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捕獲野生鳥獣の利活用研修会
野生鳥獣による被害対策の一環で捕獲した、シカやイノシシなどの利活用について考える研修会が9日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
会場には自治体の職員や猟友会のメンバーなどおよそ200人が集まった。
研修会は、捕獲した野生鳥獣の利活用について、知識と実践技術を身につけてもらおうと、信大農学部が開いた。
9日は主にシカの個体数調整に焦点を当て、専門家が講義した。
岐阜大学の鈴木正嗣教授は「日本ではシカを食べる概念がない。これを改善すれば、シカの経済的価値も高まり、個体数の減少、また地域振興につながる」と説明していた。
また北海道・酪農学園大学の伊吾田(いごた)宏正助教授はシカの生態について説明した。
伊吾田さんによると、シカの死亡原因の約7割が狩猟によるもので、自然死は極めて少ないという。
伊吾田さんは「シカは人為的に個体数を調整しない限り増え続ける。積極的に調整していくことが必要」と呼びかけていた。
信大農学部では、野生鳥獣の個体数調整の必要性を、地域の人たちにも広く知ってもらいたいとして、来週はシカやイノシシの肉や皮の活用実技研修会を開く。 -
篠笛講座 入門編
日本伝統の楽器「篠笛」の吹き方を学ぶ講座が、7日、伊那市のいなっせで開かれた。
指導したのは、埼玉県在住の篠笛奏者、大野利可(りか)さん。
大野さんは、4年前、伊那市で演奏会を開いた事が縁で、3年前から年4回の講座を開いている。
入門編には、10人が参加し、1時間余りにわたり、音の出し方等の指導を受けた。
受講した人達は、大野さんから、口の形や息の強さなどアドバイスを受けながら、笛を吹いていた。
市内から参加したある男性は、「思いどおりの音が出せるよう地道に努力したい」と話していた。
次回の講座は4月11日に開かれる予定。 -
外国人就労準備研修 閉講式
日系外国人の再就職支援のための研修がこのほど終了し、9日伊那公民館で閉講式が行われた。
閉講式では、研修を終えた日系外国人14人に修了証が手渡された。
この研修は、日本に住む日系外国人の再就職を支援しようと、厚生労働省がおこなったもので去年11月に始まった。
研修では日本語の読み書きや、面接の受け方、労働法規の習得のほか、職場体験が行われた。
受講した人たちは、「この3カ月間で、たくさんの事を覚えることができました。これから日本での生活が楽になると思います。」と話していた。
講師の派遣など、この研修をサポートした日本国際協力センターによりますと、今回の研修を受けた人は全国で約6000人いて、そのうち就職が決まっているのは、今のところ30%ほどにとどまっているという。 -
きさらぎ友好杯剣道大会
小中学生の剣道大会きさらぎ友好杯剣道大会が7日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれた。
きさらぎ友好杯は、大会の少ないこの時期に、試合経験を一つでも多く積んでもらおうと開かれる個人戦の大会。
17回目となる今年の大会には、上伊那を中心に12団体から250人の選手が出場した。
試合が始まると子ども達は、大きな声を出し、日頃の稽古の成果を相手にぶつけていた。
大会は、予選のリーグ戦と決勝のトーナメント戦が行われ、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では小学生3・4年生女子の部で宮下純奈さん、小学校5・6年生女子の部で小椋公恵さん、中学生男子の部で福田颯君が優勝した。 -
箕輪町民ラージボール卓球大会初開催
第1回箕輪町民ラージボール卓球大会が7日、箕輪町民体育館で開かれた。
