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第15回上伊那ソフトバレーボール大会夢気球杯
第15回上伊那ソフトバレーボール大会夢気球杯は23日、南箕輪村の村民体育館など3会場であった。4部門に計56チームが参加し、熱戦を繰り広げた。上伊那連盟主催、中部電力協賛。
部門は年代別のヤング(20歳以上)ブロンズ(30歳以上)シルバー(40歳以上)ゴールド(50歳以上)で、60歳以上のダイヤモンドはゴールドで競技した。
各チーム予選リーグを2試合ずつし、各ブロックの順位ごとに順位別リーグでさらに2試合ずつして順位を決めた。
結果は次の通り。
▽ヤング (1)はせくらぶA(伊那)(2)Beeダッシュ(伊那)(3)梅の里A(宮田)
▽ブロンズ (1)はせくらぶC(伊那)(2)中川(3)大穴A(飯島)
▽シルバー (1)こまちゃんV(駒ヶ根)(2)はせくらぶE(伊那)(3)予想外チーム(南箕輪)
▽ゴールド (1)勘太郎(伊那)(2)まっくん60(南箕輪)(3)はせくらぶF(伊那) -
かんてんぱぱで第11回書晋会展
第11回書晋会が26日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。作風も流派も異なる多彩な作品約50点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
上伊那書道協会に所属する伊那市在住者14人の作品展。今年は一人が3縲・点の作品を出品しており、大作の中には展覧会に出したものなどもある。作者の顔が分かるよう、作品の横には顔写真を添えた。
李白や杜甫の漢詩や、井上井月の句などを扱った作品から、あまりなじみのない人でも親しめるような柔らかな作品までさまざま。額装や軸装だけでなく、扇子や木片に書いた作品もある。
出展者の一人、泉石心さんは「それぞれがスタイル持ち、弟子に教えるレベルの書道家。流派を超えたさまざまな作品が楽しめる作品展」と話していた。
入場無料。午前9時半縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
箕輪町
ぷち・らぱん代表
戸田真理子さん夫の両親が暮らす箕輪町に今年7月、夫より一足早く、東京から引っ越してきた。「雑貨の店をやったら」との夫の言葉で起業を決意。「かわいい大人のためのうるおい雑貨」をコンセプトに中心商店街に店を構え、新たなスタートを切った。
店名は仏語で小さいウサギの意。子どもが一文字ずつ読めるよう平仮名にした。店にはフランスとベトナムの品、今まで使ったブランドなど自分の好きなものを置こうと考えた。なくてもいいけど、あれば生活がうるおう。そんな「うるおい雑貨」をそろえた。
オープンから2カ月。若い世代が店を探して訪れる。「おかげさまで毎日忙しい。皆さんゆっくり見てくださって、居心地がいいのかなと本当にうれしい」と微笑んだ。
東京では、接客マニュアルを作り指導する仕事をしていた。仕事を辞める前の1、2年はホスピタリティーも学び指導していたが、実際の接客は初。「接客の基本は、心から来ていただいたことに感謝すること。自分が教えていたことは間違っていなかった」と実感した。
ターゲットは20歳代後半から30歳代。東京のイメージは、30歳代で結婚し35歳で2、3歳の子がいる。しかしここでは「こんなに若い人がいると思わなかった」と驚いたほど若い世代、小さな子ども連れが多いという。
店内は1軒の家をイメージしキッチン、クローゼット、勉強部屋などテーマを持たせたディスプレイだが、客層を見て、お母さんの買い物中に子どもが遊んで待てるコーナーも新たに作った。定休日もディスプレイを変えたり、半受注の棚を作ったりと忙しい毎日を送っている。
もともと雑貨が好きで、お気に入りはアメリカのスーパーで買ったポパイの缶詰。ホーローは15年も愛用している。パリを訪れるときも、わざわざアパートに泊まり、例えばヨーグルトなどかわいいパッケージのものを買い、中身を食べて容器を持ち帰る。
料理好きで、台所用品はかわいいものが欲しいと、特に布きんは色柄がきれいなフランスものにこだわる。「ちょっとした贅沢。小市民なんですけどね」と、トイレットペーパーも柄物を使う。
