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ますみケ丘平地林 市民の森林づくり
伊那市は10日、ますみケ丘平地林で市民の森林(もり)づくりを目指した「キックオフ・イベント」を開いた。「森遊びのお店屋さん開店!」「広場のためのウッドデッキづくり」の2つのイベントで、市民に同平地林を親しんでもらった。
97年から「市民の森林」として地権者から用地を買収してきた林は、アカマツを中心とした面積68ヘクタール。3月、ますみケ丘平地林利活用実施計画策定委員会が市へ提出した、具体的な利活用についての報告書を受けて企画した。
両イベントに、上伊那地域を中心とした親子連れ約80人が参加した。「森遊び竏秩vは、落ち葉や木の実を入れた万華鏡作り、ハンモック遊びなどを用意。ウッドデッキ作りは平地林内のヒノキを伐採するなどして、大人が製作していった。
小枝を使ったクリスマスツリー作りなど、子どもたちは初めて作る「森遊び」に夢中。目を輝かせながら、ツリーにマツボックリやドングリ、鈴などを付けて思い思いのツリーを完成させていった=写真。
関係者は今後も、森林に親しみながら、保全整備を考えるイベントを組んでいきたいと考えている。 -
小中学校卓球選手権 シングルスで技術向上図る
第13回上伊那スポーツフェスティバル06・上伊那小中学生卓球選手権大会は10日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった=写真。上伊那卓球連盟、上伊那スポーツ振興協議会など主催。
大会は、地区内の児童、生徒の健全育成と卓球技術向上などの目的。約120人が集まり、小・中学生の部それぞれの男女シングルスで予選リーグ、決勝トーナメントの熱戦を展開した。
結果は次の通り。
★中学生
【男子】(1)沖村貴弘(伊那少年卓)(2)諏訪宝(辰野JSC)(3)伊藤亮介(伊那東部中)上原良太(伊那少年卓)
【女子】(1)下平咲(伊那少年卓)(2)根津彩香(伊那東部中)(3)久保村美里(同)吉岡彩乃(同)
★小学生
【男子】(1)桑沢聡(辰野JSC)(2)三澤拓弥(伊那少年卓)(3)福沢秀平(同)神崎蒼(飯島少年卓)
【女子】(1)高橋佐和子(伊那少年卓)(2)福沢奈緒(同)(3)中村詩穂(同) -
新山小を考える会が市に活動計画提言
伊那市の新山小学校などの存続を願う住民の集まり「新山保育園・小学校を考える会」(若林敏明会長)は11日、市に対し、地区の保育教育にかんする今後の活動計画を提言し、問題解決に向け、行政と協働して考えていく体制を構築することを要請した。
児童数減少で「適切な時期に統合など」との方針を示した市に対し、存続を危ぶむ住民らが9月に会を発足。これまでに連続したワークショップのほか、住民フォーラム、住民アンケートなどを実施し、対策を区民らで協議してきた。
提言した今後の活動計画の内容は、(1)地域の合意形成(2)児童数を減らさない努力と増やす方策(3)自然豊かで小規模校という環境を生かした魅力ある保育教育の実践竏窒ネどの柱で構成。これらの活動を進め、一定の児童数を確保していきたいとしている。
市教育委員会など関係各課の関係者との非公開の話し合いの後、若林会長は「担当関係者らと率直な意見交換ができたが、それぞれの対策が簡単に解決できる課題でないことが分かった。今後も協議してもらえることは確約した」とした。
会は来春、活動計画の一つである、授業や時間外(放課後)の保育・教育を支援する地域住民らによる組織「新山子どもサポーター会議(仮称)」を立ち上げてる考え。「課題を解決する力は住民の結束力と実践活動が一番重要」と話している。
今後の活動計画を関係各課へ報告する若林会長(中央) -
耐震強度偽装2ホテル改修完了 営業再開へ決意
耐震強度偽装事件の影響で昨年11月から休業を余儀なくされた「ホテルセンピア」(伊那市)と「駒ヶ根プレモントホテル」(駒ヶ根市)の改修完了を祝う竣工式が10日、ホテルセンピアであった。センピアは12日から、プレモントは16日から、それぞれ営業を再開する予定。
両ホテルを経営する「ホテルオオハシグループ」(飯田市)の中島憲治社長は「奈落の底へ叩き落されたような気持ちだったが従業員や家族の存在が私の支えとなった。従業員一同、失われた1年を取り戻すべくまい進する覚悟」と涙ながらに語った=写真。
