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愛知県岩倉市民が伊那市青島の桜並木視察
伊那市美篶の三峰川右岸の堤防にある桜並木を保護している「青島堤防桜保存の会」(橋爪正昭会長)は7日、愛知県岩倉市から視察研修で訪れた市民ら約20人と交流した。堤防の歴史や会の立ち上げ、桜の管理方法などについて紹介した。
岩倉市は、ソメイヨシノを中心とした約1500本が五条川沿い、約7・6キロに渡り植わっている桜の名所。同市は、住民と共に桜の保存に取り組みたいと、昨年7月に有志を集い、10回講座の「五条川桜並木の保存会設立準備勉強会」を開催した。この日は、メンバーらがさらに知識を深めるための研修で同堤防のほか高遠城址(じょうし)公園も訪れた。
青島の保存会では、樹齢約90歳のソメイヨシノの古木約40本を同区全約90戸で守っていることなどを紹介。また、同堤防から高遠城址公園までの道沿いに桜並木を広げたい竏窒ニの夢も語った。
研修に同行した岩倉市の行政関係者は「区民全員が桜を守るために同じ意識で活動していることはすごい。私たちも参考にして、これから保存会を立ち上げていきたい」と話した。
三峰川の右岸堤防にある桜並木を見学する岩倉市民 -
掛軸表装承り会 ベル伊那で13日まで
「掛軸表装承り会竏忠ニ法を守るために竏秩vは13日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。同時開催として、書画骨董蔵出し市もある=写真。
自宅などにある掛軸、屏風、額などの表装仕立て替えに関する相談会。しみ、汚れの洗濯、表装の折れや破れなどを修復する。見積もりは無料。表装の出来上がりまでは、2カ月ほどかかるという。
書画骨董蔵出し市は、横山大観の「雨中飛燕」や鳩山一郎、北村西望の書など約40点を展示販売している。
10、11日の両日は、表具師が会場を訪れ表装の実演をする。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
駒ケ根市議選 新人小林敏夫氏出馬へ
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選(4月15日告示、22日投開票)に新人の小林敏夫氏(58)=無所属、南割=が立候補する意向を固めた。上伊那農高卒。赤穂信用金庫(現アルプス中央信用金庫)勤務を経て現在自営業。
新人の立候補表明は6人目。現職では7人が出馬を表明している。定数は15。 -
自衛官募集相談員委嘱式
駒ケ根市と自衛隊長野地方協力本部は7日、駒ケ根市の自衛官募集相談員に赤羽根浩さん=福岡、竹村利雄さん=町二=を委嘱した=写真。赤羽根さんは再任、竹村さんは新任。任期はいずれも今年4月1日からの2年間。中原正純市長は「自衛隊はわが国の安全確保に大きな役割を担っている。自衛官の確保は少子化などで困難が予想されるが、地道な努力でぜひ頑張って活躍してほしい」と激励した。
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駒ケ根市固定資産評価委員に辞令交付
駒ケ根市は7日、前任者の任期満了に伴い、固定資産評価審査委員に大沼光明さん(65)=北割一区=を新たに選任。市役所で中原正純市長が辞令を手渡した=写真。大沼さんは「大役に選任され、責任の重さを痛感している。自己研さんし、職責を全うしたい」と抱負を述べた。任期3年。
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東伊那小6年生を送る会
