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「白山クラブ」演芸大会
伊那市山寺の高齢者クラブ「白山クラブ」の演芸大会が18日開かれた。
白山クラブの106人が山寺のきたっせに集まり、詩吟や踊り、合唱などを披露した。
白山クラブは、現在会員が215人いて、趣味のクラブ活動や、公園や駅の清掃、年2回の研修旅行などをして交流を深めている。
この日は、年1回の総会に合わせて演芸大会が開かれ、日頃の練習の成果を発表した。
約60年前に流行した「りんごの歌」では、会場全員での合唱となった。
今年で創立51年になる白山クラブでは、全員が健康で楽しく活動に参加できる会をこれからも目指していくという。 -
森林づくり提言
森林税を活用した事業について協議してきた上伊那地域会議は17日、上伊那地方事務所に提言した。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議の植木達人座長が、上伊那地方事務所の藤澤洋次郎副所長に提言書を手渡した。
提言は、地域会議が2年間にわたって森林整備の現地視察をしながらまとめたもので、間伐材の搬出も補助対象にする事、木材利用と木質エネルギーの利用拡大、森林境界の明確化、林業に関わる人材育成など14項目。
植木座長は、「事業を継続的なものにするには、特に、森林整備と木材の有効利用を一体化させる必要がある」と話している。
藤澤副所長は、県に提言の内容を伝え、実現できるよう努めたい、としている。 -
総合評価落札方式導入へ
伊那市は18日開かれた第4回伊那市入札等検討委員会で、来年度から、建設工事の一部で総合評価落札方式を試行的に導入したいとの考えを示した。
総合評価落札方式は、価格と価格以外の要件を点数化し、その評価点の合計で落札者を決定する方式。
価格以外の評価は、業者の工事実績や、伊那市と災害協定を締結しているなど地域に貢献しているかどうかなどで評価するもので、今後、内容を検討し、次回7月に開かれる委員会に示される予定。
伊那市は総合評価落札方式の導入により、公共工事の品質を確保したい考えで、県や実施している自治体の取り組みを参考に、来年度の秋ごろから試行的に実施したいとしている。
また、委員会では、建築工事にかかわる実施設計業務と監理業務を一括発注で入札する方式を来年度から試行的に実施する方針が示された。
この方式は、管理業務費用の積算方法が来年度から変更となる事から実施されるもの。
監理は、設計書のとおりに工事が進んでいるかを確認する仕事で、これまでは、建築工事を落札した業者と伊那市が随意契約を結び、委託していた。
伊那市では、来年度から設計と監理を一括で競争入札とする方式を、試行的に行い、より入札の透明性を確保したいとしている。 -
上伊那3高校で前期選抜実施せず
各高校に実施の判断をゆだねられていた来年度の高校入試前期選抜について、上伊那では、伊那北・伊那弥生ヶ丘・赤穂の3校の普通科が実施しないことを決めた。
18日開かれた県教育委員会定例会で発表された。
発表によると、上伊那8校では、伊那北高校の普通科・伊那弥生ヶ丘高校普通科・赤穂高校の普通科が前期選抜を実施しないとしている。
県教育委員会では、前期選抜で不合格となる生徒が多いことや、合否判定の基準があいまいであることなどから、実施について各高校に判断をゆだねていた。
県内の高校84校のうち、実施するのは56校、実施しないのは16校、学科により異なる高校が12校となっている。
なお、全日制のすべての職業学科・特色学科で前期選抜が実施され、前期選抜を実施しない28校はすべて普通科となっている。 -
「美篶の歌」題材の講座 最終回
昭和初期につくられた「美篶の歌」を題材にして地域の歴史を学ぶ講座の最終回が15日、伊那市の美篶きらめき館で開かれた。
講座は、美篶の歌を題材にして地域の歴史や文化を学ぼうと去年の4月に始まった。
最終回の講座には、地区住民など30人が出席し、上伊那郷土研究会の伊藤一夫会長が、明治初めから美篶の歌誕生のころまでの地区のあゆみと題して講演した。
伊藤さんは「美篶の歌は明治から大正にかけて歌われた上伊那地理歴史唱歌に、七・五調のなじみやすい曲調が似ている」と話した。