両ホテルは、いずれも1階に柱などを増設し、4縲・階の窓周囲や2縲・階の廊下の境界梁(はり)を鉄板などで補強した。中島社長によると、改修工事費は両ホテル合わせて約5億円だという。
県によると、改修前の耐震強度は、センピアが0・54、プレモントが0・52だったが、どちらも建築基準法が定める耐震強度1・0を上回った。 -
交通安全ステッカー配布へ
後を絶たない飲酒運転を防止しようと駒ケ根市交通安全推進協議会、伊南交通安全協会駒ケ根支会、駒ケ根警察署は飲酒運転をしないよう呼び掛けたステッカーを新たに製作した=写真。大きさは横28センチ、縦8センチ。「飲んだら乗るな 乗るなら飲むな」の標語とイラストが描かれている。200枚製作したステッカーは21日夜に行う飲酒運転パトロールで市内の飲食店などに配布し、店内の目立つ所に貼ってもらうことにしている。
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駒ケ根市経営講座
駒ケ根商工会議所、テクノネット駒ケ根、駒ケ根市は8日、第3回経営講座を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員ら約40人が集まり、HAYASHIDA竏辰S総研会長で元ザ・リッツ・カールトンホテル営業統括支配人、林田正光さんによる講演「日本一のホテルに学ぶ感動を呼ぶサービス」を聴いた=写真。
林田さんは50歳で入社したザ・リッツ・カールトンホテルで得た経験から「人は予期せぬサービスに感動する。その感動を与えるためには、一人ひとりの顧客を特別扱いする意識を従業員に徹底して教育すること。だからこそ『リッツ・カールトンなら高くても納得できる』という評価をつくり上げることができた」と話した。 -
駒ケ根ライオンズクラブ寄付
駒ケ根ライオンズクラブ(服部信彦会長)は8日、駒ケ根市と駒ケ根市教育委員会に対し、赤い羽根共同募金5万円と図書券21万円分をそれぞれ贈った。服部会長ら役員4人が市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。服部会長は「私たちは青少年の育成に長年取り組んできている。子どもたちには本を読む習慣を身につけて力強い人間に成長してほしい」と話した。図書券は市内の5小学校、2中学校に各3万円ずつ分配される。
同クラブは4日、飯島町、宮田村に対しても同様の寄付をしている。 -
【記者室】官製談合に身に覚えは?
福島、和歌山、宮崎各県の知事が官製談合の疑いで相次いで逮捕される異例の事態になっている。地位を利用して利をむさぼるとは言語道断だ竏窒ニ民間人は憤るのだが、自治体の関係者の感覚は一般とはかなりズレているようだ▼全国のどんな小さな市町村といえども公共工事は必ずあり、過去の入札で身に覚えのある関係者も多いことだろう。「談合は必要悪。生き残るためには天下りの受け入れやわいろは仕方ない」などと口を滑らす業者もあるが、公共工事の場合、動く金は税金だということを忘れてもらっては困る▼長年の慣習で罪の意識が麻痺しているに違いない。法整備のさらなる強化が求められるが、より重い罰則を課さなければ談合はなくならないだろう。(白鳥文男)
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かんてんぱぱで布・陶・花「冬の贈り物」展
クラフト作品を制作している上伊那在住の女性5人による「布・陶・花『冬の贈り物』展」が10日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。この季節に活躍するドライフラワーリースや温かさを感じさせるパッチワーク、普段の生活の中で活躍する皿やカップなどといった陶芸作品約160点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
ドライフラワーを担当する南箕輪村の池田幹さんの呼びかけで、異なる分野に携わる5人による合同展が実現。「冬の贈り物」をテーマとして、正月やクリスマスをひかえたこの季節、家族や友だちだけでなく、自分自身のプレゼントにしてもらえるような温かな作品をそろえた。また会場には、簡単なドライフラワー作品が作れる体験コーナーも設置している。
