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箕輪町が臨時交付金基金設置
箕輪町は、国の経済対策の補助金を活用した箕輪町地域活性化・公共投資臨時交付金基金を設置した。
基金設置に関する条例案は、15日開かれた町議会臨時会に出され、原案通り可決された。
基金は、公共事業などに伴う財政負担の軽減や、円滑に事業実施する目的で設置され、主に来年度実施する道路事業に活用する予定。
財源は国からの公共投資臨時交付金約6700万円が積み立てられ、基金の期限は平成22年度末まで。
同日の議会ではこのほか、町道の補修や舗装工事事業などを盛り込んだ総額1億4300万円の補正予算案が可決された。 -
北信越陸上優勝 高遠高校原翔太君市長表敬訪問
北信越高等学校新人陸上競技大会の男子100メートルと200メートルで優勝した高遠高校2年の原翔太君が15日、伊那市の小坂樫男市長のもとを訪れ、優勝報告した。
原君と陸上部の顧問らが小坂市長のもとを訪れた。
原君は昨年10月に福井県で開かれた大会で、男子100メートルと200メートルの2種目で優勝を果たした。
力を入れている100メートルの記録は10秒94。自己ベストの10秒93にはわずかに及ばなかったが、10秒台の記録は原君だけだった。
200メートルも22秒01と好記録だった。
現在は、今年の夏に沖縄で開かれるインターハイに向け、冬季トレーニングに励んでいるという。 -
焼却場建設反対三峰川連合が下水道処理施設 見学
新ごみ中間処理施設の建設候補地に反対する焼却場天伯河原建設反対三峰川連合が12日、下水処理施設などを見学した。
12日は、三峰川連合の委員を中心に13人が参加した。
見学会は、新ごみ中間処理施設で焼却が計画されている下水処理の汚泥などについて勉強しようと開かれた。
参加者は、伊那浄水管理センターの公共下水道の処理施設を見学し、職員の説明を受けていた。
代表の佐藤幹雄さんは、今回の見学を今後の勉強材料にしていきたいと話していた。 -
県スポーツクラブ ミニバス交流大会
長野県総合型地域スポーツクラブ・ミニバスケット交流大会が11日、伊那市民体育館で開かれた。
11日は県内の総合型地域スポーツクラブに加盟する9チームが参加した。
これは、県内各地にある地域スポーツクラブが主体となって、子ども達の地域を越えた交流を支援しようと初めて開かれた。
大会では、試合をする機会の少ない地域のチーム同士が対戦するように組み合せが行われ、各チームが2試合を行った。
また今回は、実戦経験の少ない低学年の子ども達にも試合を体験してもらおうと、低学年チームの試合も組まれた。
低学年の試合では、子ども達が自分の背よりも何倍も大きいゴール目がけて懸命にシュートを打っていた。
あるスタッフは「交流を通して地域を越えて、友達の輪を広げてもらいたい」と話していた。 -
南箕輪村指定管理者28施設継続委任を答申
南箕輪村指定管理者選定審議会は10日、本年度で委任の任期が満了となる28施設の指定管理者について、引き続き委任の継続を認めることを唐木一直村長に答申した。
村は、2006年から指定管理者による公の施設の管理をスタートさせた。
本年度任期満了となるのは、社会福祉施設や大芝高原内にある施設、村民体育館など28施設。
デイサービスセンターなど7つの社会福祉施設は村社会福祉協議会が、大芝の湯、味工房など19の大芝高原関連施設は大芝荘を運営する南箕輪村開発公社が指定管理者として委任されている。
審議会では、点数などで評価を行い、今後4年間の継続を認めた。
唐木村長は、「いかに住民にとって利用しやすい施設にしていくかが大切。特に大芝関連施設では不況が影響しているが、独立採算を保てるよう努力していきたい」と話していた。
村では、今回の答申を踏まえ、村議会3月定例会に関連議案を提出する。 -
南大東島訪問団結団式
青パパイヤが取り持つ縁で始まった沖縄県南大東島との民間交流で、伊那側から今月島を訪れる訪問団の結団式が12日、行われた。
