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涼しいナイターで、町三区運動会
宮田村町三区の区民運動会はこのほど、村中央グラウンドで開いた。区と公民館分館の主催。猛暑対策のため夕暮れを待って開始し、・スナイター・スで熱戦を展開した。
当初からナイター方式を採用し、17回目を迎えた運動会。前回から隔年開催となったが、多くの区民が出場した。
綱引き、玉入れ、パン食い競争など多彩な9競技を用意し、班対抗で熱戦を展開。誰もが出場できるよう配慮し、会場がひとつになって盛り上がった。
最終種目は健脚自慢が出場する精鋭リレー。声援を受けて、トラックを駆け抜けた。
総合優勝は1班、2位は3班、3位は4班1組だったが、どの地区も隣近所の結束を高めていた。 -
伊那谷初のサッカーU‐12県女子リーグ参戦へ
宮田村のクラブチーム・トップストーン・スロゼッタ・ス宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンは、昨年発足させた女子小学生チームをU‐12(12歳以下)の県女子リーグに登録。伊那谷で初めて、来年春のリーグ戦から参戦する。交流戦では県リーグ所属のチームと互角以上に渡りあうなど、実力もつけている。他チームからも積極的に受け入れ、女子が試合に参加できる環境を整える。
登録チーム名も「トップストーン・ロゼッタ」に決定。メンバーは13人だが、女子の県トレセンに2人が選抜されている。
県リーグ中位のチームも参加して先月開かれた交流戦では、5年生主体の構成ながら見事に優勝。
「6年生主体のチームに勝てたことも大きな自信。県リーグでも上位を争える可能性があると思う」と指導にあたる杉本雅史さんは話す。
県リーグは現在7チームが加入。環境が整っている中北信が大半で、南信は遅れをとってきた。
「上下伊那でも男子に混ざってサッカーをやっている女子は多い。そんな各地に散らばっている子どもたちの受け皿となり、女子が試合に参加できる機会を増やしていけたら」と杉本さん。
低い年代から強化していくことで、サッカーのすそ野も広げていきたい考えだ。 -
おごち・長岡保育園の年長児が交流
箕輪町のおごち保育園と長岡保育園は2日、年長児交流でプールやスイカ割りなどを一緒に楽しんだ。
2園は地理的にも近く、卒園すると同じ箕輪東小学校に入学する。入学時に初めて顔をあわせるよりも、事前に会っていればスムーズに移行できるとの配慮もあり、毎年、交流をしている。
今回は、おごち保育園で1日生活。長岡の園児12人がおごちに登園した。おごちの園児7人は少し恥ずかしそうにしているところもあったが、長岡の園児はすぐになじんで遊んだ。
午前中は東小のプールで水遊びをした。おごちの園児は6回目だが、長岡は初の小学校プール。水に顔をつけられる子がほとんどで、ビーチ板を持って泳いだり、プールに投げ込んだおもちゃをもぐって拾ったり、先生に抱いてもらって深いプールにちょっとだけ入ったり、広いプールでおもいっきり遊んだ。
園児は昼食もお昼寝も共にし、おやつのスイカ割りも楽しんだ。
2園は今年、寺に一緒に探検に出かけ、今回が2回目の交流。秋にはおごちの園児が長岡を訪れ、箕輪ダムに出かける計画をしている。 -
南箕輪中3年の永井鷹也君 日本クラブユース大会へ
松本市を拠点とする中学生サッカークラブ「FC・CEDAC(セダック)」に所属する中心選手、南箕輪中3年の永井鷹也君(15)=写真が、2年連続で日本クラブユース選手権U‐15大会(11竏・0日・福島県)に出場する。
前回大会は予選敗退だったが、主力選手は永井君を含めて5人残る。昨年はボランチで出場。本年はセンターバックとして、北信越予選の失点ゼロの堅守に貢献した。
身長179センチ、体重72キロの恵まれた体格を生かした守備は堅実。ヘディングの高さ、1対1の強さに加え、ロングキックの精度、インターセプトからの積極的な攻撃に自信を持っている。
