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南箕輪村職員労働組合青年部
クリーンアップ作戦でごみ拾い南箕輪村職員労働組合青年部は16日、クリーンアップ作戦で、天竜川河川敷のごみ拾いに取り組んだ。
地域をきれいにしようと取り組む年1回の恒例事業。南殿から神子柴までの天竜川河川敷約4キロの区間を、16人が2班に分かれ、南北両側から歩いて2班が合流するまで約1時間、ごみを拾った。
職員は燃えるごみ、燃えないごみ別に袋を用意し、堤防道路下の用水沿い、草むらなども見て歩いた。空き缶が多く、ペットボトルやビニール類などもあった。
青年部は村道6号線沿い、北原地区の森の中など毎年場所を変えて実施。河川敷は2回目。 -
外国籍児童就学支援を求めて募金活動
県内の国際交流推進団体などでつくる外国籍児童支援会議は16日、日本の小学校や母国語学校に通っていない外国籍児童の就学支援を支援するための募金活動を、伊那市のアピタ伊那店前でした。会議のメンバーである地元のNPO、「クローバーコミュニケーション信州」と「伊那国際交流協会」、伊那市内にあるブラジル母国語学校「コレージオ・デサフィオ」の児童などが参加。サンタの衣装や動物着ぐるみをまとい「募金お願いします」と呼びかけた=写真。
外国人労働者の増加に伴い、外国籍児童も増加。現在県内には約2500人の外国籍児童がいるが、うち約24%は日本の小学校にも母国語学校にも通っていない。
こうした状況を改善するため同会議は、外国籍児童の就学を支援する「サンタ・プロジェクト」立ち上げ、募金活動や外国籍児童の就学率向上のための話し合いなどを進めながら、地域住民に問題認識を高めてもらうおうと活動している。
ブラジル母国語学校が2校ある上伊那は、外国籍児童数が多い地域の一つ。県とほぼ同率の外国籍児童が就学しておらず、ブラジル以外の外国籍児童の就学率は特に低く、今後の課題となっている。 -
信大ヤマブドウワインの販売開始
信州大学農学部は19日、今年の「ヤマブドウワイン」の販売を開始する。学生の生産したヤマブドウで作った学部ブランドのワイン。昨年は2日で売り切れてしまう人気だった。20アールから約1・3トンを収穫した今年は、1200本を販売する。担当者は「今年は若干酸味が多く、昨年とはまた違った味。数に限りがあるので、購入を考えている人は早めに購入していただけたら」と呼びかける。
同学部は「生産実習だけでなく、農産物の加工、販売までを知ることを通じて食物が家庭の食卓に届くまでを知ろう」と昨年から、学部ブランドのワイン販売を開始した。
ヤマブドウの生産は食料生産科学科の2年生が担当。醸造は塩尻市の醸造業者に依頼しており、一部の学生は製造過程を見学に訪れた。昨年8月には種類販売免許を取得しており、将来的には学生に販売を担ってもらうことなども考えている。
価格は1本2500円。初日は午後2時から構内の生産品販売所で販売する。
問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1318)へ。 -
06年度産市町村別水稲収穫量まとまる
関東農政局長野農生事務所は18日、06年度産の市町村別水稲収穫量を公表した。
それによると、上伊那全体の収穫量は昨年より1100トン少ない3万4400トン。作付面積5320ヘクタールで前年より60ヘクタール減少した。10アール当たりの収量は各市町村で軒並み減少し、平均も昨年より12キロ少ない647キロ。しかし、県平均の610キロを大きく上回り、県内10地区の中では最も高かった。
