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宮田駅前整備で地権者、住民の8割は必要と回答
再整備活性化に向けた議論が始まっている宮田村のJR宮田駅前東地区約1ヘクタールについて、区域内の地権者、住民の8割は整備が必要と考えていることが、全24世帯を対象に行ったアンケート調査で分かった。検討を進めている「中心市街地研究会」は、来月初旬にも地元に結果を報告し、次の段階に向けて調整を図る。
アンケートは6月に実施し、回収率は83・3%。整備の必要性や現状の課題などを聞いた。
整備を進める場合について、「話しを聞きながら方法を考えていきたい」が70%、「共同で整備したい」は20%で、9割は総論として整備に前向きな考えを持っているとみられる。
「整備したくない」は5%、「個別に整備したい」はなかった。
宮田駅前の現状については「木造建物が多く地震、火災が不安」と85%が回答。「夜間の防犯面が不安」も78・9%に及び、安全安心面を危ぐしている住民が多いことも改めて浮き彫りに。
「空き家、空き店舗が多く活気がない」は89・5%、「駐車場不足」も85%に達した。
「公共施設により活性化する」と答えた人は57・9%にとどまり、民間ベースの整備を希望している人も比較的多い傾向も現れた。
調査結果は18日夜開いた中心市街地研究会で検討し、早急に全24世帯を集めて報告することを決めた。 -
7年ぶり復活村民登山、雲上の別天地目指して
7年ぶりに復活の宮田村の村民登山「西駒へ行ってみめえか」は18、19日に1泊2日の行程であり、30人が地元の名峰・西駒ケ岳の頂上を目指した。
往復ロープウェーを利用する初心者向けと、北御所から入山するコースの2つの班に分かれた。
初心者向けには16人が参加。村内の「山を愛する会」のガイドで千畳敷を経て山道を歩いた。
天候にも恵まれ、コマウスユキソウなど高山植物の観賞も満喫。眼前に広がるアルプスのパノラマにも息を飲んだ。
参加した女性たちは「頂上まで登るのは中学校の登山以来40年ぶり。朝のご来光が楽しみ」と、下界の猛暑を忘れる・ス雲上の別天地・スにご満悦。
愛娘の梨紗さん(10)と一緒に参加した吉水千代子さん=大原区=は「家から眺める駒ケ岳だけでは我慢できなくて。20年ぶりにリュックを押入れから引っ張り出しました」と、親子仲良く登山を楽しんでいた。
主催した村の第三セクター宮田観光開発が運営する山小屋に宿泊。19日は濃が池などを散策し、ロープウェーで下山する。 -
第47回上伊那陸上競技選手権大会結果=決勝記録
★男子
【100メートル】▽中学(1)原翔太(伊那3)11秒97(2)田畑勇貴(伊那3)(3)小田部宙(春富2)(4)唐澤玄(南箕輪1)(5)鰍澤将平(駒ケ根東2)(6)有賀春樹(辰野2)▽一般(1)堺澤博樹(赤穂高2)11秒80(2)唐澤和也(伊那弥生高2)(3)大石洋佑(伊那北高2)(4)村井大介(駒ケ根工業高2)(5)赤澤侑生矢(駒ケ根工業高2)(6)安藤太郎(伊那弥生高2)
【200メートル】▽中学(1)田畑勇貴(伊那3)24秒85(2)小田部宙(春富2)(3)福沢大輔(赤穂2)(4)真木啓佑(駒ケ根東2)(5)小林祥史(箕輪2)(6)黒河内康介(箕輪1)▽一般(1)三村瑞樹(伊那北高1)23秒04(2)赤沢侑生矢(駒ケ根工業高2)(3)村井大介(駒ケ根工業高2)
【400メートル】▽共通(1)唐澤和也(伊那弥生高2)53秒17(2)野坂大樹(伊那弥生高1)(3)北原渡(伊那北高1)(4)福沢大輔(赤穂中2)(5)安藤太郎(伊那弥生高2)(6)竹村悠太(駒ケ根東中2)
【1500メートル】▽共通(1)村上剛(伊那北高2)4分15秒19(2)小林祐作(伊那弥生高2)(3)北原弘司(伊那北高1)(4)春日隆大(伊那北高2)(5)神耕平(伊那北高1)(6)天野進(駒ケ根東中2)
【3千メートル】▽中学(1)小林純平(駒ケ根東3)9分30秒55=大会新(2)澁谷宥介(駒ケ根東3)(3)久保田光(駒ケ根東3)(4)南澤延輝(中川2)(5)竹村亮作(駒ケ根東2)(6)草野智徳(駒ケ根東3)
【5千メートル】▽一般(1)滝澤勉(ジェルモ)16分06秒93(2)小林太一(駒ケ根陸協)(3)福澤純平(上伊那農業高3)(4)羽生吉浩(養命酒)(5)鈴木昌幸(ジェルモ)(6)池田大作(上伊那陸協)
【110メートル障害】
▽中学(1)蟹沢勇斗(伊那東部2)19秒91(2)小林渡(伊那東部1)(3)服部裕明(宮田2)(4)竹村正彦(駒ケ根東2)(5)小林達明(宮田2)(6)清水泰志(南箕輪1)▽一般(1)赤羽巧(伊那北高1)17秒30
