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伊那市女性団体連絡協議会が古布、未使用タオルを伊那市社協へ寄贈
伊那市女性団体連絡協議会(11団体約3千人、有賀喜志子会長)は18日、会員らから集めた古布160キロとタオル450枚を伊那市社会福祉協議会へ寄贈した=写真。
ボランティア活動事業の一環として毎年取り組んでいるもので、今年度も4月から会員らに呼びかけてタオルや古布を収集した結果、タオルは昨年度と同数、古布は約30キロ多く集まった。
午前中は各団体の代表者が集まった古布やタオルを持ち寄って仕分け。それを福祉まちづくりセンターへ届けた。
市社協の御子柴龍一会長は「家に眠っている古布を提供していただき、感謝している。大勢の人が出入りするので有難い」と感謝の言葉を述べた。
また、有賀会長は「どういう風に使って下さってもいいので、役立てていただければ」と話していた。
集めたタオルや古布は市社協が管理するデイサービスセンターなどで利用されるほか、希望があればほかの福祉施設にも提供する。 -
はた織り体験会
箕輪町郷土博物館は17日、「はた織り体験会」を開いた。複製のはた織り機で布を織り、ひな人形を作った。
はた織りを通じて郷土の身近な伝統技術に親しむ機会にしようと計画。参加者は中学生から一般までの14人で、男性も訪れた。
昨年も開いた体験会だが、今年は織りを重点にし、内裏びな用に2枚の布を織った。
縦糸は木綿糸で準備してあり、横糸に好きな色の毛糸を使う。布の大きさは縦12センチ、横10センチで、途中に短く切った毛糸を入れて模様にする。
参加者は、博物館の職員に教わりながら、パタン、パタンと心地よい音を立てて織り上げ、出来上がった布を着物にして内裏びなを作っていた。
はた織り初体験という女性は、「3月になるのでおひな様を作ってみようかなと思って参加した。はた織りはちょっとドキドキだけど、順々に出来てくるのが楽しい。手順を覚えれば簡単」と話して楽しんでいた。 -
飯島町お手玉遊び大会
伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)は17日、第4回飯島町町民お手玉遊び大会を町文化館で開いた。子どもからお年寄りまで町民約70人が参加し、和気あいあいで日ごろの練習の成果を披露し合った=写真。
競技は小学生の部、中学生以上の部に分かれ、それぞれ片手2個ゆり、ジャグリングなどの回数を競った。同会が基準を定める級位の認定審査も行われ、参加者は上の級を目指して挑戦していた。
競技の上位は次の皆さん。
◇小学生の部▼両手2個ゆり(1)清水夏美(2)宮下友哉(3)佐々木開人▼片手2個ゆり(1)宮下友哉(2)清水夏美(3)蟹沢萌加▼ジャグリング(1)蟹沢萌加(2)堀越かなえ(3)滝沢岬希
◇中学生以上一般の部▼片手2個ゆり(1)北原朱里(2)矢田節子(3)渋谷昌生▼ジャグリング(1)縣浩、北原朱里(2)小町谷経子(3)渋谷昌生▼両手3個ゆり(1)宮脇やす子(2)塩沢きよみ(3)矢沢千穂子 -
農林漁家民宿おかあさん100選の一人に選ばれた 蔵の宿 みらい塾のおかみ
伊那市長谷黒河内
市ノ羽幸子さん(60)あっという間の11年だったけど、やっぱり農家民宿を始めて良かった。自分の人生をも変えてしまうような素敵な出会いもたくさんあった竏秩B
人里離れた長谷の山奥で、ひときわ元気の良い声が聞こえてきたら、農家民宿「みら塾」のおかみ、その人に違いない。宿泊場所はリフォームした築130年の蔵の中。また、囲炉裏(いろり)のある築100年以上の木造母屋は、食事をしたり、ゆったりとくつろいだりする場所として開放している。何より、いつも変わらない笑顔と心配りで訪れる人を迎え入れてくれるおかみに会うため、ここを訪れる客人も少なくない。
「私がしていることは幸せを感じる心を育てるお手伝い。“幸せ”ってそこら中にあるけど、今は気付かない人が多いから。そうやっていろんな人と出会う中で、私が元気にならせてもらっているの」と笑顔を見せる。
◇ ◇
畜産農家に生まれ、大家族の中で育ったこともあり、人と接することが好きだった。また、新しいことも大好き。そのため、農山村ならではの保守的な地域性があるこの地へ嫁いできた時は「新しいことの大嫌いな村へ新しいこと好きの嫁さんが来た」と言われた。
