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新山川で油流出想定訓練
伊那市富県の新山川付近で18日、高遠ダムから油が流出したとの想定で防災訓練が行われた。
訓練は高遠ダムを管理する南信発電管理事務所が、ダムから油が流出した場合に備えて行ったもので、職員や地域住民ら約30人が参加した。
今回の想定は、高遠ダムから出た油が、東春近の田原発電所へ発電用の水を運ぶ隧道に混入したというもので、隧道の新山部分で回収する訓練が行われた。
訓練では設置したオイルフェンスのフェルト生地の部分で油を止め、活性炭の部分で水を浄化。フェンスで止まった油をオイルマットで吸い取った。
職員らは声をかけ合いながら協力して訓練を行っていた。
南信発電管理事務所の梅垣治男所長は、「訓練をして課題も見つかった。万が一の場合、今回の訓練を活かして迅速に対応したい」と話していた。 -
長野県がインフルエンザ警報発令
長野県は18日、1医療機関あたりの患者数が基準となる30人を超えたことから、インフルエンザ警報を発令した。
県では11月9日から15日の1週間に医療機関を受診したインフルエンザ患者が1医療機関あたり30人を超えたことからインフルエンザ警報を発令した。
また伊那保健福祉事務所管内での1定点あたりの平均患者数は29人となっている。
年齢別では0歳から14歳の低年齢層に感染が拡大している。
県では、インフルエンザにかからないようにするために、手洗い、うがいを徹底するとともに、人ごみを避け、人ごみに入るときにはマスクを着用することなどを呼びかけている。 -
お口元気で歯ッピー講演会
介護予防の一環で、口の中の健康をテーマにした講演会「お口元気で歯ッピー講演会」が18日、伊那市高遠町で開かれた。
口からの介護予防を図ろうと、伊那市が開いた。
講師は、伊那市西町のあけぼの歯科医院の院長小木曽義典さんで、「口の健康は全身の健康にも通じる」と話していた。
講演会では、顔や舌の筋肉・神経を刺激することで、鈍くなった口や舌の動きをなめらかにし、唾液を出しやすくする体操が紹介され、参加者たちが実践していた。
しっかり目を閉じたあとに、思い切り口と目をあける顔面体操、舌を出したりひっこめたり、左右上下に動かす舌体操、上の奥歯のあたりをうしろから前にまわすだ液腺マッサージを全員で行った。
この「お口元気で歯ッピー講演会」は、26日にもいなっせで開かれる。 -
市民吹奏楽団定演前に練習
伊那市民吹奏楽団は、定期演奏会を間近に控え、練習に熱が入っている。
伊那市民吹奏楽団は、昭和51年に発足したアマチュア楽団で、メンバーは学校や会社に通いながら週に2回集まって練習している。
17日夜は、定期演奏会に向け、音程やリズム、バランスなどを繰り返し練習していた。
伊那市民吹奏楽団の第32回定期演奏会は、22日午後1時半から伊那文化会館大ホールで行われる。
クラシックやポップスなど9曲を披露する予定で、元NHK交響楽団首席トロンボーン奏者の伊藤清さんとの合同演奏もある。
伊那市民吹奏楽団では、「聞き馴染みのある曲も多く演奏するので、楽しいステージにしたい」と話していた。 -
子育て教室で手形足形づくり
粘土に子どもの手形や足型をつけ、成長の記録として残そうという催しが18日、伊那市の春近郷ふれ愛館で開かれた。
この催しは東春近公民館の子育て教室「くれよんクラブ」が開いた。
「くれよんクラブ」は子育てに関する情報交換や交流の場として開かれているもので、月に1回のペースで季節の行事などを楽しんでいる。
この日は、手形や足形を子どもの成長の記録として残そうと、7組15人の親子が参加した。
集まった親子は陶芸用の粘土を平らに伸ばし、丸やハートなど思い思いの形にしたあと、粘土の上に手や足を押しつけていた。
また子どもの名前や年齢を刻み成長の記録を作っていた。
手形や足形のついた粘土は、後日窯で焼き、色づけして完成する。
参加した母親は「よい記念ができました。完成が楽しみです」と話していた。 -
伊那谷活性化フォーラム
