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第28回県中学校水泳競技南信地区大会 結果
第28回県中学校水泳競技南信地区大会・第43回学年別水泳競技大会(2日、アクアパーク飯田)=1位と上伊那関係分
【男子】
◆50メートル自由形▽1年(1)濱島京将(旭ヶ丘)28秒26(4)松田優太(宮田)30秒00(6)中村直樹(辰野)30秒33▽2年(1)宮内貴好(緑ヶ丘)27秒68(3)釜屋秀雄(箕輪)29秒84(5)後澤秀至(伊那東部)30秒36▽3年(1)佐藤瑛司(緑ヶ丘)26秒03=大会新(3)永井涼介(春富)27秒26(6)阪口寛(赤穂)30秒08◆100メートル自由形▽1年(1)下岡裕司(富士見高原)1分02秒08(4)荒木駿輔(赤穂)1分06秒04(5)中村直樹(辰野)1分06秒37(6)松田優太(宮田)1分07秒24▽2年(1)宮内貴好(緑ヶ丘)1分00秒12(3)釜屋秀雄(箕輪)1分06秒25(4)岩附龍一(辰野)1分08秒16(6)水上航(赤穂)1分12秒73▽3年(1)永井涼介(春富)1分00秒94◆400メートル自由形▽1年(1)岡本聖世(春富)4分51秒30(4)荒木駿輔(赤穂)5分15秒32▽3年(1)小松原祐(赤穂)4分28秒20(2)湯澤隼人(駒ヶ根東)4分32秒99(3)福澤涼甫(春富)5分11秒31(5)林光平(赤穂)6分15秒36◆100メートル平泳ぎ▽1年(1)濱島京将(旭ヶ丘)1分16秒14=大会新(3)丹羽夏輝(飯島)1分26秒47▽2年(1)後澤秀至(伊那東部)1分12秒81=大会新(4)倉田竜馬(南箕輪)1分24秒59▽3年(1)阪口寛(赤穂)1分16秒95(3)麻野雅史(赤穂)1分21秒20◆100メートル背泳ぎ▽1年(1)金田晋介(緑ヶ丘)1分13秒31(4)小林侑樹(伊那東部)1分16秒66▽2年(1)山重拓太郎(赤穂)1分10秒55◆100メートルバタフライ▽2年(1)尾野祐磨(高森)1分07秒83(2)岩附龍一(辰野)1分15秒38(5)水上航(赤穂)1分24秒11(6)玉木利哉(赤穂)1分24秒89◆200メートル個人メドレー▽1年(1)岡本聖世(春富)2分30秒64▽2年(1)濱史弥(諏訪西)2分31秒04(2)倉田竜馬(南箕輪)2分43秒58(6)名子修平(赤穂)3分07秒26▽3年(1)坂元雄太郎(高森)2分25秒18(2)湯澤隼人(駒ヶ根東)2分25秒58(3)小松原祐(赤穂)2分28秒24(5)麻野雅史(赤穂)2分46秒30◆400メートルリレー(1)緑ヶ丘(佐藤哲郎、金田晋介、鋤柄貴洋、宮内貴好)4分22秒15=大会新(4)赤穂(荒木駿輔、水上航、玉木利哉、山重拓太郎)4分37秒89◆200メートルメドレーリレー(1)旭ヶ丘(久保田晴輝、濱島京将、廣澤公樹、大平魁星)2分09秒12=大会新(4)赤穂(山重拓太郎、玉木利哉、水上航、荒木駿輔)2分25秒49(6)宮田(久保田裕己、伊藤潤、松田優太、田中克明)2分58秒05◆総合(1)緑ヶ丘88点(3)赤穂53点
【女子】
◆50メートル自由形▽1年(1)林愛美(竜峡)31秒33(2)永井由夏(春富)32秒59(4)片桐あゆみ(赤穂)33秒43(6)那須綾乃(箕輪)33秒55▽2年(1)園原由貴(松川)31秒36(2)植田愛美(伊那東部)31秒36(6)伊東実穂(宮田)33秒81▽3年(1)高橋舞(旭ヶ丘)30秒25(4)菅沼梢(赤穂)33秒58(5)大前奈央(赤穂)34秒12◆100メートル自由形▽1年(1)櫻井恵美(旭ヶ丘)1分10秒16(2)宮下優華(南箕輪)1分11秒83(3)永井由夏(春富)1分12秒20(6)池上史織(宮田)1分28秒78▽2年(1)小原瑞季(赤穂)1分07秒78▽3年(1)高橋舞(旭ヶ丘)1分06秒14(4)大前奈央(赤穂)1分13秒42(5)菅沼梢(赤穂)1分13秒79◆100メートル平泳ぎ▽1年(1)宮下優華(南箕輪)1分27秒49(3)片桐あゆみ(赤穂)1分29秒92(5)伊籐汐里(伊那東部)1分46秒26▽2年(1)小原瑞季(赤穂)1分25秒43(2)宮島尚子(伊那)1分26秒27(5)桑原里佳(赤穂)1分31秒65◆100メートル背泳ぎ▽1年(1)吉川千里(旭ヶ丘)1分11秒30(2)春日みわ(春富)1分14秒91(4)大前侑未(赤穂)1分21秒81(6)那須綾乃(箕輪)1分27秒09▽2年(1)清水悠衣(旭ヶ丘)1分25秒17(4)小田切美樹(宮田)1分34秒19◆100メートルバタフライ▽2年(1)植田愛美(伊那東部)1分12秒68(4)湯沢侑奈(宮田)1分16秒95◆200メートル個人メドレー▽1年(1)吉川千里(旭ヶ丘)2分38秒46(3)春日みわ(春富)2分43秒51▽2年(1)吉川紗里衣(鼎)2分46秒39(3)湯沢侑奈(宮田)2分48秒99▽3年(1)寺沢彩花(飯田東)2分46秒24(2)松澤栞奈(赤穂)3分14秒48◆400メートルリレー(1)旭ヶ丘(吉川千里、清水悠衣、竹村弥都