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コスモスの家が「障がい者のクロネコメール配達事業」スタート
伊那市にある障害者社会就労センター「コスモスの家」はこのほど、障害者の社会参加と就労支援などを目的とするヤマト運輸の「障がい者のクロネコメール配達事業」のメール配達を開始した=写真。同施設の利用者が毎日交代で25縲・0通のメールを伊那市坂下区の一部地区に配達する取り組みで、コスモスの家の小嶋早苗所長は「将来的には『こういう仕事をやってみたい』という人には個人で契約を結んでもらうなど、社会参加につながっていけば」と期待をかける。
精神障害者の小規模通所訓練施設として開所した同施設は、障害者自立支援法の施行に伴ない、今年4月から「就労継続支援B型事業所」に移行した。現在は1日平均で17人の利用者が同施設に通っており、企業からの下請けや名刺づくり、チラシのポスティングなどに取り組みながら就労に必要な力をつける訓練などをしている。メール配達もその一環。委託契約はヤマト運輸と施設の間で交わすものの、1通当たりの配達委託単価は一般的な個人契約と同等。ダイレクトメールやカタログなどを3、4時間かけて配達するが、障害の程度に応じて業務を分担することもできるため、それぞれの体調管理もしやすくなる。
コスモスの家では、通ってくる利用者のうち、1縲・人が職員とペアを組んで配達しており、地域を把握するにつれ、配達時間も当初より短くなってきているという。 -
英語で観光ガイドクラブの上伊那版観光ガイドガイド英語テキスト完成
上伊那在住の有志でつくる「英語で観光ガイドクラブ」(武田宏代表)はこのほど、上伊那の名所や郷土料理などを紹介する英語版テキストを完成させた。編集に携わった県国際交流員のジョアン・ゴーリーさん(24)は「こんな風にできると思わなかったのですごい。私も知りたかったことが全部載っているので、役に立つと思う。(活動を通して)伊那が第二の古里となった」と語る。
上伊那を訪れる外国人に英語で地元を案内しよう竏窒ニ、1月から活動を続けてきた同会。あらためて地域の歴史・文化を学びながら英語のスキルを磨く一方、地元を紹介するための英語版観光テキストの作成にも着手した。自分たちが紹介したいと考えるものをテーマとして取り上げ、それに関する紹介文章を考案。英文に直し、編集するという作業を進めてきた。そんな中、テキストの作成に協力してくれたジョアンさんが帰国することととなったため、なんとか帰国前に完成させようと急いで編集を進め、今回の完成にこぎつけた。
紹介は43項目におよび、それぞれ文章とともにカラー写真が添えられている。昨年開通した権兵衛トンネルをはじめ、やきもち祭り、ローメンなど、場所、歴史文化、郷土料理を事細かに紹介しており、武田代表は「自分たちにとっては当たり前となっているものもあり、どうやって説明すればいいのかなどを考えた。観光の目的が多様化してきており、田舎のどういうところを見たいかということが分かれば、観光客ももっと来てくれるようになると思う」と話していた。
今後は、実践の中でテキストを活用し、手直しをしながら新たなテキストの作製も進める。 -
第89回全国高校野球選手権長野大会 第5日
第89回全国高校野球選手権長野大会は第5日の18日、県下6球場で2回戦16試合と1回戦再試合の計17試合があった。上伊那勢は、伊那弥生が臼田を8竏・で破り3回戦に進んだ。前日、延長15回引き分けに終わり、この日、再試合となった上伊那農業は13竏・の5回コールドで犀峡を下し、2回戦出場を決めた。松本第一と対戦したシード校の辰野は、8竏・4で敗れた。
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【諏訪湖スタジアム】
松本第一
202042004=14
000026000=8
辰野
○…辰野は、不調の主戦平島の制球力の不安定さに合わせ、内野の失策などが絡まり5回までに8点を与えてしまう。「初戦の緊張があった」(小椋監督)ためか打線も援護が遅れ、5回からようやく反撃するも最大2点差まで詰め寄るのが精いっぱい。大崎主将は「相手のペースに飲まれたのが敗因」と悔し涙を見せた。
平島は肩の筋肉疲労により、大会が始まる1週間前まで本格的な投球が出来なかった。それでも監督、チームの信頼を受けて力投するエースの姿をチームが打撃で盛り立てた。試合を終えて沈み込む選手に対し、小椋監督は「野球では負けてしまったが、これからの長い人生では絶対に負けるな」と強く語り掛けた。
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【県営長野野球場】