上伊那は、松本地域に次いで2番目に収穫量が多い地域。作付面積の減少や、7月前半の長雨の影響で収穫量は減少したが、同じ南信地区の諏訪地域や飯田地域より状況が良かったという報告もあり、上伊那だけで作況を見た場合、南信全体の作況指数99より若干数値挙がる可能性もあるという。
特に標高の高い地域で、不作傾向だった。 -
伊那市議会総務委で風力発電計画中止求める陳情採択
伊那市議会総務委員会は18日開き、入笠山・鹿嶺高原周辺で民間企業2社が検討している風力発電計画に対する賛否の陳情10件を審議し、計画中止を求める7件を採択、推進の3件を不採択とした。12月定例会最終日の20日、市議会で決議し、市はこれを踏まえて態度を示す見通しだ。
継続審査を賛成少数で不採択としたうえで陳情の採決を図り、委員長を除く委員7人のうち4人が計画の反対を支持。いずれも風力発電による自然エネルギーの有効性を認めたうえで「(計画場所については)自然、生態系、景観の破壊につながり、深刻な問題になる」「全国有数の山岳地帯で環境破壊についての問題は避けられない」などと指摘した。
希少猛きん類への影響の点では、イヌワシやクマタカのペアが確認されていることなどを挙げ「自然保護が必要な場所だ」と強調。景観面では、市などが南アルプスの世界自然遺産登録に向けて乗り出したことからも「影響は甚大なものであり、確実に登録されなくなる恐れもある」とした。
計画を推進する委員は「CO2の削減はしなくてはならない。風力発電は必要といいながら、だめだというのは無責任。子どもたちにきれいな空気を残すためにも、地球環境を守るべき」などと反論した。
鹿嶺高原から入笠山にかけた尾根伝いで検討していた三峰川電力の大西英一所長は結果を受けての取材に「今の時点で何も申し上げることはない。本議会での決議を見守りたい」とするに留まった。
一方、反対署名3万余人分を集めた山岳団体や自然保護団体などでつくる署名連絡会事務局の北原功さんは「本会議を控えて手放しでは喜べないが、環境を考えての結果は非常にうれしく思う。自然は金には替えられない」と話した。 -
三沢ミュージックスクール発表会
三沢ミュージックスクール(三沢照男代表)は17日、第39回発表演奏会を駒ケ根市の市文化会館大ホールで開いた。同スクールで学ぶ幼児から一般の約70人が代わる代わるステージに立ち、それぞれピアノ、声楽、マリンバを演奏。1年間練習を重ねた努力の成果を立派に披露した。幼児や小学校低学年児童によるピアノ演奏では、足がペダルに届かないほど小さな子たちが大きなコンサートグランドピアノに向かい、もみじのような手を懸命に使ってベートーベンやモーツァルト、ショパンなどの曲を見事に弾きこなした=写真。
客席には多くの保護者や祖父母らが訪れ、出演者よりも緊張した表情で食い入るように子どもや孫の演奏ぶりを見詰めていた。 -
明治亭ソースかつ丼プレゼント
駒ケ根市赤穂北割一区の飲食店明治亭(片田秀昭社長)は18日、知的障害者総合援護施設西駒郷を訪れ、利用者ら約280人に自慢のソースかつ丼を無料で振る舞った。同店では毎年クリスマスの時期に合わせて西駒郷の利用者を店に招待してソースかつ丼をプレゼントしてきたが、1年に数十人ずつしか招待できないことから、今年新たにつくった移動店舗「ソースかつ丼号」が西駒郷に出動。片田社長ら3人が車内にしつらえた厨房でかつを揚げるなどして人数分の弁当を作った。サンタクロースの扮(ふん)装で登場した片田社長が「ここへ来て作った温かいかつ丼弁当をどうぞ食べてください」とできたての弁当を利用者に手渡した=写真。利用者の代表は「ありがとうございます」と礼を言いながら、お返しに手織りの花瓶敷きを贈った。
