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友好都市の両市村議会が交流
宮田村議会(小林茂議長)は12日、村が友好都市提携を結ぶ愛知県田原市の市議会(安田幸雄議長)を村内に迎え交流した。工場見学のほか、リンゴの収獲を一緒に楽しむなど懇親も深めた。
両議会の交流は1年ごと相互に訪問する形で実施。この日は田原市議会の全20人が訪れた。
同市議会のオーナー木がある駒ケ原の善積純子さんのほ場でリンゴ収獲体験。
リンゴの収獲に慣れない市議にアドバイスする村議の姿も。語らいながら和やかに汗を流し、善積さんが振る舞ったリンゴジュースでのどを潤した。
小林、安田両議長は「それぞれの土地に良さがある。色々と刺激しあいながら、ますます市民レベルの輪も広がっていけば」と話した。
日本発条の工場を見学したほか、観光ホテルで会食。両市村の友好が一層深まるよう、意見を交わした。 -
病後児保育開所式
伊那市は12日、病後の回復期にあり、集団保育が困難な状態にある園児を一時的に預かる「病後児保育」のために同市西箕輪診療所内に設置した特別保育室の開所式を同診療所で開いた。同日より運営開始。
小坂樫男市長は、「なるべくなら使われないに越したことはないが、父兄のみなさんに安心していただければ」とあいさつした。
病後児保育は育児と就労の両立支援と子どもの健全育成を目的としており、入院などの必要はないが、安静にしていなければならない状況に子どもがあり、仕事などの都合で保護者が対応できない場合に利用することができるサービス。市が05年7月に旧伊那市の全保育園児の保護者にアンケートを取った結果、4割の保護者からの要望があり、今回の制度の導入となった。
満1歳縲恟ャ学校低学年の児童が対象で、利用は事前登録制となっている。現在38人が登録している。
市では、可能ならば保護者に子どもを看病して欲しいという願いから、登録申請時に利用の必要性を判断する。また、市外在住の児童、未登録だが緊急性のある場合、時間外などにも柔軟に対応していきたいとのこと。
保育時間は午前8時縲恁゚後6時(土日、祝日を除く)。1日につき2人まで。利用は1回につき連続5日以内。市内在住の保育園児は無料(保育時間内)。その他の児童、1時間300円縲恊迚~。
問い合わせは、伊那市役所子育て支援課(TEL78・4111)へ。 -
新ごみ中間処理施設候補地決定に伴なう関係地区の合同説明会
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設候補地決定に伴なう関係地区の合同説明会が10日夜、伊那市役所であった。当該地区と隣接地区の役員約80人、一般傍聴者約20人が集まる中、市の事務局が候補地決定に関するこれまでの経過と今後の方針について説明=写真。今後、伊那市の用地選定委員会が候補地1カ所を絞り込み、その地元地区の合意を得る手続きを踏む。
事務局は、伊那市の用地選定委員会が候補地13カ所が決定するまでの経過を説明。今後は立地を回避すべき用地を判断する詳細な評価基準と、その優先順位を決める中でこれらの候補地を相対的に評価し、最終候補地1カ所を選定するとした。
酒井茂副市長は「最終候補地が決定した時はその旨を地元地区のみなさんに報告し、理解していただけるようお願いしていきたい」とした。
また、上伊那広域連合からはこれまで同連合で検討してきた新施設の処理方式や規模、処理対象物について説明。これらの事項は現在、上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が再度検討していることなどを示した。
参加した隣接地の役員の一人は「まだ用地選定の中間なので、委員会の今後を見て決めたい」と話していた。
