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「なんでも鑑定団」の北原照久さんが高遠町で講演会
テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で馴染みのブリキおもちゃのコレクター北原照久さんの講演館が10日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそであった。約100人が集まり、北原さんの話に耳を傾けた。
北原さんは両親が伊那市の出身であることもあり、、伊那市の「ふるさと大使」を務めている。今年4月には、伊那市商工会が企画した「おもちゃ博物館」を監修。講演会は、おもちゃ博物館の開館最終日の締めの企画として行われた。
北原さんは、「世界的な不況と言われているが、その中で、商店街の活性化に向けた取り組みの一歩が踏み出せた。成功や失敗といった結果よりも、行動したことが大切。継続して活動してほしい」とアドバイスを送った。
また、講演会の後には北原さんによるお宝鑑定があり、来場者は、ネットオークションで落札したミニカーや、子どものころに買ってもらったレコードなどを持ち寄った。
鑑定額が予想価格より上回ると会場からは拍手が起こり、持ち主は意外な結果に喜んでいた。 -
Eグループが箕輪町の休耕田に赤そばを播種
箕輪町の観光資源の一つ、「赤そば」を多くの人味わってもらおう竏窒ニ、上古田地区の住民有志でつくる「これからの農業・林業を考えるEグループ」は11日、町内の休耕田で、赤そばの栽培を始めた。
箕輪町では現在、上古田地区にある「赤そばの里」で、別のグループ「上古田の里赤そばの会」が、町の委託で、赤そばを栽培している。しかし、収穫した赤そばの実は、町に納めるため、自由に使うことができず、観光客に提供できないのが現状。
また、赤そばの収量は普通のそばの3分の1程度だという。
そこでEグループは、遊休農地の解消と地域の活性化を図るとともに、多くの観光客に赤そばを食べてもらおうと、今年から独自で赤そば栽培を始めた。
試験栽培は、普通のそばと混ざらないよう集落や林で隔離された、遊休農地60アールで実施する。グループでは、約40キロの収穫を見込んでいる。
ソバは8月上旬に収穫し、赤そばの里が里開きする9月から10月に、訪れた人に提供する予定。 -
南箕輪村で福祉移送サービス車の引き渡し式
高齢や障害者を対象にした無償の福祉移送サービス事業を6月から始める南箕輪村で11日、使用車両の引き渡し式があった。
この日は、村や南箕輪村社会福祉協議会の関係者など約10人が式に参加。
唐木一直村長は「高齢者や障害者の足の確保は課題となっている。多くの人が利用し、課題の解消の一助になれば」と語った。
また、事業の委託を受ける村社協の堀深志会長は「移送事業の趣旨・目的に沿ったサービスが提供できるよう努めていきたい」とあいさつした。
同事業の対象となるのは、村内に居住し、昼間交通手段を持たない高齢者や障害者など。
同事業では、利用者び保険料(年間千円)と、ガソリン代などを、村が支給する。
利用するには、役場への登録と、村の社会福祉協議会への予約が必要。
運行時間は平日の午前9時縲恁゚後4時半。運行範囲は村内ほか、伊那市や箕輪町で、買い物や病院への通院、公共機関への移動などを目的とする場合、利用することができる。利用時間の目安は1回1時間、月2回まで利用できる。
村では、今日から利用登録の受け付けを始め、来月1日から無償福祉移送サービス事業をスタートする予定。 -
美和ダムで洪水に備えたダム管理演習実施
大雨などによる美和ダムの洪水に備えたダム管理演習が11日、伊那市長谷非持にある国土交通省の美和ダム管理支所で行われた。
演習は、大雨などによる洪水時、美和ダムから安全に放流するため、毎年この時期に行われているもの。
この日は、三峰川流域の6ヵ所に設置されたサイレンを鳴らし、電光掲示板で川に近付かないよう、呼びかけた。
また、今年は初めて中川村にある天竜川ダム統合管理事務所と光ケーブルで結び、テレビ電話でお互いの状況を確認し合った。
美和ダムでは通常、2つのゲートを開けて水量を調節している。しかし、容量の8割を超え、治水容量の1340万トンを超えると予想される場合、3つ目のゲートを開けて洪水調節を行う。