全国大会は32チームが参加し、4チームごとの予選リーグの後、上位2チームが決勝トーナメントへ進出。予選は柏レイソル、アビスパ福岡などのJユースチームと同組へ入り、激戦が予想される。
永井君は「無失点で決勝トーナメントへ進出する」と意気込む。個人としては、予選リーグ後に全クラブから選抜する東西対決のメンバー入りを目指す。
国体選抜チームの選手候補、Jリーグユース数チームからの注目も受ける、将来を期待されている選手。日本代表でワールドカップ(W杯)優勝、スペインなど世界4大リーグのチームへ入団竏窒ニ、大きな夢に向かって励んでいる。
好きな選手は06年W杯ドイツ大会優勝国、イタリアの主将・DFカンナバーロ選手。両親、祖父母、妹2人の7人暮らし。 -
入笠牧場で牧場体験イベント
広大な牧場で暮らす牛と触れ合い、畜産への関心・理解を深めてもらおう竏窒ニ2日、伊那市高遠町の入笠牧場周辺の小学校高学年児童を対象とした牧場体験イベントがあった。子どもたちは放牧牛の健康診断を写生したり、上伊那農業高校生徒らの青空教室を通して、牛や牛乳について学んだ。上伊那畜産振興協議会などの主催。
夏休みを利用した恒例のイベント。17人の小学生と上農高の畜産班14人が参加した。
上農高生徒の青空教室は「人の食事を牛の餌」がテーマ。牧場には、草を食べた牛のフンが新しい草を育て、それをまた牛が食べるという“循環型農業”があることや、牛は人間が消化できない麦などを、胃で育てている微生物に分解させ、ミルクに変えていることを伝えた。
子どもたちは、上農高生徒らが育てている子牛とじかに触れ合い、生き物の温かさを実感していた。
高遠町の6年生は「地元では草を食べてもらうために牛を飼っている。そういうこともあって、将来は牛にかかわる仕事がしたいと思っている」と話していた。 -
西春近地区がボランティア移送を開始
伊那市西春近地区社会福祉協議会(清水俊学会長)は2日、福祉サービスの対象からももれた高齢交通弱者の足の確保を目的とする「ボランティア移送」を開始した。移送には市から貸与された車を使用。当面は通院の送りに限定する。取り組みは、市の交通弱者対策モデルケースとしても位置付けられている。
移送希望しているのは、西春近地区に住む60代縲・0代で▽車がない▽一人暮らし世帯竏窒ネどの条件を満たす会員21人。車を運転するのは地区内から募ったボランティア27人で、対象範囲は伊那市から駒ヶ根市までとなっている。会費はひと月500円。車にかかる保険料やガソリン代は市が負担する。車は禁煙友愛会が市に寄贈した。
小坂樫男市長は「世間も注目する取り組み。これが前例となって全市的広がりを見せればありがたい」と期待する。
今回は、継続的に実施していくため、一定の条件で移送手段や対象、方法などを厳しく制限せざる得なかったが、取り組みの対象とならない交通弱者、ボランティア希望者の声も地区内にはあり、さまざまなニーズにこたえていくための体制の強化が必要となる。 -
はらぺこ保育園で流しそうめん
伊那市富県の里山で、野外活動を中心とした保育に取り組む「はらぺこ保育園」の園児たちは1日、夏の風物詩・流しそうめんを楽しんだ。
昔に比べ、体験する機会が少なくなった流しそうめんを楽しむとともに、たくさん食べて夏の体力を養うことが目的。小学校が夏休み中のため、今回は園児だけでなく小学生も一緒に参加した。
食べやすいこともあって食事が進み、子ども16人と大人数人で30束以上のそうめんを完食。ほかにも、園児らが畑で育てたトマトやキュウリなども一緒に流した。
流れてくるそうめんをはしで上手にとることができた園児は「見て、こんなに取れた」と、笑顔を見せ、口いっぱいにそうめんをほお張っていた。 -
下島育子さん(54)
「光を通して浮び上がり、あふれるような色彩で見る人を魅了するステンドグラス。ステンドグラスではないが、ステンドグラスの雰囲気を楽しむことができる」-。
駒ケ根市北割生まれ。会社員を経て、「理容しもじま」を営む下島善三さんに嫁ぎ、家業を手伝うため、家事、育児の傍ら、通信教育で学び、理容師の免許を取得した。以来、25年間、夫と二人三脚で理容店を切り盛りした。「お客様とのコミュケーションが楽しい。ここでは本音でしゃべってくれる」。
