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県ポスターコンクールで宮田小から2人県知事賞
県林業関係ポスターコンクールで宮田村宮田小学校2年の中山紗希さん=中越区=が県知事賞を受賞。同級生2人も入選した。県防犯ポスターコンクールでも同6年の宮下倫子さんが県知事賞に輝いた。
中山さんは野鳥愛護ポスターの部にチャボと人間のふれあう絵柄を出品。
国土緑化・育樹運動ポスターの部では篠田琢充君=河原町=が県教育委員会賞、同じく堀井満里奈さん=同=が県緑の基金理事長賞を受けた。
同級生の3人は「絵を書くことが大好き。絵の具を混ぜて色をつくれるのが楽しい」と受賞を喜んだ。
林業関係ポスターコンクールの表彰式は1月17日に県庁講堂で行われる。 -
映画「Beauty」エキストラに上伊那全域の協力を
伊那谷の地歌舞伎を題材にした映画「Beauty」のエキストラ募集で26日、メガホンを取る後藤俊夫監督=飯島町在住=ら関係者が上伊那各市町村の役場を訪れて協力を要請した。2月11日に大鹿村で500人規模の撮影を行なうため。上伊那全域の住民にエキストラとして参加してもらう主旨で、お願いにまわった。
宮田村役場では清水靖夫村長が応対。後藤監督らはエキストラの募集取りまとめなどを要請し、村長は「寒いので体に気をつけて頑張ってください」と快諾した。
当日の撮影場所は大鹿村大磧神社で、エキストラの役柄は村歌舞伎の観衆。昭和60年代の設定のため服装は普段着で可能。
今後、各市町村窓口で募集することになるが、宮田村では総務課企画情報係が対応。広報などを使って参加を呼びかけていく。
宮田村分の申し込み、問い合わせは村企画情報係上條さん85・3181まで。 -
年末夜警を町長、山本署長らが巡視
飯島町消防団の歳末消防防犯夜警が始まり、25日夜、高坂町長や駒ケ根署の山本署長ら約10人が町内の各分団の夜警拠点を巡視し警戒を続ける団員を激励した。
下平団長ら団幹部ら約20人が参加した出発式で、高坂町長は「町民が明るい正月を迎えることができるように、健康に留意し、職務の遂行を」とあいさつ。
この後、高坂町長らは第5分団(伊藤万博分団長)の団員40人が地域の警戒に当たっている七久保林業センターに移動。
「異常なし」の報告を受け、山本署長は「地域の安全安心の土台になっている」と、消防団の組織活動をたたえ「警察活動に協力を」と呼び掛けた。
歳末夜警は火災や犯罪が起きやすいこの時期に、町民の生活と安全を守るために、30日夜まで実施される。団員は交代で各地区の詰め所に深夜まで詰め、担当地区を巡回する。 -
信州高遠美術館でスクラップブッキング展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で来年1月11日まで、「スクラップブッキング作品展」が開かれている。思い出の詰まった写真をアレンジし・スオリジナルアルバム・スに仕立てた作品の数々が来場者の目を楽しませている。
スクラップブッキングは、写真を台紙に張り、リボンやビーズなどで飾り付けて、メッセージを添える。市内などで講師などをしている久保田浩子さん(42)と小林佳世さん(43)が自分たちの写真を使って制作した約40点を飾った。
水族館や東京ディズニーランドの家族旅行、桃の節句や運動会の我が子の様子などを撮影した写真を工夫を凝らして装飾し、当時の思い出を華やかによみがえらせている。
小林さんは「写真さえあれば誰でも簡単にできるから楽しいですよ。敷居を高くもたず、チャレンジしてほしい」と話している。
火曜日休館。午前9時縲恁゚後5時。一般500円、小中学生150円。問い合わせは、信州高遠美術館(TEL94・3666)へ。 -
冷え込み期待・開場は年明け 伊那西スケート場
伊那市内で唯一の天然リンクがある、ますみケ丘の市営伊那西スケート場の安全祈願祭は25日あり、市教育委員会の北原教育長ら関係者約10人が集まり、今シーズンの安全を祈った。今季は暖冬の影響で年内オープンが出来ないため、今後の冷え込みについても祈願した。
