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上伊那の小中学校で2学期の終業式
今年も残すところわずかとなり、上伊那の小中学校では25日から2学期の終業式が始まった。
このうち伊那市の富県小学校では、全校児童138人が体育館に集まり終業式が行われた。
式の中で、1年生、3年生、5年生の児童が2学期に取り組んできた事を発表した。
このうち5年生は、環境について学習してきた。
学習では、新聞紙でエコバックを牛乳パックで小物入れを作ったということで、児童たちは苦労したことなどを発表していた。
赤羽康・ス(やすのり)校長は、「休み中は家の掃除などのお手伝いをがんばって、楽しいお正月にしてください。休み明けは元気な顔で登校してください」と話していた。
伊那市によりますと、25日市内の小中学校で終業式が行われたのは8校で、ピークは28日という。 -
心肺停止の男性救助で感謝状
心肺停止状態となった男性に心臓マッサージを行い、命を救ったとして23日、伊那市高遠町の北原あさ子さんと田中均(ひとし)さんに感謝状が贈られた。
23日は高遠消防署で贈呈式があり、蟹沢昭二署長から2人に感謝状が手渡された。
北原さんは、特別養護老人ホームさくらの里の看護士で、救急救命講習を受けたことがあり、男性が倒れたとき心臓マッサージを行った。
また田中さんは自衛官で救急に連絡したのち北原さんと心臓マッサージを交代するなど迅速な措置をとった。
23日は命を救われた、伊那市高遠町の守屋武宣さんも式に出席し、北原さんと田中さん、また救急隊に「今こうしていられるのは皆さんのおかげです。」と感謝の気持ちを表していた。
守屋さんが倒れたのは、9月に高遠スポーツ公園で行われた、ナイターソフトの試合中だった。
心臓に病気をかかえる守屋さんが走塁していたところ突然倒れ、心肺停止状態になったという。
2人の救命措置により大事に至らず、今は病院を退院し日常生活に戻っている。
3人はナイターソフトの仲間でもあり、守屋さんは2人に感謝し、北原さんと田中さんは守屋さんの無事を喜んでいた。 -
箕輪町 長時間保育の料金を引き下げるよう答申
箕輪町保育料審議委員会は、25日、10年ぶりに長時間保育の料金を改定するよう、平澤豊満町長に答申した。
25日は審議委員会の加藤壽一郎委員長が平澤町長のもとを訪れ、答申書を手渡した。
1ヶ月前、白紙諮問をされた審議会では、町の保育料について検討してきた。
審議会は、景気低迷や雇用情勢の悪化など厳しい経済状況を受け、子育て家庭の負担軽減を目的に、10年ぶりに長時間保育の料金を引き下げるよう求めている。
例えば、今の体系では、4階層以上の人が、午後4時から6時まで長時間保育を利用した場合の額料金は6,000円ですが、答申では、5,500円とするよう求めている。
2階層は2,400円、3階層は3,600円とこれらの階層の長時間保育の料金は、既に軽減されている事から、妥当な料金として据え置きとしている。
答申を受けた平澤町長は「十分尊重したい」と話していた。 -
伊那東小合唱団クリスマス演奏会
クリスマスイブの24日、伊那東小学校の合唱団がクリスマス演奏会を開いた。
学校の休み時間を利用した演奏会で、合唱団がクリスマスにちなんだ歌など4曲を披露した。
クリスマスに歌を歌って楽しい雰囲気にしようと、この時期に毎年開かれている恒例イベント。
合唱団は4年生から6年生までの28人で、今月に入ってから、この日の演奏会に向けて練習してきたという。
この演奏会は25日も開かれることになっている。 -
伊那中央病院初の黒字に
伊那市の伊那中央病院は本年度、平成15年の開院以来、初の黒字を見込んでいる。
これは、24日開かれた伊那中央行政組合議会で、組合長の小坂樫男伊那市長が示した。
伊那中央病院は、国の公立病院改革ガイドラインに沿って、今年3月に経営改革プランを作成した。
プランでは、平成22年度までの黒字化を目指していたが、1年前倒しで本年度黒字化を達成する見込みだ。
小坂組合長によると、昨年度は、1億9700万円の赤字だったが、診療材料費や医薬品の購入削減などの対策が効果を挙げ、今年4月からこれまでの間に2億9千万円の経営改善を図ることが出来たという。 -
