-
都道府県対抗駅伝男子県代表が伊那で練習
24日に広島県で開かれる「天皇杯・第15回都道府県対抗駅伝大会」で3連覇を狙う、長野県代表男子チームが、現在伊那市陸上競技場で練習をしている。
16日の練習では、県代表の中学生と高校生10人が汗を流した。
伊那市はこの時期でも積雪が少なく、施設なども整っていることから練習場所に選ばれていて、伊那市での練習は今年で3年目。
練習には、佐久長聖高校出身で、昨年の日本選手権1500メートルと5千メートルで優勝したエスビー食品の上野裕一郎選手が参加し、中高生の練習を引っ張っていた。
上野選手の参加もあり、選手達は予定よりも早いペースで走っていた。
選手団は17日まで伊那市で練習を行う。 -
大学入試センター試験始まる
平成22年度大学入試センター試験が16日から全国一斉に始まった。
上伊那地域では南箕輪村の信州大学農学部と、駒ヶ根市の長野県看護大学の2校を試験会場に試験が行われ、このうち信州大学農学部では、入口付近に高校の教諭らが立ち、試験会場に向かう生徒達にエールを送っていた。
今年の大学入試センター試験の志願者数は、県全体で1万221人となっていて、昨年よりも218人多くなっている。
また上伊那地域の試験会場2校では1383人が受験している。
今年は新型インフルエンザの流行が拡大していることから、追試験の実施期日を例年よりも2週間遅らせた。
また例年は全国2カ所で実施している追試験の会場を、今年は全都道府県に設置している。
大学入試センター試験の追試験は、30日、31日に行われる予定で、長野県では信州大学松本試験場で行われる。
なお、「世界史A」の中で問題文に一部訂正があったが、試験前に発覚したため、文章を訂正し通常通り試験を行ったという。
上伊那2会場は、初日の日程を無事終了した。 -
辰野美術館コレクション展
伊那文化会館で彫刻家瀬戸團治や洋画家中川紀元など、辰野町ゆかりの芸術家の作品が並ぶ「辰野美術館コレクション展」が16日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。
この作品展は、地域の芸術に親しんでもらおうと、伊那文化会館が行っている「伊那谷の美シリーズ」の第11弾として開かれた。
会場には辰野町出身の芸術家の作品約50点が並んでいる。
中川紀元の「アラベスク」は、縦・横の長さが2メートル近い大作で、紀元の作品の中でもこれだけ大きい作品は珍しいという。
また1954(昭和29)年の夏、辰野町小野に1カ月間滞在したという山下清の作品も展示されている。
訪れた人は「どれも地元を代表する素晴らしい作品。何度見ても感動させられる」と話していた。
この「辰野美術館コレクション展」は2月21日まで。 -
上農公開講座でソーセージ作り
南箕輪村の上伊那農業高校で16日、公開講座が開かれ、地域住民が集まり、上農高校の畜産班の生徒から、ソーセージの作り方を教わった。
参加者はまず、豚ひき肉に塩、コーンスターチ、香辛料のセージやバジル、黒コショウなどを入れて生地をこねた。
次に、ソーセージの皮になる、塩漬けにしておいた羊の腸を準備した。
7メートル近い腸をソーセージ用の機械に取り付け、その中に、こねた生地を少しずつ押し出し、根気よく作業を続けると、長いソーセージが出来上がった。
次に、10センチほどのソーセージになるよう、長いソーセージを少しずつひねった。
最後に、90度のお湯で10分程ゆでて完成した。
参加者は早速、出来立てのソーセージを味わっていた。ソーセージは各自が持ち帰った。 -
上伊那広域計画を答申
上伊那広域計画策定委員会は15日、平成22年度から26年度までの上伊那広域行政の指針となる広域計画を小坂樫男広域連合長に答申した。
