-
宮田城址保存会、城址一帯にモミジなどを植樹
宮田村北割区住民有志でつくる「宮田城址保存会」(春日甲子雄会長)は22日、モミジやヒノキなどの苗木約500本を宮田城址一帯に植樹した。約15人の会員が参加し、山の斜面や宮田氏一族の慰霊碑周辺で作業に励んだ=写真。
城址の保存を目的として活動してきた同会はこれまでも、登城用遊歩道の整備や慰霊碑の建設、オオヤマザクラの植樹などに取り組んできた。今回の植樹は、森林の保全を目的としたもの。城址一帯には広葉樹をはじめとしてさまざまな樹木が生育しており、今後も雑木林として整備を進めていきたいとしている。
参加したメンバーの一人は「ゆくゆくは宮田村の遺跡の一つになるように整備を進めていきたい」と話していた。 -
「まっくんせんべい」好評
南箕輪村大芝高原の限定菓子「まっくんせんべい」が、5月中旬の発売から1カ月が経過し静かな人気になっている。。
「まっくんせんべい」は、通常のピーナッツの代わりに松の実を入れたせんべい。赤松の精のまっくんにちなんだ菓子で、1袋500円。大芝荘、大芝の湯、大芝高原味工房の3カ所のみで販売している。
松の実入りは珍しく「品のいい味」。今月上旬に東京であった森林セラピーキャンペーンでも試食で提供したところ好評だったという。村開発公社では「ぜひ1度味わってみてください」と話している。 -
日本風景街道
伊那と箕輪の2団体申請美しい街道づくりを支援する仕組みや体制の確立を検討する国土交通省の「日本風景街道戦略会議」ワーキンググループに、上伊那で伊那市の「伊那アルプス街道協議会(仮称)」、箕輪町の「西部花街道をつくる会」が申請した。各市町は、それぞれ協議会を立ち上げ、活動計画の策定に取り組む。
伊那市の活動エリアは、国道361号・国道152号(権兵衛街道、杖突街道、秋葉街道)の直線距離で東西40キロ。歴史や自然環境を再認識し、二つのアルプスに抱かれた風景を保全する。
活動方針に▽361号とその周辺から見える中央・南アルプスの風景を守る▽街道の歴史や四季折々の自然を歩いて楽しむ散策ルートを整備する▽食や健康による都市と地域の交流のまちづくりを促進する竏窒ネどを挙げる。具体的には、電柱の移転、南アルプスパノラマレストパーク(仮称)の建設、361号線のルート変更などが考えられる。
9月に活動団体代表者、伊那商工会議所、学識経験者などでつくる協議会を発足させる予定で、市民主体の活動を推進する。南箕輪村にもかかるため、加わってもらう考え。
本年度中に活動計画を策定し、07年度、実験的に取り組み、08年度、本格的に動き出す。
「日本風景竏秩vには全国から72ルートの申請があり、プレゼンテーションする33ルートに選ばれた。7月下旬、ワーキンググループの中村良夫座長らが現地調査に訪れる。
20日、市議会経済建設委員会協議会で説明があった。
◇ ◇
箕輪地籍の県道与地辰野線(通称・西県道)は、住民有志の「西部花街道をつくる会」(唐沢弘三会長)が花桃の植栽に取り組んでいる道路で、同会が申請した。
平沢豊満箕輪町長は、「西県道に花桃を植えるだけでなく、総合的な街道作りができたらと思う。幅広い範囲でアドバイスできる人、地域と意見交換できる人をアドバイザーにお願いしていきたい」と、20日の町議会一般質問で考えを述べた。
町政策企画室によると今後、街道整備に向け町、県、地元団体などによる組織を立ち上げ、専門アドバイザーと相談しながら事業計画の策定に取り組む。 -
カキツバタ湿原を紫に彩る
伊那市西春近の「野田山あやめ園」のカキツバタが湿原を紫色に彩り始めた。関係者によると、本年は例年に比べて1週間ほど咲き始めが遅い。6月下旬縲・月上旬が見ごろになりそうだ。
藤沢川沿いにある「休み平キャンプ場」から延びたハイキングコース上にあるアヤメ園。標高約1100メートルに広がる約2・41ヘクタールの湿原に、約1万株のカキツバタが群生している。
