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チャイルドシート着用モデル園指定
チャイルドシート着用に対する意識を高めてもらおうと6日、伊那市内の2つの保育園が、チャイルドシート着用モデル園に指定された。
これは、県警が今年度から行っている事業で、上の原保育園と西春近南保育園が指定された。
伊那警察署の依田公雄署長から、2つの保育園に指定書が手渡された。
昨年、伊那市と伊那市交通安全協会連合会が市内の保育園で行った調査では、チャイルドシートの着用率は68・3%で年々増えてきているものの、まだ完全着用には至っていないという。
指定を受けた保育園は、ともに着用率が50%ほどで、園では低さに驚き、これまでに園便りなどで呼びかけをしてきた。
2つの保育園では、指定を受け、保護者対象の交通安全講習会などを開きたい竏窒ニしている。
依田署長は、「将来がある子どもが、悲惨な事故の被害を受けないよう着用を徹底してもらいたい」と呼びかけていた。 -
伊那技術専門校で入校式
伊那技術専門校で7日、入校式が行われ、試験に合格した74人が出席した。今年度の入校応募者は130人で、定員の90人を大きく上回った。
今年度は、訓練期間が2年間のメカトロニクス課に14人、情報システム科に10人、1年間の木工科に24人、半年間のパソコン活用科と機械科に26人の計74人が入校した。
式の中で遠藤昌之校長は、「世界的な不況の中、日本の技術者の核となれるよう努力をして学んでほしい」と話した。
また、入校生を代表して駒ヶ根市の田中雅人さんは、「目標とする知識や技能を身につけ、社会で活躍できるよう努力します」と誓いの言葉を述べた。
今年度、伊那技専の入校応募者は130人で、去年の78人と比べ約1.6倍に増加した。また入校者の平均年齢も昨年度の27.2歳から31.2歳に上がっている。
技専ではこの要因について、経済情勢の悪化による失業者が増加し、この機会に必要な技術を身につけようという人が増えたため竏窒ニみている。
この日、入校した学生は、資格取得や企業での実習などを通して働くために必要な技術を身につけることになっている。 -
南信美装社員がごみ拾い
伊那市東春近の清掃管理会社南信美装の社員が8日、会社近くの榛原河川公園などで清掃活動をした。
これは公園や周辺の道路を気持ちよく使ってもらおうと行われたもので、社員約40人が参加した。
社員らは投げ捨てられた空き缶やタバコの吸いがらなどを手で拾い集めてはゴミ袋に入れていた。
作業は朝7時から1時間ほど行われ、集まったゴミは分別して処理した。
ゴミの中には焼き肉で使った網などもあり、社員らは「公園は子どもが集まる所なので、まず大人がルールやマナーを守ってもらいたい」と話していた。 -
南箕輪村長選挙 一夜明けて
7日告示の南箕輪村長選挙は、現職の唐木一直さんが無投票で再選した。当選から一夜明けた8日、唐木さんの選挙事務所には、当選祝いに駆けつける人の姿が見られた。
「今朝は、普段よりも早く朝5時に起きた。昨日の興奮が残っていたのだと思う」と話す唐木さん。
「二期目のスタートについては、無投票当選だった。その意味、住民の付託にどう答えていくか、重い責任を感じた、それが1番目の感想。無投票ということで、いろいろな声を聞く機会が少なかったのは事実。その中でゆっくり話をする間もなかったので具体的な声を拾うことにはならなかった。対話集会を主に住民の皆さんの声を聞いていきたい」と語った。
唐木さんは、現在骨格予算となっている当初予算の肉付けを就任早々に行いたい考えを示した。
具体的な内容として、不況を脱するまでは生活を優先する施策が重要と位置づけ、高齢者の介護保険料の自己負担金の軽減を図りたい竏窒ニしている。
公約にも掲げている自然エネルギーの活用については、太陽光発電、太陽熱利用の施設、ペレットストーブなどに対して、補助金制度を創設したい竏窒ニする。
8千万円が見込まれる村民体育館の耐震化事業に着手したい考えも示した。
これらの事業は、4月末ごろに開かれる臨時議会に提出される見込み。
