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福祉作業所が伝えたいコンサート
宮田村福祉作業所は2日、自分の思い出の曲を紹介する「伝えたいコンサート」を併設する遊ゆう広場で開いた。今回で3回目の企画に、作業所利用者だけでなく地域の人たち含め30人ほどが参加した。
一人ひとりの心に残る・ス人生の応援歌・スを会場に流し、作業所が運営するふれあい喫茶「ありがとう」の美味しいコーヒーを飲みつつ鑑賞。
美空ひばり、水前寺清子、坂本九、南こうせつ、中島みゆき、三四六にポールモーリア・・・・。ジャンル問わない多彩な楽曲だが、心震わす名盤の数々に酔いしれた。
伊那市西箕輪の障害者授産施設アンサンブル伊那の4人も駆けつけ、音楽を通じてふれあう楽しさを体一杯に表現する光景も。
目を閉じて聴き入ったり、時には口ずさんだり、振り付けを思い出したり。春の一日の昼下がり。やさしさに包まれたゆっくりとした時間が流れていった。 -
駒ケ根警察署飯島町飯島警察官駐在所所長の清水伸一警部補(51)、飯島町中町
3月26日付けでした。
「飯島には飯島の雰囲気があり、そのうちに自分の力が必要な所が見えてくる。気負いを無くして、流れにまかせて自然体で、活動したい」
塩尻市生まれ、大学卒業後、警察官に応募。警察学校で半年間研修した後、初任地の大町警察署池田交番へ。1年で長野中央署に異動、若松町交番や留置所勤務を経て、刑事課鑑識係に「科学の目で見て、客観的証拠を集めることが要求され、1つの物を様々な角度から見るなど、物の見方を勉強した」。
現場では犯人に結びつく資料を集めるのが鑑識の仕事「泥棒は手袋をはめて、盗みをするが、ふとした気のゆるみで、指紋を残すことがある、それを探す。異臭放つ遺体に触ったり、火事場ではすすだらけになることもあり、鑑識は大変な仕事で、根気もいる。信念がなければできない」という。
県警本部の鑑識を経て、巡査部長に昇任し、伊那署西春近駐在所に。「対象が物から人になり、自分にできるかなと不安に思いながら赴任したが、駐在勤務こそが、警察の原点だと気付いた。警察は世の中の機関の1つ、信頼してくれる人々がいるから成り立つとつくづく感じ、警察に対するイメージが変わった。その時から、駐在所勤務でやっていこうと思った」という。その後、中川村大草駐在所に。
「どうしたら、地域に貢献できるか」と真剣に考え、この村の実情にあった交通安全啓発活動をしようと、まず、村の幹線道路を走行し、ビデオ撮影し、車の中からの視野について検証、死角が大きいことを発見し、安全教育に生かした」と振り返る。
この後、伊那署美篶駐在所に。世帯数が多く、日々の仕事に追われ、一般の住民との知合う機会が少なかった。
「飯島駐在所では巡回連絡を通じて、地域の人々に知ってもらい、地域を歩いて、地域の人々や地域を知りたい。そこから始めたい」。
最後に「何か困ったことがあったら、1人で悩まず、相談を」と呼びかけている。
2人暮らし(大口国江) -
第25回中川ウォークマラソン大会に3401人、健脚を競う
中川村の第25回中川ウォーク・マラソン大会は「こどもの日」の5日、まなびの里牧ケ原文化公園内のサンアリーナを発着点に行われ、村内外から幅広い年齢層のランナー341人が参加、健脚を競った。
マラソンは10キロ71人、5キロ63人、3キロ127人、ペア(3キロ)27組54人、5キロのウォーク26人が参加。最高齢者は5キロウォークに参加した下平智雄さん(79、松本市)。
参加者は白いリンゴの花や満開の八重桜、様々な緑重なる里山、残雪の中央アルプスの峰々を眺めながら、それぞれのペースを守って、完走を目指した。
結果は次の通り(敬称略)
【男子の部】▽10キロ・優勝=原武司(34分00秒、豊丘村)(2)中島傳(茅野市)(3)半崎幸弘(高森町)▽5キロ・優勝=中嶋康晴(17分49秒)(2)南沢延輝(3)桃沢大祐(以上中川村)▽3キロ・優勝=矮松草野(13分00秒、中川村)(2)熊谷皐(3)矢沢健吾(以上松川町)▽ペア3キロ・優勝=米山光利・舞(13分50秒、豊丘村)(2)橋本昌宏・天磨(中川村)(3)酒井浩文・一(豊丘村)
