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ほうせんがたかずやの里の子どもを焼肉に招待
まだまだ暑さが残るこの時期、焼肉を食べて夏を最後まで乗りきってもらおう窶狽ニ27日、伊那市天竜町の焼肉・韓国レストラン「宝船(ほうせん)」の金光三郎社長は、富県にある児童養護施設「たかずやの里」の子どもやスタッフなど41人を、焼肉に招待した。
8月29日の「焼肉の日」にちなみ、全国焼肉協会が主催する焼肉祭りの一環として、子ども達を招待するようになり、今年で11年目。
例年この日を楽しみにする子も多く、同施設を利用する1歳縲恪mZ生、ほぼ全員が、ほうせんを訪れ焼肉や、その後に用意されたカラオケなどを楽しんだ。
BSE問題に伴い、今年は牛肉価格が高騰し、焼肉店などもこれまでになく厳しい状況にある。しかし金光社長は「営業を続けてこられたことを、地域に恩返しする意味も込め、今後も続けていきたい」と話していた。 -
大芝の湯「風呂の日」コンサート
南箕輪村の大芝の湯は26日夜、「風呂の日」企画で初のコンサートを交流室で開いた。風呂上がりの利用客は、村内で活動するハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」の演奏を聞いてくつろいだ。
昨年、七夕祭りでハーモニカ演奏を屋外でしたが、ゆっくりと演奏を聞いてもらえるように、また趣味のグループなどの発表の場提供も考え、「風呂の日」特別企画として催した。
今回出演したクラブは、村公民館講座「初心者ハーモニカ教室」の修了者が昨年発足。月2回の練習のほか、発表会やボランティア活動をしている。
子どものころに吹いたハーモニカの音色を楽しんでほしい-と、合奏で「海」「夕焼け小焼け」「知床旅情」「ふるさと」、独奏で「虫の声」「埴生の宿」「さざんかの宿」を演奏した。
利用客はじっと耳を傾けたり、演奏に合わせて歌を口ずさむ人も。村内の知り合いと一緒に訪れたという東京都の女性は、「和やかでとてもいい。懐かしい感じで一緒に歌いました。こういう発表の場は趣味でやってる人たちの励みにもなると思う」と話していた。
大芝の湯では今後も、中学生の吹奏楽や地域で活動する団体などに、日ごろの練習成果を一般の人に聞いてもらえる機会を提供していきたい-としている。 -
第17回こまがね天竜ふるさとまつり
第17回こまがね天竜ふるさとまつり(実行委員会主催)は27日、駒ケ根市のおもしろかっぱ館・おまつり広場周辺で開かれた。呼び物の「かっぱのいかだ下り大会」では21隻のいかだが出場し、それぞれ趣向を凝らした造りとさおさばきを競い合いながら、見物人の大声援を受けてゆっくりと流れを下った=写真。おまつり広場では多くの屋台が軒を連ね、チャンバラショーやスイカ割り大会などが行われて、訪れた家族連れでにぎわった。特設ステージでは女性デュオ「ma」のライブが行われたほか、地元の15グループが歌や踊りを披露する演芸大会が多彩に繰り広げられた。
天竜川の太田切川合流点をスタートしたいかだは下間川合流点までの3・2キロをゆっくりと下った。出場者は浅瀬ではいかだを降りて押したり、流れの速い所ではさおを流され「しまった!」と声を上げるなど、思うように進まないいかだに苦労しながらもつかの間の水上の旅を楽しんでいた。
新宮川の浅瀬では魚のつかみ捕り大会が行われた。集まった子どもたちは、放流されたマスをつかもうと水しぶきと歓声を上げながら流れの中を走りまわった。
強い日差しが照りつけ、真夏を思わせる陽気となった日中だったが、色とりどりの花火が夜空を華やかに彩るころには涼しい風も川面を渡り、虫の声も聞こえて「もう秋だね」と行く夏を惜しむ声があちこちで聞かれた。 -
まほら伊那地球元気村
伊那市の鳩吹公園で27日、「2005まほら地球元気村」(実行委員会主催)が始まった。市内をはじめ、県内、新潟県、福井県、埼玉県、岐阜県などから親子ら約140人が集まり、自然の中で思い切り遊んだ。28日までで、当日参加も受け付ける。