今回で6回目の訪問で、産直市場グリーンファームの小林史麿会長を団長に、信州大学農学部の元学部長の野口俊邦さん、同じく名誉教授の茅原紘さんが副団長、24人が島を訪問する。
日程は23日から25日までの3日間で、伊那側の有志が贈った絵画の贈呈式や菓匠しみずの清水慎一専務による青パパイヤケーキづくりの実演も行なわれる予定。 -
【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(後編)
漂泊の俳人、井上井月の愛好家でつくる井上井月顕彰会が10日に新潟県長岡を訪問した。
顕彰会のメンバーは、長岡市役所を訪れ、森民夫長岡市長を表敬訪問した。 -
手良地区認知症アンケート 結果報告
伊那市の認知症支援モデル地区に指定されている手良地区で12日夜、地区住民の認知症に関する意識調査の結果が報告された。
手良公民館で認知症支援地区の第2回推進会議が開かれ、地域住民約60人が参加した。
アンケートは、昨年7月に手良地区653世帯を対象に認知症に対する意識を調査したもので、525世帯から回答があり、回収率は80%を超えている。
「認知症は病気だと知っていましたか」という問いに対しては、85%の人が「知っていた」と答えていて、「子どもからお年寄りまですべての人に正しい理解を持たせてほしい」などの意見があった。
「家族に認知症の人がいる場合に近所に期待すること」という問いに対しては、「話し相手」「声かけ」「見守り」などが多く、「一人で抱え込まずに隣近所に相談してほしい」という意見があった。
会議では、アンケート結果に対する感想や地域でできることについてグループに分かれて意見を出し合った。
手良地区は、認知症への関心が高いことや、地域間交流が盛んなことなどから、昨年6月に市の認知症支援モデル地区に指定された。
手良社会福祉協議会の城倉直彦会長は、「事業スタート時に比べ、認知症に対する意識が高まっている。みんなで理解を深めて、地域の助け合いの輪を広げたい」と話していた。
伊那市では手良を参考に、平成23年度以降は伊那市全体にも取り組みを広げていきたいとしている。 -
城取茂美さんの楽しい講演会
信濃教育会賛助会の会員発表会が12日、いなっせで開かれ、前西箕輪公民館長で笑い療法士の城取茂美さんが、歌を織り交ぜながら楽しく発表した。
発表会は信濃教育会賛助会の総会に合わせて毎年開かれているもので、賛助会の活動を地域の人たちにも知ってもらおうと、今年初めて一般公開された。
会場には賛助会の会員や一般ら約100人が集まった。
城取さんは「歌は世につれ縲恟コ和歌謡史から縲怐vと題し、戦前から戦後にかけての日本の情勢を、当時流行した歌にあわせて披露した。
会場を訪れた人たちは、城取さんの歌う懐かしい曲とユニークな話術に聞き入っていた。
発表を聞いたある人は「当時のことを思い出しながら、楽しい時間を過ごすことができました」と話していた。 -
自衛隊入隊予定者激励会
今年の春、伊那・飯田地区から自衛隊に入隊する予定の高校生や大学生の激励会が13日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
伊那・飯田地区で今年自衛隊に入隊するのは、上伊那から8人、飯田・下伊那から7人の合わせて15人。
地元からの自衛隊入隊者を激励しようと、上伊那郡市自衛隊協力会連合会などが毎年開いているもので、この日は保護者や協力会会員ら約150人が出席した。
激励会で、昨年入隊した駒ヶ根市出身の小林雄一さんは「何事も努力すれば結果はついてきます。多くの仲間と一緒に頑張ってください」と激励していた。
入隊予定者を代表して駒ヶ根市の森秀之さんは「しっかり人のために働けるよう頑張っていきたいです」と謝辞を述べた。
15人は、神奈川県の横須賀基地や埼玉県の熊谷基地などに配属される予定。 -
信大生の味噌を贈呈
信州大学農学部の学生が栽培した大豆でつくった味噌が8日、南箕輪小学校に贈呈された。
