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阪大名誉教授小林昭雄さん講演会
大阪大学名誉教授で伊那市日影出身の小林昭雄さんの講演会が27日、日影公民館で開かれた。
会場には地区住民約50人が集まり、小林さんの講演に耳を傾けた。
小林さんは日影区出身の65歳で、現在大阪府に住んでいる。
小林さんは「緑の星の財産発見!」と題し、自然環境や自然への意識の変化について講演した。
小林さんは、伊那市で過ごした子ども時代を振り返り「私が子どもの頃は春になっても黄砂は飛んでこなかった。黄砂の発生源となっている中国では、温暖化により一面森だった場所が砂漠化してきている」と温暖化の進行を説明した。
また子ども達の遊び場が家の外から中に移っていることに触れ「自然は地球の生き証人。自然とふれあうことでいろんな発見をして、子ども達の五感が育っていく」と自然とのふれあいの大切さを訴えていた。
小林さんは「地球が存在することは宇宙の奇跡。私たちの生活に必要な空気や水を守るために自然環境を守っていかなければならない」と話していた。 -
伊那小夏組に感謝状
伊那北駅周辺の活性化に取り組み、この春卒業を迎えた伊那小学校6年夏組に29日、伊那商工会議所から感謝状が贈られた。
伊那小夏組の児童は、伊那北駅周辺の商店街の活性化に貢献したとして、伊那商工会議所から感謝状が贈られた。
また、活動に協力してきた山寺活性化協議会から全員にメダルがプレゼントされた。
夏組は、伊那北駅周辺を活性化させようと、地元商店主らと協力しながら朝市を行ったり、駅前広場の有効活用を考えてきた。
4年生の時から毎週1回欠かさず行ってきた駅の清掃も100回を超している。
夏組の広瀬愛さんは、「みなさんのおかげで大きな活動にすることができた。中学へ行っても伊那北駅を見守っていきたい」と話していた。 -
南箕輪中S29年卒業生が記念植樹
南箕輪中学校の昭和29年卒業生が28日、古希祝いで大芝高原にシダレザクラを植樹した。
植樹には県内外から同学年のメンバー23人が集まった。
メンバーは27日に70歳の古希祝いで同年会を開き大芝荘に宿泊。何か記念になるものを残そうと植樹することになった。
大芝湖横の景観と日当たりの良い場所に穴を掘り、シダレザクラの苗木を植えていた。
また同年会のメンバーは、苗木購入で余った1万9千円ほどを松くい虫対策募金として南箕輪村に寄付した。 -
美篶コーラス第4回演奏会
伊那市の女性コーラスグループ「美篶コーラス」の7年ぶりの演奏会が27日、伊那文化会館で開かれた。
美篶コーラスのメンバー18人がステージに立ち、11曲を披露した。
美篶コーラスは、伊那市の美篶地区の女性を中心に活動していて、創立32年の歴史あるグループ。
今回は、7年ぶりの演奏会が実現した。
第3部では、オペラ「ミミー・みっつ」を公演した。
主人公の女の子・みつが、おもちゃやで見つけた怪我したツバメを介抱し、ツバメがそのお礼に、みつの3つの願い事をかなえてあげるという物語で、メンバーが熱演していた。 -
ニホンジカ捕獲82頭
昨年度の2倍以上の成果南信森林管理署は、本年度行ったワナによるニホンジカの捕獲数をまとめた。本年度は82頭を捕獲し、昨年度の2倍以上という成果を上げている。
伊那谷流域で南信森林管理署の職員が実施したワナによるニホンジカの捕獲実績は、本年度は82頭だった。これは昨年度実績35頭の2倍以上という結果となっている。
このうち伊那森林事務所では1頭、伊那里森林事務所で2頭、黒河内森林事務所で1頭を捕獲した。
捕獲は、昨年10月9日から今年3月31日まで行われた。
捕獲頭数が増えた理由として、ワナを昨年度より200個ほど増やしたこと、職員の習熟度が上がったことを挙げている。
南信森林管理署では、今後もワナの設置に取り組むほか、捕獲したニホンジカの有効利用を検討していきたいとしている。 -
伊那市長選挙 野口俊邦さん政策発表