池田さんは「すべて手作りで心を込めた作品。手作りの温かさが伝われば」と話していた。 -
みはらしファームでしめ縄づくり体験がスタート
歳の瀬に合わせて伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで9日、しめ飾り・〆の子作り体験が始まった。観光客などが訪れ、苦戦しながら縄綯いに挑戦している=写真。
この時期の恒例行事。インターネットなどで知った県外観光客からの申し込みも多いという。
初日は、群馬県の観光客ら11人が、事務所スタッフの指導を受けながら、しめ飾りづくりに挑戦。初めては「難しい」と口々に話していた参加者も、コツを覚えてしっかりとした縄をなっていた。昔縄をなったことがある人の中には、しめ飾り用の左巻きに慣れていないため、苦戦する姿も見られた。
しめ飾り・しめ縄作り体験は24日までで、午前10時縲恁゚後3時に、工房Coo隣の「竹の家」で実施している(団体での参加は予約が必要)。
しめ飾り作りは材料費・講習料込みで1つ600円、〆の子作りは無料(ただし、持ち帰ることはできない)。
〆の子は28日に公園内に飾り付ける予定。
問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
いちご園で贈答用・直売所用いちごの出荷始まる
12月に入り伊那市西箕輪のみはらしいちご園では、イチゴの出荷が始まった。ハウスの中で大きく実ったイチゴから順に色付きはじめ、出荷の時期を待ちわびている=写真。
出荷がしているのは「章姫」と「紅ほっぺ」。贈答用が中心で、県外からの問い合わせもあるという。みはらしファーム内にある直売所「とれたて市場」にも一部出荷している。
今年は昨年より定植時期を1週間ほど遅らせたため、出だしは若干遅めだが、クリスマスに向けて出荷量が増加していく。ここ数日は天気の悪い日が続いたため、色付きが進まなかったが、茎、葉ともしっかりとしており、いちご園では品質の良いイチゴになると期待している。
イチゴ狩りが最盛期となる3月に、園内のイチゴが最盛期を迎えるよう調整。また、いちご園が10周年を迎える来年は、さまざまな記念イベントも企画している。
イチゴ狩りの開始は07年1月1日の午前0時(元旦は要予約先着300人)。
問い合わせ・申し込みはみはらしいちご園(TEL74・7430)へ。 -
信大生がマルタ工業を見学
信州大学農学部で田園環境工学コースを選択する2年生24人が8日、南箕輪村のコンクリート製品製造会社・マルタ工業(本社・神子柴、田中秀明社長)を見学し、コンクリートの製造過程と現場の実情について学んだ=写真。
村商工会工業部は2年前、同大学の教授陣を招いた講義講演会を1年間にわたり開催。その縁で、商工会と大学はさまざまな場面で交流するようになり、今年大学が開催した「災害シンポジウム」にも、商工会メンバーが参加した。
今回は、大学側から「講義の中でコンクリートについて学ぶ学生らに実際の現場を見せたい」と、商工会に所属するマルタ工業に依頼があり、商工会長である田中社長も快く了承。同社としては初めてとなる学生の現場見学が実現した。
学生らは、コンクリートの原料となるさまざまな骨材や、生コンクリートを作る一連の過程などを見学。「昔は骨材は河川で採取できたが、河川法の関係で今は河川敷でしか原料を取らせてもらえなくなったため、骨材を山に求めなければならなくなっている」という従業員の話に真剣に耳を傾け、原料価格が上昇している現状などを学んだ。
田中社長は「学生を受け入れることは村のためにも企業ためにもなる。今後も積極的に協力していきたい」と話していた。 -
個人と地域を笑顔で結ぶ町のイベント屋さん「笑龍」
「誰かを特別な形で喜ばせたい」と思っても、一人でできることには限りがある。でも、その思いを後押ししてくれる人たちがいたら?竏秩B
笑龍はそんな夢の実現を後押しするイベントプロデュースチーム。「自分たちの力を生かし、ミンナを笑顔に」が合言葉。
◇ ◇