大豆を栽培した農学部の水上積善さんと、味噌を加工した大芝高原味工房の会の会長馬場良子さんらが小学校を訪れ、昨年3月に仕込んだ味噌20キロを贈呈した。
水上さんは一昨年、南輪村内で仲間と一緒に栽培した大豆およそ100キロを村に寄贈した。
村では、その大豆を味工房で味噌に加工し、10カ月ほど熟成させてきたが、食べ頃となったため、村内の小学校と保育園全園に寄贈することにした。
南箕輪小学校では、12日の給食でこの味噌を味わうという。 -
伊那西高校美術・書道卒業記念展覧会
伊那市の伊那西高校の3年生による「美術・書道卒業記念展覧会」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
展覧会は、卒業を間近に控えた3年生がこれまでに学んだ学習の成果の発表の場にしようと開いているもので、今年で3年目になる。
展示しているのは、美術クラブ、書道クラブ、そして今年初めて参加した折り紙工芸クラブの作品約120点。
美術クラブの作品は、油絵や水彩などで人物や日本の美が表現されている。
書道クラブは、自分の好きな歌詞や母親への感謝の気持ちを表現した作品を数多く並べている。
今年初めて参加する折り紙工芸クラブは、折り紙作品を中心に、切り絵や手作りの絵本なども並べている。
伊那西高校の美術・書道卒業記念展覧会は14日まで。13日と14日は、茶華道クラブ員により会場でお茶もふるまわれることになっている。 -
故・中山秀幸さん遺作展開催へ
去年、脳腫瘍のため亡くなった伊那市の山岳写真家、中山秀幸さんの遺作展が4月3日から伊那文化会館で開かれることが決まった。
11日夜、いなっせで第1回実行委員会が開かれ、有志18人が出席した。
委員会では名称を、「南アルプスから南米アンデスの旅 中山秀幸遺作展」とし、日本山岳協会南信支部長の津野祐次さんが代表を務めることが決まった。
中山さんは伊那市出身の山岳写真家で地元南アルプスのほか、南米アンデスの撮影など、その写真は関係者から注目を集めていた。
しかし去年10月に脳腫瘍のため48歳で亡くなった。
実行委員会では中山さんの遺作展を4月3日から伊那文化会館で、また4月13日からは駒ヶ根高原美術館で開くほか、遺作集の発行や中山さんを偲ぶ会の開催も計画している。 -
伊那市議会臨時会補正予算案可決
伊那市議会は、12日の臨時会で2億8,900万円の一般会計補正予算案を全会一致で可決した。
国の第2次補正予算の成立を受け、伊那市には約2億6,000万円の臨時交付金が交付される。
市側は、その交付金をインフラ整備に活用するとして公共施設の改修や修繕に9,970万円、土地改良事業に1,500万円、道路・河川の改良事業に1億7,430万円の補正予算案を提出し、全会一致で可決し閉会した。小坂樫男市長は、「今回の補正で景気対策を一刻も早く実効あるものにしていきたい」と述べた。 -
井月顕彰会が「長岡訪問」を市長に報告
井上井月顕彰会の堀内功会長と、撮影中の映画「ほかいびと伊那の井月」の北村皆雄監督が12日、小坂樫男伊那市長を表敬訪問した。
顕彰会のメンバーは今月10日に、井月への理解を深めようと生まれ故郷とされている新潟県長岡を訪れた。
2人は、視察の様子や、長岡市長に映画撮影での協力を要請したことなどを小坂市長に報告していた。
小坂市長は「長岡とも交流を図りながら井月を名を広めてもらいたい。」と話していた。 -
高遠の伝統「だるま市」
伊那市高遠町伝統の「だるま市」が11日、鉾持神社の参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人達で賑わった。
約400年前から続くと言われる高遠のだるま市は、家内安全や五穀豊穣などを願う鉾持神社の祈年祭に合わせて毎年開かれる。
参道には様々なだるまが並び、訪れた人たちが値段交渉をしてだるまを買っていた。
大きなだるまを買った人には景気づけにと一際大きな声で「手締め」が行われた。