「7人兄弟の長男だっていうから、周りからは『そりゃ大変だぜ』って言われた。けど、一目会ってみて『この人なら大丈夫』って感じたの」と語る。
嫁いでからも、兼業農家の嫁として、さまざまなことに挑戦。しかし、出る杭は打たれるもの。
「それこそ何回打たれたか知れないけど、ある時『あなたは毎日何かやっているからこそ、いろいろ言われる。何もしない人のことは誰も何も言われない。もっとやればいい』って言ってくれる人がいて『ああ、自分が道さえ外れなければやりたいことをやればいいんだ』って吹っ切れたの」 -
小林哲さん 入野谷で水彩画展
伊那市美篶下川手の自営業小林哲さん(61)の初めての作品展「ふるさと水彩画」は3月31日まで、同市長谷市野瀬の「入野谷」1階フロントギャラリーで開いている。中央、南アルプスや三峰川などの地元の風景を情緒豊かに描いた力作12点を出品している=写真。
3年ほど前、体調を崩した小林さんは、「好きなソフトボールの代わりになれば」と水彩画を始め、写真に収めた風景を独学で描く。出来上がった作品を仕事場に飾っていたのを見た入野谷の関係者に頼まれ、初めて個展を開くことになった。
「三峰川より富県桜井」「春日街道より仙丈ケ岳」「高遠町片倉集落」など四季折々の景色を描いた作品は味わい深い。小林さんは「見慣れた風景も、あらためて絵に描いてみると新鮮に感じる」と、楽しみながら取り組んでいるという。
休館日は水曜日。 -
小沢晃一 油彩画展
辰野町下辰野の洋画家、小沢晃一さん(73)の油彩画展は19日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。伊那谷の風景をはじめ、ポルトガルやスペインの街並みなどを題材とした新作約70点を展示販売している。
昨年2月にスケッチ旅行で訪れたスペインでは、世界遺産に登録されているトレドやカセレスといった都市を描いた。小沢さんは「どこを見ても絵になる街並みばかり。制作意欲が刺激された」と話している。
このほか、三峰川や天竜川を題材とした「ダムと渓流」「橋と紅葉」など、生き生きとした力強いタッチで描いた作品を出品する。同ホールでは、2年ぶり4回目の個展。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
天竜川水系の渓流釣り解禁
上伊那地方の天竜川水系で16日、渓流釣りが一斉に解禁となった。県内外から釣り人が入渓し、今シーズンの初・スアタリ・スの感触を味わった。天竜川漁業協同組合によると、今年は河川上流部は雪深く、下流から中流部にいるアマゴが狙い目だという。
伊那市の小黒川に入った60代男性=箕輪町=は、午前5時半から約3時間で、体長20センチ前後のアマゴ10匹を釣り上げた。「まずまずの釣果だが、初日は数ではなく釣ったときの感触を楽しみたい。それがだいご味」と笑顔で話した。
天竜川漁協は2月上旬、上伊那の主要渓流数10河川にアマゴの成魚700キロを放流。3、5月は、イワナの成魚を放す計画だ。
遊漁料は、一日券千円、年間券6千円、中学生券300円、小学生以下無料。問い合わせは、漁協(TEL72・2445)へ。
今シーズンの初・スアタリ・スを楽しむ釣り人 -
旧井沢家住宅 雛祭り展はじまる
伊那市西町区の旧井沢家住宅(市有形文化財)を管理する「伊那部宿を考える会(田中三郎会長)」は16日から、同住宅で雛(ひな)祭り展を始めた。地元旧家などに伝わる明治縲恟コ和時代の貴重な雛人形約150体を展示した。3月3日まで。
昨年に続き3回目の取り組み。明治初期の押し雛12体などの珍しい雛人形のほか、5段、7段の飾り雛が古材の墨色が美しい会場を彩り、一足早い雛祭りの雰囲気を演出している。各年代ごと顔つきの違う人形が一度に並び、見ごたえのある展示になっている。
3月2、3日は甘酒の持て成しがある。入館料は一般200円、小中学生100円。休館日は火曜日。午前9時縲恁゚後4時。
雛人形を飾り付ける「伊那部宿を考える会」のメンバー -
繭でネズミのおひなさま作り