伊那弥生
210011021=8
000001000=1
臼田
○…弥生は初回に先制し、中盤と後半にも得点を重ね、試合を決めた。先発宮沢と二番手平沢も好投し、臼田を1点に抑えた。
弥生は1回、先頭の唐沢が右中間二塁打、続く白鳥が四球を選び、宮沢の犠打で一死二・三塁とし、四番佐々木が左翼フェンス直撃の二塁打を放って2点を先取した。2回と5回には連打で、6回には四球と二塁打で1点ずつ加えた。8回には敵失や四球などで一死満塁の好機に、白鳥の中前打と宮沢の左犠飛で2点を追加。さらに9回には三連打でダメ押しの1点を奪った。
臼田は6回に1点を返すのがやっと。9回には二死一・二塁と粘りを見せたが後続を断たれた。
原登監督 序盤から中盤、後半と点は取れたが、まだチャンスはあった。ここ一番に一本出るようにしたい。宮沢も平沢もよく投げた。今後もディフェンスをしっかりして臨む。
…………………
【県営飯田野球場】
犀峡
01000=1
0409×=13
上伊那農業
(5回コールド)
○…前日、延長15回を戦った上伊那農業が本来の力を発揮した。打線が爆発した4回は、6連打を含む長短8安打を集めた。投げては主戦宮下が打者19人を3安打で抑える好投を見せ、勝利に貢献した。大蔵主将は「初戦でみんな緊張していた。今日は昨日の反省が生かせた」と喜んだ。
積極的に攻撃が出来なかった昨日の反省から、守屋監督は、攻める姿勢の強い倉田、唐沢(孟)をスタメン起用、打順を変更して再戦に望んだ。すると打撃に勢いがついた。4回、無死満塁から2点適時打を放つなどした3番小島は、この試合2安打3打点の活躍。「中軸がリズムに乗り、下位打線も満遍なく打てたのがよかった」と振り返った。
守屋監督は「まずはホッとしたが、結果には表れないミスを修正して、もっと上を目指したい」と感想。3連戦の3日目となる次戦に向けては「毎日、野球が出来ることは幸せ。1日でも多くこの時間を共感したい」と語った。 -
あばれみこし完成
350年の歴史を誇る宮田村津島神社祇園祭の主役「あばれみこし」が出来あがり、17日には氏子総代や祭典委員ら関係者が集まり完成式を開いた。21日の祭り本番には壊される運命にあるが「素晴らしい出来映え。一生懸命練りあげ、壊したい」と、伝統を今に受け継ぐ職人たちの苦労に感謝した。
氏子3地区の大工が毎年回り番でみこしを製作し、今年は町三区の加藤建築が当番。棟りょうの加藤政義さんから伝統を継承し、林繁さん(53)、太田善太郎さん(56)の2人の職人が担った。
完成式は加藤建築の工場で開き、出来あがったばかりのみこしを前に林さんは「先輩から受け継いだ型板などを用いて、無事に今年も完成した。楽しい祭りにしてほしい」とあいさつ。
伊藤賢治氏子総代会長は「壊すのがもったいないほど。素晴らしいみこしを作って頂いた」と感謝し、祭りの成功を誓った。
あばれみこしは神社周辺を練り歩いた後に、境内石段から投げ落とされ、粉々になるまで壊されるのが伝統。そのため毎年、職人が全てを手作りするが、寸分変わらぬ姿で再生し、今に伝えている。 -
祭典委員長を励ます会
いよいよ本番‐。宮田村津島神社祇園祭宵祭は21日に行われるが、伝統の「あばれみこし」の統括責任者でもある2年祭祭典委員長は今年、町一区の伊藤進さんが当番。17日夜にはみこしを担ぐ「奉仕者」と呼ばれる男性ら関係者50人が集まり、委員長を励ます会を開いた。勇壮で華麗なみこしを披露すると、団結心を高めた。
祭典委員長は氏子である町一区、町二区、町三区が順番で担うのがしきたり。
町一区では10年前から、委員長を全員で盛りたてようと3年に1度巡ってきた時には、励ます会を開いている。
この日は同区の奉仕者団結式も兼ね、伊藤委員長は「意欲が燃えてきた。ひとつの伝統を町一区から発信しよう」とあいさつ。氏子総代らは「一致団結して伝統をつなぎ、委員長をみんなでサポートして」と激励した。
励ます会の中谷俊治会長、東野昌裕顧問は「委員長を励ます取り組みは町一区独自のもの。次代も見すえ地区挙げて伝統を守っていきたい」と話していた。 -
20周年の長持ち保存会、祇園祭に向け練習に熱
発足20周年の宮田村町二区の有志らでつくる「長持ち保存会」は、22日の津島神社祇園祭本祭の奉納に向けて練習を開始した。一緒に練り歩く花笠踊りには今年も、県看護大学(駒ケ根市)の女子学生5人が協力。前日の宵祭に比べ比較的静かな本祭を盛り上げようと、意気込んでいる。
独特の長持ち唄にあわせ、隊列を組むメンバー。宵祭の「あばれみこし」とはひと味違った風格で、本祭では区内を練り歩く。
戦前は芸者衆が出たり、手踊りがあるなど賑やかだったという本祭。戦後は神事が中心となったが、20年前からは長持ち保存会の奉納が彩りを添えてきた。