関係者によると、オープンは年内明けになるとのこと。昨シーズンは、寒波の影響で約10年ぶりの年内会場だったため、12月26日から42日間のうち37日の営業で、利用者は1436人(前年比557人増)だった。
安全祈願祭では、小中学生対象のスケート教室や市民体育祭などで貸し出すスケート靴の寄付の呼び掛けに対し、飯島町の女性から80足など、計約10人から100足以上の寄贈があったとの報告もあった。
スケート場は、午前7時縲恣ッ10時、午後6時縲恣ッ9時の1日2回の開場。入場料は小学生以上は一人一回200円。期間は来年2月4日までの予定。
スケート場の安全と今後の冷え込みを祈願する関係者ら -
振り込め詐欺に注意を チラシ配り
伊那署管内で横行している振り込め詐欺の注意を呼び掛けるため、同署の防犯ボランティア「伊那エンジェルス隊(池上千枝子隊長)」の15人は25日、伊那市西箕輪の日帰り入浴施設・みはらしの湯で啓発活動をした。利用者に対し啓発チラシを配布し、詐欺に関する聞き取り調査もした=写真。
同署によると、18縲・0日、振り込め詐欺の相談・被害届け出は6件あり、そのうち2件で、50、60歳代の女性2人がそれぞれ約200万円の被害にあっているという。
隊員らは、振り込め詐欺の被害状況、対処方法などをアンケート。長野市、松本市、安曇野市でも防犯ボランティアの調査があり、それらをまとめて27日までに県警本部へ提出する予定としている。
伊那署管内で本年、11月末現在までに届け出のあった、振り込め詐欺の相談件数は、架空請求詐欺281件、オレオレ詐欺21件、融資保証金詐欺15件の計317件。相談者の3割以上が65歳以上の高齢者だったという。 -
05年一般会計決算など可決 伊那消防組合定例議会
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の4市町村でつくる伊那消防組合議会の12月定例会は25日、伊那市役所で開き、05年度一般会計歳入歳出決算認定など、条例案件、補正予算案件3件について、原案通り可決、承認した。
昨年度の歳入総額は12億9718万69円(前年比0・4パーセント減)、歳出総額は12億8775万612円(同8・7パーセント減)だった。決算の概要として、同年度4月に発生した伊那消防署の災害対応特殊はしご車の転倒事故に伴う修繕、辰野消防署に寄贈のあった高規格救急自動車の高度救命処置資機材の購入などをあげた。
06年度一般会計第2回補正予算については、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ608万8千円を減額し、歳入歳出予算の総額を11億9506万6千円とした。前年同期比6・6パーセントの減額となった。 -
小中学校は冬休みへ
冬休みを迎える上伊那の各小中学校で26日、2学期の終業式があり、いつもより多い手荷物を手にした児童たちは、休みを心待ちにした表情で帰宅した。伊那市内でトップを切った伊那西、富県小学校では、学校生活をまとめた発表などで今学期を振り返った。
伊那西小(臼井和夫校長、78人)では8月縲・1月、学区内でのクマの出没情報が41件(昨年度1件)だった。そのほか、初めてとなる南大東島の児童との交流会、全地域住民が隊員の「子ども見守り隊」の発足などもあり、内容の濃い学期となった。
1年生の小林竣一君(7つ)は、音楽会でバケツや洗面器を太鼓に見立てて演奏したことなどを振り返り「音楽や体育の授業をこれからも頑張りたい」と3学期に向け意気込みを語った。
伊那西、富県小学校の冬休みは来年1月9日まで。他の小中学校は、27日を中心に終業式があり、それぞれ休みに入っていく。 -
ニッパツ労組寄付