唐木さんの初登庁は16日、任期は2013(平成25)年4月15日までの4年間。 -
女性合唱団ザ・シワクチャーズが韓国演奏会に向け練習
60歳以上の女性でつくる合唱団ザ・シワクチャーズ伊那が韓国の南原で行われる交流演奏会に向け練習に励んでいる。
いなっせで行われた6日の練習には、団員約50人が参加した。
シワクチャーズは伊那市の歌などを作曲した名誉市民の故高木東六さんの遺志を継ごうと2年前結成されたもので、現在は団員60人が活動している。
南原の訪問は高木東六さんが制作したオペラ「春香」の舞台となっていることが縁で決まったもので、5月から始まる春香祭にあわせて訪れることになっている。
交流演奏会では南原春香合唱団とシワクチャーズがそれぞれ歌を披露することになっているほか、合同合唱も予定されている。
シワクチャーズ代表の北沢理光さんは、「これを機会に民間の交流を進め、互いの文化の発展につなげていきたい」と話している。 -
高遠の御堂垣外で春祭り
伊那市高遠町の御堂垣外地区で5日、およそ60年ぶりとなる春祭りが行われた。
会場の公民館広場には、屋台が出るなどして、多くの地区住民が訪れ、公民館ではフラダンスのグループによる発表が行われた。
御堂垣外地区では、みこしや屋台、演芸などがある大きな祭りは60年近く行われていなかった。
そこで、地区の活性化のためにと今回祭りが計画された。
この祭りを盛り上げようと、高遠北小学校の新1年生の保護者と1年生によるフラメンコもあった。
祭りに訪れた地域の人たちは、おひねりを投げるなどして踊りを楽しんでいた。
祭りを計画した地区の祭事部では、「活気があっていい。地区の活性化につながると思うので来年以降も続けていきたい」と話していた。 -
萱野高原に大山桜植樹
箕輪町の萱野高原で5日、オオヤマザクラの植樹が行われ、苗木100本を植えた。
苗木は中部電力伊那営業所から50本、残りの50本は箕輪町出身者でつくる東京箕輪会と中京箕輪会から寄贈された。
作業には、地元の生産森林組合役員らでつくる萱野高原活性化委員会と苗木の寄贈者ら約50人が参加した。
数人ずつに分かれ、かやの山荘近くや林道沿いなどに丁寧に苗木を植えていた。
萱野高原の植樹活動は、平成17年に町の発足50周年記念事業の一つとして始まった。
高原一帯がピンク色に見えるような桜の山にしたい竏窒ニ取り組み、この日の100本も含め、これまでに680本を植樹している。 -
南箕輪村長選
唐木一直氏 無投票再選任期満了に伴う南箕輪村長選挙が7日告示され、現職で2期目を目指す唐木一直さんが、無投票で再選した。
当選が決まり、支持者から祝福を受けた唐木さんは、「無投票ということで責任の重さを感じている。2期目は子育て、教育、福祉を基本に、今回公約として打ち出した環境問題、健康問題にも力を入れたい。味工房が完成したので大芝高原を村のブランドとして売り出し、大芝から村の元気と活力を発信していきたい」と決意を述べた。
また、長年の懸案事項だった153号伊那バイパスと下水道事業がこの2年間で完成することから、「住環境整備が整ってくるので、人口増加政策に再び力を入れたい」と話した。
この日、唐木陣営は、午前8時30分に届け出を済ませると南殿コミュニティセンターで出陣式を開き、唐木さんは、集まった支持者200人を前に、2期目に向けた決意を訴えた。
第一声のあと、久保や北殿地区など北部・中部地域を中心に回り、地域住民に支持を訴えた。
昼には事務所にもどって一息。午後は再び、大泉や南原など西部・南部地域を中心に回った。
唐木さんは1948(昭和23)年生まれの60歳。1967(昭和42)年に伊那北高校を卒業後、南箕輪村役場に就職。総務課長などを歴任し、2001(平成13)年に助役に就任した。
2005(平成17)年の村長選に出馬し、村民の目線に立った村政を基本方針に掲げ、選挙戦の末、初当選を果した。
当選後は、合併論議の末、自立を決めた村として行財政改革を行い財政の健全化を図ったほか、子育て支援センターの設置、乳幼児医療費を中学生まで無料化するなど子育て支援の充実に力を入れてきた。