「メンバーの平均年齢は65歳以上だが、これからも築いた伝統を大切にしていきたい」と花井茂治会長。本番に向けて全員の意気もあがる。 -
超大型店出店反対、商工会が村長に要請書
宮田村商工会は18日、上伊那地域への超大型店出店に対する反対の要請書を清水靖夫村長に手渡した。現在は村内に出店計画はないが、伊那市、箕輪町、駒ケ根市で計画が浮上しており、上伊那7つの商工会が連名で要請しているもの。
役場を訪れた前林善一商工会長は「中小の商工者にとって超大型店の出店は厳しい。高齢化社会が進む将来に禍根を残すことにもなり、地域振興の面でも考慮してほしい」と訴えた。
清水村長は「商店街はそこに暮らす人たちの生活の基盤でもある。各市町村とも結束していきたい」と理解を示した。 -
夏の味覚、スイカ出荷最盛期に
「長野県のスイカは日本一」-。駒ケ根市東伊那のさとう農園(佐藤勝広園主)ではスイカの出荷の最盛期を迎えている。
同園は早生系の「祭ばやし」、シャリ感のある「味ききら」のほか、核家族向きの小玉など1・1ヘクタールで栽培。12日から出荷が始まり、今が最盛期、8月中旬まで続く。
大きさは贈答用の3L(8縲・0キロ)が中心。
現在、収穫しているスイカは4月6日定植、5月25日人工交配、積算温度で45縲・0日で収穫できる。
「1個1個、日数管理し、適期に収穫している。長野県は朝夕の温度差が大きく、味は日本一」と話す。
同園は直売、全国発送もしている(TEL83・4017) -
滝沢孝夫さん(56)駒ケ根市福岡
戦争・平和をテーマにした手作りの朗読劇を上演する「この子たちの夏を読む会」の脚本、演出を担当する。今年は書下ろしの新作「青い目の人形縲怺w校日誌縲怐v。8月3日の公演に向け、小中学生や一般の出演者の朗読指導を精力的に進めている。
2000年夏上演された地人会の朗読劇「この子たちの夏」に触発された「飯島平和を考える会」を中心に、飯島町の「この子たちの夏を読む会」が発足。02年、故・葛岡雄治さん(赤坂)が町内の戦争体験者の話をもとにオリジナル朗読劇「小林上等兵のヒロシマ」のシナリオを起し、それを手伝ったことがきっかけで、脚本や演出を手掛けることに。
「小林上等兵のヒロシマ」は02年8月、飯島文化館小ホールで初演。好評で翌年、大ホールでの再演を計画したが、既に病魔に蝕まれていた葛岡さんは翌年4月亡くなり、亡くなる直前に次のテーマ「望郷のうた ああ信州満蒙開拓団」のプロット(構想)が託された。これを基に、さらに多くの開拓団関係者から聞き取り調査を進め、シナリオを書いた。「志願し先遣隊として満州に渡った人の話では、現地民の土地をただ同然で強制的に買い上げ、開拓民に与えた。土地を追われた現地民は開拓民に雇われたり、あるいは反発して、匪賊になって開拓民を襲った。その話を聞き、衝撃を受けた。学校では教わらない事実を、後世の伝えていかなくてはならないと、使命感に燃えた」。
町在住の後藤俊夫映画監督のアドバイスを受けながら完成させ、03年夏、「望郷のうた、ああ信州満蒙開拓団」を初演。「自分が書いたものが舞台に上がり、感動した」。
05年は銃後の守り、軍事教育、戦争下での子どもたちなど飯島町の戦時下を描いた「あの日の記憶」を書き上げた。
オリジナル3作目となる今年は「いつかは書きたい」と温めていた七久保小学校に大切に保存されている「青い目の人形縲怺w校日誌縲怐vをテーマにした。
副題は「世界の平和は子どもから」。同校に現存する「昭和2年学校日誌」。関係者の手記、信濃教育界の「青い目の人形特集」などを参考にした。
物語は1927年(昭和2年)4月2日、日の丸と星条旗の旗を振って、人形を迎える式から始まる。ギューと抱くと「ママー」となく人形に子どもたちは大喜び。日中戦争から太平洋戦争へと軍靴の響く中、敵国の人形として、壊されようとしたが、時の校長と女性教師の働きで書架の奥深く隠された。そして、1986年、人形は発見され、再び日の目を見るまで、激動の昭和を時代背景に、人形を通して、平和の尊さを訴える。
「声高に反戦を訴えるのではなく、人形の気持ちを思い、人形からの無言のメッセージを受けとってほしい」と話す。
公演は8月3日午後7時から、文化館で、入場料500円。
詳細は文化館(TEL86・5877) -
廃食用油リサイクル事業
BDF精製装置増設箕輪町は、地域新エネルギービジョンに基づき進めている「協働による廃食用油リサイクル推進事業」で、バイオディーゼル燃料(BDF)の精製装置を町共同作業の家敷地内の作業場に1台増設した。
町内の各家庭から廃食用油を回収し、共同作業の家で精製したBDFを町が購入して「みのちゃんバス」に使用する地球環境にやさしいリサイクル事業。