ばね製造大手の日本発条労働組合伊那支部(矢沢克己支部長、1060人)は22日、組合員から募った10万円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。宮澤克美副支部長、北澤重男書記長が同市ふれあいセンターを訪れ「福祉のために使って」と寄付金を手渡した=写真。竹内会長は「志に沿って有効に使わせていただく」と礼を述べた。
同労組は伊那市の児童養護施設「たかずやの里」にも寄付をすることにしている。 -
洋画家 加納恒徳さん
趣味として絵を描き続けながら「いつかは画家に竏秩vとの思いを長い間、密かに温めていた。
八十二銀行に長く勤務して新宿支店長などを歴任。その後、精密部品製造企業に出向して役員を務めていたが1999年に一念発起して退任し、画業に専念。新世紀展、一水会展などに連続入選したほか、国内最大の公募展「日展」にも2回の入選を果たすなど活躍中。積年の夢をかなえた。
◇ ◇
伊那市西春近生まれ。小学校3年生の時、日米文化交流事業で選ばれた絵が米国に渡った。
「そのころから絵が好きだったんだね。たしかイチョウの大木をクレヨンで描いたような気がするんだが、残念なことによく覚えていない。小学校に保存してあるらしいから機会があったら見てみたいな」
高校、大学と美術部で腕を磨いたが、卒業時に「画家は夢のまた夢」と八十二銀行に就職。仕事の傍ら、楽しみで絵を描き続けた。
勤務するうち「あいつは絵が分かる」と、銀行に飾る絵の選定などに当たることになった。
「応接室や社員食堂など、1店舗だけで3、4枚の絵が必要になる。当時は新店舗ラッシュでかなりの数の絵を購入した。その仕事を通じて多くの著名な画家と懇意になることができたし、絵の技法や制作の思想などが勉強できたのは大きな収穫だった」
◇ ◇
「画業に専念したのはいいが、性格がいい加減なものだから、描くことを自分に強制するようにしている。100号の大作を年に4枚描くとか、毎日ある程度の時間はキャンバスに向かうとか決めてね。そうやって描いているうちにいつの間にか気持ちが集中してくる」
好んで描くのは風景画。
「20歳代のころには人物も描いたが今はほとんどが風景。信州の自然をこよなく愛しているのでね。せっかくこんな素晴らしい環境にいるんだから描かない手はない」
気に入った題材を求めて各地に取材旅行にも出掛ける。
「雪が降り出したら飯山や霧が峰に。先月は伊豆に行ってきた。でも海の絵は描き慣れないせいか、ピンとこない。やっぱり山が好きだな」
自然は少しの時間で風景が一変することもあるが、そこが大自然の難しいが面白いところだ竏窒ニ話す。雪景色を描こうと飯山に出かけ、構図を決めて朝から描き始めたが、昼までに雪が解けてしまって慌てたこともあった。
「田植えの終わった田に残雪の山が映っている絵を描く竏秩Bだが田植えの時期ならいつでも描けるというわけじゃない。日がたつと苗が伸びて水面が隠れてしまうからね。時期を逃すと次の春までもう1年待たなければならない」
「毎年同じように見える山の雪の様子もよく見れば年によって微妙に違う。目に映っていても意識しないことも多く、見過ごしてしまいやすい。そんな自然の表情を発見できるのも絵を描く喜びの一つだ」 -
防災協定調印式
地震、大雨などの自然現象による災害の発生に備えて、上下伊那地域の測量設計コンサルタント業者14社でつくる有限責任中間法人南信防災情報協議会(下平宗治代表理事)は25日、国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三事務所長)、同飯田国道事務所(関澤俊明事務所長)、同天竜川ダム統合管理事務所(尾中宗久事務所長)と緊急的な調査を行う協定を締結した。関係者約50人が出席し、駒ケ根市の赤穂公民館で調印式を行った=写真。下平代表理事は「今まで以上に速やかに対応できるよう、常日頃から研修を積極的に行いたい。地域住民に認めてもらえるような会になりたい」、三上事務所長は「協定を契機にますます地域の防災体制の活性化が進むことを心強く思う」とそれぞれあいさつした。
