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【カメラリポート】高遠ブックフェスティバル 29日・30日開催
今月29日土曜日と30日日曜日に第一回高遠ブックフェスティバルが開かれる。
この高遠ブックフェスティバルとはどのような催しなのか取材した。 -
【カメラリポート】カブトムシ採り名人 森登美男さん
少年のように山を駆け回る伊那市東春近の森登美男さん(69)。カブトムシを趣味で採り初めて40年。地元東春近のカブトムシ採り名人だ。
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【カメラリポート】みのわ手筒会 向山恵さん
夏の夜空を彩る花火。
今年もみのわ手筒会による手筒花火が25日、箕輪町の天竜公園で行われた。
みのわ手筒会は、まちづくりの活性化につなげようと平成14年に発足した。
会員40人のうち4人が女性だ。
このうち今年で会に入り6年目の向山恵さんは、手筒会のメンバーが法被を着ている姿に憧れて会に入った。
「ただ法被に憧れてしまったので、花火はその次だった。力仕事などできないこともあるけれど、できることを自分で見つけてやったりして、花火を打ち揚げられるので、その充実感はある」 -
【カメラリポート】 がん経験者の会「ひだまり・はーと」
「ハッピーバースデーひだまり・はーと・・・」会場には、メンバーの歌声が響いていた。
7月5日は、上伊那地域のがんを経験した人やその友人、家族などでつくる会、ひだまり・はーとが発足した記念日。
4日には、南箕輪村で会合が開かれ、みんなでひだまり・はーとの誕生1周年を祝った。
会を立ち上げたのは、がんを経験した向井智子さん、向井さんの幼馴染で親友の唐澤かつ美さん、そして、宮下治美さんの3人。
代表の向井さんは、次のように話す。
「宮下さんとはずっと、辛い思いをしてどこにも話せない人達が集まる会を作れたらいいね、と話してきたんですが、その私達の思いに、私の幼馴染で親友である唐沢さんが賛同してくれて、3人で『ひだまり・はーと』という会を作ろうということを決めて、1年前にスタートしました」
向井さんと宮下さんの出会いから始まったがん経験者の会、ひだまり・はーと。
宮下さんは、今年3月、5年の闘病生活の末、亡くなった。40歳だった。
ひだまりはーと1周年を祝う席には、宮下さんの笑顔が描かれたケーキが用意されていた。 -
【カメラリポート】全国大会初出場! 伊北リトルシニア
高校球児が使う硬球を使って、中学生が野球ができるようにと、1972年に立ち上げられたのがリトルシニアリーグ。
高校野球での活躍を夢見て現在全国で500チーム、およそ2万人の中学生が練習に励んでいる。 -
【カメラリポート】防水施工チャンピオンで優勝 井出順徳さん
6月、千葉県の幕張メッセで開かれた技能コンテスト、第1回防水施工チャンピオンに伊那市高遠町の井出順徳さんが出場し優勝した。
防水施工技術の知識と経験を競うこのコンテストで初代チャンピオンとなった井出さんを取材した。 -
【カメラリポート】~法華道を残したい~
伊那市高遠町芝平から、入笠山を抜け富士見町に通じる道、法華道。昔、山梨県から高僧たちが伊那谷に布教するため使った道とされ、往来も盛んだった。
しかし過疎による集団移住で芝平から人がいなくなると、法華道も利用されることが少なくなり、昭和40年代には廃道になっていた。
この道に、このほど案内看板が立てられた。立てたのは、北原厚さん。廃道となっていた法華道を、一人きりで10年間かけて整備してきた。
北原さんは次のように話す。「高遠町芝平で生まれたので、古道・歴史の道があって、あまりにも廃れて廃道になってしまって、それをなんとか復興しようと思ったのがきっかけです。それで、(下草などを)刈り始めて今年でちょうど10年。最初はとにかく、40年ほどの間があって樹木や熊笹で道も分からないほどで、とにかく残そうと思って整備してきました」。 -
【カメラリポート】
カポエイラブラジルの伝統的な格闘技「カポエイラ」。
カポエイラは相手に触れないことを基本に、音楽に合わせて行われるもので、ダンスと格闘技の中間的なものといわれている。
その教室が、伊那市のベルシャイン伊那店向かいのビルにある。
カポエイラ教室「カポエラ・モビメント」だ。
週3回の教室が開かれていて、4歳の子どもから大人まで60人ほどが通っている。 -
【カメラリポート】アツモリ草を園芸種へ
アツモリ草は蘭科の多年草。
北海道から本州に分布しているが、栽培目的に乱獲され、現在は絶滅の恐れのある植物として国の希少野生植物に指定されている。
寒冷地の植物のため温度の管理が難しく、栽培するのは簡単ではないが、“野生のラン”として山野草愛好家から人気がある。
このアツモリ草を種として保存していくため、また多くの人に楽しんでもらえるようにと、バイオテクノロジーを使って増やす活動が行われている。 -