発足のきっかけは友人の結婚式だった。遊び仲間だったメンバーは、遊び心いっぱいの余興を披露。会場を楽しませた。これを自分たちの間に留めておくのはもったいない。社会とのつながりの中で披露していこう竏秩B昨年11月から活動を開始した。当初3人だったメンバーが、今は10人になった。代表の平沢正貴さんは「仲間内だけで『面白い』って言っても、正当な評価できない。社会の中できちんと評価してもらおうとも思ったんです」と語る。
◇ ◇
クリスマスにサンタを装ってプレゼントを届ける“宅配サンタ”、各菓子メーカーが発表する新作菓子を全部食べてみよう竏窒ニいう“浴衣で秋のお菓子を満喫”など、この1年でメンバーの創意工夫が詰まったオリジナルイベントを企画・実行してきた。
しかし、活動開始当初は“イベント”をどうとらえたらいいか分からず、実現できないまま終わってしまった企画もあった。そこで、一から勉強し直そう竏窒ニ、画策。一人ひとりが企画書を作製し、例会で意見し合ったり、企画したイベントをメンバーが実際にプレ体験するなど、能力アップに努めてきた。
◇ ◇
そんな中企画した「サプライズ・アニバーサリー」は、誕生日を迎える恋人を喜ばせたい竏窒ニいう一人の女性の声にこたえた。
店を貸し切りにして、客を装ったメンバーが店内にスタンバイ。そこへ何も知らない彼と女性が一緒に入店する。二人のテーブルにケーキが運び込まれるタイミングに、メンバーが一斉に拍手。「自分の誕生日を知らない人にも祝ってもらえたらうれしいんじゃないか」そんな思いからの発案だった。
何も知らなかった男性は「びっくりしたけど嬉しかった」と少しはにかみながら笑顔を見せ、女性も「とても思い出になる誕生日になった」と喜びの表情を見せた。
一瞬にして苦労は報われ、「やってよかった」という思いが込み上げた。
「この活動をやっていると、『夢も実際にかなうんだ』と実感する。今はまだ、資金やネットワークがまだまだで、出来ることは限られているけど、やればできる、やらなければできないってこと。地道な活動をしながらつながりを広げ、メンバーの自信を高めていこうと思ってます」
◇ ◇
笑龍は現在、メンバーとイベント依頼を募集している。
問い合わせは笑龍(mstk.hrsw_7200-6195@docomo.ne.jp)へ。 -
第6回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓in箕輪」
第6回学校太鼓交流発表会「子ども太鼓in箕輪」は9日、箕輪町文化センターホールであった。上伊那の小・中学校や招待チームら14チームが、息の合った力強い響きを披露し合った。上伊那教育会総合・生活科教育研究会、箕輪町教育委員会主催。
小学校9校、中学校1校、伊那養護学校、招待チーム3チームによる18ステージで、総勢356人が出演した。学年や学級のほか、太鼓好き3人のクラブも出演。オリジナル曲も多く、ソロまわしを入れたり、ダンスを交えるなど工夫を凝らした演奏で1部、2部とも満席の会場は熱気に包まれた。
赤穂小学校5年2組は、発表会では初のアフリカの太鼓を披露。オリジナル曲もあり、和太鼓とは異なるアフリカのリズムを会場中に響かせ、児童の楽しそうな演奏に大きな拍手が起きた。 -
しまむらが「箕輪ファッションモール」出店計画
総合衣料品を扱う「しまむら」(本社・埼玉県、野中正人社長)が、箕輪町三日町で営業中の店舗しまむらの南側に、ヤングカジュアルウェアや靴を販売する子会社「アベイル」(島村治伸社長)を建設して大規模小売店舗「箕輪ファッションモール」を出店する計画をしている。9日、木下公民館で地元説明会があった。
05年12月に移転開業した「しまむら」と、建設を予定する「アベイル」を駐車場でつなぎ一体化させるため、県に10月10日、大規模小売店舗届出書を提出した。
計画によると、箕輪ファッションモールの店舗面積約2023平方メートル、施設用面積約223平方メートル、述床面積約2247平方メートル。しまむらは現状のまま。アベイルは店舗面積約1017平方メートル。駐車収容台数は130台。新設予定日は07年6月11日。
しまむらは25歳から45歳の主婦層が対象だが、アベイルはローティーンから25歳くらいを対象とする。
説明会は10人が出席。反対意見などは無かった。 -