小池喜志子副委員長が伊那市役所を訪れ、小坂連合長に広域計画を答申した。
策定委員会は、昨年10月から3回にわたり広域連合が示した計画案について審議を行った。
広域計画は、ごみ処理や医療に関することなどについて17分野にわたりまとめられている。
小坂連合長は、「地域医療再生計画や新ごみ中間処理施設建設など上伊那広域としても重要案件が増えている。答申案を尊重して仕事を進めたい」と話していた。
この広域計画は、2月の広域連合議会に提案される。 -
北小河内大文字下ろし
箕輪町北小河内の漆戸常会で16日朝、小正月の伝統行事「大文字」の柱を倒す作業が行われた。
朝8時に、漆戸常会の住民が地区内の辻に集まった。
大文字は、五穀豊穣、家内安全などを願うもので、江戸時代から続く小正月の伝統行事。
11日に建てた高さ12メートルの柱を下ろす作業を行った。
下ろした柱は、近くの集会所まで協力して運んだ。
大文字に付けられた紙の花の飾りは家の玄関に飾ると厄除けになるとされていて、住民らは、少しずつ分け合い、持ち帰っていた。
漆戸常会では昨年まで、朝6時に大文字の行事を行っていたが、今年は試験的に、日が出て明るくなった朝8時に行った。
漆戸常会では、「地域の伝統行事を長く続けていくために、少しは形を変えながらも、多くの住民が参加できるものにしていきたい」としている。 -
高遠さくら咲くだるま販売
伊那市高遠町の高遠さくらホテルでは今年も、桜の模様が描かれた「高遠さくら咲くだるま」を販売している。
値段は1個1500円。高遠さくらホテルでは、「高校や大学入試の必勝祈願に最適」と話している。 -
マイステップ新春パーティー
社交ダンスサークル「マイステップ」の新春パーティーが10日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
マイステップは、伊那市と飯島町に教室がある社交ダンスサークルで、宮下泰子さんが指導している。
新春パーティーでは、50人ほどが今年の踊り初めをした。
会員は30人ほどだが、この日は他のサークルからも参加者があり、会場となった県伊那文化会館小ホールは、たくさんのペアで埋まっていた。
サークルでは、「社交ダンスは、基礎さえあれば誰でも踊ることができ、健康のためにもおすすめ」と会員を募集している。
伊那市では、西春近公民館で火曜・木曜・土曜の午後に教室があり、見学も歓迎という。 -
ニューイヤーコンサート
NPO法人クラシックワールドは10日、いなっせでニューイヤーコンサートを開いた。
コンサートには、市内の音楽教室で指導にあたっている奥村夏樹さんと諏訪清陵高校教諭のバリトン歌手藤森秀則さん、伊那市出身のソプラノ歌手奥村佳子さんが出演した。
奥村さんのピアノに藤森さんのバリトン、奥村さんのソプラノがさわやかに優雅に響き合い、会場を訪れた220人の聴衆をひきつけていた。
今年は、ショパン、シューマン生誕200年となるメモリアルイヤーで、そうした作品も随所に織り交ぜられていた。 -
平澤町長が町長の給料や議員報酬額の改定を審議会に諮問
箕輪町の平澤豊満町長は15日、来年度の町長の給料や議員報酬の額の改定を審議会に諮問した。委員からは減額を求める声が相次いだ。
審議会の委員は金融機関や税理士などを含む各種団体の代表10人。
平澤町長が辞令を交付し、「町民の目線で審議をお願いしたい」と白紙諮問した。
今年度の給料は町長が条例で定められている83万円を10パーセント抑制して74万7千円、副町長は60万3千円、議会議長は、3パーセント抑制し、30万7,490円などとなっている。
委員からは、「厳しい経済情勢を鑑み、強いリーダーシップを発揮してもらうためにも相当な減額をすべき」「経済動向を見て、抑制を強めるべき」などと、減額を求める声が相次いだ。
