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宮田村町三区マレット大会
宮田村の町三区分館(柳沢靖人分館長)は13日、第15回マレットゴルフ大会を村マレットゴルフ場で開いた。区民約30人が参加し、親ぼくを深めながらも優勝目指して真剣にプレーを楽しんだ=写真。天候は曇りで、この季節にしては冷たい風が吹く肌寒い中でのプレーとなったが、参加者は笑顔で「雨よりよっぽどいい」などと話しながら和気あいあいでコースを回っていた。
プレー後は分館役員らが用意した豚汁を食べ、太田切川畔の景色を眺めながらよもやま話に花を咲かせていた。 -
津島神社祇園祭合同会議
7月に行われる宮田村の津島神社祇園祭の氏子総代と祭典委員会の役員ら11人による合同会議が13日、神社の境内にある町二区公民館で開かれた。これまでの経過報告や今後の日程、それぞれの役割などの確認を行ったほか、宝蔵庫に収納してある祭りの備品の点検などを行った=写真。ちょうちんや鈴など傷みの激しい物も多く、役員らは「この際、思い切って新調しなけりゃならないな」などと話し合った。祭りの成功はこれからの準備にかかっているとあって、出席者らは真剣な表情で打ち合わせをしていた。
7月22日の宵祭、23日の本祭に向け、氏子総代と祭典委員会はさまざまな準備で忙しい日々が続く。 -
飯島町長・議長杯争奪マレット大会
飯島町マレットゴルフ愛好会(小林真直会長)は13日、第29回町長・議長杯争奪マレットゴルフ大会を七久保の千人塚マレットゴルフ場で開いた。会員ら約90人が出場し、優勝を目指して熱戦を展開した。3月に新たに着任した織田信行議長も参加し、慣れないながら張り切ってクラブを振るった=写真。
大会は昨年まで春と秋の年2回開いていたが、今年から春1回の開催となる。
上位は次の皆さん。
▼総合優勝=宮下千昭122▼男子(1)福沢勇(2)西畑栄介(3)小笠原武▼女子(1)熊谷きみ子(2)宮下たせ子(3)小林冨美子▼総合(8)竹俣崇重(9)白井繁実(10)熊谷金夫 -
飯島町南町耕地あるこう会
飯島町の南町耕地(赤須勤耕地総代)は13日、南町あるこう会を開いた。小学生から70歳代まで約50人が参加し、南町コミュニティーセンターから日曽利の「キャンプファームいなかの風」までの往復8キロの道のりを元気良く歩いた=写真。曇り空から時折冷たい強風が吹きつける肌寒い天候となったが、参加者は世間話などをしながら笑顔で目的地に到着し、バーベキューなどを楽しんだ。5月30日のゴミゼロの日が近いことから、参加者は出発前に配布された軍手とごみ袋を手にして、落ちているごみを拾いながら歩いていた。
あるこう会は約30年前からこの時期に行われている恒例行事。住民の親ぼくに欠かせないイベントとして定着している。 -
長芋・ゴボウオーナー開園祭
伊那市西箕輪はびろ農業公園みはらしファームの「長芋・ゴボウオーナー」開園祭が13日、羽広の畑であった。16家族が収穫を楽しみに種まきをした。
応募は16家族30区画。約半分はリピーターで、地元のほか東京、大阪、岐阜、静岡、愛知など県外からも参加した。
農業の西村勇一さん=羽広=の畑で、1区画約3・5メートルの畝に長芋は種イモ13個を植え、ゴボウは種をまいた。子ども連れで参加した家族もあり、子どもたちは楽しそうに種まきをしていた。収穫までの草取りなど管理は西村さんがする。
今年で3年目の参加となる南箕輪村の夫婦は、「ほかの野菜は作れるけど、長芋は出来ないので参加している。自分達で食べて、さらに子どもに送るのにちょうどいい量が収穫できる」と話していた。
収穫祭は11月初旬の予定で、掘りたての長芋とゴボウを使った料理も味わう。 -
第19回フリューゲル・ピアノ・コンチェルト・フェスティバル「夢コン」全国大会シニア部門で審査員特別賞
南箕輪中1年大塚智哉君日本アーティストビューロー主催の07年度第19回フリューゲル・ピアノ・コンチェルト・フェスティバル「夢コン」の全国大会(5月4日、大阪府・メルパルクOSAKA)で、南箕輪中学校1年の大塚智哉君(12)が、シニア・スチューデント・コンチェルト部門の2位となる審査員特別賞・加藤美緒子賞を受賞した。
