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JAが給食の食材提供
JA上伊那駒ケ根支所(春日一衛支所長)は食育事業の一環として2月中に管内の全小中学校に給食の食材を提供する。トップを切って駒ケ根市の赤穂小学校と赤穂中学校にシメジ、ネギ、鶏卵などを提供。13日に理事らが同校を訪れ、提供した食材を使った給食を児童、生徒らとともに食べた。
給食の時間に合わせて赤穂小学校3年1組の教室を訪れた井上利雄理事は児童らに・ス地産地消・スの文字を示し「今は遠くから来る食材もたくさんあるが、地元で生産された品はやはりおいしいし、体のためにも良い。よく味わって食べてください」と呼び掛けた。この日のメニューは煮物、卵スープ、イチゴなどで、井上理事は児童らと談笑しながら給食を味わっていた=写真。
JAの取り組みは昨年に続き2年目。 -
赤穂東小大縄跳び大会
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)で14日、全校大縄跳び大会が始まった。学年縦割り編成の「仲良し学級」9チームが3チームずつ対戦する予選を3日間にわたって行い、勝ち上がった3チームで19日に決勝を行う。
予選初日に対戦したのは1年生と6年生のそれぞれ1縲・組でつくる3チーム。児童らは審判の開始の合図で一斉に跳び始めた=写真。競技は10分間に何回跳べるかを競うもの。児童らは回る縄の中にタイミングを見計らって飛び込んでは次から次へとジャンプして回数を重ねた。うまく跳べた児童はつかの間緊張から解放され、友達と顔を見合わせて喜んでいた。
各チームとも全力を尽くして頑張った結果、3組チームが329回で決勝に進出した。15日は2・4年生、16日は3・5年生による予選が行われる。 -
【記者室】県職員が不法投棄とは
カップめんの容器や雑誌などを駒ケ根市の山林に捨てた疑いで県職員2人が相次いで書類送検された。環境美化についての意識は一般人よりも高くて当然の県職員が違法を承知でやったことで、同情の余地はない▼一見しただけでは誰が捨てたのか調べようもなさそうな不法投棄ごみだが、本気でやればかなりの線まで分かるようだ。今回も警察の捜査で容疑者の身元が判明した▼不法投棄にはどの自治体も頭を痛めているが、個人による一般廃棄物の不法投棄は5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金と法に定められている。発覚したら厳罰が待っていると知れば、少しぐらいなら竏窒ネどと考える不届きなやからも減るだろう。行政はもっと強くアピールしたらよい。(白鳥文男)
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上古田スケート場利用まとめ
箕輪町教育委員会は、町営上古田スケート場の今季の利用状況をまとめた。1月11日から2月4日までに3611人の利用があった。
今季は暖冬の影響で当初予定よりオープンが遅れたが、箕輪西小学校は1月11日、保育所スケート教室は12日、一般は14日から利用が始まった。25日間の会期中、朝は19日、ナイターは14日開いた。1月13日は親子スケート教室、1月21日げたスケート体験会、1月27日ジュニアスケート大会もあった。
利用者数は、朝1369人、ナイター808人、西小授業1128人、上古田保育所306人。貸し靴利用数は1135足。
朝とナイターで計33回の開場で、1回平均の利用は109人。昨年は88人で、今季は利用が多かった。 -
西春近中央保育園、親子で柳沢運動プログラム
家でもできる親子運動を知ってもらおう竏窒ニ、伊那市の西春近中央保育園は15日、心身の健全な発達を促す目的で導入している「運動あそび」を親子で体験するイベントを開いた。同園の親子約60人が、普段園児らが取り組むプログラムや、親子一緒にできる運動を楽しんだ。