3つ目のゲートを開けなければいけない洪水は、昭和34年の建設以来、50年年間なかったという。
神野祐一支所長は「地域の安全のため、情報を適切に伝えていきたい」と話していた。
演習は明日も行われる。 -
地元のロックバンドとプロのロックバンドによるライブイベント 開催
地元のロックバンドとプロのロックバンドによるライブイベント「ライズアップVoL(ボリュームツー)2」が9日、伊那市西町のグラムハウスであった。
これは、駒ヶ根市のイベント企画会社「オフィスライズアップ」が企画したもので、今回で2回目。
伊那市で活動するパンク系バンドと、全国で活動するプロのバンドが同じステージに立つことで、地元バンドのレベルの底上げを図ろうと考えた。
この日は、男性3人でつくる伊那市のバンド「ベジタブルライフ」がオリジナル曲5曲を披露。
メンバーの一人は「プロと同じステージに立つので、技術面でも気持ちの面でも負けない演奏をしたい」と話していた。
またプロのバンドは2組が演奏を行い、会場を沸かせていた。
オフィスライズアップでは今後、年に4回程度こうしたイベントを行っていく予定で「いずれは、大きなホールや野外でイベントをしたい」としている。 -
信州伊那・地域経営研究会が発足
個人や企業が変わる事で地域を良くしていこうという「信州伊那・地域経営研究会」の設立総会が9日、伊那市のいなっせであった。
同会は、企業や個人のあり方を考え、行動していくことで、生き生きとした社会、活気のある地域をつくっていこうというもの。今年2月から準備を進め、趣旨に賛同した上下伊那の経営者や個人など、53人が会員となった。
会長に選任された織建(本社・伊那市)の織井常昭社長は「個人から会社を変え、会社から地域を変えていく、そのきっかけ作りをしてきたい」と話した。
その後、記念講演では、組織・風土改革の第一人者とされる大久保寛司さん(経営研究所所長)を迎えた。
大久保さんは「社員が自主的に考え行動する企業はいきいきしているし、不況にも強い」と語った。
同会では今後、年4回研修会を開いていく予定。 -
母の日に贈るトピアリー作り
南箕輪村公民館で9日、母の日に贈るプレゼント作りがあった。
子どもや保護者約30人が参加し、南箕輪村沢尻の伊藤瑞枝さんから造花でつくるアレンジメントフラワー、トピアリーの作り方を教わった。
村公民館では、母の日に手作りの贈り物をプレゼントしてもらおうと、毎年講座を開いている。
参加した人たちは、花の色や形を選びながら、発泡スチロールのボールに挿しこんでいた。 -
やまびこリーグ開幕
40歳以上を対象とする伊那市のソフトボールリーグやまびこリーグが8日夜、開幕した。富士塚スポーツ公園運動場で今シーズンの開会式があった。
やまびこリーグは今年で32シーズン目を迎える。
開会式の中で、やまびこソフトボール連盟の伊藤泰雄会長は、「汗を流し、チーム同士の親睦を深め楽しくプレーしてほしい」とあいさつした。
選手を代表してインターフェアーOBの守屋美喜男さんが、「1年間けがのないよう和気あいあいとプレーします」と宣誓した。
やまびこリーグは今シーズン、昨年より1チーム少ない8チームが参加し、総当たり戦で試合をする。 -
箕輪町国際交流協会 交流会
箕輪町国際交流協会の定期総会と交流会が7日夜、町産業会館で開かれた。
国際交流協会のメンバーや町在住の外国人ら約60人が参加した。
交流会では、外国人によるスピーチが行われ、中国出身の金千雪さんが日本での生活について発表した。
金さんは現在、箕輪中部小学校の5年生。北京では、7縲・時間授業があり、英語も毎日勉強していたといい、「日本は、学校の外に行く授業もあって楽しい」と話していた。
箕輪町には現在、1300人の外国人がいる。
箕輪町国際交流協会では、日本語教室を開いているほか、交流事業、海外研修などを行っている。
世界的な不況の中、日本語が話せない外国人は就職が難しく、日本語教室に通う外国人が増えているという。
協会ではこうした状況の中、本年度はビジネスマナーの講座などの開催も考えている。 -
母の日に贈る音楽会
10日の「母の日」にちなんで、伊那市のいなっせで9日、小さい子どもを持つ母親に気兼ねなく音楽を楽しんでもらうための音楽会が開かれた。