「夢コン」は、プロのオーケストラと共演できる大会。部門別の課題曲集から選曲した曲で全国区テープ審査、地区本選大会を勝ち抜き、全国大会に出場した。
大塚君は、南箕輪村北殿の望月音楽教室伊那レッスン室に通っている。3回目の出場で、今回はシニア部門。演奏曲はハイドン「ソナタ ハ長調Hob.XVI-35より第1楽章」。本番は、「オーケストラと合わせにくい曲だと聞いたので、自分が合わせることも必要で考えながら弾いた。緊張しないで、とっても自信のあるいい演奏ができた」という。
目標にしていた賞の発表で名前が呼ばれなかったため今回はだめだと思っていたところ、目標を上回る審査員特別賞の受賞に「びっくりした」といい、「来年も挑戦したい」と話している。
望月音楽教室は主宰の望月玲子さんと、平林千枝さんが指導。同教室から同じく全国大会のジュニア・スチューデント・コンチェルト部門に出場した諏訪市立豊田小学校5年の矢崎宏一君(10)は、優秀演奏賞を受賞した。 -
安協駒ケ根支会総会
伊南交通安全協会駒ケ根支会は12日、第11回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。理事など約50人が出席し、06年度事業・決算報告、07年度事業計画・予算案を承認した。赤羽根徳彦会長はあいさつで「駒ケ根市の交通事故発生件数は一時減少したが、このところまた増える傾向にある。今後は役員だけの活動にとどまらず、できれば代議員にも協力してもらいながら安全の輪を広げていきたい」と述べた=写真。
07年度の主な事業は、季節ごとの交通安全運動や各種行事への協力のほか、高齢者宅への戸別訪問や路線バス車内での安全啓発活動など。 -
駒ケ根市長杯市民マレット大会
駒ケ根マレットゴルフ同好会は12日、第22回駒ケ根市長杯市民マレットゴルフ大会を同市東伊那のふるさとの丘マレットゴルフ場で開いた。約120人が参加し、さわやかな林間コースでクラブを振るった=写真。
開会式で中原正純市長は「マレットは健康長寿にも大変良い。日ごろの練習の成果を発揮し、優勝を目指して精いっぱい頑張って」と激励。始球式を行って大会開催を祝った。
上位は次の皆さん。
▼総合優勝=馬場祐司107▼男子(1)小出旭113(2)村井敏男115(3)原広志116▼女子(1)白石文江115(2)下平一恵116(3)竹村よね子120▼混合(8)平田英吾117(9)原勇117(10)青木孝一118▼ホールインワン=小出旭、竹村三郎、浅井国江、船戸長治、北原由久、中島貞美、竹村八重子、木村政三、小松洋司、手島清、三ツ井良治 -
ヨガ教室開講
箕輪町教育委員会主催の「ヨガ教室」がこのほど、町文化センターで開講した。
国際ヨガ協会の池上みな子さんが、自力で行う心身の健康維持のためのヨガを指導する教室で40人が参加。6月末まで全8回開く。
池上さんは、「ゆがみ、縮み、最後にたるみときます。こうならないためにしっかり鍛えましょう。5、6月の目標です」と話し、ゆっくりと呼吸しながら首を回したり上体を前に倒すなど体をほぐす指導から始めた。
「内側に締めることは皆さんが日ごろしていない。いすの生活で筋肉が落ちている。きちっとやったら講座の6月までに改善される」と話し、参加者は両足を伸ばして座り、足を内側に締めるなど、指導に沿って取り組んだ。 -
天竜川北島地区豪雨災害を伝える会
モニュメント除幕式7月1日06年7月に箕輪町内で発生した豪雨災害を後世に伝えるため検討を進めている「天竜川北島地区豪雨災害を伝える会」(会長・平沢豊満箕輪町長)は14日、第3回会議を町役場で開いた。災害を伝える広場に石碑を建立し、7月1日に除幕式をすることを決めた。
広場は、天竜川右岸の深沢川との合流点下流の国有地で了承。町が占用手続きをする。面積約640平方メートル。桜の植樹やあずま屋、ベンチの整備など構想はあるが、詳細は今後、伝える会で検討する。