購入するばかりでなく、身近にあるビンに手を加えるなど、型にはまらず自由な発想で雑貨を生活に取り入れている。
勤めていたころは、「雑貨屋さんを見てまわるのが息抜きだった」。買ってはみたものの家に帰ったらサイズが合わないなど、買い物で失敗したこともある。「一度家に帰って考えて」。自身の経験からのアドバイスだ。
箕輪での生活も4カ月が過ぎた。「本1冊買うにも手に入らないなど、あまりにも地方と東京の違いを感じた。だから、私の店に雑貨が好きで集まってくれる人には、ここに来ればあるというふうにしてさしあげたい」。商売よりも友達づくりを考えて始めた店。「皆さんがとても温かい。無理しないで、ずっと長くやっていけたら」。
ハンドメイド作品を展示する店内の無料貸出テーブルをきっかけに、人が集まる試みとして、12月にハンドメイドフェスタを計画している。(村上裕子) -
上新山に木製えん堤を設置
伊那市富県上新山の湧(ゆう)水路に23日、木製えん堤1基を設けた。04年度から数えて3基目で、土砂流出の防止などを図る。
えん堤は大雨の際、土砂や流木を留め、木の間から水が流れる仕組み。以前は大雨が降ると、農業用水路に土砂がたまり、いざらいに労力を使っていたが、木製のえん堤を設けたところ、9割の土砂をせき止める効果があったという。周辺はザゼンソウやミズバショウの群生地で、保護・育成も兼ねている。事業費は65万円(うちコモンズ支援金約23万円)。
作業には、新山土地改良区や新山山野草等保護育成委員会のメンバー、県・市職員約40人が参加。
えん堤は、昨年のえん堤から下流約10メートルに設置。カラマツやヒノキ、クリなど地元産(民有林)の間伐材を使い、長さ2メートルに切りそろえた間伐材を川幅4メートルのU字型の湧水路に一段ずつ積み上げた。針金で固定し、高さ2・5メートルの土留めを築いた。
地域住民は「一帯を散策できる環境になれば」と期待した。
また、ハッチョウトンボが生息する「トンボの楽園」周辺の草刈りもした。 -
まちじゅう美術館表彰式
伊那市内の保育園児を対象にした「第5回まちじゅう美術館」(伊那商工会議所・商業連合協議会主催)の表彰式が23日、商工会館であった。市内49店舗で12月25日まで、応募作品691点を飾っている。
「まちじゅう竏秩vは、商店街に園児の絵を飾る取り組み。「わたしの好きなお店」「わたしの家族」をテーマに、高遠町・長谷を含む32保育園・幼稚園の年長児が伸び伸びと書いた作品が集まった。
式で、会頭賞5点、副会頭賞10点、部会長賞20点の入賞者を一人ずつ表彰。
向山公人会頭は「権兵衛トンネル開通で、木曽の人にも見てもらえるのではないかと思う」とあいさつし、元気なまちづくりへの参加を呼びかけた。
応募作品は飲食店、理・美容店、衣料品店などのウインドーや店内に飾られ、歩道からも見ることができる。園児が絵のある店に行くと、メダルなどがプレゼントされる。 -
熱戦・上伊那少年サッカーフェス
第14回上伊那少年サッカーフェスティバルは23日、南箕輪村の大芝高原総合グラウンドであった。上伊那各地の7団体の児童が参加し、日ごろの練習成果を披露した。上伊那少年サッカー協会主催、伊那毎日新聞社共催、KOAなど協賛。
各学年(1・2年は混合)ごと、1チーム5人・試合時間10分間で競うミニゲーム、4竏・年それぞれのPKトーナメントの2種目を繰り広げた。
サッカー少年・少女たちは、グラウンド狭しと走り回り熱戦を展開。我が子の勇姿を見守る保護者らも手に汗握りながら「前へ、前へ、攻めて!!」などの熱い声援を送り続けた。
結果は次の通り。
【ミニゲーム】
▼1・2年(1)トップストーンA(2)同C(3)同D▼3年(1)箕輪A(2)南箕輪A(3)東春近A▼4年(1)南箕輪B(2)アルカス高遠(3)トップストーンB▼5年(1)トップストーンB(2)アルカス高遠(3)駒ヶ根B▼6年(1)駒ヶ根B(2)トップストーンA(3)東春近C
【PKトーナメント】
▼4年(1)アルカス高遠(2)トップストーン(3)箕輪▼5年(1)南箕輪(2)トップストーン(3)駒ヶ根▼6年(1)駒ヶ根(2)トップストーン(3)東春近 -
伊那市高遠町藤沢で「はつらつ藤友教室」
伊那市高遠町で、藤沢地区在住の一人暮らしの高齢者を対象にした「はつらつ藤友教室」が開かれている。健康体操や調理実習などを通して、認知症や体力低下などの予防につなげている。
