-
伊那西高校美術・書道卒業記念展覧会
伊那市の伊那西高校の3年生による「美術・書道卒業記念展覧会」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
展覧会は、卒業を間近に控えた3年生がこれまでに学んだ学習の成果の発表の場にしようと開いているもので、今年で3年目になる。
展示しているのは、美術クラブ、書道クラブ、そして今年初めて参加した折り紙工芸クラブの作品約120点。
美術クラブの作品は、油絵や水彩などで人物や日本の美が表現されている。
書道クラブは、自分の好きな歌詞や母親への感謝の気持ちを表現した作品を数多く並べている。
今年初めて参加する折り紙工芸クラブは、折り紙作品を中心に、切り絵や手作りの絵本なども並べている。
伊那西高校の美術・書道卒業記念展覧会は14日まで。13日と14日は、茶華道クラブ員により会場でお茶もふるまわれることになっている。 -
故・中山秀幸さん遺作展開催へ
去年、脳腫瘍のため亡くなった伊那市の山岳写真家、中山秀幸さんの遺作展が4月3日から伊那文化会館で開かれることが決まった。
11日夜、いなっせで第1回実行委員会が開かれ、有志18人が出席した。
委員会では名称を、「南アルプスから南米アンデスの旅 中山秀幸遺作展」とし、日本山岳協会南信支部長の津野祐次さんが代表を務めることが決まった。
中山さんは伊那市出身の山岳写真家で地元南アルプスのほか、南米アンデスの撮影など、その写真は関係者から注目を集めていた。
しかし去年10月に脳腫瘍のため48歳で亡くなった。
実行委員会では中山さんの遺作展を4月3日から伊那文化会館で、また4月13日からは駒ヶ根高原美術館で開くほか、遺作集の発行や中山さんを偲ぶ会の開催も計画している。 -
伊那市議会臨時会補正予算案可決
伊那市議会は、12日の臨時会で2億8,900万円の一般会計補正予算案を全会一致で可決した。
国の第2次補正予算の成立を受け、伊那市には約2億6,000万円の臨時交付金が交付される。
市側は、その交付金をインフラ整備に活用するとして公共施設の改修や修繕に9,970万円、土地改良事業に1,500万円、道路・河川の改良事業に1億7,430万円の補正予算案を提出し、全会一致で可決し閉会した。小坂樫男市長は、「今回の補正で景気対策を一刻も早く実効あるものにしていきたい」と述べた。 -
井月顕彰会が「長岡訪問」を市長に報告
井上井月顕彰会の堀内功会長と、撮影中の映画「ほかいびと伊那の井月」の北村皆雄監督が12日、小坂樫男伊那市長を表敬訪問した。
顕彰会のメンバーは今月10日に、井月への理解を深めようと生まれ故郷とされている新潟県長岡を訪れた。
2人は、視察の様子や、長岡市長に映画撮影での協力を要請したことなどを小坂市長に報告していた。
小坂市長は「長岡とも交流を図りながら井月を名を広めてもらいたい。」と話していた。 -
高遠の伝統「だるま市」
伊那市高遠町伝統の「だるま市」が11日、鉾持神社の参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人達で賑わった。
約400年前から続くと言われる高遠のだるま市は、家内安全や五穀豊穣などを願う鉾持神社の祈年祭に合わせて毎年開かれる。
参道には様々なだるまが並び、訪れた人たちが値段交渉をしてだるまを買っていた。
大きなだるまを買った人には景気づけにと一際大きな声で「手締め」が行われた。
だるま市に訪れたある男性は「不景気で大きいだるまが買えなかった。不況をふきとばして来年はもっと大きいだるまを買いたい」と話していた。
11日は雨の降る一日となりましたが、だるま市実行委員会によると例年並みの約2万人が訪れたという。 -
上伊那中学生ロボコン大会
第7回上伊那中学生ロボットコンテストが、11日、伊那市のいなっせで開かれた。
7回目となる大会には、上伊那を中心に、7つの中学校から、53チームが参加し、アイデアを凝らした自作のロボットで得点を競った。