任期満了に伴う伊那市長選挙に出馬表明している野口俊邦さんは、31日開かれた記者会見で、市民本位の市政を進めるとする政策を発表した。
野口さんは、「市民を主人公にする市政、地元企業や農林業を支援する市政へ流れを変えたい」と抱負を述べた。
ほかに新ごみ中間処理施設のアセス実施について、「決まったことを白紙にはできないが、話をどこまで戻せるか再検討したい」との考えを示した。
具体的な政策として、現在小学校入学までの医療費無料を小学校卒業までとし、また4年以内に中学校卒業まで目指すほか、市長の給料と退職金を3割削減し、副市長は1人にすることを挙げている。
伊那市長選挙は4月18日告示、25日投開票となっている。 -
箕輪町退職者辞令交付
箕輪町役場で31日、退職者辞令交付式が行われた。
町では12人が退職を迎え、平澤豊満町長から一人ひとりに退職辞令が手渡された。
また長年の勤続に感謝し、町から感謝状のほか、花束が贈られた。
平澤町長は、「皆さんが働きはじめたころと比べ、予算規模は10倍に、また人口は1万人増え、大きな町になった。町が発展したのは皆さんのおかげです」とこれまでの労をねぎらった。
退職者を代表して木村英雄さんは、「無事退職を迎えることができたのは皆さんのおかげです。職員の皆さんは英知を結集しすばらしい町づくりをすすめてください」とあいさつした。
最後に退職者は職員らとあいさつを交わし、役場を後にした。 -
高遠城址公園桜まつり渋滞緩和へ
中央道に案内看板設置
伊那市は、高遠城址公園桜まつり期間中の交通渋滞対策として、中央自動車道に、駒ヶ根インターや諏訪インターの利用を呼びかける案内看板を設置した。
案内看板は、首都圏方面からは諏訪インターを、中京方面からは駒ヶ根インターを利用するよう呼びかけている。
ETCの土日特別割引により、昨年伊那インターの利用が集中し市街地が混雑したことへの対応。
案内看板は駒ヶ岳SA、双葉SA、八ヶ岳PAに、横断幕は飯島町と富士見町の高速道路に架かる橋に設置されている。 -
伊那市長選挙 白鳥孝さん政策発表
任期満了に伴う伊那市長選挙に出馬表明している白鳥孝さんは、30日開かれた記者会見で、高齢者を大事にする福祉の推進を柱とする政策を発表した。
白鳥さんは、高齢者は郷土の財産だとして、「高齢者がいきいきと元気な社会をつくりたい」と抱負を述べた。
他に具体的な政策として新ごみ中間処理施設のアセス実施について、候補地は民主的に決定されたとして、これを覆すつもりはないとの考えを示した。
他には、現在、小学6年生まで実施している入院費の無料制度を中学3年生まで引き上げるほか、工科短期大学の誘致、伊那消防署の伊那中央病院近くへの移転新築、JR飯田線の高速化などをあげた。
伊那市長選挙は4月18日告示、25日投開票となっている。 -
南信森林管理署の桜 咲き始める
伊那市の山寺の南信管理署にあるソメイヨシノが、咲き始めた。
南信森林管理署のソメイヨシノは、早咲きの桜として知られている。
つぼみが開き始めたのは事務所の南側にあるソメイヨシノで、管理署の職員によると、桜は30日、咲き始めたという。
開花は去年より1日早まった。
29日、30日と気温があがらない寒い一日となったが、3月に入ってから暖かな日が多かったことで、開花も早まったという。
この桜が咲くと、1週間ほど後に、高遠の桜が咲くと言われている。 -
2月の有効求人倍率は0.48倍
月の上伊那の月間有効求人倍率は0.48倍となり、前の月の0.43倍より0.05ポイント上昇したが、依然として厳しい状況が続いている。
ハローワーク伊那の発表によりますと、2月の上伊那の月間有効求人倍率は0.48倍で、前の月の0.43倍より、0.05ポイント上昇した。
県平均の0.49倍を0.01ポイント下回り、県内12地区の中では、下から5番目となっている。
内訳で見ると、企業の求人数は770人で、前の月の819人より、49人少なくなった。