藤沢地区の高齢化率は高遠町では最も高い約45%(昨年度)で、一人暮らしも多い。高遠町総合支所は町内数カ所で高齢者の介護予防教室を展開しているが、藤沢地区は、70歳から85歳の一人暮らしの高齢者を対象にした。
該当する37人に参加を呼びかけ、14人が登録。10月から12月まで週1回ずつ、全12回を予定している。栄養バランスがとれた献立で一人でも簡単に作れる料理の実習、全身を使った転倒予防の健康体操、演奏や歌を歌った音楽療法の体験のほか、消費生活についての講習も受ける。
お年寄りたちは和気合い合いと楽しい時間を過ごしている。教室最高齢者の83歳の女性は「みんなでわいわいやって、笑ってる。いろんなことも体験できるから、毎週楽しみにしているんですよ」と笑顔で話していた。 -
県長寿社会開発センター上伊那「賛助会員の集い」開催
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会(高橋大八会長)の「賛助会員の集い」が22日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。会内の各グループによる実践発表や作品展示など、日ごろの活動を紹介し合って、交友を深めた。
会は県老人大学の卒業生を中心に約600人で構成。俳句や短歌、書道、手芸など文化活動や、マレットゴルフやペタンクなどスポーツなど34グループあり、生涯学習活動を展開している。全体でも、料理教室やスポーツ交流などを通して年数回、会員が集まって親ぼくを深めている。
「賛助会員の集い」は会員の資質向上を図る目的で毎年1回開く。各グループの展示発表によって、会の活動を広く一般に知ってもらう機会にもしている。
実践発表は、2グループが詩吟や童謡・唱歌を披露。記念講演は、辰野町の手話ダンスパフォーマー・深澤美和さんが「あなたも歌が見えますか」と題して、手話ダンスを交えながら話した。会場には、会員のさまざまな力品を飾り、日ごろの成果を披露した。
高橋会長は「会員の高齢化伴って、活動を取り巻く環境は年々厳しくなっている。高齢者の気持ちがわかるのは地域の高齢者であり、互いに助け合って、幸せづくりをしていきたい」と話した。 -
おしゃべりミュージックコンサート26日に
音楽指導者でつくる宮田ミュージックサークル(MMC)は26日午後2時から、おしゃべりミュージックコンサートを宮田村民会館で開く。メンバーによる演奏のほか、指導する同村の「サタデーシンガーズ」、飯島町の「音のカーニバル」の子どもたちがオペレッタを上演。本番に向けて練習に励んでいる。
コンサートは3部構成で、1部のオペレッタ「最終列車のあとで」は28人の児童が出演。宮田駅に季節を運んでくる列車をイメージし、楽しい歌声に乗ってストーリーが展開していく。
子どもたちは本番に向けて熱心に練習。最高の舞台にしようと、気持ちをひとつにして取り組んでいる。
2部はモーツアルトの名曲を特集し、3部はテレビ、映画、CMなどでおなじみの曲を演奏。MMCのメンバーがピアノ、声楽、フルート、三味線など、多彩な楽器でコラボレーションを繰り広げる。
「子どもたちの元気なオペレッタに、聴き慣れた曲の数々。多くの人に足を運んでもらい、みんなで楽しみたい」とMMCの瀧澤智恵子代表は話す。
チケットは5百円。問い合わせは村民会館85・2314まで。 -
白心寺で十夜法要
宮田村町2区の浄土宗・白心寺(山田弘之住職)は23日、十夜法要を営んだ。檀家を中心にした小学生12人が稚児となり、礼賛舞(らいさんまい)を奉納。先祖を供養し、五穀豊穣、安心した暮らしができることに感謝した。
同寺では毎年、礼賛舞を十夜法要にあわせて奉納。今年も小学3年から6年までの女子が稚児の衣装に着飾り、会場に集まった約100人の檀家の前で堂々と披露した。
十夜法要は同宗派の3大法要のひとつ。かつては陰暦の10月5日から十日十夜続けたことから、その名が付いた。今は農作物の収獲時期とも重なるため、天の恵みに感謝する意味も込められている。 -
心の健康を考えるつどい
宮田村は23日、「心の健康を考えるつどい」を村民会館で開いた。精神の障害を地域みんなで考えようと、約200人が参加した。当事者が徐々に社会参加しようと努力している姿を報告。心の問題には地域の支えと理解が大切なことを再認識した。