高校生の就職面接会 初開催へ
ハローワーク伊那は、かつてない厳しい高校生の就職状況を受けて、高校生のみを対象とした就職面接会を来年1月28日に初めて開く。
11月に上伊那の高校や市町村、商工団体などの関係機関が参加し開かれた高等学校雇用対策会議で、開催の要望があったことなどからハローワーク伊那が初めて計画した。
大学生や一般に、高校生も加わっての面接会は県内の他地域にもあるということだが、高校生のみを対象としたものは県内でも初めてだという。
ハローワーク伊那によると、9月末現在、上伊那の就職内定率は48・6%で、前年同時期に比べ23%のマイナスとなっている。
10月から11月にかけて、内定率は例年同様80%ほどに持ち直してきているということだが、求人数が、いつもの年より6割減となっているなど厳しい情勢が続いている。
ハローワーク伊那では、面接会に参加する企業について、製造業を中心に10社ほどの参加を見込んでいるが、高校生に出来るだけ多くの選択肢を持たせられるように、引き続き参加企業を募集している。
来春卒業予定の高校生を対象とした就職面接会は、来年1月28日にいなっせ5階で開かれる。 -
美原区の汚水処理 市と統合へ
これまで市の下水道から独立して行ってきた伊那市美原区の汚水処理は、来年4月から公共下水道に接続され、市の汚水処理と統合されることになった。
伊那市役所で24日、調印式が行われ、美原区の竹前勝区長と小坂樫男市長が、費用負担などを記した覚書を取り交わした。
美原区を構成する美篶団地は、伊那中央清掃センター隣の汚水浄化施設で生活雑排水の処理を行ってきた。
施設は昭和56年に県から伊那市に移管され、市が管理・運営をしていたが、老朽化したことから施設を廃止し、市の下水道に接続して市の汚水処理と統合することになった。
統合に伴う費用負担は、これまで区民が支払ってきた月3千円の浄化施設使用料の積立金約6千万円で施設の解体を行い、施設から下水道までの接続工事費約500万円は、伊那市の下水道会計でまかなう。
竹前区長は、「施設をこのまま継続するには多額の費用がかかる。区民で検討し、より負担の少ない方法が選択できた」と話していた。 -
伊那中病にMRI2台目導入へ
伊那中央行政組合は、来年度当初予算に、伊那中央病院に2台目のMRIを導入するための予算を計上する。
24日開かれた伊那中央行政組合議会の全員協議会で説明された。
MRIの導入は、県が策定した地域医療再生計画の事業として行われる。
上伊那医療圏における地域医療再生計画は、今月18日に国で認められ、県に交付金の内示があった。
これを受け、伊那中央行政組合では、来年度事業として伊那中央病院にMRIを1台導入し、設置場所の拡張工事を行う計画。事業費は総額約3億円。
地域医療再生計画については、年明けに県の呼びかけで事務レベルの会議が開かれ、組織体制、事業の優先順位、事業の中身などを協議していくという。 -
放浪の系譜~ 井月の資料展示会
伊那市美篶の青島交流センターで25日、漂泊の俳人・井上井月の残した句や地元画家が描いた井月の絵などの展示会が開かれた。
この展示会は、放浪や漂泊、遊行に焦点を当て、松尾芭蕉や井月の思想への理解を深めるイベント「放浪の系譜」縲恚轤ゥら井月まで縲怩フ一環で行われたものです。
今日は関係者や一般など約30人が井月ゆかりの品を見学した。
並んだのは、井月と交流のあった地元の画家、橋爪玉斉の子息が保管している資料。
井月は玉斉の家を訪れては、句を残していったという。
25日は2点しか確認されていないという、玉斉が描いた井月の絵のひとつが展示され、参加した人たちが貴重な資料に見入っていた。
イベントは27日までいなっせで行われ、井上井月など放浪や漂泊に関する映画の上映や講演が行われる予定。 -
冬至 伊那西小給食にカボチャ料理
22日は冬至。伊那市の伊那西小学校では、児童たちが給食でカボチャの料理を味わった。
同校ではこの日、カボチャと茹でた小豆を一緒に煮た「いとこ煮」という料理が給食に出された。
冬至は、1年中で夜の時間が一番長い日で、昔からカボチャを食べる風習がある。
児童にとっては、あまり馴染みのない料理ということだったが、「カボチャを食べると風邪をひかない」と聞いて、口に運んでいた。 -