希、櫻井恵美)4分41秒20(2)赤穂(小原瑞季、大前侑未、桑原里佳、片桐あゆみ)4分45秒88(4)宮田(湯沢侑奈、池上史織、伊東実穂、小田切美樹)5分26秒09(5)伊那東部(伊籐汐里、鈴木麗夢、中村真理、植田愛美)5分52秒76◆200メートルメドレーリレー(1)旭ヶ丘(吉川千里、竹村弥都希、櫻井恵美、清水悠衣)2分23秒45(2)赤穂(大前侑未、小原瑞季、桑原里佳、片桐あゆみ)2分28秒95(4)伊那(蓑口ももこ、宮島尚子、兼子さゆみ、宮島咲子)2分34秒51(5)宮田(小田切美樹、池上史織、湯沢侑奈、伊東実穂)2分39秒22(6)伊那東部(鈴木麗夢、春日美帆、植田愛美、中村真理)2分51秒79◆総合(1)旭ヶ丘88点(2)赤穂65点(4)宮田40点(5)伊那東部35点 -
箕輪町議会9月定例会開会
箕輪町議会9月定例会は4日開会し、町が17議案を提出し、土地の取得など3議案を即決した。
提出議案は、06年度一般会計などの歳入歳出決算認定7件、条例案2件、07年度一般会計などの補正予算案5件、中部小施設耐震補強・大規模改造工事の変更請負契約、まちづくり交付金事業地域交流センター・消防署建築本体工事の変更請負契約、土地の取得について。報告は町土地開発公社、みのわ振興公社の各経営状況について。
06年度一般会計の歳入歳出決算は歳入総額88億8460万1千円(前年度比0・3%増)、歳出総額84億2453万5千円(同1・9%増)、実質収支額は4億674万3千円。
即決した工事の変更請負契約2件はいずれも工事内容の変更によるもので、中部小施設耐震補強・大規模改造工事の変更請負契約は174万6150円の減額、まちづくり交付金事業地域交流センター・消防署建築本体工事の変更請負契約は678万3千円の増額。
土地の取得は、町内企業の拡張用地として提供するためリズム時計工業(本社・埼玉県さいたま市、大川康寛社長)が木下中条地区に所有する土地6064・78平方メートルを1億8345万9595円で取得。
請願・陳情は次の通り。
◇請願=▽高齢者の医療制度に関する請願▽6カ所再処理工場の本格稼働に反対し、その中止を求める意見書の決議を求める請願書
◇陳情=▽非核日本宣言の意見書提出に関する陳情書 -
ED19-1保存会長
箕輪町
松田典年さん(66)「蒸気機関車はどこにもあるが、電気機関車の保存は全国でも珍しい」
箕輪町郷土博物館の前庭に展示している「電気機関車(ED19-1)」。1926(大正15)年10月から約50年間、貨車を引き活躍した。伊那松島運輸区には60年に配属され辰野-飯田間を15年間走り続け、75年に引退し博物館に展示された。
展示が始まった翌年の76年2月、元国鉄OBが「ED19-1保存会」を発足。会員は箕輪町在住者を中心に現在24人。5月と11月の年2回、車両内部の掃除、台車磨きなど手入れを続けている。
6両あったED19型のうち、唯一残る貴重な車両。「ED19-1は一番親しまれていた。掃除に集まると思い出話になる。自分もこれで機関士の一本試験を受けて、運転していたから愛着がある」
64年に国鉄に入り、整備係、機関助士を経て機関士になった。鉄道教習所で6カ月間学び、3カ月間の見習い期間の後、試験を受けて機関士になった。JRになった後は、電車の運転士の資格を取り、機関士と運転士を兼務した。
「飯田線は140度のカーブがあるから動輪を通すために先台車がついてる」「雨の降り始めや霜があるときは、勾配があると空転し始める。防止ペダルを踏むと砂箱から砂が出て空転を防ぐようにできてる」。機関車を前にすると、生き生きと説明が始まる。
「沢渡から宮田は、うんと勾配になってるから、あまり車両が多いと登らない。換算両数があって、辰野から伊那北までの両数とその先の両数を調整して動かしたんだよ」。沢渡を登るとき、機関車が空転して途中で止まってしまい、結局沢渡駅まで戻って車両の数を減らして出発したこともあるという。
冬は架線に氷がつくと通電しないため、午前2時から3時ころに機関車を霜取り列車として走らせた。「霜があるとバチバチ音がして火花がどんどん落ちてくる。おっかない。天竜峡とか、川のあるところは特に霜が多いんだよ」。思い出話は尽きない。
「国鉄時代、機関士や運転士になるのが一番のあこがれだった。自分で動かすということはだれでもなれるものではない。責任も感じながら誇りを持ってた。だから、機関車が残っているのはうれしい。これがあるから皆で語り合える」
今春、24年ぶりに機関車を塗装し直し、一般公開した。運転室、機械室、台車を会員が案内した。
「ED19-1は、交通、産業発展のため物資を運んだ。中央道を造るときはセメント材を運ぶのに便を増やした。伊那谷の産業発展のために本当に働いた」。次の公開では、エアーで汽笛を鳴らすことも思案中。楽しみも交えながら、子どもたちの社会教育のために定期的な公開をしたいと考えている。(村上裕子) -
駒ケ根市議会9月定例会開会
