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話題の騒音おばさんに
話題の騒音おばさんに控訴審判決が下った。未決拘留日数を差引くと3カ月もすれば出てこられるとか。反省の色なく近隣住民にとって、出所後が脅威。持家では簡単に引っ越すわけにも行かず、人間関係のストレスはいかばかりか。家庭事情には同情の余地はあるが、それを差引いても余りある罵詈雑言、騒音のすさまじさはリング上のボクサーも顔負けのエキサイトぶり▼仕事上色々な人に会うが、他人の思惑や常識など一切お構いなし。自分が正義、自分が法律という、極まれに騒音おばさんタイプの人にも。そんな時はひたすら逃げる▼今年も多くのいい人と出会い、助けられ、仕事をさせていただいた。心から感謝。来年も人に恵まれ、のどかに暮らしたいと思う(大口国江)
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地域づくり支援事業、名物丼プロジェクトを認定
宮田村は27日、村内飲食店と村商工会青年部による「名物丼プロジェクト」を地域づくり支援事業に認定。15万円の助成を決めた。住民も巻き込んで意欲的に進む同プロジェクトだが先日、「鶏の山ぶどう酒煮丼」を村の名物丼に選び、3月末の発売開始に向けて準備中。村も動向をみながらPR面など支援していく考えだ。
村の特産山ぶどうワインを使った名物丼。年明けにも飲食店有志が参加する形で、販売に向けた取り組みを始める。
清水靖夫村長は「この取り組みが本物になれば、村の活性化にとっても素晴らしいこと」と話す。
村産業建設課は、今後の具体的な取り組み状況をみながら、観光協会とも協力してPR分野の支援をしていく方針。
地域づくり支援事業は、住民の自主的なむらづくりを助成。今回の認定で34件となり、予算枠290万円に対しておよそ280万円分が固まった。 -
プラムハワイアンズがデイサービスで演奏
宮田村のハワイアンバンド「宮田プラムハワイアンズ」(MPH)はこのほど、村社協デイサービスセンターを訪問。寒さ増す年末も元気に過ごしてほしいと、真夏のハワイアン音楽を届けた。
同バンドは1960年代に音楽活動をしていた5人が、今年になって再結成。デイサービスセンターはその復活ライブをした場所でもあり、メンバーは気合を入れて今年最後の演奏に臨んだ。
数曲を演奏。哀愁漂う懐かしいメロディを利用者のおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に口ずさんでいた。 -
おせち料理って何だろう?東保育園児が新年の風習にふれ
宮田村東保育園は28日、年末年始休業を前に終わりの会を開いた。園児はおせち料理など新年の伝統文化について楽しく学び、正月が来るのを・ス指折り・ス数えた。
飯島千恵子園長が、しめ縄飾りや鏡もちなど正月の風習を子どもたちに紹介。「幸せが入ってきますようにって、お餅を食べるんだよ」と話した。
おせち料理についてもゲーム感覚でお勉強。レンコンやこぶじめなど、なぜ正月に食べるのか由来なども聞き、園児たちは正月気分を高めた。
良い新年が迎えられるように、教室なども園児全員で清掃。新年は4、5日に希望保育を行なうが、9日から通常の園生活が始まる。 -
日本ピスコ 南箕輪村へ寄付
南箕輪村の空気圧機器製造メーカー「日本ピスコ(本社・岡谷市)」は28日、歳末助け合い運動として、同村へ8万3591円を寄付した。塩ノ井にある伊那第2工場の佐々木和実総務課長らが役場を訪れ、唐木村長へ寄付金を受け渡した=写真。
南箕輪村に工場を設けてから約20年続いている恒例の寄付。本年も伊那第1工場(北殿)と第2工場の各職場へ募金箱を回し、従業員約250人から寄付金を募ったという。
佐々木課長は「村の福祉のために使ってください」と受け渡し、唐木村長は「毎年の寄付、ありがとうございます」と感謝した。 -
伊那西高校インターアクトクラブが西春近中央保育園の園児と交流
伊那西高校インターアクトクラブ(田中朋美部長)の生徒18人が26日、西春近中央保育園の園児らと交流した。
