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頑張ローメンキャンペーンのPR
伊那名物のローメンで受験生を応援しようと、ローメンズクラブは受験生に100円でローメンを提供するキャンペーンを行う。
28日に食堂「萬楽」の店主でローメンズクラブ会長の正木金内衛さんらが市役所を訪れ、小坂樫男市長にキャンペーンのPRをした。
クラブでは、地元の名物ローメンで受験生を応援するとともに、そのおいしさを多くの人に知ってもらおうとキャンペーンを企画した。
キャンペーンは、受験を控えた中学3年生を対象に行う。
市内の中学3年生全員にキャンペーンチラシを学校を通して配り、そのチラシを持参すると、100点満点にちなんで、並盛り1杯100円で食べることができる。
小坂市長は「伊那といえばローメン。カツ丼に負けないよう頑張って」と激励した。
キャンペーンは2月1日から3月19日までの期間、ローメンズクラブに加盟する20店舗で行われる。 -
女団連がタオルなどを寄付
伊那市女性団体連絡協議会は、会員に呼びかけ集めた古布や未使用タオルなどを市社会福祉協議会に寄付した。
伊那市女性団体連絡協議会では、年度当初から会員に呼びかけ、古布や未使用のタオルなどを集めてきた。
この日は、各女性団体の代表など13人がタオルなどの仕分けを行ったあと、伊那市社会福祉協議会へ寄付した。
今回送られたのは、タオル200枚に、古布155キロ分。
古布は使いやすいように30センチ四方に切り分けられている。
伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長は「大変ありがたい。各施設で活用させていただきます」と感謝していた。
このタオルなどは、市内の福祉施設で活用されるという。 -
邦楽バンド「ソーラボ」ライブ
和楽器と洋楽器が融合した邦楽バンド「ソーラボ」のライブが23日夜、伊那市のいなっせで行われた。
結成10周年を迎えた「ソーラボ」のライブでは、アンコールも含め14曲が演奏された。
ソーラボのメンバーは、尺八、箏、十七絃の和楽器とギター、パーカッションの洋楽器の演奏者5人。
ビート感あふれるオリジナル曲から古典の邦楽、ジャズなど幅広いジャンルの音楽を演奏し、観客を楽しませていた。 -
商工会議所就職支援講座修了式
就職支援を目的に伊那商工会議所が開いたビジネス基礎講座の修了式が22日、伊那ビジネス専門学校で行われた。
修了式が行われたのは、営業販売の知識を取得する「ITビジネス経理販売能力取得コース」。
講座は昨年12月から150時間のカリキュラムで、経理簿記を中心に面接対策など実践的な就職支援も行われた。
受講者は、現在就職していてキャリアアップを図りたいという人も含め11人で、このうち7人に修了証が渡された。
伊那商工会議所専務理事代行の伊藤正さんは、「勉強をやり遂げた自信を次のステップにつなげてほしい」とあいさつした。
受講者は、「自分の能力向上につなげられた」「できるだけ早く就職できるよう頑張りたい」などと話していた。
今回修了証を受けた7人は、就職に向けて活動していくという。 -
県下有数のどんど焼き「せいの神」 羽広獅子舞と共演
県下有数の大きなどんど焼き「せいの神」が24日、伊那市羽広の農業公園みはらしファームで行われた。
みはらしファーム入り口付近の牧草畑には、25メートルのどんど焼きが用意された。
このどんど焼きには、みはらしファームを飾った2010本の〆の子やメッセージ、羽広区民や、市内の希望者が持ち寄ったしめ飾りなどが積み上げられ、羽広区民ら6人の代表が点火すると、勢いよく燃えた。
今年は、みはらしファームオープン10周年を記念して、地区に400年以上続く伝統の羽広の獅子舞も披露された。
訪れた人たちは、燃え盛るどんど焼きと、獅子舞の共演を楽しんでいた。
せいの神は、羽広区に伝わる伝統行事で、みはらしファームが出来てから、区と共催で行われている。
せいの神は、歳の神様がなまったものとされていて、みはらしファームでは、このどんど焼きを昔ながらの「せいの神」という呼び方で、伝統行事を伝えている。