当該地区と隣接地区の役員を対象とした説明会は今後3回開催する予定で、そのほかの地区を対象とした説明会も1回予定している。また、地区の要望があればその地区に出向いて地元住民に対する説明会も実施していく。 -
飯島町長選挙、明後日告示
飯島町の任期満了(11月29日)に伴う町長選挙は13日告示、18日投開票で実施される。明後日告示と迫ったが、出馬を表明しているのは2期目を目指す現職の高坂宗昭氏(65、七久保)のみで、無投票かと思われたが、革新系市民グループの中には「無投票は避けるべき」として、出馬に意欲的な人もいるなどの情報もあり、予断を許さない状況だ。
高坂氏は9月「町民本位の明るく活力ある飯島町の建設に一層努力したい」と2期目に向けた出馬を表明し、10月25日「若者に夢を!高齢者に安心を!そして町民に安全と豊かさを!、自立し、持続可能なまちづくり」をスローガンに、「住民主役の協働のまちづくり」「人口増、活性化」「行財政改革の推進」-を3本柱とする公約を発表した。
同氏の後援会は4支部、推薦団体は4区をはじめ、町内企業、商工会、JA、身障協など約20団体、後援会員は3800人を数える。
高坂俊雄後援会副会長は「(対立候補の)顔を見えないが、危機感を持ち、組織を引き締めている。臨戦体制に万全を期している」と話している。
高坂宗昭氏(65)無現飯島町長1期目、町土地開発公社理事長、町振興公社理事長、伊南行政組合副組合長、上伊那農業高校卒。 -
旧養魚場の後利用「年内には方向性を」
天竜川漁協が5月末で閉鎖した宮田村新田区の旧宮田養魚場の後利用について9日夜、担当窓口となっている村の矢田典和総務課長は「年内には何とか方向性を出したい」と見通しを示した。村内若手農業者でつくる壮年連盟と村理事者らの懇談会で質問に挙がり、後利用を希望する事業者と漁協、村の三者間で近く賃貸契約に関わる交渉に着手すると経過も説明した。
村が行った後利用事業者の公募には当初4件の申し込みがあったが、万が一に事業を中途でやめる場合には養魚場施設を原状回復する費用面がネックとなるなど、1件にまで絞り込まれている。
2次審査した村議会は村理事者に最終的な対応、判断を委ねており、村は交渉経過を考慮したうえであり方を議会に諮る方針。懇談会で矢田課長はそれら一連の経過にふれた。 -
伊南行政消防本部閉庁式
旧庁舎の老朽化に伴って駒ケ根市飯坂の新庁舎に移転する伊南行政組合(組合長・中原正純駒ケ根市長)消防本部と北消防署は9日、旧庁舎の閉庁式を行った。署員など約40人が整列して見守る中、建物正面の壁面に取りつけられていた消防章をはしごに登った署員が取り外し、35年間慣れ親しんだ庁舎に別れを告げた=写真。竹上俊隆消防長は「いよいよお別れで感無量だが、業務に空白は許されない。新庁舎で心新たに職務に励んでほしい」と訓示した。消防章は記念として保存される。
旧庁舎は1972(昭和47)年に新築された。土地と建物は市の所有だが、今後の利用方法などは未定。 -
伊那市オリジナル年賀はがき発売中止
伊那市が毎年作成し郵便局が販売していたオリジナルの年賀はがきが、郵政民営化の影響で販売中止となった。市では代わりに年賀はがき用の素材をホームページ上で提供している。
伊那市のオリジナル年賀はがきは、1996年度から自治体のPR事業として発売を開始。郵便局からはがきを借りて市で一括印刷し、郵便局で販売していた。10月の郵政民営化によって郵政省に代わって誕生した日本郵政株式会社では同はがきの取り扱いを行っておらず、市がオリジナルはがきを販売するためには年賀はがきを買取り、市役所で販売するという形にしなくてはならず、売れ残りによる税制の負担などを考え、中止することとなった。