駒ケ根市議会9月定例会は4日開会した。会期は28日までの25日間。人事2、報告2、条例5、06年度一般会計決算など決算13、07年度一般会計補正予算など補正予算3、事件1の計26議案が上程され、22議案が委員会に付託された。決算審議は今回初めて常任委員会ではなく、議員全員が参加しての決算特別委員会(宮沢清高委員長)で行う。付託議案は最終日の28日に採決される。
昭和伊南総合病院の参加が来年4月から休止となる問題に関連して市民から提出された請願「産科医師の確保と産科医師不在の中で安心して妊娠、出産、子育てができる環境整備のための具体的対策を県に求める意見書提出の請願」は文教厚生委員会の審議を経て採択された。これを受け議会は、請願の内容を踏まえて作成した意見書を県知事に提出する議案を全会一致で可決した。
07年度一般会計補正予算案は歳入歳出それぞれに1億3100万円を追加し、総額144億9700万円とするもの。新春日街道をはじめとする道路改良などに3320万円、昭和伊南総合病院への繰り出し金として1700万円を計上している。
人事案件では、市教育委員会委員の任期満了に伴い、山口久人氏(62)=中沢=の再任に同意した。任期は10月1日から4年間。人権擁護委員として推薦される山本美子氏(55)=赤須町=の人事案に同意した。任期は08年1月1日から3年間。
日程は次の通り。
▽13・14日=本会議(一般質問)▽18縲・0日=決算特別委員会▽21・25日=委員会▽28日=本会議(委員長報告、質疑・討論、採決) -
駒工が環境賞受賞
駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は全国の環境教育・保全活動を実践している団体を表彰する第14回コカ・コーラ環境教育賞(コカ・コーラ教育環境財団主催)の主催者賞を受賞した。評価の対象となったのは同校の生徒が03、04年度に製作した風力・太陽光発電システムと気象観測システム=写真。システムを活用した生徒への環境教育とともに、自然エネルギー利用技術を地域へアピールしたことも評価された。
3日に表彰状と副賞の伝達を同校で受けた茅野秀樹教頭は「学校としても大きな励みになる。生徒たちに報告し、受賞を機に次に続くよう今後も努力していきたい」と述べた。
同賞は全国からノミネートされた126団体のうち10組に最高賞に当たる環境教育賞、10組に同奨励賞、102組に主催者賞を贈った。県内ではほかに箕輪西小学校(箕輪町)など2団体が主催者賞を受賞した。 -
チャリティマレット寄付
駒ケ根市の町二区高齢者クラブ「鶴声会」(小林俊雄会長)は1日に市内の赤須城址マレットゴルフ場で開いたチャリティマレットゴルフ大会で参加者などから集めた募金2万円を市社会福祉協議会(北沢洋会長)に寄付した。3日、小林会長と松崎清副会長が市社協を訪れ「わずかばかりだが福祉のために役立てて」と北沢会長に寄付金を手渡した=写真。北沢会長は「温かい善意をありがとう」と礼を述べた。チャリティにはクラブ会員約60人が協力した。
同クラブのチャリティマレット大会と寄付は今年で20年目となる。大会は当初8月30日に予定されていたが雨続きで2回順延された。
上位は次の皆さん。
(1)小松まさる61(2)小松公人63(3)小原義一65 -
伊那市で北海道犬活用した野生動物の追い払い事業が始動
伊那市は4日、9月の一般会計補正予算に計上し、08年度から本格始動することを目指す北海道犬を使った有害鳥獣対策「人間・化成動物共生プロジェクト」について記者会見をし、試験的に訓練をしている北海道犬数頭を公開した=写真。里へ出てきた野生動物を訓練した北海道犬が山へ追い払うという同事業は、クマのほか、イノシシ、サル、シカなど、四足全てに有効。おりで捕獲し、山へ帰す場合より迅速に対処できる。小坂市長は「今までの訓練経過や北海道犬の素質を見て、成功すると思っている。試みが伊那で成功すれば、長野県各地の先駆けになる。ぜひ成功させていただきたい」と語った。
野生動物の農作物被害や人里への侵入が各地で増加する中、伊那市では、「野生動物との共生」を実現するための有害鳥獣対策を模索。そんな中、かねてから市内で飼われていた北海道犬の野生動物を追い払う資質に着目し、元北海道大学助教授でニホンザルなどの研究をしてきた鈴木延夫氏(66)=伊那市高遠町=の協力を得ながら今回の事業を計画してきた。
鈴木氏の構想では、市内に野生動物救急対応センターを開設し、地域住民からの通報を受けて、指揮者1人と3頭の訓練犬を派遣。問題の野生動物を山へ追い返す竏窒ニいうのが一連の流れで、北海道犬の購入、訓練、選任訓練者の育成などはすべて鈴木氏に委託する予定でいる。9月の補正予算案が通った後、1頭5万円の北海道犬10頭を段階的に購入し、随時訓練を進めていくが、北海道犬の中でも追獣犬として活動できる犬は限られるため、生後90日から150日の間の資質の有無を見極め、資質のない犬は一般の家庭に購入時と同額で引渡す。その引渡し金で新たな北海道犬を購入、一連の作業を繰り返す中で最終的に市は、訓練を修了した10頭を引き取る。