上伊那農業若人のつどい
農業に携わる青年たちが互いに学びあう上伊那農業若人のつどいが22日、伊那合同庁舎で開かれた。
20代から30代の青年農業者や上伊那農業高校の生徒など約60人が集まった。
上伊那農業若人のつどいは、情報交換や交流の場がほしいという農業者からの要望を受け今回、17年ぶりに開かれた。
つどいでは、参加した農業者から活動事例発表があった。
このうち、伊那市で米を栽培している唐木千尋さんは、無化学肥料・減農薬栽培に取り組んでいることを話した。
唐木さんは、「安心安全な米づくりが目標。責任をもった米の生産販売を行っていきたい」と話していた。
会場には、伊那市や箕輪町、南箕輪村などの青年農業クラブが活動内容を記した模造紙や農産物も展示されていた。 -
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」完成
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」の新酒が出来上がり、21日夜大芝荘で関係者らがその味を確かめた。
大芝の華は、地元で作った焼酎用のサツマイモ黄金千貫を醸造して焼酎にしたもので、今年で3年目。
試飲会では、関係者ら約30人が新酒を味わった。
大芝の華を作っているいも焼酎南箕輪会では昨年、焼酎の人気が高かったことなどから、今年は栽培面積を13アールほど広げ74アールでサツマイモを栽培してきた。
長雨の影響で例年より若干収穫量は少なかったというが、「例年通り納得の味に仕上がった」と藤澤久人会長は話している。
南箕輪村ブランドの焼酎は1本720ミリリットル入り1250円で村内の酒屋などで販売されている。 -
南中生が村の課題など学習成果発表
南箕輪中学校の3年生は21日、村の現状や課題について学習してきた成果を役場で発表した。
南箕輪中学校の3年生は総合学習の一環で村が抱える課題などについて学習してきた。
この日、村の職員を前に3年生7人が発表した。
下平春陽さんは、ボランティア活動の現状と課題について発表した。
下平さんは、村内の老人ホームでのボランティア活動や信州大学農学部のボランティアサークルでの活動を通じ、「ボランティアは出会いの場。参加することで多くの人の役に立ち、村の環境をよりよく出来る」と発表した。
また「農業の現状とこれから」について発表した加藤雅也君は、「農業をする若い世代が少ないため高齢化が進んでいる。農業が盛んになれば村が元気になって、村の未来も見えてくる」と発表していた。
唐木一直村長は、「若いみなさんの意見も参考にして行政運営に活かしていきたい」と話していた。 -
伊那北英語クラブが全国優勝
伊那北高校の英語部は、先週末に埼玉県で開かれた全国高校生英語ディベート大会で優勝し、世界大会への出場を決めた。
全国高校英語ディベート大会で優勝したのは、英語部の植木美渚さん、ディッテ・マリア・ミケルセンさん、中村万里菜さん、御子柴のはらさんの4人のチーム。
大会は19日と20日に埼玉県川越市で開かれ、全国から64チームが出場した。
大会では、4人1チームで与えられたテーマについて肯定側と否定側に分かれて英語で議論する。
テーマは「日本国政府は派遣労働を禁止すべきである。是か非か」。
伊那北高校は予選4試合、決勝2試合で、東京の創価高校や兵庫県の灘高校など強豪校に勝利し、見事優勝を果たした。
また全国大会に出場した約250人の中で、最優秀賞にあたるグランドディベーターに留学生のマリアさんが、優秀賞にあたるベストディベーターに植木さんが選ばれた。
高校生英語ディベート世界大会は、来年2月に中東のカタールで開かれる。
論題は「ソマリアの軍事介入を支持すべし」「全ての国は核兵器保有権を有すべし」など4つで、全ての論題について、肯定、否定の意見を準備していくという。 -
「創造館」の館長に捧 剛太さん
伊那市が学習と交流の拠点施設として改築工事を進めている旧上伊那図書館、創造館の館長に東京都新宿区の捧 剛太さんが決まった。
創造館の館長に決まったのは東京都新宿区の捧(ささげ)剛太(ごうた)さん50歳。
捧さんは、昭和56年に金沢美術工芸大学デザイン学科を卒業後、カメラなどの製造をしている京セラに入社。平成2年からは父親の経営する会社を継いだ。