また「歌詞を通して交流が生まれる。歌は地域を一体化させる力がある」と話していた。
講座の最後には12番まである美篶の歌を全員で歌った。
第1回目から参加している男性は「住んでいても知らない事がたくさんあった。若い世代に伝えていきたい」と話していた。
講座ではこれまで、歌の歌詞に出てくる六道の堤や天神山などへ出かけ当時の歴史を学んだ。 -
上伊那公立病院等運営連携会議 初会合
上伊那の公立3病院の機能再編などについて検討する上伊那公立病院等運営連携会議が17日、伊那市役所で開かれた。
会議には公立3病院の院長や上伊那医師会会長、また県の担当者ら21人が出席した。
この会議は、公立病院の機能分担や連携、医師確保のための仕組みの構築などについて検討するもので、これら地域医療再生のための事業に国から5年間で22億4千万円が交付される。
会議では救急医療部会や辰野総合病院施設部会などテーマ別に7つの部会が設置されることが了承された。
辰野総合病院施設部会では、回復期機能強化のための辰野総合病院の移転新築について検討していく。
また事業計画にあった公立3病院の経営統合については当面、機能分担と連携に重点を置くことが確認された。
また救急医療部会では今後、駒ヶ根市の昭和伊南総合病院から伊那中央病院へ救命救急センターの指定変更についても協議される。
救急医療について、実情は伊那中央病院が担っているものの、指定変更については駒ヶ根市など地元が難色を示していることから、救急医療部会で検討していく。
伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の小坂樫男伊那市長は「救急医療部会で早急に結論を出してもらいたい」と話している。
救命救急センター指定について会議では、結論を出すのは県だが課題としては認識しているとして、今後地域住民の理解を得ながら協議を進めていきたい竏窒ニしている。 -
上伊那の小中学校で卒業式
上伊那の小中学校で17日、卒業式が行われ、卒業生たちが慣れ親しんだ学び舎を巣立った。
そのうち、伊那市の美篶小学校では、卒業生68人に星野政寛校長から卒業証書が手渡された。
星野校長は、「思いやりや優しさ、実行力のある6年生でした。中学へ行っても、皆さんの良さを十分に発揮して活躍してほしい」と式辞を述べた。
式の最後には、6年間歌ってきた校歌を合唱した。
教室に戻ると、式の緊張もほぐれ、友人と写真をとるなどして笑顔を見せていた。 -
理鏡様を語る会が紙芝居寄贈
伊那市美篶青島の住民でつくる「理鏡様を語る会」は17日、地域に伝わる昔話を題材にした紙芝居と絵本を伊那図書館に寄贈した。
語る会代表の若林徹男さんらが伊那図書館を訪れ、同会が制作した「理鏡坊のお話」の紙芝居と、絵本を平賀研也館長に手渡した。
この紙芝居と絵本は、伊那市地域づくり活動支援金22万1千円の補助を受け作られた。
理鏡坊は忠臣蔵で知られる吉良上野介の家来で、後に出家し晩年を当時の青島村で過ごしたという。
荒れた農地を耕やすなど青島の人たちのために尽くした理鏡坊は、死ぬ間際に、自らの身の上を明かし青島の人たちは、その遺産で農地を買ったといわれている。
青島では地域のために尽くしてくれた理鏡坊を称え、その功績を語り継ごうと、語る会を結成し、紙芝居や絵本を作った。
語る会では討ち入りのあった吉良家の地元愛知県吉良町で毎年開かれている法要に参加するなど、理鏡坊を通した交流も行っている。
青島の住民で紙芝居や絵本の絵を書いた若林さんは「地域に残る昔話を後世に伝えていきたい」と話している。 -
伊那ミニバスケットボール教室女子チーム 全国出場
今月28日から東京都で開かれる全国大会に出場する伊那ミニバスケットボール教室女子チームのメンバーが16日、小坂樫男伊那市長に出場のあいさつをした。
教室のメンバー15人とコーチが伊那市役所を訪れた。
伊那ミニは、1月に長野市で開かれた県大会で、5年生のみのチームで優勝し、2年ぶり4回目の全国大会出場を決めた。
松永義夫コーチによると、平均身長が低い分、シュートを確実に決めること、ルーズボールを拾うことなど、ゴール下のプレーが勝負の要になるという。