元気村は1泊2日のキャンプを基本に、さまざまな野外活動を通じて新たな自然観を養うのが目的。伊那では8回目を数えた。
野外教室は木工、カヌー、マウンテンバイク、流しそうめん、絵本ライブなど16を用意。
親子で、あんどんやオリジナルプランターを作ったり、自然の中を歩いてゲームを楽しんだりと夢中になった。
冒険家で、地球元気村長の風間深志さんが講師を務めた「野外生活技術習得講座窶狽スき火」には約10人が参加。
風間さんは「火を繊細に扱うことを心得て」と呼びかけ、細い枝から順に太い枝を燃やしていくポイントを伝授。参加者は早速、近くの山林から雑木を拾い集めるところから始めた。たき火の初級、中級…など認定されるとあって、参加者はあせらず、火の燃え具合を見ながら火を起こした。中には、初級の段階で火が消えそうになり、慌てて息を吹き込む場面も。
また、ナイトイベントには、風間さんや俳優根津甚八さんらのトークショー、ミニコンサートなどもあった。
28日は、すがれ追い、ギョウザ&麻婆豆腐作り、伊那谷林道ツーリング、ネーチャーゲームなどがある。入村料は大人3千円、小学生以下1500円。 -
女団連が模擬議会
伊那市女性団体連絡協議会の模擬議会が26日、市役所であった。構成する12団体の代表各1人が男女共同参画推進条例の啓発や食育の必要性、アスベスト対策などを質問した。
模擬議会は98年以来7年ぶりで、市政参画意識の醸成や男女共同参画社会の実現を目指すもの。
開会式で、竹中則子会長は「政策決定の場に女性の参画が少ない。真の男女共同参画社会を築くために、参画意識を持ってもらいたい」とあいさつ。
模擬議会は、女団連の2人が議長を務め、市議会定例会一般質問と同様に、理事者、関係部長が答弁した。質問者は事前に練習したとあって、堂々と女性の視点で質問。
若年母子家庭の支援で、子どもを安心して養育するための就業支援センターの設置に対し、小坂市長は「離婚による20窶・0代の母子家庭が増えている。新市になって検討する必要があるのかと考えている」と答え、上伊那地方事務所の支援員や「サンライフ伊那」職業相談室の活用を促した。
男女共同参画社会の実現については、女性の積極的な参加を求めた。 -
二十二夜尊大祭
伊那市の丸山公園内で26日夜、二十二夜尊大祭があった。坂下区有志でつくる実行委員会主催。
「二十二夜さま」は旧暦7月22日の夜、夕食後に立ち通しで月の出を待って願をかけると必ずかなうと伝えられている。
また、安産を祈願する「二十二夜尊」の碑前に、ロウソクの火がともされた。ロウソクが短ければ短いほど分べん時間も短いといわれ、仏壇に供え、出産時に身の回りへ置くという。
おなかの大きな妊婦や、出産を終え、お礼返しに来る家族らの姿があった。
そのほか、百体観音、古辺沢稲荷の祭りも合わせて開き、無病息災、商売繁盛、五穀豊じょうなどを祈った。コシヒカリなどが当たる福引大会、農産物販売、ゲームコーナーなどもにぎわった。 -
絵画サークル「芽の会」が作品展
伊那市の伊那公民館の絵画サークル・芽の会(西村元一代表)の油絵展は31日まで、市立図書館広域情報コーナーで開いている。入場無料。
毎年恒例の展示会で、メンバー11人の力作22点が並ぶ。安曇野の春や、光前寺の参道、仙丈ケ岳などの風景画をはじめ、人物、静物などバラエティー豊かな作品展。それぞれが思い思いのタッチで描いている。
サークルは毎月第1・第3土曜日に集まる。主体美術協会員の前田博さん=南箕輪村=を講師に学ぶ。
開場は午前10時から午後7時。29、30日は休館。 -
「進徳ゼミ」地域住民に開放
高遠高校で26日、学校公開講座「アジアのことば」が始まった。3年生の総合学習の時間「進徳ゼミ」を開放し、地域住民と生徒がともに授業を受け、交流を図る初めての試み。
日韓親善伊那谷の会運営委員長の鄭康雄さん=南箕輪村=らを講師に迎え、ハングルの基本文法や母音・子音の発音、日常会話などを、06年1月末まで全13回にわたって学んでいく。
