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6億7500万円の一般会計補正予算案
市議会最終日に提出伊那市議会経済建設委員会協議会は17日、伊那市役所で開かれ、第4回補正予算案が示された。
これは国からの地域活性化・経済危機対策臨時交付金として、伊那市に5億7千万円が交付されたことから追加された。
市ではこの交付金を地球温暖化対策、少子高齢化社会への対応などに充てる。
主な事業は小黒原産業適地周辺道路の整備に1億2100万円、浄水管理センター屋上への太陽光発電装置設置に7700万円、デイサービスセンター春富ふくじゅ園の増改築に1100万円など。
補正予算案は交付金のほか、国庫補助金を加え総額6億7500万円を追加することにしていて、議会最終日の22日に提案される。 -
山荘ミルクでバラ見ごろ
伊那市横山の山荘ミルクのバラが見ごろを迎えている。
山荘ミルクには、5千坪の敷地に180種類450本のバラが植えられている。
今年は肥料を変えたため、木が大きく育ち花も多くついたという。
バラの木の下には宿根草のギボウシが植えられていて、花だけでなく緑も楽しめる。
山荘ミルクの向山美絵子さんは、「バラだけだと見ていて疲れてしまう。花と緑を一緒に植え、それぞれを引き立てる配置を考えた」と話していた。
山荘ミルクのバラは、11月頃まで楽しめるという。 -
保科正之、NHK大河ドラマ化ならず
NHKは17日、2011年の大河ドラマを発表した。
伊那市を中心とする「名君保科正之公のドラマをつくる会」が目指してきた旧高遠藩主保科正之のドラマ化は、今回実現しなかった。
2011年の大河ドラマの主人公に選ばれたのは、織田信長の妹お市の娘として生まれ、徳川2代将軍秀忠の正室となった「お江の方」だった。
「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」は、旧高遠藩主保科正之を生誕400年となる2011年の大河ドラマにするため活動してきた。
会長の小坂樫男伊那市長は、「大変残念。今後も大河ドラマ化に向けて引き続き署名活動や要請活動に活発に取り組んでいく」とコメントを発表した。
会では、保科正之の大河ドラマ化実現を目指し、5年前の平成16年から活動してきた。
これまでに30万人以上の署名を集めたほか、NHKへの要望活動を行い、昨年2月には全国組織も発足させた。
今回は実現しなかったが、会では今後も保科正之のドラマ化実現に向け活動していくという。 -
南箕輪村出身加藤道彦さん 村商工会で講演
南箕輪村商工会の研修会が16日夜、商工会館で開かれ、南箕輪村出身で現在京都府で経営コンサルタントをしている加藤道彦さんが講演した。
研修会は事業に役立つ知識を学んでもらおうと村商工会が毎年開いているもので、商工会員約60人が参加した。
講師を務めた加藤さんは現在61歳で、下着メーカーのワコールで役員を務めるなど40年近く働き、定年後の現在は京都府で経営コンサルタントをしている。
加藤さんは、京都には大企業だけでなく、創業100年を超す中小企業が何社もあることをあげ、「長期計画をもつ経営者が多く、立ち上げ当初の信念や目標を大事にしている企業が長く続いている」と説明した。
加藤さんは、「自分の企業はこれだけは負けないというものを見つけて、そこに関して絶対に負けないよう貪欲になることが大切」と呼びかけていた。 -
「伊那市の良さは自然環境」
Uターン、Iターン就職者アンケート結果まとまる伊那市の良いところは「自然環境」、課題は「道路交通網の整備」というアンケート結果が出ている。
伊那市がUターン、Iターン就職者を対象に昨年9月から10月にかけて実施した調査で、伊那市を中心とした主要な14事業所のUターン、Iターン就職者253人から回答を得た。
伊那市に来て良かったことの第1位は「自然環境」で、UIターン者3割が回答している。
続いて「住みやすさ」「子育て環境」となっている。
一方伊那市に来てがっかりしたことの第1位は「道路交通網関係」で、良かったことと同様それぞれ3割近くが回答。続いて「都会的でないこと」と続いている。