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは16日、繭を使って今年のえとのネズミのおひなさまを作る講座を開いた。親子など12人が参加し、大きな耳が愛らしい男ひなと女ひなのペアを作った。
参加者は「部品が細かくて作るのが大変」と言いながら、カッターやはさみで繭を切って耳や衣を作り、接着剤でのり付けして形を整えた=写真。難しいところは時々指導者に手伝ってもらいながら、苦労を重ねて1時間ほどでようやく完成。「材料が繭だけあって、衣や冠の質感が絶妙」と作品の出来に満足そうな笑顔を浮かべていた。 -
伊那広域シルバー人材センターで21日まで会員互助会の作品展
伊那市西町にある伊那広域シルバー人材センター「伊那ワークプラザ」で21日まで、会員互助会(会員約700人、清水武茂会長)による第15回作品展示会が開かれている。会員120人が制作した絵画や写真、書や盆栽のほか、各種手工芸品など345点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
作品展は辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市の4市町村の会員でつくる同会が毎年1回開催しているもので、サークル活動や個々の制作活動の中で趣味の一環として制作しているさまざまな作品を会員らから募り、展示することで、生きがいづくりなどにつなげている。今年は昨年より若干多くの作品が集まった。
会場には今人気の「布ぞうり」のほか、編物、紙人形などが並んでおり、ドラム缶で焼いた炭や手作りほうきなど、一部の作品は購入もできるようになっている。
会場を訪れた人たちは「この写真はどうやって撮っているのかね」「きれいだね」などと話しながら、作品を楽しんでいる。
入場無料。午前9時縲恁゚後4時。 -
子育て学級代表者会
07年度のまとめ箕輪町の各地区で活動する子育て学級の代表者会が15日、町文化センターであった。07年度まとめの会合で、活動内容や課題などをを報告し合った。
町内15地区のうち本年度は13地区に12組の子育て学級があり、1組が休会している。残り2地区のうち1地区は新年度発足に向け準備中で、もう1地区は地域内で検討している。
活動の主なものは、イチゴ狩りやブドウ狩り、公民館での室内遊び、リトミック、運動あそび、救急講習、講演会、地区の文化祭での作品展示など。
「年度途中から人が集まらなくなり、他地区と合同で活動し助かった」「夕食に何を作るかという話から初めてレシピ集を作った」「区の文化祭に初参加し、屋号と名前を紹介してステージで踊った」などの報告のほか、「人が減少し存続の危機だが、名前は残していく」という学級もあった。
会員集めの方法として、地区内放送や回覧の利用なども紹介した。
町子どもセンターでは、「人数の少ないところは合同開催も計画し、町中で子育てできれば」と話し、地域の分館との関わりを深めるため情報発信していくことや、活動で町の出前講座の利用なども提案した。 -
有線電話の通話機能廃止へ
エコーシティー駒ケ岳は駒ケ根市と飯島町の8500世帯が利用している有線電話の通話機能を廃止し、お知らせなどの音声告知サービスのみを継続することを決めた。15日開いた臨時株主総会で全会一致で承認された。
有線電話は開設から14年が経過して設備の老朽化が目立ってきたことから、同社は今後の方針を決めるに当たって昨年11月に加入者を対象にしたアンケート調査を実施。その結果、通話機能を残してほしいとする意見が20%前後、音声告知機能を残してほしいとする意見が約70%前後だったことから、更新する機器には通話機能のない機種を導入する方針を固めた。
加入者には4月から順次通知し、10月から更新工事を開始。工事完了は09年3月を見込んでいる。工事費は約2億円。設備の更新に当たり、加入者の費用負担はない。
総会では駒ケ根市長の交代などによる取締役の選任が行われ、社長に杉本幸治駒ケ根市長が新たに就任したほか、山下善広取締役、箕浦税夫監査役も承認された。 -
女団連ファミリー料理教室
伊那市女性団体連絡協議会(有賀喜志子会長)は14、15日、毎年恒例の「ファミリー料理教室」を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。同会員と市内の保育園の保護者など両日合わせて約100人が参加して、五目味付けごはんなど4品を作って試食した。