初回は、地域住民4人が参加し、同授業を選択している生徒16人とともに受講した。生徒らが「日本人と似ている」「キムチやチヂミがおいしい」などと韓国の印象を答えると、鄭さんが韓国の現状やハングルの成り立ちなどについて紹介。その後、ハングルの母音・子音の発音の仕方なども学習した。
韓国に興味があり参加したという主婦(40)は「学校を地域住民に開放し、生徒さんとともに授業を受けれる取り組みはすごく良い試みだと思う。生徒さんの授業に対する熱心な姿勢が刺激になっている」と話していた。
講座の中盤からは、日韓の関係をはじめ、韓国の歴史や料理についても触れていく予定だ。 -
カメの横断
伊那市狐島の天竜川沿い道路を23日、1匹のカメが横断していた。
天竜川に生息していると見られるこのカメの体長は約30センチ。ほとんどのドライバーが、石か何かと勘違いしてカメをまたぎ、通過していったが、動く石に気付き、車を止めてじっとカメを見つめるドライバーもいた。
種類は、イシガメと見られ、個体数は少ないものの、天竜川流域は、多くの場所でイシガメが目撃されているという。
最近は、ペットとして飼いきれず川に放された外来種カメの帰化が、問題となっており、中には、大きくなると凶暴になるものもいるため「発見次第、速やかに各市町村などに知らせてほしい」と市担当生活環境課職員は話していた。 -
伊南金融機関防犯連絡協議会
巧妙な手口の振り込め詐欺事件が各地で多発している現状に危機感が強まっていることから伊南金融機関防犯連絡協議会(会長・赤田伊佐雄八十二銀行駒ケ根支店長)は25日、駒ケ根警察署で臨時会議を開いた。管内の金融機関の代表者ら26人が出席し、振り込め詐欺や強盗の防止と対応などについて駒ケ根署員の説明を聞いた。
大杉元文生活安全・刑事課長は「振り込んだ後に届け出ても金の保護はできない。以前は被害者はお年寄りが多く、金融機関で気がつくことも多かったが、今は手口も変化して若者の被害者も増えてきた。見極めは難しいと思うが少しでも様子がおかしいと感じたらすぐに警察に通報を」と話し、振り込め詐欺の防止について協力を求めた。
強盗への対応については、金融機関で実際に起きた事件に基づいて制作されたビデオを上映。出席者らは犯人への対応の成功・失敗例から教訓を学ぼうと真剣な表情でスクリーンに見入っていた。
赤田会長はあいさつで「詐欺は身近でも起きているし決して他人事ではない。対策をしっかり勉強したい」と述べた。 -
禁煙友愛会箕輪支部が小学校に寄付
日本禁煙友愛会箕輪支部(会員560人、上田覚吉支部長)は25日、町内5小学校のために13万円を寄付した。上田支部長、副支部長3人、会計の役員5人が町文化センター内の教育委員会を訪問し、小林通昭教育長に寄付金を手渡した。
禁煙の普及・啓発活動の一環として毎年、小学校児童にノートと鉛筆を配っているが、小学生は年齢に応じて使うものが異なるため、本年度から現金で寄付することを決めた。
教育長は、「町の校長会で学校で必要なものなどを聞いて検討し、有効に使わせていただく」と感謝した。
箕輪支部は先ごろ、町内保育園と南箕輪村北部保育園の園児にハンカチも贈っている。 -
宮田村の女性グループいきねっとが若い母親と交流
地域に目を向けて活動する宮田村の女性グループ「いきねっと宮田」は22日、村公民館の子育て学級と交流した。お茶を飲みながら、若い母親たちと歓談。子育ての先輩として、熱心に耳を傾けた。
いきねっとのメンバーは40代以上が大半。若い母親たちの想いを少しでも理解し、アドバイスできたらと企画した。
気軽に話しをしようと数人のグループに分かれて懇談。子育てや地域との付き合い方など、さまざまな話しで盛りあがった。
奥田博子会長は「自分たちも若いころを思い出して、深い話しをすることができた。ひとつでも情報を共有し、女性が社会に目を向けるきっかけにもなれば」と話していた。
引き続き、子どもたちも交えて折り紙体験。昔ながらの遊びを一緒に満喫していた。 -
男女共同参画箕輪町地域出前講座