また、「議会に対し提案権を持つ町長の意向を伝えてもらわないと審議しずらい」とする声もあり、審議会の柴要会長は、平澤町長に対して、考え方を提示してもらうよう働きかけたいとしている。
次回の審議会は27日、答申案をまとめ、2月上旬に答申の予定。 -
南アルプスを紹介するリレー展覧会
南アルプスの世界自然遺産登録を目指す長野県連絡協議会は、南アルプスの写真やパネルを紹介するリレー展覧会を伊那市の伊那図書館で開いている。
会場には、ホテイアツモリやアカイシサンショウウオなど南アルプスの動植物の写真や登山ルートを紹介したパネルなどが展示されている。
伊那市や飯田市、富士見町、大鹿村の4市町村で組織する長野県連絡協議会が南アルプスの素晴らしさを多くの人に知ってもらおうと開いているもので、伊那市から飯田市までをリレー展示する。
平成20年12月に日本で最初のジオパークに認定されたことについても、岩石の分布図や中央構造線の写真で紹介している。
伊那図書館での展示は24日までで、その後は富士見町、大鹿村、飯田市と巡回する。 -
小河内神社で今年の世相を占うお筒粥神事
箕輪町南小河内の小河内神社で15日、今年の世相を占う小正月伝統のお筒粥の神事があった。
午前5時、鋳物のカマに米2升5合と水、21本の葦を束にしたものが入れ、楢の薪で火を炊き始めた。
地元の人によると、小河内神社のお筒粥の神事は数百年にわたり続けられており、曜日に関係なく毎年15日の早朝に行なわれている。
神社総代8人が交代で火の番をしながらカマをかき混ぜ、葦の中にどれだけ米が入るかで占うため、水の量や火加減に注意を払って行う。
炊き初めてから2時間、あたりが明るくなる午前7時過ぎに炊きあがった。
宮司がカマから取り出した葦は本殿に運ばれ、外には見えないようにご神託を仰ぐ。
占いの結果、水稲は中から中の上、野菜は白菜が上の上、ごぼう、ナス、ささげが上、果樹などは梨が中の上、りんごとトマトが下となっています。
穀類では、大豆、トウモロコシが中の上で、世の中は、6分5厘だった。
樋口忠文宮司は、「がんばらないといけない年。一生懸命に努力して良い年にしましょう」と話していた。 -
西箕輪中学校で百人一首大会
伊那市の西箕輪中学校で14日、伝統の百人一首大会があった。
全校生徒が体育館に集まり各学年が混ざって23の班で、札を取り合った。
これは日本古来の文化に親しむとともに学年の枠を越えて交流してもらおうと、毎年開かれている。
大会はクラスマッチを兼ねており、それぞれが取った札の平均でクラスの順位を決める。
中には、1年から3年までの各クラスから選出されたメンバーのみで競う選抜チームが3班作られた。
選抜チームでは、上の句が始まると一斉に手が伸びていた。
選抜チームに参加した1年生の男子生徒は、「18枚取りました。札を取るだけではなく、歌を詠んだ人物を思うと更におもしろい」と話していた。 -
高遠小学校で2分の1成人式
伊那市の高遠小学校で14日、10歳の節目を祝う2分の1成人式があった。
同校で2分の1成人式を行うのは10年目。4年生42人が参加し、保護者も集まって成長を祝った。
式で児童らは一人ずつ将来の夢を発表し「自分が作ったグライダーで空を飛び、世界一周をしたい」「聴いた人の心に残る素敵なピアニストになりたい」などと語った。
高遠町地域自治区長の伊藤俊規さんは、「人から愛され、頼られる人になってほしい」とあいさつ。
また鈴木孝敏校長は、「夢がこれから生きていく大事な道標になる。夢を実現するため、こつこつと努力してください」と呼びかけた。 -
伊那消防組合の消防士らが意見発表会