南信防災情報協議会は地域住民の安全のため、災害発生時の緊急業務に当たろうと11月に設立。緊急時、災害時の対応のほか、防災意識高揚のための広報活動などを行っていく。前身の南信建設情報協議会はこれまで約30年間にわたって災害対応に協力してきた。 -
富貴屋建設親ぼく会が寄付
駒ケ根市の富貴屋建設に勤務する従業員らでつくる親ぼく会「吉和会」(松崎哲也会長・21人)は22日、歳末助け合いの募金2万5千円を市を通じて駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。松崎会長ら2人が市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「弱い立場の人への浄財を毎年寄付していただき、心から感謝する。福祉の現場で有効に使っていきたい」と礼を述べた。寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。
吉和会は95年の阪神大震災を契機に毎年寄付を行っている。 -
箕輪町消防団員の待遇改善を答申
出動実績に応じた出動報奨金支払い箕輪町消防委員会の荻原利一会長は25日、町消防団員の待遇について、07年度から団員報酬額を減額改定して出動報奨金の財源を確保し、出動実績に応じて6段階で出動報奨金を支払うなどの改善と条例改正案を平沢豊満町長に答申した。町独自の初の待遇見直しで、荻原会長は「報酬審議会にかけて了承していただきたい」と話した。
消防団の待遇は、出動している団員と全く出動していない団員に対し同様に報酬が支払われていることについて、団員から多くの不満が上がっていることや、町報酬審議会で勤務実態に見合った報酬支払いの検討の意見が付されたことなどから、町長が5月の第1回消防委員会に検討を諮問。小委員会を設置し2回の協議を経て11月10日の消防委員会で小委員会報告を委員総意で合意した。
答申によると、待遇改善された場合、現在の年報酬一律1万800円が、報酬額改定で7800円になり、加えて出動率に応じた出動報償金を支払う。出動率が高くなるほど、報酬額と出動報奨金の合計金額が現行の報酬額より高くなる。
答申内容は▽06年度は団員報酬及び出動報奨金は現行予算で認められた額を支払う▽07年度から団員報酬額を改定。団員と班長報酬の格差が1万円以上になることを考慮し、団員1人当たり現行報酬額から3千円減額し、減額分の総額を出動報奨金の財源とする▽出動報奨金は消防団交付金に算入する▽出動回数の格差区分は6区分と出動無しとする-など。
団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の改正案なども答申した。 -
年末の交通安全運動
南箕輪村安協が交通指導所設置南箕輪村交通安全協会は23日、年末の交通安全運動に合わせて村内大型店の2カ所に交通指導所を設置し、啓発チラシを配って交通安全を呼びかけた。
11日に始まった年末交通安全運動期間中に、村内では3件の事故が発生し、2人が死亡している。
街頭活動は村安協の50人が参加し2カ所に分かれた。のぼり旗を立て、交通安全のたすきをかけて買い物客らに啓発チラシとティッシュペーパーのセットを手渡し、安全運転、シートベルト着用などを呼びかけた。
村安協の清水貴男副会長は「大変な事態になっている。交通事故がないよう地域の中で啓蒙活動していきたい」とあいさつ。伊那警察署南箕輪村駐在所は、「どうしても事故が減らないのが現実。一人でも多くの人が交通安全に関心を持って村民に広めてほしい。交通安全が合言葉になるよう、事故のない明るい村にしてほしい」と話した。 -
【記者室】生産者に、農作物に感謝