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で6日、6年生を送る会が開かれた。在校生が学年ごとに趣向を凝らした出し物を披露して、もうすぐ卒業する6年生を楽しませた。ひな壇に座った6年生20人に向けて児童らはそれぞれ歌や踊り、俳句などを披露し「今までいろいろ教えてくれたり面倒を見てくれてありがとうございました。中学へ行っても頑張ってください」などと感謝のメッセージを贈った。
2年生は6年生への思いをこめた俳句を発表。「高烏谷で助けてくれてありがとう」「お祭りで声掛けてくれてありがとう」などと読み上げ、手作りのポップコーンをプレゼントした。3年生はヒゲダンスのリズムに乗せてフラフープや輪投げの技などをユーモラスに披露し、6年生らを大笑いさせていた。
楽しませてもらったお返しに竏窒ニ6年生はリコーダー合奏『茶色の小瓶』と合唱『広い世界へ』を演奏。残り少ない小学校の思い出に、在校生とともに楽しいひとときを過ごした。
同小をはじめ市内各小学校の卒業式は22日に一斉に行われる。 -
公衆衛生専門学校で卒業式
歯科衛生士を育成する伊那市の県公衆衛生専門学校伊那校で7日、06年度卒業式があった。保護者や教員、後輩などが見守る中、16人の卒業生が卒業証書と専門士称号を受け、友人との別れを惜しんだ。
白井祐二学校長は「学校で学んだものは基礎。これから更なる勉強を重ね、医療人として成長してほしい。ともに学んできた友は貴重な財産。壁にぶち当たった時には自分を信じ、焦らずに一歩一歩切り開いていってほしい」と卒業生を祝福。
卒業生代表の土橋茜さんは友人と励まし合いながら成長してきた2年間を振り返り「大変だったこともあったが一つひとつできるようになり、喜びも増えていった。これからは社会人として今まで以上に大変なこともあると思うが、ここで学んだことを思い出してがんばっていきたい」と語った。
卒業生のうち、上伊那出身者は10人。地元に戻って就職する人が圧倒的に多く、上伊那でも7人が就職を決めているが、総合病院などで働くことを希望する人もおり、16人中4人は中信地域での就職を決めている。 -
箕輪町観光協会フォトコンテスト審査
推薦は幾川博さんの「秋日和」箕輪町観光協会は5日、06年度ふるさとの四季フォトコンテストの審査会を町文化センターで開いた。推薦に幾川博さん=南小河内=の作品「秋日和」を選んだ。
コンテストのテーマは町の観光、イベント、祭りの写真。入賞作品は観光写真や雑誌の取材、PR、イベント、パンフレットなど幅広く活用する。
応募は18人、70点。観光協会長、町内の写真店主ら6人が、観光PRの観点から審査した。赤そばの里、萱野高原、福与城址、中曽根の桜、もみじ湖などの写真で、今年は中心市街地活性化のための初企画「イルミネーションフェスタみのわ」の写真もあった。推薦の「秋日和」は赤そばの里を撮影したもので、「赤と青、雲のバランス、色の良さ」を評価したという。
入賞作品は12日から30日まで役場正面玄関ホールに展示する。表彰式は28日。
審査結果は次の通り。
◇推薦 「秋日和」幾川博(南小河内)
◇特選 ▽「爛漫の中」赤羽廣治(松島)▽「災害復興祈願手筒花火」藤沢義昭(辰野町)▽「雪のイルミネーション」向山世男(伊那市)
◇入選 ▽「タイムトンネル」赤羽廣治(松島)▽「秋のもみじ湖」加藤平治(南箕輪村)▽「もみじの散歩道」酒井幸一(伊那市)▽「夕暮れの灯ながた荘」酒井芳郎(沢)▽祭の主役」中村軍(長岡)▽「夕暮れに浮ぶ」藤沢義昭(辰野町) -
箕輪町福祉と健康のまちづくり推進委員会
箕輪町福祉と健康のまちづくり推進委員会はこのほど、初会合を町保健センターで開き、06年度中の策定を予定する「箕輪町障がい者保健福祉プラン」と「箕輪町健康増進計画」の計画案を協議した。
障がい者保健福祉プランは、「障がい者計画」と「障がい福祉計画」から成る。「障がい者計画」は基本理念などを定める基本計画。計画期間は11年度を目標年度とした07年からの5年間。「障がい福祉計画」は必要なサービスの見込量や実際のサービスなどの実施計画で、計画期間は06年度から08年度の3年間。08年度に次期見直しをする。
