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学有林で山林作業
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飯島町の飯島中学校3年生99人は19日、田切菖蒲平の学有林でヒノキの枝打ち、つる切りなど山林作業をした。
勤労の尊さを学び、ボランティアの精神を養い、豊かな森の恵みを浴び、心身をリフレッシュする恒例の行事。
生徒たちは春日平集会所から、約30分歩いて現場へ。
作業に先立ち、講師の上伊那地方事務所や役場の職員から「幹を傷つけないように、丁寧に枝を切り落とす。木に絡んだツルは根元から取り除く」。「ヘビやハチに気を付ける。山ウルシに触れないように」などの説明を受けた。
この後、生徒らは3班に分かれ、14年生のヒノキの枝を切り落としたり、幹に巻きついたつるを取り除くなどのほか、切った枝の搬出、シカの柵の補修などの作業に精を出した。 -
箕輪町安協がみのわ祭り会場で交通安全啓蒙の写真展示
箕輪町交通安全協会は、28日開催の2007みのわ祭りの会場で、初の取り組みとして交通安全を啓蒙する写真展示をする。
多くの人が集まる祭り会場に展示することで、交通安全の意識を高めてもらうねらい。
展示するのは、県警が所有する交通事故現場の写真13点。「シートベルトで助かりました」は、約7メートルの道路下に転落した車の写真。シートベルトをしていたため、かすり傷ひとつなかったという。「ストップ『死亡事故』」は、多重衝突死亡事故で大破し原型をとどめていない車両の写真。
祭り会場の本部席周辺に展示する予定。 -
みのわ元気サイクル事業「地区巡回健康教室」24日から
箕輪町が本年度取り組んでいる「みのわ元気サイクル事業」の一環で、「地区巡回健康教室」が24日から始まる。
同教室は、生活習慣病予防のための健康学習と、運動のきっかけ作りとしての手軽な運動で楽しく体を動かす。本年度は箕輪北小学校区の沢、大出、八乙女地区をモデル地区として実施。効果やメニューなどを検討し、来年度につなげる。
24日に開講し10月23日までの全6回。会場は北小体育館で、1回の時間は1時間半。健康学習と運動をセットで行う。約30人が参加を予定する。
健康学習は町の保健師、管理栄養士が担当し、メタボリックシンドロームや食事の話などをする予定。運動は健康運動指導士、町体育指導員が担当。健康エクササイズやニュースポーツを体験する。屋外でのウォーキング、天竜健康ウォークへの参加も計画。みのわ健康アカデミーのOBも協力する。
町は、「教室で生活習慣病予防について学び、楽しく運動して日常生活に取り入れてほしい」としている。 -
箕輪町の壮年ソフト「ミノワクラブ」全国大会へ
箕輪町の壮年ソフトボールクラブ「ミノワクラブ」(山岡広好監督、28人)は、9月15-17日に滋賀県守山市で開く第7回日本スポーツマスターズ男子大会に県代表として出場する。6月30日-7月1日に箕輪町の番場原運動場などであった第9回長野県壮年ソフトボール大会(県ソフトボール協会主催)で優勝し、全国大会出場を決めた。
県大会は40歳以上で構成する29チームが出場。ミノワクラブは2回戦で仁科クラブ(大町市)に10-1、準々決勝でスーパァーロビンズ(伊那市)に6-5で勝ち、準決勝は前回優勝チームの常盤クラブ(大町市)に8-1で圧勝。決勝は信州ブルースターズ(大町市)と対戦。6回まで5-5で時間切れのためタイブレーカーを行い、8回で7-6でサヨナラ勝ちした。
全国大会につながる壮年ソフトボールは全日本壮年、県壮年の2大会。同クラブは今回で通算6回目の優勝。全国大会出場は5回目(出場辞退1回)になる。
山岡監督(54)は、「地元開催の中、控えのメンバーも含めてチーム全員で勝ち取った優勝。応援団の声援もありがたかった。守備でミスが目立ったが、練習どおりの攻撃で得点できた。全国大会では基本プレーの練習を繰り返し、よい成績を残せるように頑張ってきたい」と話している。
メンバーは箕輪町を中心とした40から50歳代。毎週火・金曜日の夜、若手中心の一般チーム「ミノワオールスター」、50歳以上の実年チーム「ミノワ実年クラブ」と合同で番場原運動場で練習している。 -
