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公立高校入試後期選抜
公立高校の後期選抜試験が10日、県内の各高校で一斉に行われた。
上伊那地域では、9日から雪が降り、10日朝も小雨の降る中受験生が試験会場に向かっていた。
このうち伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では、午前8時頃から受験生が集まり始めた。
伊那弥生ヶ丘高校は、199人の募集に対し194人が志願していて、倍率は0・97倍となっている。
県教育委員会によると、上伊那の高校で雪の影響による試験開始時間の遅れなどはなく、無事終了したという。
後期選抜試験の合格発表は19日となっている。 -
伊那地域降雪の影響
伊那地域では9日から10日午前中にかけて降った雪のため、停電や高速バスの運休、スリップ事故などが発生した。
伊那地域は、9日の降り始めから10日の降り終わりまでに10センチの積雪が観測された。
中部電力伊那営業所によると、伊那市では雪の重みで木が倒れ電線が切れたことにより、横山で21戸、ますみケ丘で15戸、小黒で11戸の合わせて47戸が停電した。午後5時30分現在、全戸復旧したという。
他には中央自動車道の諏訪インターチェンジと須玉インターチェンジの間などが雪の影響で通行止めになったことにより、高速バスが運休となった。
伊那バス株式会社によると、この影響で高速バス上下線合わせて49本が運休したが、通行止め解除により、正午から運行を再開している。
箕輪町のみのちゃんバスも雪のため遅れが出たが、午前10時に定時運行に戻った。
また、箕輪町八乙女の農道で9日の夕方、雪でスリップした軽トラックが、2台の乗用車に衝突する事故があった。
この事故で2人が軽傷を負った。
伊那警察署によると、伊那署管内では9日から10日にかけて4件のスリップ事故が発生したという。 -
子育て応援宣言 上伊那医療生協に登録証交付
箕輪町の上伊那医療生活協同組合が「社員の子育て応援宣言」登録企業となり10日、南信労政事務所から登録証が交付された。
「社員の子育て応援宣言」は、従業員が仕事と子育ての両立ができるような職場環境づくりを進めようという県の事業。
南信労政事務所の中島義則所長が、上伊那医療生協を訪れ、登録証を手渡した。
県ではこれに登録することにより、企業のイメージアップにつながり、職場が活性化される竏窒ニしている。
登録されたのは上伊那では2件目、病院関係では県内で初となる。
上伊那医療生協では、職員向けの病児保育室を設置していて、子どもが病気のときでも安心して働ける環境が整えられている。
今後は育児休業が取りやすい職場環境づくりやノー残業デーの推進に取り組んでいくという。 -
箕輪町第4次振興計画後期基本計画案を答申
箕輪町振興計画審議会は8日、町の平成22年度から26年度までの施策の方向性を示す第4次振興計画後期基本計画の最終案を平澤豊満町長に答申した。
審議会の柴壽会長らが役場を訪れ最終案を平澤町長に答申した。
審議会では、町の住民満足度調査などの結果を踏まえ後期基本計画の内容を検討してきた。
答申によると、平成22年度から26年度の施策の方向性を示した第4次振興計画後期基本計画は、協働のまちづくりや健康作りの推進、安全安心なまちづくりのためのセーフコミュニティ認証取得を目指した活動に取り組むことなどが盛り込まれている。
平澤町長は、「正式な後期基本計画として位置付け進めていきたい」と話していた。
箕輪町では、第4次振興計画後期基本計画のダイジェスト版を4月中に全戸配布する。 -
湯めぐりスタンプラリー抽選会
旅行券や上伊那の宿泊券などが当たる信州伊那谷温泉街道・湯めぐりスタンプラリー抽選会が9日、伊那市のいなっせで行われた。
地域の魅力をPRしようと上伊那広域連合が実施しているもので、昨年4月から今年の2月9日まで上伊那の温泉施設など22カ所でスタンプラリーを実施した。
今年は、昨年より376通多い過去最高の4362通の応募があった。
上伊那広域連合では以前応募のあった人へのダイレクトメールや週末のETC割引が応募が増えたことの要因としている。