料理教室は米消費拡大事業の一環として10年以上続いている。
作った料理は、ゴボウやニンジン、油揚げ、鶏肉、シイタケ、エンドウなどを炊き込んだ「五目味付けごはん」、春巻きの皮を使った「りんごぱい」、タマネギやニンジンなどを混ぜ合わせた「こねつけだんご」、アサリや各種野菜を煮込んだ「野菜のあっさりスープ」の4品。
市の栄養士から事前に指導を受けた女団連の会員たちが各テーブルについて、参加者たちに料理を教えた。
参加者たちからは「春巻きの皮を使ったりんごぱいは簡単にできて助かる」「野菜や米がたくさん使われていて栄養がありそう」との声が聞かれた。
##写真(たてよこ) -
よりあい東春近会議 ウォーキングロード最終下見
伊那市東春近の住民有志が地域づくりのために集まる「よりあい東春近会議」は11日、県の支援金を受けて取り組む「東春近ウォーキングロード」設置に向け、総延長約15キロのコースの最終下見をした。
ウォーキングロードを設置し、コースを歩いた住民に地域の魅力を知ってもらう狙い。創設するコースは、河岸段丘の上・下道沿いにある史跡を巡る「山コース」各2本と、2つのアルプスを眺めながら三峰川から天竜川にかけた堤防沿いを楽しむ「川コース」各2本の計4本がある。
昨年2月にコースの設置を企画し、同6月にコースを初下見、本年秋からコースの最終決定に向けて話し合ってきた。この日は、メンバー6人がコースを回り、支援金で製作する、案内看板(県産カラマツ)の設置位置を確認した。
3月1日に案内看板作りを東春近公民館で実施。同中旬には看板をコース上に設置する。 -
【健康運動指導士 赤羽知道さん】
厚生労働省の外郭団体、財団法人「健康・体力づくり事業財団」が認定する健康運動指導士。医学、運動生理学の知識に基づいた安全で効果的な運動プログラムを作成、指導し、駒ケ根市民の健康づくりに尽力している。
子どものころからスポーツが大好き。小学生の時はスポーツ少年団のソフトボール団に、中学生の時は陸上部に所属した。走り高跳びでは伊南4市町村の大会で1年生の部優勝を果たすなど活躍。高校でも陸上部で三段跳びに打ち込んだが「練習方法が良くなかったのか、ひざや足首をよく故障した。1カ月ぐらい練習できないこともよくあり、どうすればけがを防ぐことができるのか真剣に考えました。テーピングやストレッチの本を買ってきて自分で勉強したりね。その経験が現在につながっています」。
卒業後、駒ケ根市職員に。当時、駒ケ根市は脳卒中による死亡率が県下17市中で1位だった。市は汚名を返上しようと、運動の重要性を市民に浸透させる取り組みに力を入れ始める。保健衛生課に異動になったのはちょうどそんな時期だった。スポーツや保健分野に詳しく、適任だとして健康運動指導士講習に派遣され、講習と試験を経て資格を取得。健康ウォーキングの定着を図るため、市が開く健康増進教室で講師を務めたのを皮切りに、機会あるごとにさまざまな場で健康運動を指導してきた。
5年前からは、ケーブルテレビ「エコーシティー駒ケ岳」の番組「貯筋体操講座」にもインストラクターとして出演。貯筋体操を指導する・ス貯筋じゃー・スとして知られている。番組は気軽にできて効果的な筋肉づくりを指導する内容で・ス借筋ダー・ス・スメタボリッカー・スなどの悪役キャラクターも登場して親しみやすい雰囲気。年に2本のペースで制作しているが「もっと多くのバリエーションを見たい」と市民に好評だ。
「最初のころは緊張のせいで表情も体の動きもぎこちなく、せりふも棒読み。今は慣れて台本なしでできるようになったし、楽しく見てもらおうと、アドリブでギャグを飛ばしたりする余裕もできました」
番組の運動のメニューは季節や年齢層などを念頭に置きながらすべて自分で考える。
「健康づくりのための運動というと、スクワット何セットとか腕立て伏せ何回とか、回数を指定してしまいがちだが、本当は個人のレベルに応じてやるもの。同じ回数でも人によってハード過ぎたり楽過ぎたりするので『少し疲れるくらい』『つらくなったらやめる』などの感覚的な言い方を心掛けるようにしています」
40歳を過ぎても若々しいバランスの取れた体型をうらやましがられるが「特別なトレーニングはしていない」という。