市内から訪れた家族は、「すごい迫力でびっくりしました。おきで繭玉を焼いて食べて、1年健康に過ごしたい」と話していた。 -
高遠高校芸術コース発表会
伊那市の高遠高校の芸術コースを選択している生徒達の発表会が24日、信州高遠美術館で開かれた。
高遠高校では、毎年この時期に芸術コースの発表会を開いている。
発表会では、音楽専攻の生徒たちが、声楽やピアノなど30曲を披露したほか、学年ごとに琴を演奏した。
この発表会は卒業発表を兼ねていて、音楽専攻はそれぞれに取り組んできた課題曲を披露、美術専攻・書道専攻の生徒達は卒業制作の作品を展示している。
作品の横には、3年間の取り組みに対する感想も添えられていた。
音楽専攻3年の山岸寿紀君は、「最後の発表なので、昨日から緊張していました。音楽専攻に入って、いろんな経験をすることができて本当に良かった」と話していた。 -
南部小児童が信州大学留学生と交流
南箕輪村の南部小学校の児童は、27日、信州大学農学部の留学生と、ゲームなどを通して交流した。
27日は、信大農学部に留学している、中国、インドネシア、バングラディシュからの留学生6人が南部小学校を訪れた。
留学生は、それぞれ自己紹介をした後、児童会が企画したゲーム「手つなぎ鬼」をして、児童と交流した。
留学生と子供達は、手をつなぎ鬼につかまらないよう一生懸命に逃げていた。
南部小学校では、信大農学部が近くにある事から、様々な国の文化を知り世界に目を向けるきっかけにしようと、昨年度から留学生との交流を始め今回が2回目。
その後クラスごとに交流し、子ども達が現地の言葉を学んだ。
南部小学校では、小学校での英語授業の本格導入に向け、今年度から5、6年生を対象に、外国語に触れる機会を授業に取り入れています。
日岐(ひき)博校長は、「少しでも国際理解につなげていきたい」と話していた。 -
南箕輪村滞納整理 330万円を徴収
南箕輪村は、去年の12月中旬から今月初めにかけて行った集中滞納整理の結果を発表した。
この間、滞納者から納められた収納金は、およそ330万円となった。
南箕輪村では、夏と冬の2回、集中滞納整理を行っている。
去年の12月14日から1月8日までに行った滞納整理では、村の職員などおよそ70人が滞納者の自宅に出向いた。
その結果、滞納者150人からおよそ330万円の未納金を徴収した。
徴収の対象は、今年度、納められなかった各種税金のほか、保育料、介護保険料などの料金も含まれている。
村では、「納税者の状況に応じて対応していきたいので、差し押さえなどで信用を失う前に相談してほしい」と呼びかけている。
南箕輪村の未納金の累積総額は、去年の11月末の段階で、およそ1億9千万円となっている。 -
この春の花粉飛散 開始時期例年並み 量は少なめ
飯田保健福祉事務所は27日、飯田・下伊那地域の今春の花粉飛散予測をまとめた。
飛散開始の時期は、例年並み、飛散量は、例年より少なめとしている。
飯田保健福祉事務所によると、今年春の飯田・下伊那地域のスギ花粉の飛散が始まる時期は、去年の2月14日より遅く、例年並みの2月下旬と予測している。
今後の気象状況によっては、飛散開始時期が早まる事も考えられる。
また、スギ・ヒノキの花粉飛散量は、去年より少なく、例年より少ないとしている。
今年の1平方センチメートルあたりの花粉の数は、974個と予測していて、去年の6158個、例年の3488個に比べて少なくなっている。
飯田保健福祉事務所では、花粉症の人は、医療機関や薬局に相談するなど、早めの予防対策を行うよう呼びかけている。 -
西春近の「白山社」文化財指定諮問へ
伊那市教育委員会は、市の有形文化財の指定に要望のあった、西春近山本にある白山社本殿について、伊那市文化財審議委員会に諮問することを27日決めた。
27日は市役所で定例教育委員会が開かれ、白山社本殿の文化財指定について、文化財審議委員会に諮問し、意見を求めることを決めた。