健康増進計画は、すでに策定している健康増進計画と母子保健計画を一本化したもの。10年度を目標年度にしている。
委員会は町長から委嘱を受けた15人で構成。委員長は丸山靖子さん。事務局から2つの計画について説明を受け協議の結果、計画案を承認した。
今後は町長に具申し、町議会全員協議会に示した後、策定する。 -
伝統文化こども教室の西箕輪教室を主宰
伊那市西箕輪
重盛栄子さん(63)地元の西箕輪支所を借りて小学生に茶道・華道を教える「伝統文化こどもいけばな教室」に取り組んでいる。本年度で3年目。何も知らない状態で通い始める子どもたちは6月から3月にかけてともに学びながら、基本の作法や思いやりの気持ちを習得していく。
「子どもたちは本当に素直で、わくわくした気持ちが伝わってくる。においや形に感動している姿は素晴らしいです」
◇ ◇
茶道と華道をはじめたのは18歳の時。何気なくはじめたことだったが、立ち居振舞いの美しさ、もてなしの気持ちが込もった言葉のしなやかさに魅了され、その世界に引き込まれた。
自宅の一角を使って大人を対象とした教室を開くなどもしてきたが、年を重ねるに連れ、「こんなに素晴らしい日本文化を次世代を担う子どもたちにも伝えていけたら」という思いが募っていった。
ちょうどそんな時、伝統文化の継承などを目的とする文化庁の「伝統文化こども教室」が始まることを知る。自分の思い重なる趣旨に賛同し、思い切って応募してみたところ見事採択され、子ども教室の一歩を踏み出すこととなった。
◇ ◇
教室をはじめるのはいいが、果たして本当に子どもたちは来てくれるのだろうか竏秩B期待とは裏腹に最初はそんな不安もあった。しかし、本番当日には目を輝かせた子どもたちが集まってくれ、不安は一気に払拭された。
何も知らない子どもたちにまず教えたことは、道具の扱い方。特に生け花に使う剣山は強烈な印象を与えたようで「わー、何これ」など驚きの声が挙がった。それから順を追って生け方の基本などを指導。できるだけ季節の草花を用い、「四季」を感じてもらえるように心がけた。
「大人は『こう使わなければいけない』っていう既成概念ができてしまうけど、子どもたちはいろんな感性で作品をつくる。作品を見ると『ああ、この子はこういうことを表現したかったんだ』ってそれぞれの子どもからメッセージが返ってくる。それが何よりも嬉しいです」
子どもたちそれぞれに書いてもらった作文には「最初は正座が大変だったけどできるようになった」「これからはたくさんの人に茶道の楽しさを知ってもらいたい」など、自身の成長への喜びやメッセージが綴られていた。
◇ ◇
「本当にやってて良かったと思います。子どもたちからエネルギーをもらいながら、学ばせてもらっている。一人ひとりが違うけど、それぞれの良さがある。『この子はどう応えてくれるかな』『どう思ってくれるのかな』って向き合いながら、子どもたちの心を伸ばしてあげたいと思ってます」 -
高校後期選抜試験
県内の公立高校は7日、07年度公立高校後期選抜学力検査を一斉実施した。上伊那の公立8校でも寒さ対策をした受験生らが朝から続々と会場に集まり、志望校合格を目指してテストに臨んだ=写真。
志願者が最も多かった伊那市の伊那北高校には、電車やバスなどを使って受験生が登校参集。同じ中学校の仲間同士でまとまり、受付時間に余裕を持ちながら会場に入り、励まし合いながら緊張をほぐしていた。
県教育委員会が1日に発表した上伊那の最終志願者数は1012人。平均倍率は0・98倍となっている。
県内の受験者数は1日の最終志願者数から283人少ない12166人。平均倍率は0・99倍となった。 -
伊那テク活動方針「地域を環境技術集積地に」