ホームページで提供しているのは、「伊那市の花とアルプスのある風景」をテーマにした写真で、「冠雪の南アルプスと花畑家」「南アルプスの山並みと菜の花」「春日公園から仙丈ケ岳を望む」「タカトオコヒガンザクラと中央アルプス」の4枚。それぞれ、PDF形式とワード形式でダウンロードができる。
伊那市役所のホームページのアドレスは、http://www.city.ina.nagano.jp/index.rbz -
飯島町長選 無投票か
飯島町選挙管理委員会は8日、役場で、任期満了に伴う飯島町長選挙(13日告示・18日投開票)の立候補届出関係書類事前審査をした。予定されていた現職の高坂宗昭氏(64)=七久保=の1派のみが出席した。
ほかに表だった動きはない。
共産党飯島町委員会の林英彦氏は「幅広い住民の中から候補を模索しているが、現時点では擁立に至っていない。方向も決定していない」としている。 -
飯島町長選挙、事前書類審査
飯島町選挙管理委員会は8日、役場で、任期満了に伴い、13日告示、18日投開票で行われる飯島町長選挙の立候補届出関係書類事前審査を行った。予定されていた現職の高坂宗昭氏(64)=七久保=の1派のみが出席し、審査を受けた。
ほかに表だった動きはないが、共産党飯島町委員会の林英彦氏は「幅広い住民の中から候補を模索しているが、現時点では擁立に至っていない。方向も決定していない」としている。 -
伊那市 防災ラジオを販売
伊那市は旧伊那市で整備した防災行政無線を受信することのできるラジオ(高遠町地区、長谷地区では利用できない)を1台2千円で販売する。配布は08年4月の予定。市役所総務課、支所、市民サービスコーナーで30日まで、申し込みを受け付けている。
ラジオはAM、FM放送受信時でも、電源が入っていれば防災行政無線が放送されると自動受信する仕組み。だが、旧伊那市内の同無線のデジタル化整備が完了(2011年ごろ)すると無線の受信はできなくなる。AM、FM放送はそのまま聞くことができる
市は、昨年7月の豪雨災害時、降雨により屋外拡声機の放送が聞き取れなかったとの反省からラジオを導入した。
問い合わせは、市総務課防災係(78・4111、内線2113、2114)へ。
伊那市が販売の受け付けをはじめた「防災ラジオ」 -
箕輪町議会臨時会
箕輪町議会は8日、臨時会を開いた。町上水道の中央監視装置取替工事請負契約、下古田地区の介護予防拠点施設建築本体工事の請負契約など3議案を可決し閉会した。
中央監視装置取替工事は、町役場(親局)と町内配水池(子局8カ所)。契約相手方は長野水機(本社・伊那市、中村文信代表取締役)で契約金額は3622万5千円。工期は08年3月10日。
06年度地域介護・福祉空間整備事業の下古田地区建築本体工事は、現在の下古田公民館の老朽化に伴い新たに建設するもので、契約相手方は日之出建工(本社・箕輪町、清水利治代表取締役)、契約金額5355万円。工期は08年3月31日。
新施設は現施設の東側、県道与地辰野線沿い。総敷地面積約1140平方メートル、建築面積約354平方メートル。機能訓練室、ステージ、調理実習室、健康相談室、ボランティア作業室、研修室、トイレ、倉庫などを設ける。
一般会計補正予算は、歳入歳出総額に各46万2千円を追加し、総額を各89億9041万6千円とする。歳出の主なものは庁舎レイアウト検討委託料、自治体改革(行政経営型)研修会講師謝礼、町道6号線と54号線交差点安全対策工事費など。 -
若草園新築12月ころ着工へ
箕輪町は、06年度ふれあい空間整備事業で、心身障がい児母子通園訓練施設「若草園」を移転し三日町保育園に併設する。8日、町議会全員協議会に施設の建築設計概要を示した。
新施設は、三日町保育園の敷地内、園舎の北西に建てる。敷地面積約588平方メートル、建築面積約238平方メートル。木造平屋建て。沢にある現在の施設とほぼ同じ広さになる。