「昼休みにちょっと体操するとか、徒歩で通勤するとかいう程度。意気込んで運動不足を解消しようとすると気合、ハチマキ、筋肉痛竏窒ニいうくらいで、かえって運動の習慣が身につかない。日常生活の中でこまめに体を動かすことでカロリーは消費できるんです。それがメタボ解消の第一歩でもある。私はこれを・スずくササイズ・スと呼んでいます」
(白鳥文男) -
油絵サークル「芽の会」 伊那図書館で作品展
伊那市の伊那公民館油絵サークル「芽の会」の作品展は23日まで、市立伊那図書館1階広域情報コーナーで開いている。会員7人が一人2、3点の計19点を出品。風景や人物、花など、それぞれが自由な画風で描いた個性豊かな近作に注目が集まっている。
風景画は地元の経ヶ岳をはじめ、八ヶ岳や常念岳などの山や、伊那市内の街並みを描いた油絵を出品。このほか、スケッチ旅行で訪れたという神奈川県南東部の三浦半島を題材とした作品などがある。
代表の西村元一さん(81)=伊那市西箕輪=は「それぞれが自分の描きたい絵を描いている。一人ひとり違う、自分の個性を重んじていて、見所が多い作品展になっている」と来場を呼びかけている。
芽の会は、伊那公民館を活動拠点とし、月2回の例会を開く。会員は伊那市、南箕輪村の50縲・0代の8人。作品展は年に一度あり16回目。
入場無料。午前10時縲恁゚後7時。
会員それぞれの個性が詰まった油絵サークル「芽の会」作品展(伊那市立伊那図書館) -
子育てサポーターが、子育て支援センターで手作りおもちゃ講座を実施
地域の人たちに子育て中の母親らを支援してもらう伊那市の試み「子育てサポーター」による子育て講座が13日、富県子育て支援センターであった。子育てサポーターの一人で地域の子どもたちを対象とした自然体験学習などを展開している丸山宏一さん(64)=伊那市高遠町=が、木のプレートを使ったペンダント作りを紹介。集まった母子らは思い思いの絵をプレートに描き、オリジナルのペンダント作りを楽しんだ。
核家族化、近所付き合いが希薄化する中、子育て中の母親が孤立化し、不安や悩みを抱えたまま子育てをしているケースも多い。子育てサポーターは、こうした母親らを地域のさまざまな人たちに支援してもらおうと竏窒ニ始めたもので、昨年11月に6回のサポーター養成講座を開催。子育て経験の母親や保育士、ヘルパーの資格保有者、子育て支援活動経験者など21人が同講座を経て、子育てサポーターとして活動を開始した。子育てサポーターは主に市が行う子育て支援事業への活動支援を担い、それぞれの得意分野を生かして活動を展開する。
子育てサポーターが子育て支援センターで得意分野を生かした講座を開くのは今回が初めて。
この日、講師を担当した丸山さんは「こんなに大勢の人が来てくれて有り難い。普段よりちょっと小さい子どもさんたちだったので不安だったが、楽しんでくれているようで良かった」と話していた。
また、講座に参加した母親の唐沢ちなみさん(30)=伊那市東春近=は「普段、自分の家ではできない経験なので楽しかった」と話していた。
市では今年も7月にサポーター養成講座を開き、子育てサポーターをさらに増やしていきたいとしている。 -
伊那市、市内の避難所の見直しを始める
伊那市はこのほど、市内の避難所の抜本的見直しを行うため、現在指定避難所となっている施設などの調査を開始した。現在市内にある避難所は156カ所。しかし、現在の避難所には旧伊那市の防災計画が作られた1960年代に指定された場所も多く、耐震強度の弱い施設や土砂災害の危険区域内にある施設が避難所に指定されている地区もあるという。市では現在、各地区の区長から情報を寄せてもらう中で現避難所の状況を把握するとともに、危険な施設については代替となる避難所の検討も進めていく予定で、08年度中には新しい避難所を指定していきたいとしている。
現在各地区では、区の公民館などが一般避難所に、小中学校の校庭などが基幹避難所として指定されている。しかし、避難所の中には災害が発生時の危険区域内に位置しているものもあり、市は抜本的な見直しの必要性を認識。また、伊那中学校が指定避難所となっている荒井区では昨年末、「高齢者には避難所が遠すぎる」として伊那市駅前ビル「いなっせ」を指定避難所にしてほしいとする要望を提出していた。
