-
箕輪町公民館分館の子育て学級代表者会
箕輪町公民館の各地区分館で活動する「子育て学級」の06年度代表者会が28日、町文化センターであった。新年度の活動に向け参加人数や子どもの年齢層、活動計画など情報交換した。
子育て学級は町内11地区で10サークルある。保育園入園前の子どもと保護者が主に地区公民館で月1、2回活動している。
活動は、イチゴ狩り、ブドウ狩り、クリスマスや節分など季節の行事、ホットケーキを作るなどの料理教室、町内保育園の園解放「のんたんの日」の参加、地区文化祭への子どもの作品出品、箕輪消防署見学、公園への散歩など。人数の多い地区は名前を覚えるために座談会をして話をする機会を持つなどの工夫もしている。
支援者をいかに募るか、0歳児が多いためどんな活動をするか-などの課題も出た。
昨年、木下と北小河内は、町が町内保育園に導入している運動あそびを取り入れたが、今年も希望する地区があれば指導者と日程調整する話もあった。 -
伊那署が街頭犯罪抑止呼びかける 地域防犯ボラも協力
伊那警察署は地域の防犯ボランティアの協力を得て「街頭犯罪等抑止総合対策強化月間」の初日の1日、管内の大型店4カ所で街頭啓発をした。
アピタ伊那店、ジャスコ箕輪店、ケーヨーホームセンターニシザワ南箕輪店、ニシザワ食彩館高遠店の4カ所で実施。伊那少年友の会、伊那エンジェルス隊など約80人が参加し、啓発チラシなど千枚を買い物客らに配った。
アピタ伊那店にはボランティア約30人のほか、県警のマスコットキャラクター「ライポくん」も参加。自転車の盗難や車上狙い防止を訴えるチラシ約400枚を配布し、市民に街頭犯罪抑止を呼びかけた。
伊那署管内で発生した05年の街頭犯罪は、前年と比べて178件少ない658件。小嶋惣逸署長は「この時期に抑えることで、1年間の犯罪抑止につながる」と話していた。 -
御社山社の新しい鳥居と天満宮完成
伊那市指定文化財・蟻塚城址にある美篶笠原の御射山社里宮の鳥居と天満宮がこのほど、完成した。
神社はもともと、現在の奥宮がある場所に神殿があったが、1950年に焼失。その2年後、焼け残った場所を奥宮、そこより下の郭(くるわ)に里宮を建立した。その時に立てた里宮の鳥居は木製で、老朽化が進んでいたため、区の話し合いで石の鳥居と取り替えることに決めた。
しかし、老朽化した鳥居はヒノキの良木が使われており、何か別のものに使えないかと鳥居を払い下げた大工の一人が考え「子どものよりどころとなる天神様にしよう」と学問の神・天満宮を建立することを計画。痛んだ部分を挽き直し、横70センチ、高さ1・2メートル、奥行き95センチの銅版ぶき神殿をつくり上げた。中には、九州の大宰府天満宮から迎えた御神体がある。
神殿は里宮の南側に安置されている。 -
みはらしファーム・草の家で展示即売会
伝統的なさき織作品の販売、体験教室をしている伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム「草の家」で3日、同施設のメンバー8人が手掛けた作品が並ぶ展示即売会がある。
多くの人に作品を見てほしい竏窒ニ始めた展示即売会で、例年ゴールデンウィークに合わせて開催している。タペストリー、のれんなどの大物からバッグ、携帯入れといった小物まで、さまざまな作品が並ぶ。普段も作品販売をしているが、即売会当日は定価の2割引きで購入できる(一部商品を除く)。
代表の丸山輝子さんは「手作りの作品が手ごろな価格で購入できるので、ぜひ近くの人も訪れてほしい」と話していた。
当日はさき織体験もできる。 -
シバザクラのジュウタンが満開
中川村葛島柳沢の富永宏克さんの自宅前の幅5メートル、延長20メートルの土手に植えられたシバサクラが満開。ピンクやラベンダー、紫、白の4色がコブラン織のような模様を作り、道いく人々の目を楽しませている。
シバザクラは宏克さんのお母さん、けさみさんが5年前、さし芽で増やし、千株余を植え付けた。