【400メートルリレー】▽中学(1)伊那B(小林一也、田畑勇貴、原田遊、原翔太)48秒79(2)南箕輪(唐沢、稲見、清水、諏訪間)(3)駒ケ根東(矢沢、真木、鰍沢、竹村)(4)伊那東部B(櫛笥、中島、春日、フジウラ)(5)赤穂(中原、小林、小椋、福沢)(6)辰野(赤羽、有賀陽、小口、有賀春)
【走り高跳び】▽中学(1)清水智成(南箕輪2)1メートル65(2)真木啓佑(駒ケ根東2)(3)竹村春樹(赤穂1)▽一般(1)宮崎友宏(赤穂高1)1メートル75(2)稲村立吉(高遠高2)
【棒高跳び】▽共通(1)松沢ジアン成治(高遠高1)4メートル70=大会新(2)城取寛幸(高遠高3)(3)春日太陽(春富中3)(4)正木豊(高遠高1)(5)矢野祐貴(同)(6)黒河内岳(伊那東部2)
【走り幅跳び】▽中学(1)原翔太(伊那3)5メートル71(2)竹松高彬(春富2)(3)宮沢拓人(伊那1)(4)所河右京(駒ケ根東1)(5)原智也(南箕輪1)(6)小原幸紀(宮田2)▽一般(1)池上順也(東海大1)7メートル12=大会新(2)野溝亮太(高遠高3)(3)城取寛幸(高遠高3)(4)尾崎充紘(駒ケ根工業高3)(5)矢島春樹(赤穂高2)(6)後藤智耶(駒ケ根工業高2)
【三段跳び】▽一般(1)野溝亮太(高遠高3)12メートル26(2)稲村立吉(高遠高2)
【砲丸投げ】▽中学(1)安藤純(箕輪2)10メートル17(2)鰍沢将平(駒ケ根東2)(3)米山裕馬(中川2)(4)服部裕明(宮田2)(5)宮下亮人(中川1)(6)谷川伸吾(宮田2)▽一般(1)堀井裕介(伊那北高2)8メートル59(2)渡部優樹(駒ケ根工業高3)(3)福島健一(駒ケ根陸協)(4)前島孝介(上伊那農業高1)
【円盤投げ】▽一般(1)正木豊(高遠高1)20メートル73(2)春日信二(高遠高2)
【やり投げ】▽一般(1)福島健一(駒ケ根陸協)47メートル25(2)後藤智耶(駒ケ根工業高2)(3)堀井裕介(伊那北高2)(4)春日信二(高遠高2)
★女子
【100メートル】▽中学(1)中村夕貴(赤穂2)13秒61(2)金子美穂(伊那2)(3)茅野万里奈(辰野3)(4)伊藤美智花(伊那3)(5)坂井聖奈(辰野1)(6)北原夏帆(駒ケ根東2)▽一般(1)仲田千秋(中京女子大1)12秒62=大会新(2)下平侑美(伊那西高2)(3)山崎愛里(伊那弥生ケ丘高2)(4)赤羽優希(伊那弥生ケ丘高1)(5)沢田帆奈美(伊那西高1)(6)大場沙奈(伊那弥生ケ丘高1)
【200メートル】▽中学(1)征矢萌唯(箕輪2)27秒06(2)中村夕貴(赤穂2)(3)宮下杏香(駒ケ根東2)(4)茅野万里奈(辰野3)(5)大久保萌花(伊那東部2)(6)保科千絵(宮田3)▽一般(1)今井沙緒里(至学館高2)25秒00(2)仲田千秋(中京女子大1)(3)山崎愛里(伊那弥生ケ丘高2)(4)鹿野恵理(伊那弥生ケ丘高2)(5)赤羽優希(伊那弥生ケ丘高1)(6)大久保涼花(伊那弥生ケ丘高2)
【400メートル】▽共通(1)大久保涼花(伊那弥生ケ丘高2)65秒71(2)青木美智子(伊那弥生ケ丘高1)(3)山田咲織(赤穂中2)(4)中村茜(伊那弥生ケ丘高2)(5)大場沙奈(伊那弥生ケ丘高1)(6)馬場彩香(伊那弥生ケ丘高2)
【800メートル】▽共通(1)蟹沢未来(赤穂中2)2分30秒74(2)池田杏奈(伊那弥生ケ丘高1)(3)服部景(伊那北高2)(4)原奈々(箕輪中2)(5)池上萌(赤穂中2)(6)森田遙(赤穂中2)
【3千メートル】▽共通(1)篠田美樹(駒ケ根東中3)10分52秒62(2)湯沢ほのか(駒ケ根東中1)(3)福沢志穂(駒ケ根東中2)(4)森田遙(赤穂中2)(5)竹村知世(駒ケ根東中2)(6)鈴木晴花(駒ケ根東中3)
【100メートル障害】▽中学(1)桐山明日香(宮田3)16秒62(2)中谷一恵(辰野3)(3)高橋千夏(伊那東部1)(4)町田佳穂(伊那東部1)(5)杉江美沙(南箕輪2)(6)小出海月(宮田2)▽一般(1)小沢智代(伊那弥生ケ丘高2)17秒75(2)小沢あゆみ(伊那西2)(3)大倉未来(伊那西2)(4)伊藤真夕佳(高遠高1)
【400メートルリレー】▽中学(1)宮田(保科千絵、桐山明日香、田口瑠莉、小出海月)55秒36(2)赤穂(望月、松井、森下、中村)(3)伊那A(曽我、金子、春日、伊藤)(4)駒ケ根東(北原和、北原夏、下島、宮下)(5)伊那B(伊藤、牧田、田中、倉科)(6)春富A(丸山、竹松、有賀み、有賀楓)▽一般(1)伊那西高(小沢あゆみ、沢田帆奈美、大倉未来、下平侑美)53秒30(2)伊那弥生ケ丘高B(大場、山崎、鹿野、赤羽)(3)伊那弥生ケ丘高A(中村、青木、小沢、大久保)(4)オープン至学館(国仲、瀬川、浜崎、今井)
【走り高跳び】▽中学(1)有賀楓子(春富2)1メートル53(2)伊藤美智花(伊那3)(3)松島愛(春富2)(4)丸山晴香(春富1)(5)平沢花恵(中川1)(6)湯浅玲(伊那2)▽一般(1)小口紗也加(長野大)1メートル45(2)下島千歩(伊那北高1)