伊那市にIターンした理由としては、「やりたい仕事だった」などと仕事がキーワードとなっているのに対し、Uターンした理由については「家の事情」「ふるさとだから」などと仕事とは直接関係なかったことが浮き彫りになっている。
伊那市は、このアンケート結果を20日に開くUIターンシンポジウムで報告する。
シンポジウムは20日午後3時から伊那市役所多目的広場で開く。 -
竜南保育園の親子がネイチャーゲーム
伊那市の竜南保育園園児とその保護者が13日、春日公園でネイチャーゲームを楽しんだ。保育参観に合わせて行ったもので、約180人が参加した。
ネイチャーゲームは、アメリカで開発された野外活動で、見る、聞く、触れるなどさまざまな感覚を使って自然を直接体験するゲーム。子どもたちは、自然の中で行ういろいろなゲームにより感受性が豊かになり、思いやりの心が育まれるという。
春日公園では、いなネイチャーゲーム協会のインストラクター5人が、さまざまなゲームを紹介した。
動物の名前が書かれたカードに従い、その動物になりきるゲームでは、子どもたちがウサギやゾウ、ペンギンなどの仕草をまねていた。
土曜日ということもあり、普段子どもと触れ合う機会の少ない父親の姿も多くみられた。 -
旧井澤家で古田人形芝居上演
伊那市西町の旧井澤家住宅で14日、箕輪町上古田に伝わる古田人形芝居が上演された。
伊那部宿を考える会が、昔ながらの造りの住宅で芝居を楽しんでもらおうと企画した。年に1回行い、今回が4回目。
古田人形芝居保存会のメンバーが、四国・阿波藩でのお家騒動を描いた「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を披露した。
旧井澤家住宅は江戸時代中期に建てられ、酒屋を営んでいた。
舞台は、馬が飼われていた馬屋の部分を利用していて、訪れた人たちは趣きのある雰囲気のなか芝居を楽しんでいた。 -
中尾歌舞伎ふるさとおこし協議会
オリジナル焼酎づくりへサツマイモ植え伊那市長谷の中尾歌舞伎を核に地域起こしをしようと、中尾歌舞伎のオリジナル焼酎をつくる活動が始まった。
長谷中尾の畑で14日、「中尾歌舞伎ふるさとおこし協議会」のメンバーが焼酎用のサツマイモ「黄金千金」の苗を植えた。
中尾歌舞伎保存会、伊那市、JA上伊那などでつくる「中尾歌舞伎ふるさとおこし協議会」は、長谷の中尾歌舞伎を核とした地域振興を目的としていて、昨年、農林水産省のモデル事業の採択を受け発足した。
農山漁村の活性化と自立を目的とした事業で、平成24年度まで年間200万円の補助を受けている。
2年目の今年は、地域に密着した特産品づくりをしようと、オリジナルブランドとして「中尾歌舞伎の芋焼酎」の製造を計画した。
協議会の西村篝会長は、「焼酎づくりが地域に根付く活動となり、少しでも地域おこしの力にしたい」と話していた。
サツマイモは10月に収穫し、完成した焼酎は来年春に中尾歌舞伎の公演で販売するほか、長谷の酒販店などでも販売する予定という。 -
大芝高原まつりポスターなど決定
南箕輪村で8月に開かれる大芝高原まつりのポスターなどの図案が昨夜、村役場で開かれた選定会で決まった。
図案は、南箕輪中学校美術クラブの34人が応募した。
ポスターの図案に選ばれたのは、2年生の永井あかりさんの作品。ポスターは200枚作り、村内の公共施設や飲食店などに掲示する。
うちわの図案は、3年生の本郷未樹さんの作品。うちわは6500本作り、村内全戸に1本ずつ配る。
パンフレットの図案は、3年生の竹松鈴佳さんの作品。図案はパンフレットの表紙に使う。
ポスター、うちわ、パンフレットは7月下旬に完成する予定。 -
箕輪町共同作業の家新築を検討
箕輪町の平澤豊満町長は、箕輪町共同作業の家の施設整備について、新築の方向で検討していることを明らかにした。16日開いた箕輪町議会一般質問で答えた。
共同作業の家は昭和61年に建設され、62年に開所した。
建設から23年が経過して建物が古くなり、一部に痛みが生じているという。
平澤町長は、「今後できるだけ早い時点で新築を考えている」とし、建設場所については「今、建物がある沢の周辺が一番いいと考えているが、保護者などと検討したい」と話した。 -