南箕輪村議会12月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会12月定例会の一般質問は13、14日にある。質問者は13人。質問要旨は次の通り。
藤原定一議員 (1)村の「食育推進計画」
原司宣議員 (1)児童・生徒の不登校、いじめ問題(2)国保の生活習慣病予防事業
有賀彰司議員 (1)07年度予算編成方針(2)大芝高原管理と活用方法
原悟郎議員 (1)景気拡大と財政見通しや、07年度の重点施策(2)企業や店舗の移転対策
丸山博志議員 (1)村政運営
孕石勝市議員 (1)災害に強い村づくり(2)南箕輪村民の歌の普及
中山朋美議員 (1)大芝高原の森林を後世に残すために今何をすべきか
高見利夫議員 (1)これからの財政対策(2)大芝公園の整備(3)ごみ減量対策
清水国洋議員 (1)来年度予算
赤羽悌議員 (1)来年度の財政状況(2)本村の小中学校のいじめの現状と対策(3)春日街道と久保区の道路交差点に信号機を設置すべき
小坂泰夫議員 (1)学童クラブの外遊びの許可(2)すくすくはうすと学童クラブの同居
久保村義輝議員 (1)景観・環境を守る取り組み(2)広域連合の設立
大熊恵二議員 (1)入札の改革(2)カラーセラピーによる庁内ロビーの改善 -
南箕輪村物産展
東京でPR南箕輪村は4、5日、東京都千代田区の有楽町電気ビル内地域活性化センターの「ふるさと情報プラザ」で、南箕輪村物産展を開き村をPRした。
村が情報プラザで物産展を開くのは初。村総合パンフレットや大芝荘などのパンフレット、森林セラピーのパネル、村のキャラクター「まっくん」の着ぐるみを展示。大芝高原味工房のパン、スコーン、みそなど加工品、リンゴ、ワサビの葉、白ネギ、キノコ、カーネーションなど特産品を販売した。
2日間で約千人が来場。リンゴは約180個を完売し、ケースの郵送注文もあった。よもぎロールやスコーン、ワサビなども好評で完売した。
村産業課は、「南箕輪村を知らない人がほとんどだったが、いいPRができた」と話している。 -
山荘ミルクでキムチ漬け講習会
伊那市横山の山荘ミルクで11日まで、病気にならない食事の勉強会を兼ねたキムチ漬け講習会が開かれている。13年目の取り組み。
オーナー向山美絵子さんは、食に関する情報の貧困さを指摘し「命を育てる女性の役割は、添加物でなく、手をかけた食品を食卓に乗せること。何気なく作っている素材が体に良いのか立ち止まって考える」と自分の目で確かめることを呼びかけた。
また、酵素がなくなったり、体が冷えたりすると病気になりやすいとし、松本や木曽、諏訪などから集まった10人余は毎日の食生活を見直した。
キムチ漬けでは韓国の農家から買い付けた唐辛子を使った特製のたれにニラ、大根などの野菜を混ぜ、無農薬の白菜に挟み込んだ。塩回しと塩抜きがポイントで「塩は白菜の根元一枚一枚に振る」などをアドバイスした。
キムチは、白菜に唐辛子を入れることで、冬場に不足しがちなビタミンAを摂取することができるという。
講習会(予約が必要)は午前9時半縲恁゚後1時半。会費は1500円(食事付き)。
問い合わせは、山荘ミルク(TEL72・9990)へ。 -
天野雅勝さんの初の油絵展 「山紫水明」
伊那市坂下区旭町の自営業、天野雅勝さん(59)の初めての個展「天野マサカツ油絵展」は12日まで、同町のアートギャラリー・ミヤマで開いている。「山紫水明」をテーマに、市内から望む中央・南アルプスなどを描いた風景画を中心に、SM縲廡50号サイズの作品22点を展示販売している。
ファッションショップを経営する傍ら、グラフィックデザイナーとしても活躍する天野さん。趣味だった油絵を10年ほど前から本格的に取り組むようになった。還暦の前には作個展を開きたいと思い、ここ数年で描きためた力作を今回披露することになった。
自分の好きな色である青を基調とした作品が並んだ。テーマの「山青く、水清く」とした色づかいで、伊那谷を囲む雄大な2つのアルプスのほか、中国桂林の「突然そそり立ったような山々」(天野さん)などをキャンバスに写し取っている。
「当たり前に見ている風景でも地元にいると気づかない、そういう風景を絵に残して大切にしていきたい」と天野さん。自分たちの住んでいる場所の美しさを再確認してほしいという。
午前10時縲恁゚後6時。期間中は天野さんが会場を訪れる。