2年前、東京で理容師の修業していた長男の和善さんが帰郷。家業を手伝ってくれるようになり、趣味の世界に没頭できるようになった。
もともと、ものづくりが好きで、仕事の傍ら、趣味で押し花やパッチワークを習っていたという。ヴォーグ社のパッチワークの本に掲載されていたグラスアートの記事に目が止まった。「5カ月でインストラクターの資格が取れる」というグラスアート甲府教室の生徒募集に「前からやりたかったステンドグラスに似ている。誰もやっていない新しいアート。しかも、短期間で資格が取れる」と飛び付いた。
1昨年10月から甲府教室に通い、5カ月後に長野県で初めての日本グラスアート協会公認のインストラクターになり、教室「手作り工房りんごの木」を開いた。
グラスアートは1枚のガラスに接着剤つきのリード線を貼って、デザインを描き、裏から日焼けしにくい特殊フイルムを貼って彩色し、フイルムの端をリード線でとめて作品を作る。ステンドグラスに比べると、手軽に短時間でき、安全に作ることができるのが特徴。
「リード線をしっかり圧着させ、フイルムに空気やゴミを入れないように貼るのがコツ。リード線でカーブを作ったり、色の調和が難しい」とか。
昨年7月、伊那市のかんてんパパで、初めて、教室の作品展を開き、3日間で千人が来場。写真立てや宝石箱、壁掛け、テッシュケースなどの小物やランプシェード、衝立などの大作を鑑賞し、グラスアートの世界に親しんだ。
しかし、グラスアートの認知度は低い。伊那市のペアーレや飯島中央公民館の講座で教えるなど、多くの人がグラスアートを手軽に楽しめるように活動の輪を広げている。
「ステンドグラスのイメージが強すぎて、とっつき難い面もあるが、体験してみると、うそみたいに簡単にできる。子供でも高齢者でも楽しめる。時には苦労して、大作を完成させた時の喜びは格別」。5人家族。
教室の申し込みは「手作り工房りんごの木(TEL83・1353)」大口国江 -
駒ケ根市飯坂で火災竏衷Z宅全焼
1日午後2時30分ごろ、駒ケ根市飯坂の無職川上博文さん(69))方の住宅から出火。木造瓦ぶき一部2階建て住宅1棟(約146平方メートル)を全焼して同3時40分に鎮火した。けが人などはいなかった。
駒ケ根署は出火の原因を台所の火の不始末と見て調べを進めている。 -
アマチュアミュージシャンライブ
飯島町の与田切公園で30日、アマチュアミュージシャンのライブ「夏のライブVol・2 in与田切公園」が開かれた。飯田市のポピュラーミュージックスクール「キューブ・ミュージック・スタジオ」(中島裕喜代表)主催。野外ステージには伊那市のブルースバンド「PAN竏谷AN」のほか、飯田市や東京の9グループが次々に登場してそれぞれ得意の演奏を披露した=写真。中には現役のプロ・ドラマー今泉正義さんが特別に加わったバンドも出演し、ファンの喝采を浴びていた。集まった観客は芝生にのんびりと座り、手拍子を打ったり体をゆすったりしてリズムを取りながら、広場に響くさまざまなジャンルの演奏を存分に楽しんでいた。
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明社協寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は1日、7月豪雨災害の被災者に対する街頭募金で集まった義援金を駒ケ根市に寄付した。福澤哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、中原正純市長に目録と募金の全額約13万円を手渡した=写真。福澤副会長は「毎年行っている福祉募金を急きょ災害義援金に切り替えて募金を募った。やはり身近な所での災害という意識があっためか、思ったよりたくさん集まってびっくりした」と話した。中原市長は「尊い気持ちに市民を代表して感謝する。義援金は日本赤十字社を通じて寄付したい」と話した。