石碑は、表面に「北島災害伝承之碑」の文字、裏面に災害と復旧の状況などの文章を刻む。費用は町と松島区で負担する予定。
除幕式は伝える会主催で7月1日午前9時から開く。 -
コメリが手良保育園で園児らとともにシバザクラ植え
ホームセンターなどを展開するチェーンストア・コメリ(本社・新潟県、捧雄一郎社長)のコメリH&G伊那店(美篶、大塚良幸店長)は15日、伊那市の手良保育園(伊藤正子園長)を訪れ、シバザクラ100株を園児らとともに園内の一角に植えた。
地域貢献を目的とする「緑資金ボランティア活動」の一環。伊那店では7年前から地元の保育園や小学校に花の苗を寄贈し、子どもたちとともに植付け作業を行う中で交流を深めてきた。
今年は手良保育園をはじめ7つの小中学校へ花の苗を寄贈。昨年は店舗のある美篶地区のみで実施したが、好評だったことを受けて今回は実施個所を増やした。
手良保育園では年長、年中園児が作業に参加。店長の大塚さんの指示に従いながら、ポットから出したシバザクラを丁寧に植え付けた=写真。
伊藤園長は「子どもにとってもすごく良い経験なのでありがたい」と話していた。 -
地域づくり支援金上伊那地域1次分に61事業が内定
上伊那地方事務所は15日、コモンズ支援金の後継事業「地域発元気づくり支援金」の上伊那地域一次分に内定した事業を公表した。
今回は61団体から109件、約1億5千万円の要望があったが、2回の選考委員会を経て61事業を選定。支援額は総額で7758万円となった。事業区分では昨年7月の豪雨災害を受けて「安全・安心な地域づくり」などの要望が多かった。
結果は次の通り。
【地域協働の推進】◇駒ヶ根市▼市民参加を協働のまちづくり推進事業=34万円◇辰野町▼協働のまちづくり支援金事業=150万円◇中川村▼ずく出し協働事業=150万円◇宮田村▼地域づくり支援事業=144万円◇よりあい東春近地区会議(伊那市)▼東春近資源拡充事業=32万円◇おてて倶楽部(伊那市)▼地域資源の活用による集落の活性化など=60万円◇三峰川みらい会議(伊那市)▼三峰川につり天国復活事業=18万円◇沢底活性化委員会(辰野町)▼生きものとの共生・里山の健康診断プロジェクト=42万円◇下古田区(箕輪町)▼花街道手作りベンチ設置事業=28万円
【保健、医療、福祉の充実】◇伊那市▼すこやか健康塾=283万円◇箕輪町▼精神障がい者のためのひまわりボランティア育成・支援事業=30万円▼保育園保護者用メール配信事業=83万円
【教育、文化の振興】◇駒ヶ根市▼性教育プロジェクト実践事業=241万円◇辰野町▼みんなで広げる美術館運動=30万円◇箕輪町▼フェンシングのまちづくり事業=84万円◇飯島町▼早ね・早起き・朝ご飯・テレビを見ないで外遊び町民運動=47万円▼森の学校開設事業=30万円▼飯島陣屋元気もりもり塾=15万円◇ものづくり委員会▼サイエンス・キャンプ=38万円◇美和湖倶楽部(伊那市)▼バドルを作って高遠湖へでかけよう=70万円◇ホットコミュニティサポート(駒ヶ根市)=9万円◇飯島町郷土研究会▼ふるさとの昔話第二集編集出版事業=150万円◇飯島町国際協力会▼伊那谷国際フェスティバルIN与田切開催=93万円◇宮田城址保存会(宮田村)▼宮田城址の保存と伝承事業=45万円
【安全・安全な地域づくり】◇駒ヶ根市▼防災時住民ささえあい情報システム整備事業=249万円◇辰野町▼防災ハンドブック家庭保存版の作成=180万円▼自主防災組織資機材整備事業=50万円◇南箕輪村▼防犯灯整備事業=135万円▼天竜川ハザードマップ作成事業=80万円◇伊那国際交流協会(伊那市)▼在住外国人共生ネットワークづくりなど=65万円◇県石油商業組合上伊那支部南部地区会(駒ヶ根市)▼AEDの導入と救急救命講習会の開催=180万円◇辰野町社会福祉協議会▼支え合いマップ策定事業=20万円◇北小河内区(箕輪町)▼防災想定親子キャンプ(災害に負けない知恵と体験活動)継続事業=44万円◇道の駅花の里いいじま利用組合▼AEDの導入と救急救命講座の開催=26万円◇中川村社会福祉協議会▼災害ボランティア養成講座=19万円◇中越区(宮田村)▼区民の協働による安全な地域づくり事業=15万円