大芝高原音頭Newヴァージョンの振付講習会開催
南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会大芝高原音頭普及チームは17日夜、大芝高原音頭Newヴァージョンの振付講習会を南箕輪小学校体育館で開いた。小学生からお年寄りまで約50人が集まり、実際に踊りながら、一つひとつの振り付けを覚えた=写真。
昨年からまつりのテーマソングとなった「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の振り付けを多くの村民に覚えてもらうとともに、まつりに向けた気運を高めることなどを目的として開催したもので、初日のこの日はパレードに参加する各団体から男女さまざまな年齢層の住民が、それぞれに作製した音の鳴る「舞竹」などを持参して参加。昨年すでにNewヴァージョンを踊った参加者も、1年ぶりに体を動かし、踊りを思い出していた。
講習会は31日、8月7日もある。時間は午後7時半から。当日受付。参加する場合は踊れる服装でタオル、舞竹(持っている人)を持参すること。
問い合わせは大芝まつり実行委員会事務局(TEL72・2104内線153)へ。 -
花巻きすし作り教室
県長寿社会開発センター上伊那支部は中高年者生き生き広場として19日、花巻きすし作り教室を駒ケ根市東伊那の駒ケ根ふるさとの家で開いた。上伊那全域の賛助会員と一般の男女約40人が参加し、「ハッチョウトンボ」と「桃の実」の2種類の花巻きすし作りに挑戦した。指導に当たったのは地元駒ケ根市のグループ「花巻きこまちゃん」の会員4人。参加者は完成品の絵を見て「こりゃ難しそうだね」と不安そうに調理を始めたが、楽しそうな笑い声が上がる気楽な雰囲気の中、かんぴょうやゴボウなどを切ってはすし飯の上に丁寧に並べて完成。見事にトンボの形が浮き出たすしを手に「意外にうまくできた」「先生の教え方がいいからだ」「今度は家でも作ってみよう」などと話して笑い合っていた=写真。
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南小で地区子ども健全育成の集い
駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)で18日夜、「南小地区子ども健全育成の集い」が開かれた。PTA,教職員など約100人が参加し、「子どもたちの健やかな成長のため、地域として親としてできることは何か竏抽w校・地域・家庭の連携のあり方」のテーマの下、教育を取り巻く現状と対策について4グループに分かれて討論した。
討論に先立ち、話題提供としてPTA会長の塩沢和幸さんは「ノー・メディアデーに向けた取り組み」と題し、PTAが今年7月に行ったアンケートの結果を発表=写真。児童はテレビを1日平均2時間視聴していることなどを報告した上で「せめて食事時はテレビを見ないとか、ノー・テレビデーを設けるなど、家庭内でのルールづけが必要ではないか」と提言した。同校の安藤久美子教諭とPTA校外指導部長の岡本祐司さんも、子どもたちの遊びなどについて「万引きの例もある」「ゲーム機でばかり遊んでいる」などとそれぞれ発表した。 -
KOMA夏実行委員会全体会
28日に駒ケ根市の中心商店街を会場に開かれる夏祭り「KOMA夏! 第5話」の実行委員会(平沢徹実行委員長)は18日夜、全体会を開いた。集まった約50人の委員は5つの部会ごとに机を囲み、祭りの計画についてタイムスケジュールに沿って入念に打ち合わせ=写真。10日後に迫った祭りに備えた。平沢実行委員長は「5年目を迎えることができた気持ちから祭りのテーマを・スthankfully 感謝を込めて・スとした。今年はサプライズ・イベントも用意しているが、当日までは秘密にしたい。お楽しみに」と話した。
祭りは一般参加の19グループ・約800人によるダンスパレードが広小路と国道を開放して行われるほか、SPEED太郎とヒッヒーのアトラクション、ヒーローミニシアター、宝くじ抽選会などが多彩に催される。浴衣写真撮影会、・スネイルアート・スサービスなどもある。
祭りの日程は次の通り。