【走り幅跳び】▽中学(1)桐山明日香(宮田3)5メートル13=大会新(2)春日智香(伊那3)(3)青木亜里沙(辰野1)(4)大久保萌花(伊那東部2)(5)田口瑠莉(宮田2)(6)小出海月(宮田2)▽一般(1)下平侑美(伊那西高2)5メートル17(2)瀬川恵美(至学館2)
【棒高跳び】▽共通(1)前田朋子(中京大クラブ)3メートル80=大会タイ(2)鹿野恵理(伊那弥生ケ丘高2)(3)伊沢楓(春富中2)(4)田畑みなと(春富中2)
【砲丸投げ】▽中学(1)村田彩香(南箕輪3)10メートル15(2)中谷一恵(辰野3)(3)村田名(中川2)(4)森本若菜(伊那2)(5)篠原皐(駒ケ根東1)(6)高坂真由(南箕輪1)▽一般(1)征矢絵莉奈(上伊那農業高3)10メートル02
【やり投げ】▽一般(1)小沢智代(伊那弥生ケ丘高2)30メートル57(2)大倉未来(伊那西2)(3)国中美沙紀
【円盤投げ】▽一般(1)征矢絵莉奈(上伊那農業高3)26メートル71 -
旧井沢家住宅で七絵会のちぎり絵展
伊那市伊那部の旧井沢家住宅で20日まで、
県老人大学の修了生らでつくる七絵会(中村早恵子代表)のちぎり絵展が開かれている。風景画や花、人物などをモチーフとした和紙のちぎり絵約30点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
中村さんの教室による作品展は3年目。3つの教室が交代で作品発表をしており、今回はその一つ、七絵会がこれまでに作りためた作品を出展。中村さんの手掛けた大作「駒ヶ根高原の夜」も並んでいる。
同教室では、花びらの微妙な色の違いや木々の葉っぱの重なりなどを裂く紙の厚さで表現しており、いずれの作品も1枚の紙から作られる微妙なグラデーションが、それぞれの作品に表情と奥行きを作り出している。
出展者の一人、小田原志ず江さん(76)は「一枚の紙の濃淡でつくる表現を見ていただければ」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時。 -
猛暑に家畜もダウン
最高気温が30度を超える連日の暑さのため、家畜への影響が出始めている。県の指示を受けて暑さによる家畜への影響を調査している伊那家畜保健衛生所によると、17日現在までに伊那市内で飼育されていた牛1頭が熱射病で死んでいることが判明しているほか、えさを食べない影響で全体的に乳量が減少しているという報告が聞かれるという。
大きなストレスは病気への免疫力も低下させるため、病気にかかる危険性が高くなったり産後の立ち上がりが遅れるなどといった影響も出てきている。
こうした状況を受け、伊那市ますみヶ丘の酪農家・松沢建男さん(55)宅では、牛舎の屋根の上でスプリンクラーを回したり大型送風機で牛舎の温度を下げるなどといった対策を講じている。しかし、スプリンクラーを装備している酪農家は少なく、実際こうした装置を使っていても、えさを食べる量が少なくなるなどといった傾向も出ている。また、涼しくなってからも暑さの反動で繁殖障害などといった影響が出る可能性もあるという。 -
フェスティバルin与田切,07」にぎわう
飯島町観光協会主催の「フェスティバルin与田切,07」は18日、残暑厳しい与田切公園でにぎやかに開かれた。
会場には小鳥の巣箱を作る木工教室、竹串パン、竹とんばやトンボ玉づくり、紙ヒコーキ大会など昔の遊びやゲーム、各種体験などが目白押し。
与田切川をせき止めて作った池には、20センチから50センチ以上のニジマスが700匹放流され、子どもは夢中になって、大物を狙ってつかみ取りをした。捕まえたニジマスはその場で焼き、熱々をほおばった。
高所作業車の搭乗体験では、子どもたちは12メートルの上空から公園を見下ろし、遊覧車気分を味わった。
飲食コーナーでは五平もちやカレー、馬ロッケちゃん、かき氷などが販売され、来場者の食欲を満たした。
野外ステージではフルートのさわやかな音色を赤松林に響かせた。 -
かつての七夕祭りを再現
8月19日は旧暦の7月7日にあたるが、宮田村民会館内の向山民俗資料館は23日まで、かつての七夕祭りを再現した企画展を行っている。
七夕に洗うとどんな汚れも落ちるという言い伝え。洗った枡を重ね、カボチャやキュウリ、ナスなどの野菜を供えた。
今では見ることも少なくなった風習。訪れた子どもたちも新鮮な様子で見学していた。 -
駒ケ根市長選投票は1月20日
市選挙管理委員会は16日、来年1月28日に任期満了となる駒ケ根市長選の日程を発表した。告示は1月13日、投票は同20日。立候補手続き説明会は今年12月中旬に、立候補届け出書類の事前審査は1月上旬に行う予定。9日の定例会で決めた。