同園は本年度、自由参観という形で公開。保護者にも運動遊びを知ってもらう取り組みをしてきた。今回は保育参観に合わせて実際に親子で運動遊びを体験してもらう機会を設置。家庭で親子のかかわりのヒントにしてもらおう竏窒ニ、一緒できる運動を中心とした。
親子は飛行機や動物を模した動きなどに挑戦。「手足の力が弱い子が多いが、家でできることをしっかりやってもらうと、けがすることも無くなると思う」などと話す保育士の声に耳を傾けながら体を動かし、触れ合いを楽しんでいた。
運動あそびは、市が05年から小鳩園を含む市内23園で導入しているプログラムで、身体だけでなく脳の前頭葉を刺激し、集中力を高める効果などもあるとされている。 -
公営みすず寮を守る会のメンバーなどが市に対し監査請求を求める
公営みすず寮を守る会」(原弘会長代行)のメンバーなど4人が15日、本年4月を目途に伊那市が上伊那福祉協会に経営移管する準備を進めている特別養護老人ホーム「みすず寮」の移管手続きが不当かつ違法であるとして、同市監査委員に対し住民監査請求をした=写真。
請求では▽市議会の議決を経ないうちにみすず寮の廃止届けを提出したこと▽みすず寮の設置を位置付けている「伊那市特別養護養護老人ホーム条例」が今なお効力を有しているにも関わらず、廃止届けなどを提出したこと▽上伊那福祉協会のみに限定して移管協議を進めていること竏窒ネどの不当性・違法性を主張。監査を求めているほか、廃止届けの撤回と移管協議の中止を訴えている。
監査結果は受付日から60日以内に通知されることとなっているが、市は3月議会にみすず寮の設置条例を廃止する条例案提出する準備を進めており、議会の動向によっては監査請求の結果を待たずしてみすず寮の廃止・移管が成立する。しかし同会は、監査請求が却下された場合や廃止・移管が成立した場合には住民訴訟も視野に入れて公営みすず寮の存続を訴えていきたいとしている。
市は1月25日付けでみすず寮の廃止届けなどを県に対して提出している。 -
上伊那建設労働組合が健康教室
上伊那建設労働組合の主婦の会・青年部が共催する健康教室「頑張っている人のがんばらない体操」が14日、伊那公民館であった。組合員45人が集まり、タオルやボールを使った体操で体をほぐした。
健康教室は組合員の健康維持が目的で、25回目。
講師に、身体機能改善トレーニング公認A級指導士の山岸洋子さんを迎え、参加者は両手に持ったタオルをまたいだり、体をV字にしたりと楽しみながら冬場の運動不足を解消した。
また、仰向けに寝た人を起こすとき、憎しみがある場合とやさしさを持った場合とでは腕の節々にかかる負担が違うことを体感。山岸さんは、心と体とつながりに触れ「人間関係は、まず自分との信頼関係。健康を保つために視点を変える気づきを持ってほしい」と促した。 -
サン工業が工場増設
伊那市西箕輪の表面処理(メッキ)に携わるサン工業(川上健夫社長)と伊那市・市土地開発公社の工場用地売買契約調印式が15日、市役所であった。
同社はハードディスク、自動車、情報家電など部品の表面処理を手がけている。全体に受注の増加で現工場が手狭になり、さらに半導体関連部品へ新規参入することから、新たに工場を増設する。
新工場(第3工場)は、伊那インター工場団地内にある現工場の東側。用地は約1万3600平方メートル。工場は鉄骨造り3階建て(2階一部吹き抜け)で、床面積は3900平方メートル。投資額は7億円。
3月末に着工し、7月に完成予定。稼働は8月からを見込む。
今期の売上予想は15億円で、5年後には30億円を目指す。
川上社長は「再来年、創業60周年を迎える。表面処理は特殊業務。海外に負けない技術力を身につけたい」とあいさつ。
