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記者室
中高年の主婦が集まり、自殺が話題になった。統計的にはともかく「主婦は自殺ができない」と言う結論に。その理由は家計を預かる主婦として葬式代の工面がつかないうちは死ねない。身の回りをきちんと整理しておかないと恥かしい、これが1番大変。日頃ずぼらに暮らしていると、台所、押し入れ、物置と半年は掛かる。気の長い死神も逃げ出す。片付けも3日もやれば疲れて死ぬ気も失せる▼もっともらしく言えば、心の問題は時が解決する。死ぬこともタイミング、それを外すと死ねないとか。周りに自殺志願者がいたら「3日だけ生きて」と、3日過ぎたら、もう1週間、そのうち、死にたくなくなるとか▼経験者ではないだろうが、妙に説得力があり、感心した(大口国江)
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新飯島東部保育園が開園
飯島町の新飯島東部保育園が完成、4日開園した。
アニメ曲「となりのトトロ」に乗って、園児はクラスごと遊戯室に入場し、開園式。
高坂裕子園長は「今日からみなさんはこの大きな保育園で仲良く遊んだり、給食を食べ、お昼寝をします。新しい保育園の約束ごとを守って、元気良く、通って来て」と呼び掛け、園児らは喜びの歌「しあわせみのるまで」を響かせ、声を合わせ「ぼくたち、私たちのために新しい保育園を作ってくれてありがとうございます。みんなで大事に使います」と感謝した。
4日から新園に通園するのは現東部保育園の園児58人のみ、田切・本郷両保育園からは来年4月から通園する。 -
伊那市と4団体が災害時応援協定結ぶ
伊那市は5日、災害が発生する恐れ、発生した場合の日用品の供給、円滑な災害復旧などのために、関係する4団体と応援協定を結んだ。今回で市の災害時応援協定締結団体数は21団体となった。
調印した4団体は、量販店の「カインズ」(本社・群馬県)、同「NPO法人コメリ災害対策センター」(本社・新潟県)、市下水管路維持事業協同組合、市下水道指定工事店組合。
協定書によると、災害時において市は、両量販店に救援物資の優先供給などを協力要請できる。同協同組合、同工事店組合に対しては、幹線道路、宅内の下水道の応急対策などを要請でき、工事店組合は、仮設トイレの手配と設置も協力する。
両量販店は、いずれも県内市町村との初めての応援協定の締結となった。
小坂樫男市長は「災害はいつ起きるか分からない。そんな中、皆さんの好意で物資の供給、管路の維持、仮設トイレの供給などに関しての応援協定が結べたことに感謝する」とあいさつした。
調印式に出席した小坂市長と4団体の関係者 -
年末特別警戒で街頭啓発 伊那エンジェルス隊
年末特別警戒(11縲・1日)に先立ち、伊那署管内の防犯ボランティア「伊那エンジェルス隊」は1日夕、伊那市西町区のアピタ伊那店など大型店4カ所で、街頭啓発活動を繰り広げた。
隊員約30人、署員約10人が各個所に分かれ、啓発ちらしとティッシュペーパーを買い物客に配布。「11日から年末特別警戒が始まります」などと呼び掛け、地域住民の警戒意識を高めた。
アピタ伊那店では、青色回転灯を装備した車両の横で、そろいのジャンバー姿の隊員ら約10人が配布活動をした=写真。
伊那署によると、管内では「車上ねらい」「空き巣」が多発している。年末は特に気の緩みもあるので、戸締りや車の鍵のかけ忘れには注意してほしいという。 -
手作りしめ飾りで新年を 長谷地域青少年育成会
伊那市の長谷地域青少年育成会は2日、長谷公民館で、恒例の「親子しめ飾り教室」を開いた=写真。地域内の親子27人が参加し、良い新年を迎えるため、しめ飾り作りに挑戦した。
親子の交流と伝統文化の伝承を目的とした教室。旧長谷村の元教育長の伊東耕平さんを講師に招き、地元で取れた稲のわらを使って、参加者らが思い思いのしめ飾りを制作した。
経験者は2人で残りの人は初心者。わらに・スより・スを掻けていくのに苦労していたが、次第にコツをつかむと、指導者も「うまくできた」と太鼓判を押す作品が完成した。