消防士らが消防・防災について意見や提案を述べる意見発表会が15日、箕輪町の地域交流センターであり、伊那消防署の春日崇広さんが最優秀賞に選ばれた。
意見発表会は日頃の業務で感じた問題点などについて意見・提案し、今後に生かしていこうと行われている。
この日は伊那消防組合の各消防署から7人の消防士が意見発表をした。
そのうち最優秀賞を受賞した春日崇広さんは「小さなヒーロー」をテーマに話し、子ども向けの体験学習などをもっと企画し、早くから災害に対する知識と技術を身につけてもらうことの必要性を指摘した。
春日さんは、2月18日に駒ヶ根市で開かれる県の意見発表会に出場する予定。 -
さくらホテルで感謝キャンペーン「湯っ多利万福プラン」
伊那市高遠町の高遠さくらホテルで、ご利用感謝キャンペーン「湯っ多利万福プラン」が始まった。
同プランは家族やグループで大皿料理を囲んでゆっくり食事が楽しめるというもの。メニューは大皿や単品約30種類、子供用メニューやデザートもある。
高遠さくらホテルは1月7日から2カ月間の予定で客室の改装工事をしており、今回のプランは、この工事期間に合わせて計画した。
大皿メニューは4、5人前で1皿800円から5千円、要予約。
単品は予約の必要がない。
食事をした人は入浴料金が半額になる。
同プランは3月22日まで。 -
ドイツ人留学生がさよならスピーチ
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校に留学しているドイツ出身のジュリア・バンバッハさんは、帰国を前に7日、全校生徒に感謝を示すさよならのスピーチをした。
同校の始業式の中で、ジュリアさんがスピーチした。
ジュリアさんは、昨年4月に日本に来た。弥生ヶ丘高校の1年のクラスに入り、ほかの生徒と同じ生活を送ってきた。
ジュリアさんは2月に帰国予定で、全校生徒の前で発表したい竏窒ニ本人から申し出があり、全校が集まる始業式でスピーチが行われることになった。
来日したときはほとんど日本語が話せなかったというジュリアさんだが、流暢な日本語でスピーチしていた。
さよならスピーチの後には、同じドイツからの留学生アンナさんらと名残を惜しむ姿が見られた。
伊那弥生ヶ丘高校では昨年度から留学生を受け入れていて、来年度もマレーシアから2人の留学生が来ることになっている。 -
09年の交通事故、火災発生件数まとめ
伊那警察署管内の2009年の交通事故件数がまとまった。
交通事故での死者は2人で、昭和30年以来54年ぶりの最も少ない数字となっている。
伊那警察署のまとめによると、昨年の伊那署管内の交通事故件数は467件で、前の年に比べて5件の減となっている。
死者は3人減の2人で、昭和30年以来54年ぶりの最少の数字となった。
けがをした人は594人で、10人増加している。
高齢者の事故は20件増の167件で、全体の35.8%を占める。
また、自転車の事故が5件増の35件、歩行者の事故が9件増の57件となっていて、交通弱者がからむ事故が増加傾向にある。
伊那警察署では、「54年ぶりの死亡者2名は、喜ばしいことではあるが、本来はゼロが目標。今年は、更にそれを下回る数字を目指して、交通弱者対策を中心に取り組みたい」としている。
また伊那消防署管内の09年の火災発生件数がまとまった。
伊那消防署管内の09年の火災発生件数は42件で、前年と比べ14件の減となっている。
内訳は建物火災が18件で14件減、林野火災が8件で6件の増、車両火災が2件で8件の減、その他が14件で2件の増となっている。
また、放火・放火の疑いのある火災は4件で7件の減となっている。
林野火災が増加した原因としては、例年より雪が少なかったことなどが挙げられるという。