12月に経営を譲り今年の終わりから伊那市山寺に移り住む。
創造館の館長には8人の公募があり、小坂市長は「その中でも捧さんの熱意と意欲が伝わった」と選んだ理由を話していた。
捧さんは1月1日付けで市の職員として採用される。
現在、創造館は来年4月の開館を目指して工事が進められている。 -
シンポジウム「放浪の系譜」PR
井上井月顕彰会と日本映像民族学の会は、25日から3日間、伊那市のいなっせで「放浪の系譜」縲恚轤ゥら井月まで縲怩ニ題して、シンポジウムなどを開催する。
22日、イベントを週末に控え、伊那市内の大型店で、井上井月顕彰会の矢島信之さんがサンタの衣装に身を包み、店を訪れる客にチラシを配り、PR活動をした。
イベントは伊那市のいなっせで25日から3日間「放浪の系譜」と題し開かれる。
放浪・漂泊・遊行に焦点をあて、江戸時代の俳人松尾芭蕉や伊那ゆかりの井上井月などの思想を、映画や講演会を通してたどる。
25日は午後6時20分から「放浪の系譜を探る」、翌26日午前は「漂泊の俳人井月を知る」、午後は「放浪の映像を見る」、最終日の27日は「海外の放浪の民」をテーマに映画の上映や講演会、シンポジウムが開かれる。
3日間のイベントでは、見たいところだけの参加も可能で、入場料は3日間通し券が一般800円、学生400円、1日券が一般300円、学生200円となっている。 -
東京農大生が漆戸醸造で酒造り実習
伊那市の漆戸醸造で、東京農業大学の学生が酒造りを学んでいる。
19日は、米を洗う洗米作業が行われた。
実習をしているのは、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科3年の伊藤正貴さんと高橋悠さんの2人。
この実習は酒造りの現場を知り、今後の学習に役立てようと、東京農業大学が全国約60の蔵元の協力を得て行っている。
酒づくりは今が最盛期。学生たちは、冷たい水で米を洗い、水分を吸った米の重さを計るなどの作業に取り組んでいた。
漆戸醸造では、漆戸正彦社長が東京農業大学の卒業生で、毎年実習生を受け入れている。
実習では、酒造りの一通りの流れを学ぶほか、酒の瓶詰、出荷作業なども行う予定で、学生たちは25日まで、漆戸醸造に泊まり込みで酒造りを学ぶ。 -
上伊那米の生産目標 来年度3万618トン
上伊那水田農業推進協議会が21日、伊那合同庁舎で開かれ、上伊那8市町村で来年度生産する米の生産目標を3万618トンと決めた。
協議会は、来年度の市町村別の米の生産目標などを決めるために開かれ、市町村や農業関係団体の関係者ら約40人が集まった。
来年度、上伊那全体での米の生産目標は、今年度の当初目標に比べ120トン少ない3万618トンと決定した。
上伊那の市町村別では、伊那市が1万3061トン、箕輪町が2585トン、南箕輪村が1708トンとなっている。
協議会では今後、上伊那以外の地域と配分枠の調整や、生産調整の対象とならない加工や飼料用の米を作り、生産対応する方針。 -
大芝のイチゴ出荷始まる
南箕輪村大芝区の大芝水耕生産者組合のハウスでは、クリスマスや年末年始を前に、赤く色づいたイチゴの出荷が始まっている。
栽培されているのは、章姫と呼ばれる品種のイチゴで、組合のハウスでは、余分な実を取り除くことで、甘く、粒の大きいものを作っている。
大芝水耕生産者組合のビニールハウスは8棟あり、上伊那を中心に年間約32トンのイチゴを出荷している。
先週は曇りがちな天気だったため、色づきが進まなかったが、21日から天候も回復し、クリスマスに合わせイチゴの収穫もピークを迎えそうだという。
イチゴの出荷は、7月中旬まで続けられる。 -
「金のなる木」満開
伊那市の野笹さん宅伊那市西春近の野笹吉男さん宅では、「金のなる木」が満開を迎えている。
野笹さんの玄関を開けると、迎えてくれるのは、高さ約1・5メートル、幅1・7メートルある「金のなる木」。
例年に比べ半月ほど早い11月上旬から花が咲き始め、現在は白い花をびっしりと咲かせている。
野笹さんは、「金のなる木」を25年間育てていて、4月から10月までは家の外に置き、冬場は屋内に移動させるという。
栽培で苦労するのは、大きくなった木を年2回移動させることで、手伝いも呼び大人3人がかりの作業になるという。