箕輪町のパートナーシップみのわ、町教育委員会主催の男女共同参画地域出前講座「共に活き活き 元気がでる地域づくり」は24日夜、木下地区を対象に木下公民館であった。約70人が、「相手を尊重して生きる」ことの大切さを学び合った。
講師は男女共同参画アドバイザーの小池喜代さん。「あなたもわたしも輝き、相手のことを尊重しながら生きることを考え、その姿を大人が見せることで、見ず知らずの人を子どもが殺すようなことにはならないと思う。今、考えないといけないのは大人」と語った。
男女共同参画のキーワードに▽一人の人間としての尊厳を重んじる(生命と人権の尊重)▽かけがえのない人生、一人ひとりの自己実現が図られる(個性の尊重)▽社会に生きる人間としての責任を持つ(自立と共存)-を挙げた。
研修視察で訪れた生活大国といわれるノルウェーやフィンランドの循環型社会も紹介。依存型福祉を見直し専門性を生かした役割分担をして循環型社会を構築していくことなども示し、「意識を転換し、いろいろな視野から見直す必要がある。共同参画はこれからのまちづくり。実践活動につなげてほしい」と話した。 -
日本禁煙友愛会創立50周年式典
日本禁煙友愛会の創立50周年記念式典が26日、禁煙運動発祥の地である伊那市で開かれた。県内外から各支部役員約300人が集まり、50年の節目を祝った。
あいさつに立った小島義雄会長は「50周年を再出発点として、地上からたばこの煙がなくなるように取り組みたい」と決意を新たにした。
来賓の小坂市長は、禁煙の輪が長野から全国、世界につながることを期待。伊那中央病院での禁煙外来のPRも呼びかけた。
そのほか、長年、活動に貢献した会員1200人への感謝状授与、塩尻協立病院長矢崎顕二さんの講演「今日におけるタバコの問題」もあった。
出席者には冊子「創立50周年の歩み」を配布。
禁煙友愛会は1955年8月、伊那市小沢の故小坂精尊氏が禁煙で健康を取り戻したことをきっかけに、禁煙の輪を広げたいと創立。会員10人でのスタートだったが、現在は県内、東京都、山梨県に65支部、3万2千人に広がっている。伊那商工会館内の事務所を拠点に、小中高生への禁煙教育、公共施設の禁煙・屋外ポイ捨て禁止条例制定の署名活動など禁煙運動を展開。99年には、功績が認められ、世界保健機関(WHO)から表彰を受けた。
伊那支部も創立50周年を迎え、10月に記念式典を計画している。 -
南箕輪村神子柴 主婦・小嶌由美子さん(60)
還暦の節目を記念し、今年の1月4日窶・1日の18日間、南極ツアーに1人で参加した。空、海は深く青く、白い山と大きな氷山。日本では決して見ることのない大自然が待っていた。「南極だー。来てよかった」。心の底からそう思った。
「テレビで見たものを直接見たい」と、今までモロッコのサハラ砂漠、カナダの氷河窶狽ニ、世界中の自然を自分の目、足、肌で体験し、感動を心に刻んできた。南極も以前から行こうと考えていた場所だったが、たまたま、NHKハイビジョンのテレビ番組の特集が連夜放送されていて、「いかねばならぬ」と決断。すぐさまツアーに参加した。
「NHKから旅費をもらいたいぐらいですね。還暦と重なったのもたまたま」と、笑う。
成田空港から飛び立ち、北米経由でアルゼンチンの南端ウシュアイアへ。そこからクルーズ船「ブレーメン号」で南極半島の西側・南シェトランド諸島を中心に、南極圏近くまでクルージング。
南極では、多くの感動があった。南極半島の「パラダイス湾」は世界で一番きれいな場所と言われている。波はなく、水面は鏡のようで、白い雪山が写り込んでいる。「スイスの山マッタンホルンも、フィンランドのフィヨルドもかなわない。きれいと言われる風景はすべてここに集まっているんだ」。
南極の生き物の代名詞「ペンギン」は、数種類が生息する。人間と同じで家族単位の生活だが、親が餌を取るため家族と放れる間は、子供を群れに預けるなど、集団で協力して暮らす。群れの中では、母親ペンギンが他のペンギンの子供を奪おうとしたり、カモメから子供を守ろうとくちばしで小さな石を運び囲いをつくったり…。「人間社会と一緒なんだ」と、母親の姿に胸がしめつけられた。
◇ ◇