伊那ミニバスケットボール教室が出場する第41回全国ミニバスケットボール大会は28日から東京都で開催される。 -
伊那公民館野草講座 25周年記念講演会
伊那公民館の野草講座が今年で25周年を迎え、16日、伊那公民館で記念講演会が開かれた。
伊那公民館の野草講座は昭和61年から始まり、今年で25周年を迎えた。
この講座の開始当初から講師を務めている県植物研究会会員の柄山祐希さんが講演した。
柄山さんは「西箕輪の仲仙寺の森は自然の植物が多く見られる一方で人が手を入れ保護しているカタクリやイカリ草も見られるのは興味深い」と話していた。
また柄山さんは上伊那地域にある公園などを例に挙げ「最近では客寄せを目的に、本来あるべき所にない植物を植える傾向が見られる」と現状を分析していた。
会場には、市内などから100人が訪れ柄山さんの話に耳を傾けていた。
伊那公民館で行われている柄山さんの講座は毎年人気で、新年度は6月からスタートすることになっている。 -
戦時中の生活や遊び学ぶ
戦時中の子どもの生活や遊びを考え、体験する小学生向けのイベントが14日、伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれた。
このイベントは、信濃毎日新聞株式会社が開いている子どもスクールで、子どもから大人まで約100人が参加した。
講師を務めたのは、ブリキのおもちゃコレクターで伊那市ふるさと大使の北原照久さん。
北原さんは、戦争中のおもちゃの材料は木や紙が多かったこと、ブリキのおもちゃは輸出用が多く、当時は1ドル360円だったため、おもちゃの値段も360円が多かったことなどを話した。
また、「運がよくなる魔法の言葉は『感謝』と『ありがとう』。ぜひ覚えてほしい」と話していた。
体験教室では、戦時中に食べたというサツマイモ入りのご飯や薄焼きを試食していた。
また、北原さんのコレクションのポスターを年代順に並べる問題にも挑戦した。
子どもたちは、ポスターに書かれた人や文字から年代を想像し、ポスターを並べていた。 -
担当部署への直通電話導入
伊那市は、現在の代表電話に加え、新たに各担当部署への直通電話を導入する。
直通電話は、24日から導入を始める予定で、27日以降から使用される。
伊那市役所からの電話は、代表電話である78竏・111で着信履歴が残り、履歴をみて掛けなおしても、どの部署がかけたのかわからないという案件が増えたため、今回、直通電話を導入することにした。
番号は、96竏・100から96竏・165まで63あり、各課の係りに直接かけることが出来るようになる。
伊那市では、夜間や災害時などは、交換を通じなくても直接担当部署に電話がかけられるので、対応がスピーディになるとしている。
なお、代表電話はこれまでと変わらず、今までと同様に使用できる。 -
廃棄物不法投棄防止巡回パトロール
上伊那地方事務所や市町村などでつくる上伊那地区不法投棄防止対策協議会は12日、常習的にごみが捨てられている場所の巡回パトロールを行った。
伊那市西町小黒原の市道脇の山林は、片付けてもまたごみが捨てられる常習的な不法投棄個所で、地主が看板を立てても、ビニールヒモを張っても効果はない。
昨年、一帯のごみを取り除いたが、今回訪れてみると、家庭から出るごみを中心にペットボトルや空き缶、ぬいぐるみが捨てられていた。
巡回パトロールをしたのは26人で、伊那市と南箕輪村の3カ所を回った。
伊那市の担当者は、「なかなか効果的な対策がみつからない」と参加者に説明していた。
上伊那地域の不法投棄件数は、ほぼ横ばいで推移していて、昨年度は524件、今年度もこのままいくと昨年度同様の件数になるものと見られる。
市町村別では、駒ヶ根市は減少傾向にあるが、伊那市や南箕輪村では増加傾向にある。
投棄個所は、山林や道路が特に多く、捨てられているのは家庭ごみが大半を占める。
対策協議会では、来年度も不法投棄監視連絡員11人を委嘱し、不法投棄防止に力を入れていくことにしている。 -
久保田文子さん大型切り絵紙芝居披露
大型の切り絵紙芝居を通して地域の民話を伝えている、伊那市長谷の久保田文子さんは10日、高遠町藤沢で、地域のお寺に伝わる物語を題材にした紙芝居を披露した。