家人は「昨夏の干ばつで、株が枯れ、少し寂しい」と話していた。 -
田植え始まる
大型連休を迎え、伊那市内では早くも田植え作業が始まった。
手良地区中坪の登内里見さん宅は、4月30日に作業をスタート。作付けする水田は15ヘクタールほどあるため、家族が分担して作業にあたる。昨年より作付け面積が若干増えた今年は、5月下旬ころまでに作業を終える予定。
穏やかな陽気と緑色に色付いた水田が、初夏の訪れを告げている。 -
上赤須区敬老会
駒ケ根市の上赤須区(気賀澤幸一区長)は30日、敬老会を同区の自彊館で開いた。招待された74歳以上のお年寄り145人のうち55人が出席し、長寿と健康を共に喜び合った。喜寿を迎えた人たちには中原正純市長が記念品を手渡した=写真。代表者の吉瀬貴さんは「一つの節目。次の節目に向けて健康づくりに、地域の発展のためにこれからも頑張りたい」と謝辞を述べて大きな拍手を受けた。
演芸会では近くの美須津保育園の園児や有志のグループらがステージに登場して歌や踊り、詩吟、隠し芸などを次々に披露。お年寄りたちは和やかに笑いながら楽しいひとときを過ごした。
喜寿を迎えたのは次の皆さん。
吉瀬貴、坂本保方、坂準次、坂テル、田辺たか江、福澤好子、宮澤すみ子、宮澤利夫、坂間明子、青木貞、池上英一、酒井良人 -
南箕輪村交通安全協会総会
南箕輪村交通安全協会は28日夜、06年度総会を村役場で開いた。新役員の推薦や本年度事業計画を承認した。
事業計画は、交通安全教育の推進(特定任意講習会の開催、保育園、小・中学校、高齢者の交通安全教室、ヒヤリマップ作成の推進)、女性部活動(保育園・高齢者交通安全教育の推進、有線放送アイネットによる「愛のメッセージ」放送など)、交通安全街頭活動(街頭指導、交通指導所開設・人波作戦への参加、夏休み中の交通安全指導)、交通安全施設の点検整備、広報活動など。
新役員の任期は06年4月1日から08年3月31日までの2年。会長の飯島さんは「皆さんのご指導、ご支援をいただき、役員と力を合わせて交通安全に微力ながら尽くしていきたい」とあいさつした。
村内の05年の事故発生状況は物損事故395件、人身事故98件で04年よりそれぞれ9件の増。死者は1人で1人増、負傷者数は119人で9人増。伊那署管内全体では事故発生状況は減少している中、村内はいずれも増加という結果だった。
新役員は次の皆さん。
▽会長=飯島英之(南原)▽副会長=清水貴男(大泉)▽会計=増沢宮雄(北殿)▽女性部長=福沢陽子(南殿)▽女性副部長=中山愛子(南原)▽女性部評議員=境沢千恵子(南原)馬場良子(久保)▽監事=横道宗弘(大芝)唐沢英樹(大泉)▽顧問=山崎喜美夫(南殿) -
ひな供養祭
中川村のショッピングセンター「チャオ」で29日、ひな供養を行い、人形の持ち主の親子ら約50人が参列、持ち込まれた350体余の人形を思い出重ね、心をこめて供養した。
利用者サービスの一環で今年で14回目。ひな人形や五月人形、日本人形など古くなったり、壊れたものなどが持ち込まれた。
ほら貝の響く中、導師の延寿院の伊佐栄豊住職ら3人が読経し、魂安かれと願い、ごま壇に点火。火は勢いよく燃え上がり、火勢が納まったところで、参列者ひとり一人、大切にしていた人形に別れを告げ、火の中に投げ入れ、焼香し、人形に感謝し、思い出をかみしめた。
焼香のあと、持ち主らは身代わり札を持ち帰った。 -
笠原御射山社で例祭
伊那市美篶の笠原御射山社で29日、例祭があった。地域住民らによる獅子舞奉納などがあり、厄除けと五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
獅子舞は約400年の歴史がある。雌雄2頭の獅子がいるが、舞うのは雄獅子のみ。2頭が一緒に舞う羽広の獅子と比べ、優しく穏やかな動きが特徴だという。現在は地区の男性でつくる若連が継承し、この日は15人が、お囃子(はやし)と舞を奉納した。