06年4月の本稼動から1台の装置で対応してきたが、回収する廃食用油の量が増えたことから、新たに1台導入した。
装置は現在使用しているものと同じ。費用は377万5千円。県の元気づくり支援金2分の1補助を受けた。当面は2台の装置を交互に稼動する予定という。
廃食用油は現在、一般家庭、町内の小・中学校、保育園、民間企業8社から回収している。06年度は9200リットル回収し、BDFを6500リットル精製した。 -
第6回飯島町バレー大会
第6回飯島町バレーボール大会が15日、開かれた。町スポーツ連絡協議会バレーボール部、町教育委員会主催。男子6チーム、女子7チームが出場し、町体育館、飯島小学校体育館を会場に、それぞれ優勝を目指して熱戦を展開した=写真。選手は経験者が多く、高さとパワーあふれる本格的なプレーを見せて会場をわかせていた。
上位は次の通り。
▼男子 (1)サクラ飯中(2)しんきん(3)シナプス、高三ズ▼女子 (1)どんぐりB(2)どんぐりA(3)しんきん、本郷 -
おいしい梅漬け、研究しながら
宮田村のJA生活部会加工グループの女性たちはこのほど、村民会館周辺に植えてある梅を収獲。さっそく漬ける作業も行った。
村の農業男性でつくる壮年連盟が10年ほど前に植えた梅の木。同グループは昨年から収獲し、加工技術の習得に励んでいる。
この日は66・5キロを収獲。JA支所に場所を移して、量などを正確に図りながら漬け込んでいた。 -
【石窯パン工房VESTA(ベスタ)代表 中根真輔さん】
店名の「VESTA」(ベスタ)は、ローマ神話の炉、かまどの女神の名にちなんでつけた。6月15日に開店して約1カ月。・スからだに優しいこだわりのパン・スの評判は上々だ。
◇ ◇
愛知県瀬戸市出身。妻の道子さんともども温泉が大好きで、毎週のように日帰りで駒ケ根市周辺を訪れていた。
「きれいな景色、きれいな水。駒ケ根がとても気に入って8年前に越して来た。どうせなら駒ケ岳が見えて山に近い所がいいと、中沢か東伊那に土地を探したがなかなかなくてね。取りあえず小町屋に住んだが、5年前にようやくこの東伊那に土地が見つかって移り住んだんだ」
だが、勤め先は瀬戸市のまま。駒ケ根近辺に職を探したが思うような仕事がなく、二重生活が数年間続いた。
「パン作りは以前から夫婦共通の趣味だった。実は東京に住む孫が卵アレルギーでね。食べられない物が多くてかわいそうだから、卵や牛乳を使わないパンを工夫して作っては送っていたんだよ」
「ふと世間を見回してみると、アレルギーやアトピーの子は意外に多いんだね。よし、それならうちの孫だけじゃなく、そんな子どもたちにも安心して食べられるパンを作ろう竏窒ニ思ったんだ」
パン工房を構えることを決意すると、東京に夫婦で通い、職人養成教室で1年間勉強した。一方で起業の勉強も必要だと、伊那商工会議所主催の創業塾を受講するなどして開店の準備を進めた。
「初めは工房だけのつもりだったんだ。注文に応じて作ったり、こっちから売りに行けばいいと思っていた。でもまあ、どうせだから店も開くことにしたんだ。しかし開店に当たって最も心配だったのは場所だね。東伊那の目立たない所だからお客さんが全然来ないかもしれないな、と話し合っていたが、始めてみたら意外に来てくれる。お客さんはこの近辺だけでなく、駒ケ根市全域から来てくれるし、評判を聞いて伊那市からも毎日数人が見える。ありがたいことです」
◇ ◇
ブルーベリー、イチゴ、モモ、リンゴなど、季節ごとの地元産の材料をふんだんに使った30種類以上のパンが店頭を飾っているが、すべてのパンの生地には卵、牛乳、バターや添加物は一切使っていない。小麦粉や塩、砂糖をはじめとする原材料も吟味した国産品。
「そりゃコストは高くて正直痛いが、何よりも安全性を優先したいからね」
石窯は遠赤外線の効果で生地の内側から焼けるのが特徴だ。
「一般的な電気やガスのオーブンは一度にたくさん焼くことができるが、石窯ではそれができない。効率は悪いね。だからたくさん注文が来た時には困るよ。でもそれがうちのこだわりだし、そんな思いはお客さんに伝わっていると実感している。やってよかったなって思っています」
(白鳥文男)
石窯パン工房VESTA(ベスタ)
TEL・FAX81・6057
電話やFAXでの注文もOK。配達も可能。
午前10時縲恁゚後6時。日曜定休。 -
【記者室】またもや新潟か