犬の訓練を開始すると同時に犬と一緒に現場に出動する専任訓練者の養成も進める予定で、一般市民から募った適任者を3人程度選任。本年度末ころまでに訓練を完了し、新年度から本格的に始動していきたいとしている。
一方で鈴木氏は、「北海道犬はあくまでも応急的な対策。大事なのは山を復元するための間伐であり、動物の立場に立った森林行政を進めてほしい」としており、今後は森林環境を再構築するための構想を固めていきたいとしている。 -
高遠町総合支所に自動交付機を設置
伊那市の高遠町総合支所1階に、住民基本台帳カード(住基カード)を使う証明書自動交付機が設置され、4日、稼働開始式があった。上伊那で6台目。
自動交付機では、住民票の写し、印鑑登録証明、所得証明などの税関係証明、戸籍抄本・戸籍謄本が発行される。発行手数料は1件300円。
住基カードの発行枚数(7月末現在)は、市内で1万1300枚余。うち高遠・長谷は500枚余。県内でも普及率は高いという。
市内の市役所、駅前再開発ビル「いなっせ」にあり、東部地区へ新たに設置。事業費は1200万円で、合併推進体制整備費補助金を充てた。
稼働開始式で、小坂市長は「上伊那のどこででも住民票などが取れる。住民に住基カードを作ってもらい、利用状況によって、おいおい自動交付機を設置したい」と述べた。
そのあと、自動交付機を使って、伊東義人総合支所長が印鑑登録証明書を取った。
自動交付機を利用するにはカードが必要。郡内に住民票があるのが条件で、カードの作成・利用登録(300円)は総合支所窓口で受け付ける。
利用時間は午前7時縲恁゚後8時。閉庁時も利用でき、地域住民の利便性を図る。 -
西春近北保育園と伊那西高校の生徒がスポーツフェスティバルで交流
西春近北保育園(牧野美智子園長)の年中、年長園児60人が5日、伊那西高校のスポーツフェスティバルを訪れ、同校の生徒とともに練習してきたリズムダンスを披露した=写真。
伊那西高校では昨年まで、保育士志望の生徒の実習や家庭科の授業の一環として、近隣にあった西春近中央保育園との交流を行ってきた。その西春近中央保育園は今年の3月で閉園したが、交流の伝統を引き継ごう竏窒ニ、中央保育園と一緒になった西春近北保育園の園児との交流を継続していくこととなった。
スポーツフェスティバルはその一環で、保育選択の2年生と家庭科クラブの生徒約50人が参加。夏休み中に西春近北保育園を数回訪れ、園児らとともにダンスを練習してきたほか、園児たちが好きなアニメの被り物を製作。それをつけてダンスに臨んだ。
高校生と園児らは手をつないでグラウンドに入場。息の合ったダンスを笑顔で披露し、会場を楽しませた。 -
伊南バイパス飯島北区「用地単価確認書調印式」
国道153号伊南バイパス飯島北区0・6キロの基準用地単価が国交省中部地方整備局飯田国道事務所(関沢俊明所長)と飯島北区地権者会(唐沢芳一会長、10人)の間で合意、4日、飯島町飯島の石曽根農業構造改善センターで、高坂町長を立会人に用地単価協定書に調印した=写真。
対象地区は県道飯島停車場日曽利線から郷沢川まで0・6キロ。対象面積は2・3ヘクタール、地権者数10人。
伊南バイパスは国道153の交通緩和、地域振興、交通安全確保を目的に、駒ケ根市赤穂-飯島町本郷地区9・2キロを国交省の直轄事業として97年事業着手した。同年10月中心杭打ち。全工区のうち駒ケ根工区は4・2キロのうち、北の原交差点から琴平町交差点までは1・2キロは都市計画道路として完成、1昨年3月琴平町から市場割中通線まで1・7キロが2車線による暫定供用開始した。上穂沢橋梁工区1・3キロは07年度中の供用開始を目指し工事中。飯島町内は5月本郷の起点で起工式を行ない、本郷工区0・9キロが着工した。
調印式では地権者や町、国交省など関係者ら約30人が見守る中、関沢所長、唐沢会長、高坂町長がそれぞれ協定書に押印した。
関沢所長は「地権者会や町の尽力で早期に調印の運びとなった」と感謝し「建物の移転等について、最善の努力をしたい」とあいさつ。立会人の高坂町長は「予定を上回るスピードで事業が推進されている。全線が1日も早く開通するように」と期待を込めた。
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町長が高齢者敬愛訪問
「敬老の日」を前に
4日、飯島町の高坂町長は、米寿(88歳)を迎える50人の高齢者宅を訪問し、町からの福祉金を贈り、長寿を祝った。
このうち、高坂町長の訪問を受けた吉川美里さん(高尾)は「膝が痛く、糖尿病があり、血圧も高めだが、町の貯筋教室に通ったり、転ばないように注意している。野菜づくりや散歩をするのが日課、テレビは時代劇が好き、なんでもよく食べている」と笑顔。
高坂町長は「顔の色つやもよく、お元気そうだ。体に気をつけ、元気で長生きを」と激励した。
大陸の花嫁として満州に渡り、ソ連参戦をによる、命がけの避難中に2人の娘を亡くし、夫はシベリアに抑留されたという美里さん。「コウリャン粥と大豆で命をつなぎ、引揚船の中で気を失い、海に投げられる寸前に気がついた、よく生きて帰れたものだ。その時のことを思えば、大抵のことは苦労ではない」とも。