白山社は、創立は不詳だが、江戸時代、1千863年に再建された社。再建の際、神社・仏閣を彫刻で飾る「宮彫」が、当時の代表的な流派、立川流によって施されている。
伊那市によると、立川流の3代目棟梁、立川内匠正源冨重によって造られた貴重な建造物だという。
伊那市では、氏子総代から文化財指定の要望を受け調査を進め、当時の神社建築を知るうえで文化財的な価値があるとして要望を受理した。
伊那市では今後、文化財審議委員会に諮問し、委員会から答申を受けた後に、定例教育委員会で文化財指定を決めることにしている。 -
ハイブリッドカー技術研修会
自動車の販売修理を行なうJAグルーブの株式会社オートパル上伊那は、伊那市上牧のオートパル伊那でハイブリッドカー技術研修会を27日開いた。
研修会には、南信地域7つのオートパル所属の工場で働く20人が参加し、自動車の構造に詳しい専門家からハイブリッドシステムや特徴などを聞いた。
オートパル伊那では、国産の全ての車種を取り扱っているが、最近ハイブリッドカーの販売が伸びていることから、修理などをディーラーでなくても積極的に取り扱っていこうと研修会を開いた。
新車の販売台数に占めるトヨタのプリウスやホンダのインサイトなどのハイブリッド車の割合は上昇を続けている一方で、整備を専門とする業者は、「ほとんど入庫がなく、まったくハイブリッド車に触れたことがない」という状況となっていて、今回の研修もこうした現状を打破する意味合いもある。 -
上伊那教育会 研究発表会
郷土の自然や風俗などについての研究結果を発表する、上伊那教育会研究発表会が23日、いなっせで開かれた。
会場には上伊那地域の教職員など約100人が訪れた。
上伊那教育会では、地域の変化を広域的に調査し、記録していこうと31年前から専門委員会を設置して分野ごとに調査を行っている。
23日は自然の部と人文の部に分かれて、各分野の委員がそれぞれの研究結果を発表した。
昔見られた鳥がなぜ現在見られなくなったかを調べた野鳥班は「農薬の空中散布や温暖化により地域からいなくなった」と発表した。
美術班は、伊那市出身の彫刻家、中村喜平(きへい)についての研究結果を発表した。
やさしい作風の作品が多いことに着目し、「作家スタート時は貧しく、家族をモデルにすることが多かったのが要因ではないか」とした。
ある参加者は「教育指導者として研究意欲を忘れずに、勉強する気持ちを持ち続けたい」と話していた。 -
山ブドウワイン講座修了
農商工の連携を担う人材を育てようという信州大学農学部のヤマブドウワイン講座が23日、最終日を迎え、受講者に修了証書が渡された。
昨年10月からこの講座を受講してきた約50人に修了証書と、実習の中で受講者が製造工程の一部を体験したヤマブドウワインが贈られた。
このワインは、受講者が学ぶために醸造されたもので、皆で実際に味をみた。
この講座は、農業、商業、工業の連携を担う人材を育てようと行われ、ヤマブドウワインを例に、地域の特産品の生産、加工、販売を考え、強みを持った商品の開発、販路の開拓を学んだ。 -
上伊那医師会 会長に北原敏久さん
上伊那医師会は25日夜、伊那市で臨時総会を開き、新しい会長に伊那市高遠町の北原内科院長の北原敏久さんを選出した。
上伊那医師会では2年に1回臨時総会を開き役員を選出している。
3月31日の任期満了に伴い、上伊那医師会の新しい会長や副会長などを選出した。
会長は伊那市高遠町の北原内科の院長北原敏久さん。 副会長は伊那市西町の野沢医院の院長野沢敬一さん、伊那市東春近の河野医院の院長河野宏さんの2人に決まった。
上伊那医師会の役員任期は2年。 -
コハクチョウ飛来
伊那市東春近車屋の田んぼで26日、冬の使者コハクチョウの姿が見られた。
田んぼでは、コハクチョウの若鳥11羽が落ち穂をついばんでいる姿が見られた。
日本野鳥の会伊那支部の星野和美支部長によると、伊那へのコハクチョウの飛来は数年に1回あるということだが、見ることができるのは天竜川が主で、田んぼで落ち穂をついばんでいる様子は珍しいという。
コハクチョウのいる田んぼの道路沿いでは、近くの人や写真愛好家らがその姿をカメラに収めていた。