地域がかかえる課題について考える伊那谷活性化フォーラムが18日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
このフォーラムは住民有志でつくる明るい県政を進める会が開いたもので、会場には約80人が集まった。
フォーラムでは地元選出の県議会議員など5人が地域が抱える課題について話をした。
このうち木下茂人議員は、収入不足が課題となっている農業問題について話した。
木下議員は、「生活できない農業では産業として成り立たない。農家の年収平均500万円を目標に対策や支援を考えたい」と述べた。
また向山公人議員はリニア問題について、「国は、ルートは地域との話し合いにより決めることが重要としているが、県とJRのルート調整会議は一度も開かれていない。なぜBルートかをJRや国へ訴えていきたい」と述べた。
ほかに伊那中央病院の小川秋實院長は「上伊那の公立3病院は将来的には経営統合しなければ、成り立たない。昭和伊南病院の経営には危惧を抱いている」と述べた。
フォーラムではほかに県政全般や福祉の現状についての話があり、集まった人たちは、地域の課題について理解を深めていた。 -
東春近小の児童がリンゴ収穫
伊那市の東春近小学校の4年生が19日、リンゴの収穫を体験した。
19日は4年生およそ50人が東春近の伊藤一路さんの畑で、リンゴを収穫した。
東春近小学校では、毎年4年生が伊藤さんの協力を得て、リンゴ学習をしている。
リンゴ学習は、リンゴがどんな風に大きくなるかを学ぶとともに、農業の大変さを知ろうと16年前から続いている。
リンゴの花の咲く頃から作業を手伝い、これまでにも花や小さい実を摘む作業などをしてきた。
19日は収穫作業をした。
子どもたちは、手を目いっぱい伸ばして高い所になった赤いリンゴを収穫していた。
収穫の後は、さっそくリンゴの味を味わっていた。 -
カントリーカフェでサルサダンス
男女のペアで踊るラテンダンス「サルサ」のワークショップが14日、駒ヶ根市のカントリーカフェで開かれた。
この日は、箕輪町在住で伊那市内でサルサダンスを教えているキューバ人、ヨシベル・シスカルドさんがデモンストレーションを披露し、そのあと一緒に踊りながら、集まった人たちにダンスを教えた。
サルサダンスは、南米のキューバやプエルトリコからアメリカへと伝わったラテンダンスで、男女のペアで踊る。
ある程度ステップは決まっているが、互いに目でコミュニケーションをとりながら踊るため、初めて出会った人でも、一緒に踊ることができるのが魅力だという。
この日は、地元の駒ヶ根市だけではなく、伊那市や箕輪町からも参加者が集まり、ダンスを楽しんでいた。
今後も、定期的にこうしたイベントを開きたいという。 -
北京オリンピック金メダル
ソフトボール選手らが教室北京オリンピックのソフトボールで、金メダルを獲得した選手や監督によるソフトボール教室が15日、伊那市内で開かれた。
北京オリンピックで総監督を務めた井川英福監督をはじめ、日立ソフトウェアの馬渕智子選手、西山麗選手らが伊那市を訪れ、県内から集まった小中学生や高校生らに、ソフトボールの基本を教えた。
これは、県ソフトボール協会の創立60周年記念事業として行われたもので、ソフトボールの街としての歴史がある伊那市での開催となった。
そのうちキャッチボールの練習では、選手らが手本を見せた後、実際の練習を行い、井川監督は、「キャッチボールの基本は足。しっかりと安定した球を投げるためには足腰の安定が不可欠」と話しながら、指導をしていた。 -
生産者が学校調理室見学
小中学校へ給食用の野菜を納めている箕輪町内の生産者は16日、箕輪西小学校を訪れ調理室の見学をした。
これは、町内の栄養士や農家などでつくる学校給食地域食材利用推進会議が、調理の現場に対する理解を深めようと開いた。
この日は、野菜農家など5人が箕輪西小を訪れ、調理現場を見学した。
栄養士の佐野実郷さんから、納品された野菜を一つひとつ検査することや、使用した食材は2週間冷凍保存するなど、安全対策についての説明を聞いた。
また、給食を作るには、野菜は大きい物が利用しやすく、固いもの、虫食いのものがあると調理しづらいと話していた。