【環境保全・景観形成】◇駒ヶ根市▼循環型社会推進(BDF・生ごみ液肥化)事業=373万円◇箕輪町▼天竜川せせらぎロードプロジェクト=83万円▼廃食用油リサイクルによるBDF増産事業=188万円◇高遠花摘み倶楽部(伊那市)▼杖突街道沿線の景観美化などの実施=80万円
【特色ある観光地づくり】◇伊那市▼サインシステム設置事業=632万円▼秋葉街道再生事業=220万円◇箕輪町▼東山山麓歴史コース整備事業=180万円▼赤そばの町・箕輪発地域ブランドづくりプロジェクト=516万円◇飯島町▼植栽ボランティア活動による広葉樹の名所づくり事業=16万円◇中川村▼ふるさと自然公園小渋峡活性化事業=261万円◇宮田村▼里山の観光利用促進事業=39万円◇御堂垣外地域活性化委員会(伊那市)▼藤沢城址整備事業=55万円◇伊那地域アマランサス研究会(伊那市)▼雑穀アマランサスによる地域活性化推進事業=70万円◇美篶下県桜愛好会(伊那市)▼下県桜トンネルPR事業=31万円◇中川赤そば花まつり実行委員会▼中川赤そば花まつり=257万円◇宮田村商工会青年部宮田村名物丼プロジェクトチーム▼宮田村名物丼プロジェクト=141万円
【農業の振興と農山村づくり】◇伊那土地改良区(伊那市)▼木製甲ふた設置事業=82万円◇辰野白ねぎ共選出荷組合▼白ねぎ省力化推進事業=146万円◇田切地区営農組合(飯島町)▼白ねぎ省力化推進事業=146万円◇道の駅花の里いいじま利用組合▼千ヘクタール自然共生農場づくり発信基地など=153万円
【森林づくりと林業の振興】◇南箕輪村▼大芝公園森林整備事業=750万円▼里山道再生事業=90万円◇森の座(伊那市)▼伊那谷ジグザグ隊活動=139万円◇中山もりもり元気組(伊那市)▼白山北里山林整備事業=47万円◇里山の暮らしと豊かな森を守る会(中川村)▼カラマツ間伐材の利用促進と森林整備の拡大推進=77万円 -
青葉給食
伊那市の伊那東小学校(山本一夫校長、706人)で15日、青葉給食があった。新緑に萌える桜の木に囲まれた校庭で全校児童が給食を楽しむ企画。姉妹学級同士でグループをつくった児童たちは、青空の下、5月の日差しを浴びながら給食を楽しんだ。
1年生は6年生、2年生は4年生、3年生は5年生とともに会食した。この日の献立は鳥の唐揚げやおにぎり、ゼリーなど子供たちに人気のメニューばかり。朝からくもり空だったが給食の時間になると晴れ間も現れ、会話もはずんだ。
4年生の牧内さんごちゃん(10)は「外で食べる給食はおいしいし、姉妹学級の友達とも仲良くなれた。天気になってよかった」と笑顔で話した。 -
仲仙寺の仁王門 一世紀ぶりの建て替えへ
伊那市西箕輪羽広の仲仙寺(師田香雪住職)は、県宝・木造金剛力士像を安置している仁王門を建て替える。老朽化に伴う1世紀ぶりの新築で、今夏着工し、年内に完成させる予定。
##本文
仲仙寺は平安時代の高僧慈覚大師の開基、817(弘仁7)年の開創とされる天台宗の古刹(こさつ)。金剛力士像は室町時代の主流仏師の作で、日本彫刻史における意義は高く、05年に県宝の指定を受けている。昨年春の総代会で新改築が決定した。仁王門は明治初期の建立と推定され、これまでにも改修が繰り返されてきたが、雨漏りや、かわら屋根のたわみなど傷みが激しく、直射日光や風雨による金剛力士像への影響が心配されている。
新しい仁王門は木造の本格的な一層式楼門で、「銅板本がわら棒ぶき屋根」の入母屋作り。規模はこれまでとほぼ同じで幅7メートル奥行3・5メートル高さ7・3メートルほど。消火栓の関係があって現在地から南・西へそれぞれ2メートル寄せ、芭蕉の句碑や参道の石段なども移動する。事業費は約4000万円。檀信徒や有縁者らを中心に浄財・寄進などでまかなう方針。
師田住職は「大切な像でもあり、ふさわしい門になれば」と話している。 -
園児に体支える力をトレーニング、専門講師で運動指導
宮田村西保育園(吉川美幸園長)は本年度、専門のインストラクターを外部から招き園児の運動指導を行っている。器械体操をもとに、運動の基礎となる体を支える力を付けるのがねらい。園児たちは日ごろのトレーニングに園内の雑巾がけにも取り組み始めるなど、様々な側面に効果は波及しそうだ。