NPO法人クラシックワールドが毎年開き、今年で11回目。幼い子どもの入場が制限されるコンサートが多い中、母親にもコンサートを楽しんでもらおうと開いている。
バイオリンやフルート、アルパなどの地元奏者が、クラシックの名曲を披露したほか、地元の母親でつくる合唱団が子どもたちと一緒に合唱曲を披露した。
訪れた親子は、会場に響く歌声や楽器の音色を存分に楽しんでいた。 -
西駒山草会 山野草展
葉に模様が入ったものなど、こだわりの山野草が並ぶ西駒山草会の山野草展が9日、南箕輪村の南原公民館で始まった。
会場には会員10人が丹精込めて育てた山野草100種類、400鉢が並んでいる。
西駒山草会では、育てていた山野草が突然変異し斑入りになったことをきっかけに、斑入りの山野草にこだわった展示会を開くようになった。
緑と白がくっきり分かれた刷毛込み斑、砂のような模様の砂子斑、白・黄緑・濃い緑の三色に分かれた三光斑など、さまざまな斑入りの山野草が並んでいる。
網野幸治会長は、「これだけ斑入りの山野草が並ぶ展示は珍しい。ひと味違うものが見られるのでぜひ足を運んでください」と来場を呼びかけていた。
西駒山草会の山野草展は10日まで。 -
秋葉街道整備
静岡県浜松市の秋葉神社まで続く古道、秋葉街道で9日、冬の間に落ちた枯れ葉などを取り除く作業があった。
伊那市高遠町の的場から始まり長谷、大鹿村を通って静岡県へ通じる秋葉街道は、江戸時代から明治にかけて、神社へ参拝する信仰の道として、また生活物資の輸送路として利用されていた。
平成19年から2年間かけて、住民有志でつくる「秋葉街道道普請隊」が古道を復活させようと、間伐や道の修復などを行い、去年11月に開通した。
この日は、新緑の季節を迎えてから初めての作業で、隊員17人が4つの班に分かれ、長谷黒河内から大鹿境の分杭峠までの約6キロメートルを整備した。
メンバーらは、冬の間に落ちた枯葉を取り除き、道の崩れている所を直して歩きやすいようにした。
また、森の中に自生する多年草のヒトリシズカなどを見つけると、踏まれないように石で囲った。
道普請隊隊長の高坂英雄さんは、「古い歴史のある道に、県内外から多くの人に来てもらい、豊かな自然も楽しんでもらいたい」と話していた。 -
ふれあい看護ながのin南信
看護への理解深める看護への理解を深める「ふれあい看護ながのin南信」が9日、箕輪町文化センターであった。
看護への理解を深めてもらうことと、看護従事者の人材確保を目的に、長野県看護協会が毎年県内を巡回して開いている。
看護士や地域住民ら約400人が参加。中学生や高校生が、それぞれ看護体験を通じて感じたことを発表した。
伊那市長谷中学校の中山沙紀さんは、「楽しいことばかりではなかったが、看護した患者さんの笑顔がとてもうれしかった」と話した。
また岡谷市の岡谷東高校の平出理沙さんは、「患者さんへの気遣いがとても多く大変だったが、やりがいのある仕事だと思った」と話した。
会場の外では、看護や健康に関するブースが設けられ、訪れた人たちがフットケアの体験や健康相談をしていた。 -
ミツバチの分蜂始まる
伊那地域では、女王蜂が働き蜂を連れて巣から別れる「分蜂」が始まっている。
9日、伊那市美篶青島の矢島信之さんが飼っているミツバチが分蜂した。
新しい巣が見つかるまでの間、働き蜂が女王蜂を守るため仮の巣を作り木の枝に群がっているもので、分蜂蜂球と呼ばれる。
蜂を飼っている人が多い伊那地域では、この状態の蜂の群れを取り込み、巣箱に入れ、新しい巣として増やしていくことを楽しみにしている。
分蜂は、一つの巣に新しい女王蜂が生まれたとき、古い女王蜂が働き蜂を連れて集団で巣から別れることをいい、ミツバチが群れを増やす方法として重要な役割を果たしている。
分蜂は午前10時から午後2時の間くらいに多く行われるが、蜂を飼っている人でも見逃してしまうことが多いという。
蜂を取り込むことに成功した矢島さんは、「観察していると蜂がかわいく思えてくる。これから大きな巣を作ってもらいたい」と話していた。 -
劇団「南信協同」 8月公演に向け稽古
伊那文化会館の附属劇団南信協同は、8月の公演に向け稽古に励んでいる。
9日、伊那文化会館の大ホールロビーで、舞台空間を想定した初めての立ち稽古が行われた。