伊那消防署によると、ここ数年火災発生件数は減る傾向にあるということだが、これから火災の多いシーズンが続くとして、火の元には充分に注意するよう呼びかけている。 -
伊那市長・市議選4月25日投開票
伊那市長選挙・伊那市議会議員選挙の日程が、4月18日告示、25日投開票に、14日決まった。
これは、14日に開かれた伊那市選挙管理委員会で決まった。
4月29日に任期満了を迎える伊那市長と伊那市議会議員の選挙は、同時選挙で、18日告示・25日投開票にするとした。
田中信也選挙管理委員長は、「予算の執行を考えれば、もっと早い時期の選挙が望ましいとの声があったが、高遠の桜が最盛となる4月中旬までは、運営や交通を考えれば選挙は困難。4月下旬に限定される」としている。
なお、伊那市長選挙については、小坂伊那市長が今期限りでの引退を表明しているが、現在のところ、市長選に立候補を表明した人はいない。
また、伊那市議会議員選挙については、前回は、合併にともない旧3市町村ごとに選挙区を設けたが、今回から選挙区をなくし、全市1選挙区で行われ、定数は、26人から5人減の21人となる。
なお、去年12月現在、伊那市の選挙人名簿登録者数は、男性2万7569人、女性2万9330人、合わせて5万6899人となっている。 -
伊那市景気動向調査結果公表
景気先行きに不安感高まる伊那市は14日、昨年12月に行った景気動向調査の結果を公表した。今回の調査で、景気の先行きの不透明感、不安感が高まっていることが分かった。
景気動向調査は、伊那市緊急経済・雇用対策本部が、過去2回の調査と同じ事業所を対象に昨年12月に行い、196事業所が答えた。
景気回復の時期について、製造業・建設業関係では、「2年以上先」との回答が46・9%で、半年前の調査結果32・0%より増えた。
また、商業・サービス業・飲食業でも「2年以上先」との回答は今回が60・5%で、半年前の46・7%より増えた。
調査の結果、景気の先行きの不透明感、不安感が高まっているという。
また、製造業・建設業関係では、受注が徐々に回復してきている状況がある一方、依然として厳しい状況の事業所もあり、業況の二極化が進んでいる様子がうかがえるという。
今後の経営の方向について、製造業・建設業関係では、「取引先の開拓・拡大」「技術の高度化」などを挙げる企業が増えた。
商業・サービス業・飲食業では、過去の調査で3位だった「接客技術の向上」が2位になっている。 -
西箕輪上戸で大文字建て
伊那市西箕輪上戸で小正月の伝統行事、大文字建てが14日、行われた。
朝4時半、小学生により太鼓が打ち鳴らされると、大文字の開始となる。
家々からは、色紙でつくった巾着を手にした人達が、次々と区内の三ツ辻に集まってきた。
大文字は、地区の辻に、色紙などで飾り付けをした大文字と呼ばれる柱を建て、今年一年の厄払いや家内安全、五穀豊穣等を願う小正月の伝統行事。
現在、上伊那で大文字を行っているのは、上戸のほか箕輪町の大出や北小河内、辰野町の北大出の4地区だけとなっている。
この日の朝は、男衆60人が、巾着や飾り箱、酒樽などを、長さ12メートル程の柱に取り付け、午前5時半、三ツ辻に建てた。
無事、大文字建てが終わると、近くの小屋でストーブを囲み、御神酒を酌み交わしていた。
上戸の大文字は、20日に下され、巾着は持ち帰り、縁起物として神棚に飾られる。 -
南箕輪村西部保育園 小正月の伝統行事
南箕輪村の西部保育園の園児が14日、小正月の伝統行事、ほんだれ様の飾りつけと、鳥追い行事「ほっぽんや」を行った。
南箕輪村の西部保育園では、毎年14日に、地区の大泉老人クラブのメンバーに指導を受け、小正月の伝統行事を行っている。
今年は、保育園で耐震改修工事が行われていることから、近くの大泉第2公民館で行事を行った。