初回の15日は年長園児が受講。動物の動きのマネを取り入れながら、全身を動かした。
ウサギやカンガルーみたいにピョンピョン飛び跳ねたり。クマのように四つん這いになって、力強く進んだり。楽しみながら、手や足で大地をしっかりとつかむ運動を繰り返した。
指導する日本マタニティビクス協会認定インストラクターの根橋恵美さん=伊那市=は「赤ちゃんのハイハイは体を支える力を養っています。子どもの運動能力低下も言われますが、雑巾がけもハイハイの延長。手軽にできるトレーニングです」と説明する。
同保育園は春から本格的に雑巾がけを導入。年中園児から広まったものだが「腕や足の力など相当鍛えられるし、美化の心もあわせて養えられる」と吉川園長は効果に期待を寄せる。
運動指導は保護者会の協力も受けて年間10回開き、各学年順番に実施する考え。マットや飛び箱などを取り入れていく予定だ。 -
大田切の子どもたちが農業体験
宮田村大田切区育成会(新谷好弘会長)はこのほど、スイートコーンと枝豆の種まきと長ネギを植える農業体験「自然を愛する勉強会」を開いた。区内の子どもたち39人と会役員13人が参加。「元気に育って」と願いをこめ、土にまみれた。
草取りから作業開始。子どもたちがせっせと汗を流し、育成会の役員が耕してうねをつくった。
協力してたい肥を入れて種まき。スイートコーンと枝豆の栽培は初挑戦だが、夏の収獲を夢見て作業を続けた。
同育成会は長年、「自ら汗して収獲の喜びを味わってほしい」と子どもたちの農作業体験を継続。農家に育っても土にふれる機会が乏しい子どもたちも多いが、この日は目を輝かしていきいきと作業する姿がみられた。
子どもたちは今後も草取りなどの管理を行い、サツマイモも栽培。収獲後は地区内での販売も予定する。 -
光風会員 横山光一さん(76) 伊那市西春近
陶芸を始めたのは、30年ほど前。企業を経営し、正月と盆以外は仕事に追われる毎日。「このまま働くだけで、人生が終わるのは寂しい。何か趣味を持とう」と考えていたとき、伊那市西春近公民館で陶芸教室の受講者を募集していると知り「これだ!」と早速、申し込んだ。教室へ通い、高遠焼の唐木米之助さんから陶芸の基礎を学んだ。
企業経営のほか、西春近商工会役員も務め、やることばかりだったが「人に勧められたことじゃないから、苦痛と思わなかったし、楽しかった。忙しい、忙しいと言いながら、時間は作れるんですよね」。自らのかまを設け、午前4時半に起き、仕事へ行くまでの間、ろくろに向かって作品を作った。仕事から帰ってきても、夕飯を食べ終わると、また作品作りに取りかかるという繰り返し。
ゆう薬は、原料の石の粉、ゆう薬、酸化銅を買い、自分で調合して色を作り出す。
失敗率が高く、焼き物の中で出しにくい色の一つとされる赤色の「辰砂(しんしゃ)」。ゆう薬の調合、焼き方の還元具合など条件がそろわなければ良い色は出ない。
仲間と一緒に訪問した、ある窯元から「辰砂はやめなさい」と言われたほど。それでも「何とか安定した色を出したい」と追求している。
「原点に返れ」と自分の作品にしかられたことがある。知人の家を訪ねたときのことだ。床の間に飾ってあった作品を手に取り、ふと、裏に自分の名を刻んだ銘「光」を見て衝撃を受けた。作品が仕上がり、命を託すように書いた一文字。20年、30年と経験を重ねるうち、精神の入れ方が初期と違うことに気づいた。作品は、自分自身を映し出す。「形や色がよければ良いだけでは、人の心に響くような感動する作品は生まれない。一つひとつに心を込めて作らなければ」と初心を忘れず、自分を律する。
伊那市高遠町の信州高遠美術館で開く陶芸展(6月4日縲・月1日)を控える。これまでの集大成として、つぼや花器など約20点を展示する予定。
精根込めて作った作品を多くの人に見てもらえることを楽しみにしている。
光風会員のほか、信州美術会、伊那美術会などに所属する。
(湯沢康江) -
南箕輪村防犯協会会議