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冬の天体観測教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館と市立博物館は17日夜「親子・子どもふれあい事業12月の巻」として冬の天体観測教室をおもしろかっぱ館で開いた。親子ら約20人が集まり、東伊那小学校教諭の日岐敏明さんの話を聞いた。
冬の素晴らしい星空を観察するよう天体望遠鏡が用意されていたが、残念なことにあいにくの曇り空。遠くに光る中央アルプス千畳敷のホテルの灯りを望遠鏡で眺めて気を晴らした=写真。
参加者らはかっぱ館の室内で、スクリーンに映し出される星座を見ながら、日岐さんが話す日食や月食、流星群など、来年観察できる天文現象の話を聞いた。 -
県看護大公開講座
駒ケ根市の県看護大は16日、06年度第3回の公開講座を同大で開いた。聴講を申し込んだ一般市民や学生など約120人が集まり、同大教授の田村正枝さんによる「がん患者と家族を支える看護」を聞いた。田村さんは「がん患者の生存率は以前より上がっているが、再発の恐怖は依然として大きい。がんとともにどうつきあっていくか、周囲がどうサポートしていくかが今後も重要な課題だ」と話した=写真。聴講者はスクリーンをじっと見つめ、時折メモを取ったりしながら熱心に講義に聴き入っていた。
公開講座は7月に同大教授の廣瀬昭夫さんの「私が担当した卒業研究の成果と思い出竏茶Aロマセラピー、自律訓練法、玄米食、健康に良い水、死生観」が、9月に前田樹海助教授の「県内の看護職者はどんなふうに働いているのか竏抽ナ護人的資源統計の課題と展望」がそれぞれ行われた。 -
中1の骨密度、3割が年齢平均値以下
宮田村宮田中学校1年生の希望者84人を対象に実施した骨密度検診で、3割ほどが年齢平均値を下回っていることが分かった。18日開いた村健康づくり推進協議会で報告。「成長過程でもあり何とも言えない部分もある」と同校の栄養士は説明するが、生徒に適切な食事や運動を徹底指導していく。協議会でも食育など話し合い、食事も含め子ども自らが正しい生活を身につけられる環境づくりを求める意見も挙がった。
同中は骨密度検診を初めて実施。年齢平均の下限が設定されているが、84人中24人がそれを下回った。また、下限に近い生徒も14人いた。
同校栄養士は「食欲が薄かったり、体格が小さな子どもに骨密度も低い傾向が出ている」と説明。
「成長期であり一概に言えないが、食生活が乱れると成人になってからの影響が大きい。検診結果はひとつの指標として、生徒、保護者の指導に結び付けていきたい」と話す。
近く開く学年集会でも結果を報告しながら、カルシウムの多い食事や運動の大切さなどを話し、継続指導していく考えだ。
医師や学識経験者らでつくる「健康づくり推進協議会」は、中学校からの報告のほか、村内の健康を取り巻く状況について検討。
ある学校医は食事も含めた不規則な生活リズムが、子どもたちの健康に影響を与えていると指摘。
保護者の意識低下を懸念し、自分の健康は自分で守ることができるよう、子どもたちを指導していく体制が必要と意見した。 -
商工会女性部クリスマスパーティーにぎやかに
宮田村商工会女性部は13日夜、恒例のクリスマスパーティーを商工会館で開いた。部の解散危機を乗り越えて、気持ち新たに女性たちが一致団結。もりだくさんの内容で交流を深め、多くの来賓と一緒に聖なる夜を楽しんだ。
部員や商工会関係者ら約50人が出席。温かなもてなしをしようと、今年初めて地元産の粉を使ったそばも振る舞った。
女性部役員は「みーちゃん、はーちゃん合唱団」をこの日のために結成し、心あわせてクリスマスソングを披露。その他にも有志が多彩なステージを繰り広げた。