当事者でつくる村内の心を支えあう仲間づくりの会「さくら」が活動報告した。
福祉交流施設なごみ家を拠点に活動し、多くの人と多彩な交流を深めていると紹介。
「人と上手に付き合いたい。社会の中で生きていく力を養っていく」、「障害者は孤立しがちだが、地域に密着してきた。もっと自然に社会参加していければ」など、胸の想いも発表した。
「さくら」は、同じく活動報告した村福祉作業所、ボランティア、そして地域住民と一緒に合唱も披露。
多くの観衆が見守るステージに堂々と立ち、2カ月間に及んだ練習の成果を発揮。2部合唱で楽しい歌声を響かせた。
ボランティアで指導してきた鷹野綾子さんは「本当に素敵な合唱ができた」と感激。メンバーも「心をこめて歌うことができた」と喜んでいた。
講演会や作品展示、発表などもあり、参加者は心についての理解を深めていた。 -
日福大の留学生、リンゴオーナー収獲祭に参加
宮田村と友好宣言している日本福祉大学=愛知県美浜町=の留学生が23日、同村のリンゴオーナー収獲祭に参加。オーナーとしてリンゴのもぎ取りを体験するだけでなく、屋台も出店してイベントを盛り上げた。
中国からの留学生を主体に23人が来村。収獲祭会場の村農業者体育館前のテント村に屋台を設け、インドのお茶チャイを販売した。
あったかい飲み物に、訪れた人たちも大喜び。留学生代表で3年の林雪江さん(22)は「今年で宮田に来るのは3年目だけれど、色々な人と交流ができて本当に楽しい」と話した。
販売終了後は大学のオーナー木がある村内の園地に移動し、収獲を満喫。園主とのふれあいも深めた。 -
冬を彩るシクラメン、洋ランがずらり
飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで23日縲・6日、飯島産のシクラメン・洋ランなど冬の鉢花の展示販売会が開かれている。
シクラメンは町内5軒の農家が家庭用のミディーから贈答用の大鉢まで色とりどりの5百鉢を、2軒の洋ラン農家は話題の新品種やキャスケード系、アーチ型など、直立系シンビジュームを中心に2百鉢を並べた。
初日は開場と同時に多くの家族連れが入場し、「色々あって悩む」と話しながら、1鉢2鉢と買い求めていた。
ちなみに価格はシクラメンが千円縲・千円が中心、シンビジュームは4千円縲・千円で、産地ならではの豊富な品ぞろえ、価格で販売している。 -
紅葉とごみ
渓谷の紅葉、ダム湖に写る紅葉、水のある風景には紅葉はよく似合う。広域農道の中田切川や与田切川に架かる橋を通過すると、息をのむほど美しい紅葉に出会う▼先日、中田切川の河川パトロールに同行。工場団地に通ずる町道の不法投棄防止の鳥居が設置された周辺ではごみや空き缶の投げ捨ては皆無だったが、その分、外から見えない段丘林の中や河川敷にはごみが多く、参加者は急斜面で足元を気にしながら、ごみを集めていた。捨てる人は拾う人がいるなどと思ってもいないから、気楽に「ポイ」っなのだろう▼工場団地への道である程度利用者が限られる。関係企業に働き掛ければ、かなりポイ捨ては減るのでは。紅葉の下はごみだらけではしゃれにもならない(大口国江)
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07年度予算編成方針
中川村は22日、役場で、係長以上の職員ら40人余が出席し、予算編成説明会を開き、村は「実施計画に掲載された事業のみを予算計上し、経常的経費は本年度当初予算の範囲内(ゼロシーリング)で、真に必要とする予算見積もりする」-など編成方針を示した=写真。
村の財政事情について、経常収支比率78・5%と前年度比5・0ポイント下がったが、起債制限比率13・7%(同+0・9ポイント)と6年連続上昇し、実質公債比率は17・7%、07年度は18%を超える見込み。
また、07年度から新型交付税が創設されるが、村への影響は大きく、現行と比べ、大幅な減額が予想される。公債費は05年度で7億9千万円で歳出の21%を占め、除々に減少していくが、歳出全体を圧迫し、厳しい財政運営となっている-と説明。
基本的事項は▽実施計画に掲載された事業のみ実施▽年間所要額を見積もり、年間予算として編成▽施策を重点的、効率的に計上▽有効かつ適切な財源確保に努める▽行財政改革の推進▽村債の発行は過疎債を最優先とする▽経常的経費は本年度当初予算の範囲内で、真に必要な予算見積もりとする-などとした。 -
