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浄化槽跡地を手づくりの公園に
宮田村大原区(都筑勝区長)は、下水道整備により使用しなくなった区内の浄化槽を取り壊し、跡地を区民のボランティアで緑地公園にしようと計画。大型連休中には、浄化槽周辺の金網フェンスを取り外す作業を行った。
作業には約30人が参加し、村内の業者も重機を出して協力。取り外した金網は、バレーコート周辺(区第2公園)の穴開きが目立ったフェンスの修繕に再利用した。
今月中にも業者が浄化槽を取り壊し、埋め戻し作業、整地、公園化などはボランティアの手作業で行う予定。区民が地域の環境に目を向け、協力していく考えだ。 -
駅前を美しく彩って、ともいきの会
宮田村町二区の交流グループ「ともいきの会」(矢亀誠一会長)は7日、一昨年の秋から整備管理するJR宮田駅前の花壇で、花の植え付け作業を行った。ペチュニアなど春の花を美しく飾り、多くの人が利用する村の・ス玄関口・スを彩った。
サルディア、ブルーサルビア、アザニア、そして近所の人が「ぜひ植えて」と寄せたシオンなど、多彩な花々を植栽。15人が参加して、心地良い汗を流した。
宮田駅前は一輪の会が広場を整備するなど、住民有志の手により花壇整備が盛ん。殺風景だった景観が花いっぱいの地区へと変ぼうを遂げている。
「これからもみんなで盛りたて、駅前の環境を守っていきたい」と矢亀さんは話した。 -
母の日に向け、カラー
出荷最盛期中川村葛島の富永園芸(富永宏克代表)は、「母の日(5月13日)」に向け、贈答用の鉢花「カラー」の出荷が最盛期を迎えた。ピンク9千鉢、黄色4千鉢、白3千鉢と合わせて1万6千鉢を栽培、関東、中部に向け、毎日3、4千鉢が出荷されている。
同園はカリフォルニア産の球根を年末に、4-5号鉢に1、2球植付け、2-3輪咲いた鉢を選び、透明紙を巻いて出荷している。
富永克之専務は「今年は丈伸びが悪いが、まずまずの出来。カラーは高級感があって、母の日ギフトに最適」と話していた。 -
図書館の日、15周年記念し、にぎやかに
93年5月開館した飯島町図書館は6日、第15回図書館の日を開いた。お話の森や子ども工作教室、大人の切り絵教室など多彩なイベントが繰り広げられた。
「お話の森スペシャル」では、飯島子どもの本の会、図書館職員が出演。かたり「にんじんとだいこんとごぼう」でスタート。大型紙芝居「だんごごろごろ」、大型絵本「はらぺこあおむし」など次々と演じ、子どもたちを物語の世界に誘った。
創作室では5組16人が参加し、小林健一さんから簡単で良く飛ぶ紙飛行機づくりを習い、親子で飛ばして遊んだ。
また、大人の切り絵教室には定員を超える15人が参加、横田克年さんを講師に、「ツバキ」「スイセン」などの作品づくりに挑戦した。
横田さんは「しっかりと固定し、中心の細かい部分から切り始める。隅々まで丁寧に切る」などポイントを説明していた。 -
駒ケ根市市議会会派決定
駒ケ根市議会議員がつくる新たな会派が7日、明らかになった。届け出会派は5。15議員全員がいずれかの会派に属している。
会派と所属議員は次の通り(届け出順)。
▽日本共産党=坂本裕彦(代表)馬場宣子▽明政会=塩沢崇(代表)中坪宏明、宮沢勝人▽創風会=坂井昌平(代表)菅沼孝夫、木下力男、小林敏夫▽あかつき=宮沢清高(代表)竹内正寛、三原一高、加治木今▽komagane市民倶楽部=長谷部清人(代表)下平順一 -
遊休農地対策のチューリップ畑見ごろ
遊休農地を無くし地域を活性化させようと活動する箕輪町上古田の住民組織「これからの農業林業を考えるEグループ」(唐沢光範グループ長)が昨年秋に初めて整備した休耕田利用のチューリップ畑で、紫やピンク、黄色などのチューリップが見ごろを迎えている。
チューリップ畑は、上古田公民館から東へ100メートルほど下った道路沿い。15アールの広さがある。球根は、箕輪町まちづくり住民提案事業の補助金とEグループの会費でまかない、上古田長寿クラブ、西部花街道をつくる会上古田支部も協力して5千球を植えた。