南信協同は8月に「夜ノ来訪者」という公演を行う。
物語は、農村出身の貧しい女性が自殺したことを巡り、女性を雇っていた経営者などを謎の刑事が捜査することで次々と事実が明らかになるというサスペンス。
公演に向け3月から稽古を始めていて、この日は立ち位置や動き方などを検討しながら稽古を進めていた。
今回の公演では、南信協同に入って2カ月という大学生の宮本郁実さんが初舞台を踏む。
南信協同の舞台「夜ノ来訪者」は8月29、30日に行う。 -
大芝高原アンケート 抽選会
南箕輪村大芝高原に関する意見を記入し、応募すると、抽選で10人に景品が当たる「大芝高原ここが素敵」抽選会が7日、南箕輪村役場であった。
意見募集は、観光客から意見を聞き大芝高原をよりよくしていこうと村が行った。
募集開始の4月4日から1カ月で、県内外の観光客89人から意見が寄せられた。
意見では、「温泉が気持ち良かった」「自然が豊かで素晴らしい」「また来たい」というものや、「コインロッカーがほしい」「公園内に流れるBGMがいらない」などの要望もあった。
抽選は毎月行い、選ばれた10人には大芝の湯の入浴券をプレゼントする。
意見募集は9月末までで、大芝高原内の味工房、大芝の湯、大芝荘で応募できる。 -
市町村対抗駅伝 伊那市結団式
10日に松本市で開く市町村対抗駅伝競走大会に出場する伊那市チームの結団式が7日夜、市役所で開かれ、小坂樫男市長が選手にユニフォームを手渡した。
大会は、社会人から中学生までの一般の部と、小学生の部に分かれている。
昨年の伊那市の成績は、一般が17位、小学生が31位。
小坂市長は、「日頃の成果を生かし、ベストを尽くしてきてください」と激励した。
一般の部の桜井健一監督は、「今年は高校生が多く若いチーム編成。3位までに入れるよう頑張りたい」とあいさつ。
また、一般の部の選手兼小学生チームの監督を務める鈴木昌幸さんは、「しっかり楽しくたすきをつなぎたい。応援よろしくお願いします」とあいさつした。
最後に選手たちは、伊那市のマークが入った特製ケーキを食べ、必勝を誓っていた。 -
中学生サッカー大会 伊那カップ
県内外の中学生サッカーチームが競い合う伊那カップが4、5日の2日間、伊那市陸上競技場で開かれた。
伊那カップは、上伊那のサッカーを盛り上げていこうとFC伊那東部が毎年開いている。
8回目となる今年の大会には、県内外から36チームが参加した。
大会は、8グループに分かれてリーグ戦が行われ、各リーグの1位チームが決勝トーナメントに進み優勝を目指す。
主催のFC伊那東部は、リーグ戦1回戦、長野市の川中島中学校と対戦した。
オレンジのユニフォーム、FC伊那東部は、川中島中に2点を先制され、後半粘りを見せるが2対1で惜しくも敗れた。
大会の結果、長野市の東北中学校が優勝した。 -
わっこはうす・コスモスの家が旧中央病院の管理棟に移転
伊那市の旧中央病院跡に移転した障害者福祉施設「わっこはうす」と「コスモスの家」の竣工式が8日、行われた。
「わっこはうす」と「コスモスの家」は、障害者の生活介助や自立支援を行う施設。これまでは、使われなくなった保育園などを利用し、個々に活動していたが、施設が老朽化し、手狭となったことから、今回移転することになった。
移転先となる旧中央病院の管理棟は、昨年末から改修工事を実施。建物の1階は、車いすの利用者が中心の「わっこはうす」の利用スペースで、訓練室なども設置されている。
また、2階はコスモスの家の利用スペース。手狭だった作業室が、大幅に拡張された。
改修の総事業費は約1億4千万円。
今後は、お互いの利用者が、一緒に作業を行うこともある。
利用者の保護者の一人、山岸深雪さんは「わっこはうすもコスモスの家も、ここから新しい一歩を踏み出していきたい」と話した。 -
ルネッサンス西町の会と園児が春日公園に桜を植樹式
伊那市西町の住民有志らでつくるルネッサンス西町の会が8日、今年も地元春日公園に桜の苗木を寄贈した。
この日は遊具がある三の丸西側の広場で、近くの保育園児を招いて植樹式を実施。ルネッサンス西町の会では、桜の名所を後世に伝えていこうと毎年さくらの苗木を寄贈しており、今年で5年目。今回は、3年生のヒガンザクラを7本贈った。
植樹式に参加した園児らは「大きくなあれ」と掛け声をかけながら、桜の根元に土をかぶせてた。