河井啓子部長は部の存続に揺れた数年を振り返りながら「女性パワーで、一度は消えかかった火をまた大きくおこしていきたい」と話していた。 -
上伊那高校新人卓球大会 1・2年生熱戦
第32回上伊那高校新人卓球大会は16日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった。1、2年生の計89人がシングルスとダブルスを戦った=写真。上伊那卓球連盟の主催。
新人選手が自分の力を試すための大会。男女、学年別のシングルスは予選リーグ、決勝トーナメントを戦い、男女別のダブルスはトーナメントで順位を決めた。
関係者によると、それぞれの選手は、今大会で自分の課題を見つけ、冬の練習のなかで克服していくという。
結果は次の通り。
【男子】
◇シングルス▽1年(1)水上裕太(駒ヶ根工業)(2)中島健(伊那弥生)(3)加藤隼人(上伊那農業)小浜由彦(伊那北)▽2年(1)市山林太郎(伊那北)(2)城田聖也(上伊那農業)(3)寺沢信孝(伊那北)丸山紀尚(同)
◇ダブルス (1)小河内博樹・北原卓征(赤穂)(2)宮下宙士・丸山紀尚(伊那北)(3)城田聖也・加藤隼人(上伊那農業)小田義明・水上裕太(駒ヶ根工業)
【女子】
◇シングルス▽1年(1)牛山雅美(伊那西)(2)山岸友子(伊那北)(3)中山由美(伊那北)成沢汐里(赤穂)▽2年(1)春日宏香(伊那西)(2)下平瑞貴(同)(3)松本朱加(同)宮下静香(同)
◇ダブルス (1)篠田桃子・山岸友子(伊那北)(2)下平瑞貴・下島紗弓(伊那西)(3)宮沢真紀・井ノ上明日香(辰野)春日宏香・牛山雅美(伊那西) -
ふきはら大学で正月飾りづくり
箕輪町公民館の生涯学習講座「ふきはら大学」が15日、箕輪町文化センターであった。約15人が参加。町内在住の空間デザイナー、飯島博美さんを講師に迎え、正月飾りづくりに挑戦した=写真。
例年この時期に同講座では、クリスマスリースなど、手作りの作品制作に取り組んでおり、今年は正月飾りを選んだ。
参加者は、飯島さんが用意した松や南天、稲などをワイヤーで留め、水引や扇子を飾って正月らしさを演出。
参加者の一人は「初めてやったので難しい。何とか形になってくれれば」などと話しながら正月飾りづくりに励んでいた。
手作り講座は自分のアイディアを生かしてオリジナルの作品ができるため、参加者からも好評だという。 -
メタボリック講座
駒ケ根市は15日、脳卒中再発予防教室の公開講座として「正しく知ろう! 100歳までの健康生活」と題したメタボリックシンドローム予防講座を同市ふれあいセンターで開いた。同教室の生徒と一般の男女約10人が参加し、昭和伊南総合病院健診センター長で医師の山田幸宏さんの話を聞いた。
山田さんはメタボリックシンドロームの指標について「身長や体重は関係なく、腹囲だけで簡単に分かる」と説明=写真。その上で適度な運動、バランスの取れた栄養に心掛け、たばこを吸わないことに気をつけることが健康、長寿の秘訣だ竏窒ニ話した。 -
東伊那公民館門松・しめ縄づくり
駒ケ根市の東伊那公民館(赤須和彦館長)は15日夜、門松としめ縄づくり講座を同公民館で開いた。市内各地区から約20人が参加し、下平益三さん=東伊那=の指導で正月用のわら細工に取り組んだ。
門松は、直径約20センチの空き缶にわらを巻く土台の「はかま」づくりからスタート。「わらの巻き方が均一でないと仕上がりが悪くなるぞ」との下平さんの助言に参加者は「なかなか難しいな」と首をひねりながら悪戦苦闘していた=写真。しめ縄づくりに挑戦した参加者も「何十年ぶりに縄をなう」「年に1回だけからうまくできないな」などと言いながら苦労して縄と格闘していた。 -