ラージボールは、公式戦の物より直径が4ミリ大きく作られていて、老若男女誰でも手軽に卓球を楽しめるという。
大会は、町内の卓球愛好者が冬場の体力作りと、世代を超えた交流を目的に初めて開いた。
種目は、ミックスダブルスと団体戦が行われ、中学生から70代までの60人が出場した。
会場では、家族を応援に来た子ども達も、空いたコートを使い卓球を楽しんでいた。
大会の結果、ミックスダブルスでは唐澤英利さん・荻原理実子さんペアが、団体ではチーム宮本が優勝した。 -
伊那の方言劇と田楽座伝統芸能公演
「伊那の方言劇と田楽座伝統芸能公演」が7日、伊那市のいなっせで行われた。
公演は、地域の伝統文化の継承・発展を目的に、NPO法人伊那芸術文化協会が毎年行っている。
今回は、伊那市富県に拠点を置く、歌舞劇団田楽座が初めて出演した。
田楽座の公演の前には、伝統文化について理解を深めてもらおうと、伊那文化会館付属劇団南信協同が、田楽座発足の経過を伊那の方言で紹介する劇も上演された。
田楽座は1964年に伊那谷に発足。日本各地の民族芸能や創作した舞台などを教育施設や各種イベントで披露している。
この日は、宮崎県に伝わる「日向木挽き唄」や、創作した傘踊りなどを披露していた。
会場には、満員となる350人ほどが訪れ、舞台で行われる伝統芸能を楽しんでいた。 -
引持で伝統の数珠回し
伊那市高遠町の引持地区で7日、お事始めの伝統行事、数珠回しが行われ、一年間の無病息災などを祈願した。
数珠回しは明治以前から伝わる伝統行事で、区民が数珠を回してお互いの安全を願う。
この日は約30人が集会所に集まり、南無阿弥陀仏と唱えながら長さ20メートルほどの数珠を3周回した。
数珠の中には、一つだけ大玉があり、回ってくると頭を近づけ、願い事をしていた。
平岩健登常会長は、「この地区の伝統行事を絶やさないよう、後世に伝えていきたい」と話していた。 -
南箕輪村の自然環境調査報告会
南箕輪村自然調査の会が昨年10月にまとめた、村の自然環境調査の報告会が7日、村民センターで開かれた。
報告会は、村の自然環境の実態を広く住民に周知しようと開かれ、約50人が集まった。
報告会は、地形や地質など5つの分野別に行われ、それぞれの担当者が、村の基盤岩は緩やかに西側に傾いていることや、水質の汚れや河川改修により、水路の植物の生育域や個体数が減少していることなどを発表していた。
村は、昨年度を環境元年と位置づけ、約30年ぶりに村の自然環境調査を行った。
調査の会の征矢哲雄会長は、「村全体をビオトープと考え、村民が一体となり自然緑地の保持と再生に努める必要がある」と話していた。
村では、今後も継続して調査をしていきたい竏窒ニしている。 -
上古田区豪雨災害復旧工事竣工式
平成18年7月豪雨災害で土石流や地滑りが発生した箕輪町の上古田区で、復旧工事などの完成を祝い7日、竣工式が行われた。
現地で災害の経緯や復旧事業の内容を記した記念標の序幕式が行われた。
上古田区は、平成18年の豪雨災害で集落上流の滝の沢、曲り尾沢で発生した土石流により大きな被害を受けた。
県は平成19年から、曲り尾沢、滝の沢に砂防堰堤の建設などを行い、このほど完成した。事業費は約4億6千万円。
また、災害発生の要因として、里山の整備不足が考えられることから、山林約90ヘクタールの間伐整備と、林道約1.8キロを開通させた。
里山整備には県の森林税を活用し、事業費は約2300万円となっている。
竣工式で、上古田区の大槻長区長は、「森林や環境整備に努め、安心安全な地域づくりを目指していきたい」とあいさつした。
平澤豊満町長は「災害から3年半が過ぎた。災害の記憶を風化させず、皆で地域を守り、後世に伝えていくことが私たちの義務」と話していた。 -
今春高卒予定者 南信男子就職内定率前年並みに