コンテストは、応用部門と授業部門に分かれ行われた。
応用部門は、ピンポン玉やゴルフボールを相手のコートに移したり、フェンスに置かれた筒の上に載せたりして得点を競った。
授業部門は、拾い集めた紙屑の数で得点を競った。
どちらの部門も制限時間2分で試合が行われ、子供達は、コントローラを使い、自慢のロボットを操作していた。
大会の結果、応用部門は阿智中学校の「オリラジII」。授業部門は駒ヶ根東中学校の「東D」が優勝した。
また、アイデア、技術ともに最も優れたロボットに贈られるロボット大賞には、箕輪中学校の「THE LAST POWER」が選ばれた。 -
【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(前編)
幕末から明治時代にかけて、
約30年にわたり伊那谷を放浪し、1700余りの俳句を残した漂泊の俳人、井上井月。 -
【カメラリポート】伊那ミニバスケットボール教室 全国大会へ
伊那ミニバスケットボール教室の女子は、先月、長野市で開かれた、第21回全国選抜長野県大会で優勝し、2年ぶり4度目の全国大会出場への切符を手にした。
-
伊那消防署で初の研究発表会
伊那消防署で9日、消防防災活動についての研究発表会が初めて開かれた。
日頃署員が自主的に研究している成果を発表する場を設けようと初めて開き、3つの研究課題について発表があった。
このうち、救助隊副隊長の原秀一さんは、年々増加傾向にあるゲリラ豪雨に対応するため、川などの水の流れのある流水域での救助活動の危険について話した。
流水域での救助は、急速に体温が下がり身体機能が著しく低下したり、流される可能性があるなどのリスクがあるという。
原さんは、「流水域での救助活動は危険性が高く、専門的な知識や技術、装備が必要」として、「早急な流水救助体制の確立、さらなる研究、訓練が必要と感じた」と話していた。
伊那消防署では、発表を基に署員それぞれが課題を検討し、今後も研究に取り組んでいきたいとしている。 -
公立病院改革の考え方案意見募集
長野県は10日、公立病院の改革に関する基本的な考え方の案をまとめ発表した。この案について1カ月間、県民から意見を募集する。
「公立病院改革に関する基本的な考え方」は、国のガイドラインに基づいて県が策定する。
各市町村が策定した公立病院改革プランを踏まえて、公立病院の再編・ネットワーク化についてまとめている。
このうち上伊那の公立病院の機能分担と連携については、公立3病院の機能再編により伊那中央病院は高度救急医療の提供、昭和伊南総合病院は高度な地域医療支援リハビリテーションセンターの設置、辰野総合病院はリハビリ等回復期療養機能の充実などとなっている。
この策定案は、県のホームページや地方事務所で閲覧することができる。
県では、策定案について県民の意見を募集し、本年度中に考え方を決定することにしている。
策定案についての意見募集は、10日から3月11日までで、Eメールや郵便、ファックスで受け付ける。 -
消費者の会がリフォーム講習会
いらなくなった布を再利用しようと、リフォーム講習会が10日、伊那市の伊那公民館で開かれた。
使用しなかったハンカチ、洋服を作った後の端切れ、
何度も使った手ぬぐい。これらはもう、いらなくなった布。
約20人の参加者がこれらの布を持ちより、布マスクなどの作り方を教わった。
講習会は、使えるものは再利用して、ごみを減らしてもらおうと伊那市消費者の会が開いた。
参加者は、いらなくなった端切れを型に合わせて切り抜き、ミシンなどで縫い合わせ、ゴムを通してさまざまなマスクを作っていた。
講習会は16日と25日にも開かれる予定。 -
南箕輪村特別職報酬 村長給料「5%減額」答申
南箕輪村特別職報酬等審議会は10日、来年度の村長の給料月額を本年度と同様5パーセント減額するよう唐木一直村長に答申した。
上野勲雄審議会会長が、唐木村長に答申書を手渡した。