なお、町内の敬老行事は各区、耕地による敬老会など。町内の最高齢者は102歳、高齢化率は26・99%(8月1日現在)。 -
地元の野菜を使った郷土料理教室に20人余
グリーンツーリズムネットワーク「笑うちかたび(今井建一代表」・中川村営農センターは2日、文化センターで、地元の野菜を使った郷土料理の講習会を開いた=写真。
農家民宿や農家レストラン、郷土料理などに関心のある人など20人余が参加し、農家民宿「やまに亀屋」、畑中農園、「そば処吉笑楽」がレシピを提供し、「手作り豆腐」「おからボール」「キュウリのあんかけ」「トマトとピーマンのスープ」など7品を調理した。
村産の大豆を使った「手作り豆腐」は、一晩水に漬けてふやかした大豆に、水を加え、ミキサーにかけて「呉」を作り、絞っておからと豆乳に分け、豆乳ににがりを入れて固める-という工程。参加者は「豆腐づくりは難しいと思っていたが、できそう」。
また、「キュウリのあんかけ」「トマトとピーマンのスープ」は「簡単にでき、さっぱりと食べられそう」と好評だった。
この後、伊那市長谷の里山体験民宿「ぼちぼち」の池上基宏さんを囲んで交流会、体験の内容や料理について話を聞いた。 -
村保育園、外部専門講師のスポーツ指導で効果も
宮田村の保育園は、専門の外部講師を招いて園児へのスポーツ指導を積極的に展開している。理論に基づいた指導を行うことで、子どもたちの普段の動きや集中力に変化も。「運動指導は保育士だけでは限界もある。専門知識を持っている人に教えてもらうことは、子どもたちのやる気にもつながっている」と、関係者はさらなる期待を寄せている。
中央保育園は昨年度から保護者会の支援も受けて、村内のサッカークラブチーム・トップストーンのコーチを月に1回程度招へい。
今年度は村の社会教育指導員で、豊富な水泳インストラクターの経験も持つ伊藤百合さんを招き、2日間に渡って園児の水泳指導を任せた。
遊び感覚を織り交ぜ、飽きやすい子どもの関心を絶えず引き寄せる指導法に、関礼子園長は「我々ではこのようにはうまくいかない」と話す。
段階を追いながらレベル向上にもつながっていることを説明し、「指導が良ければ、子どもたちも一目置いて取り組む」とも。
馴れあいがちな園の生活だけに、より多くの地域の人に接することが園児の刺激になることも確かだ。
「たくましく育ってというのが一番の願い」。そんな関係者の想いが、元気な宮田っ子を育んでいる。 -
村社協デイサービスセンターで避難訓練
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンターで3日、火災を想定した避難訓練が行われた。利用者は身の安全を守るため「頭巾」をかぶり、職員の誘導に従って車イスや徒歩で避難した。
1日の防災の日にあわせて毎年実施。7分30秒で21人全員が玄関前に避難した。
職員はあわせて消火栓を使って放水訓練。利用者の安全を第一に考えて、連携も再確認した。
山浦正弘社協会長、酒井一衛同事務局長は「有事の際は、落ち着いて職員の指示に従って」と呼びかけた。 -
高校野球 秋季北信越県大会南信予選・第2日
第117回秋季北信越高校野球県大会南信予選第2日の2日、県営飯田野球場と諏訪湖スタジアムの2球場で、1回戦4試合と2回戦2試合があった。上伊那勢は2回戦進出の伊那弥生が岡谷工業と対戦し7竏・の7回コールド勝利。伊那北は飯田工業と戦い2竏・の接戦を制した。1回戦の駒ヶ根は8竏・で諏訪実業を下し、赤穂は7竏・で松川を破った。
………………………
【県営飯田野球場】
▽2回戦
飯田工業
000000001=1
000100001=2
伊那北
○…伊那北は主戦近藤が8回までを散発4安打の無失点に抑えるが1竏・で迎えた9回、四球などに長打が絡み、同点とされる。しかし、その裏、先頭の宮島が左前打で出塁。犠打と補逸で三進すると、上沼が左犠飛を放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
…………………………
【県営飯田野球場】
▽1回戦
諏訪実業
100003000=4
00034001×=8
駒ヶ根工業
○…駒ヶ根工業は、1点を追う4回、細川、赤羽の単長打で同点とすると、敵失で得た2死二、三塁の好機で内城が右前へ2点適時打を放つ。5回に連打と四球で無死満塁の場面をつくると、2つの犠打や伊藤、宮脇、内城の3連打で4点得点し、リードを広げた。
…………………………
【県営飯田野球場】
▽1回戦
赤穂
003100201=7
000001000=1
松川
○…15安打の猛攻を見せた赤穂がこの試合、7竏・で松川に勝利した。3回、倉田の内野安打をきっかけに犠打を挟む5連続長単打でたたみ掛け3点を先制、4回に1点を加えた。7回は小林、鈴木の連打で2点、9回は杉本の適時二塁打で1点を加点し、大勝した。
…………………………