2期目を目指す今回は、「村民が安全で安心して暮らせる子育て・福祉・教育に優しい村づくり」「活力と元気を育む村づくり」を基本方針に掲げ、村民に支持を訴えてきた。
長野県によると、南箕輪村は2008(平成20)年、県内の市町村の中で最も人口増加率が高い自治体で、県全体の人口増加率マイナス0.41%と比べ、村は1.15%と高い数字となっている。
そんな中、アパートなどに住む組に加入しない世帯が増加傾向にあり、地域コミュニティのあり方が課題となっている。
村によると組に加入しない世帯が増えると、地区の連携がうまく取れないことや、災害時などの体制づくりに影響があるという。
また、最近では郊外に大型店の進出が続き、商業をとりまく環境も変化してきていて、高齢者や障害者など交通弱者の買い物といった生活面での対策が必要となっている。
これらの課題を抱える中、4年間の舵取りは無投票により現職の唐木一直さんの手にゆだねられた。
南箕輪村の歴史の中で、無投票での当選は、公職選挙法が昭和25年に制定されてからこれで3回目。
唐木さんの初登庁は16日、任期は2013(平成25)年4月15日までの4年間となっている。 -
日系ブラジル人のための行政出張コーナー開設
経済情勢の悪化に伴い県は、派遣の契約を解除され生活に苦しむブラジル人労働者のための行政出張コーナーを7日、上伊那地方事務所に開設した。
派遣切りにあって家賃が払えなかったり、日本語が不自由なため再就職が難しい人を支援しようと開設した。
内容は生活保護や解雇に関する相談などで、ポルトガル語の通訳が常勤し相談を受け付ける。
初日は、多くのブラジル人が相談に訪れていた。
このうち会社を解雇となった箕輪町に住む日系ブラジル人は、「現在のアパートが高いので県営住宅に入りたい」と相談していた。
この行政出張コーナーは毎週火曜日の午前10時から12時、午後1時から午後4時30分まで。電話での相談も受け付けている。 -
美篶ごみ懇談会
上伊那広域連合が計画する新しいごみの中間処理施設に関する懇談会が6日夜、伊那市の美篶きらめき館で開かれた。
懇談会は、美篶地区の各区長や各種団体の代表者などでつくる美篶地区新ごみ処理施設に関する委員会が開いた。
委員会が開いた懇談会で伊那市や上伊那広域連合を交えたものは今回が初めてで、会場には約80人が集まった。
施設の候補地について、会長の「覆すべきではない」とする考えに対し、住民からは「市の結論ありきで話を進めないでほしい」などといった意見が出された。
また市や広域連合では、環境アセスの着手に必要なのは地元区の合意のみ竏窒ニしているが、「美篶を含めたアセス合意で話を進めてほしい」と地元区と同じ扱いを求める意見も出された。
懇談会では上大島区が去年の12月に区の総会で、候補地を桜井天伯付近とすることに対し、反対決議を可決したことや、148戸のうち122戸から反対署名が集まったことなどが報告された。
懇談のあと、委員会の赤羽要会長は、「建設の反対、賛成の前に、事実を一つひとつ確認しながら積み重ねていきたい。今後も話し合いを続け、地区の人が不安に感じていることを明らかにしていきたい」と話した。 -
手良小でヤギの赤ちゃん誕生
伊那市の手良小学校で4日午後4時ころ、ヤギの赤ちゃんが生まれた。
同校の3年生が去年からメス1頭を借りて育てていて、秋に妊娠、今回めでたく子ヤギ誕生となった。 -
【信州花便り】
下伊那郡松川町から、桜の話題が届いた。
松川町の中心を流れる片桐松川では、堤防のソメイヨシノが満開となっている。
国道153号にかかる小松川橋の上流には、800メートルにわたり200本の桜が植えられている。
開花は去年より5日ほど早く現在は満開。見頃は今週いっぱいと予想されている。
上流には、JR飯田線の鉄橋もあり、写真愛好家の撮影スポットにもなっているという。 -
グランセローズが野球教室
信濃グランセローズは、南箕輪村大芝高原でのキャンプ最終日の5日、地元の小学生を対象に野球教室を開いた。
大芝野球場で開かれた野球教室には、南箕輪村の南小ドラゴンズや駒ヶ根、辰野の5つの少年野球チームなどが参加した。