一方、職を探している新規求職者数も減少していて、2月の求職者数は906人、前の月の966人より、60人少なくなった。
製造業などでは新規の求人が増えてきているが、年度の切り替えとなる3月、4月は離職者が多くなり、求職者が増えることから、ハローワーク伊那では、有効求人倍率も下がるとみていて、「持ち直しの動きはあるが厳しい」としている。 -
伊那市 アダプトシステム調印
伊那市は、道路の美化活動などに取り組んでいる2企業2団体と30日、協定を結んだ。
伊那市は、うるおいの郷づくり事業として市独自のアダプトシステムをスタートする。
それに伴い道路の美化活動などをしている団体や企業を今年の1月から募集をしたところ、2企業、2団体かの応募があった。
アダプトシステムは道路環境の向上や住民同士の交流を図る制度で、美化活動などにボランティアで取り組む団体に対して伊那市が清掃用具や材料などを支援する。
協定を結んだのは会社周辺の市道の整備などを行っている伊那市富県の南信工営(株)、市道沿道の花壇整備を行っている高尾町花の会、会社周辺の美化活動を行っている伊那市西町の伊那バス(株)、公園の整備を行っている双葉公園と周辺を美しくする会。
小坂樫男伊那市長は、「この運動が伊那市全体に広がればすばらしい。」と挨拶した。
企業や団体の代表者達は「今後も街の美化に努めたい。この活動を定着させ充実させていきたい」と話していた。
伊那市では、今後も企業や団体からの参加を随時募集していくとしている。 -
ますみヶ丘で炭の窯出し
伊那市のますみヶ丘平地林内にある炭窯で29日、焼きあがった炭の窯出し作業が行われた。
これは、ますみヶ丘平地林の間伐材の有効利用を図ろうと行われたもので今月1日に炭窯に火が入れられた。
29日は信州大学農学部の学生など6人が参加し、ますみヶ丘平地林内にある炭焼き小屋から焼きあがった炭を出した。
体験会では、伊那市財産区議員で炭づくりのベテランの田畑昌英(しょうえい)さんが指導にあたった。
窯には約300キロ分の薪が入れられたが、出来上がった炭は約30キロ。田畑さんによると、上手くいけば入れた薪の8割は炭になるという。
今回は、焚き口から空気が入った事が上手く出来なかった原因の一つと田畑さんは話していた。
参加した学生達のほとんどが炭づくり初体験ということで炭作りの難しさを学習したようだ。
出来あがった炭を伊那市では地球環境保全協定を結んでいる新宿区との交流事業などで使うという。 -
伊那北高校ジョイントコンサート
伊那北高校の音楽部と吹奏学部のジョイントコンサートが26日、伊那市の伊那文化会館で開かれた。
ジョイントコンサートは今年で31回目で、毎年この時期に開かれている。
音楽部の合唱班と弦楽班、吹奏学部が、それぞれ日頃練習を重ねてきた曲を披露した。
また、合唱班と弦楽班、弦楽班と吹奏楽部による合同演奏もあった。
コンサートの最後には、全員が一緒にステージに立って演奏し、会場から大きな拍手が送られていた。 -
北小河内区中村常会で記念植樹
平成18年の豪雨災害で土石流による被害があった、箕輪町北小河内区中村常会の災害復旧工事が終了し、27日記念植樹が行われた。
27日は地区住民など約200人が参加して、シダレザクラ3本とヤマザクラ80本を砂防ダム周辺に植えた。
中村常会は、平成18年の豪雨災害で大きな被害を受けた。
これにより、地区には災害復旧対策委員会が設置され、国、県などと、平成18年度から砂防ダムの建設などを進めてきた。
式典で、中村地区に住む小学5年生の根橋そらさんが「当時は公民館から長靴をはいて学校に通う大変な毎日で雨が降るたび心配だった。安心して暮らせる地域になってうれしい」と話していた。
平澤豊満町長は「災害で地域の防災の意識が高まった。この体験を後世に伝えてもらいたい」と話していた。 -
振り込め詐欺事件発生
今月、上伊那郡内で振り込め詐欺による被害があり、郡内に住む60代の女性が、現金約450万円をだましとられた。