この日、小坂樫男上伊那広域連合長が5万円分の旅行券や上伊那の宿泊施設の宿泊券が当たる抽選をした。
1等の1泊2日のペア宿泊券には10人が選ばれた。
伊那ケーブルテレビエリア内では、伊那市の唐澤良二さん、中澤久美子さん、箕輪町の唐澤のり子さんが当選した。 -
親子わんぱくランド2010
子ども達が昔の遊びやものづくりを楽しむ「親子わんぱくランド2010」が6日、南箕輪村民センターで開かれた。
会場には親子連れなどが訪れ、各部屋に設けられたイベントを楽しんでいた。
わんぱくランドは、子ども達に遊びやものづくりの楽しさを知ってもらおうと、村教育委員会が毎年開いている。
昔遊び体験では、地域のお年寄りがメンコやあやとり、お手玉などを子ども達に教えていた。
また竹とんぼ作りの体験コーナーでは、誰でも簡単に作れるということもあり、小さい子ども達が母親と一緒に作っていた。
ある保護者は「子ども達はコンピューターゲームをして遊ぶことが多い。今日の体験を通じて、自分で遊びを考えたり工夫したりする力をつけてほしい」と話していた。 -
長谷で移送サービス 開始
伊那市長谷地区社会福祉協議会は、高齢者を対象にしたボランティア移送サービスを8日からスタートさせた。
8日は、長谷地区社協の役員や、運転ボランティア、市の関係者等が出席し、サービス開始のセレモニーが行われた。
移送サービスは、65歳以上の独り暮らしや、高齢者のみの世帯を対象に、運転ボランティアが、病院への送迎を行うサービス。
長谷地区社協の池上 明博会長は、「長谷は南北に長い地形。開始当初は、地区内全てでサービスを行えないが、支援体制の充実を図っていきたい」と挨拶した。
運転ボランティアの一人、中山 友悦(ともよし)さんは「近所でも通院の悩みを聞いていた。気兼ねなく安心して使ってもらえるよう努力したい」と話していた。
長谷地区では、運転ボランティアに10人が登録していて、当面の間は、美和診療所への送迎のみのサービスを行うという。
なお、伊那市では、今後、地区を超えた移送ボランティアサービスを行える体制について、検討をしたいとしている。 -
優先駐車区画 妊産婦らも利用へ
箕輪町の平澤豊満町長は9日、役場駐車場の障害者などの優先駐車区画を、妊娠中や出産前後の女性なども利用できるよう整備する考えを示した。
同日開かれた箕輪町議会3月定例会一般質問で議員の質問に答えた。
役場駐車場には現在、優先駐車区画は障害者用が2台分、高齢者用が4台分ある。
妊産婦や、心臓機能障害などの内部障害者のための駐車場について、平澤町長は、この6台分の優先駐車区画と併用する考えで、「妊産婦や内部障害者のマークを付け加え、早急に表示させてもらう」と答えた。
町総務課では、今年度中に対応する竏窒ニしている。 -
村事務事業評価に対する検討結果報告
南箕輪村の実施している事業の必要性を検討してきた「むらづくり委員会」に対し、唐木村長は8日、委員会の考え方に対する村の方針を説明した。
むらづくり委員会の唐澤俊男委員長らが役場を訪れ、村長から報告書を受け取った。
委員会では昨年、村が行った事業の効率性や有用性を検討し、その事業が必要かどうかを含めて検討を行った。
検討結果は昨年12月に唐木村長に報告した。
村では、その意見に基づき検討を行い、まとまった村の方針を委員会に伝えた。
委員会が「必要」として報告した防犯灯の整備事業については、唐木村長が村内ではほぼ整備が完了していることを話し、「今後は古くなったものからLEDにしていきたい」と話した。
また交通対策については、来年度中に検討組織を立ち上げ、検討していく方針を示した。
唐木村長は、「委員会の結果には十分配慮したいが、行政として、難しい部分もある。それをご理解いただきたい」と話した。 -
下水道料金未請求 原因内訳示す
下水道使用料の未請求があったことについて伊那市は9日、その原因の内訳を伊那市議会経済建設委員会で示した。
伊那市では、下水道に接続しているにもかかわらず、使用料を請求していなかった事例134件のうち何が要因でミスが起こったのかを調査した。
その結果、過去にアパートなどでは、入居者がいなければ下水道に接続していても、使用開始届けを出さなくてもよいとしていたことがあり、その後、入居者が入っても使用開始届けが未提出のままだったケースが57件、率にして42%を占めた。