募金活動は7月26日に駒ケ根市内の大型店やスーパーなど7カ所で行われた。同協議会は10月にも福祉街頭募金を行うことにしている。 -
ゆずり葉学級の灯ろう展示
南箕輪村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」は6日まで、日帰り温泉施設大芝の湯に、七夕灯ろうまつりで使った手作りの灯ろうを展示している。
大芝高原で7月8日にあった七夕灯ろうまつり。祭りは5年目で、ゆずり葉学級は今年初めて参加した。
学級の時間や各家庭で灯ろう作りに挑戦。ダンボールを切り抜く形や和紙に書く絵、文字など工夫し、明かりを灯したときにきれいに見えるように内側に銀紙を張ったり、折り紙で折った朝顔を張るなど凝った仕上がりの作品もある。
灯ろう46基は、中央廊下の両側に並べて展示している。「昼間の灯ろうも楽しんでほしい」という。 -
健康増進・母子保健計画見直し検討委員会
箕輪町は31日、健康増進・母子保健計画見直し検討委員会を町保健センターで開いた。本年度は、健康増進計画と母子保健計画の中間評価、見直しの年で、二つの計画を一本化した計画を策定する。町は今後、計画策定のため検討委員会に意見を求めていく。
初会合で委員9人を委嘱。永岡助役が「論議いただき、助言、ご意見をいただければありがたい」とあいさつした。
母子保健計画は02年度、健康増進計画は03年度がそれぞれ計画推進初年度で、評価・見直しの本年度は6月に町が評価をした。
委員は、健康増進計画と母子保健計画の説明、中間評価の結果説明などを聞いた。
今後は、07年度から一本化した計画を推進するため、8月に素案を作り、9月の第2回委員会で協議、10月に原案を作成し11月の第3回委員会で協議する。12月に町議会に示し、07年1月に計画を策定する予定。 -
中川村議選告示、12人が届出、選挙選へ
任期満了に伴う中川村議会議員選挙は1日告示され、定数10に対し、2人オーバーの12人が届け出た。投票は6日で即日開票される。
立候補の届出は午前8時30分からで、定刻前には12派がそろい、受け付けを待った。くじ引きで届出順が決められ、1番くじを引いた候補者から届出を済ませ、12人の審査が終了したのは9時20分。届出順が後半になった陣営では他候補の遊説の声を背に「まだか、まだか」とやきもき。選挙七つ道具の到着を待ち、ようやく「第1声」を挙げ、炎暑の村内に繰り出した。
定数が16から10に削減されて初めての選挙。200余票の南田島には現職2人、新人1人による三つ巴の激しい票の争奪戦、空白地帯の北部地区への展開がカギ。200票足らずの柏原、美里の両地区にも新人、現職がそれぞれ立候補し、厳しい戦いを強いられている。旧村単位では片桐地区が有権者数は80人余多いが、立候補者数は5人と大草地区に比べ2人少ない。党派別では共産党2人、ほかは無所属、女性候補は現職2人。 -
JICA国際協力セミナー
国際教育について理解を深めてもらおうと駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は1日、地方自治体や教育委員会の職員、現職の学校教員らを対象にした第1回国際協力セミナーを開いた。県下各地から約30人が参加して講演を聞いたり、意見交換をするなどした。県企画部国際チームの小宮山英明チームリーダーは「県としての国際化への取り組み」について講演=写真。基調講演として中部大国際関係学部国際関係学科の青木澄夫教授の「国境を越えた諸課題に対し積極的に行動力で示す人材を育てる竏鋳n球規模で考え、地域で行動する」が行われた。加藤所長は「教育に活用できるノウハウを2日間で見つけてほしい。リラックスして積極的な議論を」とあいさつした。
セミナーは1泊2日の日程で、2日目は東京大大学院総合文化研究科の木村秀雄教授の基調講演「異文化理解と適応」を聞くほか、05年に駒ケ根市の赤穂南小学校に開設された世界情報センターや、飯島町の草の根技術協力などの取り組みをテーマにしたワークショップや意見交換会などが行われる。 -