駒ヶ根警察署の発表によりますと、被害にあった女性は、息子を装った男から「会社の金を使い込んでしまった。会社の部長の口座にお金を振り込んでほしい」との電話を受けた。
この女性は今月19日から26日の間に6回に分け、現金およそ450万円を指定された口座に振り込んだ。
27日になり息子と連絡をとり被害に気付き警察に届け出た。
警察では電話による現金の振り込みの依頼があってもすぐに振り込まず、振り込め詐欺撲滅ホットライン電話026-235-2530に電話し相談してほしい竏窒ニ呼びかけている。 -
FC伊那東部卒業生送別試合
伊那東部中学校サッカー部のメンバーで作るFC伊那東部は、28日、卒業生の送別試合を行った。
28日は卒業生チームと新2・3年生チームが試合を行った。
FC伊那東部は、去年開かれた南信大会で優勝し、3年ぶりに県大会に出場している。
県大会に出場したメンバーのほとんどが卒業生で、試合は序盤から後輩たちを圧倒する展開となった。
大羽広夢(ひろむ)監督は「厳しい練習に耐えてきたメンバー。高校でも活躍してもらいたい」と話していた。
今年FC伊那東部を卒業する14人全員が高校でもサッカーを続けるという。 -
鳥の宮湧水は“おいしい水”
伊那市手良の鳥の宮湧水が、ミネラル分を適度に含み、まろやかで苦味のない「おいしい水」との検査結果が出された。
伊那市手良野口の中組常会にある、鳥の宮湧水は、手良小学校の水道として使われていた。
伊那市の水道に移行してからこの水は使われなくなったため、地元有志が有効活用しようと鳥の宮湧水の会を立ち上げ、平成20年に整備をした。
今では駐車場やあずまやなども整備され、連日多くの人達が水を汲みに訪れている。
今回水の成分などについて社団法人上伊那薬剤師会に水質検査を依頼した。
その結果が今月26日に出された。
それによると鳥の宮湧水はよりおいしいと言われている弱酸性でミネラル分を適度に含むまろやかで苦味のない水という。
また、旧厚生省の「おいしい水研究会」が示したおいしい水の要件を満たしているという。
今後は、この水を使って農業などにも活用していくという。 -
応募状況厳しく
箕輪町が来年度から本格的に取り組んでいくグリーンツーリズム事業。
体験ツアーなどへの応募は29日現在、定員145人に対して17人に留まっている。
29日開かれた箕輪町グリーンツーリズム推進協議会で報告された。
町では、来年度から本格的にグリーンツーリズム事業を始めるため、今年度は、パンフレットを作成したり、東京や中京方面でのPR活動を実施してきた。
29日現在の応募状況は、町がグリーンツーリズム事業の一つの柱としている「健康ツアー」が定員40人に対して4人、田んぼオーナーが定員15人に対して6人、そばオーナーが定員60人に対して4人、野菜オーナーが定員30人に対して3人となっている。
協議会では今後、参加者のニーズにあった体験ツアーなどを考え、提供していきたいとしている。
平澤豊満町長は、「今初年度は思わしくないスタートだが、めげることなく、着実に進めていきたい」と話した。 -
外国人対象メタボ予防説明会
外国人を対象にした、メタボリック症候群の予防説明会が、28日、箕輪町の木下公民館で開かれた。
地域に住む外国人およそ20人が木下公民館に集まった。
説明会では日系ブラジル人医師の大間知オタビオさんが、メタボリックシンドロームの危険性についてポルトガル語で説明した。
上伊那医療生協SOSネットワークでは、日ごろ健診を受ける機会がない外国人の生活支援として今月13日に健康診断を実施した。
その結果7割近くの外国人が肥満、もしくは高血圧だったという。
診断に携わったスタッフによると、夜勤や運動不足など、日本での生活習慣の乱れによって、母国での食事と同じ内容でも健康状態が悪化しているという。
SOSネットワークでは、今後も外国人の生活再建や食生活の改善を支援していくという。 -