また、地区の小中学生による子供みこしもあり、集まった人の目を楽しませた。
旧蟻塚城址にある御射山社は、1950年に火災で焼失した後、もともと神社があった場所に奥宮を建立。蟻塚城の二の郭(くるわ)だった場所に現在の里宮を建設した。普段、御神体は奥宮に祭られているが、例祭の時は前日に奥宮から里宮へと迎え、祭礼が終わると再び奥宮へ送り返す。 -
駒ケ根市こどもまつり
第32回こどもまつり「わんぱくランド2006」が29日、駒ケ根市文化センター一帯で開かれた。すずらん公園の広場や文化センターの館内には各種団体などが企画する体験コーナーやゲーム施設など11のブースが並び、訪れた子どもたちや親子連れでにぎわった。 ボーイスカウト駒ケ根第1団が企画した「タイムトンネル」は段ボール箱を利用した長い迷路。延長50メートルにもなるトンネルに挑戦した子どもたちは、苦労しながら何とか出口にたどり着くと「もう1回」と笑顔で再挑戦していた=写真。
文化会館小ホールでは駒ケ根VYS会が透明なビニールを使った簡単たこ作りを指導した。出来上がったたこを持って外に出た子どもたちは早速たこ揚げにチャレンジ。風を受けてたこが揚がると「揚がった」と大喜び。糸を握り締めて夢中で走り回っていた。
すずらん公園の広場では赤穂小学校児童らによるアフリカンドラムや赤穂中学校吹奏楽部による演奏が行われ、楽しいまつりの雰囲気を盛り上げた。 -
光前寺春の例大祭
駒ケ根市の古刹光前寺(吉澤道人住職)で29日、春の例大祭が行われた。あでやかな衣装を身にまとった子どもたちによる稚児行列のほか、本堂では住職らによる大般若経転読や霊犬早太郎700年祭の供養などが行われた。
稚児行列には4縲・歳の男女約30人が参加。ようやく満開となったサクラの花びらがひらひらと舞い散る中、仏教婦人会のご詠歌に先導されながら付き添いの保護者らとともに大講堂から本堂までの参道をしずしずと進んだ=写真。見守る家族や観光客は「かわいいね」「きれい」などとささやき合い、カメラを構えて盛んにシャッターを切っていた。 -
駒ケ根高原記念植樹
駒ケ根高原を桜と楓の名所にしようと1999年に始まった記念植樹がみどりの日の29日、駒ケ根高原の水と文化の森公園で行われた。セレモニーには木を寄付した団体や市の観光関係者ら約60人が出席し、シャベルを振るってサクラ5本、カエデ27本を植えた=写真。
今年植えられたオオヤマザクラ5本分として大桜会が5万円を、カエデ10本分として駒ケ根ライオンズクラブ、赤穂いぬい会がそれぞれ10万円を、カエデ7本分として丑寅会が7万円を寄付した。
記念植樹を主催する桜と楓の名所づくり実行委員会の山浦義人委員長は「植えた木々がすくすく成長して、高原にさらに多くの観光客が訪れることを期待したい」とあいさつした。
この8年間で高原に植えられたのはサクラ396本、カエデ703本になる。 -
「富士乃湯」代表 栄信雄さん(73)
湯気に煙る高い天井に湯の流れる音やおけの音が反響し、浴槽にのんびりつかっている客が伸びをしながら「ああ、極楽極楽竏秩vとつぶやく竏秩Bそして壁には富士の絵。今ではめっきり少なくなった町の銭湯の昔ながらの風情を今に伝える「富士乃湯」の主だ。
父佐太一さんが1919(大正8)年に始めた銭湯を受け継いで50年間守ってきた。多くの銭湯が燃料に重油を使う中、今でもおが粉や木くずを使って湯を沸かしている。「やっぱりたき物の湯は違う。体の芯から温まる」と評判だ。
◇ ◇
子どもの時から家族皆で仕事をしたことを懐かしく振り返る。
「一番大変なのは燃料運びだった。近くの製材所を回っては木の車輪の大八車でおが粉や廃材、木の皮なんかを運んで来るんだが、道も今のように舗装なんかされていなかったから石ころや凹凸で大変だったなあ。その後タイヤのついたリヤカーになり、3輪トラックになってずいぶん楽になった」