藤沢多目的集会施設に約140人が集まり、久保田さんの紙芝居を観賞した。
上演したのは、高遠町地区の西龍寺に300年前から伝わる、白いキツネがシッポで描いた曼荼羅の話で、切り絵で表現されている。
久保田さんは、「地域の民話を多くの人に伝えていきたい」と話していた。
久保田さは、23日にも長藤でこの紙芝居を披露する。 -
箕輪中部小学校で3学期終業式
明日の卒業式を前に16日は、上伊那の多くの小学校で3学期の終業式が行われた。
このうち箕輪町の箕輪中部小学校では、全校児童721人が体育館に集まり終業式が行われた。
式の中で、3年生の金澤匠磨(しょうま)君は「授業でたくさん発言ができました。4年生になったら勉強をもっとがんばりたい」と発表した。
また、6年生の井上海渡(かいと)君は「困っている時に助けてもらった事、休み時間に遊んだことなど友達との思い出が大切な宝物になりました」と6年間を振り返った。
笠原忠照(ただてる)校長は、「3学期は全校のみんなが元気に登校できました。明日は卒業式、6年生のみなさんを気持ちよく送りだしましょう」と呼びかけた。
6年生の教室では小学校生活最後の通知表が担任から手渡されていた。
箕輪中部小学校の卒業式は17日に行われ109人が慣れ親しんだ学び舎を巣立つ。 -
庄内地区から箕輪町の卒業生に花束
卒業を間近に控えた箕輪町の小中学生に、町と友好交流推進協定を結ぶ静岡県浜松市の庄内地区から16日、花束が贈られた。
16日は庄内地区の、交流協会の役員が箕輪町役場を訪れ、今年度の小中学校の卒業生と教員、約670人分の花束を手渡した。
花束を受け取った箕輪西小学校6年の吉村僚(りょう)君は、「中学校では勉強を一生懸命頑張りたい」と話していた。
また、箕輪中学校3年の土井ゆいさんは、庄内地区との交流を振り返り、「これからも後輩達がお世話になります。今日はきれいなお花を頂き感謝しています」と話していた。
花束は、それぞれの卒業式で、卒業生一人ひとりに贈られる。
庄内地区の卒業生へのプレゼントは、10年ほど前から続いている。
小学校の卒業式は17日(水)に、中学校の卒業式は18日(木)に行われる。 -
子ども地球サミット2010開催へ
エコをテーマとしたイベント「子ども地球サミット2010」が、今年の夏も、南箕輪村で開かれる。
16日は記者会見が開かれ、イベントを企画・運営する飯田市の会社が概要を説明したほか、主催者を代表して唐木一直村長が、意気込みを語った。
今年は、7月30日から8月1日までの2泊3日で、小学3年生から6年生までの約100人に、参加してもらい、エコミュージカルの公演のほか、村内に滞在して、様々な体験をしてもらう計画。
また、去年に続き、海外の子どもも招待する予定で、シンガポール、カザフスタン、エジプトなど6カ国を想定している。
ミュージカルでは、初年度から特別講師を務めている元宝塚歌劇団の但馬(たじま)久美さんのほか、韓国を代表する伝統音楽演奏者・キム・ドクスさんが出演する。
また、今回は、地元の人たちにイベントへの関心を高めてもらおうとサミットを応援する「応援団」を発足していて、団員を募っている。 -
推奨みやげ品審査会
伊那市観光協会の推奨みやげ品の審査会が、16日、伊那市役所で開かれ、新たに、高遠町にある赤羽菓子店の「麦ころがし」が登録された。
赤羽菓子店の麦ころがしは、国産の栗が白あんに練り込まれている和菓子で、無添加の原料が使われている。
伊那地域で親しまれていた「麦こがし」をヒントにつくられ、郷土の色が出でいる点などから認定された。
16日は、伊那市観光協会などの7人が審査員となり、新規登録の麦ころがしの他、登録を更新する23品を審査した。
観光協会では平成12年からこれまで56品を推奨みやげ品として認定していて、認定された商品は、推奨みやげ品である事を示すシールを貼って観光イベントやキャンペーンで販売する事が出来る。
16日更新の審査が行われた23品については一週間後に結果がでることになっている。
赤羽菓子店の麦ころがしは、4月に認定証が授与される。 -
南箕輪村南原保育園竣工式
南箕輪村の南原保育園で16日竣工式が行われ新しい園舎の完成を祝った。