「山紫水明」をテーマに地元の山などを描いた天野さん -
人間国宝の陶芸家・金城次郎展
国指定重要無形文化財(人間国宝)の陶芸家・金城次郎さんの回顧展「沖縄が生んだ偉大な陶芸を偲んで」は12日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
おおらかで、心温まる素朴な作品を手掛けた、陶芸では沖縄県で唯一の人間国宝となった金城さん。貴重な初期の作品から晩年の作品まで50余点を展示即売している。
魚が笑い、海老(えび)が舞っている絵柄の「魚文」が特徴の茶碗、ぐい呑み、急須などの生活食器を出品。沖縄の人々が水筒代わりに使った「抱瓶」、どんぶりの「マカイ」なども並ぶ。
会場には、次郎さんの長男の敏男さん、次男の敏昭さん、長女の宮城須美子さん、孫2人の計5人の新作約200点も展示販売している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
箕輪町商工会優良従業者永年勤続表彰
箕輪町商工会(小林紀玄会長)は7日、町内の優良従業者や永年勤続者などを対象とする表彰式を町産業会館で開いた。
今年は町内の事業所から推薦のあった永年勤続者6人と、特別功労者5人を表彰。また同時に、県商工会連合会長表彰に選ばれた15人の表彰と、第46回商工会大会全国大会で役員表彰を受けた2人の伝達式もした。商工会に印刷機1台を寄贈したミカドテクノスには、感謝状を贈呈した。
小林会長は「厳しい経済状況のもと、技術研さんや営業努力に努めて発展してきたかけがえのない人たち。今日までの姿勢に感謝するとともに、ますますの努力を求めたい」とあいさつし、一人ひとりに表彰状を手渡した。
表彰は次のみなさん。
◇長野県商工会連合会長・箕輪町商工会長表彰▼20年勤続=向山隆(キタキン)▼10年勤続=樋口広幸(赤羽鉄工)佐野良雄、小塩敦(以上伊藤製作所)▼中島茂(キタキン)太田玲子(コマツ)
◇全国商工会連合会長表彰▼役員功労=有賀文男(ニチノウ食品)桑沢文雄(ひらのや)
◇長野県商工会連合会長表彰▼役員功労=矢ケ崎清子(矢ケ崎建設)唐沢修一(中田屋建設)井口庄次郎(井口モータース)佐々木喬(富士印刷)平林さよ子(平林商会)伊藤隆(藤乃園)山口昇(富士テック)小島鉄三(小島管工設備)関忠臣(関建設所)小林一雄(信州光電)小林紀玄(マツシマ)▼女性部役員功労=北原みよか(江戸銀)大槻一子(三笠電化)関一枝(染と織京屋)唐沢ますみ(伊勢良)
◇箕輪町商工会特別功労者表彰=有賀文男(ニチノウ食品)田中八重子(ラウム・プペ)佐々木清子(富士印刷)堀田悦子(堀田電工)大槻一子(三笠電化)
◇感謝状贈呈=伊藤英敏(ミカドテクノス) -
エーデルでツリー点灯
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスを併設する駒ケ根市赤穂上赤須のエーデルこまがね(福澤亘施設長)は7日夜、ケアハウスの食堂に面した庭に立つモミの木のクリスマスツリーを飾るイルミネーションの点灯式を開いた。入居者ら約30人が食堂に集まり、部屋の照明を落として「5、4、3…」とカウントダウン。「2、1、0」の声に合わせてイルミネーションがともると「わあ、きれい」とあちこちで歓声が上がった。照明を落としたままの食堂で入居者らは言葉少なにキラキラと瞬く光をじっと眺めていた=写真。
福澤施設長は「年の瀬を迎えて何となく気ぜわしいが、ツリーのイルミネーションを見て心穏やかにゆったり過ごしてほしい。宗教色なしの歳末の風物として楽しんで」と呼び掛けた。イルミネーションは24日まで点灯される。 -
交通安全活動帽子贈呈
人波作戦などの交通安全活動参加時に着用してもらおうと駒ケ根市交通安全推進協議会は7日、駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)に対し、新たに製作したオリジナル帽子20個を伊南交通安全協会と駒ケ根警察署を通じて贈呈した=写真。高坂会長は「これまで高齢者クラブだけ帽子やジャンパーなどのそろいの目印がなく、何か欲しいと思っていた。もうすぐ年末の交通安全運動があるので早速かぶって交通安全に貢献したい」と話した。