こうした地区については、できる限り耐震性のしっかりした新しい施設を指定避難所としていく方向で、今後、各区に希望を出してもらう中で避難所数を増やすかどうかも検討していく。 -
「げんきセンター南部」一般開放
箕輪町の新しい介護予防拠点施設「げんきセンター南部」で12日から、一般開放が始まった。住民が施設を見学したり、トレーニング機器を体験している。
心肺持久力向上や筋力アップのトレーニング機器を備え、一般開放による高齢者筋力向上トレーニング事業や転倒予防教室などの介護予防事業に利用する施設で、8日に開所した。
トレーニング用のバイク5台、トレーニングマシン6台などがあり、訪れた人は運動指導士や、みのわ健康アカデミー卒業生の「ウエルネスサポーター」に機器の利用方法などを教わり、無理せず各自のペースでトレーニングを体験している。
住民の関心は高く、初日は21人が訪れた。2日目の13日は、一般住民のほか施設に隣接するデイサービスセンターゆとり荘の利用者も体験した。
2日連続で体験に訪れた女性は、「病後でリハビリをしたいと初日に来た。自分でもできそうだなという感じがしたので、思い切ってリハビリのために通いたいと思っている。いい施設ができてうれしい」と話していた。
施設は3月31日まで無料で一般開放する。時間は午後1時縲・時。土日祝祭日は休館。対象は町内在住の20歳以上の人。事前申し込み不要。 -
【記者室】もうすぐ1年生
小学校で、今春入学する園児たちの1日入学があった。1年生のお兄さん、お姉さんに迎えられ、教室で一緒に工作をしたり、体育館で遊んだり。「早く1年生になりたい」とワクワクしているのが伝わってきた▼小学校に興味津々の来入児。5時間目というものを知り、「5時間目があると長いの?」と質問した。すると1年生は「長いよ。だって学校に5時間もいるんだよ」。その答えに「ふーん」と驚いたようにうなずいた。なんともかわいいやりとりだった▼来入児は入学式の日を指折り数えて楽しみにしているのだろう。桜咲く春までは、まだもう少しある。園で、お友達との思い出をたくさん作り、その楽しい思い出を胸に、小学校の門をくぐってほしい。(村上裕子)
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郷土のひな人形展示
箕輪町郷土博物館で、土びなや押しびななど郷土のひな人形を展示している。
人形はすべて博物館の寄贈資料で、御殿びなは昭和20年代後半の作、土びなは昭和5年の作。押しびなは大正時代のもので、内裏びなのほかに「桃太郎」などの昔話や「高砂」、「義経と弁慶」などがある。
桃の節句ころまで展示する予定で、博物館では、「展示したひな人形は豪華ではないが素朴さがある。この地域では昔は子どもが家々を回ってひな人形を見て歩いたと聞く。そのように気軽に見に来てほしい」と話している。 -
がんばれどんぶりレンジャー!!、正義の勝利に園児も声援
宮田村のヒーロー戦隊どんぶりレンジャーが13日、東保育園の誕生会に登場。突然現れた悪者を退治し、正義の味方の強さに園内は子どもたちの歓声で包まれた。
レンジャーと園児がふれあいを楽しんでいるその時。保育士扮するドロドロキラーとカビカビキラーの悪者が、別の保育士を連れ去った。
勇ましく救出に向ったどんぶりレンジャー。しかし相手の強さに歯が立たない。
そこに宮田村の名物丼「紫輝彩丼」が。レンジャーはパワーの源である丼をかきこみ、見事に復活して悪者を追い払った。
「かっこいい」「本当に強いんだ」と子どもたち。あこがれのヒーローに手を振った。
誕生会では、園児を前に保護者の父親らでつくる4人組バンド「DaddyFour」のライブも。
子どもたちに人気の仮面ライダー電王の主題歌などを演奏。どんぶりレンジャーとのコラボレーションもあり、子どもたちはノリノリになって楽しんでいた。 -
伊那市消防団音楽隊 初のコンサート
伊那市消防団の機能分団「消防音楽隊」(小林明彦隊長・35人)は10日、市駅前ビルいなっせで、隊独自となる初演奏会「スーパーファミリーコンサート」(伊那毎日新聞社など後援)を開いた。伊那中学校吹奏楽部や市消防団ラッパ隊も参加し、満席となった会場を盛り上げた。