仕事は今でも基本的に変わらない。朝9時ごろトラックで燃料のおが粉を取りに行く。釜と脱衣所の掃除を昼ごろまでに済ませてからたき付けをし、午後4時に開湯。温度調節に気を使いながら釜の番をし、奥さんが食事の時だけ番台に座る。閉湯は午後10時だが、最後のお客さんが出るのは11時を過ぎることも度々だ。浴槽とタイルを磨いて湯を抜くと午前零時を過ぎる。
「寝るのは1時過ぎかな。年だから腰が痛いよ。体のあっちこっちもね。そんな苦労しても儲かるどころじゃなく、続けていくのがやっと。お客さんが少ない時間でも火を止めるわけにはいかないし、水道料や電気料は必ずかかる。それに冬場はよけい大変なんだ。気温が低いと湯の温まりが悪くて燃料を余計に使うからね」
だが、体の動く限りやめるつもりはない。
「金銭ずくじゃないんだ。『ああ、いい湯だった』って言ってくれる人たちがいるからこそ今でもやっているんだよ」
◇ ◇
「壁の絵は一度駒ケ岳にしたことがあるんだ。でも評判は良くなかった。何だか落ち着かない、雰囲気がきついってね。だからすぐに元の富士に戻した。やっぱり銭湯には富士が合うようだね」
午後4時縲・0時、日・水曜日定休。
(白鳥文男) -
音楽で新入生を歓迎
赤穂高同窓会宮田支部が後輩のために激励会赤穂高校同窓会宮田支部(井ノ口明治支部長)は29日、今春宮田中学校から同校へ進学した22人を招いて新入生激励会を村民会館で開いた。毎年恒例の演奏会を開き、同校吹奏楽部、声楽部、器楽部が出演。同窓生のほか、地域住民も多数参加し、音楽で後輩を激励した。
各部が演奏や歌声を披露。そのうち8人の新入生を迎えたという声楽部は、男女混合の見事なハーモニーで会場を沸かせた。
激励会は22回目。先輩たちが後輩を温かく迎え入れようと、伝統を受け継いでいる。
演奏会の前には、井ノ口支部長が「友情の輪を広め、心と体を鍛えつつ高校生活を送って」と激励し、記念品を手渡した。
新入生を代表して有賀駿君は「3年間でこれだけはやったというものが持てるよう、自分の行動に責任を持って取り組む」と、あいさつした。 -
ニシザワで県稼動教育会伊那支部の華道展
県華道教育会伊那支部(春日みや子支部長)による第12回華道展が、伊那市通り町のニシザワデパート4階で開かれている。春の花々を使った69点の作品が、訪れた人の気持ちを和ませている。
11流派の会員69人が1点ずつ出展し、流派ごとの異なる手法を楽しむことができる。展示会のテーマ「春の風に誘われて」に合わせて、ボケ、ヤマブキ、アヤメといった季節の花を用いたり、芽吹きを迎えた木々の枝を取り入れた作品も多い。
春日支部長は「ちょうど芽吹きも美しい時期。花の咲き始めや春の訪れを感じてほしい」と話していた。
30日まで。午前10時縲恁゚後5時。 -
伊那市の春日公園で恒例「わんぱくひろば」
桜の花が風にまう伊那市西町の春日公園で29日、「第31回わんぱくひろば」があった。多くの家族連れなどが公園内などに設けた遊びコーナーを回り、花を眺めながら昼食を楽しんだ。同市青少年団体連絡協議会などでつくる実行委員会主催。
自然の中で遊びを通して子供たちの創造性と連帯感を養い、仲間の輪を広げることを目的としたイベント。受付でスタンプカードを受け取った子供たちは、仲間と一緒に好みのコーナーに直行し、スタンプを集めては遊んだ。
大きなチューブが揺れ動く「スーパーロデオ」、滑車でロープを滑り降りる「ロープケーブル」などは順番待ちができるほどの人気。東春近小4年の小林直史君(9)は「スーパーロデオが楽しかった。自分の体が浮いて、飛び出しそうだった」と笑顔がはじけていた。 -
上伊那渓流魚釣研究会が初の教室 渓流釣り楽しもう
上伊那渓流魚釣研究会による「渓流魚釣り方教室」が27日夜、伊那市狐島の天竜川漁業会館で始まった。上伊那を中心に遠くは静岡県から約15人が参加。釣り歴40年のベテランで研究会代表の小木曽大吉さん(63)=同市福島=が釣りの基礎を教えた。