伊那小5年剛組 通り町商店街に草木染めのれん
伊那市の通り町商店街の活性化に向けて活動する、伊那小学校5年剛組(大沼聡教諭、31人)は、同商店街に草木染めした手作りのれんを飾った。黄色や紫色の優しい色合いに染まったのれんを見て、買い物客らも和んでいる。飾り付けは12月中旬まで。
通り町一丁目を中心とした約100メートル間に26枚を飾った。家庭科の授業で作った幅80センチ、長さ90センチののれんを、マリーゴールドの花やタマネギの皮などで草木染め。自分たちで染め方を調べ、地元の呉服店の協力で作業を進めた。
剛組は、4年生の時から総合学習でさまざまな取り組みを始めた。これまでに、花のプランターや手作り木製ベンチなどを設置したり、地域住民にアンケート調査をしたりして活性化を目指してきた。
商店街の店主らは「剛組の取り組みに感謝している。お客さんも興味を持って見てくれている。子どもたちの思いがうれしい」と話している。 -
伊那ビジネス専門学校 来春新コーススタート
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三澤清美校長)は22日夕方、パソコンの高度な操作技術などを習得する新コース「パソコンエンジニア」を来年4月から設けることを発表した。同コースは、高度な技術を持った人材を求める、地域企業が増えたことへ対応するために設置した。
従来のワード、エクセルなどのアプリケーションソフトの習得のほか、パソコン本体のネットワークプログラムの設定、情報システムの開発サポートなどの基礎知識を2ヵ年で学習。一般教養、マナー、簿記などもカリキュラムに組まれている。
就職に向け、「初級システムアドミニストレータ」「MOS検定(マイクロソフト認定技術資格)」など、専門的な資格習得の支援もする。
伊那ビジネス専門学校では、新コース設置のほか、来年度新入生の募集に向け、特待生制度を設けたり、校内のバリアフリー化をするなど、地域に愛される学校づくりに取り組んでいる。
入学希望などの問い合わせは、同専門学校(TEL76・2260)へ。
新入生募集を呼び掛ける新コース「パソコンエンジニア」の担当講師 -
上伊那小中学校自立学級・自立学校児童生徒作品展
第33回上伊那小中学校自立学級・自立学校児童生徒作品展は23日、伊那市の市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで始まった。上伊那の小中学校と伊那養護学校の46校の生徒・児童約400人が図画工作、習字など260点を出品している=写真。27日まで。
子どもたちの表現活動の発表の場として設けた展示会で、地域住民に障害者に対する理解を深めてもらうなどの目的。関係者によると、この作品展を励みに、制作に取り組む児童・生徒らは多いという。
折り紙のパンダやゾウなどの動物、厚紙のビルや電車で「みんなの町」を作った共同制作品、野菜や紙粘土で表現した恐竜の模型などを出展。それぞれが楽しみながら制作した様子がうかがえる、個性豊かな展示に来場者の足が止まっている。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後2時)。 -
第12回新「三峰川講座」
進徳館教育を学ぶ国土交通省三峰川総合開発工事事務所主催の第12回新「三峰川講座」は19日、伊那市のいなっせであった。前高遠町教育長の中原長昭さんが進徳館教育について講演し、「進徳館の学びの心を、教育の危機から脱し活力ある教育再生の源にしたい」と語った。
高遠藩の藩校である進徳館の歴史、教育方式、進徳館図書、高遠藩学の祖・阪本天山らについて紹介。進徳館教育の学問の内容は儒学中心で、実学を教育の目標にし、文武両道の教育をしたこと、自分で学び考える習慣をつけるよう勤めたこと、日常の生活習慣を正しくすることが学問をするための基礎としたことなどを説明した。
旧高遠町が95年に「進徳館の日」を創設し、進徳館教育の継承発展に努め、小・中学校、高遠高校でも教育理念を「学則得」「高遠の学」の継承発展に置き実践していることも紹介した。
中原さんは、「教育のあり方を抜本的に問い直し検討しなければ、今日の教育の危機は乗り越えられない状況。進徳館の学びの心を体して、新しい教育の創造に向かって努力しなければならない。教育改革を皆でやっていこうとする一助になれば幸い」と話した。 -