長野県教育委員会は8日、今年3月の公立高校卒業予定者の就職内定状況を発表した。
内定率が軒並み前年の同じ時期より低い中で、南信地区の男子のみが93・6%で、前年同期と同じ率となっている。
8日発表の1月末現在の就職内定状況は、南信地区の男子は、 就職希望者数が530人で内定者は496人、内定率は93・6%で前年同期と同率になった。
女子は就職希望者数が308人で内定者は268人、内定率は87・0%で、前年同期より5・3ポイントの減。
男女合計の内定率は91・2%で、前年同期より1・9ポイントの減。
県全体では内定率が86・0%で、前年同期より2・8ポイントの減となっている。 -
南箕輪村議会臨時会 補正予算可決
南箕輪村議会臨時会が8日開かれ、村が提出した約5200万円の一般会計補正予算案が全会一致で可決された。
今回の一般会計補正予算案は、国の交付金決定によるもので、予算額は約5200万円。
主な事業は、国道153号バイパスの工事に関連した村道などの整備等に4100万円、大芝公園内の施設整備等に700万円となっている。
唐木村長は「比較的小規模な事業となるが、3月末までに事業着手できるよう、速やかに発注したい」と話していた。 -
箕輪町特別職報酬答申
町長・副町長10%減額箕輪町特別職報酬等審議会は8日、平成22年度の町長と副町長の給料について、本年度同様の10%減額とする答申をした。
審議会の柴要会長が平澤豊満町長に答申した。
町長と副町長の給料は、今年度10パーセント減額している。
審議会では、来年度も、町を取り巻く情勢を踏まえ、この難局に対処する必要があるとして、引き続き10パーセントの抑制措置を継続することを答申した。
これにより、町長の給料月額は74万7千円、副町長は60万3千円となる。
また付記事項として、平成14年度からの条例附則による減額措置を廃止し、今後は町長の職務と職責を照らし、実態に沿った条例本則の改正をするよう要望している。
平澤豊満町長は、「みなさんの意向を十二分に参考にし、今後の行政運営に対応したいと思う」と話した。
町は、町議会3月定例会に10パーセント減額する条例改正案を提出する予定で、可決されれば4月1日より実施される。 -
知的障がい者による作品展「チカクニアルセカイ」
県内外の知的障がい者による作品展「チカクニアルセカイ」が、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
これは、障害のある人が日常生活の中で描いた作品の表現そのものの面白さを紹介しようと、障がい者福祉施設などが企画した。
展示しているのは、上田市をはじめ東京や新潟で活動している作家7人。
さまざまな引き出しのついたピンク色の箱や数字が描かれたトラックの写真、文字で埋めつくされたフリーペーパーなど会場には約100点の作品が並んでいる。
また7日には関連イベントとして、カッティングシールを米袋に貼ってしおりやストラップをつくるワークショップが予定されている。
この知的障害者による作品展チカクニアルセカイは21日まで。 -
長野県食と農業上伊那地区部会で意見交換
長野県の食と農業の施策について農業者などから話をきく上伊那地区部会が4日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
農業者や農業団体の代表らが参加し、県の上伊那地方事務所農政課の職員と意見交換した。
これは、県の施策について意見を聞き、県政に反映させていこうというもので、これまでの上伊那の農業実績や来年度の計画などが報告された。
昨年度の上伊那の主要品目の生産量などが報告され、アルストロメリアは順調に実績を伸ばしたが、稲やリンゴ、畜産で前年を下回る実績となった。
特に畜産では、飼料価格の高騰で畜産農家が減少し、乳用牛・肉牛の頭数も大きく減少した。