野笹さんと妻のよの子さん夫婦は今年金婚式を迎えていて、「そのうち半分は、この木と一緒だった」と振り返り、思い出話にも花を咲かせていた。 -
ファミリーフットサルフェスティバル開催
箕輪町サッカー協会などが主催するファミリーフットサルフェスティバルが20日、箕輪町民体育館で行われた。
この大会は、フットサル人口の底辺の拡大につなげようと開かれたもので、今年で2回目。
大会には町内をはじめ伊那市などから8チーム参加し熱戦を繰り広げた。
ファミリーフットサルは、小学生が中心となりチーム内に20歳以上の男性と女性を入れるのがルール。
大会は2つのブロックに分かれ4チームの総当たり戦で試合が行われた。
子ども達は、体育館を走り回り大人顔負けのプレーを見せていた。
参加したお父さんたちも子ども達に負けまいと必死にボールを追いかけていた。
大会の結果、優勝は箕輪町「チームレジェンド」、2位が伊那市「暴レンボーローズ」、3位が箕輪町の「TOPSAL jr」となっている。 -
ジャズフェスティバルin 伊那
地元バンドなど出演地元のアマチュアからプロバンドまでが出演する「2009ジャズフェスティバルin 伊那」が20日、伊那市のいなっせで開かれた。
NPO法人クラシックワールドなどが今年初めて開いたもので、地元のバンドや中学生が出演する第1部と、プロのバンドなどが出演する第2部があり、およそ250人の観客が集まった。
第1部には、伊那中学校の吹奏楽部が出演し、「シング・シング・シング」など、ジャズの名曲を披露した。 -
伊那ファイターズ卒団式
中学生の硬式野球チーム「伊那ファイターズの卒団式が20日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われた。
卒団式には、チームの関係者や保護者ら約100人が出席し、11人を送り出した。
伊那ファイターズ代表の登内英夫さんは、「チームで学んだ精神を忘れることなく、これからの人生を歩んでほしい」とあいさつし、一人ひとり卒団証書を手渡した。
また浦野博監督は、11人との思い出を振り返りこれからの野球人生にエールを送っていた。
卒団生を代表して前主将の宮原雄太君は、「厳しい練習があったからこそ今の自分がある。皆さんの協力があって好きな野球が出来た」と感謝の気持ちを話していた。 -
富田区誌完成祝賀会
箕輪町富田区の歴史をまとめた区誌が完成し、富田公民館で20日、完成祝賀会が開かれた。
祝賀会には、地元区民約50人が出席し区誌の完成を祝った。
区誌は地域の歴史を後世に残していこうと区民13人が、5年前から区内の歴史や文化など調査、研究してきた。
完成した区誌はB5版270ページで、富田区の自然や地名の由来、史跡や神社の歴史などが紹介されている。
明治時代に使っていた除草機や牛や馬を使っての代かきなど富田区の農業の様子が写真で紹介されている。
区長の向山智充さんは、「立派な区誌が完成し感無量。昔と今の姿と照らし合わせ、これからの生活・文化の発展につながればうれしい」とあいさつした。
また編集委員長の向山正俊さんは、「この一冊が区民の人達の郷土史を理解する上での一助になれば」と話していた。
同日は、スライドを使って区誌完成までの経過なども紹介された。
区誌は富田区約200戸に全戸配布されるほか、町内の小学校や図書館、郷土博物館などにも置かれる。
また1部千円で販売もするという。 -
年越しアマランサスそば
伊那市役所の食堂アザレアで18日、年越しアマランサスそばの提供が始まった。
麺は、7割が信州そば、3割が小麦粉で、アマランサスが練りこまれている。
雑穀おにぎり付きで600円。12月28日まで提供される予定。 -
木下山車飾り制作追い込み
来年1月9日、10日に行われる箕輪町南宮神社の初祭りに飾られる山車飾りの制作が、追い込みに入っている。
南宮神社境内にある祭典準備室には、初祭り用に制作されてきた人形がずらりと並んでいる。
来年披露されるのは、JR木下駅前に加藤清正と虎、境内東舞台に決戦川中島、社務所前には平家の滅亡、北舞台には今回特別参加する中部小学校5年3組のおむすびころりん、そして子どもの山車飾りグループ「スマイル山車クラブ」のさるかにがっせんなど6つの舞台で、干支にちなんで虎の縁起物も登場する。