多くの人に釣りの楽しみを覚えてもらう竏窒ニ、本年初めて企画。退職後の趣味にしたいという人や、自分で学んで息子と釣りをしたいという人など、70代から小学生までの幅広い年代が集まった。
講義では竿(さお)の伸ばし方、たたみ方からはじまり、仕掛けの作り方やエサの選び方などの基本を学習。小木曽さんはニジマスを釣る時のエサについて「水が澄んでいればイクラやブドウムシ、濁っていたらミミズを使うと効果的」などと助言していた。
趣味を持とうと渓流釣りを始めたばかりの山口幸次さん(65)=箕輪町下古田=は「学んだことを生かして竿から買い直さないと」と心を弾ませていた。
自己流で取り組んできた伊那中学校2年の福井創祈君(13)は「一から基礎を学ぼうと参加した。最近は釣果が少なかったのでためになった」と熱心に話を聞いていた。
渓流魚釣り教室では5月の大型連休以降、実践講座を川で開く予定。現在、受講生を募集している。問い合わせは、小木曽さん(TEL76・1652)へ。 -
やきはた小学校第2期開校
箕輪町公民館主催の親子で野菜を作り収穫祭をする「やきはた小学校」第2期入学式が29日、町文化センターであった。10組の親子が入学し、さっそく1時間目の授業でジャガイモを植えた。
小学生以下の親子10家族25人が入学。6家族は昨年に引き続き参加した。履修科目は初級農学。ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシの作付けと収穫、祭りが主で、土に触れ農業を楽しむ。
最初の授業は松島にある付属農園での作業。親子はジャージ、もんぺ、長靴姿で畑に入り、男爵とオオジロの2種類の種イモを植えた。
等間隔に種イモを並べ、丁寧に穴を掘って植える子もいれば、種イモを入れた帽子を頭にかぶって運ぶ子もいて、楽しく遊びながら作業した。
継続参加の北小3年生の親子は、「去年とても楽しくて、子どもが絶対出たいと言って、子どもに引っ張られて参加しました。今年も楽しみです」と話していた。
付属農園は4アールあり、2アールにジャガイモを植えた。今後は、トウモロコシ、サツマイモ、夏キャンプ用のメロンとスイカ、ハロウィーン用のジャンボカボチャなどを植える。 -
福与城址まつり
箕輪町福与の福与城跡で29日、福与城址まつりがあった。桜の開花が遅かった今年は満開の桜の下での祭りとなり、太鼓演奏や常会ごとの出店など約千人が訪れてにぎわった。
福与城址を守る会主催で10回目。訪れた人は、地元の箕輪南小学校6年生と4年生の太鼓演奏、三日町保育園児のダンス、手話ダンス、紙芝居などの発表を見たり、つきたての草もち、ゆでた新ジャガイモ、とん汁、綿あめなどを味わい、祭りを楽しんだ。
南小6年生がアイガモ農法で栽培した米で作った五平もち、総合学習の活動資金集めのための5年生のキーホルダー販売もあった。
福与城にルーツがあるとする静岡県志太郡大井川町の福与姓の人たちは、今年も約30人がマイクロバスで訪れて祭りに参加した。 -
【記者室】AEDとは
突然心臓が止まった人に、応急手当として一般市民が人工呼吸や心臓マッサージとともに行うことができるようになった除細動、電気ショック。普通救命講習には、AED(自動体外式除細動器)を使う実技がある▼箕輪町内の施設であった普通救命講習。受講前はAEDを使うことに少し不安を抱いている人もいたが、講習を受ければ機械の音声指示に従って簡単、確実に操作できるという▼町役場はAEDを町内3カ所に配置し、福祉課職員らの講習もした。有効に機能させるためには多くの市民がAEDを扱えることが大切。箕輪消防署長の受け売りだが、まずは「(A)あったら(E)いいな(D)電気ショック」と覚えよう。その次は普通救命講習の受講を。(村上記者)
-
伊那市消防団春季訓練
伊那市消防団(田畑安彦団長)は29日、同市の富士塚スポーツ公園運動場などで、春季訓練をした=写真。3市町村合併に伴い誕生した新組織の全団員を対象とした行事は初めて。708人が集まり、規律訓練やラッパ訓練に取り組んだ。