市長選に向けては現職の中原正純氏(66)=町三=、前回選で当選まであと一歩と迫った元県教育次長の杉本幸治氏(57)=上穂町=のほか、元市議会議長などの名前が挙がっているが、現時点ではいずれも出馬について明言を避けている。もし、中原市長が9月の市議会定例会で態度を明らかにするようなことがあれば、選挙戦に向けて情勢が一気に進展することも考えられる。 -
ふるさと就職相談会
産・学・官が連携して雇用対策に取り組んでいこうと7月に設立された駒ケ根雇用対策協議会(会長・中原正純市長)は16日、ふるさと就職相談会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。Uターンを促進しようと市が初めて行った昨年に続き2回目。就職を希望する人やその家族など約10組が訪れ、地域の就職状況などを担当者に尋ねていた=写真。来場者は真剣な表情で説明に耳を傾け、地元企業の会社案内パンフレットなどを何冊も持ち帰っていた。
協議会は趣旨に賛同した市内の企業約40社を会員に、赤穂高校、駒ケ根工業高校、伊那技術専門校と駒ケ根商工会議所、駒ケ根市が協力し、伊那公共職業安定所とも連携しながらさまざまな雇用対策を行っていく。U、I、Jターンを促進するため、全国の大学を訪問して地元企業をアピールしたり企業ガイドを作成・配布したりするほか、地元高校生に情報提供を行うなどの活動を行っていく。 -
駒ケ根市民チャンピオン「大きなワラビ」
駒ケ根市の何でもナンバーワンを決める市民チャンピオンの「大きなワラビ」部門で、上赤須の自営業遠藤正治さん(52)方に自生するワラビの1本が、昨年遠藤さん方で認定された57センチの記録を大きく上回る120センチで認定された。遠藤さんは「元はアルストロメリアやニラを栽培していた畑だが、3年前ほどからワラビが自然に増えてきた。以前の肥料が利いているのかもしれない」と話している=写真。
遠藤さんは「背の高いプルーン」などで合計6つの市民チャンピオンを保持している。 -
障害者水泳全国大会出場激励
宮田村大田切の石沢昌樹君(16)=伊那養護学校高等部1年=は日本身体障害者水泳連盟が主催する第24回日本身体障害者水泳選手権大会(9月15、16日、福岡県)に初出場する。種目は50メートル自由形。関東大会(6月24日、長野市)で3位の成績を収めて出場が決まった。
16日、石沢君は母親の礼子さんとともに宮田村役場を訪れ、清水靖夫村長らの激励を受けた=写真。清水村長は「実力が認められた結果。自分の力を信じてしっかり頑張って」と励ました。礼子さんは「水泳は本格的に始めてまだ3年だが、全国大会に行けるとは思っていなかった。感無量です」と話した。
石沢君は聴覚と知的障害があるが、小さい頃から水遊びは大好きで、太田切川でよく遊んでいたという。医者に止められていたため、水泳を始めたのは小学校6年生になってから。最初はまったく泳げなかったが、徐々に泳ぎをマスターし、昨年は県の大会で優勝するまでになった。初の全国大会を前に、駒ケ根市の看護大プールで毎日2時間の泳ぎ込みと1時間の筋力トレーニングを黙々とこなしている。 -
小林剛追悼展 写真仲間たちがしのんで企画
身近な花を題材としたマクロ写真で見る人を魅了した、伊那市西箕輪の農業小林剛さんが本年1月、56歳で亡くなったのをしのび、小林さんが所属した写真愛好者グループ「なんじゃもんじゃ」が17日、同市立伊那図書館1階の広域情報コーナーで追悼展を始めた。温厚だった小林さんの人柄が表れた作品20点が並んだ。入場無料。26日まで。
サックスやドラム、フルートなどを演奏し、仲間とともにバンド活動を続けていた小林さんは15年ほど前、新しい表現方法を求めて写真を学び始めたという。被写体の多くは、アジサイ、アカツメクサ、ゲンノショウコなどの草花。肺ガンで体が不自由だった晩年は、自宅周辺で撮影した写真を自分でデジタル加工し、プリントしていたという。
「あまり自分のことを多く語らない人だったが一本、芯が通った人だった」竏窒ニいう小林さん。自分に妥協しない性格でメキメキと写真の腕を上達させた。カメラ雑誌に投稿した写真は、数多く上位入賞を果した。小林さんは生前、「接写をやると、普段とは違った見方で花を見ることが出来ておもしろい」と話していたという。
昨年9月下旬に市駅前ビルいなっせであったグループ展が地元で最後の作品展となった。「あれが最後になるとは思わなかった」「どの写真も小林さんの心の優しさが表われていた」などと、故人との別れを惜しむ声は多い。
音楽活動でも活躍した小林さん。本年2月には、約40人の音楽仲間が集まり、追悼ライブを開いた。小林さんの等身大の遺影を囲み、生演奏は5時間にも及んだという。小林さんと同じバンドでベースを担当した西尾宏人さん(37)=同市西箕輪=は「一緒に同じステージに立っている不思議な感覚だった。気さくで、みんなに慕われていた人だった」と振り返る。