伊南福祉会役員改選
伊南4市町村でつくる社会福祉法人伊南福祉会は15日、駒ケ根市の老人保健施設フラワーハイツで理事会、評議員会を開いた=写真。任期満了に伴う理事の改選が行われ、理事長には中原正純駒ケ根市長、副理事長には前中川村長の北島靖生氏が共に満場一致で再任された。任期は08年12月15日までの2年間。監事、評議員の一部改選も行われた。評議員の任期は残任期間の07年12月15日まで。
新役員は次の皆さん。
▽理事長=中原正純▽副理事長=北島靖生▽理事=高坂宗明、原寛恒、松本螢子、堀越幸夫、鈴木信、石原守、小林茂、縣忍、座光寺正治、塩原順四郎▽監事=赤須弘侑、白井繁実▽評議員=前原茂之、下島秀一 -
ハンドメイドフェスタ
中心市街地に人が集まるイベントを-と、箕輪町松島の雑貨店ぷち・らぱん(戸田真理子代表)が企画した「ハンドメイドフェスタ」が16日、国道153号線沿い、ぷち・らぱん隣りの空き店舗を会場に始まった。17日までの2日間で、上伊那郡を中心に趣味や教室を開いている人たちによる手作り品が集まっている。
戸田さんが店内の一角をハンドメイド作品などの展示スペースに開放していることをきっかけに、「やり方によっては人が集まる」と、空き店舗を利用したフェスタを企画。上伊那郡や諏訪地区、岡谷市、高森町などから15組25人が参加した。
フリーマーケット形式で参加者が各自で展示販売。カントリー雑貨、プリザーブドフラワー、あみぐるみ、布小物、アクセサリー、とんぼ玉、パンなど個性豊かにそろった。会場には次々と人が訪れ、参加者と話をしながら作品を見たり、買い物を楽しんでいる。
「なかなか今回のような機会がなかったのでうれしい」「皆さんに知っていただくいい機会」と参加者。戸田代表は「人がたくさん来ていただければ、定期的に開きたい」と話している。
フェスタは午前10時縲恁゚後4時。問い合わせは、ぷち・らぱん(TEL70・8001)へ。 -
伊那文化会館初企画
「音楽家気分でベーゼンドルファー」伊那市の県伊那文化会館は16日、ホールのピアノ、名器ベーゼンドルファーを自由に演奏できる初企画「音楽家気分でベーゼンドルファー」を開いた。ピアノ愛好家らが、名器に触れ、音色を楽しんでいる。
会館所有のピアノを気軽に弾いてもらい、名器をより身近に感じてもらおうと計画。使用楽器はベーゼンドルファーModel290“インペリアル”。音楽の都ウィーンを代表するベーゼンドルファー社製。世界ピアノ3大名器のひとつとして知られる。
2日間で計16人の募集に対し、39人もの応募があった。小学生から一般まで幅広い年齢層で、上伊那を中心に諏訪地方などからも申込みがあった。
プロのオーケストラと共演するコンクールの全国大会に2回の出場経験がある南箕輪小学校6年の大塚智哉くんは、「オーケストラとやるのが楽しくなって、楽しく弾くために練習している。このピアノは音がすごくいい。ホールで練習できることは少ないので1時間弾けるのはいい」と名器の演奏を楽しんでいた。
同館は、「来年度も継続し、開催日数を増やしてご希望に添えるよう考えたい」としている。 -
ふれあいバザールinいなっせ開催
伊那市内の共同作業所5施設による「ふれいあいバザールinいなっせ」が16日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。各施設の自主制作している織物や焼き物、クッキーなど約600点が販売されたほか、革細工の体験コーナーや織り機を使った実演などもあり、訪れた人を楽しませた=写真。