上野会長は、経済不況における財政への影響や人事院勧告に基づく村職員給料の減額などを勘案し、村長、副村長に支給する給料月額を5パーセント減とする検討結果を伝えた。
唐木村長は、答申を尊重したい考え。
条例に定める南箕輪村の村長の給料月額は71万9千円、副村長は61万1千円となっている。
5パーセント減額されると村長は68万3050円、副村長は58万450円となる。
村では、平成19年の4月から条例の付則での改正で、村長、副村長、教育長の月額給与を5パーセントカットしている。付則での改正は、期末手当には反映されない。
月額給料の減額は、3月定例村議会に条例改正案として提出され、可決されれば4月から適用される。 -
カジカの骨酒販売開始
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」は10日から、清流に生息する川魚「カジカ」の骨酒の提供を始めた。
カジカはきれいな川に住む魚。昔は長谷地区の川でも見ることができたが、今ではほとんど見られなくなった。
仙流荘では、宿泊客が少なくなる冬場の目玉商品として、カジカが一匹丸ごと入った骨酒を提供しようと考えた。
まず、養殖のカジカを日干ししたものを数分あぶり、香ばしさを出す。それを竹の器の中に入れ、日本酒を注ぐ。
2、3分ほど待つと、香ばしく焼いたカジカの香りとうま味が染みだし、酒全体にこくが出るという。
骨酒は、宴会や宿泊客からの要望があった場合、提供する。価格は1800円で予約が必要。 -
南箕輪小児童がバンクーバー五輪出場新谷選手にエール
南箕輪小学校6年3組の児童は10日、スピードスケートでバンクーバーオリンピックに出場する新谷志保美選手にあてたメッセージ入りの応援旗を、父親でクラス担任の新谷純夫教諭に手渡した。
応援旗は、新谷志保美選手に児童や保護者からも応援メッセージを送ろうと作られたもので、父親で担任の新谷教諭に託した。
縦90センチ、横130センチの国旗には「親子で力を合わせて頑張ってください」「金メダルを目指してください」など、子ども達からのメッセージが書き込まれている。
志保美選手は、父親にあてたEメールで「氷の感触が良いし、調子も今までで一番いい」と話しているという。
新谷教諭は、地元応援団から受け取った応援旗などを持ち、14日に日本を出発。現地で志保美選手にエールを送るという。
新谷志保美選手が出場するスピードスケート女子500mは、日本時間の17日水曜日朝6時頃から始まる予定。 -
伊那市が災害時の業務継続計画
伊那市は、想定される東海地震などの大規模災害時に、情報システムをいち早く復旧させ継続させていく手順を明記した業務継続計画を策定した。
計画は、伊那市が国のガイドラインに沿って、中部・甲信越地区で唯一モデル団体として策定した。
東海地震の地震防災対策強化地域に指定されていることもあり、万が一、大規模な災害が発生し情報システムが停止すると、市民生活に大きな影響があるとして、今回68ページにわたる計画を策定した。
計画によると、震度6強の直下型地震が発生した場合、パソコンは50パーセントが故障し、5時間以内に参集できる職員は50パーセント、サーバーは全て故障していると想定している。
その場合、本庁と高遠町や長谷地区の総合支所、避難所となる小中学校を結ぶ光ケーブルなどネットワークの復旧を最優先に挙げている。
続いて安心安全メール、安否確認に関係する情報センターの管理システムなど72の情報システムについて優先順位をつけて計画している。
伊那市では今後、この計画に基づいた安否確認の訓練や被災者支援システムの構築訓練などを実施する計画で、随時見直しもしていく考え。 -
高遠に人形飾り 金賞は市役所
11日のだるま市を前に、伊那市高遠町の商店街には、伝統の人形飾りが並んだ。
今回は、従来の町内会や金融機関などに加え、初めて高遠高校が参加し、6つの場面が登場している。
9日行われた審査会で、伊那市高遠町総合支所前に飾られた「カールじいさんの空飛ぶ家とディズニーの仲間達」が最高賞の金賞に選ばれた。
