節限定です」。
この他にも、さんしょみそパイとかカレーパイとかも試みたが、「これは味の好みがバラバラでむずかしい挑戦だった」と笑う。
地元の高校を卒業後、家業を継ぐために名古屋のお菓子問屋へ。修業後、実家の店に入ったが、卸と小売の家業に限界を感じ、「これからは特長のあるお菓子を製造しなければ」と思い立つ。28歳で東京のお菓子専門学校に入り直した。
2年後、伊那で菓子製造を始めた時から、「伊那にはこんなお菓子があるのかと言われたい」「伊那の文化と呼ばれるお菓子がつくりたい」の思いが強く、いち早く、地元のカボチャを使った饅頭やパイを作り、豆乳をたっぷり使用したカステラでイチゴをはさんだ「苺豆腐」なども作った。
「いなっせ」のお菓子講座の講師も年6回務め、伊那公民館時代から数えて20年に及ぶという。そんな社会貢献も大切にする。
次なる目標は、自分の店で入れた特製コーヒーをゼリーにし、それを生かしたお菓子を作ること。ゼリー自体が好評で、お客さんの引き合いに答えられない状況だが、そこを克服して、「伊那ならではのコーヒー菓子を生み出したい」という。この道30年のベテランは、今日も新しい菓子づくりに熱中している。 -
みはらしの湯、信州の温泉表示認定制度の認定を受ける
利用温泉のことを知ってもらった上で、選んでもらおう窶狽ニ、県が進めてきた「安心、安全、正直」な信州の温泉表示認定制度。県は12日、その制度に基づき、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」を新たに認定した。上伊那で認定を受けた施設は2件目となる。
今年3月には羽広荘が、上伊那で初めて認定を受けた制度で、有効期間は5年。みはらしの湯は、5月下旬から申請を準備。成分や湯量など、規定の13項目を調べて申請していた。今回は、県下23施設が新たに認定され、県下34施設が認定施設となった。 単純温泉で神経痛や関節痛などに効能があるとされる同温泉は、露店風呂から望む仙丈ケ岳などの雄大な景色が、県外から訪れる観光客に人気だという。 -
オートパル上伊那伊那展で日本画の展示
ユリやシャクナゲなどを優美に描いた日本画19点が、伊那市上牧のオートパル上伊那伊那店のショールームで、20日から展示されている。
作品は全て辰野町の野沢繁子さん(56)のもの。それぞれの作品は、鮮やかでありながら落ち着きがあり、細部まで描き込まれた30号以上の大作は、迫力がある。
町の講座を通して日本画と出会った野沢さん。日本画家の三堀舜董氏に学ぶなどして、25年以上製作活動を続けており、昨年は個展も開いた。仕事や家事の合間に描くため、半年ほどかかる作品もあるという。
野沢さんは「日本画は見ても描いていても落ち着く」と、その魅力を話す。
同店は「文化的なつながりを大切にしたい」と、地域で芸術活動をする個人などの作品を展示している。唐澤順一店長は「気軽に足を運び、作品を楽しんでほしい」と話している。
9月17日まで。 -
クールビズ効果あり?
環境省が温室効果ガス削減のために提唱したノーネクタイ・ノー上着ファッション「クールビズ」。ベルシャイン伊那店では、前年に比べ、カジュアルシャツの売り上げが伸びた。
人気だったのは、ネクタイを外したときに襟元がすっきり見えるボタンダウンや襟が高めのYシャツ。色はブルーのストライプやチェック。価格は1900円がよく売れたが、通気性のある生地で、Yシャツの襟しんに吸熱・冷却メッシュを使用した4千円のものも動いた。
7、8月のカジュアルシャツの売れ行きは前年対比110%。ポロシャツは特に変動はなかった。
本年から、Vネックなどのアンダーウエアを取り扱ったところ、まずまずの売れ行き。
また、ジャケットを脱ぐことでベルトに気を配る人も目立ち、皮ベルトでなく、おしゃれな柄入りベルトが売れた。
一方で、スーツやネクタイは前年に比べてダウンした。
「売り場では景気の明るさが見えたとはいえないが、ものがよければ高くても売れる」と担当者。「クールビズは役所や営業などに限られる。ビジネス関係商品が落ち込む中、前年並みは健闘したのでは」という。
値下げの時期をねらって商品を買い求める人もいるようで、夏物最終処分の商戦が繰り広げられている。 -
高年齢者雇用推進者講習
伊那公共職業安定所、県雇用開発協会は18日、伊那市のプリエ・キャスレードで高年齢者雇用推進者講習を開いた。従業員30人以上の事業所63社から70人余が集まった。
高年齢者雇用安定法が改正され、06年4月から65歳までの雇用確保措置の導入が段階的に義務化される。就業規則の変更などの対処が必要で、事業主に正しく理解してもらい、早期実現を図ろうと昨年に続いて講習会を開いた。
職安の雇用指導官竹村京子さんは、高年齢者の雇用状況、改正高年齢者雇用安定法の概要などを説明。