▼午後2時=・スヒッヒーの館・ス開館▼3時=物販・食販出店、・スヒーローミニシアター・ス開館▼4時15分=SPEED太郎アトラクション▼4時30分=パフォーマンス披露▼5時15分=自由曲によるダンス披露▼5時50分=パフォーマンス披露▼6時=開会セレモニー▼6時10分=ダンスパレードスタート▼6時20分=ダンス等パフォーマンス披露▼7時50分=パレード終了▼8時5分=フィナーレ(ダンスタイム)▼8時15分=パレード表彰式▼8時35分=ジュビロ磐田イベント▼9時=宝くじ抽選会 -
三峰川総合開発工事事務所が優良工事施工者などを表彰
三峰川総合開発工事事務所の07年度優良工事施工者等表彰が17日、伊那市長谷の同所であり、竹田正彦事務所長から優良工事施工者や協力会社などに表彰状、感謝状が手渡された=写真。
表彰は06年度に完了した事業の中で、優秀な成績を修めた工事、業務を請け負った事業所や技術者を対象として毎年行っているもの。今年は対象事業3件のうち、美和ダム恒久堆砂対策施設環境調査業務に携わった1事業所と技術者1人が中部地方整備局長表彰を受けたほか、美和ダム再開発黒川地区堆積土整地工事の施工者、協力事業所2社と、技術者1人が三峰川総合開発工事事務所長表彰を受賞。美和ダム再開発黒川地区堆積土整地工事の関連では、協力事業所2社に対し感謝状が贈られた。
竹田事務所長は日ごろの協力に対して感謝の言葉を述べるとともに「今後も技術研鑚などに努力して、よりよい社会資本整備に協力してほしい」と語った。
表彰は次のみなさん。
【中部地方整備局長表彰】(業務はいずれも06年度美和ダム恒久堆砂対策施設環境調査業務)
◇優良業務請負者=環境アセスメントセンター
◇優良業務技術者=出縄二郎(環境アセスメントセンター管理技術者)
【三峰川総合開発工事事務所長表彰】(工事はいずれも05年度美和ダム再開発黒川地区堆積土整地工事)
◇優良工事施工者=ヤマウラ
◇優良工事協力会社=松川組
◇優良工事協力会社専任技術者=中島芳夫(松川組主任技術者)
【三峰川総合開発工事事務所長感謝状】
◇優良工事協力会社=ムサシ建設工業、モリテック -
上伊那地区電気工事協力会が昇柱訓練
上伊那地区電気工事協力会飯田支部上伊那地区(湯沢喜一地区長、37事業所)は19日、電気の引込工事を担う作業員を対象とした昇柱訓練を実施した=写真。約100人の電気工が参加し、安全に作業を行うための手順などを確認した。
訓練は新しい家を建てた時に必要となる電気の引込工事を中部電力から委託・許可されている電気工事店作業員を対象として毎年行っており、安全作業の実施と公衆災害防止などを目的としている。
参加者は、中部電力伊那営業所と安全委員らの指導を受けながら昇柱や高所作業における基本動作などを実施。そのほかにも現場写真を見て作業前の危険予知を行う講習などもあり、安全対策についての理解を深めていた。
湯沢地区長は「安全作業を行うことが一番の目的。伊那地区については3年間無事故きているので、これを継続していきたい」と話していた。
対象となる作業員は185人で、2日間にわかれて訓練に臨む。 -
いもち病に注意
7月9日以降県内各地でイネいもち病の感染好適条件が出現しているため県は、県内全域を対象としていもち病(葉いもち)注意報を発表している。
アメダスデータによる葉いもち感染好適条件判定によると、上伊那では6月下旬に辰野町中央で準好適条件を確認。その後同地区では、7月初旬に好適条件となったほか、飯島町七久保も7月10日に好適条件に。また、7月中旬には伊那市高遠でも準好適条件が観測されている。
気象庁発表の向こう1カ月の予報によると、前半の天気は発病に好適な条件となる曇りや雨の日が多い見込み。県では、防除対策として▽水田の見回りを行い、葉いもちの発生を確認したらただちに防除すること▽苗箱剤未施用のほ場や上位葉感染の多いほ場での防除の徹底▽追肥をひかえること竏窒ネどを示しているほか、適期防除、飛散防止に配慮することも呼びかけ、今後の発生予察情報や気象情報に注意することを求めている。 -
第1回上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が開催