また、今回初めて参加した高遠高校は、「世界」と題したロボットを出品し、努力賞となっている。
11日のだるま市は、豊作などを願う鉾持神社の祈年祭に併せて400年前から開かれている伝統の市で、参道には70店の露店が軒を連ね大小さまざまなだるまが並ぶ。 -
箕輪町「セーフコミュニティ認証取得」に向け知事に要望
箕輪町の平澤豊満町長は9日、WHO世界保健機関が定めるセーフコミュニティ認証取得に向け、村井仁長野県知事に協力を求めた。
9日は、平澤町長らが県庁を訪れ村井知事にセーフコミュニティの認証取得に対して支援協力を要望した。
セーフコミュニティは、「事故や自殺、犯罪などによる怪我を、偶然ではなく予防できる」という理念のもと、行政や警察、地域などが連携・協力し、安心安全なまちづくりを進める取り組み。
平澤町長は、「安心安全のまちづくりを目指し認証取得を目指したい」とし村井知事に協力を求めた。
村井知事は、「認証されたら長野県のひとつの売りになる。県としても協力していきたい」と話していた。
箕輪町では、去年12月定例議会で平澤町長が認証取得を目指す事を宣言した。
WHOは一定の基準を満たした自治体をセーフコミュニティとして認証していて、国内では京都府の亀岡市、青森県十和田市が取得している。
現在、神奈川県厚木市が認証取得を目指していて、箕輪町は全国で4番目、町村では最初の取り組みとなる。
町では、認証取得により安心への町の意識が高まりイメージアップにつながる事や、地域や行政などが情報を共有することで信頼と絆の強化が図れるなどの利点を上げている。
箕輪町では今後、取り組みのポイントを解説したものを広報誌に掲載するほか、今月20日に、この運動の基本母体となる推進協議会を発足させる。 -
公立高校入試前期選抜 県下一斉に実施
公立高校の前期選抜試験が9日、県内の各高校で一斉に行われた。
南箕輪村にある上伊那農業高校では、小雨の降る中、午前8時過ぎころから受験生が集まり始めました。
受験生は友人と会話をしながら、緊張をほぐしていた。
上伊那農業高校の前期選抜では、いずれの学科とも募集定員を2倍前後上回っている。
最も志願者数が多い生物工学科では、募集定員20人に対し、51人が志願していて、倍率は2.55倍となっている。
ある受験生は、「この日のために面接の練習をしてきました。頑張りたいです」と話していた。
前期選抜の合格発表は今月17日となっている。 -
森林税活用の提言書まとめる
森林税の活用事業について協議する、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、2年間の取り組みの集大成として9日、県に対する提言をまとめた。
9日は、今年度最後の会合が伊那合同庁舎で開かれた。
上伊那地域会議は、森林税が導入された平成20年に組織され、森林整備など森林税を活用した事業を協議してきた。
今回、委員の2年間の任期終了に伴い、県に提言書を提出することとし、意見をまとめた。
提言書には●里山整備で間伐材の搬出事業を森林税事業の補助対象にすること●森林境界の明確化を推進すること●県民に森林整備の状況などを分かりやすく示すことなどを盛り込む予定。
今後、提言内容を整理し、3月中に上伊那地方事務所長に提言書を提出することにしている。 -
捕獲野生鳥獣の利活用研修会
野生鳥獣による被害対策の一環で捕獲した、シカやイノシシなどの利活用について考える研修会が9日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
会場には自治体の職員や猟友会のメンバーなどおよそ200人が集まった。
研修会は、捕獲した野生鳥獣の利活用について、知識と実践技術を身につけてもらおうと、信大農学部が開いた。
9日は主にシカの個体数調整に焦点を当て、専門家が講義した。
岐阜大学の鈴木正嗣教授は「日本ではシカを食べる概念がない。これを改善すれば、シカの経済的価値も高まり、個体数の減少、また地域振興につながる」と説明していた。