【女子の部】▽10キロ・優勝=木下雅子(55分00秒)(2)岡部悦子(以上飯田市)(3)山本清美(滋賀県)▽5キロ・優勝=武田美穂(23分09秒、伊那市)(2)平沢水喜(中川村)(3)小池富貴子(松川町)▽3キロ・優勝=矢野結香(2)下沢翔子(3)宮下ちひろ(以上松川町) -
南信さくらそう展示会
伊那谷のサクラソウ愛好家でつくる「南信さくらそう会(小林章吾会長)」は7日まで、飯島町の飯島成人大学センターで「南信さくらそう展」を開いている。引き続き、11日縲・2日まで駒ケ根文化センターで開く。
サクラソウの魅力を広め、会員の成果を披露する同展に、会員21人が丹精込めた150種類210鉢がずらり=写真。
珍しい品種では、色が濃く小輪の「異端紅」。玉咲きの「玉珊瑚」。名前が床しい「青葉の笛」は白花に緑の斑入り。花びらの切りこみが深い「鶴亀」など銘花、珍花が並んだ。小輪から中、大輪、超大輪、色も白、ピンク、紫、赤(紅)と多彩、咲き方も上向き、横向き、下向きとさまざま。
小林会長は「今年は天候不順で栽培は難しかったが、会員の努力と技術で良い作品が多数集まった。日本さくら草は洋花のような派手さはないが、品のある花色、花の形の面白さ、葉とのバランスもよい」と魅力を。 -
第3回長野県市町村対抗小学生駅伝大会
箕輪町が初参加第3回長野県市町村対抗小学生駅伝大会(6日・松本平広域公園陸上競技場)に、箕輪町が初参加する。
町からの小学生チームの参加を願い、上伊那中心のランナーで活動するランニングチーム「ちいむもみじ」(唐沢文生代表)が06年10月に「みのわもみじカップ第1回小学生かけっこ大会」、07年3月に春の大会を開き、春の大会の記録を参考に上位選手で参加可能な子どもを集め、駅伝大会出場のために「箕輪もみ児ーず」を結成した。4月から毎週日曜日の午後約1時間、みのわ天竜公園の護岸道路でトレーニングをしてきた。
選手は1区・今岡早希さん(中部小6年)、2区・北原達也君(中部小6年)、3区・小池裕季さん(中部小5年)、4区・瀬戸美成君(北小6年)、補欠・渡辺雅也君(中部小6年)、田中敬乃さん(北小4年)。
町文化センターでこのほどあった壮行会で監督の唐沢文生さんは、「町を代表して出る。いい経験になるので、思いっきり自分の実力を発揮して楽しんできたい」とあいさつした。
町は今回、一般のチームと同じ青色で、胸に「箕輪町」の文字が入った小学生チーム用のユニフォームを作った。平沢豊満町長は「練習の成果を本番に出して自分が頑張った、一生懸命やったと感じられたらいいと思う。後悔しないように終われれば一番いい。ぜひ頑張って」と激励した。 -
南箕輪村花いっぱい推進協議会
信州豊かな環境づくり県民会議表彰受賞南箕輪村花いっぱい推進協議会が、「信州豊かな環境づくり県民会議」の表彰を受けた。
「-県民会議」は県民、事業者、行政のパートナーシップにより、環境保全の取り組みを進めている。表彰は長年にわたり他の模範となる環境保全活動をした個人・団体に贈るもので、本年度は18団体が受賞した。
長野市内のホテルで4月27日に表彰式があり、花いっぱい推進協議会の清水勇会長が出席。唐木一直村長にこのほど、受賞の報告をした。
会長は、「受賞は期待していなかったけど、表彰されたということは認められたと解釈できる。これを機に一生懸命活動していきたい」と喜んだ。 -
町役場と文化センターの横断道路に滑り止めカラー舗装設置へ
箕輪町は、役場庁舎と町文化センターの間を走る町道371号線の歩行者が横断する場所に、樹脂系滑り止めカラー舗装を施す。大型連休明けに設置工事を予定している。
役場南側の駐車場と町文化センターを行き来するため歩行者が頻繁に横断する場所。歩行者の安全確保のため、運転者に人の通行が視覚的に分かりやすくなるようにする。
舗装は延長4・5メートル、幅3メートル。カラー舗装の両側に白線を引く。 -
段位認定カラオケ大会長野県大会