長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターは、「伊那テク地域を環境技術集積地」とする活動方針を打ち出した。事業テーマに(1)エネルギー(自然エネルギー発電の普及・利用)(2)食料(地域内での自給率向上、食の安全)(3)水(淡水の質と量の確保)(4)人材育成(子どもたちの環境や地域に対する意識づけ)竏窒fげ、地域の特色を生かし、産業育成に結びつける。
活動方針は30年くらいの長期スパンで考え、07年度事業から▽クリーンエネルギーの普及・利用のための技術の検討▽ものづくりへの関心を持ってもらう子ども科学工作教室の開催竏窒ネどを取り入れて活動を展開する。
エネルギーは、化石燃料に頼らない自然エネルギーの一つとして、当面、小水力発電に絞る。行政、地域企業などが共同で、エネルギーの普及・活用について研究会活動に取り組む。
「地球資源は有限である」ことを前提に、拡大一辺倒から再生産可能なシステムへの転換、利便性や物的な豊かさに替わる価値観への転換の実現によって、永続的な生存・繁栄が可能ではないかとの認識を持つ。
向山孝一会長=県経営者協会上伊那支部長=は「一企業で開発し得ないことを産学官が連携し、共同で推進したい。小水力発電機は輸入に頼るところが大きく、技術開発によって地域産業の展開の可能性もある」と話した。
06年度にビジョン研究会を設け、循環型地域社会づくりや今後の地域産業などテクノの果たす役割を見直した。
7日の地域評議員会で決定した。 -
保育園に新エネ導入
新エネルギーの積極的な利活用の推進を目指す伊那市は、老朽化に伴う保育園の改築に合わせ、新エネルギーの導入を積極的に進める。
地域に即した新エネルギーの導入・利活用に取り組むための方針「地域新エネルギービジョン」を2月に策定した市では、重点プロジェクトの一つとして公共施設における新エネルギーの導入を掲げている。保育園における新エネルギー導入もその一環で、老朽化などに伴い増改築を進める園から徐々に導入していくことを予定している。
現在増改築を進めている西春近北保育園では、遊戯室と未満児室でペレットボイラー式の床暖房を導入。安全性、効率性への配慮から、ペレットボイラーを選択した。新エネルギーはペレットボイラーに限らず、各園に最も適した新エネルギーを導入していきたいとしており、太陽光エネルギーなども検討していく。 -
学校給食を育てる会の有志、3年目の味噌づくりに夢ふくらむ
宮田村小中学校の給食食材に農産物を提供している村内農家のグループ「学校給食を育てる会」の女性有志が7日、3年目を迎える味噌の仕込みを行なった。将来的には手作りした味噌を給食に納入したい考えもあり、昔ながらの製法を継承して、さらに夢をふくらませている。
かつては多くの村内農家が自家製味噌を仕込んだというが、今や既製品を買ってくるのが当たり前。
「こんな時代だからこそ手作りの良さを継承し、子どもたちに食べさせたい」と取り組みは始まった。
今季は味噌の原料となる大豆栽培にも挑戦し、古米を使った麹(こうじ)も自家製。この日の仕込みでは煮たてた豆をつぶし、冷ましてから麹を根気良く混ぜた。
手間ひまのかかる長時間の作業だったが、参加した6人は終始和やか。「笑顔も一緒に仕込んだから、秋にはおいしい味噌が食べれるよ」と冗談も交わしつつ、せっせと体を動かした。
宮田小5年2組に大豆栽培と味噌づくりの指導も行なうなど、着実に活動の輪は広がっているが、メンバーの有賀絹代さん=北割区=は「技術をもっと身につけ、給食に納入できるよう準備、研究を進めたい」と話した。 -
商工会青年部例会、地域に根ざした2年間振り返り
宮田村商工会青年部は6日夜、3月例会を開いた。4月から役員が交代するため、現体制では最後の例会。創部40周年記念事業を成功させたほか、村の名物丼の開発やよさこいソーランなど、一般住民も巻き込んで地域の活性化に大きく貢献した2年間の取り組みを振り返った。
ふるさと創造、人づくり、経営開発、チャレンジ広報、総務の各委員会が事業報告。