また北海道・酪農学園大学の伊吾田(いごた)宏正助教授はシカの生態について説明した。
伊吾田さんによると、シカの死亡原因の約7割が狩猟によるもので、自然死は極めて少ないという。
伊吾田さんは「シカは人為的に個体数を調整しない限り増え続ける。積極的に調整していくことが必要」と呼びかけていた。
信大農学部では、野生鳥獣の個体数調整の必要性を、地域の人たちにも広く知ってもらいたいとして、来週はシカやイノシシの肉や皮の活用実技研修会を開く。 -
篠笛講座 入門編
日本伝統の楽器「篠笛」の吹き方を学ぶ講座が、7日、伊那市のいなっせで開かれた。
指導したのは、埼玉県在住の篠笛奏者、大野利可(りか)さん。
大野さんは、4年前、伊那市で演奏会を開いた事が縁で、3年前から年4回の講座を開いている。
入門編には、10人が参加し、1時間余りにわたり、音の出し方等の指導を受けた。
受講した人達は、大野さんから、口の形や息の強さなどアドバイスを受けながら、笛を吹いていた。
市内から参加したある男性は、「思いどおりの音が出せるよう地道に努力したい」と話していた。
次回の講座は4月11日に開かれる予定。 -
外国人就労準備研修 閉講式
日系外国人の再就職支援のための研修がこのほど終了し、9日伊那公民館で閉講式が行われた。
閉講式では、研修を終えた日系外国人14人に修了証が手渡された。
この研修は、日本に住む日系外国人の再就職を支援しようと、厚生労働省がおこなったもので去年11月に始まった。
研修では日本語の読み書きや、面接の受け方、労働法規の習得のほか、職場体験が行われた。
受講した人たちは、「この3カ月間で、たくさんの事を覚えることができました。これから日本での生活が楽になると思います。」と話していた。
講師の派遣など、この研修をサポートした日本国際協力センターによりますと、今回の研修を受けた人は全国で約6000人いて、そのうち就職が決まっているのは、今のところ30%ほどにとどまっているという。 -
きさらぎ友好杯剣道大会
小中学生の剣道大会きさらぎ友好杯剣道大会が7日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれた。
きさらぎ友好杯は、大会の少ないこの時期に、試合経験を一つでも多く積んでもらおうと開かれる個人戦の大会。
17回目となる今年の大会には、上伊那を中心に12団体から250人の選手が出場した。
試合が始まると子ども達は、大きな声を出し、日頃の稽古の成果を相手にぶつけていた。
大会は、予選のリーグ戦と決勝のトーナメント戦が行われ、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では小学生3・4年生女子の部で宮下純奈さん、小学校5・6年生女子の部で小椋公恵さん、中学生男子の部で福田颯君が優勝した。 -
箕輪町民ラージボール卓球大会初開催
第1回箕輪町民ラージボール卓球大会が7日、箕輪町民体育館で開かれた。
ラージボールは、公式戦の物より直径が4ミリ大きく作られていて、老若男女誰でも手軽に卓球を楽しめるという。
大会は、町内の卓球愛好者が冬場の体力作りと、世代を超えた交流を目的に初めて開いた。
種目は、ミックスダブルスと団体戦が行われ、中学生から70代までの60人が出場した。
会場では、家族を応援に来た子ども達も、空いたコートを使い卓球を楽しんでいた。
大会の結果、ミックスダブルスでは唐澤英利さん・荻原理実子さんペアが、団体ではチーム宮本が優勝した。 -
伊那の方言劇と田楽座伝統芸能公演
「伊那の方言劇と田楽座伝統芸能公演」が7日、伊那市のいなっせで行われた。
公演は、地域の伝統文化の継承・発展を目的に、NPO法人伊那芸術文化協会が毎年行っている。
今回は、伊那市富県に拠点を置く、歌舞劇団田楽座が初めて出演した。
田楽座の公演の前には、伝統文化について理解を深めてもらおうと、伊那文化会館付属劇団南信協同が、田楽座発足の経過を伊那の方言で紹介する劇も上演された。