湿原内には桟橋の遊歩道が整備され散策は自由。朝霧に包まれると、園内は紫色のカキツバタが幻想的な世界を演出するほか、季節に応じてザゼンソウ、ミズバショウ、ツツジなども見られ、見所が多い。
「野田山あやめ園」は広域農道沿いの入口から車で約5・3キロ。休み平キャンプ場や物見や城がある藤沢山自然休養園内にある。 -
伊那消防署 「ドクターカー」システム試行
伊那消防署は19竏・9日のうちの7日間、救急隊員と医療機関が連携し、救急救命の確立を高める「ドクターカー(医師同乗)」システムの試行に取り組む。定期的な試行を繰り返し、地域住民への定着化を目指し、本格運用の実現につなげる。
試行は04年9月に始まり、今回で4回目。前回は重症傷病者(疑いを含む)を対象に出場したが、同乗する医師に消防署の仕事を理解してもらうため、全症例が対象となり、医師は同署へ滞在する型にした。
出場指令を受けると、救急隊員3人と医師1人が救急車へ乗り、現場へ出動。また、管外の救急隊からの搬送を途中で引き継ぐこと(ドッキング方式)にも取り組む。
ドクターカーシステムは県内数カ所で運用。医師が同乗することで、外傷から病気まで幅広く早急な措置が可能となり、救命率の向上が期待できる。
救急係長の里見実さん(40)は本格運用について「専門の医師や救急隊員の確保などの課題はあるが、実績を積み上げてシステムの実現につなげたい」と話す。
伊那消防署は今後も試行を繰り返し、問題点などを明かにし、運用に向けた資料づくりを進める。
同消防署(管内=旧伊那市、南箕輪村)の05年の救急出動件数は2558件で、一日平均約7件。そのうち65パーセントは入院以上の患者を搬送した。 -
若狭三方五湖観光協会、サザエのつかみ取りなどで観光PR
夏休みは海の幸が豊富で美しい景観が楽しめる三方をぜひ訪れてほしい竏窒ニ、福井県若狭町の観光PRキャラバンが20日、伊那市を訪れ、青梅300キロと、つかみとりによるサザエ240キロの無料配布をした。会場となった伊那市のアピタ伊那店前は、新鮮なサザエや肉厚の青梅目当てに集まった人たちでごった返した。
この日訪れたのは若狭三方五湖観光協会や若狭町の職員と、民宿女将など27人。過去には兵庫県などでPR活動をしてきたが、近年は長野県からの観光客が多くなってきたこともあり、改めて三方の魅力を知ってもらおう竏窒ニ来伊した。
8月5日縲・6日は、7エリアでの花火大会があるほか、7月中は5カ所でサザエのつかみとり体験を実施する。また、四季折々の美しさが楽しめる三方五湖のクルーズや梅のもぎ取り体験、初心者でも楽しめる海釣り公園など、親子で楽しめるスポットも多数ある。
若狭三方五湖観光協会の今井加七事務局長は「海あり山あり湖あり。長野県の人にも喜んでもらえる美味しい魚介類も豊富にある。夏場、冬場を問わず、来ていただきたい」と話していた。
問い合わせは若狭三方五湖観光協会(TEL0770・45・0113)へ。 -
西春近北保育園、保育参観で親子一緒に運動プログラムを体験
柳沢運動プログラムの実際の様子を知ってもらおう竏窒ニ伊那市の西春近北保育園(池上三枝子園長)は17日、保育参観に合わせて運動遊びをした。年長から年少までの約60組の親子が、楽しみながら体を動かした。
前頭葉の刺激、身体能力の強化などを目的とする同プログラムは、伊那市内の保育園でも昨年4月から導入している。これまで同園では、文書などで取り組みについて伝達してきたが、実際に見たことがない保護者も多く、こうした保育参観を企画。また、今回は親子で一緒に出来る運動プログラムに初挑戦した。
運動プログラムの指導に当たる保育士が、年齢に合わせて動作が発展していくことや、動きのもたらす効果などを説明。父親の参加も多く、元気よく動き回る子どもの姿を感心しながら見学していた。
参加した母親は「日ごろ言葉では聞いていたが、基礎的な動作を練習していることが分かってよかった」と話していた。