参加者からは、「入笠牧場は、鹿対策で大規模な捕獲施設を設置しているが、採算が取れるという考え方をもって運営しなければ、今後の見通しが立たないのではないか」といった意見や、「農業をするために掛かる必要経費は毎年上がるのに、販売高は上がらず農業所得が減る。農業のこれからに不安を感じる」といった意見が出されていた。
県では、出された意見を来年度の施策に反映させたい考え。 -
劇団ひとりの母が講演
お笑い芸人劇団ひとりの母・川島育子さんの講演会が6日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
川島さんが、忙しい時代に心のゆとりをもって楽しく生きるために何が必要かをテーマに講演した。
講演会は、JA上伊那が女性を対象に行っている教室の一環で開かれたもので、今回は一般にも公開された。
川島さんは、元日本航空の国際線客室乗務員で、退職後は、3人の子供を育てあげた経験を活かし、マナーや子育てのセミナーを各地で行っている。
川島さんは、人生を豊かにする心のゆとりを持つためには、準備と対策が必要だとして、そのためには尊敬する人の行動・考え方を真似してみる「学び癖」、脳と心を磨く「考え癖」、良い事はすぐに実行する「即行動癖」の3つの癖づくりが大切竏窒ニ話していた。 -
革の表紙で手帳作り
革を使ってオリジナルの手帳を作る教室が6日、伊那市の高遠町図書館で開かれた。約20人が参加し、手帳作りに挑戦した。
これは、地域の人たちに図書館に親しんでもらおうと高遠町図書館が開いた。
参加者はまず、何枚もの紙を折りたたみ、手帳の中身を作った。
次は針と糸を使ってカバーとなる革に縫い付ける作業で、糸を継ぎ足しながら少しずつ紙を縫い付けていくと、だんだん手帳らしくなっていった。
最後に、紙の部分をはさみで切り分け、ボタンを付けて完成した。 -
伊那小6年夏組 駅前活性化活動まとめ
JR伊那北駅前広場の有効活用について考えてきた伊那小学校6年夏組は6日、活動の総まとめとして伊那市や地域住民と意見を交わした。
伊那小学校で公開授業が行われ、各クラスが総合学習を公開した。
その中で、伊那北駅前の活用について検討を進めてきた6年夏組は、伊那市の白鳥副市長や地元の八幡町商店街を招いて意見を交わした。
夏組は3年前、伊那北高校の文化祭で開かれた駅前広場の活用を考えるワークショップに参加し、活動を始めた。
広場にある池の掃除や草取りをしたほか、「明るくにぎやかでたくさんの人が集まる駅周辺にしよう」をスローガンに広場の活用方法を考えてきた。
この日の意見交換会では「本当に池は必要なのか」「ベンチはどこに置くのか」「今後活動は誰が引き継ぐのか」などについて話し合った。
会の最後に白鳥副市長は「みなさんの熱い想いが伝わりました。広場の日時計の設置については前向きに考えていきたいと思います」と話していた。
公開授業には、3年前伊那北高校の文化祭でワークショップを企画した宮澤俊太郎さんも訪れ、子ども達の発表に耳を傾けていた。
今後伊那北駅前広場については、伊那市が活動を引き継ぎ、地域住民が協力して管理をしていく予定。 -
マツタケ名人の藤原さん講演会
伊那市の富県ふるさと館で6日、ふるさと講座が開かれ、マツタケ名人の藤原儀兵衛さんが講演した。
会場には県内外から約100人が集まった。
藤原さんは、伊那市新山在住で、地元の高烏谷山で山林を整備しながら、人工栽培が難しいといわれるマツタケの増産をしている。
この日は「山と私とマツタケ」と題し、マツタケの栽培について講演した。
藤原さんによると、マツタケは地面の温度が15度から19度になると地表に出てくるということで、上伊那地域はその温度が長く保たれる、マツタケの生育に適した地域だという。