参加したある生産者は「学校を訪れ、口に入るまでの大変さを改めて感じた。今後も野菜の質、大きさ、農薬の適正使用など生産管理を徹底したい」と話していた。 -
オスマン・サンコンさん講演会
元ギニア大使館の外交官でタレントや作家として活動しているオスマン・サンコンさんの講演会が14日、伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は、発展途上にあるギニアを手助けしようと、今年夏に発足した、日本ギニアパートナーシップ協会長野県支部が主催した。
講演でサンコンさんは、祖国の思い出や、日本に来てさまざまな福祉活動から学んだ物や命の大切さ、尊さについて話をした。
サンコンさんは、高校生の頃「足に大けがを負い障害が残ったため、サッカー選手になる夢をあきらめ、一生懸命勉強し外交官になった」と話し、どんなに不自由でも頑張って生きる前向きな姿勢が大切と振り返っていた。
また、ホームヘルパーの資格を6年前に取得し、老人ホームなどを慰問。「お年寄りと触れ合うことで、祖国の父や母のことを思い出し、逆に自分が慰められる」と話していた。
また、ギニアと日本の関係については、「日本の持っている農業や産業の技術を学び、ギニアにある金やレアメタルなどの資源を生かし、一緒に発展出来たら」と話していた。
長野県支部では、21日に伊那市のJA上伊那本所でチャリティーを開く計画で、衣類や文具の寄付を呼びかている。 -
第3回伊那市入札等検討委員会
公共工事などの入札や契約について検討する第3回伊那市入札等検討委員会が17日、市役所で開かれた。
今年行われた入札の中から、落札率が高かったものや金額が大きかった入札などに問題や改善点がなかったか見ながら、今後の課題を検討した。
現在伊那市では、工事の監督を委託する場合、設計業務を委託した業者にその後の監督も委託する随意契約を行っている。
これについて委員からは、「設計業者を決める入札の時、監督まで含めた見積もりで入札を行えば、随意契約よりも競争の原理が働くのでは」といった意見が出された。
これに対し市は、「監督業務の見積もり金額を算出するには、設計の金額が確定していないと難しいので、設計の入札段階で、一緒にするのは難しい」としながらも、今後、検討を進めたい竏窒ニした。
今年6月1日から9月30日までの間に伊那市が行った一般競争入札の落札率は、建設工事で90・4%、コンサルタント業務で82%となっている。
次回は3月に開く予定。 -
江崎孝坪作品展
伊那市高遠町出身の日本画家、江崎孝坪の仕事展が、県伊那文化会館で開かれている。
江崎孝坪は1904年に高遠町に生まれ、15歳の時に東京へ上京し、働きながら絵を学んだ。
歴史上の人物を得意としていて、戦後初の日展では特賞を受賞し、歴史小説の挿絵、歌舞伎や映画の美術などの分野でも活躍した。
会場には、日本画をはじめ挿絵原画や写真など100点が飾られ江崎孝坪の多彩な活動が紹介されている。
また、黒沢明監督の映画「七人の侍」の衣装デザインも手掛け、アカデミー賞の衣装デザイン賞にもノミネートされている。
江崎孝坪の仕事展は23日まで県伊那文化会館で開かれている。 -
ファミリーサポーター講座開講
子育て中の家族を支援する、ファミリーサポーター養成講座が17日、箕輪町で開講した。
町では、子育て中の家族を支援しようと来年度からファミリーサポートセンター事業をスタートさせる。
ファミリーサポーターは、子育て中の家族とその援助を行う人それぞれが会員になり有償で行う会員組織。
上伊那では、伊那市と駒ヶ根市がファミリーサポートセンター事業をスタートしている。
この日はサポーターの希望者を対象に講座が開かれ、町内を中心に36人が参加した。
講座では、看護師の加藤ヨシ子さんによる「子どもの安全と病児の世話」と題した講演が行われ、子育てのポイントについてアドバイスしていた。
講座は4回行われ、子供が病気になった時の食事や救急法などについて学習することになっている。
サポーターの資格を取得した人は、来年4月から活動をスタートさせることになっている。 -
伊那西小創立60周年
伊那市の伊那西小学校で15日、創立60周年を祝う記念行事が行われた。児童や保護者、地域住民などが集まり、式典や講演会などがあった。