春日公園には現在、ソメイヨシノ150本、ヒガンザクラ50本植えられているが、樹齢50年を越す老木が増えてきているという。
西町の会のある会員は「高遠城址公園に負けないようにがんばっていきたい」と話していた。 -
箕輪町で新型インフル対策連絡会議
国内や県内での新型インフルエンザ発生に備えた研修会が8日、箕輪町役場であり、区長や、小中学校の校長、保育園の園長など、約80人が出席した。
講師に迎えた伊那保健福祉事務所の鈴木恵美子さんは「インフルエンザの情報は日々変化している。正しい情報を得る事が大切。行政や地域は、高齢者や障害者の支援体制の整備を、事業者は、感染拡大防止を目的とする業務を縮小する計画などをたてておくことが必要」と話した。
また、鈴木さんは今回の新型インフルエンザが県内で流行した場合の患者数について報告。
それによると、上伊那の患者数は約2万6千人、死亡者は187人になる見込みだという。
町では、今月1日に平沢豊満町長を本部長とする、対策本部を設置しており、感染拡大に備えた行動計画のマニュアルを策定している。 -
かんてんぱぱくぬぎの杜で9、10日に山野草展
信州伊那野草会は9日、10日、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で山野草大展示会を開く。
8日は、野草会のメンバーが、展示会に備えて準備を進めていた。
会場には、シラネアオイやサンカヨウなど、この時期に見頃を迎えている山野草、200種類、350鉢が整然と並べられている。
飯島隼人会長は「会員たちが心のよりどころとして丹精込めて育てたものばかり」と話し、多くの来場を呼びかけている。
信州伊那野草会は、上伊那を中心に25人の会員がいて、随時会員を募集している。
この山野草大展示会は、9日、10日、かんてんぱぱガーデンより南に1.2キロのくぬぎの杜で開かれる。 -
権兵衛街道活性化協議会が解散
権兵衛トンネルの開通に伴い、伊那地域と木曽地域の連携強化や活性化を目的に活動してきた権兵衛街道活性化協議会が8日、「一定の役割を果たした」として、解散した。
この日は、協議会を構成する伊那、木曽地域の市町村や関係団体が集まり、協議会の解散を承認した。
同協議会は、権兵衛トンネルの開通に伴い、平成17年に発足。伊那地域、木曽地域の連携を強化するため、トンネル開通記念イベントなどを開催したり、観光PR活動を展開してきた。
こうした取り組みに「一定の成果があった」として、協議会を解散することになった。
今後は、上下伊那の観光協会などでつくる連盟と、木曽観光連盟が連携しながら、事業を引き継ぎ、観光PRや、商品の開発、観光ルートの検討などをする。
トンネル開通後の影響として、木曽側の出席者からは「木曽地域の住民が日常生活で伊那側へ頻繁に訪れるようになっている。今後、木曽地域として、どうにかしなければならない」といった意見が出た。
協議会の会長を務める小坂樫男伊那市長は「観光は広域化しており、今後、全体の発展を考え、お互いに取り組んでいかなければならない」と語った。 -
伊那市西箕輪中条で花まつり
伊那市西箕輪中条で8日、釈迦の誕生を祝う花まつりが行われた。
中条地区では、花が咲く時期に合わせ、地区住民が一カ月遅れで花まつりを行っていて、昔から公民館が会場になっている。
3年前からは、近くの西箕輪南部保育園の園児が参加していて、この日も年少から年長の園児60人ほどが訪れた。
手を合わせた後、ツツジや八重桜、チューリップなどで飾った小さなお堂に向かい、釈迦像に甘茶をかけた。
地域のお年寄りは、「行事を通して触れ合うのは、お互いに楽しいこと。大人になるまで忘れないでいて、行事を受け継いでもらえたらうれしい」と話していた。 -
糸鋸亭ナルカリさんが糸鋸寄席
「こどもの日」の5日、伊那市では電動のこぎりを使って木のおもちゃを作る糸鋸亭ナルカリさんのパフォーマンスが披露された。
このパフォーマンスは、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの工房Cooのイベント「昔あそび」に併せて行われた。
ナルカリさんは、木曽で木を使ったおもちゃを制作していて、この日は集まった人たちからのリクエストに答えて鳥や動物などを即興で作った。