インターアクトクラブは、社会奉仕や国際理解を目的とした活動に取り組む世世界規模で活動している組織。同校のインターアクトクラブも、普段から福祉施設への訪問や高齢者との交流を行うなど、地域に密接した奉仕活動を展開しており、西春近中央保育園の園児とも年に1度ずつ交流会をしている。
今年はトーンチャイムを演奏したり、体を使ったゲームで交流。「人間ジャンケン」では、園児と高校生が5人1組でチームをつくり、大きなグー、チョキ、パーを体で表現=写真。相手チームとジャンケンの勝敗を競い合った。
交流に参加した生徒の一人は「やんちゃな子どもとどうやって接していいか戸惑ったけど、かわいい」と話していた。 -
駒ケ根市内4小学校2学期終業式
駒ケ根市内の5つの小学校のうち赤穂東小を除く4小学校は27日、2学期の終業式をそれぞれ開いた。
中沢小学校(北原三千生校長)では全校の児童らを前に、代表の児童が季節ごとの絵を描いた手作りのカレンダーを紹介したほか、運動会やマラソン大会など、2学期の行事の思い出を作文にして発表した=写真。
北原校長は「長かった2学期には楽しい行事がたくさんあった。明日から13日間の冬休みに入るが、交通事故などに気をつけて、1月10日には全員が元気で登校してほしい」と呼び掛けた。
市内5小学校の年末年始休業はいずれも1月9日まで。 -
ソースかつどんまん1月発売へ
駒ケ根市赤穂北割一区の飲食店明治亭(片田秀昭社長)はソースかつ丼の風味を生かした新商品「ソースかつどんまん」=写真=を1月2日から同店で発売する。中華まんなどに使われている小麦粉の皮(パン)に脂身の少ない約40グラムの国産ヒレ肉を挟んだもので、ハンバーガー風のあっさりとした味わい。片田社長は「一番の心配は油っぽくなるのではないかということだったが、まったくそんなこともなくあっさりと仕上がった。うちの店だけでなく、地域でこぞって名物にしていきたい」と意気込みを見せている。
「どんまん」(商標登録出願中)は同店で1個500円で販売するほか、全国各地のデパートでの物産展や、同店が今年新たにつくった移動店舗「ソースかつ丼号」での販売も計画している。
片田社長は数年前、北信地区のスキー場で温かいおやきをほお張る観光客らの姿を見て、ソースかつ丼の味を生かしたこんな商品が何とかできないか竏窒ニ新たに開発に着手。納得のいくものがなかなかできずにいた中、今年11月に台湾で開かれた物産展でようやく理想の素材にめぐり合い、一気に完成にこぎつけたという。 -
駒ケ根市消防団巡察
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)の年末特別警戒が始まった。26日夜は小平団長のほか、原寛恒助役や駒ケ根警察署の山本修作署長ら約30人が参加し、4つの班に分散して市内の各詰所を巡察。それぞれ警戒に当たっている団員らの志気を鼓舞した。
市役所で行われた出発式で原助役は「安全・安心のまちづくりのために昼夜分かたず尽力する団員に市民を代表して心から礼を言う」と激励した=写真。小平団長は「31日まで団員600人が全員参加体制で夜間の警戒に当たる。犯罪や火災のない良い正月が迎えられるよう、しっかり警戒に当たりたい」とあいさつした。 -
駒ケ根市特別職報酬審議会に諮問
07年度の駒ケ根市の市長など特別職の報酬などについて審議する駒ケ根市特別職報酬等審議会の第1回会議が26日、市役所南庁舎で開かれた。互選により会長に選出された市商工会議所会頭の渋谷敦士さんが中原正純市長から白紙諮問を受けた=写真。委員10人のうち、出席した8人が各地の市町村などの状況などについて市の説明を受けた。答申は1月中に行われるとみられる。
前回05年10月の答申では、ほかの市町村との比較、景気の動向、一般職の職員の給与引き下げなどの状況を踏まえ▽市長、助役、収入役、教育長の給料は現行の1%減額▽市議会議員の報酬は据え置き竏窒ニしている。4役の給料、議会議員の報酬は01年がピークで、その後段階的に削減されてきている。 -
箕輪北小5、6年生がしめ縄作り
箕輪町の箕輪北小学校5、6年生は26日、地域のお年寄りに教わってしめ縄を作った。
伝統行事に触れ、地域のお年寄りに学ぼうと、毎年5、6年生が体験する。