子どもたちは、ポジションごとに分かれて選手とコーチから指導を受けた。
ピッチャーは、投球練習をしながらフォームを教わり、「キャッチャーミットを良く見て、そこに投げるイメージをしっかり持って」とアドバイスを受けていた。
内野手は足の使い方などを重点に教わり、南箕輪村出身の松澤俊充選手が投げる球を一人ずつ取って投げる練習を繰り返していた。
指導を受けたある子どもは、「うまい人に守備を教わって、うまくなった気がする」と話していた。 -
高遠城址公園の桜 開花宣言
伊那市は6日、高遠城址公園の桜が開花したと発表した。
“天下第一の桜”として知られる高遠城址公園の桜の開花は去年より3日早く、伊那市では11日土曜日前後が見ごろと予想している。
公園の中で最も早く咲く南ゲート付近では、訪れた人たちが花を写真に納めるなどして楽しんでいた。
公園中央の本丸や桜雲橋近くでは、つぼみの赤みが増し、遠方から訪れた花見客らが園内を散策していた。
また屋台の店主らは、今年は長野市で善光寺の御開帳が行われていることから相乗効果があるとして、観光客の集客アップを期待していた。
今年の桜まつり期間中は9日と10日に伊那市商工会女性部によるさくら茶のサービス、また9日と13日には桜奏会による高遠ばやしの巡行、15日には保科正之公大河ドラマ化成就祈願として江戸かっぽれなど、さまざまなイベントを行い、全国から訪れる花見客を出迎えることにしている。
伊那市では高遠城址公園の桜の見ごろを11日前後、また、春日公園と伊那公園は10日頃と予想している。 -
春の全国交通安全運動始まる
春の全国交通安全運動が6日、始まった。
伊那市役所前に交通指導所が設けられ、伊那市交通安全協会連合会など関係者約80人が、ドライバーに安全運転を呼びかけた。
運動の基本を「子どもと高齢者の交通事故防止」としていて、シートベルトやチャイルドシートの着用の徹底、飲酒運転の根絶などを重点に掲げている。
伊那警察署によると、管内の今年の交通事故は4月5日現在で死亡事故は無く、人身事故は108件で去年の同じ時期と比べて33件減少している。
またケガ人は138人で28人の減となっている。
春の全国交通安全運動は15日までで、10日には交通事故死ゼロを目指す全国統一日として、人波作戦が行われる。 -
南箕輪村長選挙あす告示
任期満了に伴う南箕輪村長選挙は7日、告示される。
6日現在、再選を目指す現職の唐木一直氏の一派が出馬を表明しているのみで、無投票の公算が大きくなっている。
共産党では、「合併論議の後の4年間、唐木村政が、必ずしも間違っていたとは思わない。候補の擁立も検討したが、選挙で争うまでにはいたらなかった。ほかの手段で、村政をよりよい方向へ進める方法を模索したい」と話していた。
また、前回の選挙で対立候補を擁立した住民有志でつくるチームグリーン南箕輪は、今回、対立候補の擁立を断念した。
この4年間の唐木村政については一定の評価をしているが、「村民の自主性、自発性を促した村民総参加の村政と、斬新な発想、リーダーシップを求めていきたい」と話している。
南箕輪村選挙管理委員会によると、昭和25年に公職選挙法が制定されて以来、村の歴史の中で村長選が無投票だったのは、昭和29年と平成5年の過去2回のみだという。
唐木氏の後援会では、無投票の公算が大きくなったことについて、「選挙はあるものと考え、準備を進めている」と引き締めを図っている。
3月2日現在、村の選挙人名簿に記載されているのは、男性5434人、女性5526人の計1万960人。
7日告示される南箕輪村長選挙は、立候補の届出が締め切られる午後5時の時点で、立候補者が唐木氏一人の場合は、唐木氏の無投票での再選が決まる。
村選挙管理委員会によると6日現在、立候補届出書類を持ち帰った人はいないという。 -
伊那北高校入学式
上伊那の多くの小中学校や高校で6日、入学式が行われ、新入生は希望を胸に新しい生活をスタートさせた。
このうち伊那北高校では普通科229人、理数科40人、合わせて269人が入学した。
松山敏彦校長は、「薫ヶ丘の学び舎で同じ志を持った仲間と学業などを全うしてほしい」と式辞を述べた。