集まった人たちからは、ナルカリさんの鮮やかなパフォーマンスに歓声が起こっていた。
この日は、こま回しなど昔なつかしい遊びのコーナーが設けられ、大人から子どもまで遊びに夢中になっていた。 -
箕輪町上の平城跡の斜面を“果実の里”に
箕輪町南小河内の住民有志は、区内にある上の平城跡の斜面を整備し「果実の里」にする取り組みを始めた。
上の平城跡の斜面は、これまで人の手が入らず荒廃地となっていた。
区の住民有志らは、この場所を花や果物の収穫が楽しめる「果実の里」にしようと、整備に乗り出した。
これまでに樹木の伐採や下草刈りを行ったほか、遊歩道を造った。
5日にはアンズや桃、しだれ桜の植樹をした。
地区内でワインづくりなどをしているグループで、荒廃地の整備を計画した「信州みのわもみじ湖夢くらぶ」の根橋英夫代表は、「この場所が箕輪町の名所の一つになれば」と活動に意欲をみせる。
植樹作業には、夢くらぶのメンバーのほか、整備計画に賛同した区内の有志約40人が共に汗を流した。
夢くらぶでは、将来的にアンズや桃のオーナーを募集しオーナーには収穫を楽しんでもらう計画をしている。
また、アンズや桃の数も徐々に増やしていくという。 -
電気機関車内部公開
箕輪町の郷土博物館は5日、「こどもの日」イベントで、博物館入口に展示している電気機関車を公開し、子どもたちが運転士気分味わった。
この電気機関車は1960(昭和35)年から15年間、当時の国鉄飯田線を走った。
役目を終えてからは、町が譲り受け博物館前に展示している。
イベントには親子連れが訪れ、運転席に乗った子どもの姿を写真に納めたり、電気機関車の中を見学していた。
また、博物館で保存している蓄音器を使って伊那電気鉄道の歌も流した。
私鉄の伊那電気鉄道は、1909(明治42)年に開業し、辰野から飯田の天竜峡までを走っていたが、1943(昭和18)年に国有化した。
訪れた人たちは、担当者から伊那電気鉄道や電気機関車の話を聞き、伊那谷の鉄道の歴史に触れていた。 -
浮き玉三角ベースボール大会 大芝高原で開催
南箕輪村の大芝高原で3日、飲酒OK、コスプレOKというちょっと変わった三角ベースボール大会が開かれた。
親睦を兼ねた浮き玉三角ベースボールの中部リーグ伊那大会で、全国から100人が参加しプレーを楽しんだ。
漁業用の網につける浮きをボールとして使用するこの競技。漁師のレクリエーションとして浮きをボールに、流木をバットにして楽しんだのが始まりとされている。
これを作家の椎名誠さんが競技として確立し、浮き玉三角ベースボール連盟を設立。全国8ブロックごとにリーグ戦を繰り広げている。
加盟チームは、その地域色が出たチーム名をつけることになっている。
上伊那からは、「伊那ざざむし団」(監督・木下信一さん)が中部リーグに加盟している。
競技は、同点の場合はホームラン競争で、飛距離が長いチームが勝ちとなる。
大会では、メイド姿のコスプレでピッチャーを務める人もいた。決め球は「萌えボール」。楽しみながらプレーしていた。
大会では、参加8チームの中で「伊那ざざむし団」が東京・大阪の混成チームに6対5で勝ち、優勝した。 -
高烏谷山ハイキング
絶好の行楽日和となった3日、伊那市の富県区民を対象にした恒例の高烏谷山区民ハイキングがあった。
ハイキングには、区民を中心に550人が参加し、高烏谷山頂上付近のつが平まで2時間かけて歩いた。
参加者たちは、残雪の中央アルプスを眺めながら、新緑の中のハイキングを満喫していた。
つが平では、区内にある富県小と新山小の交流もあり、代表児童による学校紹介のほか、児童がそれぞれの校歌を歌った。
参加者たちは、家族や地域ごと、また仲間たちと弁当を広げ、連休の1日を楽しんでいた。 -
おはなし広場 男性職員読み聞かせ
伊那図書館で6日、男性職員による本の読み聞かせがあった。
連休中のイベントとして行われたもので、会場には約30人の親子が訪れ本を楽しんだ。
男性職員が読み聞かせをするのは今回が初めて。4人の職員がそれぞれ選んだ本を子どもたちに紹介したり、手遊びをしたりと、工夫を凝らし楽しませていた。
職員のほか、父親5人のグループ、パパ’s絵本プロジェクト伊那のメンバーによる読み聞かせや歌などもあった。
ある母親は、「アクションが多くて子どもと一緒に楽しめた」と話していた。