写真展「還暦おばさんの南極の旅」は9月5日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。入場無料。休館日は土、日曜日、祝祭日。午前8時22分から午後5時10分まで。
旅行は1人で行くことが多いため、いつもはカメラを持ち歩かない。長男から「おかあさんなんでも撮ればいいから」と、手渡された小さなデジタルカメラで撮影した。写真にはあまり興味がない・ス素人カメラマン・スは、「誰でもすぐに行ってこれる場所ではないので、みなさんに見てもらおう」と展示会を開いた。
◇ ◇
旅は人生のターニングポイント。自分で直接見て感じたことは映像より心を揺り動かす。「イスラムのお祈りするところや、アラスカのヒグマがサケを獲っているところも見たい。あと何個所かあるけど…秘密」と、次の旅の話をする姿は、生き生きと輝いて見えた。 -
ベルシャイン伊那店 油絵画家ノブ・サチさんの展示会
駒ヶ根市赤穂にアトリエを構える油絵画家のノブ・サチさん(37)の展示会「夢の世界をのぞいてごらん」は25日、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで始まった。子供、夢、希望、愛をテーマに優しい色彩で描かれた詩情豊かな作品に、来場者の関心が集まっている。30日まで。
2年前に続き、2度目の個展。ミニサイズから50号までの新作40余点を展示販売している。
「ノブ・サチ」は名前からノブ、皆が幸せになようようサチと、名づけたペンネーム。平和できれいな地球を未来の子供たちに手渡せるような夢の世界を描く。
作品はピンクやオレンジなどの心温まる色使いで、人物や、フクロウ、ヒツジ、ゾウなどの動物も登場。自然が残る美しい地球をイメージし、青く澄んだ星空を描いている作品も多い。
ノブ・サチさんは「楽しく、優しく、暮らせる地球であればと願っている。作品を見て、ホッとしていただければ」と来場を呼びかけている。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。 -
互いの「役割」体験し合って
高遠町男女共同参画推進委員会(伊藤のり子委員長)は24日夜、料理交流会を小原のJA上伊那東部支所調理室で開いた。
年1回の企画で、男女それぞれの役割とされてきたことを互いに経験することで、共同の分野を築きあげる機会としている。
家庭にある材料を使って工夫したメニューを考案。会員13人(男性6、女性7)が参加し、「ミョウガとウナギのさっぱり丼」「豚肉ときゅうりの辛味あえ」など4品に挑戦した。
「普段は妻に任せきり」という男性らは、女性からアドバイスを受けながら、野菜を切ったり、いためたりと調理。準備や片付けも率先して取り組んでいた。試食でも、「おいしいし、上出来だ」と笑顔がこぼれた。
伊藤委員長は「調理は女性の義務みたいなところがあるが、男性が慣れない手つきながらも、やってみようという気持ちになり、いいきっかけになっている」と話す。 -
お化けナス
飯島町役場の玄関ロビーに、グローブのようなお化けナスが飾られ、来庁者の目を楽しませている=写真=。
1つのつるから4つの大きなナスがついているお化けナスを栽培したのは、飯島町田切の森脇いく子さん(60)。
4個のうち大きいものは長さ約25センチ、幅15センチ位。4個とも押しつぶしたような扁平な形をしている。
宮脇さんは自家用にミズナスや長ナスなど60本を植えたが、その1本からお化けナスがなった。
「茎が平たくなり、これは面白いナスがなりそうと取らずに大きくした」とか。
家族も「こんなナス見たことがない」とびっくり。多くの人に見てもらおうと、役場に持ちこんだという。 -
第40回クラブ大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は25日、第40回クラブ大会を駒ケ根市のアイパルいなんで開いた。約300人が出席し、会員らの意見発表に耳を傾けたほか、歌や踊りなど演芸を披露し合って楽しいひとときを過ごした。功労者の表彰も併せて行われた。