昨年度の40周年記念事業をはじめ、名物丼の開発にまで至った取り組みは若者の底力を内外に十分示したが、「青年部の素晴らしさを再確認した2年間だった」と発表する部員もいた。
前林裕一部長は「当初思い描いていた通りの事業ができた。この貴重な経験を今後も引き継ぎ、宮田村商工会青年部ここにありと言えるよう活動して」と4月からの新体制に期待を寄せた。
引き続き本年度末で青年部を卒業する部員の送別会も開き、部の発展に尽力した長年の労苦に感謝した。 -
伊那小3年秋組 飼育してきた5頭のヤギと別れ
伊那市山寺の伊那小学校3年秋組(伊藤道彦教諭・32人)は6日、1年生の時から総合活動で飼育してきた5頭のヤギ「メイメイ家族」とのお別れ会を開いた。4年生になるとクラス替えで活動が継続できないため、最初のヤギを譲り受けた、同市ますみケ丘の産直市場グリーンファームへ5頭を引き取ってもらった。
秋組は1年生の夏、雌ヤギの「メイちゃん」を飼い始めてから、生命の尊さを学んできた。子ヤギの出産に立ち会ったこと、エサ代を捻出するために野菜を育てて販売したこと、父親ヤギが病気になったこと竏窒ネどの思い出は一冊の本にまとめ、2月に自費出版した。
児童たちは、学校からグリーンファームまでの約4キロの道を約2時間かけ、5頭のヤギと最後の散歩をした=写真。到着すると代表児童2人が同市場の小林史麿代表に向けて感謝の気持ちを感想文で発表した。
代表者の一人の白井香帆ちゃんが「メイメイ家族を引き取ってくれて皆、大喜びしている。この3年間はよい思い出になった」と発表。小林代表は「動物との触れ合い、命の尊さを知った皆さんにとっては一生の思い出になったと思う。大人になっても思い出して」と呼び掛けた。 -
県ソフトボール協会役員総会
県ソフトボール協会の07年度役員総会が4日、伊那市の市駅前ビルいなっせであった。会長の小坂樫男市長をはじめとする役員85人が出席し、来年度の事業計画、予算など4議案を原案通り可決した。
来年度事業計画によると、50歳以上の女子による「第6回全日本エルデスト大会」を伊那市で10月12縲・4日、開催する予定。そのほか、東日本大学選手権大会を8月中旬に大町で、日本女子リーグ・1部を10月下旬に飯田市で開くことになった。
小坂市長は「エルデストには私の同級生も参加している。ソフトボールは生涯スポーツなので、この振興を続けていきたい」とあいさつした=写真。
総会では、長年の功績を認める協会表彰のほか、北信越国体優勝の成年男子県選抜チームなどの優秀チーム賞、特別功労賞などに選ばれた受賞者やチームを表彰した。 -
春の高校伊那駅伝 中心市街地にタペストリー
18日にある春の高校伊那駅伝に向けて「伊那市商店街活性化イベント委員会」が中心商店街の沿道約2キロに渡って、大会の実施をPRするタペストリーを設置し始めた。男子30回の記念大会となり、同商店街をランナーが走る新コースになるため、地元の店主らも盛り上がっている。
タペストリーは、横40センチ、縦65センチ。赤色の生地に白色で「歓迎 春の高校伊那駅伝」と記してある。市の委託事業で、3日に635枚が完成し、6日から順次、各商店街の実業団が取り付け始めている。そのほか、選手が宿泊する施設や市役所などでも飾る。
同委員会は11日、横6メートル、縦0・9メートルの横断幕2枚を中心商店街の沿道へ設置する予定。これに合わせ、坂下商工会も独自で制作した、横7メートル、縦0・8メートルの横断幕2枚を取り付け、大会をPRすることにしている。
春の高校伊那駅伝をPRするため中心商店街にタペストリーを設置(市駅前ビルいなっせ前) -
中川村バレーボール大会
第15回中川村バレーボール大会(6人制の部)が4日、中川村社会体育館であった。小学生から大人まで幅広い年代層の男子5チーム、女子7チームが参加し、予選リーグ、決勝トーナメントで優勝を目指した=写真。