【諏訪湖スタジアム】
▽2回戦
岡谷工業
0000000=0
010510×=7
伊那弥生
(7回コールド) -
南箕輪村議会9月定例会開会
南箕輪村議会9月定例会は3日、開会した。村が18議案を提出し、07年度村下水道事業会計補正予算案を即決、任期満了に伴う教育委員会委員の任命に同意した。
提出議案は、南箕輪村学童クラブ条例など条例案5件、06年度一般会計などの歳入歳出決算認定7件、07年度一般会計など補正予算案5件、教育委員会委員の任命1件。報告は継続費の精算報告について。
07年度一般会計補正予算案は、歳入歳出に各1億5256万7千円を追加し、総額を44億1356万3千円とする。
村は現在、大芝高原内の味工房エリアで足湯も含めた総合的な見直しを進めているため、観光費として5813万8千円の増額補正を盛り込んだ。内訳の主なものは、味工房等設計委託料500万円、大芝高原温泉関連施設等整備基金の積立金7千万円、足湯建設工事請負費不用額1700万円の減額。
教育委員の任命は、大泉の清水篤彦さん(61)。松沢英太郎委員の任期満了(9月30日)による任命。
唐木一直村長は冒頭あいさつで、06年度一般会計決算で村税収入が20億993万3千円で初めて20億円を超えたことに触れたほか、解散した南箕輪村むらづくり委員会について経過説明し、今後の計画について「庁内で議論し、12月議会に条例改正を願い、新たに設置したい」と話した。
請願・陳情は次の通り。
◇請願=▽高齢者の医療制度に関する請願
◇陳情=▽「非核日本宣言」の意見書提出に関する陳情書 -
箕輪町消防団第6分団
小型動力ポンプ付積載車更新箕輪町は3日、町消防団第6分団1班(長岡)の小型動力ポンプ付積載車を更新し、箕輪消防署前で入魂式をした。
07年度防災基盤整備事業。新車両は全長4・97メートル、全高2・34メートル、全幅1・77メートル。排気量3000cc。乗車定員6人。小型動力ポンプのほか小型動力ポンプ電動昇降装置、吸管積載装置、筒先積載装置、ホース収納ボックス、散光式警光灯(スピーカー内臓)、電子サイレン、アルミはしご積載、発電機を装備。伊那コニーが納入した。購入価格は488万円。
式で平沢豊満町長は、「今年は火災も少なく消防団の皆さんのお力添えと喜んでいる。心緩めることなく防災消防に徹してほしい。第6分団には東の守りをしっかりしてほしい」とあいさつ。町消防団の平沢久一団長はお礼あいさつで、「すばらしい車両を配備していただく中で、災害に強いまちづくりにまい進していく」と話した。 -
箕工の井上大樹君がマイクロロボコン高校生大会で優勝
箕輪工業高校ロボット部(顧問・山岸和夫教諭)の1年生、井上大樹君(16)=下諏訪町=が、9月1日に埼玉県で開かれた第1回日本工業大学マイクロロボコン高校生大会で優勝した。井上君は「上位に上がれるとは思っていなかったので、優勝できて嬉しい。今回のことでロボットを作る喜びができた。今度こういう機会があったらぜひ頑張りたい」と喜びを語る。
同大会は将来を担う高校生に先端技術の一端に触れてもらうことなどを目的として日本工業大学が今年初めて開催したもので、全国から約200人が集まった。
生徒たちが作成するのは通称「1インチマシーン」と呼ばれる2・54ミリ四方のマイクロロボット。黒と白を判別するICを組み込み、黒い紙に書かれた5ミリ幅の白いコースの上を正確かつ迅速に走るように調節する。これらの技術は普段の授業では習わないもので、小さい分だけ難しさも伴なうという。
大会では、タイムトライアルを勝ち抜いた上位8人がトーナメントで対戦。今大会のために初めて製作した井上君の「Roblt Industries」が、見事優勝した。
井上君は「製作期間は約1カ月ほどしかなかったが、学校で用意した仮のコースを使って直線をまっすぐ走るようにしたり、カーブで停まってしまわないよう、調節を重ねた」と振り返る。
今回箕工からは井上君のほか、北原奨太郎君(15)=南箕輪村=、原裕也君(15)=箕輪町=も出場。北原君は9位、原君は16位と好成績を残した。 -
伊那谷太鼓祭り「熱響」が開催
上伊那で活動する18の太鼓グループによる「伊那谷太鼓祭り竏樗M響竏秩vが1日夜、伊那市の伊那スキーリゾートであった。県内外から千人近い観客が集まり、各団体の繰り広げるさまざまな太鼓演奏に聞き入った=写真。
日ごろは個々に活動している太鼓グループが一堂に会して持ち曲の演奏や合同演奏を展開する太鼓イベントで、同会場で開くのは4年目。
子どもたちのステージに続き、7つのグループから集まった有志でつくる合同チームがこの日ののために練習してきた「向日葵」「新世紀序破急」など、新曲3曲を披露。個々のグループの演奏とは一味違った演奏で会場を魅了した。
最後は各チームの選抜者50縲・0人が「夏祭り」を演奏。夜空には迫力ある太鼓の音が響きわたり、観客からは盛大な拍手が送られた。 -
ポニーレース 会場を沸かす