品種はゴージャスとレインボーの2種類。黄、紫、桃、赤、白の各5色で、畑を10ブロックに区画し、1ブロックに500本ずつ咲きそろっている。 -
みはらしの湯が東海じゃらんの行って良かった露天風呂ランキングの17位に
伊那市西箕輪の日帰り温泉「みはらしの湯」がこのほど、リクルートが発刊する観光情報誌『東海じゃらん』で行った「2010人が選んだ行って良かった露天風呂30」のランキング17位に選ばれた。
ランキングは同誌が3月号で行った読者アンケートとネット予約アンケート、各地の観光協会を通じて行ったアンケートの結果を総合したもので、山梨県、神奈川県、愛知県、静岡県など10県を対象として行って良かった露天風呂を聞き、その上位30位までを発表した。
同施設は露天風呂や休憩所から望む南アルプスの美しさなどが高く評価されたほか、温泉に入るだけでなく、みはらしファームでさまざまな体験が楽しめることなどが高い評価を受けて17位にランキング。南信地区でランキング圏内に入ったのは同施設と茅野市の蓼科グランドホテルのみだった。
唐沢寿男支配人は「ゴールデンウィーク中に県外から訪れた人も『ここは景色が良い所だね』と言ってくれる。多くのみなさんに評価していただいたということで嬉しい。地域のみなさんにも地元の景観を改めて楽しんでいただければ」と話していた。
また、5、6日は子どもの日にちなんて菖蒲(しょうぶ)湯にする。 -
駒ケ根市議会正副議長立候補
駒ケ根市議会は7日、全員協議会を開き、正副議長選挙への立候補届け出を受け付けた。議長には共産党の馬場宣子氏と会派あかつきの竹内正寛氏の2人が、副議長には創風会の木下力男氏がそれぞれ立候補した。選挙は10日の市議会臨時会で執行される。
立候補者らは抽選順に演説を行い、議会の活性化や質の向上などをそれぞれアピールした=写真。規定によると当選要件は有効投票数の4分の1以上。定数の15票がすべて有効票だった場合、4票以上で当選が決まる。副議長は立候補者が1人のため、10日の議会で指名推薦を経て決定される見込み。任期は申し合わせにより、いずれも2年。
選挙は議会活性化対策の一環として2年前に初めて導入され、今回が2回目。 -
県市町村対抗駅伝 駒ヶ根市準優勝
第17回県市町村対抗駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)は6日、松本市の松本城太鼓門をスタートし、松本平広域公園陸上競技場へとゴールする8区間、39・3キロのコースであり、長野市が2時間04分29秒で8年連続11回目の優勝を達成した。前回準優勝チームの駒ヶ根市は、トップと35秒差の2時間05分04秒で2位に終わり、またしても悔し涙をのんだ。
序盤から駒ヶ根市はトップを独走した。1区福沢(駒ヶ根東中3年)が区間賞の快走で後続を引き放すと2区から5区までトップを維持。しかし、6区滝沢(ジェルモ)が長野市に抜かれ、19秒差でたすきを受けた8区小林(内堀醸造)に逆転優勝を託すも連覇を阻止することはできなかった。
今大会は 松本市制施行100周年を祝う記念事業。例年の同公園周辺を走る9区間、42・195キロのコースから、松本城をスタートし、市街地を通り抜けて競技場へとゴールする特別コースで実施し、昨年と同じ57市町村が参加した。
総合成績では、伊那市が2時間12分34秒で9位。町の部では、辰野町が2時間15分34秒で2位(総合18位)、箕輪町が2時間17分34秒で4位(総合23位)だった。そのほかの上伊那勢の総合成績は、中川村が2時間25分43秒で41位、飯島町が2時間28分28秒で46位、宮田村が2時間30分52秒で51位、南箕輪村が2時間31分29秒で52位。 -
宮田観音奉納子ども相撲大会
宮田村北割区の真慶寺(赤尾義道住職)は5日、宮田観音例大祭にあわせて子どもの日恒例の奉納子ども相撲大会を開いた。小学生37人が学年別に元気に対戦。力強い取り組みに歓声がわいた。