そのうちの一人、日本野鳥の会伊那支部の井上治さんが、この冬初めてコハクチョウを確認したのは今年の正月ということで、思わぬ冬の使者の来訪を喜んでいる。
井上さんによると、11羽全てのコハクチョウの首から羽にかけてが黒っぽいことから、これらは若鳥の群れだという。
井上さんは「エサとなる落ち穂が、一帯にまだ残っていることから、まだしばらくの間はコハクチョウの姿を楽しめるのではないか」と話している。 -
文化財防火デー 長谷の熱田神社で消防訓練
26日は、文化財防火デー。
伊那市では火災から重要文化財を守ろうと訓練が行われた。
文化財防火デーは昭和24年1月26日、奈良の法隆寺で火災が発生し、壁画が焼けて壊れたことを受け、昭和30年に定められた。
国の重要文化財に指定されている伊那市長谷の熱田神社で、高遠消防署の署員や地元の関係者15人が参加し訓練が行われた。
訓練は、焚き火が風にあおられて境内の木が燃え、建物に燃え広がる危険があるという想定で行われた。
到着した署員たちは木や建物を目がけ放水をしていた。
高遠町消防署の蟹沢昭二署長は、「伊那市には国指定の文化財が7カ所ある。これら文化財を住民や管理する施設などと協力し災害から守る体制を作っていきたい」と話していた。 -
初午に向けわら馬づくり
伊那市東春近の田中豊文さんは、2月1日の初午に向けて縁起物のわら馬作りをしている。
初午は2月始めの午の日で、牛馬の安全や五穀豊穣を願う。
田中さんは20年ほど前から独学で、わら馬を作っている。
自宅の敷地内にある工房には、所狭しと出来上がったわら馬が並べられている。
はざかけをして乾燥させたわらを、手編みで馬の形にし、最後に背中部分に赤い布を付けて完成させる。
雄はりりしく、雌は草を食べている所を表現したという。
わら馬は雄雌セットで40組作るということで、作業は今がピーク。
出来あがったわら馬は、地区の寝たきりのお年寄りたちに贈るという。 -
伊那市観光協会がおもてなし宣言
伊那市観光協会は26日、伊那市を訪れる観光客の満足度の向上とリピーターの獲得を目的とする「歓光おもてなし宣言」を宣言した。
これは長野県が推進する「さわやかにもてなそう」県民運動の一環で宣言した。
もてなし宣言は県内を訪れる観光客の満足度向上とリピーターの獲得を目的に県が去年10月から実施している運動。
市観光協会の観光おもてなし宣言は「魅力ある観光のまちづくりに取り組みます」「ボランティアガイドが親切にご案内します」「伊那の食文化を後世に伝えお客様にご案内します」など5項目となっている。 -
松島分館子育て学級で豆まき
箕輪町公民館の松島分館子育て学級の親子が25日、一足早く豆まきをした。
子育て学級の親子14組が豆まきをし、子どもたちが絵の鬼に向かって紙で作った豆を投げていた。 -
南箕輪村の酒井昌好さん写真俳句展
南箕輪村北殿の酒井昌好さんによる写真俳句展が南箕輪村の大芝の湯で開かれている。
会場には酒井さんが写した写真とそれに合わせた俳句25点が並べられている。
写真は花や風景が中心で、俳句は酒井さんがその写真を撮った時の心情を詠んでいる。
酒井さんは学生の頃から俳句に親しみ、写真については勤めていた会社で社内報を作っていたことから、撮影技術が磨かれたという。
酒井さんは「日常のなかで感じたことを写真と俳句で表現できることは楽しいです」と話していた。
この写真俳句展は大芝の湯で31日まで開かれている。 -
伊那市小沢でまゆ玉作り
伊那市小沢の小沢地域交流センターで、地域の主婦と保育園児が22日、まゆ玉づくりをした。
小沢区の主婦17人が参加している小沢いきいきクラブが、伝統行事を伝えていこうと、近くの伊那西部保育園の子どもたちを招いて行った。
年長・年中15人の園児が小沢地域交流センターを訪れ、クラブの主婦たちが、米の粉をゆでて蒸し、色をつけたまゆ玉を丸めた。
まゆ玉が出来上がると、ミズナラの枝に飾りつけ、完成した。
伊那西部保育園では、このまゆ玉飾りをしばらく園内に飾り、2月3日の節分に焼いて食べるという。
小沢いきいきクラブでは、健康体操を中心に日頃から活動している。