子ども達は、説明を受けた後、ほんだれ様の飾り付けをした。
ほんだれ様は、穀物の豊作を祈るもので、ヒノキに、皮をむいた楢の木の枝を飾り付けた。
また、せっかく実った穀物が鳥に食べられてしまわないよう祈る鳥追い行事「ほっぽんや」を行った。
子ども達は、老人クラブのメンバーの声にあわせて手に持った棒を叩いていた。
この「ほっぽんや」とほんだれ様はセットで行われるものだという。
公民館から園まで、子ども達は、鳥追いをしながら帰った。
鳥追い「ほっぽんや」の行事を行っているのは、南箕輪村内では西部保育園だけで、20年ほど続いているという。 -
スケッチ旅行作品美術展
上伊那美術教育研究会OB有志9人によるスケッチ旅行作品の展示会が、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれている。
作品展が開かれるのは、おととし以来2回目。
スケッチ旅行は、平成2年に始まり、国内外各地に、年に2回ほど訪れている。
メンバーは、温泉宿に泊まり、交流を楽しみながらスケッチに励んできた。
今回は、近年訪れた旅行で描いた作品のうち、それぞれ5縲・点を持ち寄った。
このスケッチ旅行作品展は、19日(火)まで、伊那市のいなっせで開かれている。 -
箕輪町武道関係専門部が鏡開き
箕輪町公民館の武道関係の専門部が11日、鏡開きをして初稽古に励んだ。
箕輪町公民館の武道など5つの専門部およそ80人が武道館に集まった。
専門部は柔道、剣道、空手、なぎなた、フェンシングの5つ。日頃は、週1回から2回、武道館や町民体育館る練習している。
初稽古に臨んだ部員たちは、元気な声を出して基本練習に取り組んでいた。
町公民館の柴一貫館長は、「武道は礼に始まり礼に終わる。礼を大事にして稽古に励んでください」と激励していた。
稽古の後は、松島コミュニティセンターでお汁粉会が開かれ、部員たちはお汁粉を食べながら決意を新たにしていた。 -
中曽根で伝統の獅子舞
地域や区民の今年一年の安泰や無病息災を願う伝統の獅子舞が10日、箕輪町の中曽根で披露された。
保存会のメンバー約40人が、区内の神社で舞を奉納した後、区長の自宅や区内の辻など4カ所で伝統の獅子舞を披露した。
中曽根の獅子舞は、町の無形民俗文化財に指定されていて、約200年前から地区に伝わる小正月の伝統の行事。
舞は、地域の安泰や五穀豊穣、無病息災を願うもので、「肇国の舞」や「剣の舞」など五つの舞で構成されている。
保存会会長の伊藤一彦さんは「願いのこもった良い舞が披露できた。一年の良いスタートが切れた」と話していた。
舞が終わると、集まった人達は、獅子に頭を噛んでもらい、今年一年の無事を願っていた。 -
「110番の日」外国人対象に通報訓練
「110番の日」の10日、伊那警察署は、110番通報を正しく理解してもらおうと、外国人を対象にした訓練を市内の大型店で開いた。
訓練には、ブラジル人を中心に20人ほどが参加し、110番通報の仕組みを学んだ。
箕輪町のブラジル人学校に通うイチカワ・アミさんが車上荒しの被害にあったとの想定で携帯電話で110番通報した。
参加者たちは、県警本部の通訳を介して伊那署員が現場に駆けつけるまでの一連の流れを見学した。
さまざまな質問に対し、「外国語しか話せない場合は、常時通訳が対応できる110番通報が適切」などと伊那署員が説明していた。
通報訓練をしたイチカワさんは、「緊張したが、言葉が通じて安心した」と話していた。
昨年1年間の伊那署が関係する110番通報は、3300件で、そのうち2割にあたる600件が誤報やいたずらだったという。 -
ちびっこスケート教室始まる
伊那市内の保育園児や小学生を対象にした、ちびっこスケート教室が12日夜、伊那市横山の伊那西スケート場で開かれた。