自主作品の販売で得た代金を利用者に還元するとともに、地域の人に共同作業所への理解を深めてもらおう竏窒ニ始まった取り組み。施設同士が交流を深め、お互いの自主作品を知る機会にもなっている。
伊那地区からは伊那市共同作業の家「ゆめわーく」、「輪っこはうす」のほか、今年から「コスモスの家」も参加。高遠町の「高遠さくらの家」長谷地区の「ひまわりの家」も、昨年から引き続き参加している。
自主作品に加え、星型のキャンドルや紙粘土で作ったもみの木のオブジェ、シクラメンなどこの時期ならではの作品もあり、利用者も「いかがですか」と来場者に呼びかけていた。
各施設では、企業などから受ける請け負い作業の傍ら、自主作品作りに取り組んでいる。 -
箕輪町民ゴルフ大会開催の記念植樹
箕輪町民ゴルフ大会(10月8日、伊那国際ゴルフ場)の第1回大会開催を記念し14日、大会出場者がみのわ天竜公園に記念の桜を植樹した。
ゴルフ大会は「極力行政に頼らずに自分達のコンセプト(ゴルフに対する日ごろの思い)を生かした自分達の大会を」と実行委員会を組織し、町、町教育委員会と共同開催。220人が参加した。
参加者全員が負担した大会事務費で記念植樹を計画。実行委員ら10人が、天竜川沿いの桜並木通りにソメイヨシノを植えた。「第1回箕輪OPEN開催記念」の碑も建てる。
実行委員会は今後、東京箕輪会、中京箕輪会の会員や町出身のゴルフ競技愛好者に大会参加枠の拡大、ゴルフ競技を一般スポーツ競技として更なる振興を図るため民間ベースによる「箕輪OPEN小学生スポーツ振興基金」(みのわもみじカップ支援基金)の創設を検討していくという。 -
冷え込みに期待 伊那スキーリゾート・オープン
伊那市西春近の「中央道伊那スキーリゾート」は16日、今季の営業を始めた。暖冬の影響で例年に比べて雪の準備が遅れているが、県内外の家族連れが訪れ、雪の感触を確かめながら初滑りを楽しんだ=写真。
ゲレンデは全長1200メートルのうち下半分が滑走可能。コースの中央部に雪を集め、平均約30センチの積雪を維持している。関係者は「今後の冷え込みに期待。来週末には、コース全体に降雪し、ソリゲレンデも利用できるようにしたい」と話す。
今シーズンの営業は来年3月31日まで。オープン縲・2日は、「初滑りキャンペーン」としてリフト一日券を2千円で販売する。問い合わせは「中央道伊那スキーリゾート」(TEL73・8855)へ。 -
議員定数適正規模を検討へ
宮田村議会全員協議会は15日開き、削減などを前提にしない形で議員定数の適正規模について検討していく方向を確認した。また、定例会の一般質問の内容が議員間で重複する場合もあることから、3月定例会から議会運営委員会でチェックし、調整すると決めた。
議員定数の適正化検討は、議会活動をしていくうえで必要な規模を探っていく。小林茂議長は「定数維持や削減など何も前提とせずに、議員全員で協議を深めていく」とした。
定数をめぐっては前回2年前の選挙を控えて当時の区長会が10人を提言したが、最終的に改選前の議会は4人減の12人で条例改正を可決し、選挙を実施した経緯がある。
この日の全協は、検討してきた議会改革の内容について今後の方向性を話し合った。
一般質問の通告については従来、定例会開会翌日の午前9時まで受け付けていたが、3月定例会からは開会の数日前に変更。
議会運営委員会が質問の重複がないかなどを調整し、円滑化を図る。
夜間の議会開催は現状では開催しても効果が薄いと判断。事情や住民要望に変化があった場合に、再び実施を検討していく考えでまとめた。 -
冬至のユズ湯、一足早く
「温まるし、いい香りだね」-。中川村の望岳荘で16、17日、冬至(22日)を前に、一足早くユズ湯を提供している。