リズム室、プレイルーム、沐浴室、手洗い室、トイレ、相談室、事務室、湯沸室、ホールなどを設ける。施設南側にデッキと花壇を設け、親子はデッキから施設に出入りする。職員玄関は別に設ける。
12月に着工。工期は08年2月29日。3月に引越しをし、4月から利用を開始する。
若草園は週3日利用で、現在町内と南箕輪村の入園前の子どもと保護者8組が通園している。新施設では月曜日から金曜日まで毎日通園できるようになる。 -
伊南バイパス関連市道しゅん工
国道153号線伊南バイパスの駒ケ根工区が12月中旬に供用開始されるのを前に駒ケ根市は8日、福岡、市場割地区のバイパス関連市道のしゅん工式と祝賀会を福岡の辻沢集会所で開いた。地権者や工事関係者など約40人が出席し、道路の完成を祝った。中原正純市長はあいさつで「バイパスの開通に伴って地域の人の生活に障害があってはならないと、取り付け道路の整備にも積極的に取り組んできた。暮らしの利便さが進むとともに、赤穂南部の活性化に寄与、貢献できるだろう」と述べた。
関連市道は伊南バイパスに接続する4路線で延長1465メートル。総事業費は3億6700万円。住民への説明を経て2006年4月に着工した。 -
戸草ダム建設 事業促進を三峰総に要望
本格着手が遅れている伊那市長谷の戸草ダム建設事業に関し、市三峰川総合開発事業対策協議会(会長・小坂樫男伊那市長、16人)は8日、同事業を取り組む、国土交通省三峰川総合開発工事事務所(長谷)の竹田正彦所長に事業促進を求める要望書を提出した。
要望書は、ダム建設を含む三峰川総合開発事業の一つで、事業を先行した「美和ダム再開発事業」が一通り終わったとし、「水源地域住民らの悲願であった戸草ダムの本格的着手」を願う内容。国が位置付ける天竜川河川整備基本方針および河川整備計画にダム建設を組み入れること竏窒ネどを具体的に上げた。
小坂会長は「地元も協力態勢にあり、用地買収もほぼ終えている。地元の大きな要望として戸草ダムは治水の面で必要」と要望。竹田所長は「今日の要望を踏まえた準備を進めたい」とした。 -
箕輪町北小河内
竜東線歩道工事着工安全祈願祭箕輪町北小河内の伊那辰野停車場線(通称・竜東線)の歩道工事着工安全祈願祭が7日、北小河内公民館であった。地元と、地元区や公募委員らでつくる「箕輪の竜東線の未来を考える会」が主体となって道路の計画づくりを進め、06年度から交通安全事業に着手したモデル的な取り組みで、辰野町境から南へ250メートル区間の工事を12月に始める。
地方道路交付金(交通安全)事業で、歩道設置工事は北小河内公民館から辰野町境までの全長510メートル。現況幅員6・6メートルを10メートルに拡幅し、東側に幅2・5メートルの歩道を設置する。工期は09年まで。総事業費は4億円。
07年度事業は用地補償、歩道設置工事(250メートル)などで事業費は1億円。工事中は片側交互通行になる。工期は08年3月まで。残りの260メートル区間は08年度以降に用地補償、工事を計画する。
竜東線は、1日1万3千台以上の交通量がある主要な幹線道路。当該個所は、線形が悪く人家が密集し幅員も狭い。歩道がないため同区の児童生徒は裏道の路地を遠回りして通学せざるをえない状況にある。
今回の事業は、歩行者の安全を確保した道づくりのため、県事業の立案に一般住民が参加し、より民意を反映する手法をとり、未来を考える会と、同会下部組織の北小河内竜東線拡幅実行委員会が中心になりルート計画、地権者交渉、移転の対応にまで取り組んでいる。 -
伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会が10日に候補地関係地区区長を対象とした合同説明会