ちびっこスケート教室は、スケート人口の底辺拡大などを目的に、伊那市が毎年開いている。
今年は、スケート場に近い伊那西小学校の児童をはじめ、市内全域から57人が参加した。
参加者は、指導にあたっている伊那市体育協会スケート部のメンバーから初級、中級、上級とレベルに応じてスケートを教わっていた。
スケートを始めたばかりの子どもはイスにつかまったり、親に手をひいてもらいながら練習していた。
一方、上級者はスピードをあげ、リンク内を何周も滑っていた。
このちびっこスケート教室は16日まで5日間開かれることになっている。 -
伊那市内バス西循環線 実施主体変えて存続
伊那バスが運行の廃止を求めていた市内西循環線は、伊那市などでつくる伊那市地域公共交通協議会が実施主体となり、継続して運行していくことになった。
これは13日に伊那市役所で開かれた、伊那市地域公共交通会議と協議会の合同会議で了承された。
西循環線はアピタ伊那店から商店街を通り、伊那合同庁舎、伊那中央病院などを結ぶ路線。
伊那バスでは西循環線について年間約1200万円の赤字路線として、廃止を求めていた。
会議では、来年度から実施主体を伊那市などでつくる伊那市地域公共交通協議会とし、国の支援を得ながら継続することが了承された。
協議会ではこの路線について、これまで1日6便だったところを2便増やし、8便にするとしている。
これに伴い、富士塚スポーツ公園など2カ所の停留所が廃止となる。
またルートも、これまで通らなかった城南町と上荒井を経由し城南町に停留所を6カ所、上荒井に3カ所新設する。
料金についてはこれまでと変わらず150円、小学生以下は80円を設定している。
また市街地循環バスについて、乗客がほどんどいない伊那市駅と伊那北駅は経由しないことが了承された。
これにより、1周約40分かかっていたところが、30分ほどに短縮されるという。
時間短縮が図られることから1日あたりの便数を18便から21便に増便する。
こちらも料金はこれまで通り150円、小学生以下は80円。
会議ではこのほか、伊那市のつばめタクシーが伊那タクシーに全ての資産を譲渡し、2月21日に両社が経営統合することが報告された。
存続会社は伊那タクシーで、つばめタクシーは伊那つばめタクシーに名称を変更する。 -
【カメラリポート】劇団「歩」稽古に熱
箕輪町文化センター付属劇団「歩」の新春特別公演「夕鶴」の舞台稽古。
夕鶴は、民話「鶴の恩返し」にもとづく作品で人間の持つ、純粋な愛情とお金に対する欲が描かれている。 -
ブラジル人学校再出発
生徒数の減少で昨年12月に閉校となった箕輪町のブラジル人学校「コレージオ・ピタゴラス長野校」が12日、長野日伯学園として再スタートした。
ブラジル人学校ピタゴラス長野校は昨年の末に生徒数の減少により閉校した。
保護者から、存続を望む声が多かったことからピタゴラス長野校の元職員が運営を引き継いだ。
新しく開校した日伯学園は、ピタゴラスの校舎や備品を利用し1月6日から保育の必要な子供の受け入れを開始した。
12日からは、小・中・高生の授業を再開した。
学園には31人が入学し、このうち29人がピタゴラス長野校で学んでいた。
日伯学園は、保育園児、小学生、中高生の3つに分けて、職員6人が指導する。
このうち、中高生のクラスでは1時間目、グループに分かれて自己紹介をした。
学校の運営を軌道に乗せるには約120人の生徒が必要ということで、生徒数を増やす努力を続けていきたい竏窒ニしている。
授業料は、ピタゴラスに比べ1万円ほど安い1カ月3万5千円。
教員は当面ボランティアで指導するということで、長野日伯学園では自治体や企業などに支援を求めたい竏窒ニしている。