またもや新潟か。運命の神様もまったく酷なことをするものだ。3年前の中越地震の被災者がようやく痛手から立ち直りかけた時だというのに。今回の地震による死者は9人、けが人は900人というが、さらに増える可能性もある▼もっとも同情ばかりしている場合ではない。日本列島はすなわち地震列島であり、いつどこで大地震が起きてもまったく不思議ではない竏窒ニいうのが識者の定説になっているのだから、明日はわが身なのだ▼だが、そんな危機感を持って地震に備えている人はごく少数だろう。発災後しばらくは行政などの援助は当てにできないというからその間、自力で生き延びるための食料や水などを常備しておく必要がある。狼はいつか必ず来るのだ。(白鳥文男)
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郷土の石工「肥野喜六」石仏写真展
江戸時代末期から大正期を生きた郷土の石工肥野喜六が刻んだ石仏の写真展が駒ケ根市の市立博物館で8月31日まで開かれている。素朴で愛嬌のある特徴的な表情の地蔵など、喜六が刻んだ石仏の写真100点以上を展示している=写真。喜六の使ったつちやのみなどの道具類も併せて公開されている。
写真の多くは3月に行われた見学会で撮影されたもの。駒ケ根市内をはじめ、宮田村、飯島町、松川町に足を伸ばして喜六の作品を追った。
喜六は1842(天保13)年、現在の飯田市で鍛冶職人の次男として生まれたとされる。移住した赤穂で石工として暮らし、数々の地蔵、馬頭観音などを残した。1924(大正13)年、83歳で没。
喜六に詳しい田中清文学芸員による展示説明会が8月5日午後1時30分に同館で開かれる。喜六の曾孫に当たる肥野邦夫さんの話も聞ける。
問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
県看護大オープンキャンパス
駒ケ根市の県看護大(深山智代学長)は16日、大学について入学希望者らに説明する「オープンキャンパス」を開いた。県内外から高校生や保護者など、ほぼ例年並みの約230人が同大キャンパスを訪れ、教職員の説明を聞いたり、学内の施設を見学したりした=写真。
深山学長は「本学は今年度、開学13年目を迎える。開学以来引き継いでいるのは、個性を大事にする、というモットーだ。今日は少しでも多く大学のことを知ってほしい」と呼び掛けた。参加者らは教育内容、入試の概要や学生生活、就職状況などについて担当の教職員からそれぞれ説明を受けた後、小グループに分かれて学内を見学した。参加者らは施設を見ながら「きれいな建物だね」「合格して入学したいね」などと話し合っていた。 -
駒ケ根高原マラソン事務所開き
9月30日に行われる第25回中央アルプス駒ケ根高原マラソン大会の実行委員会(広田喜宥委員長)は17日、事務局を駒ケ根市役所2階の一角に開いた=写真。今後事務職員が常駐し、2カ月後の大会に向けて準備を進めていく。広田実行委員長は「昨年にも増して魅力向上を図り、過去の経験を生かして安全で楽しい大会が開催できるよう努力していきたい」とあいさつした。
17日現在の出場申込者は約千人で、例年よりかなり多めという。担当者は「招待選手の有森裕子さんの知名度の高さも一因ではないか」と分析している。最終的な参加者は約3千人を見込んでいる。昨年は2826人だった。レース後には、小中学生対象の有森さんによる陸上教室の開催が計画されている。
大会は駒ケ根高原の林間に設定された3キロ、6キロ、15キロのコースで男女年代別に行われる。参加料は3千円、3キロのみ出場可の小学生は500円。申し込みは8月17日まで。問い合わせは大会事務局(TEL83・2111)へ。 -
南アルプス食害対策協議会発足に向けた事前打ち合わせ
南アルプスのシカによる深刻な食害への対策を講じていく「南アルプス食害対策プロジェクト(仮称)」の事前打ち合わせが17日、伊那市役所であった。南アルプスに関係する行政・研究機関が集まり、ニホンジカなどの食害の現状と課題を報告。広域的な対策を早期に講じていく必要性を確認し、県、市町村を超えて被害対策を検討していく協議会を、8月中旬までに発足させることを目指し、調整を図ることを決めた。
個体数の増加、行動範囲の拡大に伴ない、各地区で農林業への打撃や高山植物、造林木の食害、植生の食いつくしなどが深刻化。被害は行政の管轄の枠を超えて広域化している。こうした背景を受け伊那市では、ニホンジカによる食害が進む南アルプスを管轄する県や市町村、南信森林管理署、有害鳥獣の専門研究に取り組む信州大学農学部に協力を求め、広域的な協議会の発足を呼びかけた。協議会はまず、県内の関係機関で構成し、将来的には山梨、静岡県との連携も目指す。