バイオ企業研究所しゅん工式
がんや心筋梗塞(こうそく)の研究用試薬の研究開発などを行うACTGen=アクトジェン(本社名古屋市中区、林通宏社長)は1日、改装工事が終了した駒ケ根研究所のしゅん工式を駒ケ根市赤穂の南の原工業団地内の社屋で開いた。林社長は「ベンチャー企業としては分不相応な設備でスタートする。施設にふさわしい業績を挙げるよう従業員一同努力したい」とあいさつした。
研究所は丸信工業の空き工場2階部分を改装した約650平方メートル。2日から稼動し、当面、所長以下従業員14人体制で製薬企業向けの試薬の研究、開発などを行う。
同社は伊那市手良に研究所がある医学生物学研究所などのグループ会社として05年11月に設立された。1年後をめどに本社を名古屋市から移転し、09年度には売上5億円を目指す。 -
何か変??・・、電柱に信号機が
何か変なことに気付きましたか?‐。宮田村北割区の広域農道交差点に設置する信号機1機の支柱が、交通事故によって倒れ、応急処置で近くの電柱を支柱がわりにして稼動している。「電柱に信号。何かおかしいね」など、発見した一部の村民の間で話題になっている。
現場周辺は交通量が多いことから信号機を稼動する必要があり、警察や村などが中部電力に電柱への信号機仮設置を要請。先月末から使用している。
「電柱を支柱のかわりにするなんて、聞いたことがない」と複数の関係者。
支柱を立て直すまで、あくまでも緊急的な代用だが「珍しいし、記念写真でも撮っておかないと」と話す近所の人もいた。 -
横断注意、新たなデザインで
宮田村は1日までに、交通事故の危険性が高い村道2カ所に新たなデザインの「横断注意マーク」を路面敷設した。オレンジと青の目立つ配色で、子ども2人が道路横断している様子を図柄化。両路線は児童、生徒の通学路などにも使われており、ドライバーに安全運転を促していく。
広域農道と国道153号を結ぶ北割区の村道に設置。付近は大きな工場の前で大型車両を含めて頻繁に通行量があるほか、駐車場を出入りする車も多い。
もう1カ所は大久保区内で、道幅が狭く、県道から流入する車両が増加傾向。近くには新たな住宅団地もある。
ともに地元から対策を求める要望が強かった地点だが、村総務課生活環境係は「効果を見ながら、今後の設置は検討していきたい」と説明した。 -
食欲モリモリ、子どもたちが流しソーメン
夏休み中の宮田村の子どもたち約30人が1日、村の福祉交流施設なごみ家で流しソーメンやスイカ割りを楽しんだ。
長かった梅雨も明け、夏空広がる屋外に子どもたちが集合。流しソーメンは約2・5キロ用意したが、全員ぺロリとたいらげた。
「もっと流して」「まだまだ食べられる」と歓声も。
急きょ、買い足しに走る事態に。暑さにも負けない子どもたちの食欲に、大人たちは驚いていた。
スイカ割りも楽しみ、やっと到来した本格的な夏を心ゆくまで味わっていた。 -
信大農学部、構内農産物直売所の情報を発信するホームページの開設
構内農産物直売所を一般の人に広く活用してもらおう竏窒ニ、南箕輪村の信州大学農学部はこのほど、学内でつくった農産物などを販売している「生産品販売所」のホームページを開設した。ホームページには、その日の店頭に並んでいる野菜の種類、価格を掲載。8月からは、ダチョウの卵の予約販売も受け付けていく。
同学部は、教育実習の一環として学生などが作った農産物を直売所で販売しており、その代金を収入としている。
直売所には、その日の朝収穫した野菜のほか、加工ジュースなどが並んでおり、価格は市価より安くなっている。
現在はピーマンやナス、カボチャなどが並んでおり、多い時には10品目ほどが並ぶという。
生産品販売のホームページは(http://karamatsu.shinshu-u.ac.jp/start_jp.htm)
ダチョウの卵にかんする問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1318)へ。 -
湘南やまゆり学園・自然体験教室