だるま市に訪れたある男性は「不景気で大きいだるまが買えなかった。不況をふきとばして来年はもっと大きいだるまを買いたい」と話していた。
11日は雨の降る一日となりましたが、だるま市実行委員会によると例年並みの約2万人が訪れたという。 -
上伊那中学生ロボコン大会
第7回上伊那中学生ロボットコンテストが、11日、伊那市のいなっせで開かれた。
7回目となる大会には、上伊那を中心に、7つの中学校から、53チームが参加し、アイデアを凝らした自作のロボットで得点を競った。
コンテストは、応用部門と授業部門に分かれ行われた。
応用部門は、ピンポン玉やゴルフボールを相手のコートに移したり、フェンスに置かれた筒の上に載せたりして得点を競った。
授業部門は、拾い集めた紙屑の数で得点を競った。
どちらの部門も制限時間2分で試合が行われ、子供達は、コントローラを使い、自慢のロボットを操作していた。
大会の結果、応用部門は阿智中学校の「オリラジII」。授業部門は駒ヶ根東中学校の「東D」が優勝した。
また、アイデア、技術ともに最も優れたロボットに贈られるロボット大賞には、箕輪中学校の「THE LAST POWER」が選ばれた。 -
【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(前編)
幕末から明治時代にかけて、
約30年にわたり伊那谷を放浪し、1700余りの俳句を残した漂泊の俳人、井上井月。 -
【カメラリポート】伊那ミニバスケットボール教室 全国大会へ
伊那ミニバスケットボール教室の女子は、先月、長野市で開かれた、第21回全国選抜長野県大会で優勝し、2年ぶり4度目の全国大会出場への切符を手にした。
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伊那消防署で初の研究発表会
伊那消防署で9日、消防防災活動についての研究発表会が初めて開かれた。
日頃署員が自主的に研究している成果を発表する場を設けようと初めて開き、3つの研究課題について発表があった。
このうち、救助隊副隊長の原秀一さんは、年々増加傾向にあるゲリラ豪雨に対応するため、川などの水の流れのある流水域での救助活動の危険について話した。
流水域での救助は、急速に体温が下がり身体機能が著しく低下したり、流される可能性があるなどのリスクがあるという。
原さんは、「流水域での救助活動は危険性が高く、専門的な知識や技術、装備が必要」として、「早急な流水救助体制の確立、さらなる研究、訓練が必要と感じた」と話していた。
伊那消防署では、発表を基に署員それぞれが課題を検討し、今後も研究に取り組んでいきたいとしている。 -
公立病院改革の考え方案意見募集
長野県は10日、公立病院の改革に関する基本的な考え方の案をまとめ発表した。この案について1カ月間、県民から意見を募集する。
「公立病院改革に関する基本的な考え方」は、国のガイドラインに基づいて県が策定する。
各市町村が策定した公立病院改革プランを踏まえて、公立病院の再編・ネットワーク化についてまとめている。
このうち上伊那の公立病院の機能分担と連携については、公立3病院の機能再編により伊那中央病院は高度救急医療の提供、昭和伊南総合病院は高度な地域医療支援リハビリテーションセンターの設置、辰野総合病院はリハビリ等回復期療養機能の充実などとなっている。
この策定案は、県のホームページや地方事務所で閲覧することができる。
県では、策定案について県民の意見を募集し、本年度中に考え方を決定することにしている。
策定案についての意見募集は、10日から3月11日までで、Eメールや郵便、ファックスで受け付ける。 -
消費者の会がリフォーム講習会
いらなくなった布を再利用しようと、リフォーム講習会が10日、伊那市の伊那公民館で開かれた。
使用しなかったハンカチ、洋服を作った後の端切れ、
何度も使った手ぬぐい。これらはもう、いらなくなった布。