米作りの学習をまとめた箕輪中部小学校5年3組の「もちもちフェスティバル」。保護者らに収穫したもち米の料理を振る舞い、学習の様子を発表した▼できるだけ昔の作業を経験しようと取り組んだ米作りだが、驚いたのは手作り農薬。農薬を作ること自体驚きだが、材料がすごい。ニンニク、唐辛子、木酢液など。「とても臭くて大変だった」「のども痛かった」。想像するだけでも気を失いそうだ。苦労して栽培したことを聞くと、もち米料理がより貴重な有難いものに見えてきた▼現在は機械化され、農薬も手作りではないが、手をかけ苦労して農作物が作られていることになんら変わりはない。改めて、感謝していただかなければ申し訳ない気持ちになった。(村上裕子)
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公営特養みすず寮を守る会が民間移管中止を求める署名を伊那市に提出
伊那市が上伊那福祉協会に経営移管する準備を進めている特別養護老人ホーム「みすず寮」の移管中止を求めている「公営特養みすず寮を守る会」(小林幹彦会長)は25日、11月中旬から集めてきた1万5312人の反対署名を市に提出した。 小林会長は「市には公的責任で生活が困難な人の生活を保障してほしい」と訴えた。
市が養護、特養老人ホームの経営移管を打ち出したのは01年。その後も検討を進め、今年3月には特養に隣接する養護老人ホームの経営移管を完了した。特養についても養護に続いて経営移管する方針を示しており、来年2月ころには引き継ぎ作業に移りたいとしている。しかし同会は「こうした動きは市民に明らかにされないまま進んでいる」として先月末に発足。経営移管の反対署名賛同団体を募ってきた。
署名を受け取った酒井茂助役は「移管は市の行革大綱でも05年度を目途する方針が示されており、突然決定したものではない」と語り、民営化に伴うサービス低下を懸念する声には、上伊那福祉協会の持つ半官半民の性質上、市民の声がまったく届かなくなるわけではないとした。
今後、同会は県に対して活動報告を行うほか、1月中に再度署名提出をする。 -
ゴン太のもとに北海道から生後40日の北海道犬が嫁入り
小さいのに遠くから一人で良く来たね竏秩B
クマ追い競技チャンピオンとなった北海道犬の血を引き、クマを追い払った功績から犬の専門雑誌などでも紹介された小坂伊那市長の愛犬・ゴン太のもとに25日、生後40日の北海道犬のメスが嫁入りした=写真。
伊那谷を舞台とした後藤俊夫監督のふるさとシネマ「こむぎいろの天使」に出演した後、小坂市長宅で飼われるようになったゴン太は9歳。北海道犬の血を90%受け継いでいる名犬で、これまでにも純血の北海道犬4匹をもうけている。しかし、系統原種の血統を引き継いだ北海道犬「名犬」は少なく、より純血に近い北海道犬を残したい竏窒ニ画策。天然記念物北海道犬保存会石見沢支部の高橋三郎副支部長宅から、北海道犬の血を85%引き継いでいるメスの子犬を譲り受けることとなり、飛行機に乗って北海道からやってきた。
ゴン太は小さいお嫁さんの到来に戸惑いつつも興味津々。一方の子犬は、寒さに震えながらも愛くるしい表情を見せ、周囲を和ませた。
北海道犬には(1)警戒心(2)どう猛さ(3)勇敢さ竏窒ネどの特性があり、純血に近いほどその性質は高くなるという。
小坂市長は「生まれてくる子犬はサルやクマに有効なのでないかと思う。活用を研究したい」と話していた。
早くて再来年の春こには子犬が生まれる可能性があるという。 -
正月みやだ飾りが好評
竹に3カ所の切れ目を入れるなど、珍しい形の正月飾りが近年、宮田村に定着してきている。村商工会が独自の文化にと1995年から、会員をはじめ希望者に頒布している。今年も年始を控えて97セットもの予約注文があった。
25、26日には配布作業があり、シルバー人材センター宮田事業所の協力で、注文家庭や店舗、工場などに届けた。
95年当時、商工会員が見覚えのある一風変わった正月飾りにヒントを得て考案。「正月みやだ飾り」として2千円程度の低価格でセット販売を始めた。
竹の本数は3本ではなく2本で、上部をとがらさないのが特徴。一方で切れ目を入れることで、松や扇、南天などを豪華に飾るように工夫している。