佐藤守男さん=上赤須=は「私の病と健康体について」、吉村修さん=町4=は「60年前の体験」についてそれぞれ意見発表した。
昼食後の演芸会では地区クラブなどからの30組が次々にステージに登場し、得意の歌や踊りを堂々と披露して拍手喝采を浴びていた。
池上会長はあいさつで「私も97歳になるがあと2、3年は元気で生きたい。自分の健康は自分で守り、日本一の健康づくりクラブにしていこう」と力強く呼び掛けた。
表彰されたのは次の皆さん。
▽老人福祉事業功労者(表彰状)=桜井静子(北割2)池戸金一(同)青山一(福岡)宮沢富子(市場割)辰野竹子(下平)斎藤匡民(町1)北原吾市(同)下沢庄三(上穂町)村上守人(同)竹村政金(中山)▽老人福祉功労者(感謝状)=小野菊子(上穂町) -
みはらし観光ブルーベリー農園豊作
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの「ブルーベリー園」は、例年になく豊作のため、当初で今月21日までだったブルーベリー狩りの期間を、31日まで延長した。
6、7月の天候の不順で、出だしが遅れたが、その後は好天に恵まれ、ブルーベリーの出来も回復。観光農園の加藤功プロモートマネージャーは「樹生が8年ほどになる木も多く、年々絶対量は増加している」と話す。
現在適期は“エリオット”という品種。時期的に、酸味が強くなってくるが、その分、ジャムやジュースに加工するには適している。
最近の健康ブームから、ブルーベリー狩りに訪れる人は昨年の倍近くに増加。来年は、現在の園の東側に新たなブルーベリー園を開園する予定で、より多くの人が楽しめるようになるという。
豊作に伴いみはらしファームは、27、28日、摘み取りブルーベリーの量売りをする。入場料は無料で、1キロ1500円。要予約で定数50キロになり次第締め切る。
問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
箕輪町公民館子育て学級
子どもにとってのおやつ学ぶ箕輪町公民館の子育て学級は25日、子どものおやつについて町管理栄養士の話を聞き、手作りおやつを試食して学んだ。
栄養士は、「子どもは3度の食事だけでは必要な栄養が整わないため、おやつは体と心の栄養のために必要」と説明。おやつの摂り方について▽1日に1-2歳は2回、2歳以上は午後1回、毎日同じ時間にあげる▽飲み物を添える▽適量は1日のエネルギー所要量の10-20%▽甘い飲み物や糖分に気をつける-などアドバイスした。
ダラダラおやつがいけない理由として、食事が食べられないほか、虫歯や肥満、生活習慣病、偏食になりやすいことを説明。野菜嫌いの子どもが多く、保育園の年少で子どもが苦労する例も挙げ、「野菜を何度も食べて味に慣れるよう訓練してほしい」と話した。
管理栄養士が作った野菜などを入れたおやつも親子で試食。ピザ蒸しパン、いももち、キャロットゼリーの3品で、子どもたちは「おいしい」と笑顔。母親は「家でニンジンやホウレンソウの蒸しパンは作るが、ピザ蒸しパンのように何種類も具を入れたことはない。いい勉強になった」と話していた。 -
井月の貴重な掛軸など公開
伊那市西町区伊那部の旧井澤家住宅で25日、漂泊の俳人・井上井月(1822窶・7)が残したびょうぶ、掛軸など約40点を集めた展示会が始まった。初公開作品も10点ほど並び、伊那谷ゆかりの文化人の貴重な作品に多くの関心が寄せられている。29日まで。入場無料。
県内外の俳句史研究家でつくる「井月研究会」(矢島太郎代表)の主催。地方文化を発掘し、地元住民に関心を持ってもらおう窶狽ニ、井月の遺墨を保持している約10人を中心に、作品を借りて集めた。
井月の辞世の句を門人が代筆した句「闇(くら)き夜も花の明りや西の旅」は、初公開作品。矢島さんによると、・ス西の旅・スは西方浄土の意で、井月は晩年口ぐせのように言っていたという。
囲碁好きだったことがうかがえる「春風や碁盤の上の置手紙」など伊那で詠んだとされる俳句も集まる。
午前9時から午後5時まで。 -