【カメラリポート】「風狂のうたびと」発刊
幕末から明治時代にかけて、伊那谷を放浪しながら1600余りの俳句を残した漂泊の俳人井上井月。
その井月の俳句とエピソードをまとめた本「風狂のうたびと」が発刊された。 -
【カメラリポート】伝統のだるま市
400年前から開かれている伊那市高遠町のだるま市は11日、西高遠の鉾寺神社参道を中心に行われる。
このだるま市は毎年、鉾持神社の祈願祭に合わせて2月11日の祭日に行われている。
鉾持神社の祈願祭は、1年間の暴風雨や日照りもなく、農作物が豊作であるように祈る祭りで、昔は稲や豆など農作物の種の交換や売買もしていたことから、初市とも呼ばれていた。 -
氷の記憶
上伊那地域は9日、この冬初めての本格的な雪に見舞われた。
寒さが増し冬も本番になると、ある記憶が頭の片隅をよぎる。 -
【カメラリポート】2006年7月豪雨災害から2年半
架け替えの新殿島橋完成間近2006(平成18)年7月豪雨により橋が傾いた伊那市の殿島橋。2年半に及ぶ架け替え工事で、新殿島橋がその姿を現している。
新殿島橋は延長232メートル、幅4メートル。自転車、歩行者専用の橋として架け替え工事が進められており、今年3月から利用が可能になる。
事業費は約7億円で、東春近側は旧殿島橋と同じ地点、西春近側は旧殿島橋より40メートルほど上流の地点を結ぶ。 -
【カメラリポート】シベリアの友へ 菊に込められた想い
伊那市小沢の国道361号線沿いでは、今年も見事な菊が咲いている。
伊那市の辻本武良さん、83歳。
終戦後、シベリアの抑留生活で多くの仲間を亡くした。
「シベリアで死んでいった仲間たちに花を手向けたい」
そんな思いから、毎年丹精込めて手入れをし、自宅近くの田んぼの脇にきれいな菊の花を咲かせる。
今年もそのかいあって、辻本さんの菊は今、ちょうど見ごろを迎えている。 -
【カメラリポート】世界的評価ガイド「ザガット」
長野県版が来年3月創刊レストランを一つ星、二つ星、三つ星と評価するミシュランと並び称される世界的な評価ガイド「ザガットサーベイ」。その長野県版が、来年3月に創刊されることになった。
ザガットは、世界88都市のレストラン、ホテルなどの格付けを行っていて、日本では、東京・京都・大阪・神戸版がある。今回の長野県版は、地方版としては初となり、関係者からは大きな期待が寄せられている。 -
【カメラリポート】豆腐工房まめや
伊那市高遠町 豆腐職人 青木智さん(29)伊那市高遠町の青木智さん。10月2日の「豆腐の日」、こだわりの手作り豆腐の販売を始めた。
青木さんは大学卒業後、市内の食品会社に勤めていたが、夢だった豆腐屋になるため退職した。
その後、廃業した豆腐店を借り、この日の開店に向け豆腐作りを勉強してきた。 -
全国を見て郷里の良さを改めて実感 板山総代 伊東基博さん(63)
やっぱり、川の流れのように自分の生まれ育った集落の流れも絶やしたくない。そう思うんです?。
板山は高遠町の山あいにある40戸ほどの小さな集落。中山間地で問題となっている過疎化、高齢化、野生動物による農作物被害などは、この集落でも例外なく深刻化している。
その集落を守るため、地域一丸でさまざまな取り組みを展開している。
先日は桜の季節を前に、集落内にある約80本のタカトオコヒガンザクラをテングス病から守るため、病巣を持つ枝の切り落とし作業を実施。また、現在は有害鳥獣被害対策のため、住民結束のもと、集落全体を囲う電気防護さくの設置を進めている。
「集落にある樹齢40年以上になるタカトオコヒガンザクラは見事。ここは高遠城址公園への通り道だから、その行き帰りに立ち寄ってくれる人もいるんです。小さな集落で、過疎化も進んでいるけど、春は美しいし、山では山菜やマツタケが採れる。人情も豊か。高齢化や過疎化も進む中、ますます隣同士の支え合いが重要になる。昔は“結い”といって、家族や親戚同士で助け合ってお田植をするのが普通だったけど、その“結い”に似ている」と語る。
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高校卒業後、国家公務員兼大学生となり上京、地元を離れた。仕事では出張することも多く、全国各地の実情を見て回ってきた。
板山より更に山奥深い地にある山村、瀬戸内海の離島、都市の中にある市街地?。
はたから見れば誰もがうらやむ素晴らしい環境のように思える都市も、過疎化や高齢化、商店街の空洞化など農山村地域と同様の問題を抱えている地域もあり、都会の雑踏の中で生活しているお年寄りの姿も切なく見えた。
「私たち山国の者には瀬戸内海の離島などは、素晴らしい場所のように思うけど、実際には若者が島を離れ、診療所や商店もないという厳しい現状。都市部の商店街はシャッター通りとなっていることも多かった。全国各地を見て回る中で、改めて自分の住んでいる村の良さを実感しました」と語る。
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