演奏会は、地域住民の防災意識を高める広報活動の一環で、隊の創立20年目の記念として、これを契機に独自の定期演奏をしていこうと企画。アニメや時代劇のテーマソングなど、家族で楽しめる約20曲を繰り広げた。
「ドリフずっこけ大集合!!」では、おなじみの音楽に合わせ、登場した消防服姿の団員が火災予防をPRする催しなどで観客を魅了した。楽器指導などを通じて交流がある、伊那中吹奏楽部との共演では、「ラプソディー・イン・ブルー」など2曲を披露した。 -
06年豪雨災害復旧工事の現場研修会開催
06年豪雨災害復旧工事現場研修会が12日、南箕輪村の上伊那建設事業協同組合研修センターであった。室内研修で現在各地区で進められている復旧工事の概要を学んだ後、実際に伊那市前沢川西春近工区など工事中の4カ所を視察=写真。集まった約70人の技術者が、その施工方法などを学んだ。
建設工事に携わる技術者に技術向上を図ってもらうことなどを目的として県土木施工管理技士会伊那支部と伊那建設事務所の共催で企画した研修会は今回2回目。昨年は災害復旧工事が始まる前の被災現場を視察したが、昨年度末に着手した災害関連事業などが完了に近づいていることから、今回はその復旧工事の現場を視察することとした。
室内研修では、災害関連緊急砂防工事が進んでいる辰野町沢底川の赤羽工区、箕輪町中の沢の中村工区、伊那市前沢川の西春近工区の3カ所の工事概要について説明。3万立方メートルの土砂が流出し、その後も上部に不安定土砂4千立方メートルが残っていた箕輪町中村工区では、高さ13・5メートル、堤頂長145メートルの待ち受け砂防えん堤の設置を計画し、その下部に受け止め切れなかった災流を受け止める堆積工を設置。また、軟弱地盤を強化するため、えん堤の下になる部分を一端掘り起こし、その土にセメント混ぜたものを敷き直す地盤置き換え土を採用したほか、集落内を流れる渓流を集落外へ流すための水路付け替えなどを検討してきた経過が示された。 -
高遠町「だるま市」 2万2千人の人出にぎわう
400年の伝統を誇る伊那市高遠町の冬の風物詩「だるま市」が11日、鉾持神社参道で開かれた。福だるまをはじめ、縁起物を扱う露店が立ち並び、午前10時ごろからは人波で歩くのもやっと。市内外から約2万2千人(市観光協会発表)の買い物客が訪れ、にぎわいをみせた。
「いらっしゃい、いらっしゃい」の掛け声が各露店で響いた。40年前からだるまを売っている地元のバイク店「いてふや輪業」の売れ筋は、高さ32センチの4千円。同店の池上秀樹さん(36)は「天気がよく、お客さんの財布の紐も緩んでいる。天気がよかった昨年と同じくらいの売れ行き」
だるま市は、鉾持神社の祈年祭に合わせた伝統行事。神社に向かう303段の石段は、お札を買い求める人や昨年のだるまを奉納する人らが連なった。高齢者や忙しい人のため、階段を上らなくても参拝できるよう、石段前にさい銭箱を置いた。 -
春日街道・村道9号線交差点信号機「久保・北原」設置
14日供用開始へ県道伊那箕輪線(通称・春日街道)と南箕輪村の村道9号線の交差点に信号機「久保・北原」が設置され、14日に供用を開始する。
北原入口の同交差点は、春日街道と村道共に交通量が多く、見通しが悪いため交通事故が多発。01年には死亡事故も発生した。通勤時間帯には村道から春日街道に出る自動車で渋滞も起きている。
地元地区から安全対策の要望があり、02年から村が県公安委員会に信号機設置を要望してきたが、07年度に設置が決まった。
信号機設置に合わせ村は08年1月上旬から周辺整備として照明灯の設置、車止め(歩行者・信号機保護の鉄柱)の設置、歩行者待合スペースの舗装、車道舗装の打ち替え、交差点名表示板の設置をした。工事費は366万4500円。
14日、村発注工事と公安委員会発注工事の検査終了後に供用を開始する。
村では、信号機設置により事故防止と通勤時間の渋滞緩和に期待している。 -
伊那公高齢者教室「裁判員制度」について学ぶ
伊那市の伊那公民館は13日、高齢者教室の全体学習会で裁判員制度について学んだ。約70人の生徒が参加。広報用映画を上映=写真=し、長野地方裁判所伊那支部の藤井聖悟裁判官が来年5月までに始まる制度の内容について話した。