今回は、北小学校区3区の長寿クラブの24人が指導に訪れた。しめ縄は三垂れ、丸型の2種類。5年生の米作り学習のわらや、児童が各自持ち寄って作った。
6年生は昨年も経験しているため、少し高度な技術を取り入れたしめ縄作りに挑戦。わらをなう作業や3本の垂れを均等にする、形を整えるなど苦労しながらも、それぞれのしめ縄を作り、扇やタイ、ウラジロ、御幣などを飾り付けて完成させた。
6年生の山内愁君と宮坂良祐君は、「縛るところやバランスを整えるところが難しい」「作ったしめ縄は家に飾る」と話し、熱心に作っていた。 -
大出長寿クラブ「手作りそば会」
箕輪町の大出長寿クラブ(150人、藤田隆美会長)は26日、年末恒例の「手作りそば会」を大出コミュニティセンターで開いた。会員による手打ちそばを味わい、親ぼくを深めた。
年の暮れに会員の友愛を深めようと、8年続く恒例行事。「ソバを栽培する人、ソバを打つ人と皆でやる。皆が先生で皆が生徒」という手作りの会で、65人が参加した。
今年は、4アールの畑でソバ40キロを収穫。ソバ粉10キロを用意し、会員が互いに教えたり、教えられたりしながらそばを打った。ゆで上がったそばが次々と運ばれ、今年の活動を振り返って話に花を咲かせながらそばを味わった。
大出長寿クラブは花壇作り、公共施設での掃除など奉仕活動、健康についての講習、研修慰安旅行など活発に活動している。 -
南箕輪村の大芝温泉など各施設年末年始営業案内(12月28日縲・7年1月6日)
南箕輪村の大芝の湯は1月1日午後1時から、玄関前で太鼓グループ「鼓龍」による打ち始めで新年の営業を始める。1日から1週間、イベント風呂「松竹梅とボタンの香湯」もある。施設の風呂の一つを、縁起のいい松、竹、梅に、干支「亥」にちなんでボタンの4種類の入浴剤を入れた香り風呂にする。
年末年始の営業日程は次の通り。
◇大芝荘 ▽宿泊=28・29日営業、30日縲・日休業、2日縲怏c業▽宴会=28日縲・0日営業、31日・1日休業、2日縲怏c業▽レストランパル=28日縲・0日営業、31日・1日休業、2日縲怏c業(2日はスタンプサービス)▽風呂=28日午前中休業、29・30日営業、31・1日休業、2・3日営業(2日粗品プレゼント)、4日休業、5日縲怏c業
◇大芝の湯 ▽温泉=28日休業、29日縲・日営業(31日午前10時縲恁゚後4時・受付3時まで、1日午後1時縲・時・受付5時まで、1日は粗品プレゼントと味工房の甘酒サービス)、4日休業、5日縲怏c業▽食堂=29日縲・日までメニュー限定で営業、4日休業▽プラザ=28日休業、29日正午縲怏c業、30日縲・日休業、5日縲怏c業▽味工房=28日休業、29日営業、30日縲・日休業、5日縲怏c業
◇公園管理事務所 28日縲・日休業
◇まっくんバス 29日運行、30日縲・日休業、4日縲怏^行 -
高遠ダム新放流設備から維持放流開始
伊那市高遠町の県営高遠ダムの維持放流設備が完成し27日、放流開始式で完成を祝い、運用を開始した。三峰川に水が流れる本来の姿を復元するための設備。同ダムから水を下流に流す装置で、鋼管から毎秒0・96トンを放流することができる。
ダムを管理する県企業局南信発電管理事務所(同市)は、無水区間解消のため、放流設備を設置し、02年から毎秒0・2トンの試験放流を開始。04年には国土交通省が毎秒0・96トンの維持放流量を義務付けたため、新たな放流設備の工事を実施していた。
維持放流設備は、ダムの洪水吐ゲートの脇に穴を開け、直径40センチ、長さ36メートルの鋼管を設置するため、11月初旬に着工。総工費は約3千万円。
同市東春近の県営春近送電所の水力発電などのための施設として、1958(昭和33)年に完成した同ダムは当初、放流設備が無いダムだった。洪水期以外の下流では枯渇するため、地域住民は「本来の三峰川の姿に戻したい」との要望を県などに投げ掛けていた。
維持放流を呼び掛けてきた市民団体「三峰川みらい会議」の織井秀夫代表(71)=東春近榛原=は式で「これで三峰川の清流と河川環境を次世代に伝えることができる」とあいさつした。 -
2学期終業式七久保小