田楽座は1964年に伊那谷に発足。日本各地の民族芸能や創作した舞台などを教育施設や各種イベントで披露している。
この日は、宮崎県に伝わる「日向木挽き唄」や、創作した傘踊りなどを披露していた。
会場には、満員となる350人ほどが訪れ、舞台で行われる伝統芸能を楽しんでいた。 -
引持で伝統の数珠回し
伊那市高遠町の引持地区で7日、お事始めの伝統行事、数珠回しが行われ、一年間の無病息災などを祈願した。
数珠回しは明治以前から伝わる伝統行事で、区民が数珠を回してお互いの安全を願う。
この日は約30人が集会所に集まり、南無阿弥陀仏と唱えながら長さ20メートルほどの数珠を3周回した。
数珠の中には、一つだけ大玉があり、回ってくると頭を近づけ、願い事をしていた。
平岩健登常会長は、「この地区の伝統行事を絶やさないよう、後世に伝えていきたい」と話していた。 -
南箕輪村の自然環境調査報告会
南箕輪村自然調査の会が昨年10月にまとめた、村の自然環境調査の報告会が7日、村民センターで開かれた。
報告会は、村の自然環境の実態を広く住民に周知しようと開かれ、約50人が集まった。
報告会は、地形や地質など5つの分野別に行われ、それぞれの担当者が、村の基盤岩は緩やかに西側に傾いていることや、水質の汚れや河川改修により、水路の植物の生育域や個体数が減少していることなどを発表していた。
村は、昨年度を環境元年と位置づけ、約30年ぶりに村の自然環境調査を行った。
調査の会の征矢哲雄会長は、「村全体をビオトープと考え、村民が一体となり自然緑地の保持と再生に努める必要がある」と話していた。
村では、今後も継続して調査をしていきたい竏窒ニしている。 -
上古田区豪雨災害復旧工事竣工式
平成18年7月豪雨災害で土石流や地滑りが発生した箕輪町の上古田区で、復旧工事などの完成を祝い7日、竣工式が行われた。
現地で災害の経緯や復旧事業の内容を記した記念標の序幕式が行われた。
上古田区は、平成18年の豪雨災害で集落上流の滝の沢、曲り尾沢で発生した土石流により大きな被害を受けた。
県は平成19年から、曲り尾沢、滝の沢に砂防堰堤の建設などを行い、このほど完成した。事業費は約4億6千万円。
また、災害発生の要因として、里山の整備不足が考えられることから、山林約90ヘクタールの間伐整備と、林道約1.8キロを開通させた。
里山整備には県の森林税を活用し、事業費は約2300万円となっている。
竣工式で、上古田区の大槻長区長は、「森林や環境整備に努め、安心安全な地域づくりを目指していきたい」とあいさつした。
平澤豊満町長は「災害から3年半が過ぎた。災害の記憶を風化させず、皆で地域を守り、後世に伝えていくことが私たちの義務」と話していた。 -
今春高卒予定者 南信男子就職内定率前年並みに
長野県教育委員会は8日、今年3月の公立高校卒業予定者の就職内定状況を発表した。
内定率が軒並み前年の同じ時期より低い中で、南信地区の男子のみが93・6%で、前年同期と同じ率となっている。
8日発表の1月末現在の就職内定状況は、南信地区の男子は、 就職希望者数が530人で内定者は496人、内定率は93・6%で前年同期と同率になった。
女子は就職希望者数が308人で内定者は268人、内定率は87・0%で、前年同期より5・3ポイントの減。
男女合計の内定率は91・2%で、前年同期より1・9ポイントの減。
県全体では内定率が86・0%で、前年同期より2・8ポイントの減となっている。 -
南箕輪村議会臨時会 補正予算可決
南箕輪村議会臨時会が8日開かれ、村が提出した約5200万円の一般会計補正予算案が全会一致で可決された。
今回の一般会計補正予算案は、国の交付金決定によるもので、予算額は約5200万円。
主な事業は、国道153号バイパスの工事に関連した村道などの整備等に4100万円、大芝公園内の施設整備等に700万円となっている。
唐木村長は「比較的小規模な事業となるが、3月末までに事業着手できるよう、速やかに発注したい」と話していた。