約20人の参加者がこれらの布を持ちより、布マスクなどの作り方を教わった。
講習会は、使えるものは再利用して、ごみを減らしてもらおうと伊那市消費者の会が開いた。
参加者は、いらなくなった端切れを型に合わせて切り抜き、ミシンなどで縫い合わせ、ゴムを通してさまざまなマスクを作っていた。
講習会は16日と25日にも開かれる予定。 -
南箕輪村特別職報酬 村長給料「5%減額」答申
南箕輪村特別職報酬等審議会は10日、来年度の村長の給料月額を本年度と同様5パーセント減額するよう唐木一直村長に答申した。
上野勲雄審議会会長が、唐木村長に答申書を手渡した。
上野会長は、経済不況における財政への影響や人事院勧告に基づく村職員給料の減額などを勘案し、村長、副村長に支給する給料月額を5パーセント減とする検討結果を伝えた。
唐木村長は、答申を尊重したい考え。
条例に定める南箕輪村の村長の給料月額は71万9千円、副村長は61万1千円となっている。
5パーセント減額されると村長は68万3050円、副村長は58万450円となる。
村では、平成19年の4月から条例の付則での改正で、村長、副村長、教育長の月額給与を5パーセントカットしている。付則での改正は、期末手当には反映されない。
月額給料の減額は、3月定例村議会に条例改正案として提出され、可決されれば4月から適用される。 -
カジカの骨酒販売開始
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」は10日から、清流に生息する川魚「カジカ」の骨酒の提供を始めた。
カジカはきれいな川に住む魚。昔は長谷地区の川でも見ることができたが、今ではほとんど見られなくなった。
仙流荘では、宿泊客が少なくなる冬場の目玉商品として、カジカが一匹丸ごと入った骨酒を提供しようと考えた。
まず、養殖のカジカを日干ししたものを数分あぶり、香ばしさを出す。それを竹の器の中に入れ、日本酒を注ぐ。
2、3分ほど待つと、香ばしく焼いたカジカの香りとうま味が染みだし、酒全体にこくが出るという。
骨酒は、宴会や宿泊客からの要望があった場合、提供する。価格は1800円で予約が必要。 -
南箕輪小児童がバンクーバー五輪出場新谷選手にエール
南箕輪小学校6年3組の児童は10日、スピードスケートでバンクーバーオリンピックに出場する新谷志保美選手にあてたメッセージ入りの応援旗を、父親でクラス担任の新谷純夫教諭に手渡した。
応援旗は、新谷志保美選手に児童や保護者からも応援メッセージを送ろうと作られたもので、父親で担任の新谷教諭に託した。
縦90センチ、横130センチの国旗には「親子で力を合わせて頑張ってください」「金メダルを目指してください」など、子ども達からのメッセージが書き込まれている。
志保美選手は、父親にあてたEメールで「氷の感触が良いし、調子も今までで一番いい」と話しているという。
新谷教諭は、地元応援団から受け取った応援旗などを持ち、14日に日本を出発。現地で志保美選手にエールを送るという。
新谷志保美選手が出場するスピードスケート女子500mは、日本時間の17日水曜日朝6時頃から始まる予定。 -
伊那市が災害時の業務継続計画
伊那市は、想定される東海地震などの大規模災害時に、情報システムをいち早く復旧させ継続させていく手順を明記した業務継続計画を策定した。
計画は、伊那市が国のガイドラインに沿って、中部・甲信越地区で唯一モデル団体として策定した。
東海地震の地震防災対策強化地域に指定されていることもあり、万が一、大規模な災害が発生し情報システムが停止すると、市民生活に大きな影響があるとして、今回68ページにわたる計画を策定した。
計画によると、震度6強の直下型地震が発生した場合、パソコンは50パーセントが故障し、5時間以内に参集できる職員は50パーセント、サーバーは全て故障していると想定している。
その場合、本庁と高遠町や長谷地区の総合支所、避難所となる小中学校を結ぶ光ケーブルなどネットワークの復旧を最優先に挙げている。