南箕輪村防犯協会(会長・唐木一直村長)は9日夜、07年度の初会合を村役場で開いた=写真。委員を委嘱し、組織体制や活動内容を確認した。
07年度の重点目標は▽各地区防犯部体制の充実(防犯部長、防犯副部長、女性部長、青年部長を全地区から選出)▽防犯パトロールの実施(区、組単位などでの防犯パトロール実施、青色回転灯車による防犯パトロールの強化拡大)▽防犯灯整備(本年度30基設置)▽緊急情報システムの構築(携帯メール配信システムを8月から導入予定)-。
防犯パトロールでは、区や組などでのパトロールと、防犯ボランティア、まっくん見守り隊との情報共有のため体制作りをし充実を図る。
年間の事業計画は青色回転灯車による防犯パトロール講習会、夏と秋の地域安全運動、放置自転車の警告活動、年末特別警戒など。本年度は情報を共有し連携を深めるため会議の回数も増やす。 -
【記者室】日系三世が語る両親と母国日本への思い
日系二世の父と日本人の母の間に生まれた米国籍の大学教授伊奈さつきさんは太平洋戦争中、米国内の強制収容所で生まれた。どこから見ても日本人だが日本語は話せない▼戦争が終わっても在米日系人への差別は消えず、家や仕事にも事欠く苦難の日々を送る中で両親が「米国人になるには日本語を話すべきではない」との方針で育てたためだ▼「5月に生まれたことにちなんで父がさつきと名付けてくれた。この名を誇りに思う」と英語で話すさつきさんは血は日本人でありながら心ならずも米国人となった。娘の幸せを考えてのこととはいえ、母国を捨てさせる苦渋の決断を下した両親の苦しみはどれほどだったろうか。ここにも戦争に翻弄された悲しい人生がある。(白鳥文男)
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中学生が海外協力隊体験入隊
友好都市提携を結んでいる駒ケ根市と静岡県磐田市の中学生ら42人が12、13日、駒ケ根市の駒ケ根青年海外協力隊訓練所に1泊2日の体験入隊をし、国際感覚を磨きながら互いに親ぼくを深めた。世界の文化を学び、学校の枠を超えた仲間づくりをしてもらおうと駒ケ根青年会議所(北原和明理事長)が17年前から毎年開いている。
参加した中学生は駒ケ根市のほか上伊那の20人と磐田市の22人。参加者は、協力隊員として南米エクアドルに派遣された経験を持つ高校教員による講義で環境問題を通じて先進国と開発途上国のつながりについて考えたほか、タマネギの皮を使った染物に挑戦したり、異文化体験ゲームを楽しんだりと、世界の暮らしや文化の一端に楽しく触れた。
入隊式では参加者を代表して宮田村の野溝文乃さんと磐田市の河合貴之さんが「自分で決意して体験入隊に参加したその心を忘れず、協力隊精神にのっとって訓練に精進することを誓う」と宣誓した=写真。北原理事長は「今回は環境に焦点を当てたプログラムを用意した。これからの地球環境を考える機会にしてほしい」と呼び掛けた。 -
全国陶器祭り
伊那市西町の春日公園で20日まで、全国陶器祭りが開かれている。会場には信楽、有田、伊万里、瀬戸、益子、九谷など、全国各地の陶器など15万点以上が並び、気に入った一品を探し求める来場者でにぎわっている=写真。
産地直送の安くて良い商品を竏窒ニ今回始めて伊那市での開催を決めた同陶器祭りは、参加8社が合同の行っているもの。全国各地で年間で約25回ほど市を開催している。
今回は人間国宝の三代徳田八重吉が手掛けた九谷焼をはじめ、庄村建、川崎誠一など有名作家による作品もあるほか、市価の20縲・0パーセントまで割り引かれた一品が多数並んでいる。
陶器市実行委員会代表の草野博司さんは「それぞれの地元で売っているような値段でやっており、特価品もある。足を運んでいただければ話をしながら値段交渉もできるので、楽しんで購入できるので、ぜひ一度見に来てほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時。
問い合わせは陶器市実行委員会(TEL090・3072・5621)草野さんへ。 -