結果は次の通り
◇男子・優勝=3☆2☆6(2)赤穂高校(3)NKC◇女子・優勝=みかーず(2)中川クラブОG(3)チームCОSMОS -
南箕輪村猟友会総会
南箕輪村猟友会(唐沢謹男会長)は4日、07年度総会を大芝荘で開き、新年度事業計画などを承認した。
同会は06年度、5月から6月にかけてカラス、ドバト、カワウなどといった鳥類を中心とした有害鳥獣駆除を実施。また、8月から9月にかけてツキノワグマの出没が報告されたため、北原区で捕獲おりを設置した。
07年度は06年から引き続いて安全狩猟射撃講習会を実施し、安全な猟の徹底を呼びかけていくほか、有害鳥獣駆除講習会なども開催する。 -
集落営農「なかわり」が設立総会
駒ケ根市中割区の農業者でつくる集落営農組織「集落営農なかわり」の設立総会が4日、中割担い手センターであった=写真。関係者約60人が出席し、規約や07年度事業計画、予算案、役員などを承認した。北村信之組合長は「農政の変化で米価が下落し、農家のやる気を無くすことは中割にとって大問題。組織力や組合の必要性を痛感した」と設立趣旨に触れながらあいさつ。
同組合は現組合員数57人。5年後の12年をめどに法人化し、作付け面積を現在の40・3ヘクタールから74・4ヘクタールに、年間生産量も米216トン、大豆0・4トンから、米318トン、大麦23トン、大豆0・4トン、雑穀10トンに増加する計画。
役員は次のみなさん(敬称略)
▽組合長=北村信之▽同副=山本富男▽理事=山本吉彦、駒場勲▽農地部長=山本吉彦▽機械利用部長=山本和男▽会計=山本富男▽監事=倉田裕夫、竹内豊 -
山寺っ子10周年記念イベント
未就園児親子の子育て支援に取り組む伊那市の山寺子育てサークル(井口ゆき子代表)は4日、発足10周年記念イベントを春近郷ふれ愛館で開いた。集まった親子は、演劇グループ「ぽこ・あぽこ」の劇やパネルシアターを楽しんだ=写真。
山寺地区の母親が中心となって発足した同サークルは現在、ほぼ月1度のペースでさまざまなイベントを企画。市内から多くの母子が参加し、交流を深めている。
今回は10周年ということで、活動を開始した当初に招いたことのある箕輪町の母親などでつくる「ぽこ・あ・ぽこ」に再度公演を依頼。会場には子育て支援センターが設置された当時、利用率を上げるために催しを開いたことがある春近郷ふれ愛館を選んだ。
ぽこ・あ・ぽこのメンバーはキャラクターが登場する劇や一緒に参加できるパネルシアターなどを披露。会場に集まった親子は多彩な催しを笑顔で楽しんでいた。 -
高齢者交通安全コンクール抽選で宮田村のグループが1等
高齢者の交通事故に歯止めをかけようと県警などが昨年7月から12月に実施した高齢者向け交通安全コンクール「信州シルバーセーフティアップ2006」で無事故・無違反を達成したチームを対象とした賞品抽選会が2月26日に県警本部で行われ、宮田村の「南割福寿会No.1」(小田切千代子代表)が1等を引き当てた。6日、グループの参加者ら5人が駒ケ根署を訪れ、山本修作署長から賞品の旅行券10万円分を受け取った。山本署長に「これからも交通安全に気をつけてください」と話し掛けられた参加者は「分かりました」と笑顔でうなずいていた=写真。1等は県下で3チーム。上伊那では同会のみ。
同会は村社協が運営するミニ・デイサービスを利用する84縲・1歳の女性グループ。コンクールに参加したことで事故防止の意識が高まり、道路の横断時などに以前より慎重に安全を確認するようになったという。
コンクールは65歳以上の5人でチームをつくって応募・登録し、半年間無事故・無違反に努めるもの。192チームが参加した。 -
小中学校に卒業式のリボン寄贈
駒ケ根市中沢のデイサービスセンター竜東やまびこ園(吉沢みはる園長)は6日、卒業式で胸に付けてもらおうと利用者の小田切美智子さんとボランティアの下島千鶴子さんらが製作した手作りのリボン計127個を同市の東伊那小学校、中沢小学校、東中学校にそれぞれ贈った。