村内産のユズ、約10キロを男湯、女湯に浮べた。
温暖な気候でユズが採れる中川村ならではのサービスに、来場者は大喜び。
ユズはミカン科、体を温め、血行を促進し、冷え性、神経痛、リューマチなどの症状緩和などの効能がある。
孫のひろむ君と来場した村内の加藤幸子さんは「ユズがたくさん入って、ほんとうにいい香り」と話していた。 -
ビワの花咲く
師走も半ば、中川村葛島渡場の北島豊子さん(84)宅のビワの花が見ごろを迎えた。
高さ5メートル、推定樹齢約百年、郡内ではまれにみる巨木。枝の先の円錐状のうぶ毛が密集したつぼみから白く可れんな花を咲かせている。
12月初旬から咲き始め、今が見ごろ、年末まで咲き続けるとか。
ビワは年末に花が咲き、寒い冬をじっと耐え、6月末ころから黄色に色づき、食べられるようになる。
北島さんは「花はよく見るとかわいらしい。植えてから実がなるまでに何10年も掛かり、花が咲いてから、黄色に熟すまでに半年以上かかる。それだけにいとおしく、大切にしたい」と話している。 -
一般質問
飯島、中川両議会の一般質問が終了。両議会とも特徴的▼飯島町議会は制限時間30分、3回までで、質問者のほとんどが制限いっぱい使う。なぜか最初から2縲・分割して質問するようだ。何度も傍聴したが、今もって分ける意味(効果)が分らない。項目別に分けるというのなら、分るがそうでもない。最初の質問でしっかり主張し、答弁に対しての意見があれば再質問する方が、焦点がボケず、論議は深まると思う▼中川村は短刀直入に質問、簡潔答弁で分りやすい。質問項目が偏る事が気になる、今回も懇談会と有害鳥獣駆除に集中。それぞれ質問するのでなく、関連質問にすれば、議員各位の意見の相違もわかり、通告しなかった議員も発言の機会ができると思うが(大口国江)
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(12)埜葩染教室(上村まち子代表、18人)、駒ケ根市中沢
発足から14年の歴史を刻む中沢公民館の埜葩染教室、来年から2年掛りで童謡シリーズに取り組む。先駆けて制作した第1作「朧(おぼろ)月夜」は11月の中沢文化祭で発表され、「日本画のようにきれい」と話題を呼んだ。原画は講師の前田埜衣さん(埜葩工房主宰)が描き、受講生の春上薫さんが、菜の花の黄色はエンジュの種を用い、セイヨウアカネ、ロック、桜など8種類の草木で染め上げた。
講師に手描友禅作家の前田埜衣、素位さん親子を迎える同教室は、発足当初は中沢地区の草木を採取し、色染め。染めることでそれぞれの植物が持つ色目を学んだ。次に型紙を使って型染もした。
3年前には4年がかりで伊那七福神を染めた掛軸を全員が完成させた。七福神は指導者の埜衣さんが原画を描き、色別に4-6枚の型紙を作り、つむぎの白生地に、ヤマモモやアカネ、ロックウッドなど草木から抽出した色を1色ずつを重ねた。作品完成後、7カ寺を回り、朱印を受けた。
今回の「童謡シリーズ」は全員で取り組む大作の第2弾、2年がかりで完成させる。第1作目の「朧月夜」に続き、「夕焼け、小焼け」「雨降りお月さん」「おさるのかごや」「しゃぽんだま」などに挑戦する。
埜衣さんが描いた原画をコピーし、紙に張り付け、1作品で7、8枚の型紙を起し、できるだけ、中沢、東伊那の草木、実、根などを使って、染め上げる計画。
埜衣さんは「受講生ひとり一人が頑張りやで、息の長い教室になった。草木染の技術がこの地に根付き、芸術の域に達する人が出てくれば、うれしい」と期待。素位さんは「それぞれ個性があって面白い。教えることで自分自身が勉強になる」と話している。