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設候補地13地区を決定した伊那市の用地選定委員会は10日、候補地に当たる区とそれに隣接する区の役員を対象とした合同説明会を伊那市役所で開く。
対象となるのは市内35区と1常会と市外2区。市外の対象地区については、広域連合を通じて連絡をしている。
当日は新ごみ中間処理施設建設に関するこれまでの経過や候補地選定の今後の進め方、新しい施設の計画概要などを説明する予定で、一般も傍聴することができるようになっている。
時間は午後6時縲恁゚後7時半。また、11、16日にも同様の説明会を開催する(16日の会場は伊那市駅前ビル「いなっせ」)ほか、今回説明の対象とならない区の区長に対しても、20日に今回の候補地選定にかかる説明会を開く。 -
伊那市の若手職員が「桜の木百選」認定などを提案
伊那市の若手職員11人でつくる「元気の出る伊那市」プランニングチームは5日、小坂市長に「桜の木百選」認定や市民の立場に立った窓口案内の表示などを提案した。内容は各担当課で検討し、実現可能なものは新年度予算に反映する。
メンバーは20代が中心。「観光」「市役所の雰囲気」の2つをテーマに決め、6月から会議を重ねてきた。
「観光」の「日本一の桜の里づくり」プロジェクトは「桜の木百選」認定で地域住民が主体となって維持管理するシステムを構築するねらい。桜マップ作成や桜に関する疑問を寄せる「桜守さんお願い110番」の開設などを盛った。
また、市民を対象としたツアー企画「南アルプス山ろく食と健康プロジェクト」キャンペーン、中央・南アルプスのPRとして「アルプスの日」制定なども挙げた。
そのほか▽窓口業務の情報の共有化▽ノー残業デーは部・課ごとに設定する▽本庁1階ホールを公民館サークルの作品発表の場に提供する竏窒ネど。
若手職員から提案説明を受けた小坂市長は「食と健康プロジェクトで、シカやイノシシなどジビエ、雑穀アマランサスを食べて歩くのも一つのアイデア」「課の表示は具体的な仕事内容を書くのも必要かと思う」などと答え「真剣な思いが伝わってきた。絶えず事務改善の気持ちを持って」と促した。
「元気の出る竏秩vは9年目の取り組み。これまで住民票の休日発行や正面玄関へのバス乗り場移転などを採用し、改善につなげている。 -
伊南行政消防本部しゅん工式
現庁舎の老朽化に伴い、昨年11月から建設が進められてきた伊南行政組合消防本部・北消防署の新庁舎が完成し6日、駒ケ根市飯坂の現地でしゅん工式が行われた。伊南4市町村の消防関係者など約110人が出席し、テープカットやくす玉割りなどをして庁舎の完成を祈った=写真。
アイ・パルいなんで行われた祝賀会で中原正純組合長は「長年の懸案であり、待望久しかった新庁舎が立派にしゅん工した。伊南地区の消防、防災体制が整ったことは誠に心強い。とりわけ訓練棟は職員の技術、モチベーションの向上に大きく貢献するだろう。住民の期待に応え、使命、役割を果たしていってほしい」とあいさつした。
新庁舎は鉄骨2階建て、述べ床面積約1630平方メートル。3990平方メートルの敷地内には訓練塔2棟も設置された。総事業費は約6億4千万円。
新庁舎は10、11日に一般にも公開される。午前9時30分縲恁゚後2時。 -
駒ケ根市農集排竜東中部地区しゅん工式
駒ケ根市は2日、竜東中部地区の農業集落排水事業のしゅん工式を中沢原の同地区浄化センターで開いた。関係者約90人が出席し、テープカットのセレモニーをするなどして施設の完成を祝った=写真。
同事業は2000年度に着工した。対象人口は中沢の下割、中割の一部、本曽倉、原と東伊那の伊那耕地の2290人。管路は延長21キロで、ポンプ施設は11基。総事業費は21億円。 -
【記者室】駒ケ根市長選で公開討論会を