保育園児を招いてのまゆ玉づくりは今年で2年目。
代表の小坂美恵子さんは、「子どもたちが喜んでくれるのでやりがいがあります」と話していた。 -
漬物用の重石でカーリング
漬物用の重しを使って得点を競うプチカーリング大会が24日、伊那市の伊那西スケート場で開かれた。
スケート場を利用し、冬のスポーツで交流してもらおうと伊那市体育協会スケート部が開いたもので、今年で2年目。
この日は、小学生の部に22チーム、大人の部に13チームが出場した。
1チーム4人で1人1回ずつ、6メートル先にある円をめがけ、漬物用の重石を滑らせる。
内側の円に入ると20点、外側の円に入ると5点、円の外は1点となる。
子ども達は、円に思うように入らず悪戦苦闘しながら、氷の上でプチカーリングを楽しんでいた。
また、大人も夢中になって円をめがけて投げていた。 伊那市体育協会では「今年は多くの人達に参加してもらい盛り上がる大会となった。これを機にスケート場に足を運んでもらいたい」と話していた。 -
みはらしファームでタイムカプセル開封
伊那市の農業公園みはらしファームで24日、10年前の2000年に埋められたタイムカプセルが掘り起こされた。
タイムカプセルを埋めた29組のうち23組が、カプセルを埋めた公園事務所近くに集まった。
タイムカプセルは、みはらしファームがオープンして初めて迎える正月のイベントとして、また西暦2000年を迎えるミレニアムイベントとして10年前に行われた。
参加者が、スコップや鍬などを使って、地面を掘り起こすと、ビニールに包まれた壺が出てきた。
会場をレストランに移して、壺の中身が出された。
壺の中には、10年後の自分や家族に宛てて書かれた手紙と、ワインが入れられていた。
手紙を受け取った参加者は、家族が増えた、娘が家業を継いでくれることになった、辛い出来事があったが乗り越えてきたなど、それぞれが過ごした10年間の変化を紹介した。
10年前は10歳で、今年20歳になった伊那市中央の双子の兄弟は、当時の自分から現在の自分に向けた手紙を見て、兄の田中暁大さんは、「10年前の自分にプラス思考で行こうといわれた。まだまだ人生長いのでプラス思考でがんばりたい」、弟の智大さんは、「10年前の自分にもっとがんばれといわれているような気がした」と話していた。
また、伊那市手良の登内真美子さんは、10年前、夫の耕治さんに連れられて、イベントに参加した。
そのとき、真美子さんは1人目の子どもを妊娠していた。
真美子さんは、当時の手紙を見て10年前に思いをはせ、「あの頃、おなかの中の子どもに宛てた手紙を見て涙が止まりませんでした。10年たって、子どもも元気に育っていることを思うと、うれしく感じます」と話していた。
また10年間、壺の中で熟成されたワインも皆で味わった。 -
与地生産森林組合が緩衝帯整備
伊那市西箕輪与地の住民らでつくる与地生産森林組合の組合員は、鳥獣害対策として畑に近い山際で、藪などの刈り払い作業を行っている。
これは、伊那市の地域参加型、鳥獣害防止総合対策事業として行われている。
25日には、組合員3人が作業していた。
山際の藪や枝などの刈り払いを行うことで、見通しがよくなり、野生動物が身を隠す場所がなくなる。
伊那市によるとこれにより、野生動物が畑などにおりてこなくなる効果があるということで、市内では手良野口で行われ、実績を挙げているという。
与地の農地は山ぎわに多くあり、地権者の協力を得て今回、約2.5ヘクタールで作業実施が実現した。
市によると、平成20年度の市内の農作物の鳥獣被害額は約4200万円に上るという。
与地生産森林組合では、「自分たちの農地は自分たちで守るという意識を持ち、効果をみて、今後につなげていきたい」としている。 -
高齢者ワクチン前倒し 健康成人の日程決まる
長野県は25日、新型インフルエンザワクチンの高齢者の接種時期を前倒ししたほか、健康な成人の接種日程を発表した。
県によると、国からの国内産のワクチンが追加供給されたことなどから、高齢者の接種時期を前倒しした。