車での移動などが多い今の園児は、遠足でも体力が続かなかったり、転んだときに受身が取れないことがあったが体力や反射能力が身につき、落ち着いて話を聞けるようにもなってきたという。 -
つくしんぼ園祭
伊那市のつくしんぼ保育園で18日、恒例の園祭があった。バザーやお祭り広場など多くの地域住民らが訪れにぎわった。
同保育園の父母と職員による園祭は、37年前の創立以来続く行事。バザーの売上金などを園の運営維持や遊具費用にあてている。
掘り出し物バザー、自然食品コーナー、親子で楽しめるお祭り広場などがあり、バザーはすれ違いが困難なほど混雑した。食器、毛布、タオル、おもちゃ、ベビー用品など安いものがたくさんあり、皆、かごいっぱいに買い求めていた。
食事コーナーもにぎわい、子どもたちもゲームコーナーで遊んだり、バザー品の中からおもちゃを真剣な顔で選んで楽しんでいた。 -
箕輪町図書館で朗読講座始まる
箕輪町図書館の「朗読講座」が18日、図書館で始まった。参加者は朗読の基本を学び、皆で発声練習などをした。
全3回の講座。講師を務める伊那朗読の会の小林豊子さんは、表現豊かに読む話術について話し、「一般的に上伊那や諏訪地方はぶっきらぼうな話し方と言われる。話術を勉強するのもとても大切」とした。
朗読の基本に(1)イントネーション(抑揚)(2)歯切れの良さ(3)テンポ、リズム、アクセント-を挙げ、「歯切れがいいかどうかで与えるイメージが全然違う。歯切れ良くするには発音、発声が大切。毎日欠かさず訓練する以外に上達方法はない」と話した。
辞書と地図をいつも用意し、分かっている読みでも意味を調べる、地図で物語の場所を確認し気候を考え季節感も理解して言葉にのせていく-こともアドバイス。「辞書と地図を片手に、朗読の基本3つを同時に頭に入れて読み、主人公がどういう気持ちなのか追体験しながら表現して」と話した。 -
危険物功労で県知事感謝状
県危険物安全大会(9日、大町市)で危険物安全協会功労者として県知事の感謝状を受けた伊南防火管理協会顧問の加藤和美さん(66)=駒ケ根市赤穂北割二区下の坊=は20日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に感謝状を受けたことを報告した=写真。加藤さんは「身に余る光栄。危険物に携わって42年になるが、皆さんの支えがあって無事故無違反でこられた。今後も防火意識の向上に努めていきたい」と喜びを語った。中原市長は「長年の実績が評価された結果。伊南の住民にとっても名誉なことだ」と祝いを述べた。
加藤さんは駒ケ根自動車産業の社長を務める傍ら、1986年から伊南防火管理協会の理事、副会長、会長を歴任したほか、04年から2年間(1期)は県危険物安全協会の理事も務めた。県知事感謝状は伊南で初という。 -
せせらぎ水路で園児が水遊び
伊那市の竜東保育園年長児58人は20日、市役所南側の「せせらぎ水路」で水遊びをした。水路の両側に植えられたハナショウブが咲き始め、園児たちは元気いっぱいに遊んだ。
水着姿の園児たちは「冷たーい」と言いながらも、延長約100メートルの水路を走ったり、水をかけ合ったりしてびしょびしょになって1時間ほど楽しんだ。
ハナショウブは数千株が植えられ、7月中旬ごろまで楽しめる。
飯田測候所によると、20日の最高気温は27度。
21日は昼が最も長い「夏至」を迎える。7月16日までの長期予報で平均気温は平年並み、降水量は平年並みか、多い、日照時間は平年並みか、少なめ。 -
【記者室】プラネタリウムで