2年目の参加となった中山晴貴君(長谷小3年)は「昨年よりうまくできた」と満面の笑み。周りの保護者らは「地域の人に教えてもらい子どもたちが受け継いでいってくれれば」と話していた。 -
【記者室】自転車のマナー
車の運転中、自転車とぶつかりそうに(正確に言えば自転車にぶつけられそうに)なった。見通しの悪い交差点で一時停止して大通りに出ようとしたところ、歩道を猛スピードで飛ばして来た自転車が急ブレーキ。危うくかわし、こちらをにらみながら走り去った▼これで事故になった場合、過失の割合はどうなるのか分からないが多分自動車の方がより責任が重い竏窒ニいうことになるのだろう。知っている人は少ないかもしれないが、自転車は一部の許可された区間を除き歩道を走ることは許されていない▼このほかにも右側を走る、夜でもライトを点灯しないなど、自転車乗りのマナーの悪さは目に余る。免許証とまでは言わないが、講習ぐらいは必要ではなかろうか。(白鳥文男)
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駒ケ根市議会12月定例会開会
駒ケ根市議会12月定例会は4日開会した。会期は21日までの18日間。条例5、補正予算4、事件3の計12議案が上程され、常任委員会に付託された。最終日の21日に採決される。
一般会計補正予算は歳入、歳出それぞれに3億6700万円を追加し、総額145億5760万円とするもの。北の原工業団地誘致企業への立地資金預託金など1億3500万円、東中学校体育館の耐震補強工事費8630万円などが計上されている。
日程は次の通り。
▽4日=本会議(提案説明、質疑、委員会付託など)▽12・13日=本会議(一般質問)▽14・18日=委員会(付託議案審査)▽21日=本会議(委員長報告・質疑・討論・採決) -
駒ケ根市長が一日父親
駒ケ根市母子寡婦福祉会(熊沢宏子会長)は2日、10年以上前からの恒例となった中原正純市長を迎えての「市長さん一日父親」を同市障害者センター高砂園で開いた。親子ら約50人が参加し、にぎやかにもちつきやゲームなどを楽しんだ。
庭に用意された2つの臼を囲んだ子どもたちは中原市長が笑顔で見守る中、小さなきねを振るって代わる代わる元気にもちをついた=写真。
景気良くつき上げた7升のもちはきな粉やあんこを付けて皆でおいしそうにほお張っていた。 -
駒展売上寄付
11月に駒ケ根市立博物館で開かれた第5回駒展の実行委員会(小松茂郁座長)は1日、出品作家の小作品販売の売上金全額約75万円を駒ケ根市文化財団(渋谷敦士理事長)に寄付した。文化センターで開かれた文化財団の理事会に先立って行われた贈呈式で小松座長は「毎回立派な会場を使わせてもらうことに感謝する」と述べて目録を渋谷理事長に手渡した=写真。渋谷理事長は「作家の苦労の結晶を販売した尊いお金。しっかり管理し、有効に使うことを約束する」と礼を述べた。
作品販売は同市の総合文化センター20周年を記念して行われた。 -
南箕輪村議会常任委員会
次の一般選挙から2委員会へ南箕輪村議会の議員定数が次の一般選挙から削減されることに伴い、常任委員会・議会運営委員会定数等検討特別委員会(清水松雄委員長)は4日、12月議会定例会で調査結果を報告した。常任委員会を2委員会にするなどの意見を議会で決定した。
議員定数は次の一般選挙から現在の16を10に改正する。これにより、常任委員会の委員会数、所管、定数、名称、議会運営委員会の定数の見直しのため特別委員会を設置。委員は15人。本年3月から3回の委員会で協議した。
常任委員会は2委員会で、名称は第1、第2常任委員会。定数は各5人。所管は第1常任委員会が総務課、財務課、教育委員会及び他の常任委員会の所管に属さない事項、第2常任委員会は住民福祉課、産業課、建設水道課。議会運営委員会の定数は4人。 -
南箕輪村議会12月定例会開会