農事組合法人みのわ営農設立発起人会最終会議
農事組合法人みのわ営農設立発起人会の最終会議が21日夜、箕輪町役場であった。定款と役員選任を承認し、設立総会の日程、議題を確認した。
協議で定款、役員選任をそれぞれ承認。発起人が署名捺印した。総会の議事は、組合の定款などの承認、加入者の承認、理事及び監事の選任、07年度事業計画・収支計画の承認など8議案と付帯決議。
みのわ営農は21日現在で組合加入者数582、出資口数は3万137口。出資金の1口額は100円(水田面積1アール)。07年度事業計画案の事業量計画は農作業受託が耕起・代掻き、田植え、収穫いずれも150ヘクタール。
設立総会は当初予定を変更し、12月17日に町文化センターで開く。記念講演会は午後1時30分から。設立総会は午後3時から。
記念講演の演題は「本当の食卓とは…次世代に伝えたい心豊かな暮らし」。講師は料理研究家の横山タカ子さん。自宅で料理教室主宰。長野県カルチャーセンター講師。 -
【記者室】勤労感謝の日
今日は勤労感謝の日。祝日法で「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」日とされている。戦前は新嘗(にいなめ)祭と呼ばれ農産物の収穫に感謝する儀式が行われたが、農業だけでなく労働全般に感謝する趣旨から現行の名称となった▼今の景気回復は戦後最長というが肝心の成長率が鈍いために給与所得は一向に上がらず、生活上の実感はない。それでも上伊那は業績が好調な製造業関連企業が多いためか、求人数も多い方だ▼伊那公共職業安定所によると管内の9月有効求人倍率は1・57倍。都道府県別1位愛知の1・89倍には及ばないが、最下位青森の0・42倍に比べれば天国だ。これを幸せと言わずして何と言おう。勤労の場があることに感謝だ。(白鳥文男)
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消防本部・北消防署起工式
現庁舎の老朽化に伴う伊南行政組合消防本部・北消防署の新庁舎建設工事開始を前に22日、駒ケ根市飯坂の現地で安全祈願祭が行われた。伊南4市町村の消防関係者など約60人が出席し、玉ぐしをささげるなどの神事を行って工事の安全と庁舎の無事完成を祈った。
駒ケ根駅前ビル・アルパで行われた起工式で中原正純組合長は「長年の懸案であり、地域の安心、安全の確保のために何としても進めなければならなかった新庁舎の建設がようやく始まる。関係者のこれまでの尽力にあらためて感謝する」とあいさつした。
新庁舎は鉄骨2階建て・述べ床面積約1630平方メートル。3990平方メートルの敷地内には訓練塔2棟も併せて建設される。総事業費は約5億3千万円。完成時期は当初計画の08年から1年前倒しした07年10月ごろとしている。 -
ソースかつ丼売上寄付
10、11月に下諏訪町で開かれたイベント「しもすわうまいもん市」に参加した駒ケ根商工会議所青年部(倉田勇会長)は21日、イベントで販売したソースかつ丼などの売上の一部1万5千円を駒ケ根ソースかつ丼会(下平勇会長)に寄付した=写真。倉田会長はイベントでのソースかつ丼の売れ行きについて「すごく好評でびっくりした。ほかのテントには客がいないのに、うちだけ長い行列ができたほどで、たちまち売り切れで困った。駒ケ根名物としての認知度も高く、今後の展開にも大きな期待が持てる」などと報告し、ソースかつ丼会の会員らを喜ばせた。
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伊南訪問看護ステーションが血圧計寄贈
駒ケ根市の伊南訪問看護ステーション(樋掛裕美子所長、18人)の職員一同は今月事務所を移転するのを前に21日、事務所を置いていたふれあいセンターへの感謝をこめて自動式血圧計1台(55万円相当)を同センターに寄贈した。樋掛所長は「約10年間お世話になった感謝の気持ちを何か形にしたかった。福祉に役立てばうれしい」とあいさつした。市社会福祉協議会の竹内正寛会長は「家族が離れるようで寂しい気がするが新しい事務所でも頑張って」と礼を述べ、早速腕を通して使い初めをした=写真。購入費はステーション職員らが毎月積み立てている貯金から支出した。