『一夜の城』について学ぶ
伊那市富県桜井にあった一夜の城について学ぶ講演会が、28日伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は、市道の拡張で一部が取り壊される計画になっている「一夜の城」跡について、歴史的価値や重要性を学んでもらおうと長野県考古学会が開いた。
県内外から約160人が参加した。
富県桜井の「一夜の城」は、織田軍が高遠城を攻める際の本拠地として一晩でつくられたとされる城。
講演会では、伊那市のふるさと大使で信州大学副学長の笹本正治さんが「戦国時代のムラと城」と題して話しをした。
笹本さんは一夜の城について「当時、富県には多くの城があったとされている。一夜の城は高遠城攻めの交通の要所として織田軍が乗っ取り、一夜だけ寝泊まりした城という可能性もある」と説明していた。
また、一夜の城の希少価値について「この城跡は県内で唯一織田軍の残した遺構。歴史的価値は極めて高い」と話していた。
笹本さんは「道路の拡張を決めるのは地域のみなさん。ただ、壊したのち100年後、200年後に歴史遺産である城跡を壊した理由を子孫に説明できるよう、正しい知識を身につけてもらいたい」と呼びかけていた。 -
伊那市長選立候補予定者公開討論会
伊那青年会議所は、任期満了に伴う伊那市長選挙の立候補予定者による公開討論会を4月17日土曜日に、伊那市の伊那市民会館で開く。
29日に記者会見が開かれ、宮坂義弘理事長らが、討論会の詳細を説明した。
公開討論会では、伊那青年会議所が質問項目を4つほど用意し、1問ごと、それぞれの候補者に考えを聞く。
質問の内容としては、伊那市の医療体制、リニア中央新幹線、新ごみ中間処理施設などを想定している。
一般の人からも意見や質問を募集する。
公開討論会は4月17日土曜日午後6時45分から、伊那市の伊那市民会館で、入場無料で開かれる。 -
会員に女王蜂配る
伊那市地蜂愛好会の通常総会が、28日伊那市西箕輪の羽広荘で開かれ、参加した会員に女王蜂が配られた。
総会には会員約50人が参加した。
伊那市地蜂愛好会は、蜂追い文化の伝承や地蜂の保護を目的に平成9年に発足し、蜂追いの体験学習や、地蜂の巣コンテストなどを行っている。
この日は、去年秋に捕まえ越冬させた女王蜂が会員に配られた。
現在、女王蜂の越冬は愛好会の役員が行っている。
ここ数年温度の安定する冷蔵庫で越冬をさせているが、酸欠で弱ってしまう女王蜂もいるという。
小木曽大吉会長は「女王蜂の越冬は非常に難しく、現在も試行錯誤している。良い方法を見つけて、大きい巣を作る元気な女王蜂をみなさんに配りたい」と話していた。 -
伊那ミニ予選敗退
ミニバスケットボールの全国大会に出場した、伊那ミニバスケットボールの女子チームは、予選リーグ1勝1敗で決勝トーナメント進出はならなかった。
第41回全国ミニバスケットボール大会は、28日から東京の国立代々木競技場体育館で開かれた。
伊那ミニは28日、栃木県代表の新橋ヴィクトリーパワーズに43対、40で勝ち1勝をあげた。
29日は同じく1勝している広島県代表の南観音ミニバスケットボール同好会と対戦した。
しかし、序盤から高さに優る相手にリードを許す展開となり23対44で敗れた。
結果1勝1敗で予選リーグ敗退した。 -
北福地諏訪社御柱祭 山出し式
今年は、7年に1度行われる諏訪大社御柱祭の年。
伊那市富県北福地の地区住民らは27日、地区で行われる諏訪社の御柱祭用の御柱の見立てと山出しの儀式を高烏谷山の区有林で行った。
山出しの儀式は、御柱を里までおろすことを山の神様にお願いするもの。
諏訪市の諏訪大社に向けて二礼二拍手一礼をすると、木遣り衆が山の神様に御柱を里におろす願いの木遣りを歌った。
式が終わると御柱を切るための木入れの儀式が行われた。
御柱は、直径30センチ以上、高さ9メートルほどのものが選ばれる。
木入れの儀式が終わると、選ばれた御柱を切り倒し、木遣りに合わせて全員で引き上げ作業を行った。