新入生を代表して戸田大志君は、「目標を達成するために勉強、部活動に励み、仲間と共に充実した学校生活を送りたい」と宣誓した。
入学した1年生は7日、在校生との対面式を行うほか、課題テストに望む予定。
上伊那の高校では6日、伊那北高校をはじめ伊那弥生ヶ丘高校、高遠高校の3校で入学式があった。 -
「初歩の切り絵講座」受講生作品展
南箕輪村公民館の切り絵講座で学んだ人たちの作品展が8日まで、村民センターで開かれている。
会場には、約40点の作品が並んでいる。
出品しているのは今年1月から3月まで開かれた「初歩の切り絵講座」の受講生。22人が、計3回の講座で切り絵の基礎を学んだ。
今回は、学習の成果を地域の人に見てもらおうと、講座の中で制作したもののほか、自宅で作った作品も展示しているという。 -
南箕輪村マレット同好会初打ち
南箕輪村マレットゴルフ同会は2日、大芝高原内のマレットゴルフ場で今シーズンの初打ちをした。
大芝荘の山崎文直支配人と、同好会の伊澤文雄会長が初打ちをした。
大芝高原マレットゴルフ場は1日から今年の利用が始まっている。
同好会は週2回、大芝でプレーをする計画で、シーズン最初のこの日は80人が参加した。
会員は4人ずつのグループに分かれ、さっそく球を打つ感触を楽しんでいた。
伊澤会長は、「今年も元気に楽しくプレーしていきたい」と話していた。
大芝高原マレットゴルフ場は今年から、3つあるコースの一つ、白樺コースが9ホール増えて18ホールになり、コースが充実したという。 -
留学生が箕輪町長を表敬訪問
箕輪町の家庭に滞在し、伊那北高校に通うデンマーク出身の留学生が2日、平澤豊満箕輪町長を表敬訪問した。
町役場を訪れたのは、ディテ・ミケルスンさん(17)。箕輪町松島のホストファミリー須藤敬美さんとともに訪れた。
ディテさんは、国際的な高校生の留学機関AFSの留学プログラムで日本に来た。
6日から伊那北高校2年の理数科クラスで勉強し、来年2月まで滞在する予定という。
ディテさんは、「高校では美術をやりたい。家では日本の料理も習いたい」と話していた。
平澤町長は、「しっかり勉強して、留学生活を楽しんでください」と話していた。 -
泰成運輸が野菜の販売
箕輪町の運送会社泰成運輸は、地域に元気を発信していこうと4日、木下公民館で野菜の販売をした。
朝8時、木下公民館の駐車場には、社員たちの元気の良い声が響いていた。
泰成運輸は、箕輪町を拠点に精密機器などを全国各地に届けている。
野菜の販売は、不況の中、運送業以外で会社を、また地域を元気にしていこうと企画されたプロジェクト。「まごころ市場いなの里」と名付けられ、野菜を安く販売する。
得意先や知人から安く仕入れた形が悪く、出荷できないようなB級野菜が格安で並び、訪れた人たちは手に持った箱に野菜をいくつも乗せていた。
泰成運輸の野菜販売は、5日も朝8時から木下公民館で行われる。
また11、12日には、伊那市の高遠城址公園でも野菜の販売を行うという。 -
信濃グランセローズ 練習試合
南箕輪村の大芝高原でキャンプ中の、信濃グランセローズは今日、大芝野球場で練習試合を行った。
試合前には始球式が行われ、唐木一直村長が、今久留主成幸監督のミットめがけてボールを投げた。
練習試合の対戦相手は、佐久市のクラブチーム「佐久コスモスターズ」。
試合は、グランセローズが1点を先制したが、5回に1点を返されるなど接戦となった。
野球場を訪れた人たちは、今年の大芝キャンプ初めての練習試合ということもあり、雨が降る中傘をさしながら応援をしていた。
試合の結果は、2対2の引き分けとなった。
グランセローズのキャンプは5日までの予定で、5日は少年野球チームへの指導が行われることになっている。 -
おもちゃ博物館オープニング
高遠城址公園のさくら祭りに合わせて出店する「おもちゃ博物館」が4日、オープンした。
伊那市高遠町の国道361号沿いの「おもちゃ博物館」前でテープカットが行われた。
今年初めてとなるこの企画は、全国から集まる花見客に城址公園だけではなく商店街にも足をのばしてもらい、地域の活性化につなげようと伊那市商工会が企画した。