日本音楽審査員協会主催の段位認定カラオケ大会長野県大会が4日、箕輪町の伊那プリンスホテルであった。県内外からの出場者が39プログラムで熱唱し、歌謡教師や歌手による歌も楽しんだ。
出場者は一人ずつステージに立ち、「橋」「見上げてごらん夜の星を」「女じょんがら節」などを堂々と歌い上げた。段位認定は、同協会全国区の段位認定証を発行するもので、同協会理事長や音楽審査員が歌唱力を評価し厳正な審査をした。
一般出場者の歌が終わると、大会長の山田英子さんら歌謡教師、歌手の古都きよみさん、篠原理恵さんも熱唱。スペシャルゲスト歌手の米倉ますみさん(ビクターエンターテイメント)のショーもあった。 -
西箕輪地区から望む風景を撮り続ける
伊那市西箕輪中条
白鳥由利さん(70)写真を撮っている時は20歳くらいに戻って夢中になっちゃうから、70歳っていう本当の年も忘れるね竏秩B
趣味としてカメラを始めたのは5年ほど前。地元にある経ヶ岳植物園の植物をもっと多くの人に見てもらいたいと、1年ほどかけて四季折々の草花を撮影。そこから写真の魅力に引き込まれ、もともと好きだった風景写真を多く撮影するようになった。
「花の写真の場合、花だけしか写さないことも多いけど、その花がどんな風に咲いているかも分かるようにしたかったから、経ヶ岳植物園の植物を撮った時には花だけじゃなくて葉っぱも写すようにした。けど難しくてね。1つの花を撮るのに3、4回足を運んで40枚ほど撮影することもあった」と語る。
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本業は大工。絵を描くことは好きだったが、写真に関してはインスタントカメラで現場写真や記念写真などを撮る程度だった。撮影技法もまったく知らず、独学で少しずつ覚えてきた。
被写体には幼いころから慣れ親しんできた西箕輪地区から望む景観を選ぶことが多く、特に町部をふところに抱いて正面に構える仙丈ケ岳と南西に見える将棋頭山は、愛して止まない。
「同じ場所であっても朝、昼、夕方の表情は違うから、それがまた面白い。仙丈をきれいに撮るには午後3時ころ。そうすると山のしわがしっかり出てくる。でも、西山(将棋頭山)は午前10時前の方が山の白黒がはっきりしてくる。小さい時からの『仙丈はこういうもんだ』っていう思いが染み付いているから、ここ(中条)から見る仙丈が一番いい。どうしても中条や上戸ら辺で撮ることが多くなっちゃうね」
写真を撮るようになり、四季の移ろいの美しさにも改めて気付いた。
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ネパールの留学生が駒ケ根市訪問
駒ケ根市と国際協力友好都市協定を結んでいるネパール王国・ポカラ市出身の高校生アルカ・タパさん(18)が大型連休を利用した短期ホームステイで駒ケ根市を訪れている。ロープウェイで駒ケ岳に登ったり市内でショッピングを楽しんだりしているほか、駒ケ根青年海外協力隊訓練所や小学校で文化交流をするなどしてつかの間の休暇を楽しんでいる。6日まで滞在の予定。
2日には市役所を訪問し、原寛恒副市長にあいさつした。タパさんは原副市長にネパールの絵葉書などの土産を渡し、お返しに市のピンバッジやバンダナなどを贈られると、はにかみながらも明るい笑顔を見せた=写真。タパさんは流ちょうな日本語で「日本語を勉強しているが難しい」「日本人はとても礼儀正しい」などとやり取りしていた。
タパさんは国際開洋第二高校(和歌山県)の3年生。来春の卒業後は「できれば日本の大学に進学し、将来は旅行関係の仕事をしたい」と話している。同校は海外からの留学生を約30人受け入れていて、生徒らの長期休暇中は国内の各地でホームステイすることを勧めている。 -
高烏谷山あるけあるけ大会
駒ケ根市の東伊那公民館と東伊那郵便局は3日、高烏谷山あるけあるけ大会を開いた。東伊那を中心に市内から親子など約250人が参加し、標高1331メートルの山頂を目指した。