竣工式には、村役場や地元の関係者など50人が出席し園舎の完成を祝った。
式では、年長の園児が太鼓を披露し竣工式に花をそえた。
新しい園舎は、古い園舎を取り壊し、前の駐車場部分も使って建設され、敷地面積は、およそ5000平方メートル。
木造平屋建てで、大芝高原の間伐材などが使われている。
村内の公共施設ではじめて、ペレットボイラーを利用した床暖房が備えつけられたほか、屋根の上にはソーラーパネルが約100枚設置されるなど、環境に配慮した建物となった。
新しい保育園は、今月1日から利用が始まっていて、今後は園庭に芝を張る計画です。
唐木一直村長は「この新園舎を子どもの健全な心身を発達させる場所として、園児一人ひとりが健やかに成長できるよう職員一同力を合わせて頑張っていきたい」と挨拶した。 -
伊那ビジネス専門学校卒業式
伊那市の伊那ビジネス専門学校で14日、卒業式が行われた。
伊那ビジネス専門学校では、今年度9人が卒業を迎えた。
2年間の情報経理学科が8人、1年間のOAビジネス学科が1人。卒業生は在学中に経理、簿記などの資格を取得した。
三澤岩視理事長は、「資格を生かし、自分の努力で道を切り開いてほしい」と式辞を述べた。
卒業生を代表して竹澤 亜由美さんは、「厳しい社会の中で力強く前進し、広い視野を持って人間的に成長していきたいと思います」と誓いを立てていた。
卒業生9人のうち5人は就職が決まっているという。 -
箕輪町議会閉会
箕輪町議会3月定例会は15日、委員会に付託していた議案と追加議案合わせて32議案を可決・同意し、閉会した。
追加議案の主なものは、箕輪中学校武道場建築工事の請負契約が8536万5千円、地域スポーツセンター建築工事の請負契約が2億5998万円、小中学校太陽光発電導入事業の請負契約がおよそ2億4197万円など。
また、議員から、厳しい経済状況を考え、議員報酬を今年度に引き続き来年度も3%削減する議案が提出され、可決された。 -
箕輪町が使用料滞納で法人提訴へ
箕輪町は、大出のそば加工施設「留美庵」の施設管理を委託している法人が土地建物の使用料を滞納していることから、訴えを起こすことを決めた。
15日開かれた箕輪町議会3月定例会に、町が訴えを起こすことについての議案を提出し、賛成多数で可決された。
平澤豊満町長の説明によると、そば加工施設は町と中箕輪農事組合法人が施設管理委託契約を結んでいる。
法人は、町に支払う土地建物の使用料を滞納していて、滞納額は今年1月27日現在、約767万8千円になる。
町では、施設の明け渡しと使用料の支払いを求め、長野地方裁判所伊那支部に訴えを起こす考えで、平澤町長は、1週間以内に準備を進めたいとしている。
中箕輪農事組合法人では、「議案の内容を知らないのでコメントできない」としている。 -
アルプスい~なちゃんソフトボールクラブ 6年生を送る会
小学生のソフトボールチーム「アルプスい縲怩ネちゃんソフトボールクラブ」の6年生を送る会が14日、伊那市の伊那公民館で開かれた。
クラブの部員や保護者らが、6年生4人の卒団を祝った。
丸山正雄監督から、6年生に寄せ書きや写真などが手渡された。
また、小坂樫男伊那市長から一人ひとりに色紙が贈られた。
6年生は、「これからも夢に向かって頑張りたいです」「中学校に行ってもソフトボールを頑張ります」などと抱負を話した。
クラブ代表の伊藤易明さんは、6年生のこれまでの頑張りをたたえ、「中学、高校に行ってもソフトボールを続けてほしい」と話していた。
アルプスい縲怩ネちゃんソフトボールクラブは毎週日曜日に練習をしていて、昨年は2つの県大会に出場したという。 -
信濃グランセローズキャンプイン
信濃グランセローズが14日、南箕輪村の大芝高原でキャンプインした。
キャンプ初日は少年野球教室が開かれ、選手たちが地元の少年野球チームを指導した。
大芝野球場で少年野球教室が開かれ、箕輪町の箕輪ジャイアンツと南箕輪村の南小ドラゴンズの子どもたち約40人が参加した。
子どもたちは、準備運動に続いてポジションごとに分かれ、選手から指導を受けた。
球の取り方、投げ方などの基本を教わり、大きな声を出して熱心に練習していた。
信濃グランセローズは南箕輪村に23日まで滞在し、