たくましい成長を願って今年で28回目。女子の参加者が15人を占めるなど、例年にもましてにぎやかな大会となった。
宮田観音横の土俵が戦いの舞台。さっそく闘志満々の・ス豆力士・スたちがぶつかりあった。
「頑張れ」「負けるな」と、最後まであきらめず戦う姿に熱い声援も。子どもたちの雄姿を観音様も見守っていた。
各学年優勝者は次ぎの皆さん。
【1年】春日大成【2年】浦野和大【3年】伊藤椋馬【4年】北原凛太郎【5年】本山柾成【6年】小田切めぐみ -
津島神社祇園囃子CDに
宮田村町一、二、三区に300年以上伝わる津島神社の祇園囃子(ぎおんばやし)が、県の地域伝統文化伝承事業の助成を受けてCDに収録された。保存伝承に取り組む祇園囃子の会(川手友幸会長)が、将来を託す子どもたち中心の演奏で6曲を収録。100枚作成して子どもたちや関係者に配ったが、同会は「今後も地域の文化を大切に育んでいきたい」と期待を寄せる。
「あばれみこし」で有名な7月の津島神社祇園祭だが、笛や太鼓、三味線などで祭りの到来を告げる祇園囃子も欠かせない存在だ。
会員の高齢化が進む祇園囃子の会が、次代に継承しようと子ども祇園囃子を発足させたのが1982年。25周年を迎え、その記念も兼ねてCDを制作した。
「後進に伝統を正しく伝えたい」という想いが発端。10周年の1991年にもカセットテープに収録して子ども会員らに配布したが、劣化が少なく長期の保存が見込めるCD収録は悲願でもあった。
「若い人たちが受け継ごうと熱心に取り組んでくれている。我々には、しっかり教えていく責務もある。CDに収録でき本当にうれしい」と同会の加藤政義さんは話す。
同会では会員を随時募集中。今年も祭り本番に向けて今月末から本格的な練習を開始する。問い合わせは加藤さん85・2460へ。 -
アユ稚魚5500キロ放流 天竜川漁協
天竜川漁業協同組合(上條純敬組合長)は7日竏・月6日、アユの稚魚5500キロ、63万匹を天竜川水系の河川へ26回に分けて放流する。稚魚は体長8竏・0センチ、体重約8グラムで、琵琶湖産1600キロなどを用意した。
初日は、伊那市狐島の同漁協会館前の天竜川など3、4個所で計200キロを放流。組合員が川辺から優しく流し入れると、稚魚は元気よく泳いでいた。
友釣り解禁日は例年通りの7月1日。組合員によると、天候が順調であれば解禁日には20センチ、100グラムサイズのアユが釣れるという。
アユ釣りの遊漁料は年間券8千円、日釣券2千円となっている。
組合員の手で優しく放されるアユの稚魚 -
春季北信越県大会南信予選・決勝
高校野球の第116回春季北信越県大会南信予選は7日、県営飯田球場で、決勝と3位決定戦があり、上伊那勢の辰野は2年連続優勝を目指したが諏訪清陵に1竏・で負けた。3位決定戦に臨んだ伊那弥生は飯田長姫に8竏・で勝利した。
○…辰野は初回、2回と相手の連打を浴びて早くも4点を失う。3回、2死一塁から近藤が中越え2塁打で1点を返すが、その後はなかなか出塁できず、この回の1得点に終わった。
北信越地区県大会は12竏・5日、諏訪湖スタジアム、県営飯田球場、県営伊那球場であり、南信予選の上位4チームを含む県内16チームがトーナメントを戦う。8日、屋代高校で組み合わせ抽選会がある。
【県営飯田球場】
▽決勝
辰野
001000000-1
22000020×-6
諏訪清陵
…………………
▽3位決定
伊那弥生
510000200-8
100001010-3
飯田長姫 -
満光寺で花祭り
伊那市高遠町の満光寺で7日、釈迦(しゃか)の誕生を祝う月遅れの花祭り法要があった。高遠町、長谷の寺院26でつくる東部仏教会・総代会に加え、地元の保育園児約50人も参列した。
釈迦の誕生日は4月8日だが、花見時期で混雑するなどから1カ月遅らせ、高遠町と長谷の寺院が合同でしている。
高遠第一、第四、長谷の3保育園年長児は交代しながらひしゃくを持ち、本堂に設けた花御堂に立つ釈迦像へ甘茶をかけた。