川上社長は伊那商工会議所副会頭も務め、小坂市長は「市の工業発展に尽力いただければ」と期待した。 -
伊那ロータリークラブ顕彰式
伊那ロータリークラブ(前林武夫会長)の第28回顕彰式が15日、伊那市内であった。十数年間、伊那中学校に花を生けた伊那市西町の小田タカ子さん(84)が受賞した。
小田さんは孫が伊那中学校へ入学したのを機に、明るい学校であってほしいと願い、週1縲・回、正面玄関に生け花を飾るようになった。生徒や職員から喜ばれ、孫が卒業したあとも続けた。高齢のため、本年度からは入学式や卒業式、文化祭などイベントの際に季節の花を届けている。
前林会長は「長年にわたり、学校の教育環境向上に努めた」と述べ、顕彰牌を手渡した。
小田さんは「庭や山で取ったり、買ったりした花を飾った。学校へ行く度に励まされ、これまで続けてこられた。自分にできることととして花を届けていきたい」と話した。
顕彰式は創立記念例会と合わせて開き、メンバー約40人が出席した。 -
竜東線飯沼~北組間は1・5車線計画で
伊那建設事務所(松下泰見所長)は15日、中川村議会全員協議会で、竜東線(主要地方道伊那生田飯田線)の中川村飯沼縲恂k組地区(約2キロ)の整備について、1・5車線計画を提案した。
同路線は駒ケ根市吉瀬縲恃ム島町中平(橋りょう含む840メートル)が工事中で、07年度中の完成を見込む。続く飯島町中平縲恣咜]利2・9キロはルートが決まっているが、その先線の日曽利縲恍・・コ大草4キロはルートも未発表。
建設事務所の説明では、4キロのうち飯沼縲恂k組の約2キロについては「県の財政的逼迫の折から竜東線として幅員7メートル道路を整備するには長い時間が掛かる。とりあえず、地域の人々が早く、安全に通行できるように、見通しが悪い場所や急カーブなど危険個所を改修し、待避所を設けるなど、地域住民の意見を聞きながら、1・5車線による整備計画を進めたい」とした。
議員から「竜東線整備は村の悲願。計画そのものがなくなることは困る」「国道153号との接続は」などの質問や意見が出された。
今後、伊那建設事務所は、竜東線既成同盟会や地元住民とワークショップなどで計画について話し合い、理解が得られれば、07年度に調査費を計上する考え。飯島町議会でも近日中に、同様の提案をする。 -
下水道使用料の改定を答申、一般家庭1・51%、事業所0・84%
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中川村は14日夜、役場で下水道等建設委員会(原惣一会長)を開き、一般家庭1・51%、事業所等0・84%の改定を答申した=写真。
9月29日、村は公共下水道と農業集落排水施設の使用料の統一に向け、下水道使用料の改定を諮問、以来4回の審議を行なった。
答申には改定率のほか▽公共下水道と農業集落排水施設の使用料を統一する▽改定時期は下水道利用者の理解、協力をうるための周知期間を設定し、07年度6月からとする▽農業集落排水施設の管理は3月31日を持って、管理委託を廃止し、村が全てを管理する-などを盛りこんだ。
また、審議中に出された意見として▽料金の増加に見合ったサービスの向上▽下水道の繋ぎ込み率の向上に努め、収益の伸長に努力されたい-などを要望した。
改定下水道使用料(1カ月)基本料金1800円、人数料金1人世帯2000円、2人世帯2500円、1人増加するごと500円増。事業所等は基本料1800円、従量料金(1立方メートルにつき)0縲・0立方メートル140円、20縲・0立方メートル160円と6段階に設定。 -
(12)、飯島ジュニアソフトテニスクラブ
飯島ジョニアソフトテニスクラブ(小林茂和監督、8人)は第6回全国小学生ソフトテニス大会県予選会で6人3ペアが上位入賞し、全国大会に出場する。春の全国大会出場は昨年に続き2年連続3回目だが、3ペア出場は創部20周年目、初の快挙。