小田切さんと吉沢園長が各学校を訪れ、リボンをプレゼント。東伊那小学校では卒業生を代表して児童会長の滝沢裕也君と副会長の牧野優生さんがリボンを受け取った=写真。滝沢君は「毎年きれいなリボンをありがとうございます。卒業式で大事に付けます」と感謝の言葉を述べた。
リボンは長さ10センチの赤いリボンを折って作った花びらを12枚組み合わせ、中央にアクセントの黄色を配した凝った作り。同園は児童・生徒が時折交流で訪れて利用者らを楽しませてくれる礼の意味も込め、11年前から卒業生にリボンを贈り続けている。卒業式は東中が16日、東伊那小、中沢小は22日。 -
駒ケ根530運動連絡会清掃用具購入費寄付
駒ケ根530(ゴミゼロ)運動推進連絡会(新井徳博会長)は市内の全7小中学校と13保育・幼稚園に対し、清掃用具購入費35万円を寄付した。6日、新井会長が飯坂保育園を訪れ、年長園児らにほうきや柄付きたわしなどの清掃用具10本を手渡した=写真。新井会長が「このほうきやたわしを使って、これからも保育園をきれいにしてください」と呼び掛けると、園児らは「はい」と声をそろえて大きな返事をしていた。
同会は97年度から市内の全小中学校に対し、清掃用具購入費を寄付。03年度からは私立を含む全保育・幼稚園にも寄付している。金額は均等割り(小中学校1万2千円、保育・幼稚園8千円)と児童・生徒、園児らの人数割りにより、それぞれが希望の用具の購入に充てている。 -
箕輪町議会3月定例会開会
箕輪町議会3月定例会は6日開会し、町が06年度一般会計など補正予算案、町道の廃止・認定、助役の定数を増加する条例の一部改正など条例案、07年度一般会計予算案など39件、議員提案による副町長定数条例制定の追加議案1件の計40件を上程した。上伊那広域連合などの規約の一部変更議案7件を即決した。
06年度一般会計補正予算案は、歳入歳出に各2億8782万2千円を追加し、総額を88億6206万3千円とする。主な事業は、地域介護・福祉空間等整備事業の高齢者と園児のふれあい空間施設の整備で、心身障がい児母子通園訓練施設「若草園」を移転し三日町保育園に併設する。中部小学校耐震補強・大規模改修・給食室改築工事、東小学校耐震補強工事など。
07年度一般会計予算案は、総額83億2800万円で、06年度当初比8億5700万円、11・5%の増。
平沢豊満町長は07年度施政並びに予算編成方針で、理念に「人口2万6千人から3万人程度の規模の強みを生かしたまちづくりの推進」を挙げ、「施策の選択と集中で21世紀型のまちづくりに積極、果敢に取り組む」とした。重点施策に▽子育て支援施策の充実・強化▽健康なまちづくり▽環境にやさしいまちづくり▽災害に強い安全・安心なまちづくりの推進-など8項目を示した。
新たな副町長制については、「地方自治法改正のねらいを助役2人制で3年半ほど前に先取りしている。今後も行財政改革のさらなる推進などをねらいとした副町長2人制を継続し、自治体間競争に勝ち抜く強靭な町づくりに取り組む」と述べた。
予算編成は、「行政経営型自治体運営で、『足元を固め、夢を育て、町民にやさしい』積極的な行政運営により、第4次振興計画基本構想実現のための予算」と説明した。
請願・陳情は次の通り。
◇請願 ▽「公共工事における賃金等確保法」(仮称)の制定など公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する意見書提出を求める件
◇陳情 ▽日豪EPA/FTA交渉に対する陳情書▽「公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の『安心・安全』の確立を求める意見書」提出に関する陳情 -
手良地区が新ごみ処理施設の対策委員会を設置して要望書を提出