箕輪町のNPO法人伊那ハーレンバレーパカパカ塾が主催する全日本ポニーレース大会「第6回パカパカ杯」が2日、町内一の宮のパカパカ塾馬場であった。地元をはじめ、松本市、愛知県などから27頭が出場し、1周約200メートルのコースで速さ、技などを競った。
大会では、コース途中にあるパンとニンジンを騎手と馬がそれぞれ食べてゴールする、高さの違う障害物をクリアする、郡内の共同作業所利用者が騎手となるなど9レースを展開。
速さを競うポニーレース(距離800メートル)の決勝には、4頭が出場。勢いよくスタートしたものの、騎手が馬から落ちたり、馬が逆走したりと先が読めず、会場を沸かせた。騎手は必死で、ポニーに乗り直し、ゴールを目指した。
体験乗馬などもあり、訪れた子どもたちが馬と触れ合った。 -
森の音楽会
伊那市の春近郷ふれ愛館で2日、第1回森の音楽祭があった。雨降りが心配され、場所を野外から室内に移したが、地域住民ら300人以上が集まり、合唱や楽器演奏を楽しんだ。
音楽祭は、昨年9月に開いた春近郷ふれ愛館10周年記念の文化・伝統・芸能まつりが好評で、地域住民の音楽に親しむ機会にしようと東春近公民館分館連絡協議会などが初めて企画した。
地元の保育園児、小・中学生、ふれ愛館で活動する音楽団体など8団体が出演。活動紹介を交えながら、フルートアンサンブル、弦楽四重奏、ウクレレ演奏、合唱などを披露、会場から大きな拍手が沸いた。
地域住民が子どもたちの頑張る姿を見たり、出演団体の交流の場になったりした様子。久保村清一公民館長は「予想以上に多くの人が来てくれた。今回は音楽に絞ったが、文化祭でステージ発表がないため、幅を広げて検討したい」と話した。
会場は地域資源の一つ、殿島城址公園の活用を考えていた。 -
子どもたちがフナとりに夢中
箕輪町の松島分館(市川隆男分館長)は2日、区内の減反した水田400平方メートルでフナとりをした。子どもたちが泥だらけになりながら、フナを捕まえた。
フナとりは野外体験をするフリースクールの一環で、4年目の取り組み。6月下旬に親フナ10匹を放したが、ゴイサギに食べられ、再度、ネットを張って親フナ10縲・5匹を追加した。
半そで、半ずぼん姿の子どもたちは、軍手をしたり、虫捕りあみを持ったりしてフナを捕まえた。
土手から、体長3センチほどのフナが動く様子を見ることができ、父親らが我が子に「右にいるよ」と指示を出していた。
会場には、ながたの湯の温泉が持ち込まれ、終了後、汚れを洗い流した。 -
東海地震の発生を想定し、防災訓練
伊那市、箕輪町、南箕輪村の地震総合防災訓練が2日、各会場であった。東海地震の発生を想定し、有事の際に即応できる体制の確立、住民の防災行動力の強化などを図った。
伊那市は、西春近の細ケ谷総合グラウンドを主会場に開いた。震度6弱程度で、市内全域で家屋の倒壊、山崩れ、電気や水道などライフラインの故障などを想定。自主防災会をはじめ、消防機関、日赤奉仕団などから500人余が参加した。
市と伊那市医師会で締結した「災害時の医療救護についての協定」に基づき、医師会が初めて加わり、傷病者を重傷度などから治療の優先順位を決めるトリアージ訓練に当たった。
家屋の倒壊で「右足に大量出血」「左足の骨折」「熱傷」など次々と模擬傷病者が運び込まれ、医師5人らが症状を見て、赤(最優先治療群)や黄(待機的治療群)など色別のシートに振り分けた。
そのほか、初期消火のバケツリレー、トラクターなど重機招集、煙中避難体験、炊き出しなどの訓練もあった。 -
ローズガーデンを支援
伊那市高遠町の「高遠しんわの丘ローズガーデン」をサポートする友の会が発足し、2日、第1回例会があった。バラ園の管理作業を手伝いながら、花と緑のある美しい地域づくりを進める。
友の会には、市内を中心に、箕輪町、宮田村など近隣から25人が申し込んだ。
初回は、アルプスバラ会代表で、バラ園の技術アドバイザー春日千定さん=西春近=からバラの誕生や品種、露地バラの作業手順などの講義を受け、ローズガーデンで咲き終わった花の摘み取り作業などに当たった。
高遠町的場の大石昭子さん(76)は「昨年からバラを育てている。たくさんの種類があるので、バラ作りを楽しみながら勉強したい」と話した。
例会は月1回で、花がら取りやせん定などバラ園の支援ボランティアに加え、バラの育て方を学習する。
ローズガーデンは6月にグランドオープン。敷地面積8千平方メートルに、108種、4380本が植えられ、12月初旬まで楽しむことができる。 -
ビューティ
後藤監督の劇映画「ビューティー」が完成。昨年11月のクランクインから5月のアップまで、飯島町や大鹿村で多くのロケを取材しただけに、感慨深く鑑賞した▼フイルムを通した伊那谷の風景も魅力的だが、死の逃避行をつづった哀しくも美しい歌舞伎の演目「新口村」本格的な歌舞伎の美を観客に伝えた。しみだらけの亡き雪夫の衣装で踊る「天竜恋飛沫」。不自由な足を引きずり、はかまも脱げ不様な姿になっても、逝った者たちのために舞う姿に「美」とは何かを考えさせられた▼手榴弾を投げ満蒙開拓団の自決に手を貸した雪夫「戦争だからし方ない」では済まされない心の痛み。餓えと寒さ、強制労働のシベリア抑留、以前聞いた体験者の話と画面が重なった(大口国江)