同クラブは2月4日松本市南部屋内運動場
で開いた県予選会で、5年生女子ダブルスの部で城鳥友里さん(伊那東小5年)=伊那市=・湯沢みなみさん(飯島小5年)=本郷=ペアが3位入賞。
4年生以下の部で本郷の新井春花さんと矢沢彩香さん(いずれも飯島小4年)ペアが2位。宮崎由佳さん(七久保小4年)=高遠原=、加藤祐希さん(飯島小4年)=本郷=ペアが3位入賞を果たし、それぞれ全国大会(3月29-30日、千葉県白子町開催)に駒を進めた。
5年生の城鳥・湯沢ペアは「県大会では2次予選で敗れた優勝候補のペアに勝てた。全国大会は練習の成果を出せるようにしたい」。
また、共に飯島小4年生の新井・矢沢ペアは「予選では、負けそうな苦しい試合もあったが、決勝に進出できて良かった。全国大会は初めて、どんなに強いペアに当っても、今までの練習成果を生かし、勝ち進みたい」。 宮崎・加藤ペアは「最後に強いペアに当り、敗れてしまったが、3位になれて良かった。全国大会では、勝ちたいという強い気持ちでぶつかっていきたい」とそれぞれ抱負を述べた。
小林監督は「全国大会のレベルは年々上がっている。競技は強風の影響を受ける屋外の芝生コート、飯島クラブは室内練習しかできないので、風に対処できるか。組み合わせ、試合度胸があるかなど、全く予想がつかない。大会まで後1カ月、充実した練習で試合に臨みたい」と話す。
同クラブは毎週水・木曜日午後5時50分から、土曜日午後4時から、飯島小学校体育館で練習している。 -
・ス作りっぱなし・スやめます、総合計画進ちょく実績を初公表
宮田村は14日、2010年度まで5年間の「村第4次総合計画後期基本計画」の実施進ちょく状況を総合計画審議会に示した。計画がどのように各事業に反映されているか、初めて実績を公表したもの。従来はこのような外部説明がなく、住民にも分かりづらかったが、進ちょく状況は村のホームページでも公開する予定。・ス作りっぱなし・スの計画から一線を画し、透明性を高め村民への周知も図っていく考えだ。
総合計画は村の長期的な行政運営の指針だが、従来は進ちょく状況をまとめたものはなく、村職員でさえも共通認識の部分で理解していない状況だった。
審議会も計画策定に携わり、答申すると役目を終了。しかし、今回の後期計画から進ちょくを年度ごとチェックしていくことに。
村も審議会の考えに沿って、進ちょく実績を各事業ごとにまとめて公表。予算的な部分も含めて、この日の審議会に示した。
状況検討を含めて、教育から産業振興まで村政全般について幅広く意見交換。
席上、清水靖夫村長は「今までの計画のように絵に描いたもちではなく、このように精査していくことが重要」と言及。今後に向けて透明性と村民参加が行政運営の不可欠要素としてあげ、一層の協力を求めた。 -
酒酔い運転は「免職」、宮田村が職員の懲戒処分の指針を明文化
宮田村は職員の懲戒処分等の指針を策定した。今までも県の指針に準ずる対応をとってきたが、飲酒運転の社会問題化などを受け、処分の基準(量定)を明文化。酒酔い運転はいかなる場合でも最も厳しい「免職」とし、酒気帯び運転は「免職または停職」とした。
指針は飲酒運転など交通法規違反のほか、日常の服務、公金取り扱い、公務外行為と職員の不祥事に適用。
量定は最も厳しい免職から、停職、減給、戒告、さらに懲戒にはあてはまらないが指導上の措置として訓諭、厳重注意、口頭注意の区分を設けた。
飲酒運転については、同乗した職員の責任についても規定。飲酒運転を指示したり命令した場合は「免職」とし、飲酒の事情を知っていた場合は「停職または減給」とした。 -
担い手が意欲持てる体制整備を、果樹振興計画策定
宮田村農業農村支援センターの果樹専門部は新たな果樹振興の地域計画を策定した。計画の実施期間は今後5年間。果樹作業支援グループの育成などに着手し、担い手が意欲を持てる体制整備を進める。