追悼展に並んだデジタル加工の写真「マリーゴールド」は、小林さんのお気に入りの一つだった。中学生時代から知り合いで、同追悼展を企画した一人のアンクルさん=箕輪町=は「私も好きな写真で、彼の病室にも飾られていた」。「作品を通じて小林君の・ス心・スを見てほしい」と来場を呼び掛けている。
20日は休館日。午前10時縲恁゚後7時。
小林さんが好きだったデジタル加工写真の「マリーゴールド」 -
南箕輪村
扇翔乃会南箕輪村文化団体連絡協議会に所属する新日本舞踊の会。沢尻地区に暮らす会員6人が、毎週、沢尻コミュニティセンターに集まり、歌謡曲に合わせて踊りの練習をする。新日本舞踊の伊駒流に入って15年。5年前から家元の伊駒寿宜さんの指導を受けている。
30年以上前、農協の生活部会の活動がはじまり。沢尻地区の公民館活動で民踊の会「なでしこ会」として当時は27人が参加していた。伊駒流に入ったのを機に名前を「舞扇会」に。さらに家元の指導を受けるようになったことで、現在の「扇翔乃会」に改名した。
月2回、家元に教わり振付を学ぶ。それ以外は皆で自習する。3カ月から4カ月かけて1曲仕上げ、出来上がると各自の記録と勉強のために家元の教室で一人ずつビデオ撮りをする。
伊駒流の発表会に出演するほか、村の文化団体として文化祭に毎年出演して華麗な踊りを発表。村社協まつり、沢尻区の敬老会や区民祭り、区民集会でも踊りを披露する。
ボランティア活動にも取り組み、伊那市のさくらの里、オードリー、すずたけ、箕輪町のグレイスフル箕輪など老人福祉施設を訪問する。「天命」「しあわせ坂」「ああ上野駅」「城ヶ島雨情」など練習した曲の中からくじ引きで曲決めし、1人1曲、皆で2曲の計8曲を披露する。
「皆さん楽しみに待っていてくれる」「また来てねと言ってくれる」と、訪問は会にとっても張り合いの一つ。「私たちはまだ丈夫で健康でいるけど、それが逆転する時がくる。それまで、皆さんが楽しんで、元気になってくれればいいなと思う」という。
「踊りがあると思うから元気でいられる。踊りが好きってこと」と会員。「ボケ防止と体の健康のため」「元気で長生き、ピンピンコロリがいいね。そういう気持ちで頑張っています」という人もいれば、「趣味がなくなると老ける。人間は挑戦する気持ちがあるといつまでも若くいられる。挑戦することを実践しています」という人も。9月からは毎月、敬老会や文化祭などスケジュールがいっぱい。多忙な日が続く。
「趣味を生きがいにしつつ、人生を進んでほしい」と、随時会員を募集中。「仲間をお待ちしています」(村上裕子) -
日章旗64年振りにふるさと飯島に万感の帰還
太平洋戦争の激戦地、ガナルカナル島で戦死した飯島町七久保出身の日本兵、故宮下忠男さんの武運長久を祈る日章旗が17日、飯島町役場で、ガ島から持ちかえった元米海兵隊、故デッド・チャールズ・ポールセンさん(米国ユタ州)の関係者から、64年振りに遺族に返還された。
役場には昨年8月に亡くなったデッド・チャールズさんの息子、ロリン・デッドさんから、友人を通じて、日章旗の持ち主探しの依頼を受け、日本に持参したイエス・キリスト協会のデビッド・ロバーソン夫妻(東京在住)が訪れ、戦死した忠男さんの実弟、北沢照雄さん(86)に手渡された。
北沢夫妻をはじめ、妹夫婦ら遺族9人、町、日本側の協力者、関口浩さんら約20人は万感の思いを胸に、両国の絆と平和を祈るセレモニーを見守った。
忠男さんは1918年七久保村うまれ、39年応召され、43年11月2日、ガダルカナル島で戦闘に参加、中部太平洋上で撃沈され、戦死(享年25歳)したとされている。階級は軍曹。遺骨や遺品は届いていない。
関口さんの説明では、ポールセン海兵隊員は一級砲手として、ガ島で戦い、日本兵の生死を確認するため、1つ1つ遺体を調べる中で、階級の上と見られる遺体から、ピストルや短剣とともに日章旗を本国に持ち帰った。以来、勇敢に戦った日本兵士への敬意を込め、大切に保管していた。数年前から、持ち主の遺族に返還したいという思いが募り、友人を通じて、ロバートソンさんに遺族を探してくれるように依頼した。
日章旗には七久保神社や村関係者などの署名はあったため、昨年11月、飯島町に照会があった。しかし、出征兵士の名前「為書き」が無かったため、持ち主探しは難航、1時はあきらめかけたが、7月の飯島町戦傷病没者追悼式を機に、51人の署名者のうち、村外者4人は親族では考え、その方向から調査を再開、8月10日に持ち主が判明。その報告が米国のポールセン家に届いたのが14日、奇しくもデッドさんの一周忌の命日だったという。