シルバー人材センターによる宅配も師走の風物詩となっており、作業に汗を流した会員は「今年も終わるんだねぇ」と感慨深げだった。 -
サンタと一緒にどんぶりレンジャー大忙し
地域に笑いと幸せ運んで宮田村商工会青年部のサンタクロース隊が24、25日、村内各所を訪れてクリスマスを盛り上げた。サンタとともにその年の人気キャラクターが同行するのが恒例だが、今年はご存知、村のニューヒーロー「どんぶりレンジャー」が登場。家庭や福祉施設など16カ所を忙しく回り、地域に笑いと幸せをプレゼントした。
同青年部は先日開いた歳末慈善パーティーのオークションで「サンタ券」を発売。落札者の希望した場所に部員扮するサンタが訪れるもので、毎年人気を集めている。
4年前から今のような趣向を凝らした内容となり、一昨年のマツケンサンバ、昨年のハードゲイ(HG)に続き、今年は部員によって発隊したどんぶりレンジャーがサンタに同行した。
25日午後は村社会福祉協議会デイサービスセンターを訪問。サンタがソリに乗って現れ、どんぶりレンジャーも颯爽(さっそう)と登場すると、デイサービス利用の高齢者は驚きながらも大喜びした。
きよしこの夜を全員が歌ってプレゼント。どんぶりレンジャーは本来の使命である名物丼のPRも忘れず、サンタとともに・ス疾風・スのように次の場所へ向った。 -
リトミックでクリスマス
楽しみながらリズム感を養う乳幼児親子対象の宮田村公民館「リトミック教室」は22日、村民会館のエントランスホールを使ってクリスマスコンサートを楽しんだ。音楽に体をゆだね、体を動かしたり、聴き入ったり。約80人の親子が参加した。
この日は3カ月に及んだ全9回の講座の最終回。指導する宮田ミュージックサークルの瀧澤智恵子さんの発案で、吹き抜けで広いエントランスを使ってみんなでクリスマスを過ごすことになった。
同サークルのメンバーが「ジングルベル」から「アヴェマリア」まで多彩な楽曲を演奏。参加親子は音楽にあわせてリズム感をとった。
手拍子打ったり、ステップ踏んだりするチビッコも。ある母親は「講座に参加するようになって、子どもが積極的に体を動かすなど、音楽に乗せて表現するようになった」と話した。
同講座は今年新たに始まったが好評で、9月から2つのクラスに分けて新規に開講。来年度も継続する予定だ。 -
3年間・高尾公園の整備ありがとう
伊那市山寺の高尾公園の整備を3年間取り組んできた伊那小学校6年学組に対し、公園の管理をする伊那商工会議所山寺支部(高山光春支部長)は25日、児童たちに感謝状などを授与した。役員4人が学校を訪れ、記念メダルを一人ひとりに受け渡し、感謝の気持ちを伝え合った。
学組(鈴木秀實教諭・32人)は、4年生の時から、「昔の公園のにぎわいを取り戻そう」と、高尾公園の整備に取り組む。南側の斜面から公園へ通じる林に遊歩道を設置し、ツツジやサツキなどの植物を植えてきた。11月には公園に、これまで世話になった同支部会員や地域住民らを招き、学習のまとめとして「秋祭り」も開いた。
高山支部長は「自然を愛する自主的な活動が素晴らしかった。3年間ご苦労さま」とあいさつ。学級長の宮澤拓人君は「活動の達成感が得られる授与式でした。活動が皆さんに喜ばれていたことがうれしい」と気持ちを伝えた。
学組は、これから卒業までの間、公園内に設置した手作りベンチの安全面について話し合うなど、今後の公園の維持管理方法を協議する。鈴木教諭は最後の活動として、卒業記念樹の植樹も考えている。
感謝の気持ちを込めた記念メダルを受け取る児童 -
東春近郵便局の移転新築完成
伊那市東春近中殿島の東春近郵便局(小林眞由美局長)の新築落成式は23日あり、関係者約80人で新築移転を祝った。前局前の県道拡幅工事の実施に伴い局舎を移転。来年1月15日から、業務取り扱いを開始する。
新局舎は、鉄骨造2階建て延べ319・44平方メートル、1階前面延べ109・99平方メートルを郵便局専用として新築。住民による活用を目的とした多目的ホールが2階にあり、駐車スペースは以前の約5倍に増えた。総工事費は約1億円。