飯島町の七久保小学校(細川道子校長)は27日、2学期の終業式を行い、88日と最も長く、忙しかった学期を締めくくり、12日間の楽しい冬休みに入った。
式では6年生が「ワッショイ、ワッショイ」と掛け声に合わせ「お掃除頑張る」「整理整頓」「漢字検定」など3学期の目標を発表し、自分たちの振付で元気いっぱい「マイペース」を踊り、学習をまとめた。
細川校長は澄んだ声で「お正月」をのどかに歌い上げ「一生懸命、色々なことに取り組んだ2学期」と振り返り「家庭や地域の伝統行事に関心を持ち、健康で安全に気をつけて、良い休みにして」と呼び掛けた。 -
【記者室】今年の漢字
06年の世相を表す「今年の漢字」が「命」に決まった。全国の9万2500人余りから応募があり、約8400票(全体の9%)を集めてダントツの1位だった▼選んだ理由は、皇室に約40年ぶりの親王「悠仁さま」が誕生されたこと、いじめによる自殺が多発したこと、飲酒運転事故や虐待で多くの命が奪われたこと竏窒ネどが挙がったという。確かに今年は命について考えさせられる出来事が多かった▼過去を見てみると05年は愛、04年は災、03年は虎、02年は帰、01年は戦竏窒ニなっている。いずれも当時のニュースが思い浮かんでくるようだ。この年末に一年を振り返って自分や家族にとっての「今年の漢字」を考えてみるのもまた一興。上伊那ではさしずめ「雨」か。(白鳥文男)
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冬トレ新たに大原ゴルフ同好会
宮田村大原区の愛好家約50人でつくる「大原ゴルフ同好会」は、シーズンオフの冬場も体力トレーニングなどして、みんなでスコアアップを目指そうと取り組み始めた。毎年秋の村民ゴルフ大会団体で上位進出するのが目標。月1回集まり切磋たく磨するなかで、絆も深めている。
同会の活動は今まで、年に3回のコンペが中心。「もっとみんなでレベルアップを図ろう」と、体力づくりと健康増進も取り入れてる形で新たにトレーニングを始めた。
初回は昭和伊南病院の理学療法士・北沢郁美さんを講師に、ゴルフに適した筋力づくりを学習。
ストレッチ体操で体を柔らげ、バランスの良い筋肉の鍛え方を実践で体験した。
終了後は柔軟性も高まり「体の痛みもとれた」と好評。持ち寄った料理を囲みつつ酒も酌み交わし、ゴルフ談義にも花が咲いた。
「このような機会を持つことで、アドバイスしあったり、より深い話しもできた」とある会員。
来月はグリップの握り方、スイングの方法などを練習する予定だ。 -
さくらがなごみ家大掃除
宮田村の心の病と向き合う当事者グループ「さくら」は27日、いつも利用している村福祉交流施設・なごみ家の年末大掃除をボランティアで行なった。
隅々まできれいに・スすす払い・ス。窓ガラスを磨いたり、普段は手の届かない天井まで雑巾で吹いたり。せっせと体を動かした。
「いやー本当に助かった。1人じゃできないし、みんなのおかげ」と同施設職員の鈴木幸子さん。
いつも使う交流の場をピカピカにして、メンバーも満足げ。「良い年が迎えられそう」と笑顔が広がった。
なごみ家は29日から年末休み。新年は5日から開き、きれいになった館内でまた多くの人たちが交流の輪を広げる。 -
伊那公民館高齢者教室が寄付
伊那公民館の高齢者教室(有賀多嘉子会長、175人)は27日、歳末助け合い募金3万3702円を伊那市へ寄付した。有賀会長ら4人が市役所を訪れ、小坂樫男市長に手渡した=写真。
社会福祉に役立ててもらおうと、忘年会で会員から集めた募金を10年以上寄付している恒例の活動。今年は12日、同市西箕輪の羽広荘で開き、募金箱を回して約70人から寄付金を募った。
同高齢者教室は「すこやか学級」と「福寿学級」の2講座で構成。5月の開講以来、全体学習会を月一回開き、そのほか、囲碁、手芸などの同好会、大正筝、園芸などのクラブ活動を定期的にしている。 -
かんてんぱぱで野村陽子植物細密画展