伊那街道を歩く勉強会
名所案内地図作成へ地域の名所を巡り案内地図などを作成しようと16日、伊那市の住民が伊那街道を歩く勉強会を開いた。
これは、身近な資源を生かし地域振興を図ろうと伊那市の御園・山寺・坂下・荒井・西町の5地区の住民でつくる歴史の道伊那街道を歩こう会が開いた。
会は、区の役員と伊那市地域協議会の委員25人で構成し、今年5月に発足した。
この日は、伊那市文化財審議委員会の久保村覚人さんを案内人に、伊那部宿や平安時代に名馬を集めて都へ献上したとされる御馬寄など伊那街道沿線を歩いた。
このうち現在の明十橋、昔でいう往来橋たもとの道標は、文正8年に建てられたとされていて、右が江戸身の婦、左が善光寺と記されている。
久保村さんは、「坂下に仕事で来た建具屋が地元へお礼に残したものではないか」と解説していた。
会では、伊那街道いいとこマップを作成し全戸配布するほか、地域住民などに対しての案内看板を設置する計画という。 -
西駒山荘トイレ説明会
中央アルプス西駒ヶ岳の登山を計画している中学生を対象とした山荘でのトイレの使い方説明会が16日、伊那市の伊那中学校で開かれた。
説明会は、西駒山荘を経営している伊那市が、生徒たちに山の環境保護の取り組みについて知ってもらおうと登山前に開いている。
西駒山荘の管理人宮下拓也さんが山荘のトイレの現状について説明した。
西駒山荘では環境への負担を減らすために袋式トイレを使っている。
袋の中には吸水性に優れた紙が入っていて、使用後は袋のままためておくことができる。
秋にヘリコプターで荷下げして焼却処分することから山の環境に負担がかからず、伊那市では平成13年から使っている。
この説明会は今月29日まで上伊那の4中学校で開く。 -
上伊那新型インフルエンザ対策協議会会議
「冷静な対応」呼びかけ新型インフルエンザの2例目の県内発生を受け16日、上伊那地方本部と8市町村の担当者との合同会議が開かれた。地方本部長の宮坂正巳上伊那地方事務所長は、「まだ上伊那管内で発生はないが、今後の展開にも注目し、正確な情報に基づいた冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけた。
会議では、県や上伊那での対応が報告された。
それによると上伊那では、指定医療機関となっている伊那中央病院のほか4つの病院が協力病院となっていて最大で1日700人の外来診療の受け入れが可能、入院は182人分の病床が確保されているという。
また、飯田で感染が確認された男性が、熱が出る前の今月13日、飯田で開かれた保育フェスタに参加していたことを受け、各市町村が独自に調査した結果を報告した。
報告によると、駒ヶ根市と中川村で親子1組、飯島町で保育士3人、宮田村で保育士5人がフェスタに参加していたという。
いずれも、今のところ発熱などの症状はなく、県の指示に従い、園児は登園せず自宅待機、保育士や保護者は自宅待機のほか、マスクを着用しての出勤などの対応をとっているという。
伊那保健福祉事務所では、上伊那でもフェスタ参加者がいることから、電話対応時間を15日夜から24時間体制にしている。
これまで、参加者からの相談が寄せられたが、感染を疑うような例はなかったという。
電話相談は伊那保健福祉事務所(TEL76-6837)へ。 -
思沢川にホタル舞う
伊那市御園の思沢川でホタルが舞い始めている。
地区住民でつくる「思沢川に蛍を育てる会」が、エサとなるカワニナを放ちホタルを育てる活動を行なっていて13年ほどになる。
ホタルの飛び交う季節になると、思沢川には竹で作った手作りの灯篭が立てられる。
この一帯は街灯もなく、夜は闇に包まれる。
市街地でこのような場所が残っているのは珍しく、貴重な自然を守っていこうと、ホタルを育てる活動が始まったという。
今年は20日過ぎから月末がピークになりそうで、多い日には1000匹ほどが舞う姿が見られそうだという。 -
田畑半沢ほたる祭り
南箕輪村田畑の半沢川で、ほたる祭りが行われている。
祭りを行っているのは、田畑の住民有志でつくる「田畑半沢を愛する会」。ホタルが舞い、魚も多くいた昔のような川を取り戻そうと、エサの放流や河川整備をしている。