無集配特定郵便局として、47(昭和22)年に仮局舎で業務を開始し、翌年に局舎を新築した同郵便局。その後、改築2回などを経て、4月から始まった工事で県道を挟んだ西南側へ移築した。47年から現在までの郵便局長は6人。
小林局長は「業務スペースは小さくなってしまったが、住民の皆さまに利用してもらえるようホールを造った。地域貢献ができれば」と話している。 -
いいずら杯小学生ドッジ 県内27チーム熱戦
第3回いいずら杯小学生ドッジボール大会は24日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった。南信地区を中心に県内から27チームが集まり熱戦を繰り広げた。県ドッジボール協会南信支部主催。
出場チームが7ブロックに分かれ、それぞれで予選。各ブロックの上位計13チームがトーナメントへ出場し、上位3チームで決勝リーグを開いた。
結果は次の通り。
(1)豊田クラブ(諏訪市)(2)南小ハトポッポ(南箕輪村)(3)座光寺DBCリアル1(飯田市) -
ミニコンサートで音楽を楽しむ
中川村の中川西小学校は21日、音楽室でミニコンサートを開き、各学年や有志のグループ、教諭らが合唱や合奏を披露し、演奏する喜び、聴く楽しさを味わった。
2年生の合奏「シンコペーテッドクロック」でスタート。続いて、4年生が「自由に空に飛べるはず」と「空も飛べるはず」を響かせた。
6年生有志4人がトランペットのソロを入れた「ハトと少年」を演奏、気賀沢校長の指揮で、教諭らが年末恒例の「歓びの歌」を演奏。
1年生は飛び上がったり、手をつないだりして、元気いっぱいのステージ「うちゅうじんあらわれる」を、5年生はリコーダーとカスタネットで歯切れよく「ポラリスの大地」、ハンドベルによる「きよしこのよる」もあり、多彩な11プログラムを楽しんだ。 -
トマトからウサギが
「あれまーかわいい!」-。真っ赤なトマトから耳の長いウサギが顔を出しているような奇形のトマトが見つかり、中川村片桐のたじまファームのレジ脇に置かれ、来場者の目を楽しませている。
この思わずほほずりしたくなるほど、かわいらしいトマトは1週間前、村内の出荷者が持ち込んだ。その時は耳の部分が緑色をしていたが、今は赤く色づいた。ちゃんと目もあり、来場者は自然の造形の妙にしきりに感心していた。 -
山岸めぐみ門下生クリスマスコンサート
駒ケ根市の山岸めぐみ音楽教室は23日、門下生らによる第19回クリスマスピアノコンサートを駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。幼稚園・保育園児から大学生、一般などの約60人が代わる代わるステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮した。出演者はそれぞれ緊張した面持ちでステージに登場してピアノの前に座ると、毎日練習を重ねてきたショパンやモーツァルト、ベートーベンなどの曲を見事に弾きこなし、聴衆から大きな拍手を受けていた。親子で仲良く連弾するほほ笑ましい姿も見られた=写真。
クリスマススペシャルとして、出演者全員による賛美歌「いざ歌え」の合唱も披露された。
客席の保護者らは「失敗しなければいいが…」とささやき合いながら心配そうな表情で出演者を見つめたり、演奏する姿をビデオカメラで撮影したりしていた。 -
国際ソロプチミスト寄付
女性だけで組織する社会奉仕団体の国際ソロプチミスト伊那(下島康代会長・22人)は22日、同会が20日に開いたクリスマス会でのチャリティ・オークションの売上金の一部3万円を駒ケ根市に寄付した。下島会長ら2人が駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「毎年の寄付に感謝する。弱い立場の人たちの福祉増進のために有効に使わせていただく」と礼を述べた。