箕輪町出身で現在は山梨県北杜市清里で制作活動を続けている野村陽子さん(53)の「縲恬「山の観察日記縲恂・コ陽子植物細密画展」が1月21日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。里山の身近な植物をとらえた植物細密画のピエゾグラフ(複製版画)約40点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同ホールでの作品展は3回目。今回は4冊目の絵葉書集『植物細密画私撰集』の出版に合わせて企画した。「里山の観察日記」をテーマに、制作活動の様子を絵日記風にまとめたボードも展示。山で出会ったキノコをモチーフとするため、苦労して持ち帰ったエピソードや、山菜の食べ方など、多彩な内容が綴られている。
今後は、ニューヨークで個展を開きたいと考えており、現在はヤマユリ、ハス、カタクリなどといった日本の植物を描くことに力を入れているという。
野村さんは「展示会を通して自分の身近にあるものを見直し、関心を持ってもらえれば」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時。28日縲・月3日は休館日。 -
伊那西高校の新校舎の一部が完成
老朽化に伴い木造校舎の全面改築を進めている伊那市の高松学園伊那西高校は25日、第1期建設工事の完了に伴い完成した新2号館(仮)の使用を開始した=写真。
伊那西高校は学校法人高松学園への経営移管を経て、1985年から現在の校名で運営しているが、教室棟などのある木造校舎は、昭和20年代の前半に建てられたものを使用してきたため、老朽化が進んでいた。そこで、99年ころから建て直しを検討。2000年から積み立ててきた基本金6億6千万円を掛け、木造校舎の改築を行うこととなった。
工事は1期、2期に分けて2カ年で完了する計画。コース別授業に対応できるよう、普通教室を2教室増やすほか、耐震性や断熱性などにも配慮した。
新2号館の建設は今年の4月に着工。新校舎には普通教室9部屋と特別教室1部屋を設けたほか、進路指導室、応接室などを完備した。鉄骨造2階建で延べ床面積は1605平方メートル。1期の総工費は約3億2千万円。
2期工事に伴う旧校舎の取り壊しは来年1月から始める予定で、完成は来年秋を予定している。 -
行政相談委員に南箕輪村の清水貴男さんを委嘱
南箕輪村大泉の清水貴男さん(63)が25日、総務省の行政相談委員の委嘱を受けた。村役場で長野行政評価事務所の山田真行政相談課長が、委嘱状を交付した。
行政相談委員は国民と行政をつなぐパイプ役で、総務省が委嘱する。県内は144人、村は清水さん1人。無報酬のボランティアで、月2回の行政相談に応じ、内容によって担当行政機関につなぐ。相談内容は、道路やガードレールの補修の要望などが多いという。
清水さんは、「行政そのものが地域住民に近くなるように、何でも相談に応じていく。気安く、気楽な気持ちで相談に来てほしい」と話している。任期は09年3月まで。
相談は第1・3金曜日、村民センター2階の小会議室。午前10時から11時まで受け付ける。1月最初の相談日は5日。 -
緊急援助隊災害対応特殊ポンプ自動車
箕輪消防署に配備伊那消防組合箕輪消防署に緊急援助隊災害対応特殊ポンプ自動車が配備され25日、入魂式があった。
老朽化に伴う更新。今回、新ポンプ自動車を大規模災害時に出動する県緊急援助隊に登録した。署に配備している消防車両で初の登録になる。
ポンプ自動車は全長5・9メートル、全幅1・9メートル、全高3メートル。総排気量4000cc。乗車定員5人。吸管巻取装置、動力付ホース延長資機材、デジタル式ポンプ操作盤、動力はしご昇降装置、キャブチルト、空気呼吸器(3基)などを装備。後部に初めて町のキャラクター「もみじちゃん」も描いている。
入魂式で平沢豊満町長は、「最新鋭の機能を備えた消防自動車。万一のときは全国津々浦々に出動できる。万一に備え署員一同身を引き締め町の、地域の守りにつけるよう進めていきたい」とあいさつ。署員に対し、「安全安心のまちづくりのため訓練に励み、機械の性能を十二分に発揮できるよう健康に留意しながら頑張って」と話した。
伊那消防組合の早川正行消防長は、「消防にとって消防自動車は命。魂を吹き込み、住民の安全安心の確保のため頑張ってまいりたい」とお礼の言葉を述べた。 -
箕輪中部小6年2組