そのあと、甘茶を飲んだり、釈迦の一生を解説した映像を見たりした。
花祭りと合わせ、総代会総会や町内の郷土史研究家矢沢章一さんの「風林火山・武田の女性たち」と題する講演会もあった。 -
電気機関車の内部を一般に公開
箕輪町郷土博物館は6日、同館前庭にある電気機関車(ED19竏・)の内部を初めて一般公開した。雨降りにもかかわらず、町内外から親子連れなどが訪れ、電気機関車の運転席に座るなど大喜びだった。
電気機関車の塗装作業が終了したことから、機関車の写真撮影や関連部品の見学などを企画。
電気機関車は26年から50年間ほど活躍。75年の廃車と同時に、貨物輸送のけん引用の一両目を同館前に屋外展示している。内部の前後に運転席があり、電流が上がった場合に機械を保護する高速遮断機などが載る。
町内在住の元国鉄OBを中心とした機関車保存会(松田典年会長、25人)のメンバー10人は仕業服を着て、来場者に部品や当時の様子を説明した。
母親の実家がある箕輪町に来る度に電気機関車を見に来ている男の子(2)は運転席に座り、速度を調節する制御機、ブレーキ弁ハンドルなどを動かし、満足げだった。
また、館内にはED19竏・に関するナンバープレート、車両形式図(53年)、帽子など約30点が並んだ。
松田会長(66)は「念願だった塗装が終わった。これから定期的に内部を公開し、みんなに見てもらえたら」と話した。 -
道の駅「花の里いいじま」でもちつき大会
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」は「子どもの日」の5日、子どもたちの健やかな成長を祈ってもちつき大会をした。
午前11時から4回に分け、各5キロをつきあげ、あんこときなこをまぶして、来場者に振舞った。
同駅のスタッフがふかしたもち米にゆでたヨモギを加え、8分通りつきあがったところで、子どもたちにバトンタッチ。「よいっしょ、よいっしょ」の掛け声に合わせ、幼児はお父さんやおかあさんと一緒にきねを振り上げた。 -
南信中小企業労働相談所利用状況
南信労政事務所はこのほど、南信中小企業労働相談所の上伊那管内の利用状況をまとめた。
中小企業労働問題の改善を目的として設置している同相談所は、中小企業労使関係者らの労働問題全般に関する相談に応じ、必要に応じて関係行政機関を紹介するなどしている。
上伊那の06年度利用件数は前年度より15件多い200件。賃金や労働時間、休日休暇などといった労働条件に関する相談が158件で大半を占めており、前年度よりも29件増えた。
産業別に見ると製造業から寄せられた相談が32件と最も多く、全体の28・6パーセントを占めた。続いて卸・小売・飲食店の16件、サービス業の11件となっている。
会社規模では、従業員数30人未満からの相談が最も多く45件。全体の約40パーセントを占めており、依然として小規模企業労働者が職場環境に不満を感じていることがうかがえる。
労使別に見ると労働者からの相談が全体の4分の3を占め86件。使用者からの相談は26件だった。 -
信大で野菜・花の苗の販売を10日から開始
南箕輪村の信州大学農学部は10日から、野菜と花の苗を構内生産品販売所で販売する。
同学部では学生の教育実習の一環として生産した作物の販売に取り組んでいる。今回は学生が実習に使用するために育てている苗の一部を販売。
花苗はマリーゴールドやキンギョソウ、マツバボタンやホシザキペチュニアなどに加え、ミントやレモンバーム、バジルなどといったハーブ類もあり、13種類以上。野菜苗は大玉、中玉、小玉のトマト苗をはじめ中長ナス、ピーマン、キュウリ、カボチャ、トウガラシ(キムチ用)、メロン、サトイモ、ズッキーニなど17種類以上となっている。
トマトは甘味の強い品種をそろえているほか、丈夫な苗とするためになるべく温度を下げて育てている。野菜苗は若干出遅れており、販売開始時には間に合わないものもあるが、店頭に並ぶ種類も徐々に増えていくという。
野菜、花の苗とも1本50円。