せん定や棚つけなど各農家の作業は膨大。繁忙期には人出が必要となるが、これまでは個人的なつながりで親戚や友人、地域の人などに協力を頼むしかなかった。
支援グループはそれを組織的に補完するもの。具体的な育成計画はこれからだが、労働軽減、高齢農家の経営維持にもつながると取り組む考えだ。
また、果樹専作農家の規模拡大についても支援。園地の計画的な集約などを進め、生産量の維持確保に努める。
支援充実などにより若手経営者のやる気も引き出し、担い手の育成も。認定農業者の果樹農家数を現在の3戸から2010年度までには20戸に増やす目標も立てた。 -
宮田小6年、小学校生活最後の授業参観
宮田村の宮田小学校は15日、高学年の授業参観を行なった。小学校生活最後の参観となる6年生は、卒業を控えた今の気持ちや将来の夢などをスピーチにして発表。訪れた保護者は堂々と自分の言葉で話す我が子の成長に目を細めた。
今一番伝えたいことを文章にした6年の児童たち。改めて尊く感じる友情や、夢中になって取り組んでいること、中学への期待など、それぞれの想いを1分間スピーチした。
歌や今までの学習成果なども発表。参観したある保護者は、立派に育った子どもたちの姿に「具体的な目標や夢を持つようになり、改めて成長を感じた」と話した。 -
伊那市よりよい教育環境推進連絡会
伊那市よりよい教育環境推進連絡会は14日、市役所で本年度2回目の会合を開いた。市内の小中学校21校の校長、育成会やPTA会長ら約50人が集まり、子供たちの安全に向けて取り組んできたそれぞれの活動内容を発表し、情報を交換した=写真。
取り組み実績の報告では、地域に設置された有害図書自販機の撤去運動や、危険箇所などを示した通学路マップの作成などについて報告。そのほか、市内の全小中学校に設置された、子供たちの登下校の安全を見守る組織の特徴などを、それぞれの学校代表者が説明した。
同連絡会は、家庭、学校、地域社会が連携し、よりよい教育環境をつくる目的。
北原明教育長はあいさつで「子供たちから危険なものを隔て、守るのと同時に、子供たちの心を育てる活動も重要となる。もっと直接的な大人の活動が求められている」と呼び掛けた。 -
私のアイデア貯金箱コンクール
南箕輪南部小6年吉原大輝君が努力賞日本郵政公社主催の第32回私のアイデア貯金箱コンクールの南信北ブロック地区で、南箕輪村の南部小学校6年吉原大輝君(11)が5・6年の部で努力賞を受賞した。13日、南箕輪郵便局長が賞状と副賞を贈った。
吉原君の作品は、うな重の形をした「おいしそうな貯金箱」。夏休み中に祖母の家で食べたうな重がおいしくて、貯金箱にしようと考えたという。うなぎとご飯は紙粘土で作り絵の具で色を塗った。木箱を利用し、外側は黒、内側は赤く塗り、ふたにうなぎとご飯を接着。側面にお金を入れる穴を開けた。
「ご飯粒を丸めるのが大変で疲れたけど、すごいよくできたと思う」と話し、「作っていて受賞できるとは思わなくて、うれしかった」と喜んだ。貯金箱でお金を貯めて本を買いたいという。
コンクールは、県内で7710点の応募があった。村では南箕輪小6点、南部小19点を応募した。南信北ブロックは上伊那、諏訪、岡谷地域で、努力賞は10点。 -
民主党長野県第5区総支部が新春交歓会
民主党長野県第5区総支部(加藤学代表)は11日、07年民主伊那谷新春交歓会を箕輪町の松島コミュニティーセンターで開いた。関係者など約70人が集まる中、羽田雄一郎参院議員を迎え、春の県議選、夏の参院選に向けて結束を深めた。
加藤代表は07年を「政治決戦の年」として参院選における羽田氏の再選、県議選における独自候補の擁立など、打倒安倍政権に向けた取り組みを着々と進めている現状を示し「政策で堂々と戦える県議選としていきたい。共通の敵に向けてがんばっていこう」と呼びかけた。