東伊那の高烏谷神社里宮に集合した参加者らは「エイ、エイ、オー」と全員で気合を入れ、元気いっぱいに歩き始めた=写真。頂上までの道のりは約3キロ。標高差約600メートルの急な登山道は前日の雨の影響で所々ぬかるんでいて時折足を滑らせる人の姿も見られたが、息を切らしてふうふういいながらも家族や仲間同士で励まし合って歩いた。約1時間かけて頂上に到着すると、参加者らは眼下に開ける見事な眺望に疲れも忘れて見入っていた。山頂ではそれぞれの名前を書いた札を結んだ風船を飛ばしたり大声コンテストを楽しむなどして、下界の喧騒とは無縁の別世界でのどかなひとときを過ごした。
伊那市からも富県公民館主催の区民ハイキングの一行約570人が山頂を目指した。 -
芝桜をライトアップ
第8回芝桜まつり(小沢花の会主催)が開かれている伊那市小沢の花公園で3日夜、ライトアップが始まった。伊那市街地の明かりをバックに「花富士」が浮かび上がる。5日まで。
広さ50アールで、富士山をメーンに、白、ピンク、薄紫の芝桜3色で天竜川、仙丈ケ岳や間ノ岳など南アルプスの山並みが表現される。3日現在で8分咲き、満開は8縲・0日を見込む。
公園内に500ワットのライト8個を取り付けたほか、今回はろうそくをともした手作りキャンドル9個も置き、やわらかな光を放つ。水をはった水田には「花富士」の影が映る。
初日、家族連れなどが訪れ、写真を撮るなど昼間と違った風景を楽しんだ。
ライトアップは午後7時縲・時。6日まで、おにぎりや豚汁を販売している。
場所は、広域農道の中の原信号機南側。 -
市町村対抗駅伝・小学生駅伝 あす号砲
第17回県市町村対抗駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)は6日、松本市の松本城太鼓門を出発し、松本平広域公園陸上競技場へ到着の8区間、39・3キロコースで熱戦を展開する。同時開催の第3回県市町村対抗小学生駅伝競走大会は、同競技場発着のコースで競う。
松本市制施行100周年を祝う記念事業を兼ねて開催。例年は、松本平広域公園周辺を走る9区間、42・195キロのコースで実施してきたが松本城をスタートし、市街地を通り競技場へゴールする特別コースを設けて開く。
エントリーは57チーム。上伊那勢は前年総合2位の駒ヶ根市、町の部2位の辰野町、同じく5位の箕輪町、村の部3位の宮田村など全8市町村が出場を予定する。
小学生駅伝は例年通りのコースで開き、競技場発着の4区間、6キロ(1区間1・5キロ)で競走。こちらも57チームが参加予定で上伊那からは全8市町村が出場。駒ヶ根市は第1回大会から続く3連覇を目指し、たすきをつなぐ。
市町村対抗駅伝は午前8時40分、小学生駅伝は同9時45分のスタート。 -
家庭看護法の学習会
宮田村町一区の保健補導員は区民に呼びかけて28日、家庭看護法の講習会を同地区公民館で開いた。男性を含む20人ほどが参加。寝たきりの家族の日常の世話などについて、要点を実践形式で体験した。
補導員の清水時江さんは昨年同様の講習を受け、地域の人に伝えたいと企画。
講師に赤十字指導員の小田切佳子さんを招き、寝たきりの人に余分な負担をかけないベッドシーツの交換方法などに取り組んだ。
実際に参加者が挑戦。体の不自由な人の心の不安なども感じ取り、声かけの大切さなどを学んでいた。
同区保健補導員は11月にも健康教室を開く予定。「学び知ることで自分の体を自分で守り、活動がつながっていけば」と清水さんは話した。 -
南箕輪村農業委員会総会
南箕輪村農業委員会は2日、07年度総会を村役場で開き、06年度事業報告と07年度活動計画案を承認した。
07年度活動方針は▽「農地法」「農業振興地域の整備に関する法律」などの適正な運用と的確な指導の実施▽農業振興方策についての検討、提言、意見具申(認定農業者協議会、農業経営者協議会、南箕輪村輪の会などとの交流・協力体制の確立、村営農センター及び各地区の営農組合活動の支援など)▽担い手育成と農地の有効活用の推進(農地流動化を促進し認定農業者らの担い手へ農地集積を推進、地域農業の担い手となる「まっくんファーム」の活動支援など)▽大芝高原まつり、まっくん収穫まつりへの参加-など。