また、工事を担当する係から料金の請求を行う係に事務処理が移る時、うまく伝わっていなかったケースが25件で18%、下水道の使用開始届けの必要枚数をチェックしていなかったり、提出してもらった届出を紛失したと思われるケースが19件で14%となった。
また、無届で工事を行った業者もあった。それらはすべて市の指定工事店ではなかったという。
年度別発生件数でみると、平成19年度が39件と最も多くなっていて、次いで平成16年の24件、平成17年の20件となっている。
市では、平成5年から下水道の供用を開始していて、「当時の不完全なシステムを見直さないまま、運用を続けてきたことが今回の問題を招いた」と説明した。
市では今後、聞き取り調査を行い、事実関係を確定するという。 -
唐沢幸一さんが懐かしい写真披露
伊那市小沢の唐沢幸一さんは、昭和20年代の懐かしい写真を大きく引き伸ばし、5日の地域社協の交流会で披露した。
自宅のアルバムを整理していた唐沢さんが、昭和20年代当時の青年会全盛期の写真をみつけ、大きく引き伸ばした。
今から60年前の昭和26年11月に、青年会メンバーを撮影した写真。現在79歳の唐沢さんは、当時21歳だった。
青年会による演劇や八木節の写真もみつかった。
昭和28年2月、伊那連合青年会の弁論大会で小沢青年会が優勝した写真もある。
当時は、戦後の農村のあり方について、真剣に議論をしていたという。
写真の隣りには、写っている人の氏名と屋号が記されている。
唐沢さんは、「小沢の歴史の一端を残したいと思い、このような形にした」と話している。 -
春の高校伊那駅伝に向け応援準備
21日に春の高校伊那駅伝が開かれる。
それを前に住民有志が応援準備を進めている。
このうち、伊那市の花の愛好家グループ、小沢花の会は今年も、春の高校伊那駅伝の発着点となる伊那市陸上競技場にパンジーや芝桜を飾りつける。
9日は、会員約10人がプランターの雑草をとったり、花の育ち具合を確認していた。
会によると例年ではこの時期、パンジーの花はすでに咲いているということだが、今年は天候不順により花が遅いという。
そのためハウス内にはストーブが置かれ温度調整をしている。
花の会では大会前日の20日に、会員40人ほどで約400のプランターを運びこむことにしている。 -
小沢地域社協が園児と交流
伊那市の小沢地域社会福祉協議会の呼び掛けで、地域のお年寄りと伊那西部保育園の子どもたちが5日、一緒に遊んだ。
小沢区のお年寄りと近くの伊那西部保育園の園児が参加し、小澤地域交流センターで交流した。
園児たちは、ステージであやとりやコマ回しを披露。
お年寄りたちが丸くなって座っている中に園児たちが入り、ペアになって手遊びなどをするゲームも楽しんだ。
また、穴のあいたゲートにボールを通す手作りのグラウンドゴルフも全員で楽しんだ。
小沢地域社協の唐澤忠彦会長は、「お年寄り、子どもたちにとって良い機会だが、高齢者同志の交流の場としても活用していきたい」と話している。 -
ますみヶ丘で炭焼き体験会
伊那市のますみヶ丘平地林で8日、間伐材を利用した炭焼き体験会が開かれた。
ますみヶ丘平地林の間伐材の有効利用を図ろうと行われたもので、8日は信州大学農学部の学生など10人が参加した。
体験会は、ますみヶ丘平地林内にある炭焼き小屋で行われ、アカマツやカラマツなどの薪を釜に入れる作業が行われた。
指導には、伊那財産区議員で炭づくりのベテランの田畑昌英(しょうえい)さんがあたった。
田畑さんは、「空気が入らないようなるべく密にして並べる事が大切」と炭作りのポイントを話していた。
学生達は、窯の中に入り薪を並べていった。
4時間かけて釜に約170キロ分の薪が詰められ、火が入れられた。
炭は来週のはじめに出来上がる予定で、伊那市では環境保全協定を結んでいる新宿区との交流事業などで炭を使うという。
また、アカマツやカラマツなど、炭の出来上がりの違いを学習するという。 -
高遠城址公園さくら祭り対策会議
高遠城址公園さくら祭り対策会議が8日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれた。