ロバートソンさんは「19年前から度々来日し、日本の人々の交流する中で、どうして、このような愛のある、すばらしい人たちと戦いを起したのか理解できないと感じた。人と人の間に愛と理解があれば戦いは起きない。日章旗の返還に参加できたことに感謝している」と話した。
また、遺族を代表し北沢さんは「兄の遺品が戻ることなど、夢にも思わなかった。多くの皆様のお骨折りのお蔭」と感謝していた。 この後、遺族らは墓参りをし、墓前に報告した。遺品の日章旗は忠男さんの実家である宮下家で保管するとか。 -
猛暑に涼を求めて、宮田村でも連日35度以上に
猛暑で宮田村役場に設置してある温度計も連日35度以上を記録。村内では涼を求める光景が各所でみられた。
15日は最高気温が37・2度に。16日に続いて17日も午後3時半に36・2度まで上昇し、熱中症も気にかかる・ス酷暑・スが続いている。
町二区の仲なかふれあいセンターの駐車場には、7月末から簡易プールが設置してあるが、この厳しい暑さに親子づれに人気。
若い母親らは「家にいても暑いだけ。ここに来れば、みんなとふれあえるし」と、水遊びする我が子の姿に目を細めた。 -
旧養魚場後利用公募受け付け29日まで
宮田村は天竜川漁協が5月末で閉鎖した新田区の旧宮田養魚場について、後利用を希望する事業者を公募しているが、17日現在までに申請者は出ていない。ただ、役場窓口で書類などを受け取るなどした企業、グループは9件にのぼり、29日まで受け付けている。
村のホームページでも募集要項を掲載しており、申請に必要な書類はダウンロードできる。7月11日から公募開始と期間も限らたこともあり、構想段階での応募も可能にした。
直接役場窓口に問い合わせがあった9件は村内外からで「まだ応募期間も残っており、吟味検討してくれている段階では」と村総務課。
審査を経て、契約は9月下旬を予定している。問い合わせは同課85・3181。 -
成人式で宮田中吹奏楽部が演奏
宮田村の成人式は15日に宮田中学校で開いたが、アトラクションで新成人の後輩にあたる同校吹奏楽部の生徒たちが演奏を披露した。
校歌やサザンオールスターズの「TSUNAMI」など多彩な5曲。
映画「パイレーツオブカリビアン」のテーマ曲も盛り込んだが、勇ましく迫力ある演奏で新成人の・ス船出・スを祝った。
後輩の心温まるステージに、新成人は大きな拍手で応えていた。 -
榛原県道花の会が信州ふるさとの道ふれあい事業にかかる協定を締結
伊那市東春近の榛原県道花の会(伊藤忠朗代表、会員103人)と、伊那市、伊那建設事務所はこのほど、「信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)」にかかる協定を締結した。
アダプトシステムは道路環境の向上や住民同士の交流促進を目的とする制度。美化活動などにボランティアで取り組む団体に対して県が清掃用具や材料などを支給し、市町村が清掃活動などで生じたごみを処分することで団体の活動を支援する。
今回協定を結んだ榛原県道花の会は本年度発足したボランティア団体。96年から榛原バス停の前後約800メートルの花壇の維持管理や歩道の美化活動に努めてきた組織が母体となっているおり、99年には伊那市の花づくり大賞の最優秀賞を受賞している。
これで伊那建設事務所管内では13団体が同協定を締結していることになった。 -
長谷浦の「山の家」で東京の子どもたちが1週間泊まり込みで自然を学ぶ
伊那市長谷の浦にある「山の家」で16日から、東京少年少女センター(神代洋一会長)の中学生約15人が、1週間の泊まり込みでじかの自然に触れながらの体験学習に取り組んでいる。
東京少年少女センターは、東京に住む子どもたちの仲間づくりや異年齢間でのつながりづくりなどを促すための活動を展開しているNPOで、青空教室の開催、雪祭りなどさまざまなイベントを企画している。
中学生を対象とする「夏の学校」は、大学生や夏の学校の卒業生らが教師となり、自然をふんだんに取り入れた集団学習を行うもので、もともと浦の分校があったあと地を活用して毎年開催している。今年は「水」をテーマに、川遊びなどを行う予定で、期間中の食事は基本的に子どもたちが自炊して用意する。こうした取り組みを通じて、子どもたちは学ぶことの喜びを知り、本当の仲間を作って帰って行くという。
目的地に到着した中学生たちは、互いに自己紹介をしながら、これから始まる生活への期待を語っていた。 -
おさんやりで1年間の災厄を払う
箕輪町の南小河内で16日、300年以上続く厄除けの祭「おさんやり」(町無形民俗文化財)があった。地元区・公民館役員、消防団OBら約50人が交代で柴舟を担ぎ、区内を回って1年間の災厄を払った。
柴舟は手作りで、高さ4メートル、長さ10メートル、重さ700キロ弱。舟の形は、ナラの生木にササ、荒縄を巻いた。