農地流動化の目標面積は利用権設定期間が3年未満は280アール、3年縲・年は1430アール、6年縲・年は730アール、10年以上は620アール。合計は3060アール。
06年度農地移転状況は、田が42件3万1155平方メートル、畑が40件6万3716平方メートル、合計82件9万4871平方メートル。05年度は約5万3千平方メートルで、06年度の転用面積は増加。なかでも工業用地の転用が目立ったと説明があった。 -
やさしい家庭菜園講座
箕輪町公民館はこのほど、恒例の「やさしい家庭菜園講座-うまい野菜をつくろう-」を町文化センターで開いた。町民23人が、種まきや苗の植え付け作業など野菜の作り方を熱心に学んだ。
講師は、JA上伊那営農部野菜課伊那広域選荷場長の松崎道武さん。キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、トウモロコシなどの土作り、施肥、定植、収穫までの作業を資料にそって説明した。
キュウリの育て方では、丈夫で病気に強い接ぎ木苗が初心者向きで、草丈が1メートルくらいになったらベト病やウドン粉病を防ぐため下の古い葉を取る、つるはこまめに誘引することなどを説明。「キュウリの出来が悪くもう少し食べたい時は、地這えも試してみて」と話した。 -
箕輪町で水稲直播作業始まる
箕輪町内で3日、水稲の直播作業が始まった。箕輪町水田農業推進協議会が水稲直播機を購入し作業を始めて3年目。予定では5日までに町内の作業を終える。
直播栽培は、育苗と苗運搬が不要となることから春作業の省力化、経費の削減、作業適応期間の拡大などのメリットがあるという。
下古田の丸山平治さんの水田が作業最初で、約30分で15アールの水田に直播をした。「省力だけど手抜きはできない。芽が出るまでの管理がある。でも苗を買って植えるよりコストが安く、ほとんど失敗はない」と話す。芽が出るまでには1週間から10日かかるという。 -
光前寺で奉納弓道大会
駒ケ根市の古刹光前寺の春の例大祭に合わせ、伝統の奉納射会が約半世紀ぶりに復活竏秩B同市の弓の愛好会「志峰館弓友会」(北村弥昌会長)が数年がかりで準備を進め、29日の開催にこぎつけた。矢場も昔と同じく、境内にそびえる三重塔の前=写真。開会式に続いて同会の副会長鈴木清重さんが古式にのっとり、厳かに矢渡しの儀を行った。
競技には市内外から約20人が参加。昼間でもほの暗い杉木立の中の幽玄な空間に、つると矢の澄んだ音を響かせていた。 -
宮田歌謡曲友の会が順天寮慰問
宮田歌謡曲友の会(藤田宜久会長)は29日、駒ケ根市の救護施設順天寮を慰問に訪れて会員らが自慢ののどを披露し、集まった利用者らを楽しませた=写真。
ステージでは千昌夫、五木ひろしらのヒット曲の数々のほか、賛助出演の日本舞踊愛好会「石沢グループ」による日本舞踊などが次々に披露された。集まった約40人の利用者らは大きな声で一緒に歌ったり手拍子を取ったりして楽しいひとときを過ごした。
同会は長年にわたり、ボランティア活動の一環として施設などへの慰問を続けている。順天寮へも毎年この時期に訪れているほか、秋のすずらん祭にも出演している。 -
馬見塚蚕玉神社祭典
駒ケ根市福岡の馬見塚蚕玉神社で3日、例大祭が行われた。晴天に恵まれて多くの家族連れなどが訪れ、もち投げ・宝投げやブラスバンドの演奏、軒を並べた多くの屋台での買い物などを楽しんだ。
呼び物のもち投げ・宝投げは午前11時30分と午後2時30分の2回行われた。高いやぐらの上から投げられる縁起物のもちや菓子などを取ろうと多くの人が群がり、われ先にと奪い合う光景が見られた。
昼時になると家族連れが芝生の上にシートを広げて座り、屋台で買い求めた焼きそばやお好み焼き、たこ焼きなどを囲んでくつろぐなど、のどかな連休の一日を楽しんでいた。 -
ソフトバレーボール全国都道府県フェスティバル長野県予選会
ソフトバレーボール都道府県フェスティバル(日本バレーボール協会、日本ソフトバレーボール連盟主催)の長野県予選会が3日、伊那市の勤労者福祉センター体育館などであった。県内各地から57チームが集まり、各部門の上位入賞を目指して競い合った。