また、去年マツタケが不作だったことについて「去年は9月に25度以上の夏日が2日あり、マツタケの菌が死んでしまった。28度以上でないと鳴かないと言われるミンミンゼミが、9月に鳴いていたらその年は不作」と説明していた。
藤原さんは「マツタケは風通しのいい痩せた山に出る。きちんと山の手入れをすれば、マツタケは嫌でも出てくる」と話し、訪れた人たちの興味を引いていた。 -
箕輪中部小 エコ活動に取組み7年
箕輪町の箕輪中部小学校では、7年前に環境省エネ委員会をつくりエコ活動を進めている。
同校の全校清掃の時間。雨水や雪溶け水を溜めた雨水タンクから水を出し、太陽熱を使って温めたお湯を混ぜ、ぬるま湯にして拭き掃除に使う。
7年前、1つのクラスで行われていた活動を、全校で行っていこうと環境省エネ委員会を設置した。
水道水の利用を減らすために雨水を利用したり、節電のため電気をこまめに消すなどの活動をしている。
今年は、伊那テクノバレー地域センター・リサイクル研究会が1月に開いたKIDS自然エネルギー活用コンテストに初めて参加した。
コンテストでは7年間継続してきた活動について発表し、「楽しく継続7年賞」を受賞した。
箕輪中部小では、活動がマンネリ化しないよう新たな企画を考え、環境に対する取り組みを続けていきたいとしている。 -
絵画と木彫二人展
辰野町の小澤晃一さんと、伊那市の饗場敦さんによる「絵画と木彫二人展」が、ベルシャイン伊那店で開かれている。
会場には小澤さんの絵画と饗場さんの彫刻、合わせて100点が並んでいる。
30年前から絵を描いている小澤さんと、趣味で25年前に木彫を始めたという饗場さんは、同じ職場で働いていた元同僚。小澤さんが話しをもちかけ、今回初めて二人展を開いた。
小澤さんと饗場さんは「2人一緒に展示ができることはとても幸せなこと。お互いの作品に刺激を受けながら作品づくりを続けていきたい」と話していた。
「絵画と木彫二人展」は9日まで。 -
伊那警察署09年遺失物状況まとまる
伊那警察署は昨年1年間の落し物などの状況を発表した。
それによると、届け出のあった落とした現金の総額は約1856万円となっている。
届け出のあった落し物のうち一番多かったものは、証明書やカード類で3999点、次いで財布が790点、携帯電話が394点となっている。
現金の総額は約1856万円で、そのうち落とし主に戻されたのは約429万円だった。
また一度に落とした現金の最高金額は90万円だった。
ほかに拾った現金が届けられた総額は約630万円で、一昨年と比べて100万円ほど、率にして14.3%減少していて、伊那署では不況が影響しているのではないか竏窒ニ話している。 -
イエメン保健省 伊那市の幼児健診視察
母子保健が立ち遅れている中東イエメンの医師たちが3日、伊那市の幼児健診を視察した。
イエメンの都市ハドラマウト県の厚生局で働く医師ら4人が伊那市を訪れ、一歳半健診を視察した。
この視察は、国際協力機構(JICA)の取り組みの一環として行われた。
イエメンでは、乳幼児の死亡率が高く、1歳未満の子どもの場合、1000人中73人が栄養失調やマラリアなどで命を落としている。
こうした状況を改善するため、母子保健に力を入れている長野県で視察を行った。
市の保健師が健診の内容を話し、子どもの発達に異常がないかを確認したり、母親の育児不安の解消に務めていることなどを説明した。
イエメンでは、2015年までに1歳未満の死亡率を1000人中45人まで下げるように取り組んでいて、現在栄養改善や予防接種の充実に取り組んでいるという。 -
子育て支援センターで入園前の心の準備講座
伊那市の富県子育て支援センターで5日、保育園や幼稚園の入園に向けた心の準備についての講座が開かれた。
今年の4月から保育園や幼稚園に子どもが通う母親14人が参加した。
元保育園園長の酒井和子さんが話をした。