会によると、今年は祭り初日の14日から比較的多く舞っているという。
ほたる祭りは28日まで。時間は午後7時半から9時半まで。 -
上村町自主防災訓練 福井県鯖江市が視察
伊那市山寺の上村町自主防災会の訓練が14日行われ、福井県鯖江市神明地区区長会が視察に訪れた。
上村町自主防災会は、台風による浸水被害を受け平成17年に発足。これまで年2回の訓練のほかマニュアルを載せたパンフレット作成など、積極的に活動している。
鯖江市神明地区では、町内会ごとに自主防災組織があるが、まだ実戦的な訓練や活動が出来ていない組織もあることから、今回上村町を視察することにした。
上村町自主防災会は、白山神社付近でチェーンソーの扱い方や放水の訓練をした。
神明地区からは「女性でも消火活動ができるのか」「メンバーの報酬や、コミュニケーションの方法はどうしているのか」などの質問が出ていた。 -
新型インフルエンザ冷静な対応を
県内で初めて新型インフルエンザ感染者が確認され、長野県は冷静な対応を求めている。
市町村でも、「感染拡大の危険性は低い」と見て、従来通りの体制を維持する中で、冷静な行動を住民に求めている。
13日に飯田市で新型インフルエンザに感染した患者が確認されたことを受け、翌14日は県の相談窓口に200件を超える相談が寄せられた。
その大半が、感染したのではないかと心配する内容だった。
しかし県では、患者が限定されていて、接触した人も限られていることから、現時点では感染が広がるような状況にないと判断し、冷静な対応を求めている。
学校行事や事業の自粛要請などは行わない方針。
伊那市や箕輪町でも14日、対策会議が開かれ、県の判断に従い、これまで通りの対応を行っていくことを確認した。南箕輪村も同様の方針という。
上伊那の新型インフルエンザの相談窓口は、伊那保健福祉事務所(TEL76竏・837)で、対応時間は午前8時半から午後5時15分まで。急な発熱などに関する相談は時間外でも対応する。 -
箕輪町ごみ資源化事業
モデル地区は木下区箕輪町は本年度、生ごみの資源化推進のためモデル地区を設定して事業を行う。
生ごみの資源化は、各家庭から出た生ごみを集めて処理し、堆肥を作るもので、箕輪町は本年度予算に200万円を盛り込んでいる。
15日開いた箕輪町議会一般質問で平澤豊満町長は、木下区の区会議員の了解を得たとして、「区内の常会をモデル地区に選ぶ」と話し、「生ごみは収集するごみの4割を占めている。削減につながるよう期待したい」と話した。
具体的な方法について町では、収集と堆肥化を業者に委託する方法と、地域に大型の生ごみ処理機を設置する方法を想定しているが、住民と共に考え、取り組みやすく続けていける方法をとりたい竏窒ニしている。
作った堆肥については、農地や家庭菜園で使用してもらう予定。
実施時期は未定だが、地区が決定したらできるだけ早く実施したい竏窒ニしている。 -
南アルプス林道バス 北沢峠まで全線開通
夏山シーズン本番を迎え伊那市営南アルプス林道バスは15日、北沢峠までの全線が開通した。
仙流荘バス停を午後0時45分発のバスには4人が乗車した。
これまで林道の歌宿までだったバスの運行は、この日から出発点の戸台口から標高2032メートルの北沢峠まで延長22・6キロを結ぶ。
林道バスは1980(昭和55)年の運行開始以来30年間無事故を継続していて、去年は期間中、約4万3千人の利用があった。
バスの運行はシーズンが終わる11月初旬まで。料金は仙流荘から北沢峠まで1100円、子どもは半額。 -
伊那市議会がBルート実現求める
伊那市議会交通対策特別委員会は15日、伊那市役所で開き、市議会としてリニア中央新幹線のBルートの実現を求める意見書の提出などを検討していくことを確認した。
13日に伊那市で開かれたJR東海の説明会に出席した矢野隆良委員長は、「JRからルートに関する話はなかったが、民間会社はコストを下げなければ利益を出せない。全額自費で工事を行うなど、暗にCルートを想定したようなニュアンスだった」とした上で、議会として「あくまでBルート実現を意思表示しなければならない」と話した。