駒ケ根市長選の投票日1月20日まで2カ月余り。ここへきてようやく動きが表面化してきた。現在1人が出馬を表明しているほか少なくとも2人が立候補を模索中。選挙戦となるのは確実な情勢だ▼選挙戦といえば車を走らせながら名前を連呼するのが昔から見慣れた光景だが、よく考えればこれはただ騒々しいだけで有権者にとっては何の意味もない。それよりも候補全員が顔をそろえて丁々発止の舌戦を繰り広げる公開討論会をぜひ開いてもらいたい。それぞれの考えが理解できる貴重な機会になるはずだ▼日本ではほとんど定着していないが、最近になって一部の選挙で行われて好評を博している。もっとも、政策論争に自信のない候補は絶対に承知しないだろうが。(白鳥文男)
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磐田市から市民ら90人、表敬訪問
友好都市訪問交流事業で、磐田市の市民訪問団約90人が4日、駒ケ根市役所に訪れ、原副市長らの歓迎を受けた。
同事業は旧磐田市で実施していた友好都市駒ケ根市との交流を新市においても継続し、友好都市である駒ケ根市を市民に知ってもらおうと、公募により応募者を募った。
この日は早朝、磐田市を出発、駒ケ根インターを経て、駒ケ根高原へ。駒ケ根ファームスで昼食、光前寺で紅葉を楽しんで、市役所に訪れた。
一行を迎え、原副市長は「限られた時間の中で、駒ケ根市の風景を楽しみ、これを機に駒ケ根を好きになって、友好を深めて」と歓迎。一行を代表し、磐田市秘書広報課の石川純一課長は「今日は天気に恵まれ、柿やリンゴなど実りの秋を実感できた。これを機に民間主体の交流が深まれば」とあいさつした。 -
大規模林野火災防御訓練
伊南消防協議会の大規模林野火災防御訓練が4日、飯島町日曽利北の沢林道など3会場で行われた。
大規模林野火災発生における防災機関の緊密な協力体制を確立し、迅速的確な防御活動を目的とする訓練に、伊南消防協議会を構成する4市町村消防団・伊南行政組合消防本部・県消防防災航空隊ら約150人が参加した。
訓練は午前8時55分、日曽利山ノ田で山火事発生、連日の異常乾燥と折からの強風にあおられ、山頂方面に延焼拡大を想定。町は災害対策本部を設置、近隣に応援を要請するとともに、県消防防災航空隊に出動を要請した。
ヘリポートとなった柏木運動場には、午前9時40分、防災ヘリコプターが飛来し、消防長や町消防団長らを乗せ、上空偵察訓練に飛び立ち、再び、飛来したヘリは約1トンの水を火災現場に運び、放水した。
一方、火災現場の北の沢林道では消防ポンプ車とホースを中継し、遠距離送水訓練をしたり、背負い式の消火器具による消火訓練のほか、オフロード隊も出動し、偵察や負傷者救助訓練に活躍した。 -
南箕輪村表彰式
本年度の南箕輪村表彰式が3日、村公民館であり、功労者8人に表彰状を、村の環境教育や村政の振興に尽力した13人と、事業などを通じて貢献した1企業1団体に感謝状を送った。
各分野での活動を通して村の発展に寄与した人物を表彰する式典で、それぞれの功績が紹介された後、唐木一直村長からそれぞれに表彰状が手渡された=写真。
唐木村長は「村の発展のために尽力してくれたみなさんに改めて感謝を述べたい。私たちはみなさんの取り組んできたことを引き継ぎ、さらに充実、発展させることで明るく住みよいむらづくりに努めていきたい」と述べた。
また、表彰者を代表して大熊恵二さんが「村に我々が何かをしてもらうのではなく、村のために我々何ができるのかを考えていくことが新たな村づくりを担っていくと思う。これからも一村民として、むらづくりのために精一杯努力を重ねていきたい」と語り、感謝を示した。 -
箕輪町功労者表彰式
07年度箕輪町功労者表彰式は3日、町役場で開き、自治振興、産業振興、公共土木維持改善、社会福祉の4分野で5人の功績を称えた。本年度の5人を含めこれまでの受賞者は203人になった。