報告では、昨年10月から南アルプスの高山帯に生息するシカの行動調査をしている信州大学農学部の泉山茂之准教授が、高山帯に住むシカの越冬場所に関する追跡調査の結果を報告。10頭に発信機をつけ、越冬場所を調べたところ、遠いものは山梨県側まで降りている一方、北沢峠周辺や長谷地区で越冬する個体もいるなど、さまざまであることを示し「越冬場所や高山帯のシカを特定するのが困難」とした。また、例え高山帯のシカを駆除したとしても、周囲からの新たなシカの侵入を防ぐ必要があり、全体の密度を下げる対策の必要性を指摘した。
また、下伊那地域からは東側のシカが西側へ移動し始めていることなども報告された。 -
高校野球選手権長野大会 第4日
第89回全国高校野球選手権長野大会は第4日の17日、1、2回戦計16試合が県内6球場であった。上伊那勢は、小諸と対戦した箕輪工業が0竏・で1回戦敗退。創造学園と戦った赤穂は0竏・で、長野日大と対戦の駒ヶ根工業は6竏・3でそれぞれ敗れ、3回戦に進むことは出来なかった。上伊那農業は1回戦、犀峡と対戦したが延長15回規定により7竏・の引き分け。18日9時(第1試合)、県営飯田野球場で再試合を行う。
…………………
【県営飯田野球場】
犀峡
301201000000000=7
003030010000000=7
上伊那農業
(延長15回規定により引き分け)
○…上農は接戦で延長にもつれこみ、15回まで攻守ともに互角の戦いを繰り広げた。大会規定により引き分けとなり、きょう再戦する。
4点を先行された上農は3回から反撃に転じた。三浦と大槻の連続安打、小林の犠打で一死二・三塁とし、小島の三塁強襲と有賀の右翼線二塁打で3点を返した。4回に犀峡に2点を許すも5回に短打や四球、敵失などで3点を奪った。1点リードで逃げ切りムードの犀峡に対し上農は8回、三浦が遊ゴロに倒れたあと、大槻が左翼席に本塁打を放ち、粘りを見せた。
両チームとも早めの継投が効を奏した。上農は先発の藤森に続いて茅野が4回からマウンドに上がり、好投した。
守屋光浩監督 投手は5人いて、誰でも行ける。うちは発展途上で、試合の後半から良くなった。明日は気持ちをリセットして、とにかく打つしかない。
8回同点本塁打の大槻陽太朗選手 当たった瞬間、手ごたえがあった。公式戦では初めてのホームラン。ダイヤモンドを回るうちに実感がわいてきた。明日も頑張りたい。
##(写真)
【上伊那農業竏注メ峡】上農は3回から反撃。一死二・三塁から小島の三塁強襲安打でまず1点を返した=17日、県営飯田野球場
………………
【松本市野球場】
赤穂
0000000=0
042003×=9
創造学園
(7回コールド)
○…赤穂は、強豪校の投手を攻略することが出来なかった。この試合に放った安打は、梶屋と高嶋の単打2本のみ。先発した木下は「守備でリズムをつくれず攻撃に流れを持っていけなかった」と反省。真野監督は「自分たちの持てる力を出すため、集中力を切らせずによく戦った」と選手らを労った。
………………
【県営長野野球場】
駒ヶ根工業
0012030=6
522013×=13
長野日大
(7回コールド)
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【諏訪湖スタジアム】
小諸
5000002=7
0000000=0
箕輪工業
(7回コールド) -
遺跡調査報告・講演会
県文化振興事業団県埋蔵文化財センター(長野市篠ノ井)は14日、伊那市の県伊那文化会館小ホールで、遺跡調査報告・講演会を開いた。同会館で開催中の「長野県の遺跡発掘」展に合わせた企画。上伊那を中心に約100人が訪れ、同センターの調査研究員の調査報告などを聞いた。
会は、調査研究員3人が地元にある茅野市の構造・阿弥陀堂遺跡や御社宮司遺跡、伊那市の東高遠若宮武家屋敷遺跡の3つの遺跡の06年度の調査状況を説明、参加者からの質問に答えた。
構・阿弥陀堂遺跡については、藤原直人調査研究員が解説した。説明によると、同遺跡は「市街地に眠っていた縄文時代から戦国時代の複合遺跡」。「諏訪盆地を見下ろす洪水を受けにくい丘陵上に、縄文時代前期前半から中世まで継続的に集落が営まれたことが分かった」などと話した。
藤原調査研究員は「平安時代後期の地元の土器と他地域の土器の比較から、他地域の土器がどの程度搬入されていたのか検討したい」などと課題を上げていた。
また、信州大学人文学部の笹本正治教授の「高遠城とその城下町を考える」と題した講演会もあった。
「茅野市 構井・阿弥陀堂遺跡」について報告する藤原調査研究員 -
伊那市赤十字奉仕団 感謝状・委嘱書伝達式
伊那市赤十字奉仕団の06、07年度正副役員に対し、13日、日赤奉仕団伊那地区長の小坂樫男市長より、同奉仕団長野支部長(村井県知事)からの感謝状と委嘱書の伝達があった。新旧役員ら5人が市役所を訪れ、旧役員は感謝状を、新役員は委嘱書を受け取った。