同大会は全国大会に出場する県代表各1チームを決める総合的な予選会で、参加チームはファミリー、シルバー、ねんりん、メンズ、スポレク、レディースのいずれかに出場し、8月縲・1月にある各部門の全国大会の出場権を得る上位1チームをかけて対戦する。また、レディース、メンズ部門は10月にある北信越フェスティバルの予選会を兼ねており、同大会の各2、3位が出場権を得る。
予選会ではリーグ選を勝ち抜いたチーム同士が、決勝トーナメントで対戦。強豪チームは息のあったチームワークでボールを運び、鋭いアタックで相手コートにボールを打ち込んでいた。 -
ちいむもみじがごみ拾い
上伊那中心のランナーで活動するランニングチーム「ちいむもみじ」(唐沢文生代表)は3日、権兵衛トンネル入り口周辺でごみ拾いをした。約30人が集まり、走ったり歩いたりしながら道沿いのごみ拾いに取り組んだ=写真。
ランナーにしかできない地域貢献をやってみよう竏窒ニ、ちいむもみじでは3年前から、5月3日(ごみ)の語呂に合わせてジョギングやウォーキングをしながらごみ拾いをする「みんなで、きれいにしま走(しょう)!拾いま走(しょう)」に取り組んでいる。
昨年は権兵衛トンネルの開通に合わせてその周辺道路でごみ拾いを行ったが、この1年でトンネルの交通量が増え、周辺道路に捨てられるごみの量も増えたことから今年も県道与地竏鋳C野線沿いと権兵衛峠道路沿線でごみ拾いを実施。与地竏鋳C野線と権兵衛峠道路の合流点からトンネル入り口に向かうコース、合流点から広域農道に向かうコース、与地公民館からみはらしファームに向かうコースの3つに分かれ、それぞれのペースで進みながらごみ拾い行い、汗を流していた。 -
GW後半 行楽地にぎわう
大型連休の後半に突入し、上伊那のキャンプ場や公園などは家族連れや若者らでにぎわっている。
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場は3縲・日、キャビン6棟、オートキャンプサイト10区画が満杯状態。30区画あるフリーテントサイトは少し余裕がある。
利用者は中京方面を中心に、東京都、神奈川県、大阪府の家族連れなどが目立つ。2泊3日が多く、中には3泊していく人も。
キャンプ場にあるソメイヨシノはちょうど見ごろを迎え、利用者はバーベキューをしたり、小川で水遊びをしたりと思い思いに楽しんでいる。
営業は11月末まで。
※ ※
小黒川渓谷キャンプ場内の釣り堀は28日から営業を開始。釣った魚をその場で炭火焼きにして味わうことができるとあって人気がある。
3日の午前中だけでも、キャンプ場利用者をはじめ、日帰りの地元や近隣市町村の家族連れなど約50人訪れ、釣り糸を張った。
辰野町から家族と一緒に来た男の子は、釣り堀の中央付近に陣取った。ニジマスの位置を見ながら釣り糸を投げ入れる度、次々とニジマスが食いつき「また釣れた」と満足げだった。
釣り堀にはオープン前、体長20センチほどのニジマス千匹を放している。利用料は、釣りざお(えさ付き)1本100円、魚100グラム180円、炭火焼き1匹50円。
9月まで土・日曜日・祝日、7月下旬縲・月下旬は毎日営業。時間は午前9時縲恁゚後5時。 -
茶用の八重桜 摘み取り始まる
伊那市商工会女性部高遠支部(守屋恵子部長)は3日から、花漬け「桜志津久(しずく)」用の八重桜の摘み取りを始めた。今シーズンは約100縲・50キロ分を作る計画で、3縲・回に分けて花を摘む。
花漬けは、20年以上続く取り組み。例年200キロを作り、好評を得ているが、会員の減少などで負担が大きく、量を減らした。
初日、高遠町文化体育館横での摘み取り作業には部員10人が参加。
手が届かないところは脚立を使い、8分咲きした八重桜を手際よく一輪ずつ摘んだ。
花は、その日のうちに、がくを取るなどせん別し、水洗いして塩で仮漬けした。
後日、仮漬けした花を干し、本漬けする。
例年、高遠城址公園の「さくら祭り」で手作りのさくら茶をサービスし、花見客に喜ばれている。 -