第16回信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人、井上井月をしのんで毎年開催している「第16回信州伊那井月俳句大会」が13日、伊那市高遠町の高遠閣であった。一般1865句、小中学生9478句の中から選ばれた入賞者を表彰したほか、当日句吟行などもあり、参加者は歴史のある高遠城址を歩きながらそれぞれの思いを作品につづった。
井月没後120年に当たる今年は、昨年の合併で新伊那市となり、歴史的な出来事とのゆかりが深い高遠町での開催を企画。今回は一般、小中学生の部ともに投句者数が前回を上回り、一般の部に380人、小中学生の部に3529人からの応募があった。特に小中学生の応募は過去最多。地域別では県内の他地域からの応募が多く247人。県外からの応募もあった。
小中学生の応募作品は、子どもの感性で見つめた発想豊かな作品が主に入選作に選ばれ、春日愚良子信州井月会会長は「子どもの場合、言葉の中に大人のあかがついていないことが大切。周りにこだわらず、子どもの発想で自由に詠んだものほど読む人に新鮮な印象を与える」と講評。また、一般では伊那市の河野ふさ子さんの作品「井月の墓に立ち寄る雪婆」が大賞を受賞したほか、岡谷市の宮下白泉さんの「泳ぎゐて海と一緒に祓はるる」が伊那毎日新聞社賞を受賞している。 -
第4回さわやかウォーキングイン西町
伊那市西町区は13日、「第4回さわやかウォーキングイン西町」を開いた。区民約140人が参加。カルチャーセンターを発着として約7・5キロの道のりを歩き、新緑の季節を楽しんだ=写真。
もともと西町区ではこの時期に運動会を開催していたが、年々参加者が少なくなっていたこともあり、4年前にウォーキングイベントに切り替えた。
参加者はますみヶ丘マレットゴルフ場を目的地に会話を楽しみながら歩行。また、マレットゴルフ場では元信州大学農学部教授の建石繁明さんによる講話「身近な自然を感じてみよう」もあり、大人も子どもも身近な生き物についての関心を深めていた。 -
駒ケ根市議会臨時会閉会
開会中の駒ケ根市議会第2回臨時会は14日本会議を開き、市条例の一部改正条例など専決処分6、市老人保健医療特別会計補正予算、市監査委員選任についての計8議案をいずれも原案通り承認、可決、同意したほか、伊南行政組合議会議員、上伊那広域連合議会議員、県上伊那広域水道用水企業団議会議員を選出して閉会した。
伊南行政組合議会議員、上伊那広域連合議会議員、県上伊那広域水道用水企業団議会議員は次の通り。
▼伊南行政組合議会議員=竹内正寛、木下力男、塩沢崇、坂井昌平、馬場宣子、宮沢清高、宮沢勝人▼上伊那広域連合議会議員=竹内正寛、木下力男、塩沢崇、宮沢清高▼県上伊那広域水道用水企業団議会議員=竹内正寛 -
誕生記念樹配布
宮田村は昨年1年間に生まれた91人の子どもたちの家庭に対し13日、誕生を祝う記念樹を役場駐車場で配布した。会場には次々に両親や祖父母らが訪れ、用意されたショウジョウモミジ、ハナミズキ、シダレモモ、バラの4種類の苗木の中から好みの物を1本ずつ選んでそれぞれ大切そうに持ち帰った=写真。村担当者は「子どもと一緒に木も育ててもらい、自然環境に恵まれた村づくりに役立ててほしい」と話している。
村は子どもたちの誕生に際し、村有地に記念樹を植える行事を95年から行ってきたが、土地の確保などの事情もあり、ここ数年は各家庭への配布に切り替えている。 -
第72回伊那市スポーツ少年団春季球技大会
第72回伊那市スポーツ少年団春季球技大会が13日、伊那市の美すずスポーツ公園運動場などであり、軟式野球とミニバスケットボールに励む小学生たちが、南信大会への出場権をかけて競い合った。
市内の14チームが参加した軟式野球では、南信大会の出場権を手にする上位8チームの座をかけてトーナメント戦を展開。決勝戦は、1回戦から各チームにかなりの点差をつけて勝ち進んできた伊那北スポーツ少年団が西友クラブに19点対0で圧勝した。男子に混ざって女子が活躍しているチームもあり、大きな声を掛け合いながら熱戦を繰り広げていた。