伊那西小学校が開校したのは1950(昭和25)年。
開校前、横山区や平沢区の子供たちは伊那小学校まで歩いて通っていたため、「何とか地元に学校をつくりたい」と、地域の人たちが活動し誕生した。
現在、1年生から6年生まで73人の児童がいて、学校周辺にある学校林を活用した教育も行われている。
今でも地域が学校を支えていて、記念行事も、地域住民と学校で実行委員会をつくり、1年ほど前から準備してきた。 -
県縦断駅伝 上伊那4位
県縦断駅伝の2日目が15日行われ、上伊那は12時間3分5秒で4位となった。
2日目、伊那市山寺の国道153号線沿いの中継点をトップで通過したのはオール佐久だった。
その後、後続選手が続々と中継点を通過し、約3分後、上伊那チームの濱吉彦が姿を見せた。
この時点で上伊那は総合5位。
濱は次の小原康雄にたすきをつなぐと、そのまま倒れ込んだ。
その後、小原は区間3位となる力走を見せたが、トップとの差は縮まらなかった。
大会の結果、上田東御小県が初優勝を飾り、上伊那は4位となった。 -
いつもとちょっと違う森林
森林の楽しみ方を知ってもらおうと、伊那市のますみヶ丘平地林で15日、森林体験イベントが開かれた。
地域住民約60人が集まり、木でできた楽器ユカイナの演奏などを楽しんだ。
これは、ますみケ丘平地林の整備や活用方法を検討しているNPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会などが、「森林のさまざまな楽しみ方を知ってもらおうと」企画したもので、今年で3回目。
このうち、ハンモックが並ぶコーナーでは、親子で楽しむ姿が多く見られた。
また、昼にはキノコ汁もふるまわれ、訪れた人たちは森林の中で味わっていた。 -
羽広菜かぶの漬け込み作業開始
伊那市西箕輪では地元の伝統食材「羽広菜かぶ」の漬け込み作業が始まった。
農業公園みはらしファームの加工施設では、羽広菜生産加工組合が羽広菜のかぶを粕漬けにする作業を行っている。
羽広菜はかつて野沢菜と並んで長野県の三大漬け菜の一つとされ、葉や茎を中心に漬けていた。
現在ではかぶの部分を漬物にすることが多くなっている。
平成19年には、長野県が貴重な伝統野菜を次の世代に伝えていこうと行っている「信州伝統野菜」の認定を、上伊那地域で唯一受けている。
今年は組合のほ場20アールから約3トンを収穫していて、出来はまずまずという。
漬けたかぶは20日ほど熟成させてから販売されるという。
羽広菜かぶの粕漬けは、12月上旬から3月下旬までみはらしファームのとれたて市場などで販売される。 -
東ティモール大使 北原巌男さんが高遠中で講演
東南アジア・東ティモール大使を務める伊那市高遠町出身の北原 巌男さんが、16日、高遠中学校で講演した。
北原さんは、高遠町荊口出身で、防衛施設庁長官などを歴任し、去年から、東ティモール大使を務めている。
今回は、北原さんが、一時帰国していることにあわせて、講演会が企画され、高遠中学校の全校生徒、約150人が話を聞いた。
はじめに、ノーベル平和賞を受賞している、東ティモールのラモス・ホルタ大統領から、高遠中の生徒に向けたビデオメッセージが上映された。
そのあと、北原さんが東ティモールの情勢などについて講演した。
東ティモールは、インドネシア・バリ島の東側に位置する、長野県と同じくらいの面積を持つ国。
ポルトガルに400年近く、植民地支配され、その後、インドネシアに占領されていたが、2002年5月に独立した。
独立する際には、20万人近くが亡くなっている。
北原さんは、現在は、治安も安定し始め、国を発展させる事や、人材教育が重要になっていると話していた。
北原さんは、「国際的に活躍する際に必要なのは、挨拶や掃除をする心など、高遠中学校で指導されていること。今は分からないと思いますが、辛いときに温かく迎えてくれるのはふるさと。知らず知らずのうちに誇りに思っている」と話していた。
そのあと、東ティモール伝統の布を高遠中学校にプレゼントした。
布には高遠の文字と桜がデザインされていた。