炭焼きに挑戦箕輪町の箕輪中部小学校6年2組(37人、六波羅孔明教諭)が22日、炭焼きに挑戦した。夜通し火の管理をするため学校に泊り込み、竹炭や鑑賞炭の完成を目指した。
5年生の時、「学校に泊まりたい」との声をきっかけに、夜通しの作業が必要な炭焼きを考えた。6年の1学期は、松ぼっくりなどを入れたアルミ缶や一斗缶をたき火で焼いて炭を作った。
今回は、炭焼き経験のある伊那市の北原重利さんに協力を依頼し、学校の中庭に煙突を付けて加工したドラム缶を設置し、土をかぶせて炭焼き窯を二つ作り、本格的な炭焼きに挑戦した。
竹、竹の割りばし、松ぼっくり、バラのつぼみなど好きなものを持ち寄り、竹には後で分かるよう各自の名前を刻んで窯に入れた。
午後3時半に点火。18時間燃やし続け、煙の色が透明になったら空気を遮断し、炭化するのを待つ。
「どんな炭ができるか楽しみ」と話し、男子児童は窯の近くに皆で建てた観察小屋に、女子児童は校舎に泊まって火の番をし、次回の炭焼きに備えて、煙突からの温度を30分ごとに測定し、煙の匂いや色の変化なども記録した。 -
赤穂東小2学期終業式
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)は26日、2学期の終業式を開いた。全校児童を前に3年1組と6年生の児童らが総合学習の時間などで学んだことをそれぞれ発表した。3年1組はカイコを育てたことについて紙芝居や寸劇で発表。皆で考えたカイコかるたも披露した=写真。6年生は節水のため学校に雨水タンクを作って設置したことを発表したほか、リコーダーの合奏で「夕焼け小焼け」を演奏した。
熊谷校長は「86日間の2学期が終わる。地域の伝統文化や命の大切さについて学んだことを忘れず、良い正月を迎えてほしい。交通事故や不審者の被害に遭わないよう気をつけて休み明けには全員が元気で登校してください」と呼び掛けた。
市内5小学校のうち、東小以外の4小学校は27日に終業式を開く。年末年始休業はいずれも1月9日まで。 -
駒ケ根高原スキー場オープン
駒ケ根市の中央アルプス駒ケ根高原スキー場は26日、今季の営業を開始した。予定の16日から10日遅れてようやくのシーズン突入となったが、天気はあいにくの小雨模様。平日ということもあってか、昼すぎまでゲレンデを訪れる人の姿はなかった=写真。
昨季は88年の開業以来初めてオープン初日からナイター営業も開始できるなど雪に恵まれたが、今年は一転して雪不足。今季の目標入場者数は昨季の約6万5千人を上回る7万人を見込んでいるが、暖冬との予測もあって先行きは厳しい状況だ。
滑走可能となったのは全長500メートルのすずらんコースのみで、中級者向けのしらかばコースの滑走可能時期は未定。問い合わせはTEL83・4000へ。 -
伊那東保育園で〆の子づくり
伊那市の伊那東保育園の園児が25日、西箕輪の農業公園みはらしファーム内に飾る〆の子飾りづくりに挑戦した=写真。
みはらしファームでは例年、大晦日に年神様が宿るとされる「〆の子」を、翌年の西暦分だけ飾るイベントを実施している。〆の子は31日までファーム内に飾った後、小正月の「どんど焼き」で焚き上げるが、その時年神様が願い事を持ち帰ってくれると言われているため、来場者にも〆の子づくりへの参加を呼びかけ、願い事をかけてもらっている。
同園では、わらに触れながら伝統文化を学ぼう竏窒ニ、一昨年から〆の子づくりに参加しており、今年で3年目。年長園児が中心となり、保育士と協力しながら、ねじった稲ワラを、少しずつよっていった。
27日までに未満児を除く64人分の〆の子をつくり、園児らの願い事を下げてみはらしファームに届ける。 -
西箕輪に花の直売所オープン
ちょっと変わった季節の鉢植えはいかが?竏秩B伊那市西箕輪の一角に、鉢植えを中心とする花の直売所「はなまるファーム」がオープンした。
直売所を立ち上げたのは加藤晴泰さん、定子さん夫妻。花き生産はもともと定子さんが始めたものだが、結婚を機に二人で取り組むようになった。
最初は市場出しから始めたが、市場出荷の場合、大量生産しなければならない。しかし、作りたい花を作ってやっていきたい竏窒ニの思いから、自分たちで直売所を持ちたいと考えるようになった。