神奈川県内に8つの幼稚園を持つ、湘南やまゆり学園(小山昭雄理事長)は7月30日竏・日、伊那市西春近の日本幼稚園村で自然体験教室を展開した。最終日は、地元のそば打ち名人の実演を見学し、出来上がったそばに舌鼓を打った。
10年以上続く恒例に、約260人の園児らが参加。市内にある、はびろ農業公園「みはらしファーム」での乗馬や、小戸沢川でのマスつかみなどの体験に胸を躍らせた。
伊那市そば打ち名人会の六波羅修実さん(72)=西春近小出=が実演した。名人が生地を切っていくリズムに合わせ、園児たちは大きな掛け声の声援。そばを切り終えると「すごーい」との歓声がわいた。
本年で5年ほど続いている実演に六波羅さんは「やっているほうも楽しい」と喜んだ。
この日は、毎年近くの農家でトウモロコシの収穫も体験。子どもたちは、2つのアルプスの間に広がる自然の中での2泊3日の学習を楽しんだ。 -
伊那市 市内流水プール吸水口など調査
7月31日、埼玉県ふじみ野市で小学校2年女児が流水プールの吸水口に吸いこまれ死亡した事故を受け、市は1日、市内に流水プールがある施設や小中学校プールを調査し、安全を確認した。
市教育委員会職員らが市民プール、高遠スポーツ公園プールの流水プールの吸水口、小中学校21校のプールの排水口を調査した。流水プール2施設は、開場前に柵状のふたがボルトでしっかり止めてあるかを確認し、開場。小中学校も問題がないことが分かり、通常通りの使用となった。
県が同日正午ごろ、調査の指導を通達したのに対し、市は午前から自主的調査を開始、早めの対策を講じた。
市教育委員会は流水プール施設や学校に対して、吸水口や排水口の点検には注意を払うことを呼び掛けた。 -
NEC長野・男子バレーボール部 優勝への結束
NEC長野(伊那市美篶)の男子バレーボール部が、第39回全日本6人制実業団男女優勝大会(3竏・日・北海道)へ出場する。同部は近年、同大会でベスト4に2回進出の実力チーム。「本年こそは優勝を」と選手らは気持ちを束ねて、大会へ挑戦する。
県予選、北信越ブロック大会の計5試合をセットカウント2竏・で圧勝、12回目となる全国大会の出場権を獲得。前年はベスト16に終わり、選手らは雪辱を誓う。目標は優勝。そして、V、V1リーグの下部リーグ「地域リーグ」の参入を目指す。
メンバーは21竏・5歳の12人。昨年と比べて出場選手にほとんど変りはないが、若手とベテランとの融合が図れ、チームとしての完成度が上がった。北原武志監督は「今年は優勝できるメンバーがそろった」と自信をのぞかせる。
攻守のバランスが取れていることが魅力。主力と残りの選手らとの間に力の差はなく、総合力は高い。一人の選手を交代するだけで、攻撃的、守備的布陣を使い分ける戦術ができることが強みだ。
初戦は地域リーグに所属する関東ブロック代表「東京トヨペット」と対戦。優勝するためには、数ある強豪チームに打ち勝たなければならない。「バレーボールで地域に恩返しをしたい」(北原監督)との思いを胸に大会へ臨む。
メンバーは次の皆さん。
▽部長=臼田二平▽監督=北原武志▽コーチ=大野賢司▽マネージャー=伊藤敏博▽トレーナー=小口陽平▽選手=下平貴幸、登内達也、宮沢武吉、武井満春、下平博文、大槻克彦、青木俊夫、関貴秀、園原徹、笹川星哉、野溝毅、倉石亮 -
伊那公民館 「夏休み、おいで塾」
夏休み中の小学生たちの居場所を提供する、伊那公民館の新事業「夏休み、おいで塾」が31日から、5日間の日程で始まった。公民館に集まった児童らは、宿題や自由研究などの学習のほか、レクリエーションなどをして休日を過し、交流を広げていく。
同公民館管内の伊那小など4小学校の1竏・年生が対象、定員人数30人を上回る52人が参加。長期休業中、子どもだけで生活する家庭が多くなっている現状に対応する目的で企画した。
昼食を持参した児童らは、午前中に自主学習をし、午後はニュースポーツ体験や工作などをして生活。指導は公民館職員など、元小中学校教師のボランティア14人が日替わりで受け持つ。