おもちゃ博物館は、テレビ番組「開運なんでも鑑定団」に出演している北原照久さんが監修していて、店内には北原さんのコレクションが並んでいる。
商工会では北原さんの母親が高遠町出身ということから、この企画を北原さんに相談したところ、快く引き受けてくれたという。
期間中は、おもちゃ博物館の出店にあわせ商店街の25店舗がそれぞれ1点ずつ北原さんのコレクションを展示する。
それぞれの店をまわり5つのスタンプを集めた人の中から抽選で、北原さん鑑修のブリキのおもちゃが当たるスタンプラリーも開催される。
おもちゃ博物館出店の最終日となる5月10日には、伊那市高遠町総合福祉センターで北原さんの講演会も計画されている。
伊那市商工会では、「商店街がにぎやかになるイベントとして成功させたい」と話している。
おもちゃ博物館の館内は、販売コーナーと特設コーナーに分かれていて、特設コーナーは入場料が大人200円、小中学生が100円となっている。 -
保科正之公像完成
名君保科正之公とその生みの親お静の立像、またその顕彰碑などが完成した。
4日、像や顕彰碑が建立された伊那市高遠町の歴史博物館前で除幕式が行われ、関係者約100人が集まった。
正之公の像は晩年の肖像画を元に高遠藩主だった20代の頃をイメージして造られた。
お静像も残っていた肖像画を元に高遠で過ごした30代の頃を再現している。
また、お静地蔵は、東京の寺、成就院に、お静が正之の幸せを願い寄進した石仏と同じ形で、3体並んでいる。
正之公の功績をたたえる顕彰碑も建立された。
総工費は約770万円。
これら石仏の建立にあたり個人や団体763件から約1千万円の寄付が寄せられたという。
式の中で建立実行委員会会長の小坂樫男伊那市長は、「この地を訪れた人たちに正之公の功績を知ってもらうとともに、大河ドラマ化を実現させたい」とあいさつした。
実行委員会では、29日に正之公生誕398年記念講演会を開催するほか、記念誌も発刊し、大河ドラマ化実現と市の観光の発展につなげていきたい竏窒ニ話している。 -
大宗館の有賀士郎さん講演会
島崎藤村など歴史上の人物に関わりの深い南箕輪村の大宗館に関する講演会が4日、村民センターで開かれた。
講演会は、地域に残された貴重な歴史に触れてもらおうと村教育委員会が開いたもので、約30人が訪れた。
大宗館の現在の当主、有賀士郎さんが講師を務め、古くから村に住んでいる有賀一族と大宗館の歴史について話した。
大宗館には、江戸時代中期から明治時代の貴重な資料が5千点ほど収蔵されていた。
また、数多くの文学者が訪れた歴史があり、水戸光圀の書や島崎藤村の作品「夜明け前」に関する資料など、学術的に貴重な資料が多く残されてきた。
有賀さんは、島崎藤村の母が有賀家の出身者であることから、「藤村の父と共に、有賀家も夜明け前に登場している。残された資料からもわかるように、両家にはとても深いつながりがあった」と話していた。 -
伊那公園のぼんぼり点灯
桜まつりを前に1日夜、伊那市の伊那公園で、ぼんぼりの点灯式があり、花火の合図で公園内のぼんぼりが一斉に点灯した。
伊那公園では毎年、個人や企業などの協力を得て、ぼんぼりを設置している。
今年は不況の影響もあり、例年より数は少なめだということだが、ぼんぼり320基、色の付いた電球450個を設置することができた。
祭りを企画している伊那公園桜愛護会の伊藤一男会長は、「経済状況が厳しい中、多くの人に協力してもらえてうれしい。地域が元気になる桜まつりにしたい」と話していた。
伊那公園の桜は現在、3分咲きで、まつりのころにちょうど見ごろを迎えるという。
桜まつりは12日の予定で、その間、ぼんぼりは毎晩点灯する。 -
三洋グラビアが環境投資
食品の包装フィルムを印刷・製造している伊那市西箕輪の三洋グラビアは、作業工程で生じる揮発性有機化合物を電力と蒸気に転換しエネルギー化する装置を導入する。深刻な経済状況の中、三洋グラビアでは環境に配慮したこの取組みに8億円を投入する。
伊那市西箕輪にある三洋グラビア本社工場。
1日に印刷する食品の包装用フィルムは40種類。1年間では5千種類に上る。