本格的に準備を始めたのは1年ほど前。花を育てているハウス4棟のうち1棟を、客が立ち入れる直売所として整備した。
ポインセチアの仲間で葉がピンク色に色付く「ドルチェ・ローザ」や山野草の一種、ヒマラヤトキソウなど、花、樹木合わせて100種類以上がそろっているほか、「踊り葉牡丹の寄せ植え」といったユニークな鉢植えもある。現在、花の季節を迎えているクリスマス・ローズも、色や形の異なる多品種がそろっている。
加藤さん夫妻は「個性的な花もあるので、見に来てほしい」と呼びかける。
冬場の営業時間は午前10時縲恁゚後4時。場所は伊那インター西箕輪線の大萱交差点北、西箕輪の大萱グラウンドの横。 -
琴伝流大正琴の指導者
伊那市美篶
長井幸子さん(70)長い髪を三つ編みにして束ね、鮮やかな色の服をまとう。「赤を着ると『さあやろう』って気になるから、何でも赤が好きなんだよ。口の悪いのは直らないね」と快活に語る。
駒ヶ根市に本部を置く大正琴の流派「琴伝流」の設立当初から、創始者とともに大正琴の普及に努めてきた。大正時代には一斉を風靡(び)した大正琴も、当時の田舎ではほとんど知られていなかった。しかし、約35年近い活動を続ける中で愛好者も全国へと波及。琴伝流は全国に40万人以上の会員と1万人以上の講師陣を持つ日本最大の流派となった。
「大正琴はほかの楽器と比べて安いし、音符じゃなくて数字で鍵盤を弾くようになっているから、楽譜の読めない人でも簡単に弾ける。老若男女問わず誰でも楽しめる。そういうことが受けたのかも知れないね」
◇ ◇
高校時代は声楽に関心があり、ピアノも習っていた。しかし、そのころは女性は高校を卒業したら結婚するのが当たり前という時代。大学に行けるはずもなく、声楽家への思いを断念した。
大正琴と出会ったのはそれから20年ほど後のこと。当時通っていた詩吟教室に大正琴の製造に乗り出したばかりの地元企業がやってきて、体験会を開いた。
見たこともない楽器は、ギターのような風体にタイプライターのような鍵盤を持ち、音階は数字に置き換えられていた。初めてだったが、昔培った音楽のかんがものをいい、すぐに弾くことができた。その様子をみた製造会社の代表から「大正琴の普及を手伝ってほしい」と声がかかり、大正琴の指導者として、普及活動を支援することになった。
◇ ◇
ピアノは習っていたが、手探り状態からのスタート。こういうことをやっているんだけどやらねえか竏秩Bそう友人に声を掛けることから始めた。さっちゃんならやるか竏秩Bそんな友人が徐々に来てくれるようになった。
教室は、ただ弾き方を教えるだけでなく、楽しくおしゃべりしたりお茶を飲んだりと一般的な習い事教室とは一風変わったやり方で展開した。「先生らしからぬ先生」そんな型破りなところがうけ、受講者も人づてに広がっていった。
「楽しくやるには大勢集まったほうがいいし、楽しければ続く。中には、20年近く続けてくれている人もいるよ。自分の身内も大事だけど、琴の仲間も身内と一緒。教室に来ていない人がいれば、具合が悪いんじゃないかって心配になる」
◇ ◇
現在は親戚の結婚式で披露する「世界に一つだけの花」を仲間とともに練習しているが、「最近の曲のメロディーは難しい」と苦笑する。
「元気で音楽好き、性格も男っぽかったから、ここまで続けてこれた。健康な体に生んでくれた両親には感謝したい。元気な限り、大正琴は続けていきたいね」 -
新年に彩り 正月の花を生ける
伊那市生涯学習センターで26日、生け花講座「正月の花」があった。地元を中心に、近隣市町村から主婦らが集まり、床の間や玄関などに合わせた生け花を習った。
花は、金明竹・赤い実がついた千両・黄色の菊と、ナンテン・葉ボタン・菊の2パターンを用意。
生け花研究家北沢理光さんが指導に当たり「松の枝はストーブで温め、曲げてから水につけると曲がる」「ナンテンの実は垂れないよう、天に向ける」とアドバイスし、手本を見せた。
そのあと、参加者は一人ずつ花を生け込み、立ったり、座ったりして眺めながら、バランスを見て仕上げた。
駒ケ根市の北原弘子さんは「これまで自己流に生けていた。花の向きや角度が少し違うだけで雰囲気が変わる。生け花は難しいけど、おもしろい」と話していた。