伊那市手良地区の「新ごみ処理場建設問題対策委員会」(北原斉委員長)は6日、上伊那広域連合の計画する新ごみ処理場の建設には手良地区にも十分配慮することを求めた要望書を小坂伊那市長あてに提出した=写真。
隣接する野底区が新施設の候補地になることを承認したこと受けて手良地区は、区長会が早々に建設反対の意志を表明。対策委員会を設置するための準備を進めていた。
それに伴い4日、農業、環境、商工業関係団体や小学校PTAなど約30団体の代表と各地区の区長11人で組織する対策委委員会が発足。同地区への配慮と新施設に関する詳しい情報提供を求めて活動していくことを決めた。
取材に対し向山卓郎副委員長は「少なくとも、さまざまなことが分からない現状では反対。正直なところを説明してもらったうえで、委員会としての賛否を再度判断したい」としている。
今後の活動方針については役員会の中で決める予定。 -
信大伊藤精吾教授の最終講義
森林風致計画学などを専門とする伊藤精吾教授の退職記念講演会が3日、南箕輪村の信州大学農学部キャンパスであった。集まった在校生やOBなどに対し伊藤教授は、自身が取り組んできた研究の軌跡を語った=写真。
森林の美しさや快適さを考える風致林施業などの分野で活躍してきた伊藤教授はこの日、「森林風致・風景・造園の研究の軌跡」をテーマとして森林風致研究の変遷を3期に分けて説明。90年代には、都市部での自然環境ニーズの高まる一方、農村部でも地域振興の切り札として放置していた人工林を自然休養利用の場として整備する関心が高まったことなど示した。
会場に駆けつけたOBからは「『一つのものを謙虚な目で見続けていく姿勢が必要なのではないか』という言葉が印象的だった」などという話もあり、ともに過ごした日々を懐かしんでいた。 -
グリーンファームでラン展
250種、1500鉢が並ぶ「ラン展」が11日まで、伊那市ますみヶ丘のグリーンファーム産直市場(小林史麿代表)で開かれている。色鮮やかなランの数々が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
ラン展は6年目。今年は特に原種を抱負にそろえた。目玉は黄色の花をつけるクリサトキサムで、初心者にも育てやすいデンドロビュームやギンギアナナムなどが人気。日本ミツバチが寄ってくるという「金陵辺」は、県外から買い求めに来る人もいるという。
値段は一般的なラン展と比べて破格となっており、初日から多くのラン愛好家が会場に足を運んでいる。
花の担当者は「お客さんに喜んでもらうことをモットーに安く提供している。来てびっくりして、喜んでもらえれば」と話していた。
営業時間は午前8時縲恁゚後7時。 -
女声コーラス「ザ・シワクチャーズ伊那」が6月発足へ
伊那市名誉市民第1号、作曲家故高木東六さんの遺志を引き継ぐ女声コーラス「ザ・シワクチャーズ伊那」が6月、発足する。5月30日まで、団員を募集している。
高木さんは1945(昭和20)年、東京で空襲にあい、伊那町(現伊那市)に7年半、疎開。「伊那市の歌」や「水色のワルツ」など数多く作曲した。
昨年8月、102歳で死去したが、市役所西側駐車場付近に高木東六さんの記念碑が建つなど伊那市との関わりは深く、いつまでも心のつながりを持って活動していこうと願い、合唱団を立ち上げることになった。
横浜では87年、高木さんの呼びかけで合唱団「ザ・シワクチャーズ横浜」が発足。今も長女緑さんが指導に当たる。
いずれ横浜などの合唱団と交歓会をしたいと考えている。
対象は、歌が好きな60歳以上の女性。市内外は問わない。月会費は2千円。
練習は月2回(月曜日午前10時から)で、伊那市生涯学習センターが会場。指揮者も、ピアノ伴奏者も女性が務め、高木東六さんの作品などを歌う。
希望者は、申し込み用紙に必要事項を記入し、市生涯学習センターの北沢さん(TEL78・5801)へ申し込む。