県伊那文化会館プラネタリウムの投映番組が先週末から夏番組に変わった。今回は世界中で愛され続けているサン=テグジュペリ作の童話「星の王子さま」を原作とする作品。これまでと少し違って動画で、子どもから大人まで楽しめる番組だった▼上伊那はたくさんの星を近くに見ることができる。恵まれた環境なので、わざわざプラネタリウムで星を見なくても…と思う人もいるかもしれないが、1度足を運んでみるとプラネタリウムならではの良さを満喫できる▼今春、プラネタリウムで初の受け入れをしたツアーの観光客は「とても癒された」と満足していたが、ドームを出るときは本当に癒されたと感じる。番組を楽しむのはもちろん癒しにも最適のスポット。(村上記者)
-
高遠町公民館ソフトバレーボール大会
伊那市の高遠町公民館は17日夜、第13回ソフトバレーボール大会を町文化体育館で開いた。昨年より5チーム多い19チーム約120人が参加してプレーを楽しんだ。
一昨年までは20歳代から50歳以上まで各年代別だったが、参加者の減少によってチーム編成が困難になったことなどから昨年、クラスを見直し、40歳未満のバリバリクラスと40歳以上のニコニコクラスに分けた。
高遠、長藤、三義、藤沢、河南の分館ごとでチームを編成。クラスの見直しにより、高校生チームも出場し「幅広い年齢層が参加して親ぼくを深める本来の目的にふさわしい大会となった」(同公民館)。
競技は4、5チームごとで総当たり戦をして順位を決めた。参加者たちは「ナイスサーブ」などと声を掛け合いながら、チーム一丸となって熱戦を展開した。 -
練習成果を壮行会で披露・伊那消防署
伊那消防署で20日、同署から県消防救助技術大会(24日、長野市)に出場する選手のための壮行会があった。出場者らは5月1日から毎日、積み重ねてきた練習の成果を、伊那消防組合長の小坂樫男市長らの前で披露した=写真。
2人が空気呼吸器を装着して塔上のスタート地点より下り、要救助者を抱えて搬送・救出する「引揚救助」、設定された渡過ロープで対面する塔上に進入し、要救助者を救出する「ロープブリッジ救出」の2種目に合計9人、2チームが出場。いずれの競技も安全、確実性、所要時間を評価する。
伊那消防組合長の小坂樫男市長は「大会では、常日ごろの練習の成果を十分に生かされることを願う」と激励。救助隊の山岸浩示隊長は「2カ月に及ぶきびしい訓練の成果を発揮したい」と決意表明した。
壮行会には高遠消防署から「ほくふ救出」へ出場する選手らも出席し、意気込みを述べた。
伊那、高遠消防署の出場選手は次の皆さん(カッコ内は年齢)。
▽引揚救助=原秀一(31)桜井英和(31)矢崎友和(28)藤原潤也(29)飯島祐介(27)▽ロープブリッジ救出=春日健一(34)宮島国臣(30)渋谷吏(29)埋橋護(25)▽ほふく救出=牛山誠(31)赤羽利基(28)伊藤秀樹(26) -
箕輪町、南箕輪村の消防団ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会
箕輪町、南箕輪村の消防団06年度ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会が18日、箕輪町役場駐車場、南箕輪村役場駐車場でそれぞれあった。団員は数ヶ月間にわたる訓練の成果を発揮して大会に臨んだ。
ポンプ操法では、消火の基本動作の正確性や敏しょう性、標的(火点)を倒すまでの時間などを競った。ラッパ吹奏は、吹奏の部と規律の部の総合で競い合った。
箕輪町は自動車ポンプは第4分団、小型ポンプは第5分団、ラッパ吹奏は第4分団が優勝。ラッパ吹奏は5連覇を達成した。個人表彰の受賞者は過去最多の29人だった。
南箕輪村は自動車ポンプは第3分団第1部Aが2連覇、小型ポンプは第2分団第2部が6連覇、ラッパ吹奏は第5分団が3連覇を成し遂げた。
自動車ポンプと小型ポンプの各1位、ラッパ吹奏は選抜で、7月9日の上伊那郡大会(伊那市役所駐車場)に出場する。箕輪町は本年度、同大会への出場を辞退する。 -
みつろうローソクづくりワークショップ
駒ケ根市の環境NGО杜のなか(今堀雷三・小林正明代表)は18日、赤穂公民館駐車場で、親子15人が参加し、みつろうローソクづくりをした。