平沢豊満町長が表彰状を手渡し、「全身全霊を傾けられ、町の発展に尽くされた。深甚なる敬意と感謝を申し上げる」と式辞を述べた。
受賞者を代表し、自治振興功労の桑沢幸好さん(75)が、「身に余る名誉に感謝申し上げる。万感が旨に去来し町長さんをはじめ町の皆様への感謝でいっぱい。町の発展と町の皆様の幸せのため微力を尽くしたい」と謝辞を述べた。 -
駒ケ根市長選に北沢洋氏出馬表明
任期満了(08年1月28日)に伴う駒ケ根市長選に、新人の前市議会議長北沢洋氏(56)=無所属、上赤須=が2日、立候補することを明らかにした。北沢氏は会見で「中原市長が取り組んできた社会基盤整備など、その良いところは継続したい。財政が厳しい中、必要なものを取捨選択し、市民と相談しながら政策を実行していきたい」として、基本的に中原路線を踏襲しながら独自色を出していきたいとする方針を示した。後援会「洋光会」会長の渋谷敦士氏は「経験があり、地方自治に精通している即戦力の候補。性格は温厚で市政への強い信念も持っている」と話した。中原正純市長(67)が10月に今期限りでの引退を発表して以降、初めての立候補表明。
北沢氏は1999年4月の市議選で初当選し、2期8年務めた。うち2年(1期)は議長。6月から市社会福祉協議会会長。自営業。明治学院大卒。
前回選で当選まであと一歩と迫った元県教育次長の杉本幸治氏(58)=上穂町=もすでに立候補の意向を固めていることから近く表明するとみられる。共産党などでつくる市民団体も候補擁立を模索していることから、選挙戦になるのは確実な情勢。
選挙日程は告示が1月13日、投票は同20日に決定している。立候補手続き説明会は12月中旬に、立候補届け出書類の事前審査は1月上旬に行う予定。 -
村功労者表彰式
中川村は1日、基幹集落センターで07年度功労者表彰式を行い、上山茂英さんら2人を功労表彰し、多額寄付者1人、1社に感謝状を贈った。
曽我村長は「村行政機関の委員として、地域振興活動を通して、村政の発展、住民福祉の向上に尽力していただいた。また、村の振興のために多額な寄付をいただいた」と受賞者に敬意を表し、感謝した。
表彰者は次のみなさん(敬称略)
▽教育文化功労・上山茂英(81)=文化財調査委員、村誌編さん委員、民俗資料館運営委員▽地域振興功労・故松沢三郎(89)=大草城址公園の造成資金を寄付、自費で陣馬形線沿線に桜千本を植栽など、▽感謝状贈呈=、故米山達雄(多額寄付)宮下建設社長、宮下進吾(多額寄付) -
駒ケ根市農集排しゅん工プレ・イベント
約20年をかけて市内8地区で進めてきた農業集落排水整備事業が今年ですべてしゅん工することから11月に総合しゅん工式を行う駒ケ根市は30日、プレ・イベントとして上穂沢川にアマゴの稚魚約500匹を放流した。近くの赤穂南小学校の3年生児童約90人が参加し「大きくなってね」「元気でね」などと言いながら、一人数匹ずつのアマゴを川に放した=写真。上穂沢川には中割、南割、赤穂南部の3地区の農集排施設から処理水が放流されている。
関係者約10人と児童らが出席した式典で原寛恒副市長は「以前は大変に汚れていた川の水が、農集排を整備してきたおかげでようやくよみがえった。これからも魚がすくすく育つような水環境を守っていこう」と呼び掛けた。
市は農集排整備事業に1983年度に着手した。処理施設、管路、汚泥処理合計の総事業費は152億6千万円。 -
南箕輪村長表彰3日
受賞者決まる南箕輪村の07年度村長表彰受賞者が決まった。表彰状による表彰は8人、感謝状による表彰は13人と1企業、1団体。表彰式は11月3日午前10時半から村公民館で開く。
受賞者は次の皆さん。