伊那市スポーツ少年団は南信地区内でもレベルが高く、地区大会を勝ち抜いて県大会に進むことも多い。
南信大会に進む上位8チームは次の通り。
(1)伊那北スポーツ少年団(2)東春近南スポーツ少年団(3)竜東スポーツ少年団(4)西友クラブ(5)手良スポーツ少年団(6)美篶野球スポーツ少年団(7)伊那中部スポーツ少年団(8)西春近スポーツ少年団 -
高遠町婦人会総会
伊那市高遠町婦人会(会員110人)は13日、07年度総会を高遠町福祉センターで開いた。本年度の事業計画と予算案を承認したほか、丸田南枝会長をはじめとした本年度の役員体制を紹介した。
本年度同会では、高遠っ子みまもり隊への参加やプールの草取りなどといったボランティア活動などに重点を置きながら公民館学級、盆踊り大会などといった活動に参加し、地域づくりの主体として、さまざまな取り組みを進めていく。
丸田会長は、行政に頼ることなく、金銭的メリットもないが、地域のために活動するのが本来の婦人会ではないかという過去に聞いた話を紹介し「会員の減少、高齢化、若い人が入ってくれないなど、悩みは尽きないが、自然体で楽しみながら高遠町婦人会としてやっていけたらと思う」と語った。
本年度の役員は次のみなさん。
◇会長=丸田南枝(番匠)
◇副会長=福沢初子(常盤)
◇総務=春日日出子(小原)
◇会計=安部幸子(五番)
◇監事=黒河内文江(本町)春日悦子(新町) -
わんぱくスクール開校
飯島町社会福祉協議会は07年度のいいじまわんぱくスクールを開校した。町内に住む16組の親子ら約40人が参加し、さまざまな体験を通して地域への理解を深めていく。13日、開校式が地域福祉センター石楠花苑で行われ、参加者がそれぞれ自己紹介して和やかにスクールがスタートした=写真。参加者は昼食会の後、ボランティアのスタッフの指導で早速工作やゲームを楽しんだ。スタッフ代表者の小林要さんはあいさつで「自分で使った物は自分で片付けることのできる人になってください。みんなで仲良く楽しくやりましょう」と呼び掛けた。
スクールは来年3月にかけて11回開かれ、ホタルの観察、陣馬形山登山、座禅、新年会などを行っていく。 -
第14回県柔道整復師会南信支部少年柔道大会
第14回県柔道整復師会南信支部少年柔道大会が13日、伊那市武道館であった。南信地区で練習に励む小学生でつくる25チームが集まり、日ごろの成果を競い合った=写真。
小学校高学年を対象とする同大会は、心身の健全育成と親ぼくを深めることを目的に毎年5月に開催している。チームは4年生1人、5年生2人、6年生2人で編成。上位3チームは7月8日に開かれる県大会への出場することとなる。
上伊那から7チームが出場した今大会では、伊那市の創武館道場が準優勝したほか、辰野町の辰野町柔道協会Aと飯島町の飯島柔道クラブが3位に入賞する健闘を見せた。また、3位2チームは県大会への出場権をかけて対戦。結果、2対1で辰野町柔道協会Aが勝利し、創武館道場とともに県大会に進むこととなった。 -
【高校野球】春季北信越地区県大会・2回戦
高校野球の第116回春季北信越地区県大会(県高野連主催)は13日、諏訪湖スタジアム、県営飯田球場で2回戦4試合があった。上伊那勢の辰野は、松商学園に0竏・6で負けた。
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【県営飯田球場】
辰野
00000-0
5425×-16
松商学園
(5回コールド)
○…辰野は初回から連打を浴びて5点を失う。その後も松商打線につかまり、リードを広げられると15安打16失点で大敗した。好機といえば、初回に2つの四球と犠打で1死一、三塁の好機をつくるも併殺に終わった。安打数はこの試合、3回に9番唐沢が放った左前打のみだった。
主戦平島の連投を避けて臨むも控え投手には荷が重く2人で16失点。打線は前日の試合で腕に死球を受けた4番向山を欠いた影響もあり勢いがなかった。小椋監督は「気持ちの面では粘り強さがでてきたが選手層、打力、守備の面ではまだまだ。この大敗を良い経験として受け取り、夏に向けて練習を」と話した。