委員会には各派の代表8人が出席。市議会として6月定例会最終日の22日に、議長名で国と県にBルート実現を求める意見書を提出するか、決議する方向で調整を進めることにしている。 -
南箕輪村商工会 プレミアム商品券発売へ
南箕輪村商工会は、7月26日にプレミア率20パーセントの「まっくんプレミアム商品券」を発売する。
南箕輪村商工会館で15日、記者発表が行われ、商品券の発売日などが示された。
商品券発行総額は2400万円で、千円券12枚つづりを1万円で販売する。
プレミアム商品券は、村が企画し、賛同した商工会が村の補助プレミアム分400万円などを受けて実施する。
購入対象者は、村内在住の15歳以上の人で、一人当たり5セットまでの購入制限を設ける。
利用は7月26日の発売日から11月30日まで。
商品券の取扱いがをきる事業者は、商工会会員やJAなどで、商工会では17日から参加事業者も募集する。 -
子育て中の保護者支援
相談員設置の考え示す南箕輪村の唐木一直村長は15日、子育て中の保護者を支援する相談員を新たに設置したい考えを示した。村議会6月定例会の一般質問の中で答えた。
これまでは、義務教育中の子どもやその保護者を対象にした教育相談員を設置していた。
最近は、幼児教育や就学支援など総合的な相談も増えてきたことから、新たに相談員を設置し、教育相談員とともに活動する。
これにより「保護者からの相談に幅広く対応しいきたい」としている。
また唐木村長は、長引く不況により所得が激減した国民健康保険の加入者に対して、税を減額する措置について検討したい考えも示した。
実施時期は未定だが、早急に取り組みたい竏窒ニしている。 -
ローズガーデンで2組目の挙式
バラが見ごろを迎えた伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで13日、結婚式が行われた。
伊那市観光が無料招待した二組目で、マイケル マシアスさんと母親が高遠出身の山岸理絵さんが人前式を挙げた。
しんわの丘ローズガーデンは、8千平方メートルの敷地に128種類、2600株のバラが植えられていて、今ちょうど見頃を迎えている。
そんなバラに囲まれて、二人は永遠の愛を誓っていた。 -
伊那北駅前で伊那小児童が朝市
伊那市山寺の商店主らでつくる山寺活性化協議会は13日、地元伊那小学校の児童らとともに朝市を開いた。
朝市は、「学生の街づくり」をテーマに取り組む協議会が地域の活性化を図ろうと開いたもので、今年で2年目。
伊那小6年の夏組が、山寺の商店で販売している品を通常より安く販売した。
駅前は児童らの「いらっしゃいませ」という呼び込みの声が響き、多くの買い物客が集まっていた。
同じく6年の春組は、総合学習で取り組んでいる太鼓演奏を披露し賑やかさを演出していた。
駅前には児童の保護者や協議会のメンバーらが集まり、子どもたちの元気な姿に目を細めていた。
またこの日は、駅前広場の有効活用について協議会と共に検討している伊那北高校の生徒が、朝市の様子を文化祭で紹介しようとビデオに収めていた。
この朝市は10月末まで毎月第2、第4土曜日に開かれる。 -
伊那商工会議所女性会 保育園で環境紙芝居
親子で環境問題を考えてもらおうと、伊那商工会議所の女性会が13日、伊那市の竜西保育園で環境紙芝居を披露した。
保育参観に合わせて行ったもので、女性会のメンバー6人が、年長園児とその保護者の前で2つの紙芝居を披露した。
紙芝居は、子どもたちにも環境問題に意識を持ってもらおうと女性会が去年作成した。
これまでにも市内の保育園で披露してきたが、「親子で見てもらったらいいのではないか」との意見も多く、今年は保護者にも見てもらおうと考えた。
親子は、物語を楽しみながらリサイクルの方法や電気の大切さを学んでいた。
女性会の武田延子副会長は、「親子で学び、家庭で実践してほしい」と話していた。 -
福与の農地を守る会 焼酎用サツマイモの苗植え
箕輪町福与区の住民有志でつくる「福与の農地を守る会」は13日、遊休農地50アールに焼酎用サツマイモの苗1万本を植えた。
会員18人が3カ所の畑を順番に回り、「黄金千貫」と「紅あずま」の2種類の苗植え作業に汗を流した。