消防団員として必要な規律として、発令者の的確な指示で行動隊が迅速に動けるかを訓練する恒例行事。市内の各分団員が約20人ずつに分かれて小隊を構成するなどして規律を学んだ。
停止間、進行間の訓練などで基本動作を学習。発令者の「回れ右」「きをつけ」などの大きな声に合わせ、団員らはきびきびと行動した。
ラッパ手や消防音楽隊は近くの市武道館で技術向上に励んだ。
あいさつに立った田畑団長は「団員としての協同、協調、協和を学んでほしい」と新団初の全体訓練に期待した。 -
芝桜「花富士」の見ごろは5月10日
大型連休に入った29日、上伊那のキャンプ場などは、家族連れや若者らでにぎわいを見せた。
「花富士」をメーンとした芝桜が咲く伊那市の花公園は、一つの観光名所となり、名古屋方面から観光バス4台が入るなど家族や夫婦連れが目立った。
花づくりに取り組む「小沢花の会」(池田清和会長、約50人)は5月5日まで、第7回芝桜まつりを開催中。
花公園は、広域農道の中の原信号機南側の広さ約30アール。1千分の1の富士山(高さ3・7メートル)をはじめ、天竜川、仙丈岳や間ノ岳など南アルプスの山並みなどを白、ピンク、薄紫の3色で表現。3月末の合併で、新たに塩見岳を加え、一部植え替えた。また、えとである犬の顔なども浮かび上がる。29日現在で3分咲き、見ごろは10日の見込み。
訪れた人は「少し早いけど、見事なもんだね」と芝桜を写真に撮ったり、眺めたりしていた。
5月3・4日午後7縲・時にはライトアップ。2日までは甘酒・茶をサービスし、3縲・日はおにぎりを販売する。
芝桜苗の販売は人気で、飛ぶように売れていた。 -
宮田村でクマ出没
宮田村新田区のマス養魚場近くの県道で、26日と28日のそれぞれ夜間に体長2メートルほどのクマが目撃された。村西側一帯の山麓で近年、クマが頻繁に出没。一昨年の8月には今回の現場から4キロほど離れた北割区で人が襲われてケガを負った例もあり、村や警察などは住民や通行者らに注意を呼びかけている。
目撃現場はいずれも養魚場から数百メートルの範囲内で、体格なども似通った大きなクマ。いずれも1頭でいる所を目撃されており、県道を横切って太田切川や黒川方面に逃げた。
付近に民家は少ないが、村は広報を通じて注意を呼びかけるほか、夜間パトロールも実施。捕獲用の檻(おり)を近く設置する。駒ヶ根署も巡回広報を始めるなど、警戒している。
天竜川漁協が運営する養魚場では昨年の春から夏にかけて、クマが連日のように出没。大型のクマを捕獲したが、養殖しているマスが獲られるなどしたため、電気柵を設けた。
柵設置後は目立った被害もなく、現在もクマが場内に侵入するケースはほとんどないという。
ただ、冬眠から目覚めたクマが、付近一帯をエサ場にしているとも考えられ、同養魚場や役場の関係者は「排水口にたまったり下流に流れた魚をつかまえているかも」と話した。 -
戦没者慰霊祭
宮田村の戦没者慰霊祭は28日、村民会館で開いた。遺族31人を含め約100人が参列。愚かで悲惨な戦争の歴史を胸に刻み、命の大切さ、平和の尊さを改めて訴えた。
村遺族会の春日要会長はあいさつで、戦後の清算も終わらないうちに、悲惨な歴史が風化しつつある現実を危ぐ。
「戦争がいかに無意味で野蛮なものか、もう一度反省すべき。平和、国際貢献、そして憲法と、我々には次代に語り継ぐ義務がある」と続けた。
慰霊祭は村社会福祉協議会の主催。会長の清水靖夫村長も恒久平和の実現を訴え「宮田村は小さくても輝くむらづくりを目指しているが、再び悲しい歴史を繰り返すことなく、福祉国家建設の想いを新たにしたい」と英霊に哀悼の意を捧げた。
参加者全員で献花。戦没者が身を持って教えてくれた平和、そして命を大切にする意義について気持ちを新たにした。 -
南箕輪村老人クラブ連合会総会
南箕輪村老人クラブ連合会(清水勇会長)は26日、06年度総会を村公民館で開き、事業計画などを承認した。