同会は伊那市、箕輪町にも同様の寄付をすることにしている。 -
箕輪工業高校の新しい多部制・単位制高校の構想、保護者などには好感触
高校改革プラン実施計画に伴い08年度開始となる多部制・単位制高校の設立準備を進めている箕輪工業高校(荒井和人校長)は22日夜、地域住民などを対象とした新高校の概要説明会を町文化センターで開いた。08年度入学予定の中学生と保護者、教職員など約40人が参加。新高校の教育目標や特色、多部制・単位制の実施形態などが示された=写真。
同校は新高校のビジョンとして▽多様な選択科目の設置▽少人数編成授業の実施竏窒ネどを提示。多部制・単位制の特色を活かし、進学から基礎力養成まで、幅広いニーズに対応できる体制づくりの実現を目指していることを示した。
県の実施計画では新高校への設置が示されなかった総合工学科については、「箕工の総合工学科を残してほしい」という地元の根強い要望を県にあげていたが、県からも前向きな返答がきており「ほぼ確実に設置できると思う」としている。
校名の決定は来年1月ころとなる見込み。また、来年4月以降に上伊那の中学校全校を訪問し、PRを図りたいとしており、3月には新高校の全容が決定する。
参加者からは、単位選択のフォローアップ体制や不登校生徒への対応に関する質問などがあったが「単位選択は入学後に生徒の進路希望に応じた指導を行いたいと思っている。4年で卒業する子には心のケアが大切。心のケアに当たる体制を整えながら対応したい」と回答。説明会に参加した保護者の一人は「のびのびとやっていけそう。うちの子の場合、こういう形でなければ絶対だめだと考えていたため、説明会を聞いて絶対ここだと思った」と話していた。 -
みはらしの湯でゆず湯
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は24日まで、男女ともの露天風呂にゆずを浮かべ、「ゆず湯」としている。さわやかなゆずの香りが、入浴客を楽しませている=写真。
本来ゆず湯は冬至の日に入るとその冬を健康で過ごせるというが、みはらしの湯では「より多くの人に楽しんでもらうおう」と冬至に一番近い土日を選んでゆず湯を実施している。
ゆずは下伊那産。それぞれの浴槽には30縲・5個のゆずが浮かんでおり、入浴客からも「香りが良くていいお風呂だった」などと好評だという。
来月はみはらしファームで夏の間に収穫したラベンダーを使った「ラベンダー風呂」を実施する予定。
みはらしの湯の営業時間は入浴が午前10時縲恁゚後9時半、食堂が午前11時縲恁゚後8時。
問い合わせはみはらしの湯(TEL76・8760)へ。 -
殿島橋の仮歩道 25日から供用開始
7月の豪雨災害で、天竜川にかかる伊那市の殿島橋(歩行者専用)落下に伴う仮歩道のがほぼ終了し、25日、供用開始となる。22日は区関係者、小中学校PTA、県・市職員ら約40人が集まり、現地確認した。
小中学校の子どもたちは3学期から、仮歩道を使って登下校する。
整備区間は、春近大橋と周辺道路の延長700メートル。歩道幅員は1・3縲・・5メートル。春近大橋は片側(南側)1・5メートルで、車道より20センチ高くし、段差をつけた。天竜川西側の犬田切川、戸沢川にそれぞれ延長16縲・7メートルの仮橋を架け、国道153号と県道南箕輪・沢渡線が交わる沢渡信号機には歩行者専用信号機を取り付ける。凍結対策として、日陰や急こう配な個所は凍結抑制舗装とした。防犯灯は来年1月中旬ごろまでに、犬田切橋付近など3カ所へ設置する。事業費は3千万円余。
地元関係者は整備区間を歩いたあと、西春近支所で整備内容、大雨・大雪時の交通規制、除雪体制など説明を受けた。
参加者から子どもの安全確保、除雪の対応などに要望や質問が出され、伊那建設事務所は対応できるところは改善するとした。
仮歩道は東春近小学校(対象12人)が来年1月10日の下校から、春富中学校(228人)が1月11日登校から使う。
殿島橋の新橋は08年度中の完成を見込んでいる。