問い合わせは信州大学農学部附属施設係(TEL77・1318)へ。 -
福与城ジオラマ完成
箕輪町福与の福与城を再現したジオラマが完成した。地元住民の声もあり、箕輪町郷土博物館の職員が制作した。
福与城跡は69年に県史跡に指定された。指定地面積は4万8468平方メートル。そのうち約2万平方メートルが町有地で、残りは私有地。福与城址を守る会の協力を得て史跡の保存管理をしている。
ジオラマは16世紀中ごろの戦国時代の福与城を500分の1の縮尺で再現。旧陸軍の残した「日本城郭史」、89年に箕輪町が業者に委託して測量・制作した「福与城平面図」(1000分の1)などを基に、地域に残る「赤穂屋敷」などの小字名や、地元の人の言い伝えなども参考にして2月から職員5人で作った。
大きさは130センチ×110センチ。等高線に合わせて土台の上に発砲スチロールのパネルを重ね、和紙をはって色を塗り、パウダーや本物の土も混ぜて地面がよりリアルに見えるよう工夫した。本城は、天守閣のある城ではなく実践に備えた要塞で、北城、宗仙屋敷、赤穂屋敷などもある。
通常は博物館に保管展示。今後、公共施設での出張展示も検討している。博物館では、「大勢の人に見てもらい関心を高めてほしい」と話している。 -
みはらしファームのアスパラ狩りにぎわう
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで昨年から始めた「アスパラ狩り体験」がにぎわいを見せている。観光バスで乗り付けた各地の観光客たちは、ハウス内で大きく成長したアスパラを摘み、甘味のある新鮮な味を楽しんでいる=写真。
アスパラ狩りは観光会社などからの要望を受けて始めたもの。昨年は作付け規模が少なく、観光客のみを対象としていたが、今年はハウスを増設し、ツアー客以外の一般も体験できる環境を整えた。今年はツアーの中でアスパラ狩り体験を盛り込む観光会社も増え、すでに観光バス約140台が予約している状況。ゴールデンウィーク中は観光バスの対応で追われている。
初めてアスパラ狩りを体験した埼玉県の家族連れは「子どもはアスパラがどういう風に生えているのか知らないが、見ながら収穫できるのでとてもいい」と話していた。
アスパラ狩りは予約制。一般の体験は6月末までで、受付時間は個人が午前10時からと午後1時からの2回、団体が午前9時縲・時となっている。料金は指定した袋への詰め放題で500円。
申し込み・問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1820)へ。 -
赤穂公民館バードウォッチング
駒ケ根市の赤穂公民館(清水寿一館長)と理科担当の教員らでつくる上伊那理科教育研究会(会長・小川清美東伊那小学校長)は4日、第33回バードウォッチングを駒ケ根市下平の丸塚公園周辺で開いた。親子など市民約100人が参加し、早朝の静かな川のほとりで鳥たちの姿やさえずりなどを観察した=写真。
参加者らは5つのグループに分かれ、それぞれ講師を務める研究会員の話を聞きながら公園の周辺をゆっくりと散策して鳥の姿を探した。時折森の中からあわただしく飛び立つ鳥を指差しては「先生、あれは何?」と質問。講師は「あれはオオルリ。とてもきれいな色で鳴き声も美しい。見られて良かったね」などと特徴を詳しく解説していた。参加者は観察の合間に熱心にメモを取ったりしながら、和やかに野鳥の観察を楽しんでいた。 -
駒ケ根東中が高原美術館でワークショップ
駒ケ根市の東中学校創作部(顧問島谷佳美教諭、13人)は3日、同市の駒ケ根高原美術館が開いたワークショップを受講した。同館副館長の松井君子さんがテーマに指定した「今やりたいこと」を題材に、参加した10人の生徒はそれぞれの思いを絵画に表現した。持ち時間はわずか40分とあって、生徒らは「何を描こう」と頭をひねりながらも楽しそうに制作に取り組んだ=写真。