酒井さんは、入園して最初のうちは、お母さんと離れるため泣く子どもがいることを話し、「お母さんが割り切ってバイバイしたほうが、子どもは納得して園に入りやすくなります」と説明した。
また、「子どもに大丈夫だよと話して安心させて送り出してほしい」とも話していた。
参加したある母親は、「最初は子どもが泣いても、園に慣れていくことが分かったので少し安心しました」と話していた。 -
伊那東小学校5年生がICT見学
情報について学習している伊那市の伊那東小学校の5年生は5日、伊那ケーブルテレビジョンを訪れアナウンス体験などをした。
5日は伊那東小学校の5年柳(やなぎ)組の児童33人が伊那ケーブルテレビを訪れた。
5年生は社会科の授業の中で情報について学習している。
放送局ではどのように番組を制作しているのかなどを学習しようと見学に訪れた。
児童達は、編集機器を扱ったり、番組がどのように作られているか社員から話を聞いた。
このうちアナウンス体験では児童達が、スタジオでカメラに向かってニュース原稿を読んだ。
児童達は、カメラは何台あるのか?ニュースの話題はどうやって集めているのか?などの質問を社員にしていた。
伊那東小学校では、見学した事をクラスで話し合いまとめる予定。 -
ごみ処理施設の処理量は1日139トン
上伊那地域の今後のごみ処理の目標値設定を進めてきた広域連合ごみ処理基本計画推進委員会は、新しいごみの中間処理施設での処理量を1日139トンとする検討結果を、5日小坂樫男広域連合長に報告した。
小沢陽一委員長らが伊那市役所を訪れ、小坂連合長に検討結果を報告した。
上伊那広域連合のごみ処理基本計画は、平成16年の見直しから5年が過ぎたこと、新しいごみの中間処理施設の規模にも関連があることから去年6月から見直し作業が進められてきた。
今回まとまった計画案は、家庭系ごみは23年度の推計値に対して5パーセント削減、事業系ごみは、25パーセント削減、家庭系ごみの資源化率を35パーセント向上させるとしている。
その目標が達成できた場合、新しいごみの中間処理施設が稼動する平成30年には、現状では、1日155トンのものが139トンとなる。
小沢委員長は、「紙ごみの資源化がこれからの大きな課題。新しい処理施設が稼動する前に更に減量化の可能性を探る必要がある」と小坂連合長に報告していた。
この見直し案は、小坂連合長が決定したのちに、2月の広域連合議会で報告されることになっている。 -
綿半が県とレジ袋削減で調印
5日は県下統一のNOレジ袋デーです。
県下に15店舗を持つ綿半ホームエイドと県がレジ袋削減のための協定を締結し、店頭でPR活動を行った。
綿半スーパーセンター箕輪店では、店員が客にレジ袋が必要かどうかを確認しながら、対応していた。
県は、レジ袋削減やマイバックの普及に向けた活動に積極的に取り組んでいる小売業者と、レジ袋削減のための協定を締結している。
5日は、長野県庁で調印式が行われ、綿半ホームエイドが24社目として協定を締結した。
また5日は、協定の締結に合わせ、上伊那地方事務所の職員や地元の消費者の会のメンバーなどが、綿半の箕輪店前でレジ袋削減とマイバックの持参を呼びかけた。 -
交通事故防止コンクール ポスター部門
大明化学工業の大沢さん 最優秀賞交通安全への意識を高めるヤングドライバークラブ交通事故防止コンクールのポスター部門で、南箕輪村にある大明化学工業の大沢美己さんの作品が最優秀賞を受賞した。
3日に伊那警察署で表彰状の伝達式があり、依田公雄署長から大沢さんに賞状が手渡された。
このコンクールは、県安全運転管理者協会が県内企業の若手社員を対象に交通安全への取り組みを審査する。
34点の出品があった中から最優秀となった大沢さんの作品は、運転手がお酒を進められて困っている様子を擬人化したパンダで表現している。