乾燥しにくい水性インキと環境負荷が大きい油性インキの双方の欠点を補った独自のハイブリッドグラビア印刷技術を1999年に開発。2002年には、環境への負荷がさらに小さい水性インキだけで印刷する技術も実用化している。
取引先は、関東甲信越、東海、北陸地方の食品メーカーを中心に300社。
100年に一度といわれる経済危機の中、今年3月期の売り上げは、前の年に比べ12パーセント、3億円増となる約28億円を達成した。
食の安心安全を求める声が高まる中で、その食品を包装する立場から清潔、安全を徹底している。
次に何かできないか竏秩B
原敬明社長は、印刷の際に空気中に広がる揮発性有機化合物に着目した。
インキを溶かす際などに用いる揮発性有機化合物は、大気中に放出されている。
それを回収し、電力と蒸気に転換し、エネルギーに使おうというものだ。
この装置の設置工事は、今月中旬に着工し秋に完成、来年1月稼動を予定する。
この装置による発電量は、285キロワットアワー、蒸気が1.7トン。これにより、工場の総エネルギー量の3割を見込めるという。
今や枕言葉のように言われている“100年に一度の不況”。
環境に8億円を投資する三洋グラビアの新年度がスタートした。 -
池坊長野県連合支部展
県下6支部の池坊長野県連合支部展が3日、伊那市の伊那商工会館で始まった。
いけばなの展示会は、前期が4日まで、後期は5、6日となっている。
初日は、多くの会員たちが詰めかけテープカットが行われた。
池坊県連合支部は昭和24年に発足した。
飯田、東信、長野、松本、諏訪、伊那の6支部で構成されていて、合同の展示会は2年に1回、支部持ち回りで開催している。
前期・後期とも伊那支部を中心に県下各地区から150点が飾られる。
黄色やピンクなど春らしい彩の花が生けられていて、訪れた人たちが足を止めて見入っていた。
池坊長野連合支部長の木下五百子伊那支部長は、「多くの人に見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。
また伊那支部では初めて、花を生けるところを見てもらう実演の時間を設けた。
会員たちの優雅な動きに会場からは大きな拍手が起きていた。
この実演は、5日まで午前11時から30分間行なわれることになっている。 -
本の家でライブペインティング
東京都在住の画家・星加海さんが3日、伊那市高遠町のブックカフェ「本の家」で、ライブペインティングを披露した。
星加さんは、朝日新聞でイラストを連載するなど全国的に活躍している。
この日は約7平方メートルの店の壁に、ペンキで手早く作品を描いていった。
星加さんは「テーマは“本の町の広場“。大人も子どもも、本を見ながらくつろいでいる作品にしたい」と話していた。
ライブペインティングは4日も午前9時ころから行われ、絵を完成させる予定。 -
小中学校で入学式
入学式シーズンの到来。3日は、伊那市と南箕輪村の小中学校10校で入学式が行われた。
このうち、伊那市の新山小学校では、竹内遥希君と山岸亜未瑠君の2人が入学した。
新山小学校の岩崎勝幸校長は、「学校では、正しい心を強くするよう勉強を頑張って下さい」と2人に声をかけた。
新山小は、児童数の減少が進んでいて、全校児童36人と伊那市で一番小さい学校。今年度から、自然に囲まれた教育環境を生かし、市内全域から通学可能な「小規模特認校」となった。
新入生の一人山岸君は障害があり、より良い環境で教育を受けさせようと、制度を利用し地区外からの入学となる。
山岸君の両親は、「地域を上げ学校や子どもたちを支えていることに共感し、新山小への入学を決めた」と話していた。
また、地区に住む竹内君の両親は、「保育園では1人だけの卒園式で寂しそうだったが、同級生ができ、子どもも喜んでいる」と話していた。
式では、4年生から6年生でつくる新山子供太鼓のメンバーが演奏を披露し、2人の入学を祝った。
入学式のピークは6日で、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校20校で行われる。