帽子は遠くからでも目立つようにと色は黄で、前面には高齢者交通安全キャンペーンのイメージキャラクターにもなっている七福神のイラストが交通安全、KOMAGANEの文字とともにプリントされている。 -
県議選 佐々木祥二氏出馬表明
元県議の佐々木祥二氏(54)=無所属、駒ケ根市赤須東=は7日夜、駒ケ根市文化会館で開いた「佐々木祥二と親しく語る会」で来春の県議選駒ケ根市区(定数1)への立候補を表明した=写真。佐々木氏は集まった約千人の支持者らに対し「夢を形にするべく、育ててもらった恩返しのためにも、地域の皆さんとともに春の選挙に向けて一生懸命頑張りたい」と決意を示した。支持者らは拳を突き上げながら「祥ちゃ、頑張れ」と三唱して気勢を上げた。
佐々木氏は国士舘大卒。1996年の補選で県議に初当選、2期務めたが03年4月の前回選では新人だった林奉文氏にわずか255票差で破れた。
同市区は無所属の林奉文氏(61)が9月に出馬を表明しているがほかに出馬の動きはなく、前回選と同じ顔ぶれでの一騎打ちとなりそうな様相。 -
宮田中生徒が総合学習の成果発表
宮田村の宮田中学校は8日、1年間の総合学習の成果を全校や地域に向けて発表する「表現し伝えるプラムデー」を村民会館ホールで開いた。地域などに目を向けて調査、体験してきた生徒たち。地元の人との交流で芽生えた・ス郷土愛・ス、仲間との協力で再認識した友情の大切さなど、机上の勉強では得られない貴重な体験をステージ上で報告した。
今年度同校の総合学習(プラムタイム)は、各学級でテーマを決め実施。地域との交流、人との関わりに主眼を置いた取り組みが大半で、その成果をまとめてこの日に臨んだ。
ふれあいをテーマにした2年3組の「ものづくり班」は、生徒自ら出演するオリジナルの学園ドラマを製作し上映。
撮影時に意見の衝突もあった力作で、その苦労が映像を通じて友人を想う気持ち、団結する大切さとなって現れた。
「宮田村を売りだそう」をテーマに取り組んだ2年2組は、地元の特産品を使って新しい料理開発に挑戦。
交流した生産者の苦労、こだわりを報告し、実際に料理にすることで感じた郷土の豊かさ、地元への愛着を言葉にして発表した。
将来について考えた3年1組。各市町村役場をまわって市町村合併について調べた班の女子生徒は「将来は分からないが、合併せずに村を発展していってほしい」と締めくくった。
会場には多くの村民や保護者が足を運び、発表する生徒たちの姿に目を細めた。 -
宮田観光ホテルで14日に初のディナーショー、完売状態に
村長が社長職を兼務し、経営改革に着手している宮田村の第3セクター宮田観光開発は14日、創業以来初となるディナーショーを運営する宮田観光ホテルで開く。地元のほか、歌手目当てに全国的にもチケットが売れ、完売状態。長期債務などで村民から厳しい目が注がれる同社だが、今年度からマレットゴルフの日帰りパックを始めるなど、徐々にだがサービスに変化も生まれつつある。
「ディナーショーは地元の人にも数多くホテルを利用してもらう商品として企画した。おかげさまでほぼ売りきれ」と同ホテルの担当者。
若手歌手が出演することで、そのファンクラブへの販売効果もあったが、今後に向けて手応えもつかむ。
今年5月から社長を務める清水靖夫村長は「今までと同じではダメ。村民の皆さんにも変わったと実感してもらい、利用してもらわなければ」と話す。
同じく今年から始めた日帰りパックは、近くの村マレットゴルフ場でコンペを開き、ホテルで昼食、入浴を楽しんでもらう商品。
2回開き1回は悪天候に見舞われたが、愛好者を中心に村内外の多くの人が楽しんだ。
近年は近くの駒ケ根高原に新しいホテルができるなど、周辺の宿泊施設は競争も激化。今年は7月の豪雨の影響も重なり取り巻く環境は厳しいが、ディナーショーも活性化の一助として位置付けていく考えだ。 -
審議会が行政改革大綱案を答申
伊那市の行政改革審議会(中村威夫会長)が7日夜、市役所であった。学校給食施設を自校方式からセンター方式に向けて取り組むことを盛った行政改革大綱案を小坂市長へ答申した。
行革大綱(06縲・0年度)は行革の指針となるもので、基本方針に「市民サービスの向上を目指した行政システムの構築」をすえた。取り組み項目に窓口サービスの向上、健全な行財政運営、市民参加と協働の推進など79項目を上げた。諮問にあった庁舎への有料コピー機導入は、効果が見込めないため、削除した。