血圧計は音声ガイド、記録印刷、音楽機能付き。同センターのロビーに設置され、誰でも自由に使える。 -
ファミリーウォークイベント「天竜健康ウォーク」プレ大会12月3日開催
天竜川流域の自然に親しみ、健康と友情を育み仲間の輪を広げるファミリーウォークイベント「天竜健康ウォーク」プレ大会が12月3日、箕輪町である。町民有志の実行委員会が準備を進めている。
実行委員会は、天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと取り組む住民有志の会「天竜せせらぎロードプロジェクト」で組織。町が昨年度から始めた熟年者の健康レベル向上を目的とした「みのわ健康アカデミー」1期生の有志、ランニングチームちいむもみじも協力している。
今大会は、協働のまちづくりに向け町保健福祉行政に役立てることができるよう、07年の正式大会(町共同開催)の準備のための大会。自分で歩いてイベント作りをする。企画段階から当日の運営まですべてを、来年度大会の検討材料にする。
コースは「にこにこコース(6キロ)」「しっかりコース(8キロ)」の2コース。天竜川の自然環境を守ること、町民の健康づくりや憩いの場として河畔道路の利活用も考える。コース途中で、7月豪雨災害で被災した北島地籍の天竜川堤防の現状も見学する。
会場は、みのわ天竜公園。午前9時半集合、10時スタート。公園の天竜河畔を発着とする東西橋までの上流3キロ地点折り返し。しっかりコースは、さらに下流帯無川合流点まで往復2キロ。歩き終わると公園でとん汁サービスがある。
参加は当日会場で受け付ける。小学生以下または重度の障害がある人の参加は保護者や介護者の同伴が必要。参加費200円(スポーツ障害保険など)。高校生以下は無料。
実行委員会は、「家族一緒に、友達を誘って参加し楽しいひとときを過ごしましょう」と多くの参加を呼びかけている。
問い合わせは実行委員会事務局の町公民館(TEL79・2178)へ。 -
かんてんぱぱで南信州の工芸作家展vol.3
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで22日から、飯田・下伊那を中心として活躍する8人のクラフト作家による「南信州の工芸作家展vol・3」が開かれている。木工や陶芸、ガラスクラフトなど多彩な約800点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
普段は別々に活動しているさまざまな分野の作家が年に一度開く合同展で3年目。幅広い人にさまざまな作品を見てもらおう竏窒ニ、下伊那よりも県内の各地区から訪れやすい上伊那地区での開催をしており、毎年多くの来場者でにぎわいを見せている。
今年は、器や皿、壁掛けなどといった日常生活雑貨から、染め織りのスカーフやトンボ玉のアクセサリーなど、身近で楽しめるクラフト作品を一堂に展示販売。それぞれの作家が取り組むクラフトの違いも楽しめる。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時半(最終日は午後3時まで)。26日まで。 -
晩秋の紅葉の中に咲く山野草
暦の上では雪が降り始めるとされる「小雪」の23日、伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンでは咲き残ったホトトギスを囲むようにカエデやモミジ、ツツジなどが紅葉し、晩秋の寒空を彩っている=写真。
小鳥のホトトギスの胸の斑紋と似た模様を持つことからその名が付いたとされる「ホトトギス」は、ユリ科の山野草。花の開花時期は9月下旬縲・0月中旬とされているが、10月に温かな日が続いた影響からか、11月下旬となったこの時期までわずかな咲き残りがあった。 -
権兵衛トンネル開通後初の防災訓練
伊那谷と木曽谷を結ぶ国道361号「伊那木曽連絡道路」権兵衛トンネル(約4・5キロ)で22日、開通後初めての防災訓練があった。両地域の警察や消防、建設事務所から約90人が参加し、非常時における相互の体制を確認、連携を密にした。
伊那側から約300メートル地点で、乗用車がトラックに追突され、対向車線の乗用車と衝突し、対向の乗用車はトンネル壁面に衝突。両乗用車の運転手が重傷を負った。さらに、衝突によって両乗用車から漏れた燃料に引火して車両火災が発生した竏窒ニの想定。情報伝達、救急救助、消火、車両排除など7項目にわたって訓練した。