会議には各種団体の代表者などおよそ70人が出席し、祭り期間中の交通規制や入園方法、出店者の食品衛生などについて確認が行われた。
去年の祭りでは、高速道路のETC割引により、市内各地で渋滞が起きた。
今回は、その反省を生かし、桜が最盛期となる週末、4月10・11日、17・18日に伊那市役所に臨時駐車場を設け、無料シャトルバスにより送迎すること、高速道路にかかる橋に、諏訪インターや駒ヶ根インター利用を呼びかける横断幕を設置することにしている。
なお、国道152号高遠バイパスが今月完成する予定で、高遠町商店街周辺の渋滞緩和が期待されている。
高遠城址公園の公園開きは、4月1日を予定している。 -
箕輪町が肺炎ワクチン予防接種に補助
箕輪町は来年度、75歳以上の町民を対象にした肺炎球菌ワクチンの予防接種補助事業を始める。
8日開かれた箕輪町議会3月定例会一般質問で、平澤豊満町長が説明した。
肺炎球菌ワクチンの予防接種をすると、肺炎にかかった場合に、軽症で済み、ワクチンの効果は5年位続くという。
箕輪町では、去年1年間で、肺炎など呼吸器系が原因で死亡した人の数が、ガンに次いで2番目に多く、そのうちの81%が75歳以上だったという。
このため町では、75歳以上を対象にワクチン接種の補助を決めた。
ワクチン接種の費用は6千円から7千円で、町は1人あたり3千円を補助します。
来年度予算には、補助費用として100人分、30万円を盛り込んでいる。
この肺炎球菌ワクチンの予防接種補助事業は、上伊那では飯島町が実施しているという。 -
郷土民俗芸能を語り継ぐ集い
第6回郷土民俗芸能を語り継ぐ集いが7日、伊那市の高遠さくらホテルで開かれた。
地元の民謡グループや踊り保存会など約20団体が参加し、歌や踊りを披露した。
地元の伝統芸能を後世に伝えていこうと行われているもので、今回で6回目。
伊那公民館を拠点に活動している「まほらいな民謡会」のメンバーは、正調伊那節など3曲を披露した。
また、高遠小学校の4年生が参加し、運動会の時にも踊るという「孤軍(こぐん)高遠城」を披露し、会場を楽しませていた。 -
音楽史コンサート6
地元在住のアマチュア・プロの演奏家が、クラシックを披露する音楽史コンサートが、7日、伊那市のいなっせで開かれた。
7日は、6回目となるコンサートが開かれ、世代を超えてステージに上がった。
音楽史コンサートは音楽の歴史をたどろうと、古典を中心に選曲している。
7日は14のプログラムが用意され、伊那市内の小学生2人によるバイオリン二重奏や、木管楽器の五重奏、混声合唱など、さまざまな演奏が披露された。
プログラムを締めくくったのは、クラシックワールド室内オーケストラと、赤穂中学校2年の春日啓一郎君によるモーツアルトのピアノ協奏曲。
春日君の熱の入った演奏に、会場からは大きな拍手が送られていた。 -
二・四事件に学ぶ上伊那の集い
戦時中、国内世論の統一を目的として、反政府的な意見を持つ農民や教員などが多数弾圧された「二・四事件」について学ぶ上伊那の集いが7日、伊那市のいなっせで開かれた。
7日は、教職員や一般など約60人が集まった。
二・四事件は、1933年の2月4日に起こった弾圧事件。
戦時中の政策として国や県が実施し、反戦運動などに関わった農民や労働者、教職員、学生などが一斉に検挙・起訴された。
県全体ではおよそ600人、上伊那では120人が検挙された。
二・四事件の掘り起こしをしている中村 正治(まさなお)さんは、上伊那では農民運動や労働運動が盛んで、反戦運動も行われていたことに触れ、「反戦運動の高まりを根こそぎ弾圧するため、上伊那は目を付けられた」と話した。
また、坂口 光邦(てるくに)さんは、県下の教職員をとりまとめていた信濃教育会が警察当局に協力し、県内での弾圧が行われたことを説明し、「二・四事件は事前に計画が十分に練られた周到なものだった」と話した。 -
県ソフトボール協会役員総会
長野県ソフトボール協会の平成22年度の役員総会が、7日、伊那市のいなっせで開かれ、新年度の事業計画案などを承認した。
7日は、県内から各地区の代表者約80人が集まり、来年度の事業計画などが承認された。