杜のなかは夏至の夜8時から10時の2時間、電気を消してスローな時間を楽しもうと「ピースローソクこまがたけ」-百万人のキャンドルナイト06夏至-」を企画した。
参加者は湯煎したみつろうの中に、芯のタコ糸をいれて、冷やして固めるなど、ローソクの形になるまで根気よく、作業を続けた。 最後に、顔料入りのみつろうで赤や緑、黄色に色づけて完成させた。
みつろうはミツバチが巣を作るために、体の中で作り出すワックス。燃やしても悪い煙の出ない、心にも身体にも、そして地球にも優しいローソク。 -
宮田村消防操法大会
宮田村消防団は18日、ポンプ操法とラッパ吹奏大会を村農業者体育館駐車場で開いた。小型ポンプの部は昨年度上伊那大会も制した3分団5部(大原区)が優勝したほか、ポンプ車、ラッパも強豪が実力を発揮。日ごろ鍛えた技術を発揮した。
3分団5部は個人減点なしで、ほぼ完ぺきな内容。昨年県大会5位の実力をいかんなく見せた。
ポンプ車の部も6年連続で2分団3部(河原町)が優勝、ラッパも長期の連覇を続けている2分団(町区)が制した。
会場には関係者のほか、団員の家族らが声援する姿もあった。
各部門優勝は7月9日の上伊那大会に村代表として出場する(ラッパは合同チーム)。
成績は次の通り。
【ポンプ車】(1)2分団3部(春日真一、田中慶一、平沢裕治、間瀬令理、小川達也、増田雅敏、牧田久孝、小田切誠)(2)2分団2部
【小型ポンプ】(1)3分団5部(北原憲明、北原修一、中塚英介、中村宣昭、太田卓臣、小松賢吾、保科靖国)(2)1分団2部(3)3分団2部(4)2分団4部(5)1分団3部(6)2分団1部(7)3分団4部(8)1分団1部(9)3分団1部(10)3分団3部
【ラッパ】(1)2分団(本田宏行、小田切晃、橋爪成、白川透、宮脇清志、春日健一、唐木和幸、保科友幸、三澤敏昭)
【ポンプ操法最優秀操作員】2分団3部、3分団5部の出場者【同優秀操作員】春日政信、山浦典祐(以上2分団2部)中原淳(2分団4部)丸山正徳(2分団1部)近藤勉(3分団1部)細田昌也(3分団2部)上村桂永、浦野裕一(以上1分団2部)直井努(2分団4部)小田切一晴(3分団2部)中塚伸一(3分団4部) -
パートナーシップみのわ総会
箕輪町のパートナーシップみのわ(伊藤徳治会長)は17日、06年度総会を町文化センターで開き、事業計画や予算、本年度役員を承認した。
主な事業は地域啓発活動と広報活動の推進。地域出前講座や地域交流会の開催、通信の発行など。さわやかパートナー講座、あいとぴあ公開セミナーなど研修事業にも参加する。予算総額は12万7300円。
伊藤会長は、「住民一人ひとりの意識改革が必要。地域づくりの根底は男女共同参画の活動だと思う。すぐ結論はでなくてもいい。地道にやっていきたい」とあいさつした。
総会後は、出前寄席で、諏訪市のすし店「すし春」の主人でアマチュア落語家すわこ八福神さんの落語を楽しんだ。
06年度役員は次の皆さん。
▽会長=伊藤徳治▽副会長=端本安彦、荻原弥生▽顧問=藤田隆美、横前芳子▽監事=加藤寿一郎、丸山靖子▽運営委員=向山一江、深沢昌美、倉田茂、井上博司、小林ふさ子、釜屋美春、柴倫子、百瀬喜美子、浅野初美 -
福祉作業所春のハイキング
宮田村福祉作業所はこのほど、権兵衛トンネルを通って木曽路を楽しむ春のハイキングを行った。
江戸時代の情緒を今に漂わせる塩尻市の奈良井宿を散策。千本格子などが残る古い街並みをゆっくり歩いた。
木祖村のやぶはら高原こだまの森では、野外遊びを満喫。
高原の爽やかな風に吹かれて、心も体もリフレッシュしていた。
この日は心の病と向き合う当事者グループ「さくら」と合同で実施した。 -
村開発公社社員の公園施設研修会
南箕輪村開発公社は15日、大芝公園の関連施設従業員を対象とした研修会を開いた。約25人が参加し、スポーツ公園や「みんなの森」を見学しながら施設概要を確認した。