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村防災訓練
中川村は2日早朝、07年度地震防災訓練を村内全域で実施した。住民や消防団、日赤奉仕団など関係機関が参加し、重点地区(柏原・渡場)では地域集中訓練を、各地区では自主防災訓練を実施し、防災意識の高揚を図り、有事に備えた。
駿河湾沖を震源域とする大地震が発生、村内は震度6を想定。
地域集中訓練会場となった中川東小学校グランドでは、午前6時、現地本部が設置され、重点地区の住民らが続々と集まり、人員報告。引き続き、南消防署員の指導で、消火栓による初期消火訓練。筒先を抱え、重いホースを持って走り、火点に向かって放水した。
応急救護訓練では、AEDの取扱いについて消防団が実演した。 また、文化センターでは日赤奉仕団が救護方の訓練に励んだ。 -
飯島町地震総合防災訓練
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飯島町で2日早朝、07年度地震総合防災訓練があった。自主防災組織や住民が中心になって、情報の伝達、収集、避難、安否確認、初期消火、火災の防御など、地区分散型の住民総参加訓練を実施し、防災意識を高め、有事に備えた。
訓練は午前6時駿河湾沖を震源とする大地震が発生、町内は震度6が観測され、町内各所で家屋倒壊、土砂崩れ、火災が発生した-を想定。4地区に訓練本部設置し、避難誘導訓練や初期消火訓練、炊き出し訓練、非常用トイレ設置、非常用飲料水確保訓練なども実施した。
このうち、本郷地区では防災無線で地震発生、避難指示が伝えられると、住民らは続々と最寄りの避難場所に避難し、安否確認を行なった。
訓練本部が設置された本郷公民館前では、消火器を使って、初期消火訓練、非常用の6角トイレを組み立てのほか、水路の水を浄化し、飲料水にする非常用飲料水の確保訓練にも励んだ。 -
宮田村地震防災訓練
宮田村は2日、村内全域で07年度地震総合防災訓練があった。自主防災組織が中心に、地域が連携し、避難誘導、初期消火、救護訓練などを展開、災害時の対応を住民ひとり一人が再確認した。
このうち、中越区では区民全員が各班ごとの第1次避難場所に避難したあと、各班長の誘導で、歩いて第2次避難場所の集落センターに集合し、人員報告をした。
引き続き、消火器を使った初期消火訓練、防災倉庫に常備した折りたたみリヤカーの組み立て、担架を使って、負傷者の搬出訓練も行ない、地域の防災力アップを図った。 -
「地域防災対策-自主防災組織の役割と活動-」
宮田村村民会館で2日、防災訓練に合わせ、県出前講座があり、県防災推進員の伊藤秀雄さんが「地域防災対策-自主防災組織の役割と活動-」をテーマに講話。約300人が聴講し、防災意識を高めた。
この中で、伊藤さんは風水害や土砂災害について説明した後、上下伊那で心配される大規模地震は「東海地震」「伊那谷断層地震」「糸魚川-静岡構造線断層帯地震」とした。
自主防災組織の活動には▽自助・共助・公序の役割認識に立ち、要援護者対策、ライフライン復旧▽地域の実情把握▽平常時には点検、準備と訓練▽災害時には応急活動の実施▽災害時要支援者への避難支援-などを挙げた。
また、自治体が出す避難情報について、「避難準備情報」は災害発生までに90縲・20分程度を予測。要援護者は避難開始、一般は避難準備。「避難勧告」は発災まで60分程度を予測。避難開始。「避難指示」は発災まで30分以内を予測。避難していない住民は直ちに避難する-などとした。 -
ふれあい広場にぎやかに
「であい、ふれあい、かがやくいのち」をテーマに2日、駒ケ根市総合文化センター周辺で、第23回ふれあい広場(同実行委員会・市社会福祉協議会主催)がにぎやかに開かれた。所狭しとテントが並び、施設や各種団体が飲食物の販売やバザーなどを実施。健康チェックや演芸大会などが繰り広げられ、多くの市民が健常者、障害者、老いも若きも関係なく、触れ合いを深めた。
福祉施設や学校、地域ボランティアなどが50余のブースを開設。機能回復訓練で作った手作り品、小・中学生やボランティアの作品などが即売された、多く市民が1つ、2つと買い求めていた。
演芸大会では西駒郷の和太鼓でオープニング、市内の福祉施設や小、中学校のグループが、歌や合奏、演歌体操、カラオケ、踊りなど多彩なプログラムが繰り広げられたほか、中間でラッフルチケット抽選会もあり、盛り上がった。
また、県福祉協議会が開発した「外国籍住民のための震災模擬体験すごろく(震災シュミレーションゲーム多言語版)」の披露も行なわれ、子どもや大人が2人1チームで、地震の際の1時避難をすごろくで体験した。ゲームは日本語、英語、ポルトガル語、中国語、タイ語の5カ国語で対応。外国籍の子どもたちも楽しんでいた。
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