午前中、児童たちは仲間や講師から助言をもらいながら自主学習。伊那東小2年の中山亮君は算数の宿題に取り組むが「運動が楽しみ」と、午後のスポーツ体験が待ち遠しい様子だった。
武田登公民館長は「上級生は下級生の面倒を見てほしい。学校も違う、異年齢の集まりの中で体験できることが大切」と話していた。 -
【記者室】放置自転車整理
駅の駐輪場に放置されている自転車の整理作業があった。箕輪町内の駅3カ所で合計37台。持ち帰りを求める警告札を付けた後、実際に持ち帰ったのはわずか1台。結局36台もの自転車を町が回収した▼年1回の整理作業で、昨年と台数はほぼ同じ。毎年30台を超える自転車が放置されているのが現状だ。警察によると、盗んだ自転車を放置するケースもあれば、使えなくなって捨てているケースもあるという。防犯登録によって判明した持ち主に引き取りを求めても、なかなか取りに来てくれないようだ▼自分の足として利用し、大いに役立っていたであろう自転車を、所有者は責任持って片付けるべきだろう。処理の面倒さから公共の駐輪場に放置するのは論外である。(村上記者)
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農村生活マイスター、「輪の会」が収穫喜ぶ
南箕輪村の農村生活マイスターと、農業と食を考える「輪の会」は7月30日、大泉川南のほ場で栽培しているジャガイモや枝豆などを収穫した。
農作業体験を通して、収穫や食べる喜びを味わおうと、新しく企画した「作って食べよう!みんなの畑」の第2回。ほ場では、コンニャクイモ、インゲン、トマト、スイカ、カボチャなど10種以上を栽培していて、初回の5月に種まきや苗植えをした。
この日は約10人が参加し、トウモロコシやジャガイモなど、立派に実った野菜を収穫。採れたてを蒸して味わい、収穫の喜びをかみ締めた。
次回は10月下旬に、サツマイモやコンニャクイモを収穫する。サツマイモはその場で焼きイモにして食べ、コンニャクイモは年末ころに予定している最終回でコンニャク作りを計画している。 -
飯島地区戦没者慰霊祭
飯島町の飯島地区は30日、戦没者慰霊祭を招魂社で開いた。関係者約10人が参列し、玉ぐしをささげるなどして戦没者の霊を慰めた=写真。茅野建夫宮司の祝詞が響く中、参拝者らは頭を垂れて戦没者の無念に思いをはせながら、平和の世のありがたさをじっとかみしめていた。
招魂社には西南の役から太平洋戦争までの飯島地区出身の戦没者約280柱の魂が祭られている。 -
第3回北信越大学オープンソフト大会
第3回北信越大学オープンソフトボール大会(女子の部)が29・30日、宮田村の宮田球場で開かれた=写真。6チームが出場して行われたトーナメント戦の結果、中京女子大(愛知県)が2年連続2回目の優勝を果たした。長野県の松本女子大は決勝に進出したが、接戦の末惜しくも6竏・で破れた。
上位は次の通り。
(1)中京女子大(愛知県)(2)松本女子大(長野県)(3)大阪国際女子大B(大阪府) -
箕輪町松島
天竜川堤防決壊個所の緊急復旧工事完了7月の梅雨前線豪雨により決壊した箕輪町松島の天竜川堤防の緊急復旧工事が31日午後3時、完了した。国土交通省天竜川上流河川事務所が発表した。
緊急復旧工事は、被災前の堤防機能を確保するためのもので、盛土、連節ブロック張り、舗装などを施した。
同事務所は工事完了により、18日午後10時から継続していた非常体制を解除した。 -
大正琴上伊那交歓会
上伊那地区大正琴指導者会「虹彩」は30日、第26回上伊那地区交歓会を飯島町の町分化館で開いた。約60グループが出演し、それぞれ得意の演奏を披露し合った=写真。
20年継続者と80歳以上の生徒に表彰状が贈られた。
表彰されたのは次の皆さん。
▽門下生20年継続者=小原のぶえ(福澤幸子教室)伊藤のり子、北原小春(秋山志げ子教室)原喜久子(田中千代子教室)上山きよ子(那須野みさ子教室)▽門下生80歳以上=有賀多嘉子、伊藤恒子、伊藤いく江、池上しず子、春日千枝、田辺久枝(以上長井幸子教室)