村開発公社が本年4月から大芝公園関連施設の指定管理者となったことに伴い、森林を除く施設、道路などは、園内従業員で管理していくこととなった。そのため、従業員それぞれが、園内施設を正確に把握している必要があると判断。今回の研修会を企画した。
参加者は、バスで移動しながら、施設概要について説明を受けた=写真。セラピーロードとして認定を受けた「みんなの森」の前では、森林の広さや駐車場までの距離、森林の種類などを確認。また、森林セラピーには、森林浴と異なり科学的根拠基づく明確な効果があることを学んだ。 -
上伊那郡保育協会
音楽・体育部門研究会上伊那郡保育協会(会長・古畑康子箕輪町長田保育園長)の音楽・体育部門研究会が17日、箕輪町松島保育園であった。体育の実技講習で会員約40人が音楽に合わせてダンスなどを楽しみながら覚えた。
部門別研究会は年4回。そのうち2回は外部講師を依頼できることから、今回はサンライフ伊那トレーナーの山岸洋子さんを講師に迎えた。
ヒップホップで入場行進にも使える「We Will Rock You」、全校で踊る「YMCA」など、講師の動きをまねしながら振りを覚え、リズムにのって楽しそうに踊った。
今回の講習で学んだダンスなどは、運動会だけでなく普段の保育の中や保育参観日に親子でふれあいながら遊ぶときなどにも応用する。
保育士は、「体を動かすことは自分たちも楽しみながらできる。早く子どもたちに教えてあげたい」と話していた。 -
さっちゃんの漬け物
南箕輪村
原さち子さん家族や知人の顔を思い浮かべ、愛情込めて野菜を漬ける。
商工会の会合のたびにお茶請けに持っていく漬け物は評判の味。山のように漬けても、「おいしい」「持ってきて」と言われるのがうれしくて、惜しげなく人にあげ、無駄にすることなく終わってしまう。
そんな評判の漬け物で商いをしたら-との知り合いの声かけもあり今年、「手作りの味さっちゃんの漬け物」として販売を始めた。
跡取り娘で実家の酒屋「マルチョー」、セブンイレブン南箕輪大芝高原店の仕事をし、商工会女性部で活動する忙しい日々だが、酒屋の倉庫を改造した作業場で、せっせと季節の野菜を漬ける。
「料理や漬け物が好き」。若いころ、祖母の手伝いをしてはいたが、特別漬け方を教わったわけではない。野菜を最もおいしく漬ける調味料の割合は自分で考え、研究した。
「いつ漬けるの?」と周囲に不思議がられるが、「漬け物はずくがないとできない。いくら疲れていても、寝ないでやってた」。好きだからできるのだという。
素材は、地元農家3軒にお願いし、無農薬栽培の野菜を仕入れるこだわり。キュウリ、ナス、カブ、大根、セリ、ウド、アスパラ、エリンギなどなど。「新しい野菜を漬けてみるのも楽しい」と、なんでも漬ける。
面倒見がよく、友達に漬け方を教えてあげ、レシピも出していた。しかし、どんなに教えても同じ味にはならないという。「漬け物は自分の味。手具合と勘だから」。ちょっとした加減で、さっちゃんの漬け物の味が決まる。
偶然、漬け物を口にした蓼科の老舗ホテルの社長が味にほれ込み、ホテルに納品してほしいとの話が来た。4月から1日おきに納めているが、「舌洗い」としてコース料理の中で出される漬け物は、お品書きに「愛を感じる原さち子さんのお漬物」と紹介され、「社長がハマッタ味を…」と書かれている。
漬け物は、大芝の湯の食堂に入っており、、今後大芝荘にも出すことが決まっている。さらに、八十二銀行主催の信州「食」の商談会(21日、会場・長野県松本めいてつショーホール)にも出品する。販売のため、似顔絵付きの商品シールも作った。絵を何度も書き直し、ようやく完成。商談会には真新しいシールを張った漬け物を並べる。
好きな漬け物。店を引退したら商売でやってみようかな-と漠然と思っていたが、「意外に早くやるようになっちゃった。周りの人皆のおかげ。応援がなかったら一人ではできなかった。本当にうれしい。有難い」。