一日一日が楽しく学ぶことが多かった
カナダへの語学研修(7月31日窶・2日)に参加した高遠中学校の女子生徒6人の帰国報告会が24日夕、町役場であり、現地での生活や学習成果などの体験談を語った。
生徒たちは「語学はもちろん、異文化にも触れることができ、いろいろと学ぶことが多かった」「日が経つにつれ、日常会話が成り立つようになったし、1日1日がすごく楽しく過ごせた」などと振り返った。
「帰りたくないという気持ちが高まり、涙が止まらなかった」と帰国を惜しんだ様子を話し、「英語をもっと学んで、また行きたい」と意欲をみせる生徒もいた。また、毎日の食事メニューを日記にしたことなども話した。
伊東義人町長は「語学力や現地での生活を通して、自信につながったと思う。この経験が将来、自分自身に良い影響を与えるはず。経験を生かして、国際交流もしていってほしい」と述べた。
町では生徒たちがまとめた研修報告を、10月の町広報で記載する予定だという。 -
箕輪町新エネルギー教室
箕輪町は23、24日、地球温暖化問題を通して新エネルギーの重要性、必要性を次世代を担う小学生に理解してもらおう-と、町内の小学6年生を対象に「新エネルギー教室」を開いた。スライドを使った学習やソーラーカー工作などを通して、地球温暖化を抑える新エネルギーを学び、理解を深めた。
04年度策定の「箕輪町地域新エネルギービジョン」の主要導入プロジェクトに「環境学習事業」があり、今回、新エネルギー財団による教室を町発足50周年記念事業として取り入れた。関東経済産業局、県、町、新エネルギー財団の主催。
24日は、箕輪東小学校で6年生33人が学習した。コントを見ているような楽しい勉強会で、新エネ博士のダムダムダンが▽石油は約40年後になくなる▽地球温暖化で100年後に平均気温が2度上がる▽二酸化炭素が原因の地球温暖化で氷が溶けて海面上昇が起こる-などを説明。
エネルギー問題や環境問題の解決策として“どこにでもあり、無くならない、二酸化炭素を増やさない”新エネルギーを紹介。▽太陽光発電▽風力発電▽クリーンエネルギー自動車-を例に挙げ、「二酸化炭素は皆が協力しないとなかなか減らせない。新エネルギーをぜひ覚えて、家でも家族と考えて」と話した。
児童は新エネ博士の面白い説明に笑い、元気いっぱいに質問に答えて楽しく学び、ソーラーカー作りにも熱中した。男子児童は、「今まで知らなかった新エネルギーのことや、地球が危ないことがわかってよかった」と話していた。 -
箕輪町役場に防災用品展示
9月1日は「防災の日」。8月30日-9月5日の防災週間に合わせ箕輪町は、役場庁舎1階ロビーに防災用品を展示している。
コーナーには、非常時持出袋、住宅用火災報知器、粉末消火器、消火布、転倒防止用具、かい中電灯、ローソクセット、緊急用飲料水袋、軍手のほか、水、かんぱん、かゆ、みそ汁などの非常食を展示している。
役場では、「日ごろの備えを考え、防災用品を見て必要なものを家庭にそろえる参考にしてほしい」と話している。
展示は9月22日まで。9月4日の町防災訓練でも、主会場の箕輪東小学校グラウンドに展示する。 -
日中友好協会が歓迎会
日中友好協会伊那地区本部は23日夕、伊那市内に23窶・5日の3日間、ホームステイする中国からの留学生2人の歓迎会を美篶の信州INAセミナーハウスで開いた。会長の小坂樫男市長や、理事長でホームステイ先の竹松成就さん(73)=富県南福地=夫婦らが出席。2人は日本の手厚い歓迎を喜んだ。
日中友好協会の事業で、今年で15回目。伊那市は、昨年度はなかったものの、ほぼ毎年受け入れている。
2人の留学生は、早稲田大学で情報通信を学ぶ周洪科さん(55)と、国立感染症研究所でウイルス学を学ぶ張斌さん(46)。
席上で、自身の職業や日本の印象について、日本語を交えてあいさつ。周さんは「日本人の友達は親切で楽しい」、張さんは「これからも日中の友好の方面に自分の力を注ぎたい」とした。