管内の従業員30人以上の企業166社のうち、定年なしが5社。継続雇用制度を定めているのは33社(65歳までの希望者全員)ある。
内閣府の発表で、改正の対処方法について「再雇用」が69%と最も多く「勤務延長」17%、「定年の引き上げ」9%であると紹介。
また、社会保険労務士の宇津野惟雄さん=岡谷市=の講演「改正高年齢者雇用安定法の円滑な施行に向けて窶伯p続雇用導入事例」もあった。
職安では、高年齢者雇用の条件を整備するために、事業主が抱える問題に対して解決策を提案する高年齢者雇用アドバイザーの活用を促している。活用する際は、事前に職安(TEL73・8609)へ連絡する。 -
第3回
伊那谷「ものづくり」の現在と未来【下】「上伊那経済時事対談」の第3回は、伊那谷の「ものづくり」の現在と未来。ミカドテクノス(株)(本社・箕輪町)の伊藤英敏社長と、(有)インターブリッジ(本社・伊那市)の丸地弘城社長。05年春から新たなアイデアにもとづく工作機械の開発を共同して進めている2人は、「ものづくり」の発想やアイデアの展開などについて語り合う。
【司会・毛賀沢明宏】 -
第3回
伊那谷「ものづくり」の現在と未来【上】伊那毎日新聞創刊50周年企画「上伊那経済時事対談」の第3回。テーマは、伊那谷「ものづくり」の現在と未来。
斬新なアイデアで、次々とユニークな工作機械を開発・製造するミカドテクノス(本社・箕輪町)の伊藤英敏社長と、電子情報システムの最先端とも言える組込リナックスを使用して、工作機械の電子制御の分野で注目を集め始めているインターブリッジ(本社・伊那市)の丸地弘城社長。親子ほど離れた2人に「ものづくり」にかけた思いを語り合っていただいた。
【司会・毛賀沢明宏】 -
伊那市竜西地域
Bフレッツ受付開始NTT東日本は、高速大容量の情報通信が可能になる光ファーバーを使用した通信料定額制サービス「Bフレッツ」を伊那市の竜西地域でも開始する。提供開始は05年11月15日で、12日から事前受付が始まった。
高速大容量の通信網の整備を求める声は多く、NTT東日本は04年秋に伊那市天竜川東岸、伊那部地区で「Bフレッツ」の提供を開始していたが、他地域でも提供開始を求める声が上がっていた。
提供開始地区は、通り町・青木町・内ノ萱・大芦長・上新井・川北町・桜町・錦町・東町・室町・元町・上手町・小沢下・旭町・入舟町・仲町・本町・宮本町・西町伊那部・小黒・春日町・沢・下春日町・城南町・駒美町・新町・中部・堤ケ丘・南部・双葉町・北部・上村・水神町・高尾町・天竜町・前橋町・八幡町・山本町。
だが、製造業会社からの通信網整備の声が多いインター工業団地周辺や、駒ヶ根市周辺での提供は今回も見送られた。 -
第1回ものづくり日本大賞優秀賞受賞
中村製作所精密金型設計・製作、超精密プレス部品加工などを手掛ける中村製作所(本社・岡谷市、中村一成社長)のプロジェクトが、政府主催の第1回ものづくり日本大賞優秀賞を受賞した。プロジェクトテーマは、「(世界初)超小型電子記憶装置用基台のプレス製造法-研究開発、実用化に成功」。中村社長は、「若い人が技術を継承する励みになればうれしい」と受賞を喜んでいる。
ものづくり日本大賞は、政府が新たな総理大臣表彰制度として創設。日本の産業・文化を支えてきたものづくりを継承・発展させるため、ものづくりを支える人材の意欲を高め、存在を広く社会に知らせるねらい。表彰対象はものづくりに携わる人材やグループ。今後、2年に1度表彰予定。
中村製作所は、産業・社会を支えるものづくり分野の中でも挑戦しにくいとされる「製造・生産プロセス」に応募。プロジェクトチームは、伊那工場(箕輪町三日町)のメンバーと同製作所の金型の95%を製造している三協精密(本社・須坂市)の柴田安雄社長の10人。
プロジェクトは、デジタルオーディオプレーヤーなどに使われるハードディスクの基台の小型化。従来、アルミを溶かし型に流し込む方法で製造していた2・5インチの基台を、7-8年前に金型の設計やミクロン代の金型の微調整など数々の特許や優れた技術ノウハウを駆使し、プレス製造法による鉄製の1・8インチの基台の実用化に成功。鉄、ステンレスなどを材料に、プレス加工にしたことで精度の高い商品が生まれた。現在1インチ、世界最小の0・85インチまで開発。1インチ基台はすでに商品化している。
「精度は当然だが回転が早いので、1日でも1時間でも早く金型を造ることをテーマにしている」と三協精密の柴田社長。中村社長は、「創業間もなくから開発志向が当たり前のようにあった。今後も、若い世代と一緒にタイアップしながらものづくりを次世代に引き継いでいく」と話した。
1インチの基台を持つ中村一成社長 -
ミカドテクノスが新アイデア