第60回県陸上競技伊那大会
第60回県陸上競技伊那大会(長野陸上競技協会主催)は3日、伊那市陸上競技場であり、6種目で大会新記録が誕生した。上伊那勢は、中学男子110メートルハードルで森雅貴(赤穂中3年)、中学女子走り幅跳びで桐山明日香(宮田中3年)、中学男子4×100メートルリレーで赤穂中が大会記録を更新した。
高校生はインターハイ予選に向け、中学生は冬期練習の成果を試す陸上競技の場。上伊那を中心に県内外から中学51校、高校26校、一般クラブなど12チームの計889人(男子488人、女子401人が出場し、トラック、フィールドの約40種目で力を競った。
応援の垂れ幕が下がる観客席からは、生徒らの声援が盛んに飛び、選手たちは自己記録の更新を目指して全力を尽した。
競技結果は後日
自己記録の更新目指して、選手たちが練習の成果を発揮した -
高校野球 春季北信越県大会南信予選・3回戦
高校野球の第116回春季北信越県大会南信予選は3日、県営飯田球場と諏訪湖スタジアムで、3回戦4試合があり、県大会へ出場する4校が決まった。上伊那勢の辰野が伊那北に6竏・、伊那弥生が岡谷南に3竏・で勝ち代表校に決定。駒ヶ根工業は飯田長姫に0竏・で負けた。
準決勝は5日、県営飯田球場で伊那弥生竏鋳C野戦(午前10時)がある。
○…1点を追う辰野は3回、伊那北に1点を加点されるが、その直後、柴の右前安打や相手投手の2連続四球などで好機を広げる。鮎沢の犠飛で1点、永井の右前3塁打で2点を加え、この回の計3得点で逆転した。
伊那北は5回1死から相手の四球や失策などで得点圏に出塁するが好機を生かしきれなかった。
○…伊那弥生は5回に先制点を許すが直後の6回、宮沢が左越え2塁打を放ち好機をつくる。続く佐々木は、真ん中高めの直球を左へ運び、勝ち越し2点本塁打を打つ。その後も1点を加点し、代表決定戦を勝利した。
佐々木の公式戦初本塁打が勝ち越し点となる
【県営飯田球場】
伊那北
201000000-3
10310010×-6
辰野
……………
伊那弥生
000003000-3
000010000-1
岡谷南
……………
【諏訪湖スタジアム】
駒ヶ根工業
0000000-0
001512×-9
飯田長姫
(7回コールド) -
箕輪町保育研究会総会
箕輪町保育研究会は27日、07年度総会を松島コミュニティセンターで開き、事業計画案や予算案などを承認した。
本年度は、講演・講習会は4月9日から3日間に救急法講習を箕輪消防署員の指導で実施した。今後は6月19日に講習会「不審者から子どもを守るための護身術」、7月4日に講演会「障がいをもつ子の保育について」を計画。年齢別話し合い、クラブ活動、研究会なども予定する。予算は歳入歳出それぞれ53万66円。
06年度は、救急法、講演会「食育について」「言葉の発達について」、講習会「健康体操・血液サラサラ体操など」をした。
本年度役員は、会長は唐沢郁子さん、副会長は岡佐智子さん、監事は水上和子さん、有賀尚徳さん、中村順子さん。 -
【救急救命士 武井智子さん】
4月、難関の国家試験に初挑戦で合格。伊南でただ一人の女性救急救命士(病院への搬送中、救急車内で患者の救急救命処置を行う)となった。
本部内での選抜を経て06年4月から約半年間、東京の研修所で寮生活を送りながら研修を重ねてきた。
試験はこれまで年2回行われていたが、今回からは年1回のみの実施。
「そのために研修終了後の半年間は仕事の合間を縫い、自分で時間をつくって勉強しなければならないのがとても苦しかった。でも先輩が試験について教えてくれたり、精神的に協力してくれたりしたのでずいぶん助かりました。それに署員の皆も何くれとなく応援してくれて、本当にいくら感謝してもし切れないくらいでした」
署を挙げての期待に応えるためにも絶対に落ちるわけにはいかなかった。合格発表はインターネットでも見られるが、心配していた母と2人で東京・霞ケ関の厚生労働省まで見に行った。
「合格と分かった時の気持ちはうれしいよりもほっとしたという感じ。何度も何度も受験番号を確認しました」