大沢さんは「飲酒運転は当然良くないし、お酒を勧める人にも罪がある」と話し飲酒運転撲滅を呼びかけていた。
コンクールではほかに信英蓄電器箔、伸光製作所、大明化学工業、NTN長野製作所の4社が優秀クラブに選ばれている。 -
平成22年度公立高校前期選抜志願者数
県教育委員会は4日、平成22年度の公立高校入学試験の志願者数を発表した。
伊那北高校普通科の倍率は2.00倍。
辰野高校普通科は64人の募集に対して75人が志願。倍率は1.17倍。商業科は20人の募集に対して27人。倍率は1.35倍。
上伊那農業高校は各科20人の募集で、生産環境科は39人で1.95倍。園芸科学科は40人で2.00倍。生物工学科は51人で2.55倍。緑地工学科は41人で2.05倍。
高遠高校は普通科48人の募集に対して90人が志願。倍率は1.88倍。
伊那北高校は、普通科36人に対して72人が志願。倍率は2.00倍。
理数科は36人に対して52人が志願。倍率は1.44倍。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科84人に対して142人が志願。倍率は1.69倍。
赤穂高校は普通科48人に対して65人が志願。倍率は1.35倍。
商業科は40人に対して64人が志願。倍率は1.60倍。
駒ヶ根工業高校は、3つの学科一括で、60人の募集に対して、80人が志願。倍率は1.33倍。
多部制の箕輪進修高校は各部20人の募集で、普通I部は33人で1.65倍。
普通II部は29人で1.45倍。
普通III部は11人で0.55倍。
工業I部は18人で0.90倍。
公立高校前期選抜試験は2月9日火曜日、合格発表は2月17日水曜日に行われる。 -
信州フラワーショー
アルストロメリアなど、冬を代表する花々が県内各地から一堂に集まる「信州フラワーショー ウインターセレクション」が4日から、伊那市のJA南信会館で始まった。
ダリア、アネモネ、そして、アルストロメリア、会場には、冬を代表する花々、約380点が展示されている。
初日は、地元の竜東保育園の園児が招待され、花を見学した。
フラワーショーは、全農長野県本部などが毎年開いているもので、夏と冬の2回行われている。
生産技術の向上を目的に、品評会も行っていて、最高賞の農林水産大臣賞には、木曽町の有限会社・信州グリーンサポートが栽培したアルストロメリア、ボイジャーが選ばれた。
また、最高賞に次ぐ農林水産省農政局長賞には、伊那市の伊澤修司さんが生産したアルストロメリア、ピンクサプライズが選ばれた。
一般公開には多くの人たちが訪れ、色とりどりに咲いた花々を楽しんでいた。
信州フラワーショーは、5日まで、伊那市のJA南信会館で開かれる。 -
「立春朝搾り」出荷
2月4日は、立春。伊那市の酒蔵・宮島酒店では、春を迎えるお酒、「立春朝搾り」の出荷作業が行われた。
宮島酒店では、朝4時半ごろから作業が始まった。
正月が明けてから仕込み、1ヶ月ほど発酵させた日本酒を、この日の朝搾り、搾りたての日本酒を次々に瓶に入れた。
立春朝搾りは、日本名門酒会に加盟する、全国の37の蔵元で15万本が作られ、1000店で販売されている。
立春の朝に搾った酒をその日のうちに味わってもらおうというもので、宮島酒店では、約4000本を作った。
作業には、このお酒を販売する酒屋や居酒屋も毎年参加している。
協力したのは、遠くは横浜や県内の酒屋など20人ほどで庚寅2月4日と書かれたラベルが貼り付けていた。
宮島酒店の宮島敏社長は、「当日出来たものをその日味わえる究極の搾りたて。春を迎える喜びを味わうお酒。今年は、豊かな味に華やかな香りのよいお酒が出来た」と話していた。
この立春朝搾りは、基本的に予約制だが、若干余分があり、伊那市の酒文化いたや、正藤酒店、思い出酒店で販売されている。