松井副館長はゴッホやピカソなどの作品を示して詳細な説明を加えた上で、絵画制作の心構えについて「自分は絵が下手だと思っていてはいけない。その意識を捨て、心に感じたままを素直に表現するつもりで自由奔放に描いてほしい」と呼び掛けた。
同部は昨年度までの美術部とコンピューター部が統合して今年度新たに発足した。 -
【記者室】正副議長選挙
改選後初の箕輪町議会が開かれ、正副議長が決まった。選挙の透明性を-と立候補制を今回から導入し、立候補者は1人ずつ。当初の予定通り事前に初心表明をし、本会議で指名推薦により「異議なし」と当選が決まった▼立候補者が多ければいいということではないので、もちろん何の問題もないのだが、正副それぞれ2人ずつ立候補者が出るのでは-と勝手な予想をしていたので、少しばかり気が抜けた。「新議員皆でだれかを出すことをすればよかったのに」との町の声も聞かれた▼初の試みはおとなしめに終わった。正副議長の任期は申し合わせにより2年。新しい顔ぶれの町議会も2年経てば慣れるであろうし、次回はもっと手を挙げる人がいるかもしれない。(村上裕子)
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熱田神社でBeautyを撮影
伊那市出身で、飯島町在住の後藤俊夫監督がメガホンを取る長編劇映画「Beauty(ビューティー)竏樗・オきもの」の撮影が5日、伊那市長谷にある国重要文化財の熱田神社であった。市内を中心に、約200人が地芝居を見る観客役で出演した。
映画は、主人公の木地師半次がシベリア抑留の過酷な戦争体験や親友の死などを経て地芝居を再興、継承していく物語。
撮影は、昭和30年代。シベリアから帰ってきた半次が親友雪夫が生きているか確認するため、見に行った地芝居のシーン。
盲目で死期が迫る雪夫の芝居に、観客役から盛んにかけ声やおひねりが飛んだ。
リハーサルでは、スタッフが観客役に「刀を振ったときに、威勢よくかけ声を」「おひねりは忘れずに」とアドバイス。声をかけるタイミングの難しさもあったようで、声をかけそびれてしまう場面もあった。
観客役の一人、東春近の女性(64)は、亡くなった母の着物を着て参加。「わずか数秒のシーンを撮るのにも、時間をかけて大変なこと。やっているうちに、だんだん熱が入ってきた。良い思い出になる」と話し、芝居の見せ場で大きな拍手を送っていた。 -
大道芸フェスタ
伊那市の通り町竏駐・M間で「こどもの日」の5日、「2007大道芸フェスタin伊那」があった。会場は歩行者天国となり、子どもたちはアートバルーンなど大道芸を楽しんだ。市商店街活性化イベント委員会主催。
大道芸フェスタには、地元を拠点に活動する歌舞劇団「田楽座」、笛師九兵衛など7組が出演。会場の3カ所で、次々と大道芸が繰り広げられ、大勢の親子連れなどが取り囲んだ。
ジャグリングでは、円筒の上に乗せた板に立って、いくつかのボールを投げ受けする技などが披露され、観客はじっと見守った。成功すると、大きな拍手が沸いた。
各商店街も輪投げやルーレットゲーム、将棋、落書きコーナーなど趣向を凝らした催し物を企画。子どもたちは、夢中になって遊んでいた。 -
手づくりロボット大集合
伊那市生涯学習センターで5日、学生自主製作「手づくりロボット大集合」が初めて開かれた。中高生が製作したロボットや電車模型、国鉄時代の電車用具がそろい、子どもたちの人気を集めた。
ロボット展には、伊那東部中学校、箕輪工業高校が出展。2月の第4回南信中学生ロボットコンテストで優勝した伊那東部中は、120秒以内に21個の円筒を相手コートに送ったり、中央にあるペットボトルにかけた数を競う様子を実演した。
1対1で勝負するプチロボットは、縦180センチ、横90センチの枠内にあるパックをいかに多く自分の陣地に入れるかを競うもの。簡単に操作できるとあって、子どもと一緒になって夢中になる母親の姿があった。
また、国鉄時代に使われた日付機、250ワットのライト、合図灯など約200点が並んだ。
中信模型クラブ協力の電車模型は、鉄橋やトンネルを設けた延長20メートルの線路を電車が走った。子どもたちは駅前の「運転席」に座り、交代で運転台のハンドルを握り、大喜びだった。 -