来年度は、協会としては最も規模が大きい大会、「中日本総合男子選手権大会」が8月に伊那市で開催される予定で、北信越や東海地区から集まったチームが試合を展開する。
また、4月29日の任期満了をもって、伊那市長を引退する小坂樫男市長は、現在ソフトボール協会の会長も務めていますが、市長退任と同時に、会長も退任する。
小坂会長は、「14年間会長を務めてきたが、ソフトボールは老若男女問わずできる素晴らしいスポーツ。ソフトボールさらなる発展のため、ご協力をいただいたい」と話した。 -
チアダンス「エムスターズ」発表会
チアダンスのグループ「エムスターズ」の発表会が6日、伊那市の伊那公民館で開かれた。
1年間の総まとめの発表会で、約60人が出演した。
エムスターズは、保育園児から小学生までと、その保護者が所属している。
伊那市内で活動していて、去年は信濃グランセローズの試合や伊那まつりでチアダンスを披露した。
発表会は18のプログラムがあり、小学校入学前の子ども、親子、小学校高学年など5つのクラスが出演した。
クラスごとに、テンポのいい曲に合わせて軽快なチアダンスを披露していた。 -
古流松藤会45周年いけばな展
創立45周年を記念した古流松藤会伊那支部のいけばな展が6日から、伊那市のニシザワデパートで始まった。
会場には、早春の花などを使った作品約70点が並んでいる。
古流松藤会伊那支部は、上伊那地域の約80人が所属している。
5年ごとに展示会を開いていて、今年は創立45周年の記念展となった。
会では、伝統の生け花と、個性豊かな現代の生け花の2種類に取り組んでいる。
今回のいけばな展では、「伝統を未来に」をテーマに、作品を展示している。
支部長の馬場理繁さんは、「花を見る楽しさ、生ける面白さがあるので、長く続いてきたと思います」と話していた。
このいけばな展は7日まで。 -
高遠さくらホテルリニューアル
伊那市の高遠さくらホテルのリニューアル工事が完了し、7日から宿泊利用が再開される。
6日は、リニューアル完成内覧会が開かれた。
関係者約20人が出席し、テープカットで完成を祝った。
平成7年のオープン以来、初めての大規模改修で、今回の工事では外観は改修せず、利用客のニーズに応えて、和室中心だった客室を洋室にした。
4階は和室6部屋を洋室にし、1部屋にベッド2台を入れている。背の高い利用客に対応するため、大型ベッドの部屋もある。
また、畳スペースも設置している。
3階は、マットレス3つを配置した部屋があり、腰かけたり、そのまま休むなどくつろげるという。
また、すべての部屋に地デジ対応の液晶テレビを導入している。
改修費は4千万円。
7日から宿泊利用が再開されることになっていて、すでに予約が入っているという。 -
雪割草展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が6日から、伊那市の伊那市民会館で開かれている。
会場には、会員が育てた約400鉢が並んでいる。
この展示会は、南信地域の愛好者でつくる信濃雪割草愛好会が毎年開いていて、今年で10回目になる。
雪割草は、花を咲かせるまでに4年かかるということで、会員が自ら交配して育ててきた自慢の花が数多く並んでいる。
会長の新井久さんは、「小さい花が咲いている姿を見ると元気になる。多くの人に雪割草の魅力を知ってもらいたい」と話していた。
展示会は7日まで。 -
木工科最後の伊那技専まつり
南箕輪村の伊那技術専門校で6日、技専まつりが開かれ、来年度から木曽の上松技術専門校に統合される木工科が、最後の木工品販売を行った。
会場には学生たちの1年間の集大成として、手作りの椅子やタンス、棚などが並んだ。
毎年人気の木工品販売コーナーでは、今年も即売会が行われ、購入希望者がじゃんけんをして目当てのものを購入していた。
技術専門校を運営する長野県では、授業内容や指導の充実、効率化を目的に、来年度から木曽郡上松町の上松技術専門校の木工科に伊那技術専門校の木工科を統合することを決めた。
伊那の指導員1人が転属し、4人の指導員で40人の学生を指導する。
伊那技術専門校の遠藤昌之校長は「毎年この木工品販売を楽しみに来てくれる人も大勢いた。木工科はなくなるが、地域のみなさんの意見を聞きながら、いい学校、いい技専まつりにしていきたい」と話していた。 -