伝達式で07年度委員長の馬場茂子さん(竜東分団)は「市長さんから直々に委嘱書を頂けることは光栄。仕事の重さを改めて痛感する。身近な社会で貢献していきたい」とあいさつ。06年度委員長の西村通恵さん(美篶分団)は「大変な仕事だが経験が身になることばかり」と激励した。
伊那市赤十字奉仕団は、3市町村合併に伴い昨年度から各団が一緒になって活動。現在の分団数は14分団あり、計369人の団員が所属する。役員は年度ごとに交代する。
感謝状、委嘱状を受け取ったのは次の皆さん。
▽感謝状=西村通恵(06年度委員長、美篶分団)川村紀子(同副委員長、西箕輪分団)守谷眞惠(同、藤沢分団)中島みね子(同、長谷分団)▽委嘱書=馬場茂子(07年度委員長、竜東分団)宮本初恵(同副委員長、伊那分団)平岩啓子(同、河南分団)羽場好美(同、長谷分団)
感謝状を受け取る前委員長の西村通恵さん -
伊那消防組合 資機材搬送車導入
伊那消防組合は13日、本年度予算で整備した資機材搬送車両=写真=の入魂式を伊那消防署で開き、組合長や本部、各消防署職員ら約20人が出席した。
車両は昨年12月、「長野いすゞ」の創立60周年記念の一環で寄贈を受けた2トントラック。同組合はパワーリフト、赤色回転灯、サイレンアンプなどの積載品を取り付けるなどして、組合初となる緊急車両としての資機材搬送車を導入。整備費は250万円。
パワーリフトが整備され、コンテナや資機材の積み下ろしを迅速、安全、確実に行うことができ、関係者は「効率よく作業ができる」と話している。 -
宮田高原へ通じる復旧工事中の寺沢林道で再崩落
14日から15日にかけて降った台風4号の雨により、昨年7月豪雨による土砂崩れで復旧工事が進められている宮田村の寺沢林道起点から6・5キロ付近の斜面のり面が再び崩落した。同林道は来年春の開通を目指し、終点にある宮田高原は来年度には閉鎖を解除する予定だったが、村産業建設課は「崩落規模など現在調査しており、当初の日程などに影響が出るかはまだ分からない」としている。
宮田高原にはキャンプ場、牧場があるが、寺沢林道が通れないため今季の営業は当初から断念。来季の営業再開を目指している。
しかし、昨夏の豪雨で最も大きく崩落した林道6・5キロ付近は今年5月にも崩落。そして今回もネットを張って工事を進めている矢先に再び崩れた。
17日は村や県が同林道の調査に入っているが、他の個所では崩落などの報告は入っていない。 -
ヨット・カヌー体験
「海の日」に合わせ、カヌーやヨットの魅力を知ってもらおうと、飯島町は町内七久保の千人塚城ケ池で16日、海洋性スポーツ普及大会(ヨットとカヌー体験会)」を行った。小学生を中心に、20人余が参加し、「B&G海洋センター」のインストラクターの指導でヨットとカヌーを体験した。
参加者は開講式に続き、インストラクターからサドルの扱いや、かじの取り方など基本的な説明を受けてから、ライフジャケットを着け、ヨットやカヌーに乗りこみ、船着き場から池の中央にこぎ出した。
カヌーに乗りこんだ子どもたちは、はじめはドキドキ、緊張気味だったが、サドルの扱いにもすぐに慣れ、カヌーやヨットを楽しんでいた。
この日は台風一過青空が広がり、風もなくおだやか。カヌーは湖面をスーイスーイと縫い、ヨットは微風を捕らえて、のどかに、湖上遊覧していた。 -
B&G海洋センタープールがオープン
飯島町七久保柏木のB&G海洋センタープールは16日夜、オープンした。8月31日まで営業する。
初日は無料開放とあって、開場時間前から小学生ら約10人が並んだ。
台風一過で青空が広がり、午後6時の水温は27度と適温、家族連れや小中学生が次々と入場。広いプールで伸び伸びと夜間水泳を楽しんだ。
開場は午後6時から午後9時まで。入場料は大人200円(高校生以上)、子ども100円(小中学生)
昨年は45日営業、1500人余が入場した。 -
箕輪中部小、東小で耐震補強工事など始まる
箕輪町は、町内2小学校で耐震補強工事などをする。箕輪中部小学校で耐震補強・大規模改造工事が始まり、箕輪東小学校は夏休みを待って耐震補強工事に取り掛かる。
中部小の耐震補強工事は教室棟(南校舎)、管理棟、昇降口。校長室、職員室、事務室、保健室は旧体育館に移動し、工事に支障のある教室は他教室に移動した。既設の木造間仕切り壁やコンクリートブロック壁などを壊し、新たに鉄筋コンクリートの壁にして補強する。
併せて大規模改造工事でトイレを改造する。南校舎4カ所、管理棟2カ所。和式トイレを洋式に替える。南校舎廊下の床の張替えもする。
請負金額は、建築主体工事が箕輪建設工業1億2579万円。機械設備工事はマツシマで4200万円。電気設備工事はみのわ電気工事で1207万5千円。