トンネル内に備える押しボタン式通報装置や火災探知機の作動によって、両側から消防車などが進入。油圧式救助器具を使って、車内に閉じ込められた運転手を救出したり、ポンプ車や消火栓などで消火にあたるなど迅速に対応した。
講評で、伊那消防組合消防本部・伊那消防署の早川正行署長は「これから冬場を迎え、吹雪や道路の凍結などによって災害の発生が高まる。有事には訓練の成果を発揮できるよう連携を強めたい」、伊那警察署の小嶋惣逸署長は「それぞれが連携して一体となり、効果的に行うことが大事だ」と述べた。
トンネルは24時間の監視装置、避難通路、火災検知器、排煙設備などの防災設備が整い、非常時に備えている。
有事には、トンネル内に設置してある非常電話や押ボタン式通報装置などで警察署や消防署に通報。建設事務所など関係機関に情報が流れ、坑内スピーカーやトンネル出入り口の情報板に表示される。開通からこれまで、交通事故や災害の発生はないが、非常電話の使用は車両の故障など5件ある。 -
合併後の上下水道料金 2回調整で11年度に統一
伊那市の上水道運営審議会が22日、市役所であった。市は、合併に伴う上・下水道料金を2回の調整で、11年度から統一する考えを示した。
合併協議で、料金は当面、旧市町村のまま引き継ぎ、合併後6年目から統一することになっている。
毎年度の変更は、住民の混乱を招く可能性があるとし、08年度、11年度の2回で調整する。料金は旧伊那市を基準に設定し、旧伊那市との差額を2分の1ずつ詰める。今後の収入状況などで設定額が変わることもある。
水道料金(一般家庭の2カ月分平均)は3684縲・253円で旧伊那市が高く、下水道使用料は4600縲・486円で旧高遠町(公共・農集排)が高い。
料金体系は、07年度の市議会12月定例会までに決定する。
また、下水道事業は07年度を目標に、公営企業法を適用。▽下水道事業の経営状態が明確に把握できる▽独立採算制の徹底で、職員の意識改革が促進される竏窒ネどの効果があるとした。
審議会は受益者代表ら20人で構成され、委員長に福沢良一さんを選んだ。
市側から、上・下水道の経営状況や上下水道料金の調整などについて説明を受けた。
滞納額は上下水道で1億9600万円。5縲・1月に122件の給水を停止した。 -
飯島地区教育懇談会
飯島中学校で20日夜、飯島地区教育懇談会があり、保護者や教諭ら40人余が全体会と分科会で、ニートなど教育問題について意見交換した。県教職員組合上伊那支部主催。
全体会で、飯島中学校の米山隆司教諭が「いじめや不登校など子どもに関わる問題が山積している。子どもたちの環境をより良いものとするように一緒に考え、語り合おう」と開催趣旨に触れてあいさつ。
続いて、赤穂東小学校の丸山元資教諭が、同支部児童・生徒理解専門委員会が9月に実施した「子ども・保護者の就業意識調査」結果について説明し、問題提起した。
この中で、丸山教諭は「就きたい仕事、就かせたい仕事」について、小学生男子は運動、スポーツ、女子は芸能、マスコミが多いが、中学生になると減っている。小学生男子に多い技術、技能、女子に多い医療、福祉は中学生になるとさらに増えている。これは自分の将来を現実的に考えるようになったからだと思われると分析。
また「仕事を選ぶ条件」に子ども、保護者ともに興味、関心ややりがいを重要視している。男子は中学生になると「お金を稼ぐこと」も大切だと考え、女子は小、中学生ともに「社会や人に役立つこと」に意味を見出している。
「親の仕事を知っているか」については、ほぼ知っているが、働いている親の姿を見たことがある子どもは半数。親と同じ仕事に就きたいという子どもは少ない。同様に同じ仕事に就かせたいという父親、母親も少ない。ほぼ半数の父親、母親は自分の仕事に就かせたくないと思っているとした。
最後に「子どもたちは仕事にたいする興味があり、やってみたい仕事に思いを馳せ、親の職業も良く知り、自分の将来を小中学生のうちから考えている」とし、子どもたちの働く意欲につながる6カ条に(1)仕事の内容について話しをする(2)職場を見せる(3)やたら物を買い与えない(4)家事を手伝わせる(5)子どもと一緒に何かを作る(6)よくほめる-を挙げた。