上伊那広域連合が伊那市内に設置する新ごみ中間処理施設の施設規模などを検討する第1回上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が19日、伊那市内であった。各市町村の衛生自治会の代表者や市民団体代表者など25人を委員に委嘱し、ごみの減量化、資源化の具体案と機種選定の検証結果を11月末を目指し伊那市の用地選定委員会に報告することを確認。委員長には公募委員の小沢陽一さんを選出した。
同委員会の主な検討事項は(1)ごみの減量化、資源化(2)広域連合が02年に選定した機種(処理方式)の検証竏秩B
合わせて処理対象物の検討、施設規模の試算なども担い、市の用地選定委員会が最終報告を目指す12月に入る前、11月末を報告時期として目指す。報告後も引き続き減量化などの検証を続け、結果に対して用地選定委員会の意見があった場合は再度検討を行う。また、委員の任期は2年間となっており、新施設の稼働後も運転状況把握などを行っていく。
小坂樫男広域連合長は「広域連合で02年にコンサルに依頼した時は、コークスを使った溶融炉が一番経済的ではないかという結論に至ったが、数年を経て、新しいものも出てきているのでその辺も含めて検討してほしい。また、八乙女の埋立地の掘り起こし残さや下水道汚泥をどうするかという問題もある。大変難しい問題だが相互の連携をとりながら研究し合い、自分たちのごみをどうすればいいか検討してほしい」と語った。 -
県伊那文化会館の附属劇団「南信協同」の代表
伊那市中央区
阿部裕吉さん(59)一つひとつの場面を想像しながらセリフを覚えていくことは面白い竏秩B
「南信協同」は、高校生から社会人までが集う県伊那文化会館の附属劇団。団員それぞれが学校や仕事と並行しながら活動しているため、平日の夜や土日が練習時間となる。
「よくほかの連中とも話すんだけど、いくらアマチュアであっても、お金をもらって見てもらおうとするからには自分の趣味だけではできないし、それなりのことをやる必要がある。若い人には若い人なりの感性があるし、長く生きてきた人間は過ぎてきた時間が演技に出てくる。10人いれば、考え方もそれぞれ違う。そういう違いは出ていいと思う」
◇ ◇
南信協同を立ち上げた当時の演出家に声をかけられ、初めて舞台を踏んだのが10年ほど前。伊那混声合唱団に所属するなど、大きな声を出すこと自体は好きだったが、演劇に関してはまったく経験がなく、南信協同の存在すら知らなかった。
「『セリフもほんの2、3行だし、ただ座っているだけだから』って言われて引き受けた。でも、実際はそれだけじゃなかったんだけどね。最初の舞台は緊張しないよう、なるべく客席を見ないようにしたね」と振り返る。
しかし、舞台の上に広がる別世界で役としてあてがわれた一人の人物として、普段の自分が経験できない世界やさまざまな感情に思いを巡らせることは、何よりも面白かった。
「演劇を専門に習ったわけでもないから、毎回役になりきるのは難しい。セリフを覚えるのも若い連中と比べたらハンディがあるしね。でも、“ありがとう”という言葉一つとってもその場その場でいろんな言い方があって、一つひとつの場面を想像しながらセリフを覚えていくのは面白い」
◇ ◇
現在は8月の第17回公演「幽霊はここにいる」(安部公房作)で演じる詐欺師・大庭三吉のセリフ覚えに追われている。
幽霊を連れて歩く男と出会った大庭は、その幽霊を使って一もうけしようともくろむ詐欺師。
「大風呂敷を広げて話をするわりに、気は小さいという所は俺に似ているかな。いい人の役だと、『俺こんないい人間じゃねえよな』と思って演じきれないのかもしれない」と語る。
「今回の舞台は演出が変わっている。若い連中も一生懸命やっているので、ぜひ見てほしい」
公演は8月25日の午後6時からと8月26日の午後2時からの2回(開場はそれぞれ開演の30分前)で、入場料は一般が千円、高校生以下500円(当日は200円増し)。場所は県伊那文化会館小ホールとなる。
問い合わせは県伊那文化会館(TEL73・8822)へ。 -
山野草を食べる会
上伊那の山野草料理愛好者でつくる「山野草を食べる会」は18日、伊那市西春近の小黒川沿いにある山荘「森樹」でウワバミソウのおひたしなどを作って味わった。