藤井裁判官はスライドを使い、裁判員を選ぶための手続きや対象となる事件などを説明。制度は裁判を身近で分かりやすいものにするためで、司法に対する国民の信頼を向上させる目的があるとした。
裁判員の選び方は、選挙権のある人の中から候補者を抽選で選び、事件ごと、その中から再び抽選して選ぶ仕組み。原則として辞退することはできないが、▼重い病気やけが▼親族の介護や養育竏窒ネど、「やむを得ない理由」がある場合は、辞退することができるとした。
広報用映画を鑑賞する高齢者教室のメンバー -
【記者室】美術館に親しむ
伊那市の信州高遠美術館は年間を通し、アートスクールを開いている。1人でも気軽に美術館へ来てほしいと人物画や俳画、陶芸など幅広くテーマを設定。館内の展示作品を見てから、制作に入るのが特徴で、プロを目指すというより、見て感じたものを楽しみながら作品にしている。6年間続いているそうで、住民が芸術に親しむきっかけになっている▼美術館ギャラリーで、受講生による作品展を開催中。人物や花、風景などを題材にした絵画、自宅で実際に使っている湯飲みや皿など30点余が並ぶ▼仲間と絵談義に花を咲かせるひととき。季節ごとに変わる館内からの風景を眺め、コーヒー一杯を飲んで制作に取りかかる受講生。そんな時間の過ごし方もいい。(湯沢康江)
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上伊那在住外国人共生ネットワーク第2回講演会で災害時、自分たちに何ができるかを考える
上伊那在住外国人共生ネットワーク第2回講演会12日、が伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。行政の防災担当者や国際交流ボランティア関係者など約20人が参加。阪神淡路大震災や新潟県の震災で外国人被災者を対象とした情報伝達支援などのボランティアに携わってきた多文化共生センター大阪の田村太郎さんを迎え、災害時、自分たちのできる支援のあり方について考えた=写真。
同ネットワークは災害時に言語の違いなどから情報伝達が遅れる在住外国人への防災支援を目的として昨年2月、上伊那全体で発足した。それから1年を経て、今回はその節目として、実際に自分たちにできることを考えるため、同ネットワークに参加する伊那市のNPO法人伊那国際交流協会の主催で講演会を開いた。
田村さんは「災害直後はみんな助け合おうとするが、避難所に入ってから日がたつに連れ、ぎすぎすしてくる。そのため、避難所でのトラブルをいかにして未然に防ぎ、避難所での死者を出さないかが大切」と指摘。阪神大震災や新潟県の震災や多言語支援センターを発足した経過を話しながら、多言語で情報を発信することは単なる情報伝達に留まらず、その言語を使う人たちの安心感につながることを説明。また「情報を提供することもすごく大切だが、いかにそこでトラブルなく、みんなで長く生活できるかが一番大事」と語り、ちょっとした文化の違いが大きなトラブルへと発展していくため、ルールを翻訳して張り出すなどといった取り組みが必要であることを示した。
また、普段から外国人も含めた防災訓練などを積極的に行い、どんな災害があるかという情報を伝えるとともにその時どう対処すればいいかといった情報を合わせて提供することで、外国人は災害弱者から支援者側に回ることができることを示し「もっと外国人の力や知恵を借りるべき」とした。 -
そよかぜ、チャリティーバザー
箕輪町のグループ「そよかぜ」は10日、チャリティーバザーを同町の貸しスペース「ぷち・らぱんどぅ」で開いた。衣類や電動自転車、パソコン、米などメンバーやバザーを知った人が寄付した品およそ3千点を販売した。
「そよかぜ」は今回のバザーのために結成したグループ。収益金でベトナムのホーチミン市の小学校に通う子どもたちに教科書やペンなどを贈ろうと、地域住民の有志15人が集まった。
メンバーの高橋敏さんは「今回、目的を明確にしたことでたくさんの人が協力してくれた。みんなと話し合って何かできることがあれば今後もやっていきたい」と話している。
午前10時から始まったバザーは大盛況。午前中だけで10万円ほどの売り上げがあった。
16日にはメンバー6人が現地を訪れ、バザーの収益金で買った品ものを直接渡すとのこと。