◇ ◇
「母が看護師だったので、その姿を見ていて、人を助ける仕事をしたいとずっと考えていました」
短大を卒業後、伊南行政組合消防本部を受験。見事に消防職員として採用されたが…。
「当然女性もいるものだとばかり思っていたら何と一人もいなかったんです。それどころか伊南では初の女性消防職員だと知らされて二度びっくり。全然知らずに入ったんですよ」
短大で女性だけの環境に慣れていたこともあって、男ばかりの職場で当初は戸惑いの連続だったが「上司や先輩にはかえって申し訳ないぐらい気を使ってもらって」徐々に馴染むことができた。
入ったからには職務に男女の区別はない竏窒ニ意気込んで仕事に取り組んだが、思惑と違う現実もあった。署には女性用の個室がなかったために男性職員と同じ部屋で寝泊まりさせるわけにもいかず、泊まり勤務はできなかったのだ。
「せっかく希望を持って入ったのに少しがっかりでした。でも数年後に新しくできた南消防署には個室もあったので、それからは同じように勤務させてもらっています」
男性に比べて体力で多少のハンディはあっても火災に、救急にと日々の仕事に全力で取り組んでいる。
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「女性の傷病者が、救急隊員の必要な処置とはいえ男性に体を触られるのに抵抗を感じていると思う時もあります。そんな時に同じ女性としての立場が生きるはず。苦しい時にそれで少しでも安心してもらえればうれしいですね」
「救急救命士の資格のことは署に入る前から知っていました。10年たってようやく念願の資格を得ることができたので、これを機に初心に返ったつもりでさらに頑張っていきます」
(白鳥文男) -
駒ケ根市北割二区敬老会
駒ケ根市の北割二区区(小町谷紀幸区長)は30日、07年度の敬老会を同市のアイ・パルいなんで開いた。招待された75歳以上のお年寄り234人のうち約80人が出席し、長寿と健康を共に喜び合った。喜寿を迎えた人たちには中原稲雄教育長が一人一人の席に出向いて記念品を手渡した=写真。
演芸会では有志のグループや個人がステージに登場して歌や踊り、演歌体操などの出し物を次々に披露。お年寄りたちは芸をさかなに和やかに歓談しながら楽しいひとときを過ごした。
小町谷区長はあいさつで「戦中から戦後にかけてつらく、苦しい思いをしてきた皆さんが復興に力を尽くしてくれたおかげで今の平和がある。その体験を子どもたちにぜひ伝えてほしい。これからも元気で長生きし、区のためにお力添えを」と呼び掛けた。
米寿、喜寿を迎えたのは次の皆さん。
▽米寿=高仲早苗、山崎ひさ子、牛丸寿由、木下さち子▽喜寿=浜島不佐子、福沢つたみ、上久保久枝、栗山いさ江、佐々木公子、塩沢利一、横溝いつみ、和田水穂、小平竹代、有賀ミホ子、有賀弘子、倉田茂、倉田節子、望月よしみ、塩沢明、松崎一子、北原ひろ子、吉沢吉一、吉沢良三、小原勝広、小原定子、小原文子、谷三郎、堀ミドリ、山重凡太郎、清水誠 -
みはらしの湯で白鳥由利さんの写真展
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は31日まで、西箕輪中条の白鳥由利さん(70)が撮影した風景写真約40点をロビーに展示している。西箕輪から望む四季折々の情景をとらえた約40点が、入浴客の目を楽しませている。
白鳥さんがみはらしの湯で作品を展示するのは3年目。1年目は経ヶ岳植物園の植物がテーマだったが、昨年からは西箕輪で撮影した風景写真を展示しており、今回も昨年の2月から撮り貯めた四季折々の風景を集めた。 近年はより自分の目で見た風景に近い「パノラマ」で撮影しており、今回の展示も縦25センチ、横55センチのパノラマ写真で統一。のどかな農村風景を前に雄大にそびえる南アルプスや将棋頭山を写した作品が多く、元旦の日に仙丈ケ岳のてっぺんから昇る初日の出を写した作品なども並んでいる。
白鳥さんは「誰かに見せたい風景。西箕輪から見たアルプスの景観の素晴らしさを見てほしい」と話していた。