会は「食」に関心のある有志の呼びかけで3年前に発足。これまで3回集まりを持ち、その都度地元の豊富な山野草を採取してはてんぷらなどを楽しんできた。
今回の参加者20人余の中には調理師や栄養士など食の専門家もいて、山野草料理のほか、ギョーザ、花巻ずしの作り方を参加者に手ほどき。全員で、中国式本格ギョーザや色彩鮮やかな巻ずしを完成させた。
料理がそろったところで会食。参加者が持参した珍しいキイチゴのゼリーやかぼちゃの漬物なども食卓を飾り、「これはいける」などの声があちこちから上がった。
会員の一人で山荘「森樹」を経営する伊藤岬さんは「それぞれの知恵が集まると、山野草の種類や食べた時の効果などが分かってうれしい。山野草を通じて伊那谷の自然の豊かさにも気づかされる」と話していた。 -
カモスガーデンのラベンダー見ごろ
南アルプスを望む伊那市西箕輪のハーブガーデン「カモスガーデン」(加茂克昭代表)で、20種1万3千株のラベンダーが代わる代わる見ごろを迎えている=写真。
もともと横浜市でフラワーデザイン業に携わっていた加茂さんがこの地でハーブ類を育て始めたのは8年ほど前。寒さに強い品種などを選りすぐりながら、約66アールの空間にラベンダーを中心としたハーブガーデンを形成。3年前に「カモスガーデン」としてオープンし、苗の生産と販売、切り花の出荷などのほか、ガーデニング教室やラベンダーの摘み取り体験などを提供している。
ラベンダーはさまざまな品種が植えてあるため、6月初旬からお盆過ぎまで咲き続ける。訪れる人は県外者が中心だが、徐々に地元の人が訪れることも多くなってきているという。加茂さんは「今年の花のできは昨年より良いが、もう何日かいい天気の日が続けばもっと色付きが良くなる」と話していた。
ラベンダー摘みは100グラム当たり200円縲・00円。園の営業時間は午前9時縲恊ウ午、午後2時縲恁゚後5時。 -
第89回全国高校野球選手権長野大会 第6日
第89回全国高校野球選手権長野大会の第6日は19日、2回戦8試合が県下3球場であった。上伊那勢は、上伊那農業が蘇南に対し、有賀の投打の活躍で6竏・の勝利、3回戦進出を決めた。
上伊那農業
##(スコア)
【県営飯田野球場】
蘇南
000000000-0
10110021×-
6
上伊那農業
○…制球力が光った左横手投げの有賀は、この試合、蘇南打線を2安打完封。打撃でも好調を見せ1、2、4打席の好機の場面で適時打を放ち、主砲の役割を果した。「今日は有賀のおかげで勝利できた」と守屋監督は称えた。
今大会、初登板の有賀は、直球を中心にチェンジアップを交ぜた投球で打者31人から11三振を奪った。捕手三浦は「三振が獲れたことで、気持ちよくリズムに乗れた」。守屋監督も「今までで一番のコントロールだった」と絶賛した。
6回まで完全試合ペースだった有賀。7回、先頭打者に甘く入った直球を左前に運ばれるが、それでも集中力は途切れなかった。「記録を意識せず、これで気持ちよく投げられた」と有賀。この回、2死三塁のピンチで迎えた4番打者を外角低めのカットボールで二ゴロに打ち取った。
しかし、9回、自分のエラーでピンチを招いた有賀は「野球は最後までやらないと分からないことを、あのエラーで体験した。これを次に生かしたい」と反省した。
守屋監督は「選手たちが試合を重ねるごとに成長しいることがうれしい」と次戦の活躍も期待した。 -
第7回伊那全国大陶器市
第7回伊那全国大陶器市は22日まで、伊那市の鳩吹公園で開いている。全国の有名な陶磁器の展示即売会。日常食器から美術品まで約20万点の焼き物がそろい、連日、夫婦連れらでにぎわっている=写真。全国大陶器市振興会の主催。
有田、伊万里、唐津、萩、美濃などの各産地の陶磁器を取りそろえた。今回は、北海道の海産物販売を含む14店舗が出店し、人間国宝、工芸作家などの作品も品数を充実させている。
事務局の小原淳子さんは「地元にいながら各産地の焼き物を見れる機会」と呼び掛ける。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。問い合わせは、小原さん(携帯090・5691・7712)へ。 -
公民館子育て学級、ブルーベリー狩り