ホームステイ中は、富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団「田楽座」や、西箕輪羽広の農業公園「みはらしファーム」などの見学や、市役所の表敬訪問をする。 -
心と体を清めよう 桂泉院で坐禅体験
高遠町公民館高遠分館(池上幸子分館長)のさわやか学級の第5回が24日、東高遠の桂泉院(有賀広徳住職)であり、主婦ら約35人が坐禅を体験した。
心と体を清めようと初めて企画。参加者のほとんどが未経験で、有賀住職から「身と息と心を調え、自然界と一体になって」と説明を受けた。
両足を組み、両手でだ円形をつくって、背筋を伸ばし、上体を左右に揺らしながら「ヒーフーミーヨーと心で数え」精神を統一。20窶・0分ごと、約1時間にわたって坐禅し、静まりかえった堂内には、せみの鳴き声が響いていた。
坐禅体験後には、有賀住職による法話に耳を傾けた。
さわやか学級は全11回を予定し、「健康」をメインテーマに、講演会や体験会を開いている。 -
水巡りウォーク写真コンテスト池田さんが入選
宮田村の伊勢滝の水巡りウォーキング(6月)で行った写真コンテストの審査がまとまった。駒ケ根市中沢の池田豊さんの作品「水辺に咲くゴゼンタチバナ」を入選に選んだ。
村商工会などでつくる「水巡りウォーキング実行委員会」が審査。ウォーキング参加者90人のうち13人から、27点の応募があった。
特選の該当はなかったが、村おこし委員長賞は宮田村南割区の小学生三浦捷さん、同実行委員会賞には母親の典子さんの作品が選ばれた。 -
長谷小児童と交流深める
長谷村で22日、長谷小学校5・6年生31人と農山村留学に訪れている千葉県千葉市の2小学校6年生124人の交流会があった。一時、雨が降ったものの、グループごとにマレットゴルフやカヌーなどを楽しんだ。
黒川での川遊びには50人余が参加。
はじめのうちは「冷たーい」と口にしていた児童たちも次第に慣れてきた様子で、ゴムチューブに乗ったり、水をかけ合ったりと自然に親しんだ。
千葉県の高洲第三小6年生伊部領馬君は「川がすごいきれいで、冷たい。川遊びをすることがあまりないから、楽しい」と夢中になっていた。
長谷小5年生の中村海佳さんは「(千葉県の児童と)夏休みはいつまでとか、宿題はやったかとか、いろんな話をした」。
また、ウォークラリーは村内の保育園や鹿公園などチェックポイントを回り「熱田神社の建築年数は(1763年)」など村に関する問題に答えて理解を深めた。
千葉県千葉市の小学生は「千葉市子どもいきいきプラン推進モデル事業」の一環で来村。20日から24日まで4泊5日の日程で、農林業や仙水峠の登山などを体験している。 -
県情報ネットワーク協会小学生放送コンクール高学年の部
県情報ネットワーク協会が主催する第33回小学生放送コンクール高学年の部で、伊那小学校5年勇組の野村結衣さん(10)=西町=が最優秀賞を受賞した。
テーマは「うれしかったこと」。昨年10月から、学校の敷地内にある桜をクラスの児童一人が1本ずつ担当し、手入れしている総合活動を題材に選んだ。4月上旬、治療した桜の花が一つ二つと咲く様子に「うれしくて、うれしくてたまりませんでした。人には見えないもの、きこえないものがきこえるような気がしました。これって桜さんと心が通じているということでしょうか?」と書き「一日も早く治りょうをおわらせて、病気のない桜さんにしたいです」と結ぶ。
野村さんは、聞く人にわかりやすく、聞きやすいように心を込めて読むことを心がけたそうで、受賞に「びっくりして、今も実感がわかない」。「高いところにあるてんぐす病の枝を切るとき、のこぎりが重くて大変だった。今年は例年に比べて花つきがよかったと聞いてうれしかった」と喜んだ。
担任の北條由美教諭は「結衣さんの素直な気持ちが書かれている」と評価。
コンクールには、県内79校から1万7417人の応募があった。伊那市有線放送農業協同組合管内、南信地区の審査をへて、県審査に進んだ。作文は400字以内で自らの声でテープに録音し、内容や構成、発音、表現力などで採点、総合点で最優秀賞に決まった。
管内では一昨年の低学年の部最優秀賞に次ぐ受賞だった。