東小の耐震補強工事は南校舎で、1階普通教室の2カ所と2階図書館の1カ所。中部小と同様の工事で補強する。請負金額は新橋屋建設で983万8500円。
工期はいずれも9月28日。 -
南箕輪村メール配信システム「MM」23日サービス開始
南箕輪村は、災害情報やイベント情報などが得られるメール配信システム「みなみみのわメールメッセンジャー(通称・MM)」を導入する。23日からサービスを開始する。
昨年7月の豪雨災害で、「災害時に情報を知りたい」という住民要望が多かったことなどをきっかけに、災害時などに必要な情報を携帯電話やパソコンに提供し、住民が安心かつ安全に暮らせることを目的とする。
現在は防災無線、伊那ケーブルテレビジョンの文字放送、個別受信機(区長、消防団幹部など200台)、村ホームページで情報を提供している。普及率の高い携帯電話で情報を得られるようにすることで、従来の情報伝達手段を補完する。
配信を予定する情報は、火災や風水害などの災害情報、イベント情報、入札情報、保育園や学校からの連絡など。必要な情報を登録者が選択できる。
23日から登録を受け付ける。携帯電話からの登録は、「mm@emp.renrakun.jp」へ空メールを送信し、仮登録メールを受信。記載されているURLに接続し、カテゴリを選択。本登録完了メールが自動返信されて登録完了となる。登録・配信は無料。通信費用(パケット料金など)は利用者の負担。パソコンは「http://www.renrakun.jp/mm/」から登録できる。
村は、「多くの方に利用してもらいたい。各世帯で必ず1人は登録して、いざというときに備えてほしい」としている。 -
県看護大公開講座
駒ケ根市の県看護大は14日、07年度第1回の公開講座を同大で開いた。聴講を申し込んだ一般市民や学生など約100人が集まり、同大精神看護学講座の講師松崎緑さんの「心の病をもつ人々とともに生活するために」を聴いた。松崎さんは精神病への偏見が現代でも根強いことを説明した上で「障害者自立支援法が施行されたことにより、心の病を持つ人たちも地域社会で生活することが多くなる。共に生きていくために互いにもっと理解することが必要」と訴えた。聴講者はスクリーンをじっと見つめ、時折メモを取ったりしながら熱心に講義に聴き入っていた。講義の前後には幻聴や幻覚を疑似体験できる装置(バーチャル・ハルシネーション)の体験が別室で行われ、参加者は統合失調症の症状を体感して精神病への理解を深めていた=写真。
公開講座は今年さらに2回が予定されている。第2回は9月30日に看護形態機能学講座の喬炎教授が「再生、古代ギリシャ神話の幻想から現代医療の現場へ」を、第3回は12月15日に病態・治療看護学講座の岩月和彦教授がそれぞれ講義する。申し込み・問い合わせは同大(TEL81・5100)へ。 -
フルートコンサート
駒ケ根市のフルート愛好家らのグループ「QUE SERA」(ケ・セラ)が15日、駒ケ根市の文化会館大ホールで開かれたベルギーのフルート奏者クリスチャン・プルビエさんのコンサートの前座に登場し、繊細なハーモニーを響かせた=写真。プルビエさんの演奏に先立ってステージに立ったメンバーらの表情は緊張のせいか一様に硬かったが、曲が始まると演奏に集中。日ごろの練習の成果を見事に発揮し、モーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』、『大きな古時計』の2曲を演奏した。演奏を終えるとメンバーらは緊張が解けてようやくほっとした表情を見せていた。
飯島フルートクラブ「桜瑠璃」もヨハン・シュトラウスの『ラデツキー行進曲』を演奏し、大きな拍手を受けていた。
プルビエさんはビバルディのフルート協奏曲『海の嵐』、ドボルザークの「ソナチネ ト長調作品100』のほか、日本の曲などを演奏。大柄な体から迫力ある音色を繰り出して聴衆をうならせた。 -
ハッチョウトンボ観察会
世界最小のトンボ(体調約1・5縲・センチ)として知られ、駒ケ根市の昆虫にも指定されているハッチョウトンボを観察する会が14、15日、同市南割公園内のトンボの池で開かれた。池周辺を整備しているハッチョウトンボを育む会(小川周次会長)主催。市内外から親子連れなどが次々に訪れ、小さなハッチョウトンボを見つけると「いた」と指差し、飛び回る姿を見失うまいと懸命に目で追っていた=写真。会員によると、今年の発生数は例年よりも少なめ竏窒ニいうが、たくさんのハッチョウトンボが気持ち良さそうにひらひらと飛び交っていた。希望者にはメダカもお土産にプレゼントされた。
同会は安心して観察ができるようにと昨年、池周辺に木製の歩道(長さ約30メートル、幅約1・3メートル)を整備したほか、車いすが通れる幅約2メートルの木道も設置した。