宮田村公民館の子育て学級は18日、村内の駒ケ原でブルーベリー狩りを楽しんだ。
昨年に続いて、同学級OGでもある樋屋喜代美さんの農園で体験。30組61人の親子は、熟した実をもぎ取ってさっそく口に運んだ。
「甘酸っぱくて、おいしいね」とパクパク。「お腹いっぱいだぁ」と歓声も。
「普段だとできない体験。みんなで賑やかに楽しめるのが、またいいですね」と若い母親たち。土にまみれる我が子の姿に目を細めた。
樋屋さんの農園には15種、200本以上が植えられ、8月始め頃まで摘み取り体験が可能。一般の受け入れも行っている。問い合わせは090・1125・9003まで。 -
看護大生が花笠踊りに今年も参加
宮田村津島神社祇園祭本祭(22日)に奉納する町二区の長持ち行列、花笠踊りに今年も、県看護大学(駒ケ根市)の女子学生5人が加わり、華を添える。地域とのふれあいを楽しみに連続参加する学生もいるなど、祭りを通じて交流の輪を深めている。
「おじさんたちと交流するのが楽しくって」と話すのは4年生の大野公子さん、田畑今日子さん。
勇壮な隊列で練り歩く男衆の長持ち行列をより引き立たせるのが花笠踊り。
看護大の学生が参加するようになって7年目ほどだが、大野さん、田畑さんの2人は1年生の時からほぼ欠かさず踊りの輪に加わってきた。
長持ち保存会は65歳以上の男性メンバーが中心。後継者問題も浮上するだけに、若い女性たちの参加は「華があって、我々のやる気も違ってくるよ」と喜ぶ。
「若い人がいるといないとでは、活気も違うはず」と踊りを指導する伊藤みつ子さん。
今年初めて加わった1年の坂口晴香さんは「地域の伝統の行事に出れるなんて、新鮮な気持ちがして楽しみ」と、本番に向けて練習に打ち込む。 -
いよいよ本番、阿波踊りが最終練習
宮田村津島神社祇園祭宵祭(21日)に出演する「阿波踊り信州宮田連」は18日夜、本番前の最後の練習を村役場駐車場で行った。
19年目の今年も5月末から練習を村武道館で開始。若い女性ら新たなメンバーも加わり、子どもから中高年まで総勢50人ほどになった。
締めくくりのこの日は、本番と同様に屋外で隊列などを確認。優雅に見せようと、指さばきやステップなどに磨きをかけた。
祭り当日は交流がある東京・高円寺の菊水連から50人ほどが訪れる予定で、歩行者天国となる中心商店街で踊りの競演を繰り広げる。 -
地域福祉講演会「齢を重ねるということ」
飯島文化館で18日、松本市相沢病院救命救急センター長の沢田祐介さん(田中県政前副知事)による地域福祉講演会があった。NPОまんてん主催。
約50人が聴講。沢田さんは「齢を重ねるということ」と題した講演で、高齢者の特長に▽見た感じと体がしっくりしない▽言語能力は身体能力の衰え▽感情がうまく表現できない-などを挙げ、具体的に「カタカナやひらがなよりも漢字の方が分かる。幼児語、擬音、擬態語は理解しにくい。顔の筋肉の力が弱り、上手に笑えなくなる」と説明。
また、▽年寄り扱いで年寄りになる▽肉体と心の衰えは異なる▽「加齢」と「老い」とは違う-とした。
「元気とは元の気を保つこと、元の気に戻ること。人間は本来元気イコール健康である」と話し、最後に(1)言動を否定しない(2)命令しない(3)言動を無視しない(4)プライドを傷つけない(5)固有名詞で呼びかける-など高齢者介護の5原則を紹介した。 -
箕輪ブライトプロジェクト
みのわ祭りでハイブリッド電動三輪車の展示・試乗など箕輪ブライトプロジェクト(15人、小池茂治会長)は、28日開催の2007みのわ祭りで、ハイブリッド電動三輪車の展示と試乗、試作してきた太陽光発電の照明装置などを出品する。
同プロジェクトは、天竜川護岸の夜間照明などに使う自然エネルギー活用の廉価な照明装置の開発に取り組んでいる。
出品するのは、プロジェクト内のグループが研究開発した太陽光発電の照明装置3号機、小水力発電の電装部分。風力発電の既製品、伊那市役所の水路に設置しているものと同じ小水力発電のベトナム製既製品。ハイブリッド電動三輪車は須坂市ものづくりプロジェクトから借りる。会場には説明パネルも設置する。
「プロジェクトの取り組み成果を見て関心を持ってもらうと同時に、子どもたちにものづくりの楽しさをわかってほしい」としている。