この日切り倒した御柱は地区の集落センターで保管され、4月4日の祭典本日に里曳きで地区内をまわるほか、立て御柱の儀式で地区内に立てられる。 -
セラピーロードモニターツアー
南箕輪村大芝高原内に設置されている森林セラピーロードで、より効果的なウォーキングをするためのプログラム作成に向け27日、モニターツアーが実施された。
村内外から約30人が参加し、松本大学人間健康学部の学生と共にコースを歩いた。
森林セラピーロードは、大芝高原内の自然に親しみながら歩くことができるウォーキングコースで、ウッドチップが敷き詰められた3つのコースを楽しむことができる。
参加者は運動時間や消費カロリーなどの測定器を身につけ、セラピーロードを歩いていた。
南箕輪村では、今回のデータを基に、森林セラピーロードのより効果的な活用法を提供していきたいとしている。 -
伊那映像祭 力作上映
ビデオ愛好家でつくる伊那ビデオクラブの第3回伊那映像祭が27日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那ビデオクラブの会員が共同制作した作品などが上映された。
このクラブは、平成5年に発足し、現在30人の会員がビデオ制作に励んでいる。
映像祭は3回目で、今回は、会員が3つのグループに分かれ1年間かけて撮影、編集したそれぞれの作品を上映した。
このうち「伊那谷ふるさとはいま」は、伊那谷の8市町村の自然や文化遺産を映像化した。
BGMには、各市町村の歌を使っている。
会長の飯島尚美さんは、「伊那谷を再認識し、市町村の歌を歌い継いでほしい」と話していた。
映像祭では、過去に会員がコンクールに出品した上伊那の祭りをテーマにした作品も上映された。 -
親子座禅会で精神統一
伊那ライオンズクラブによる親子座禅会が27日、伊那市西町の長桂寺で行われた。
春休み恒例の座禅会は早朝に行われ、伊那市スポーツ少年団の子どもたちと保護者約90人が参加した。
この座禅会は、精神統一の場を提供し、青少年健全育成につなげたいと、毎年行われている。
参加者は、長桂寺の内藤英昭住職に座禅の仕方を教わり、本堂で足を組み、背筋を伸ばして静かに座った。
内藤住職は、「座禅は自己を整えるのに非常によい。合宿をするときにも座禅を取り入れたらいかがでしょうか」と話していた。
座禅が終わると、修行の食事として皆でおかゆを食べた。
参加したある女の子は、「座禅はテレビで見たことがあったけれど、思ったより大変だった」と話していた。 -
50年ぶり恩師の補習授業
昭和35年に南箕輪村の南箕輪小学校を卒業した当時の6年2組が27日、50年ぶりに恩師の補習授業を受けた。
50年ぶりの補習授業は、母校、南箕輪小学校で行われた。
6年2組は卒業当時42人で、この日は県内外から28人が集まった。
当時の担任だった小松煌さんは現在86歳で、辰野町に暮らしている。
卒業から50年の節目の年に、担任だった先生の話を聞く同級会を開こうと、今回の補習授業が計画された。
小松さんが教壇で出席をとり、授業が始まった。
すぐに泣く人、消しゴムが減るからと友達に貸してあげなかった人など、教え子の懐かしいエピソードを話していた。
小松さんには、教え子から花束が贈られた。
最後は、恩師や同級生との再会を記念して、校舎をバックに写真撮影をしていた。 -
猪苗代町の人たちが高遠町訪問
保科正之公が縁で伊那市と交流のある福島県猪苗代町の人たちが、正之公ゆかりの地を見学しようと25日、伊那市高遠町を訪れた。
訪れたのは、猪苗代町体験交流協会と「猪苗代の偉人を考える会」の30人。
猪苗代町では来年、保科正之公生誕400年祭を行う計画で、ゆかりの地を知ると同時に大河ドラマ化の運動について学ぼうと、今回訪れた。
一行は、高遠町歴史博物館で、保科正之像とお静地蔵を見たあと、博物館を見学していた。
初めて伊那市を訪れた人も多く、興味深く見学していた。