こだわり抜いた手作りの味。「季節、季節の味を楽しんでほしい。全部漬け方が違うから」。色鮮やかに漬かったナスを袋詰めする手を休め、「食べてくれる人が広がっていくのが楽しみ」と笑みを浮かべた。(村上裕子) -
南箕輪村で父の日贈り物づくり
いつも頑張っているお父さんに手作りの贈り物で感謝を伝えよう竏窒ニ17日、父の日にちなんだ贈り物作り教室が南箕輪村民センターであった。母子連れの保育園児や小学生など約50人が参加し、ペン立てづくりに挑戦し、気持ちを込めたメッセージカードを添えた。
今回は、親子ペンギン親子の筆入れづくりに挑戦。参加者は、堀薫公民館長の指導を受けながら、筒状の硬い紙に折り紙でつくった目や口などのパーツを貼り付、かわいらしい筆立てを完成させ、メッセージカードを作成。「お父さんありがとう」など日ごろ中々伝えられない思いをつづった。
また、父の日にちなんだパネルシアターの上映もあり、参加者を楽しませていた。 -
はら美術で風炉先屏風と茶の湯軸装展
伊那市旭町のはら美術で19日まで、「風炉先屏風と茶の湯軸装展」が開かれている=写真。裏千家家元、表千家家元など、そうそうたる面々による茶掛や、デパートなどの展示会場でも出品することが少ないという風炉先屏風など約25点が、訪れた人たちを楽しませている。
茶掛は大徳寺歴代の高僧や裏千家家元・淡々斉宗匠などに加え、数年前に隠居した鵬雲斉玄室大宗匠の数少ない玄室書や、千家十職人の奥村吉兵衛が表具し、軸先を土風炉師の永楽善五郎が手がけた而妙斉宗匠の作品もある。
また、春日大社の倒木を使った珍しい風炉先屏風などもあり、主催者は「ファンも多い作品の数々。見るだけでも価値があるので、ぜひ足を運んでほしい」と話していた。
午前11時縲恁゚後6時。入場無料。 -
夏山シーズン到来
夏の山岳シーズン到来竏秩B伊那市営の南アルプス林道バスは15日、戸台口から北沢峠までの全線運行を開始した。17日には、長谷の営業所で同市や山梨県南アルプス市の関係者ら約40人が出席して出発式と開山祭をした。
出発式で小坂樫男市長は「バス運行開始から27年の長い歴史の間、無事故で続けてこれた」とし、関係者らに感謝。登山客に向けて「雄大な南アルプスの自然を満喫してほしい」と述べた。
シーズン中の無事故を祈願し、登山客を代表して横浜市の及川礼子さん(59)と東京都の鳥越幸子さん(59)が運転手に花束を贈呈。式後、出席者は2台のバスに分乗して北沢峠まで往復した後、開山祭をして山の安全を祈った。
毎年訪れているという鳥越さんは「自然は美しく、水もおいしい。小鳥のさえずりも癒される」と話し、1泊2日の日程で甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳に登ると張り切っていた。
現在は例年より10日から15日遅れて、エンレイソウやサンカヨウ、ツバメモト、オオカメノキなどの高山植物が咲き始めている。
1980(昭和55)年の林道バス運行開始からこれまでに約89万5千人が利用し、今季中に90万人を達成する見通し。 -
砂防講演会
6月の土砂災害防止月間に合わせ、伊南地域総合開発期成同盟会(会長・中原正純駒ケ根市長)は15日、講演会「天竜川上流発竏駐坙{の砂防、世界の砂防」を駒ケ根市文化会館で開いた。各市町村の担当職員や建設業者など約250人が集まり、国土交通省砂防部長亀江幸二さんの「頻発する土砂災害を防ぐために」と、国際協力機構駒ケ根青年海外協力隊訓練所長加藤高史さんの「ネパール国における日本の国際協力」を聞いた。
亀江さんは地すべりや土石流などの内外の実例を紹介した上で「地域を守るためにはハード、ソフト両面の対策が欠かせない」と訴えた=写真。
加藤さんは日本の海外協力事業について「地形が急峻で雨量の多いネパールに治水砂防技術センターを設立し、日本から専門家を派遣している」と説明した。 -
【記者室】住みよさランキングで駒ケ根市が24位?