代表の上村さんは「それぞれの色合いを求めて、想像しながら染めている。すばらしい講師に恵まれ、幸せ」。教室発足当初からの受講生の松崎みどりさんは「全員ができ上がりまでに4年間かかった伊那七福神が1番の思い出」と話していた。 -
犬のサンタが元気をプレゼント
愛犬を連れて毎月、宮田村新田の介護老人保健施設「プラムの里」を訪問するボランティアグループは12日、サンタクロースの衣装を着た愛犬5頭と同施設を訪れ、利用者らに一足早いクリスマスの演出をプレゼントした。
同グループは、動物の癒し効果を利用し利用者と触れ合う「動物介在活動」を同施設の開設当初から実施。現在は、村内在住の田中晃子さんら4人のボランティアが6、7頭の愛犬とともに月2回のペースで訪れている。
この日は、サンタの帽子や洋服、赤い首飾りを付け、おしゃれをしたキャバリア、トイプードルなどの小型犬が訪問。愛きょうを振りまきながら掛け回ったり、利用者のひざの上に座って甘えたりして交流を深めた。
施設関係者は「毎月の訪問を楽しみにしている人も多い。表情も豊かに元気になってくれる」。田中さんは「犬のおかげで元気になってもらえると私たちもうれしい」と話していた。
クリスマス衣装で訪問した犬と触れ合う利用者ら -
風化深調査 国が前沢川など視察
国土交通省天竜川上流河川事務所などは15日、7月豪雨災害の影響で山腹崩壊が発生した、伊那市西春近の前沢川など2カ所の「風化深調査」をするための視察をした。同調査で地中の風化の進行状態を把握するとともに、崩壊メカニズムを解析し、今後の土砂災害対策などに役立てる基礎資料とする。
調査は04年からこれまで、同流域の四徳川流域(中川村)、小黒川流域(旧長谷村)など直轄4支流26カ所で実施。これらの調査結果を下に外見では判断できない風化の進行状況を調べ、防災対策の基礎資料とする調査、研究を進めている。
この日は、前沢川のほか、岡谷市川岸の唐沢も視察。今年中に調査を実施するため、河川工学専門の鈴木徳行名城大学名誉教授(73)を中心に職員ら約20人が参加し、現地の状況や掘削して調べる位置の場所などを確認した。
鈴木名誉教授は「風化により岩盤が砂れきになり水を含むと土砂災害が発生する。災害現場を調べ、その風化の深さを知ることで周りの地域でも災害発生を予測することができる」と話した。
同事務所では、今後、避難や砂防ダム建設などの防災対策に役立てるための資料としてまとめていきたいという。
豪雨災害があった伊那市西春近の前沢川を視察する鈴木名誉教授ら -
年末特別警戒 チラシ配布
伊那市防犯協会女性部は12日夜、年末特別警戒(11縲・1日)の啓発活動を市内の大型量品店など6カ所で展開した。部員約80人が参加し、それぞれの場所に分かれて、チラシなどの啓発グッズを買い物客らに手渡した。
同市日影のベルシャイン伊那店では、19人が街頭に立ち、「年末特別警戒が始まりました。戸締りなど気をつけて」などと呼び掛け啓発。チラシのほか、ボールペン、マスク、ティッシュペーパーなども配布した=写真。
伊那署によると、11月末現在の刑法犯の発生状況は例年に比べ減少傾向だが、相変わらず自転車盗、車上狙いなどは多発している。最近では、同署のほか駒ヶ根、飯田管内で出店荒しが増えているという。 -
新聞店で火災
14日午後11時50分ごろ、駒ケ根市赤須町の高谷新聞店(高谷文明代表取締役)従業員寮から出火。いずれも木造2階建ての寮と倉庫の計2棟約370平方メートルを全焼して15日午前1時33分に鎮火した。けが人はいなかった。
駒ケ根署によると、寮に住んでいた男性従業員の部屋にあった石油ストーブ付近の燃え方が激しいため、同署はこの部屋が火元の可能性もあるとみてさらに調べを進めている。