箕輪南宮神社の山車飾りは、明治の初め頃から始まり、一時は、各商店が自分の店先などに飾るなど規模も大きくなったが、戦後衰退。
昭和54年、山車飾り復活を願い保存会が結成され、昭和63年に町の無形文化財に指定された。
南宮神社の初祭りは、来年1月9日、10日で、舞台の飾りつけは6日に完了する予定。 -
伊那プレミアム商品券第2弾発売
1万円の商品券で1万1千円分の買い物ができる、いーな伊那プレミアム商品券の第2弾が19日、発売された。
市内6カ所の販売会場のうち、伊那商工会館には販売開始前から多くの人が集まり、列を作っていた。
いーな伊那プレミアム商品券は、前回の販売後、地域から第2弾を発売してほしいとの要望が多かったことから2度目の販売となった。
千円の商品券11枚綴りのセットを1万円で販売。総額は2億2千万円。
今回はより多くの人に買ってもらえるようにと、購入金額の上限を前回の20万円から10万円に引き下げた。
また、新しい取り組みとして、商品券利用時にもらえるスタンプを3つ集めて応募すると、液晶テレビなどが当たる、お楽しみ抽選会も企画されている。
商工会館には、出費が多くなる年の瀬を前に10%お得なプレミアム商品券を購入しようと多くの人が集まり、販売開始から3時間後の午後1時には完売となった。
同日の販売では全体の7割にあたる約1万4千セットが販売されていて、明日は残り6千セットが販売される。 -
伊那スキーリゾートオープン
伊那市西春近の伊那スキーリゾートが19日、2シーズンぶりにオープンした。
前日の降雪などでオープンにこぎつけた伊那スキーリゾートには、オープンを待っていたスキーヤーやスノーボーダーが訪れ、雪の感触を楽しんでいた。
伊那スキーリゾートは、駒ヶ根市のヤマウラの撤退により、昨シーズン営業が休止となっていたが、今年に入り白馬村のクロスプロジェクトグループが運営を引き継ぎ、同日リニューアルオープンした。
当初12日にオープンを予定していたが、雪不足でオープンを延期していた。
今週に入り、冷えが厳しくなったことで雪まき作業が順調に進み、18日の降雪により良い状態でオープンを迎えた。
クロスプロジェクトグループの辻隆社長は「みなさんの要望に答えられるよういろんなサービスをしていくので、ぜひゲレンデに足を運んでください」と来場を呼びかけていた。
伊那スキーリゾートは1日券が大人3900円、シニアと20歳以下が3千円、小学生以下は今シーズンに限り無料。 -
高校生が選ぶ「読書大賞」
重松清作『きみの友だち』に決定上伊那の高校生が選ぶ読書大賞の審査会が19日、いなっせで行われ、上伊那の高校8校から図書委員の生徒が集まり、審査した。
この「読書大賞」は、本を通じて高校生の読む力、書く力などを育てようと、上伊那図書館協会・高校図書部会が初めて開いた。
「ともだち」をテーマにした9冊の本の中から、各学校の読者の投票と、同日集まった図書委員の生徒の投票の合計点で大賞を決める。
この日はグループディスカッションが行われ、生徒達が内容の現実味、理解のしやすさなどに着目して審査していた。
審査の結果、「共感しやすい」、「主人公の気持ちが良く分かる」などの理由で、重松清作の『きみの友だち』が大賞に選ばれた。
審査員の一人、伊那北高校の伊藤翼くんは「同世代と共通の話題で意見を交わし、高校生の感覚で大賞を選ぶ事ができてよかった」と話していた。
なお、大賞受賞作の作家には高校生が感想などを書いた手紙を送るという。 -
クリスマスのリース作り
クリスマス用のリース作りが19日、南箕輪村民センターで行われた。
これは、南箕輪村公民館が毎年この時期に開いている教室で、村内から20人が参加した。
今年はツリーの形をしたリースづくりに挑戦した。
指導にあたったのは村内でリボン手芸の教室などを開いている伊東瑞枝さん。
リースは、ツリーの形をした土台にクリスマスにちなんだ飾り付けをする。
親子での参加者も多くいて、お互いにアイデアを出しながら思い思いに飾り付けをしていた。
およそ1時間後には、オリジナルのリースが出来上がった。
参加したある男性は、「子どもの頃に戻った気分で楽しく作れました。さっそく家に飾りたいです」と話していた。