白い衣装を着た20縲・0代の男性が担ぎ手となり、音頭取りや盆太鼓の音に合わせ、気合いを入れて柴舟を担ぎ、区内約3キロを足早に進んだ。
区内4カ所の辻では、民謡「ヨイソレ」を踊った。
子どもたちもミニ柴舟をひもで引いた。
区内を巡航し、夜になると、担ぎ手が舟を揺らしながら壊した。柴舟の土台となった横板の破片にササと荒縄を巻きつけ、自宅へ持ち帰って門口に掲げると、厄除けになるという。
一説には、区内を流れる大堰が天竜川と反対方向に南から北へ流れることから、流行する疫病を防ぐものだといわれる。 -
高遠小5年生が地域材でパドル作り
伊那市の高遠小学校5年生(北村勝行教諭、35人)は夏休みを利用し、カヌーをこぐパドルを作っている。10月初旬に完成する予定。
1年生のときから、三峰川で遊ぶなど川や水をテーマに活動。地域にある素材を生かした地域学習として、高遠湖でカヌーに乗って、地域の自然に触れようとカヌー作りに挑戦している。来年度、高遠湖でのカヌー体験を計画中。
児童たちは地域材を活用したパドルを作るため、6月、市内のますみケ丘平地林の森林整備で伐採作業に取り組んだ。
16日には、児童たちが学校へ集まり、カヌーをこぐ先端部分や手で握るグリップの型紙を作り、地域材(サワラが主)に線を引くなどした。
パドルは長さ1・4メートル、幅15縲・0センチ。事前に模型を作り、作業手順を確認してから、本番に入った。
「パドルの形を左右対称に書くのがポイント」で、児童は一人ひとり木材と向き合いながら、慎重に作った。
前沢海悠君(10)は「線はうまく書けたけど、のこぎりで型紙通りに切れるか心配」と話したが、手作りカヌーの体験を心待ちにしていた。
カヌー作りは、長谷のNPO法人美和湖倶楽部(クラブ)がサポート。県の「元気づくり支援金」で「パドルを作って高遠湖へでかけよう」(支援金70万円)が採択されている。 -
ミッドナイトにぎわう
伊那市の中心商店街で15日夜、恒例の「ふるさと歩行者天国」(ミッドナイト)があった。各商店が午後10時まで営業したほか、各種ゲームや屋台横丁、伊那節などの催し物を展開。日中のうだるような暑さが落ち着き、地域住民や帰省客らでにぎわった。
歩行者天国は県道南箕輪・沢渡線の駅前再開発ビル「いなっせ」竏谷R伊那北駅前の延長1・6キロ。各商店会など7団体が将棋、ヨーヨーつり、輪投げ、金魚すくいなど多彩な催し物を用意した。100円くじは、パイナップルやおもちゃなどが当たるとあって、長い列ができるほどの人気だった。
屋台横丁には、伊那名物ローメンやビール、アイスクリーム、桃などが並び、涼みがてら家族らでゆったりと夏の夜を過ごした。 -
「いなっせ」で中高生が勉強の追い込み
夏休み終盤を迎えた中学・高校生らが、伊那市駅前ビルいなっせで、勉強の追い込みに入っている=写真。臨時の学習コーナーを含めて全約70席が連日いっぱいの状態で、生徒たちが熱心に励む。
下校後も利用できるように36席の学習室が常設されているものの、学校が夏休みに入ってからは満席が続き、5階の臨時コーナーも開放された。利用しているのは伊那中学校や伊那弥生ケ丘高校、伊那北高校などの地元の中高生が中心。空調の効いた環境の良さなどに人気があり、午前8時半の開場前から廊下に列をつくる。
「家にいると、ついテレビとか見ちゃうけど、ここなら大丈夫」「静かなので、はかどります」と生徒たち。休み明けのテストに向けて参考書や教科書を開き、根気良く問題に取り組む。 -
早乙女勝元講演会
第19回平和のための信州・戦争展が開かれている駒ケ根市の総合文化センターで最終日の16日、作家で東京大空襲・戦災資料センター初代館長の早乙女勝元さんの講演会「いのちと平和の尊さを」が開かれた。早乙女さんは「10万人が死んだといわれる東京大空襲の夜を生き延びたが、終戦を実感したのは、灯火管制がなくなって明るい電灯の下で家族で食卓を囲んだ時だ。平和って明るいんだ、と思った」と話した上で平和憲法について「今の日本にはえたいの知れぬ胸騒ぎを感じる。戦後62年で最大の分かれ道に差しかかっているが、道を誤らないために憲法改正を許してはならない」と強く訴えかけた=写真。
聴衆は真剣な表情で早乙女さんをじっと見詰め、時折深くうなずいたりしながら話に耳を傾けていた。 -
全国大会出場選手激励会
駒ケ根市教育委員会は15日、全日本中学校総合体育大会に出場する選手らの激励会を保健センターで開いた。選手の代表者らは「雰囲気にのまれないよう全力を出し切りたい」、「1位を目指したい」、「悔いの残らないよう、上位入賞を果たしたい」とそれぞれ決意を述べた=写真。中原稲雄教育長は「自分のベストを発揮できるよう、精いっぱい頑張って」と激励した。
大会は陸上が8月21日に宮城県で、新体操は23日に青森県でそれぞれ行われる。
出場選手は次の皆さん(カッコ内は学年)