中学生は、お礼に校歌を歌って感謝の気持ちを伝えていた。
北原さんは、ともに口ずさみながら、校歌に聞き入っていた。 -
箕輪町 新型インフルエンザワクチン接種補助
箕輪町は、生活保護世帯と町民税非課税世帯を対象に、新型インフルエンザワクチン接種の補助をする。
16日開かれた箕輪町議会臨時会で、全会一致で可決された。
対象は、生活保護世帯と町民税非課税世帯約2200人で、事業費は1300万円となる見込み。
対象者は、国の示したスケジュールに従い、医療機関でワクチン接種を行う。
医療機関への支払いは、各個人が行い、役場にある申請用紙に領収書を添付し担当窓口に提出すると、費用が振り込まれる仕組みになっている。
事業費1300万円は、県からの補助などを活用する。
また臨時議会では、非課税世帯で、70歳以上のみの高齢者世帯等を対象に、1万円分の福祉灯油券を配布する事も決まった。 -
県縦断駅伝 1日目 上伊那は2位
長野県縦断駅伝の一日目が14日行われ、上伊那はトップの上田東御小県と1分39秒差の2位でゴールし、総合優勝へ好位置につけている。
15日は、松本市から飯田市までを走る大会2日目が行われ、伊那市でのタスキリレーは、午前10時半ごろの見込み。 -
高遠小 音楽会
伊那市の高遠小学校で14日、音楽会が開かれた。
14日は、1年生から6年生までが、これまで練習してきた歌や合奏を披露した。
そのうち1年生は、オペレッタを披露した。
また、2年生はねじりはちまき姿でソーラン節を演奏し、音楽会を盛り上げていた。 -
上伊那社会教育関係者懇談会
子どものメディア依存解消考える子どものメディア依存の解消について考える懇談会が12日、伊那市のいなっせで開かれた。
懇談会は毎年開かれていて、上伊那地区の社会教育や学校などの関係者約150人が集まった。
子どものメディアやゲーム依存の解消がテーマで、3つの事例発表があった。
このうち箕輪北小学校の中島元博教諭は、PTAが推進している家庭読書の取り組みを紹介した。
家庭読書は、土曜日にテレビを消して20分間、親子で読書に浸る時間を作るというもの。
この取り組みにより、親子の触れ合いや会話が生まれるなどの成果があったという。
中島教諭は、課題として、読書に対する各家庭の温度差を挙げ、「プラス面をさらにアピールし、広げていきたい」と話していた。
このほか、伊那公民館の「夏休みおいで塾」の活動なども紹介された。 -
全国高校文化祭写真部門最優秀賞
高遠高校 前澤れおさんが市長表敬訪問文科系の甲子園といわれている全国高校総合文化祭写真部門で最優秀賞を受賞した高遠高校2年生の前澤れおさんが11日、小坂樫男伊那市長を表敬訪問した。
前澤さんは、校長や写真部顧問と市役所を訪れ、小坂市長に喜びの報告をした。
前澤さんは、三重県で開かれた全国総合文化祭で、最優秀賞の文化庁長官賞に選ばれた。
作品は、昨年自宅で撮影した「夏と親父の夕涼み」。
縁側でギターを弾く父親を犬や弟がみつめる日常の一瞬の光景を切り取った。
「雑然と散らばっているようで実に見事なバランスが保たれている」との評価を受けた。
この写真は、現在校長室に飾ってあり、多くの人に見てもらおうと近く校内に展示される予定。 -
サンコンさんが母国ギニアへの協力よびかけ
JA上伊那まつりが14日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、アフリカ大陸、ギニア共和国出身のタレント、オスマン・サンコンさんが母国へのチャリティ支援を呼びかけた。
チャリティは発展途上国のギニア共和国を救おうと、日本ギニアパートナーシップ協会長野県支部が企画したもので、JAまつりに合わせて開いた。
ギニア共和国は平均寿命49歳と若くして亡くなる人が多く、子どものうちの半分しか小学校に通うことができない、非常に厳しい環境だという。
今回サンコンさんと共にギニア共和国大使のエルハジ・モハメッド・ダミーヌ・トゥーレさんも会場を訪れ、握手をしながらチャリティの協力を呼びかけていた。
ギニアへのチャリティは15日も行われる予定。
このほかJAまつりの会場には地元産の農産物や乳製品が並んでいる他、地元農産物の品評会なども行われている。