会は、6年前に地区の遊休農地を有効活用していこうと住民有志により発足した。
5年前から箕輪町のブランド焼酎「いも焼酎みのわ」の原料となるサツマイモを栽培。現在は330アールの畑で焼酎用サツマイモのほかソバなどを育てている。
現在会員は18人で、古くから住んでいる専業、兼業農家のほか、新たに家を建て移住して来た人も参加しているという。
会長の那須千元さんは、「住民が協力し畑を作ることは、荒廃農地を無くす一つの手段。今後は、若い人も関心を持ち参加するような組織にしていきたい」と話していた。 -
伊那谷森と人協議会がますみケ丘にウッドデッキ造り
伊那谷森と人を結ぶ協議会は13日、伊那市のますみケ丘平地林でウッドデッキを造った。
ウッドデッキづくりには協議会のメンバーのほか、ボランティアら16人が参加した。
協議会は森林整備やその保護また森を活用したイベントなどを行っており、現在会員11人で活動している。
ウッドデッキは市民の憩いの森として整備が進んでいるますみケ丘平地林を、さらに魅力あるものにしようと造っている。
完成すれば森の舞台として、音楽会や演劇など発表の場として使う。
木材はアカマツやヒノキ、サワラなど平地林で出た間伐材を使っている。
協議会代表の稲辺謙次郎さんは、「このウッドデッキを中心にたくさんの人が集まり、楽しい時間を過ごせる場所になると思う」と話している。
ウッドデッキは、協議会が11月に計画している森に親しむイベントでお披露目するという。 -
梨オーナーが袋かけ体験
箕輪町木下でJA上伊那の梨オーナー園が13日開園し、県内外から訪れたオーナーが作業に汗を流した。
梨のオーナー制度は、希望する人が一定区画のオーナーとして袋かけや収穫を体験し、収穫した梨を受け取る。
県内外から30組、約90人が訪れ、箕輪町木下の果樹園で袋かけを体験した。
この果樹園は、管理者のいなくなったほ場を利用してオーナー園としたもので、JAの職員によると上伊那では初の梨オーナー園だという。
訪れた人たちは地元農家のアドバイスを受けながら、まだ小粒の梨に袋をかけていた。
JA上伊那では、梨の収穫期となる10月の初めに収穫祭を開き、オーナーに収穫を体験してもらうという。 -
親子で飛行機作り
南箕輪村の公民館講座「いろいろものづくり体験講座」は13日開き、親子連れら約40人がはがきと割りばしで飛行機づくりに挑戦した。
村公民館では子どもたちにものづくりの楽しさを知ってもらおうと講座を開いていて、今回は父の日を前に親子で楽しめる飛行機づくりを計画した。
参加者は、元中学校教諭の原孝寿さんの指導を受けながら、使用済みはがきを羽の形に切り取り、軸となる割りばしに張り付けていた。
中には子どもよりも熱中して飛行機づくりをする父親の姿も見られた。
ある父親は、「完成した物を買ってくることが多いが、今日は久しぶりに親子でものづくりを楽しめた」と喜んでいた。 -
リニア中央新幹線 JR東海が上伊那地区で説明
首都圏と中京圏を結ぶリニア中央新幹線の2025年開業を目指すJR東海は13日、上伊地区建設促進期成同盟会の関係者らを対象に伊那市役所で説明会を開いた。
説明会には、上伊那8市町村の市町村長や議会議員、商工団体の関係者ら約180人が出席した。
JR東海は先月、松本市で県内5地区の期成同盟会に対して初の説明会を開催。席上、各同盟会から地元での説明会開催の要望を受け、上伊那や諏訪など県内4会場で説明会を計画した。
上伊那地区期成同盟会会長の小坂樫男市長は、「リニアは地域振興を含めた国の一大プロジェクト。単に首都圏や中京圏を結べばいいものではない」と話し、「長野県は、伊那谷を通るBルートで一本化されている。今日はいい機会なので、Bルート実現に向け強くお願いしたい」とあいさつした。
JR東海の関戸淳二担当課長は、「リニアの技術的な面などに理解を深めて頂き、早期実現を目指し、支援と協力をお願いしたい」とあいさつした。
会は冒頭を除き非公開で行われた。出席者によると、JRの担当者が開発の経緯や山梨県の実験線の施設概要など基本的な事柄について説明。質疑では、出席者から伊那谷を通るBルートでの建設を求める声が相次いで出ていたという。