【表彰状による表彰】◆地方自治(村議会議員)功労=▽大熊恵二(中込)4期・議長、副議長、総務文教常任委員長、経済常任委員長▽池田輝夫(田畑)3期・議長、建設厚生常任委員長、議会運営委員長、総務文教常任委員長▽清水松雄(大泉)3期・副議長、建設厚生常任委員長、同副委員長▽中山朋美(南原)2期・経済常任委員長、同副委員長▽藤原定一(大泉)2期・経済常任委員長、議会運営委員長、総務文教常任副委員長▽清水國洋(南殿)2期・建設厚生常任副委員長◆教育(教育委員長ほか)振興功労=松沢英太郎(田畑)派遣社会教育主事、社会教育指導員、99年から村教育委員会教育委員長を2期8年務めた。現在、村青少年育成村民会議会長◆その他(人権擁護委員)の功労=伊藤幸子(北殿)95年から07年まで4期12年、人権擁護委員を務めた。その間、全国人権擁護委員連合会長表彰、法務大臣表彰など受賞
【感謝状による表彰】◆征矢哲雄(塩ノ井)=村の環境教育(環境審議委員会委員ほか)の振興に尽力◆村行政の振興に尽力(06年度区長)=▽赤羽雅雄(久保)▽田口忠(中込)▽小出寛治(塩ノ井)▽山本昭子(北殿)▽山崎清二(南殿)▽松沢亨(田畑)▽丸山正巳(神子柴)▽根橋一成(沢尻)▽小林今朝夫(南原)▽小沢敏雄(大芝)▽清水澄男(大泉)▽加藤一寿(北原)◆ハーモ(北殿)=障害者生きがいセンターに対し10年連続業務発注の功績◆日本禁煙友愛会伊那支部=車いすの寄付及び10年以上にわたり保育園児及び保育士全員に対しハンカチ及び文具寄付の功績 -
旧養魚場後利用事業者審査で議会は選定に踏みこまず、最終的な対応は村理事者へ
宮田村議会全員協議会は31日、天竜川漁協が5月末で閉鎖した旧宮田養魚場の後利用事業者を選定する2次審査を行った。採択するかどうかの判断には踏み込まず、課題事項などを列挙したこの日の意見を契約条件などに付託するよう盛りこみながら、村理事者に最終的な対応は任せた。村は今後、審査を受けた希望事業者と同漁協を交えた三者間の交渉も見通し、契約条件などを煮詰めて改めて議会に報告する考えだ。
同審査は9月にも行ったが、書類提出があった2件についていずれも資金計画などが不鮮明だったため、具体的な評価に入れなかった。
この日は、書類が再提出された案件についてのみ非公開で審査。
用地だけでなく養魚場の施設を取り壊さず活用を希望しているため、将来を見越したリスクなどについて意見が挙がったという。
小林茂議長は「今日出された意見を添え、最終的な対応は執行権がある理事者に任せる。意見が契約に履行されるよう注視していく」とした。 -
むらづくり協議会提言、村政への反映を検証開始
2年前に宮田村の自立の村づくりについて幅広い分野で村に提言した・スむらづくり協議会・スを前身とする村民グループ「むらづくりネット宮田」(保科治男代表)は26日夜、提言内容がどのように村の施策に反映されているか検証を開始した。現状の課題も含めて精査。住民と行政の協働による村づくりのアイデアも盛り込みながら来年1月中をめどにまとめ、村へ新たな提言を行う考えだ。
検証初日のこの日は、元協議会メンバー10人に加え、呼びかけに応じた村議4人も参加。さっそく現状の村政について意見を交換する姿もあり「自立を決めた直後の熱が冷めてきている」などの声もあった。
むらづくり協議会は当時の村長が私的諮問機関として2004年6月に設置し、公募を含め住民、村職員58人で構成。財政、福祉、教育、産業などあらゆる村づくりを・ス官民協働・スで議論した。
05年5月の提言後は、協議会有志が継続団体として「むらづくりネット宮田」を設立。
福祉マップや地域健全育成のシンボルとなるトーテムポールを作成したりと、住民側から村づくりを支えようと活動を行っている。
今後は「行財政、産業」と「福祉環境、教育文化」の2グループに分かれ提言内容の反映具合を評価。現状把握するなかで議論を深め、新たな課題やアイデアもまとめていく。
保科会長は「知恵がなければ自立は困難。それを出し合える機会にしたい」と話した。