会場は南信熱錬工業の北側駐車場内。時間は午後1時半から。 -
青野恭展写真展「高嶺への誘い」
伊那市西春近のかんてんぱぱホール内、山岳写真家・青野恭典さん(69)=東京都=のフォトアートギャラリーで6月30日から、写真展「高嶺への誘い」が始まった。今回は海外の山をモノクロ、日本の高嶺をカラー写真で紹介し、山の息吹を伝えている。
「モノクロは厳しさ、迫力があり、音や風を感じやすい」と青野さん。以前に日本の山をモノクロで展示したところ評判がよく、今回はカフカズ(コーカサス)の山とヨーロッパアルプスなど海外の山の写真24点をモノクロ作品で構成した。
カフカズは1966年に登山隊の一員として参加した際に撮影した写真。隣の山の先端に立って撮った「ミジルギ」などがある。ヨーロッパアルプスも、あまり見たことのない角度から撮影するなど新しい表情のアルプスを楽しめるという。
日本の高嶺は、「夕映えの鳥海山」(鳥海山7合目)、「明けゆく常念岳」(穂高岳山荘前)など24点ある。
「山が持っている美しさ、自然の変化の激しさの中で山の怖さも知ってほしい」と話している。
会期は11月中旬まで。午前9時縲恁゚後6時。入場無料。 -
【記者室】夏のイルミネーション
箕輪町の中心市街地で8月1日から、サマーフェスティバルが開かれる。みのわTMOネットワーク2004の企画で、恒例の七夕祭りのほかイルミネーション、歩行者天国などを計画している▼昨冬、TMOで取り組んだイルミネーションの反響が大きく、「夏も」との声があったという。夏らしいイルミネーションにしようと準備が進んでいるが、本町は「流れ星」をイメージし、計画図によると、通りの壁面をすべて使って飾るなど、かなり大規模になりそうだ▼担当する委員会では電飾を付ける竹を切るなど作業に精を出していたが、計画を話す声が弾んで、聞いているこちらまでワクワクした。夏のイルミネーション、どんな「流れ星」が見られるのだろうか。(村上裕子)
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上伊那の観光状況まとまる
上伊那地方事務所はこのほど、上伊那地区における観光の状況とその推移などをまとめた。
06年の上伊那地区の観光消費額は対前年伸び率で6・1パーセント減となる110億9千万円、利用者数も1・3パーセント減の446万人に留まったが、駒ケ岳ロープウエーの改修工事が完了した翌年となる99年からほぼ横ばいに推移。中央アルプス、南アルプスなどを代表する「自然」が観光資源となっている一方、天候に左右されず、通年を通して楽しめるような観光資源が乏しいため、駒ケ根ロープウエーや駒ケ岳高原の利用者数が地域全体の利用者数増減を左右している。
県外利用者のシェアは約50パーセント。また、宿泊を伴なう利用者の割合は約20パーセント、ホテル、旅館などの宿泊施設の数も県内の観光地と比較して半分以下ほどに留まっており、日帰り観光の割合が高い。
季節別利用状況は7月から9月にかけてが最も多い一方、1月から3月の利用は最も少なく、10月から12月にかけて観光客数が減少する県全体の状況と異なる。
外国人宿泊者数は03年以降増加傾向にあり、特に中国、韓国などといったアジア方面の伸びが顕著。アメリカからの旅行者も構成比の4分の1を占めている。
スキー場の利用状況については、県全体で利用者数が減少し続ける中、上伊那でも96年の200万人をピークに年々減少。03年から05年にかけては微増となったが、雪が少なかった06年は一転し、利用者数120万人と過去10年の中でも最低の数となった。 -
福祉を考える企業の会総会
駒ケ根市内の事業所などでつくる「福祉を考える企業の会」(今井秀臣会長)は17日夜、07年度総会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた=写真。役員ら約20人が出席し、福祉活動団体への助成金交付を引き続き行っていくなどの事業計画・予算案を承認したほか、任期満了に伴う役員人事改選を承認した。正副会長など主な役員は再任(任期2年)。助成金は1999年度から毎年1、2団体に5万縲・0万円を交付している。