アマランサス事例発表会
雑穀アマランサスで地域振興を目指す伊那地域アマランサス研究会は6日、伊那商工会館でシンポジウムを開いた。
研究会のメンバーや一般約80人が集まった。
シンポジウムは毎年開かれていて、今年は「アマランサスのある暮らし」をテーマに活動報告と事例発表が行われた。
事例発表では、上伊那農業高校3年の布留川深志君が、アマランサスに与える肥料の量による生育の違いについて、研究結果を発表した。
布留川君によると、肥料なし、適量の肥料を与えた場合、4倍の肥料を与えた場合で比較したところ、肥料が多いほど背丈は高くなったものの、収穫量が一番多かったのは適量の肥料のほ場だったという。
布留川君は「肥料なしでも十分に育つ強い植物だが、生産量を求めるなら、適量の肥料を与えることが必要」と話していた。
このほか、1年間アマランサスを栽培してきた長谷小学校の3年生は、収穫した時の感想について「茎がちくちくして痛かった」「アマランサスの実にごみが混ざって大変だった」と発表した。
アマランサス研究会の登内英雄会長は「最初は継続を心配していたこの研究会も今年で4年。少しずつだが地域にもアマランサスが広がってきている」と話していた。 -
社会を明るくする運動作文表彰
伊那市の美篶小学校で5日、社会を明るくする運動長野県作文コンテストの表彰式が行われた。
上伊那地区保護司会の木下俊明副会長から、賞状が伝達された。
4年生の原舜佑君が優秀賞を受賞した。
また、上伊那地区保護司会から、6年生の西本芽久さんに奨励賞が贈られた。
作文のテーマは、日常生活の中で考えた命や非行についてで、県内の小中学校から約6千点の応募があった。
原君は小学校の部で優秀賞7人のうちの1人に選ばれた。
原君は、「弟が生まれてうれしかった気持ちを書いた。初めてで大きな賞がとれてうれしい。お兄ちゃんとして、しっかり弟を育てていきたい」と話していた。
上伊那地区では、小中学生合わせて4人が優秀賞を受賞している。 -
伊那小6年秋組卒業公演
伊那小学校6年秋組による卒業公演が5日、伊那市の県伊那文化会館で行われた。
伊那小6年秋組では、総合学習の時間に演劇に取り組み、卒業公演は、その集大成として行われた。
披露した演劇のストーリーは全て子どもたちが考えたもので、タイムスリップした子どもが騒動を起こすものや、実際にあった事件をユーモアたっぷりに表現したもの、地球の素晴らしさを描いたものの3作品が演じられた。
公演の最後には、子どもたちから、担任の原ひとみ教諭に花束が手渡された。
卒業公演には保護者ら約350人が訪れ、立派に舞台を演じた子どもたちに声援や拍手を送っていた。 -
上農生が押し花コンテスト入賞
南箕輪村の上伊那農業高校園芸科学科の佐藤亜理沙さんが制作した押し花作品が、第6回全国高校押し花コンテストで入賞した。
コンテストは、民間の押し花団体「ワールドプレスフラワー協会」が全国の高校生を対象に実施している。
今回全国の20校から約200点の応募があり、佐藤さんの作品は3位に相当する賞を受賞した。
佐藤さんの作品『凛』は、着物を着た女性をモチーフとした押し花絵。
コンテストでは、切り絵をベースにした点や、高校生らしい構成が評価された。 -
野口名誉教授が市長選 出馬へ
任期満了に伴う4月の伊那市長選挙に、元信州大学農学部長で名誉教授の野口俊邦さんが4日夜、立候補する意向を示した。
4日夜は、現市政に批判的な市民30人ほどが市内で会合を開き、「市民本位の市政をすすめるみんなの会」を立ち上げた。
会は、その場で、野口さんに出馬を要請し、野口さんが受諾した。
野口さんは、南箕輪村在住の67歳、佐賀県出身で、九州大学を卒業後、1988年に信州大学の教授に就任。2001年から信州大学農学部長を1期務めている。
野口さんは、「多くの人にご支持を頂いて、市政を変えなければならないという責任を感じている。その実現のためにがんばりたいという気持ちでいっぱいです」と話していた。
野口さんは、無所属で出馬する意向で、11日に記者会見を開き、正式に出馬表明する予定。
なお、伊那市長選挙では、現職の小坂樫男市長が引退を表明。
前の副市長の白鳥孝さんが出馬を表明している。