◆陸上▼100メートル、200メートル、4×100メートルリレー=加藤一樹(赤穂3)▼110メートルハードル、4×100メートルリレー=森雅貴(同3)▼4×100メートルリレー=松尾駿輝(同3)大野裕紀(同3)中嶋慎也(同3)▼1500メートル、3000メートル=福沢潤一(東3)
◆新体操▼団体=清水累衣(赤穂3)小原恵(同2)唐沢紗季(同2)山崎真緒(同2)新井彩夏(同1) -
新成人に選挙に関する意識調査
箕輪町選挙管理委員会(浅野益幸委員長)と町明るい選挙推進協議会(笠井孝二会長)は15日、成人式があった町文化センターで、新成人に恒例の選挙に関する意識調査をした。回答用紙は選挙で実際に使う投票箱に入れる方法で回収した。
選挙のたびに投票率が低下していることから、関心を高めてもらおうと計画。質問項目は(1)政治や選挙に関心があるか(2)期日前投票を知っているか(3)7月29日の参議院選挙は投票に行ったか(4)行った場合の感想・行かなかった理由-。後日、集計する。
調査に答えた新成人は、「参議院選挙は仕事で投票に行かなかった。次に選挙があるときは行きたいと思う」と話した。
町選管は今年初めて、成人の祝いとともに、選挙権が男女問わず成人者に与えられるまでに長い歴史があったことなどを記したはがき「新成人の皆様に期待して」を、成人式以前に新成人に郵送している。 -
戦争犠牲者
中国で戦い多くの戦功をたてた戦争体験者に会った。重い口を開け「前線では殺すか殺されるかだけ。殺されないために必死で機関銃を発射し、敵兵をたくさん殺した。勲章をもらったが、戦争体験はおぞましく家族にも語りたくない。戦場で死ぬということは決して名誉の戦死ではない。バサっと即死なら幸せ、苦しみ、のたうち回って死ぬを見てきた」と、はき捨てるように話しただけで、口をつぐんだ▼シベリアに強制抑留させられ永久凍土に眠る人、南海のジャングルで餓死した人、死ぬより辛い思いをしながら、かろうじて生還できた人ばかりが犠牲者ではない▼勝ち戦で敵兵を殺し、加害者とも思われる人も一生下ろせぬ十字架を背負った戦争犠牲者だと感じた(大口国江)
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大人の一歩に母校で給食を、宮田村成人式は中学校で
宮田村の成人式は15日開き、・ス母校・スで人生の節目を祝おうと今年も宮田中学校を会場にした。昼食会は給食を再現。旧友や恩師と語らい、大人の一歩を踏み出した。
新成人114人のうち76人が出席。式典終了後にランチルームに集まり、全員で協力して配膳するなど、給食の時間を再現した。
村内で採れた野菜を使ったサラダなど、地元味覚ふんだんのメニュー。
人気の高かったソフト麺、牛乳に入れる粉末のミルメークも用意され、新成人は懐かしの味に舌鼓を打った。
中学校時代の写真もスライドで上映。会食しながら、思い出話にも花も咲かせた。
中学校での成人式は4年目で、式典で清水靖夫村長は「社会の一員として自覚を持ち力強く歩んで」と激励。
新成人代表の清水郁應さん=町二区=は「宮田の地で仲間とともに学んだことを思い出し、夢に向っていきたい」とあいさつした。 -
【記者室】新成人の態度
上伊那のいくつかの市町村で成人式があった。駒ケ根市の式を取材した折、新成人の態度はどうだろうかと意地悪い目でじっくりと観察してみたが、式典中、大声でしゃべる人も携帯電話を操作する人もなく、立派な態度だった。祝辞の途中に居眠りする人が数人いたのはご愛きょうだ▼数年前、全国のあちこちで新成人が会場で騒ぐなどのトラブルが起きて社会問題化したことがあったが、幸いにして最近はあまり聞かない。出席者が・ス大人・スになったのだろうか▼式本来の目的を忘れて同窓会と化しているのだからもうやめたら竏窒ネどの批判もあるが、成人の節目を意識するこれほどの機会はほかにない。内容にひと工夫欲しい気もするが、続けていく意義は十分ある。(白鳥文男)
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駒ケ根ベンチャーズライブ
駒ケ根市近郊在住の50歳代男性5人と女性1人でつくるバンド「駒ケ根ベンチャーズ」のライブ「夏だ! お盆だ! 駒ケ根ベンチャーズ」が14、15日の夜、駒ケ根市中央の野外特設ステージで行われた。1960年代に世界的なエレキブームを巻き起こしたベンチャーズの往年の名曲をはじめ、加山雄三のヒット曲や演歌など約30曲を次々に演奏=写真。得意の「テケテケ」サウンドを夜の商店街に響かせた。
同バンドは少年時代にベンチャーズにあこがれたメンバーが約10年前に結成。今や各地のイベントなどに引っ張りだこの人気バンドとなっている。駒ケ根の商店街でのライブはお盆の定番となっている。