総会後は・スナミねぇ・スの愛称で知られる社会福祉法人プロップ・ステーション理事長竹中ナミさんの講演「ナミねぇの元気の出る話!」を聴いた。
正副会長は次の皆さん。
▼会長=今井秀臣▼副会長=渋谷敦士、増沢良雄、佐々木正博 -
松竹大歌舞伎鑑賞教室
駒ケ根市文化財団は18日、松竹大歌舞伎を文化会館で開いた。昼の部の公演には伊南地区の中学3年生約700人が招待され、普段見ることのない一流の伝統芸能に親しんだ。
演目の上演に先立ち、難解なイメージのある歌舞伎の世界に親しみを持ってもらおうと「歌舞伎の見方」が行われ、俳優らが義太夫や演技など、歌舞伎の楽しみ方を面白おかしく解説した。舞台には客席の中学生ら十数人が求めに応じて飛び入りで登場。「足をこう開いて、首をこう回して」などと、ここぞという時のポーズである見得の切り方の指導を受けた=写真。何となく頼りない見得に、見守る同級生からは大きな笑いと拍手が送られていた。
演目の『俊寛』は平清盛に逆らった僧俊寛が独りだけ孤島に置き去りにされる物語。中学生らは間近で見る歌舞伎の迫力と美しさに夢中で見入っていた。 -
ボーイスカウト世界大会参加者を激励
ボーイスカウトの世界大会「第21回世界スカウトジャンボリー」(7月29日縲・月8日、英国・エセックス)に参加する駒ケ根市北割二区の赤羽元輝君(15)を激励する会が17日、同市保健センターで開かれた。赤羽君は「とても楽しみにしている。世界中から集まった友達と思い切り交流して来たい」と話した=写真。中原稲雄教育長は「集団に所属して何かを成し遂げるのは心の訓練でもある。世界の国の子どもたちがどんな生活をしているのかよく見てきてほしい。体験談の報告を楽しみにしている」と激励した。所属する日本ボーイスカウト県連盟駒ケ根第1団の小林範夫団委員長とボーイ隊の吉沢一美隊長、加治木今副長も「長丁場なので、健康に気をつけて頑張って」と励ましの言葉を送った。
ジャンボリーには世界155の国と地域から約4万人が参加し、さまざまなスカウト活動を通じて交流を図る。日本からは約1500人、県内からは40人が参加する。 -
大芝高原まつりポスター図案などの表彰式
南箕輪村の第22回大芝高原まつりのポスター図案などの入選者の表彰式が17日、村役場であった。最優秀賞3人のほか、優秀賞や佳作に選ばれた南箕輪中学校生徒17人が、まつり実行委員長の唐木村長から表彰状を受け取った。
今回の選考に参加した同中学の辻やよい教諭は「絵は『100点』という数字が出るものではないが、その分一生懸命に描いた思いなど、伝わるものがある。これからも一生懸命やることを大切にして、1、2年生は来年もチャンスがあるので、ぜひ頑張ってほしい」と講評した。
昔好きだったヨーヨーを用いたデザインで最優秀ポスター賞に選ばれた1年生の竹松鈴佳さん(12)は「まさか自分の作品が選ばれると思わなかったので嬉しい」とコメント。また、最優秀うちわ賞の金田理紗さん(13)、最優秀パンフレット賞の有賀千夏さん(15)は、楽しさを伝えられるように心がけて今回のポスターをデザイン。金田さんは「色を塗るのが難しかった」と話していた。 -
県社会保険労務士会伊那支部が無料年金相談
長野県社会保険労務士会伊那支部(伊東優支部長、会員38人)は19日まで、無料年金相談を伊那市の伊那公民館で実施している。自分の年金に対して不安を感じている人たちが会場を訪れ、今後の対応方法などを相談している=写真。
年金加入記録の不備が明らかとなる中、不安を感じている住民の役に立てれば竏窒ニ、伊那支部が企画したもので、県内他地区でもこうした無料の年金相談を各支部が主体となって実施している。
17日からの3日間の日程で相談会を企画した伊那支部の会場には、年輩者を中心とする相談者が訪れており、「照会の代行をしてほしい」「自分の記憶の中では加入していたはずだが、証明するものがないためどうすればいいか」などといった相談が寄せられているという。
労務士の一人、阿部敏也さんは「自分の年金記録がきちんとなっているか少しでも不安に感じている人はここで相談してもらい、安心してもらう機会を提供できれば」と話していた。
時間は午前10時縲恁゚後4時。年金加入記録の照会代行を希望する人は、自身の年金手帳と印鑑を持参すること。