5年間の経費削減額は23億9100万円、収入増加額は11億5400万円を見込む。
学校給食施設は、高遠・長谷地域が給食センターや共同調理場で、伊那地域が自校方式となっている。諮問では「自校とセンターの比較研究から実施に移す」だったが、センター化によって給食業務にかかわる経費の削減などに効果があるとし、学校と保育園を一体的に検討。07年度に運営方針を決定し、08年度から一部実施の計画とした。
そのほか▽南アルプスの林道バスの民間委託▽保育園の統廃合(27園から18園に統合)▽住民基本台帳カードの利用拡大▽長谷ケーブルテレビの民間委託▽第三セクター・公社の統合▽勧奨退職制度の見直し▽職員駐車場使用料の徴収竏窒ネど。
審議会では市民からの提言を踏まえ、審議を重ねた。
中村会長は▽市民サービス向上のため、部署間の連携を密にする▽来庁した市民に対し、スピーディーな対応に努める▽学校給食施設についてはセンター化し、経費の削減を図ることが望ましい一方、食育の充実を図る竏窒ニ意見をつけ、答申。
小坂市長は「厳しい財政状況だが、住民サービスを落とさず、大綱案に沿って行政改革を進めていきたい」と述べた。
12月中に大綱を決定し、市のホームページで公開。内容については毎年、見直していく。 -
起業チャンピオン賞表彰式
創業者を対象にした「創業塾」(伊那商工会議所・上伊那地域チャレンジ起業相談室主催)の起業チャンピオン賞表彰式が8日、伊那商工会館であった。実現性が高いビジネスプランとして、市内高遠町の守屋豊さん(54)に贈った。
守屋さんは来年4月上旬、高遠町内に高遠そばの店をオープンする予定。
高遠そばは辛み大根、焼きみそ、刻みネギを合わせたからつゆで食べる伝統食で、地元産ソバを使い、自らで粉をひいて打つ。1人前を2回に分けて出し、ゆでたてを味わってもらえるよう工夫する。
「リスクがあっても悔いのない生き方をしたい」と定年を前に仕事を辞め、東京の専門学校に通ってそば打ちの基本を学んだ。開業に向けて準備中で「高遠そばは、素朴で豪快な味。いずれはソバを作るところから取り組みたい」と意気込みを語った。
表彰式で、伊藤正専務理事代行は商売繁盛を祈り、今後もフォローアップに努めるとした。
創造塾は9縲・0月の5回開き、経営コンサルタントや弁理士からマーケティング戦略や資金繰りの考え方、事業計画書の作成などを学んだ。会社員、主婦ら30縲・0代の19人が受講し、6人がプレゼンテーションした。受講生のうち、すでに2人が製造業、リンパセラピーを開業している。 -
飲酒運転の同乗者も処分
伊那市は「交通事犯にかかる伊那市職員の懲戒処分等に関する基準」を一部改正した。「飲酒運転と知りながら、同乗した職員は停職」などを新たに加え、8日から施行した。
これまで酒酔い運転、酒気帯び運転など処分の基準はあったが、飲酒運転による交通事故が大きな社会問題になっている中、全国で公務員の飲酒運転が後を絶たない状況。飲酒運転の根絶を図るため▽飲酒運転と知りながら、同乗した職員は停職(1縲・カ月)。ただし、飲酒運転手に指示・命令などした職員は免職▽飲食を勧めた職員は停職(1縲・カ月)竏窒Vたに設定。県と同じ処分とした。
部・課長を通し、非常勤や臨時を含めて全職員に周知。飲酒運転をしない、させないを改めて徹底した。 -
箕輪町議会12月定例会開会
箕輪町議会12月定例会は8日開会し、06年度一般会計補正予算案など11議案と請願・陳情を提出し、各常任委員会に付託した。
提出議案は、町へき地診療所設置条例の一部改正、町福祉医療費給付金条例の一部改正、町消防団員等公務災害補償条例の一部改正、06年度一般会計などの補正予算、県後期高齢者医療広域連合の設置、南信地域町村交通災害共済事務組合規約の一部変更など。
請願・陳情は次の通り。
◇請願 ▽大型小売店舗の進出阻止について請願書▽「品目横断的経営安定対策」と米価下落対策にかかわる請願
◇陳情 ▽安全・安心の医療と看護の実現を求める陳情書▽療養病床の廃止・削減と患者負担増の中止等を求める陳情書▽トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書の提出について