続いて安心安全メール、安否確認に関係する情報センターの管理システムなど72の情報システムについて優先順位をつけて計画している。
伊那市では今後、この計画に基づいた安否確認の訓練や被災者支援システムの構築訓練などを実施する計画で、随時見直しもしていく考え。 -
高遠に人形飾り 金賞は市役所
11日のだるま市を前に、伊那市高遠町の商店街には、伝統の人形飾りが並んだ。
今回は、従来の町内会や金融機関などに加え、初めて高遠高校が参加し、6つの場面が登場している。
9日行われた審査会で、伊那市高遠町総合支所前に飾られた「カールじいさんの空飛ぶ家とディズニーの仲間達」が最高賞の金賞に選ばれた。
また、今回初めて参加した高遠高校は、「世界」と題したロボットを出品し、努力賞となっている。
11日のだるま市は、豊作などを願う鉾持神社の祈年祭に併せて400年前から開かれている伝統の市で、参道には70店の露店が軒を連ね大小さまざまなだるまが並ぶ。 -
箕輪町「セーフコミュニティ認証取得」に向け知事に要望
箕輪町の平澤豊満町長は9日、WHO世界保健機関が定めるセーフコミュニティ認証取得に向け、村井仁長野県知事に協力を求めた。
9日は、平澤町長らが県庁を訪れ村井知事にセーフコミュニティの認証取得に対して支援協力を要望した。
セーフコミュニティは、「事故や自殺、犯罪などによる怪我を、偶然ではなく予防できる」という理念のもと、行政や警察、地域などが連携・協力し、安心安全なまちづくりを進める取り組み。
平澤町長は、「安心安全のまちづくりを目指し認証取得を目指したい」とし村井知事に協力を求めた。
村井知事は、「認証されたら長野県のひとつの売りになる。県としても協力していきたい」と話していた。
箕輪町では、去年12月定例議会で平澤町長が認証取得を目指す事を宣言した。
WHOは一定の基準を満たした自治体をセーフコミュニティとして認証していて、国内では京都府の亀岡市、青森県十和田市が取得している。
現在、神奈川県厚木市が認証取得を目指していて、箕輪町は全国で4番目、町村では最初の取り組みとなる。
町では、認証取得により安心への町の意識が高まりイメージアップにつながる事や、地域や行政などが情報を共有することで信頼と絆の強化が図れるなどの利点を上げている。
箕輪町では今後、取り組みのポイントを解説したものを広報誌に掲載するほか、今月20日に、この運動の基本母体となる推進協議会を発足させる。 -
公立高校入試前期選抜 県下一斉に実施
公立高校の前期選抜試験が9日、県内の各高校で一斉に行われた。
南箕輪村にある上伊那農業高校では、小雨の降る中、午前8時過ぎころから受験生が集まり始めました。
受験生は友人と会話をしながら、緊張をほぐしていた。
上伊那農業高校の前期選抜では、いずれの学科とも募集定員を2倍前後上回っている。
最も志願者数が多い生物工学科では、募集定員20人に対し、51人が志願していて、倍率は2.55倍となっている。
ある受験生は、「この日のために面接の練習をしてきました。頑張りたいです」と話していた。
前期選抜の合格発表は今月17日となっている。 -
森林税活用の提言書まとめる
森林税の活用事業について協議する、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、2年間の取り組みの集大成として9日、県に対する提言をまとめた。
9日は、今年度最後の会合が伊那合同庁舎で開かれた。
上伊那地域会議は、森林税が導入された平成20年に組織され、森林整備など森林税を活用した事業を協議してきた。
今回、委員の2年間の任期終了に伴い、県に提言書を提出することとし、意見をまとめた。
提言書には●里山整備で間伐材の搬出事業を森林税事業の補助対象にすること●森林境界の明確化を推進すること●県民に森林整備の状況などを分かりやすく示すことなどを盛り込む予定。
今後、提言内容を整理し、3月中に上伊那地方事務所長に提言書を提出することにしている。