会社四季報などを発行する東洋経済新報社が独自にまとめた今年の「住みよさランキング」で駒ケ根市が24位にランクされた。1位は福井市。県内では諏訪市43位、茅野市53位、松本市79位など▼全国779市と東京都区部全体の計780都市を対象に(1)安心度(病院のベッド数など)(2)利便度(金融機関数など)(3)快適度(下水道普及率など)(4)富裕度(一人当たり所得額など)(5)住居水準充実度(一世帯当たり住宅面積など)竏窒]価した総合点だというが…▼市民の喜びに水を差すようで心苦しいが、住民の実感を表したものとは思えない。なぜなら評価項目の中に自然環境や気候、物価などの要素が一切見られないからだ。町村が対象外だということも見逃せない。(白鳥記者)
-
箕輪町消費者の会
マイバッグ作りの準備作業箕輪町消費者の会(唐沢順子会長)は16日、不用傘からマイバッグを作る活動で、役場で住民から集まった傘の骨と布を分ける作業に取り組んだ。
不用傘をマイバッグに作り直す活動は各地であるが、消費者の会は本年度初めて、不用品のリサイクルとレジ袋の削減を目的に、会の事業として大々的に取り組んでいる。
6月上旬のフリーマーケットで町民に協力を呼びかけ不用傘を回収。約200本が集まった。
この日は会員8人が参加。小ばさみ、カッターで傘の骨と布を分ける地道な作業で、傘の山を前に黙々と取り組み、「出来上がるのが楽しみ」「布の色合わせ、柄合わせも楽しみ」と話していた。傘の布は会員が分担して洗濯し、9月の学習会でバッグを作る。
会員の中にはすでに傘をリサイクルしたマイバッグを愛用している人もいる。小さくたたんで持ち運べる、防水性があり濡れた物も入れることができる、丈夫など利点があり、買い物用としてだけでなく、温泉用の袋などさまざまな活用方法があるという。 -
川上一巳さんが伊那谷の子どもたちを描く
子どもたちの純真な表情を描き続ける画家・川上一巳さん(77)=岡山県笠岡市=の作品展「伊那谷の子どもを描く」が16日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホール」で始まった。伊那谷の豊かな自然と共に育った子どもをモデルとした水彩スケッチ約80点が、訪れた人の心を和ませている。
中村琢二氏に師事し、日展評議委員などを務める川上さんは、国内屈指の人物画家。金銭には代えられないものごとの価値を伝えたい竏窒ニ、教員だった20代のころから子どもをモデルとした人物画を描き、作品を子どもたちに寄贈してきた。
同じく中村氏の師事した竹内徹さんがいる上伊那との縁は深く、「たかとほは 山裾のまち古きまち ゆきあふ子等のうつくしき町」とした田山花袋の詩から、この地の子どもを描きたいと感じるようになった。
伊那食品工業(塚越寛会長)は、川上さんの活動や思いに共感し、作品展の実現に向けた協力してきた。
作品に描かれた子どもたちはみな、真剣にこちらを見つめており、幼少期ならではの純真さと、成長の過程で見せる大人びた一面をのぞかせている。
夏の間、さらにモデルを募り、さらに60点ほどの作品を仕上げる予定で、9月には100点以上の作品を一同に展示する展覧会を企画している。
展覧会の終了後、作品は子どもたちに寄贈する。
入場無料午前9時縲恁゚後6時。22日まで。 -
人物画モデルとなる子ども募集
伊那食品工業(本社・伊那市)は、人物画家・川上一巳さん(77)=岡山県笠岡市=の人物画モデルとなる子どもを募集している。
豊かな自然の中で育つ子どもたちの姿を描きたい竏窒ニいう川上さんの思いに共感した同社が、夏休み中の小学生を対象として企画したイベント。描き上がった作品は、9月29日縲・月3日、かんてんぱぱホールに展示し、それぞれの子どもに寄贈する。
川上さんは「今の子どもたちに喜びや楽しさを伝えていくことは自分にとっても価値のあること。お金では測れない素晴らしい出来事を知ってほしい」と話している。
対象は5歳以上。作品を描くのは7月25日縲・月16日。一人にかかる所要時間は50分程度。費用は3千円。定員60人(応募多数の場合は抽選)。
問い合わせは伊那食品工業総務部(TEL78・1121)へ。