また、羽田雄一郎氏は、戦後の日本が独自に築いてきたセーフティーネットを小泉・安倍政権が崩壊させた結果、格差問題があらゆる場面で生じている現状を指摘。「地域が良くならなければ日本は良くならないという思いを貫いてやっていきたい」と語り、夏の参院選を勝利し、民主主導の議会運営を目指す意志を示した。 -
インドアラジコン飛行会
駒ケ根工業高校ラジコン愛好会(竹内浩一会長)は11日、第12回小型電動ラジコン飛行機インドア飛行会を駒ケ根市の同校体育館で開いた。上伊那各地のほか、遠くは塩尻市や飯田市から愛好家約10人が訪れ、それぞれ持ち寄った愛機を思う存分飛ばした。参加者はコントローラーを手にして飛行機やヘリコプターを真剣な表情で操縦=写真。宙返り、背面飛行、きりもみやホバリング(空中停止)などの特殊飛行を見事に決めて仲間から賞賛を受けていた。中には館内に張られたワイヤーに気がつかずに機体を引っ掛けて墜落させてしまう参加者もあったが、慣れた様子で手早く修理すると再び飛行を続けた。
竹内さんは「初心者の参加も大歓迎。せっかく機体を買ったのにうまく飛ばなくて悩んでいる人の相談にも喜んで応じます」と愛好者の参加を呼び掛けている。 -
駒ケ根市ソフトバレー大会
駒ケ根市バレーボール協会(六波羅武志会長)は11日、駒ケ根市ソフトバレー大会を同市の市民体育館と社会体育館で開いた。駒ケ根市のほか伊那市などの近隣市町村から55チームが出場。ヤング、シルバー、ブロンズ、ゴールドの各部ごとに優勝を目指して熱戦を展開した=写真。
上位は次のチーム。
▼ヤングの部(1)梅の里A(宮田村)(2)O・G・S(宮田村)(3)Beeキラー(伊那市)▼ブロンズの部(1)サンクラブI(長野市)(2)大穴A(飯島町)(3)てんとうむしA(辰野町)▼シルバーの部(1)こまちゃんA(駒ケ根市)(2)梅の里A(宮田村)(3)こまちゃんB(駒ケ根市)▼ゴールドの部(1)伊那ドリーム(伊那市)(2)勘太郎(駒ケ根市)(3)似たかB(辰野町) -
箕輪北小体育館しゅん工式
箕輪町の箕輪北小学校(長田伊史校長)で14日、新体育館しゅん工式があり、児童がコカリナ演奏や作文などを発表して完成を祝った。
現在の体育館の老朽化に伴い新設した。鉄骨2階建、延べ床面積1561・77平方メートル。
平沢豊満町長は、「町民の理解をいただいて立派な体育館ができた。感謝の気持ちを忘れずに体育館を活用してほしい」とあいさつし、児童には「体育館で十分に体を動かし、いろいろなことに挑戦して素晴らしい児童に育ってほしい」と話した。
長田校長は、「もっともっと素晴らしい体育館にするため、どんどん利用して体を丈夫にしたり友達と仲良くし、皆だけのものではないので長く使えるように大切にしてほしい」と呼びかけた。
児童は、体育館建設のために伐採した桜の木で作ったコカリナの演奏や作文、歌などを発表した。
児童代表の1年生は「自慢の体育館でドッジボールをするのが一番楽しみ」、6年生は「新体育館で初の卒業式になる。一生の思い出になると思う。大切に使いたい」と発表。伐採されたメタセコイアの木について学んできた5年生は、挿し木でメタセコイアを育てていることなどこれまでの学習を発表し「木を大切にして」と呼びかけ、伐採木で作ったコカリナで「かっこう」「とんび」を演奏した。 -
箕輪町の赤ソバブランド化
ブランドづくりネットワーク信州が構想・計画を提案長野県内のブランドづくりを支援する長野県デザイン振興協会のブランドづくりネットワーク信州(鈴木進委員長)は13日、支援モデルの第1弾となる箕輪町の赤ソバのブランドづくり構想・計画を町に報告した。構想の趣旨に「顧客の期待を超える箕輪町ならではの感動体験の提供」を挙げ、赤ソバを生かした商品・サービスを提供する観光(もてなし)事業の戦略や施策を示した。