また、高齢者などの優先接種対象者の予定数量が確保できる見込みとなったため、健康な成人の接種を始めるとしている。
65歳以上の高齢者は、日程を2週間ほど前倒しし、1月26日予約開始、29日から接種を始める。
健康な成人は、2月1日から予約を受け付け、接種を開始する。
県はこれにより、すべての希望者の接種が可能となる竏窒ニしている。 -
【カメラリポート】趣味でマジック 伊藤権司さん
派手な衣装でマジックを披露しているのは伊那マジッククラブの会員の一人、伊那市東春近の伊藤権司さん。
伊藤さんは20年ほど前、友人に誘われてマジックをはじめた。 -
ごみ処理基本計画案まとまる
上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が25日、伊那市のいなっせで開かれ、新たなごみ処理基本計画案のまとめをした。
広域連合では5年ごと、ごみ処理方針を定めた計画の見直しを行っている。
この日は、4回目の会合が開かれ、ごみ処理基本計画案のまとめをした。
平成19年度の試算では、平成25年度における新ごみ中間処理施設の整備規模は、一日あたり149トンとしている。
しかし、今回の基本計画に沿って、家庭系や事業系のごみの減量化、資源化が進められた場合、平成30年度での整備規模は一日あたり139トンと試算された。
また長期計画として、新ごみ中間処理施設の稼働に合わせ、上伊那圏内のごみをクリーンセンター八乙女で最終処分し、完結型の廃棄処理を目指すことなどが盛り込まれている。
今回検討した計画案は、来月、広域連合長に報告される。 -
干支にちなんだ新春書画展
伊那市西町の旧井澤家住宅で、今年の干支にちなんだ新春書画展が開かれている。
この書画展は、伊那部宿を考える会が開いている。
会場には、干支の寅にちなんだもの、新春に相応しい掛け軸や額装などが並び、中村不折の書や、池上秀畝の水墨画などの珍しい作品も展示されている。
また長谷地区の手芸クラブ「美里会」による寅のぬいぐるみ作品のほか、小松養蜂園の蜜蝋で作られた虎の置物も出品されている。
そのほか、伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんによる寅を擬人化して描いた江戸風俗画も展示販売されている。
この展示会は30日(土)まで。入館料大人200円。 -
箕輪町で下駄スケート体験会
昭和30年代まで使われていたという、下駄スケートの体験会が23日、箕輪町の上古田スケート場であった。
会場には普段郷土博物館に所蔵されている下駄スケートが用意された。
65年間毎年下駄スケートで滑っているという丸山平治さんが、参加者に履き方などを教えていた。
下駄スケートに挑戦した人たちは、下駄の冷たさや痛さ、不安定さに悪戦苦闘していた。
小学6年生の時以来、50年ぶりに下駄スケートを履いたという坂牧勉さんは、久しぶりの感覚を楽しんでいた。
指導にあたった丸山さんは「今は立派なスケート靴があるが、下駄スケートには独特の良さがある。多くの人に体験してもらいたい」と話していた。
箕輪町郷土博物館では、希望があればいつでも下駄スケートを貸し出す。 -
高校生対象の料理教室
高校生を対象にした料理教室が、23日、伊那市の伊那公民館であった。
伊那市食育推進会議は、「健康的な生活を送る為には、どんな食事が必要なのか」を考えてもらおうと初めて料理教室を企画した。
高校生たちは、「鮭の香味ソース グラッセ添え」、「タラコとマヨネーズをあえたサラダ」、「具だくさんの味噌汁」の3品を作った。
生徒達は、野菜の切り方や料理の手順等のアドバイスを受けながら調理を進めていた。
今回料理教室に参加したのは、野球部のマネージャーや、将来、栄養士を目指す2年生、4月から短大に進学し一人暮らしを始める3年生など様々。
管理栄養士の北原和恵さんは、「一人暮らしをすると、コンビニのお弁当を買う機会も多くなると思うが、サラダや総菜などを一品加える事で、バランスのとれた食事になる」とアドバイスしていた。
料理を作り終えると、参加した生徒達は、早速、出来たての料理を味わっていた。