中学生サッカー「INA CUP」
第6回中学生サッカー大会「INA CUP」は4、5日、伊那市陸上競技場、富士塚スポーツ公園など8カ所であり、上伊那を中心に県内外から集まった34チームが熱戦を演じた。FC伊那東部の主催。
大会を通じて伊那地区のサッカー技術の向上を図るとともに、他地区との交流を深めることが目的。1日目は予選リーグ、2日目は決勝トーナメントと親善試合が組まれ、それぞれのチームが優勝を目指して戦った。
会場には、わが子の頑張る姿を見守る保護者らの声援が飛び交った。「シュート、シュート」「頑張れー」などの応援を受け、選手らはフィールドを駆け抜けた。
優勝は「いなべFC」(三重県)。 -
春季北信越県大会南信予選・準決勝
高校野球の第116回春季北信越県大会南信予選は5日、県営飯田球場で、県大会出場を決めた4校による準決勝2試合があった。上伊那勢の辰野が伊那弥生に2竏・で勝利、4番向山の公式戦初本塁打が決勝点となった。
6日、県営飯田球場で決勝戦・辰野竏註z訪清陵戦(午後0時30分)、3位決定戦・伊那弥生竏樗ム田長姫戦(午前10時)がある。
●…先制点を許した辰野は初回、先頭打者の近藤が中前安打で出塁し好機を広げると、柴の放った2塁打で同点とする。3回、2死無塁から打席に立った4番向山は、前日から狙っていたという外角高めの直球を詰りながらも左スタンドへ運ぶ。この一振りが決勝点となり、同校を2年連続の決勝進出へと導く。
伊那弥生は1回、唐沢の2塁打をきっかけに1点を先制する。その後、3、5回と無死からランナーを二塁へ進めるが得点はならず。結局、辰野を4つ上回る9安打を放つも勝利へと結びつけることができなかった。
##(スコア)
【県営飯田球場】
▽準決勝
伊那弥生
100000000-1
10100000×-2
辰野 -
「手良メタボの会」開講
伊那市の手良公民館の健康増進を目的とした新規講座「手良メタボの会」が2日夜、同公民館で開講した。初回は、同地区を中心としたメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)該当者やその家族ら約20人が同生活習慣病について学んだ=写真。
手良メタボの会は、健康や食生活の学習と軽スポーツなどを組み合わせた活動をする事業。食べ過ぎや運動不足を意識面より改善し、目標を持って、1年間を通じて「メタボリック脱出」を目指す。
「メタボリックシンドロームについて」と題し、前県伊那総合健康センター所長の藤島弘道さんが講演。肥満者の糖尿病、高血圧症、高脂血症の重複状況を説明して、それらの予防策を解説した。
藤島さんは「根本的には運動と食生活の改善などの生活習慣改善に努めることが必要」と強調。「今まで食べていた量を減らすことは難しいが糖尿病、肥満対策のためには大切なこと」と話した。
同会は3月までの月2回、計16回の講座を予定。藤島さんを顧問に迎え、同市体育指導員や市保健推進課保健士らによる軽運動と食生活改善のための学習をする。
会では市内からの参加希望者を集っている。問い合わせは、同公民館(TEL72・2755)へ。 -
駅前広場3千本の花々に包まれて
宮田村のJR宮田駅前にある住民手づくりの広場「輪苑」で、パンジーなど3千本以上の春の花々が咲き誇り、訪れた人たちの目を楽しませている。5日には地域住民約30人が参加して、700株のベゴニアを植え付け。見映え良く工夫し、村の玄関口である駅前を鮮やかに彩っている。
同広場は駅周辺の住民でつくる一輪の会(小沢常明会長)が1年前から整備し、四季折々の花を植栽。
この日の作業には同会員に加え、地域の有志でつくる自然を呼び戻す会、ともいきの会も協力した。
にぎやかに汗を流し、「駅前をきれいにしようと始めた取り組み。この1年でどんどん輪が広がり、本当にうれしい」と小沢会長の笑顔もこぼれた。
一輪の会は26日に輪苑の開園1周年を祝う式典を予定している。