ブランドづくりネットワーク信州は、05年に県内の産・学・官の代表機関が集まり策定した「信州ブランド戦略」に沿って、商品や販促のデザイン、宣伝・広告など専門性の支援を担う。長野県デザイン振興協会が母体。ブランドづくりテーマの応募の中から町の赤ソバを第1弾テーマに選び、現地視察などをして構想・計画をまとめた。
顧客への感動体験の提供により、農をベースに製・販・サービスを一貫して直接提供する自立的なブランド構築を提案し▼赤ソバ栽培発祥の地として赤ソバ畑の最高の景観の提供▼自家栽培・製粉した最良の原料で町独自の商品・サービスの提供-を挙げた。
現状分析に基づく戦略として事業収益構造の確立、ターゲット顧客の特定とニーズ把握、ブランドイメージのデザイン、施設・設備の整備、町民の取り込みなどを説明。商品・サービスの再構築については、産地独自の強みを有する商品・サービスの洗い出しとして、ハチミツ、寒干しそば、十割そばなどを例に挙げた。
平沢町長は、「赤ソバを地域全体の活性化の引き金にしたい。現状を整理し直し、事業主体を固めて、どういう人材を入れ、いかに夢を共有するか検討したい」と話した。 -
南箕輪村の矢沢はなえさん(98)
日本ゲートボール連合表彰で健康功労賞受賞南箕輪村ゲートボール連盟に所属する南箕輪村久保の矢沢はなえさん(98)が、日本ゲートボール連合表彰で健康功労賞を受賞した。矢沢さんは、「仲間の皆さんのお陰でゲートボールを楽しみ、健康が保てる。感謝しています」と喜んでいる。
村ゲートボール連盟(60人、伊藤聖人会長)の最高齢者で、97歳の表彰で受賞者に選ばれた。1月30日、連盟副会長が県の伝達式で賞状を受け取り、矢沢さんに届けた。連盟の会員で97歳の表彰受賞は初めて。
矢沢さんは、昭和50年代に村でゲートバール競技が始まったときから参加。主治医に「過激でなく老人に一番いい運動」と言われたこともあり、ずっと競技を続けている。
仲間が「この人ほど丈夫な人はいない」と話すほど健康で、日ごろは地元の久保ゲートボール場で週3日の練習に励み、冬期は大芝屋内運動場で月3回の大会にも参加。仲間の車に乗せてもらい、村外の大会にも出かける。
過去に南信大会で優勝し県大会出場の経験もあり、これまでに獲得した金、銀、銅メダルは合計5つ。「楽しかった。いい思い出になっている」という。「嫌なことがあってもゲートボールをすると忘れる。皆さんが声をかけてくれるから、続けようと思う」と話している。
普段は畑の草取りや好きな鉢花の手入れ、編み物もしている。 -
春の高校駅伝に向け600個のプランターで花の準備が進む
1カ月あまりに迫った「春の高校伊那駅伝2007」に向け、伊那市振興公社では大会トラックに飾る花の準備を進めている。約600個のプランターが並ぶハウスの中では、黄色やピンク色の花々が咲き始め、一足早い春を演出している=写真。
3月に開催する春高駅伝のトラックを演出する花を育てている同公社では例年、開催日に合わせて開花するように水やりや温度管理をしている。
最も難しいのは花の開花時期を大会前後に合わせること。夜間はストーブをたくなどして凍らないようにしているが、暖冬となった今年はいつもより若干早めに開花した。また、今年は折り返し地点となる東部地区にも花を飾るため、プランター数を増やした。
現在ハウスではパンジー、ビオラなどが見ごろを迎えており、今後はピンク系のシバザクラが咲き始める。 -
高校前期選抜合格者数発表
県教育委員会は14日、07年度公立高校前期選抜合格者数を発表した。8校17学科で前期選抜を実施した上伊那では865人が受験し、511人が合格したが、募集人員合計である536を25人下回る結果となった。