まつりは15日までで、時間は午前9時から午後4時までとなっている。 -
お菜洗い場 オープン
箕輪町の日帰り温泉施設ながたの湯近くの駐車場に、14日からみのわ温泉のお湯を利用した、お菜洗い場が設置された。
お菜洗い場は、野沢菜やカブなどを暖かいお湯で洗ってもらえるようにと毎年設置されている。
14日は雨が降る中、朝からカブを洗いに1組の夫婦がお菜洗い場を訪れていた。
みのわ温泉のお菜洗い場は地域外からの利用者も多く、毎年岡谷市や塩尻市から訪れる人もいるという。
訪れた夫婦は13日に採ったばかりのカブ200個を半分に切りながらひとつずつ丁寧に洗っていた。
箕輪町では多くの人が利用できるよう、ゆずりあって使ってもらいたい竏窒ニしている。
みのわ温泉のお菜洗い場は12月6日までで、時間は午前8時から午後8時。使用料は無料。 -
東春近2分の1成人式
伊那市東春近地区の子ども達の10歳の節目を祝う、2分の1成人式が14日、春近郷ふれ愛館で行われた。
14日は東春近小の4年生およそ50人とその保護者が参加し、子ども達の節目を祝った。
基調講演では、東春近出身で神奈川県横浜市で経営コンサルタント会社を経営する上岡実弥子さんが講演し、「小さいうちはいろんな夢を持って、今楽しいと思えることを一生懸命やってください」と呼びかけていた。
式の中では、10年後に開封するタイムカプセルが用意され、子ども達がひとりずつ思い出の品を入れていた。
また子ども達は「将来は通訳になりたい」「サッカー選手を目指したい」などそれぞれの夢を発表した。
最後に育ててくれた両親や地域の人へ感謝を込めて歌を歌った。 -
エースドッジ上伊那大会
長野県エースドッジボール大会の上伊那地区予選が、14日、伊那市で開かれ、小学生たちが熱い戦いを繰り広げた。
エースドッジでは、アルファベットの「A」と書かれたゼッケンをチームの一人が着る。Aのゼッケンをつけたエースマンが当てられると負けてしまうドッジボールで、24年前に岡谷市で作られたスポーツ。
14日の上伊那地区予選には13チームが出場し、トーナメント方式で試合が行われた。
ゲームでは、エースマンを守りながら、いかにうまくボールを回せるかが勝負の鍵となる。
大会の結果、伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内では、南箕輪村南部小学校5年生と、伊那北小学校6年生が、それぞれ学年優勝し、12月に岡谷市で開かれる県大会に出場する。 -
洋画家 竹内徹さん作品展
信州高遠美術館館長で洋画家の竹内徹さんの作品展が、14日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まった。
会場には、日展に初入選した1972年の作品から、最近の作品まで、およそ50点が並んでいる。
竹内さんは去年、日展入選30回を達成したことから、これまでを振り返ろうと今回の作品展を開いた。
高遠町の雪景色や新緑の頃を描いた作品が多く、竹内さんは、「高遠には、古い街並みに人の生活が息づいた風景がある。郷土の人たちにみてもらいたい」と話している。
作品展は23日まで、かんてんぱぱホールで開かれている。 -
放送・視聴覚教育研究大会
放送・視聴覚教育を考える関東甲信越研究大会の長野大会が13日、伊那市で開かれた。
伊那市内の保育園から高校までを会場に、県内外の学校や保育園関係者が、視聴覚教育について研究し合った。
保育園・幼稚園部門では市内2つの園で公開保育が行われた。このうち竜西保育園では、年長組の「収穫祭クイズ」の様子が公開された。
クイズでは紙芝居や写真などの視聴覚教材が使われた。
子どもたちは、これまで取り組んだ畑作業などのクイズに答え、写真を見ながら活動を振り返っていた。
その後、市役所で研究協議会が開かれ、竜西保育園副園長の唐澤はる代さんが、視聴覚教材のあり方について発表した。
視聴覚教材は、活動の手順を学んだり、興味を高めるための手立てとして有効になることが多いという。
唐澤さんは、「子どもの意欲を高めるため、視聴覚教材を積極的に取り入れ、豊かな保育を行っていきたい」と話していた。