本年度の事業計画は県老連・郡老連への参加協力、村主催事業への積極参加、会員増強、老人ホームへの訪問交流、デイサービスなどボランティア活動の充実、役員研修旅行、マレットゴルフ・グラウンドゴルフ大会の実施、村ゲートボール連盟への応援、花いっぱい推進事業への参加協力、ふれあい保育への参加協力、赤松荘庭園の樹木せん定や除草など清掃作業。
清水会長は、「花いっぱい推進事業やふれあい保育など皆さんのご協力で活動が成り立っている。特に花いっぱいは力仕事で朝早くお願いしている。スポーツや研修旅行もあるので参加してもらい、盛大の中でおもしろくやっていきたい」とあいさつした。 -
みのわ祭り準備委員会第3回
箕輪町の夏のイベント「みのわ祭り」の準備委員会は25日、第3回会議を町役場で開き、イベントについて協議した。
今年のみのわ祭りは7月29日の土曜日開催。雨天は30日。名称は「2006みのわ祭り」。
協議の結果、イベントは数は減らさずこれまで通りやるとし、踊りのワクワクソングと民謡流しを一本化する案を決めた。これまでは、踊る時間を分けていたが、長く踊りたいという参加者の意見に答え、ワクワクソングと民謡流しを交互にやる。
花火は、手筒花火と納涼花火大会を午後7時半から9時まで同時開催する。これまでは手筒花火の後に納涼花火大会があり午後9時半までかかるため苦情が多かったが、30分早めることができ、併せて交通規制も30分短縮できる。
準備会は、祭りのイベント企画、立案のため4月7日に発足し協議を重ねている。検討事項は、みのわ祭り実行委員会に提言する。 -
秋山巌木版画展 - 山頭火の世界 - ベル伊那5月2日まで
大分県竹田市出身の木版画家・秋山巌さん(85)の展示即売会「秋山巌木版画展竏虫R頭火の世界竏秩vが27日、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールではじまった=写真。5月2日まで。
近作を中心に動物や人物、風景などの木版画約50点が並ぶ。2万5千竏・8万円で販売。素朴と詩情に溢れる作品に多くの注目が集まっている。
秋山さんは俳人・種田山頭火の詩に絵を加えた版画を中心に出展。表情にそれぞれ違いのあるフクロウや、俳人の後姿を絵の題材にした、滋味豊かな作品が多い。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
上伊那3ダム湖にジャンボニジマス放流
天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)は28日、上伊那の高遠ダム湖(伊那市)など3カ所へジャンボニジマス千キロを放流した。同ダム湖ではさっそく、釣り人たちが竿を伸ばして、引きを楽しむ姿がみられた。
5月の大型連休に向けて釣りを楽しんでもらうための恒例。本年は高遠ダム湖、箕輪ダム湖、横川ダム湖(辰野町)の3カ所へ、約330キロずつを放した。
ジャンボニジマスは同漁協の養殖所(宮田村)で育てられた3縲・年の成魚。一尾あたりの平均サイズは40センチ、1・3キロ。
漁協によると水温が高くなってくる連休ごろは、エサの食いつきもよく釣果も期待できるという。
遊漁料は一日券千円(現場で監視員から購入した場合は1600円)、年間券6千円、中学生券300円。小学生以下無料。
5月下旬にはイワナの成魚を放流する予定だ。 -
上伊那の桜前線、終点の千人塚公園へ
3日、中川村の大草城址公園からスタートした上伊那の桜前線は、ほぼ1カ月がかりで終点、飯島町七久保の千人塚公園に到達した。
標高800メートル、800本の染井吉野が満開、城ケ池に花影を映す。
残雪多く険しい表情を見せる南駒、空木岳をバックに、絶好なカメラスポットとなっている。
公園では5日の「子どもの日」には恒例の「千人塚まつり」が開かれる。食べ物やおもちゃの露店が軒を並べ、特設ステージでは演芸もある。