真空・高圧 含浸・充填装置ユニークな工作機械を製造するミカドテクノス(本社・箕輪町、伊藤英敏社長)が、新たなアイデアによる新型機械の製作に乗り出している。「真空・高圧含浸・充填装置」とも命名するべきもの。
作業が困難とされてきた微細穴内部への金属や樹脂の充填などが容易にできる。従来は、大気中で微細穴に充填物を溶かして注入しようとしてきたが、穴内部に気泡ができるなどして作業が難しかった。
同社では、数年前に開発した「瞬時真空プレス」の技術を応用発展させ、真空状態で微細穴に溶けた金属や樹脂を流し込み、それが固まらないうちに瞬時に空気圧をかけて奥まで押し込む技術を開発した。
この技術を利用すると、例えばガスボンベのフタに使用するボルトに、穴を開け、そこに融点の低い金属を充填することによって、火事などの際に温度が上がるとガス抜きの穴が開く安全なボルトにすることができる。
伊藤社長は「まず真空状態で解けた金属を流し込んだり、あるいはその中に漬けたり、空気に邪魔されずに奥までしみ込ませると言うのが新しい発想。新素材への利用など、様々な応用が期待できる」と話している。 -
県産材住宅などの見学会を実施
寺子屋信州木づくりの家、県産材住宅などの見学会実施
寺子屋信州木づくりの家グループは6日、地域材住宅などの見学会を開いた。約40人の家族連れなどが参加し、年月を経た県産材住宅の様子や、製材所を見学した。
設計、建設、製材などに携わる8社から成る同グループは、それぞれの立場から県産材の普及を目指し、質の高い住宅提供に努めている。
広く一般の人にも県産材の良さを理解してもらいたい窶狽ニ、今後何回かに分けて見学会や講習会を行う。
この日最初に見学したのは、約8割で県産材を利用した新築住宅。県産材にも、さまざまな木材があるため、特徴に合わせて用途を決めているという。一方、「素材の持つ温もりや素朴さは感じてほしい」と、普通は隠してしまう柱なども、そのままに残して設計しており、普通よりも空間が広く感じられる。また、無垢(むく)のまま用いられた木材は、年月を重ねるごとに色合いは深め、趣きを増すという。 -
業況、じわり悪化 アル信調べ
4窶・月期の業況について「良かった」とする企業が13・4%、「悪かった」とする企業は39・5%。「良かった」から「悪かった」を引いた指数DI指数は△26・1で、前期△22・3より3・8ポイント悪化したことが、アルプス中央信用金庫の発表でわかった。
同金庫は4半期に1度、取引き企業を中心いアンケート調査をしており、「伊那谷経済動向」としてまとめられていえる。
発表によれば、上伊那経済は、有効求人倍率が1・20倍を示す(5月)など一見好調を堅持しているかのようにも見えるが、製造業・建設業・卸売業・サービス業などで軒並み業況が「良かった」とする企業が減少した。
DI指数で見ると、建設業・卸売業・小売業・サービス業などが、依然として「悪かった」とする企業の方が多い事を示すマイナスの状態ではあるが、数値的には若干の改善を示しているの比して、製造業が前期より7・6ポイント悪化して△28・5を示した。この製造業の景況悪化に引っ張られる形で、全体でもDI指数が3・8ポイント悪化するという結果が出た。
ある製造業経営者によれば、デジタルカメラの過剰生産に直面したメーカーの生産調整によって、上伊那の光学関係の部品加工業が大きな痛手をこうむっているという。アルプス中央信用金庫の調査結果もこうした事情を反映したものと考えられる。 -
南箕輪村商工会商業部会
販売促進事業チャレンジ05 第2段開催南箕輪村商工会商業部会(桜井高文部会長)が進める販売促進事業「チャレンジ2005」が31日、ニシザワショっパーズ南箕輪店店頭であり、目前に迫った権兵衛トンネル開通に合わせた木曽の物産販売と、子供むけのラジコン操縦教室で終日賑わった。
木曽中部商工会(日義村・開田村・三岳村・王滝村)の協力による木曽物産展では「開田そば」や木曽ひのき製の箸、ねずこ下駄、ヤマトイワナの甘露煮などが並び注目を集めた。
ラジコン操縦教室は伊那モケイが協力してラジコンカーやラジコンヘリコプターを実演。付き添いの親とともにコーナーを囲んだ子供たちから歓声が上がった。
「チャレンジ2005」は、地域消費行動を掘り起こし、地域の商店の販売促進につなげることを目指して05年度から始まった新事業。今回が2回目。特別セールを行う商店の敷地などを利用して、商工部会としてのイベントを同時開催する。
桜井部会長によれば、6月中旬に開催した第1回では、300人が集まり、会場になった伊那コルト自動車の販促セールの成績も上々だった。権兵衛トンネル開通をマジかに控えて、今後も木曽との連携の道を探りながら同様の取組を行うという。次回は9月25日、国道153号線大泉入口信号付近とのこと。