学校別に見ると、定員割れとなった箕輪工業高校普通科の合格者数が募集人員より12人少ない28人となったほか、50人の募集に対し87人が受験した赤穂高校普通科でも、定員を13人下回る37人のみの合格となった。
そのほかの高校では募集定員どおりの合格者数となっている。
後期選抜試験の受付期間は21日縲・3日正午、志願変更受付は26日縲・月1日正午となっている。 -
信州高遠美術館「アートスクール展」
伊那市高遠町の信州高遠美術館は25日まで、ギャラリー展「アートスクール作品展」を開いている。スクールの生徒たちの絵画と陶器合わせて40点余を展示。個性あふれる作品が来場者の目を引いている。
スクールは同美術館の主催。美術館や芸術に親しんでもらおうと、10年以上前に始めた。風景画や人物画、陶芸などの内容で年10回ほどあり、洋画家の竹内徹館長をはじめ、地元在住の作家が講師を務めている。
今回初めて発表の機会を設け、昨年度と今年度の生徒約20人が絵画33点、陶器10点を出品。学んだ成果を堂々と披露している。
絵画は、公園風景、和服姿の女性、牛骨などといった風景や人物、静物を、油彩やアクリル、デッサンなどさまざまな画法で表現。陶芸は地元伝統の「高遠焼き」を継承する講師のもと、湯のみや皿、花器を仕上げた。
竹内館長は「完成度の高い作品もあるし、・ス上達途上・スのおもしろさを感じることができる」と話す。
午前9時縲恁゚後5時(最終日は3時・火曜日休館)。入館料は一般500円、小中学生150円。問い合わせは、信州高遠美術館(TEL94・3666)へ。 -
国保運営審議会、中川
中川村国民健康保険運営協議会(松下昌嵩会長)は13日夜、役場で第2回会議を開き、諮問案通り医療分13・1%、介護分20・6%の引き上げを答申した=写真。
医療分は所得割6・4%、資産割34%、均等割1万9千700円、平等割2万円、引上げ率は13・1%。
介護分は所得割1・3%、資産割6・6%、均等割5500円、平等割5100円、引上げ率は20・6%。
医療分・介護分合わせると、1世帯平均約1万5千円(年額)の増額、被保険者1人当り約7千円(年額)の増額になる。
改定時期は4月1日。
また、松下会長は口頭で「保健事業や予防事業の充実で一層の給付の抑制に努められたい」と希望した。 -
宮田小6年、薬物濫用の危険性学ぶ
宮田村宮田小学校6年生は9日、薬物濫用(らんよう)防止の学習をした。シンナーや麻薬、覚せい剤など、一般の健常者が使った場合に人生をも破壊する作用があることを知り、薬害の怖さを学んだ。
村内の薬剤師田辺一路さんが、覚せい剤などに手を出した場合に、どのような体の変化がおきるか詳しく解説。
脳などを破壊し、幻覚などに悩まされるようになると話し「バラバラに脳細胞が壊れるので、元の機能に戻すのは大変難しい」と説明した。
一度手を出すと、全てを失ってしまうことを学んだ子どもたち。熱心に目と耳を傾けていた。 -
伊那消防署 住民対象に上級救命講習会開く
伊那消防署は、一般を対象とした、乳児、小児、成人の全年齢層に対しての応急手当の方法を学習する上級救命講習会を、今年から、日本のBLS(1次救命処置)のガイドラインが変ったのに合わせた内容で開いている。
上級救命講習の内容変更は、心肺蘇生法が、胸骨圧迫と人口呼吸の処置回数が15対2から30対2になったことや、AED(自動体外式除細動器)の使用が成人だけでなく小児にも使えるようになったなどの点。講習会では、変更した内容を確認しながら、止血法や異物除去などの方法を学習する。
署員は「新しい講習内容になったので、以前に受講したことのある人も、もう一度受講してほしい」と呼び掛けている。
昨年9月からは、最低月1回のペースで普通救命講習も開いている。詳しい問い合わせや、各救命講習への参加申込は、伊那消防署(TEL72・0119)へ。
上級救命講習で新しい内容の講習を受ける一般参加者ら(10日、伊那市役所)