キャンプ中は紅白戦や練習試合が行われる予定。 -
「入野谷」への名称変更条例改正案 否決
伊那市長谷の「南アルプス生涯学習センター」の名称を「入野谷」に変更する条例改正案が、15日開いた伊那市議会で否決された。
市が提出した議案が議会で否決されるのは、新市になり初めて。
同日の伊那市議会3月定例会の本会議で、議会に提出されている43議案について、採決が行われた。
このうち、南アルプス生涯学習センターの名称変更に関する条例改正案について委員長報告の後、討論が行われ、「広く市民から親しまれている「入野谷」とするべき」といった賛成意見や、「設立当初の思いを忘れないためにも、現在の名称を残すべき」といった反対意見などが出された。
採決の結果、賛成7、反対18で、条例改正案は否決された。
小坂樫男伊那市長は取材に対し、「任期中に臨時議会を開き、改めて名称変更の条例改正案の提出を検討したい」と話した。
このほかの平成22年度一般会計予算案含む42議案は原案どおり可決された。 -
男女共同参画紙芝居を披露
男女共同参画を広めようと活動している「パートナーシップいなし」のメンバーが15日、自作の紙芝居を披露した。
「パートナーシップいなし」の3班が、西春近小出一区の脳いきいき教室を訪れ、紙芝居を披露した。
パートナーシップいなしでは、セミナーを開くなどして、男女共同参画の推進をしてきた。
しかし、セミナーは一部の人しか参加してくれないため、今年度は紙芝居で各地に出向き、男女共同参画を伝えてきた。
物語は、家事や子育てを一挙に担い、忙しい日々を過ごしている女性が悩んでいる場面から始まる。
その後、夫や家族の協力を得て、みんなで家事に取り組み、家族みんなが、ゆとりのある生活ができるようになるというもの。
メンバーは「無理のないように男女で家事を分担するなど、男女共同参画を根付かせたい」と話していた。 -
小坂市長 議会で最後のあいさつ
今期限りで退任を表明している小坂樫男伊那市長は、3月定例市議会最終日の15日、議会議員に対して、最後のあいさつをした。
小坂市長は「市民や市会議員、職員の皆さんの協力を得て多くの事業を成し遂げることができた。特に市会議員の皆さんとは、時に議論し、貴重な意見を頂き、車の両輪として支えて頂き感謝している」とあいさつした。
小坂市長は、平成6年に旧伊那市の助役に就任して以来、市政に携わった16年間を振り返った。
やり遂げた主な政策として、新伊那中央病院の移転新設、市街地の再開発事業としてのいなっせ完成を挙げていた。 -
中央蘭友会春蘭展
自生の蘭などを集めた「春蘭展」が13日から、伊那市の伊那市民会館で開かれている。
会場には約130点の蘭が並んでいる。展示は14日まで。 -
赤羽栄子さん押し花展
伊那市美篶の押花インストラクター赤羽栄子さんの押花絵作品展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれている。
アジサイの押し花などで描かれた絵画のような押し花絵をはじめ、会場には、赤羽さんがこの1年に制作した新作を中心に約100点が展示されている。
押し花そのものの魅力を活かしたいと、さまざまな素材とコラボレートして、作品にする試みを続けている。
古くなった着物を切り抜き、その上に押し花をあしらった作品のほか、切り絵の上に紅葉した葉を組み合わせた作品や、赤羽さん自身が染めた布の上に、チョウを模った花などを並べた作品などが並んでいる。
作品展は16日まで。 -
芸術文化総合フェスティバル
第22回長野県芸術文化総合フェスティバルが13日から、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
県芸術文化協会が毎年開いていて、県内で活動する芸術文化団体に、日頃の成果を披露し交流を深めてもらうねらいがある。
伊那会場での開催は13、14日の2日間で、37団体が参加する。
初日のステージ発表では、地元のバレエ教室やフラメンコグループなどがダンスを披露した。
2階会場では県華道教育会伊那支部の生け花展も行われていて、さまざまな流派の作品を見ることができる。
また美術展示ホールでは、県水墨画協会南信支部の水墨画展が開かれている。