南箕輪村議会12月定例会は4日に開会し、村が06年度一般会計補正予算案、村消防団員等公務災害補償条例の一部改正案など10議案を提出した。一般会計補正予算と水道事業会計補正予算は即決した。
一般会計の補正予算は、林業振興費で大芝高原のアカマツの松くい虫被害予防対策業務委託料1200万円など。
監査委員の選任は、任期満了に伴い有賀信夫さん(66)=南殿=を再任した。
請願・陳情は次の通り。
◇請願 ▽「品目横断的経営安定対策」と米価下落対策にかかわる請願
◇陳情 ▽中国人強制連行・強制労働に関する意見書採択を求める陳情書▽療養病床の廃止・削減と患者負担増の中止等を求める陳情▽安全・安心の医療と看護の実現を求める陳情書▽トンネルじん肺根絶の根本的な対策を求める意見書の提出について -
県議選 清水洋氏出馬表明
上伊那郡区選出の現職県議・清水洋氏(53)=志昴会、箕輪町=は2日夜、後援会の拡大役員会で、来春の県議選に同区から出馬する意向を示した。
「政治はあくまで結果責任。次の4年間はみなさんが豊かさを感じられるような政治を目指したい」と語った清水氏は、地域の熱意ある要望をいかにして県へ伝えていくかを次の4年間の課題の一つに上げた。少子高齢化問題については▽働くことを希望する高齢者の雇用体系の確立▽少子化対策に取り組む企業の減税▽県独自の奨学金制度の確立竏窒ネどに取り組む意欲を見せた。
村井県政については「地域の思いを届けるシステムができた」と評価しつつも、衆院議員時代の公設秘書を県の任期付き職員に採用したことなど批判。「いいことはいい、悪いことは悪いと伝え、県議としての筋を通したい」とした。
また、今回の戦局については「大変厳しい選挙になる」とし、出席者に協力を求めた。 -
コニカミノルタの重合法トナー生産増強のための第3工場が南信パルプ跡地でしゅん工
コニカミノルタビジネステクノロジーズ(木谷彰男社長、本社・東京都)の投資を受けて新工場の建設を進めていた生産子会社・コニカミノルタサプライズ(本社・山梨県甲府市、原田義明社長)の第3工場が4日、辰野町の南信パルプ工場跡地にしゅん工した。
電子複写機用資材やレーザープリンター用資材などの製造・販売で世界展開をしている同社は2000年、高速機などでも高密度・高画質な印刷を可能とする「重合法トナー」新らたに開発。山梨県の第1、2工場で生産を進めてきた。しかし、市場拡大に伴い両工場の最大年間生産能力である約8千トンに需要が近づき、今後の需要増も見据えて昨年9月から新工場の建設に着手。水資源が抱負で第1、2工場や八王子市の開発拠点から距離が近い辰野町を選んだ。 投資規模は約75億円。土地面積は約4万5500平方メートル、延べ床面積は6418平方メートル。主には、今後事業拡大を狙う軽印刷市場で導入を進める「新開発重合法トナー」の生産を担う。操業開始時の従業員は約30人で、約3分の1は地元者を採用している。技術移転の期間は甲府工場の従業員が行き来し、その後も、技術、保全、生産管理機能などを最大限共通利用することで人員の効率化を図る。
本格的な量産開始は来年1月の予定。 -
山ぶどうワイン祭りに500人余
宮田村の特産品山ぶどうワインの新酒解禁を祝う「中央アルプス山ぶどうワイン祭り」が3日、新田区の本坊酒造であった。この日発売の村内産の山ブドウ「ヤマソービニヨン」で造ったヌーボータイプワイン「紫輝(しき)」が無料で振舞われ、来場者は出来たての新酒の味と香りを堪能した。品種名のヤマソービニヨンを記した新ラベルの披露もあった。
好天に恵まれ、村内外から500人余の家族連れが訪れ、マスのくんせいやチーズ、焼き鳥など村内の各種団体や有志が用意したおつまみを食べながら、新酒を心ゆくまで味わった。
祭りは栽培農家や村、醸造元の本坊酒造などでつくる「山ぶどうの里づくり推進会議(会長・清水靖夫村長)」が主催。「紫輝」の解禁に合わせ毎年開き、今年で7回目。
清水会長は「7月の天候不順の影響が心配されたが、酸味と糖度のバランスの良いワインになった。多くの人に飲んでほしい」とあいさつした。
村内から訪れた男性は「山ブドウ独特の味、香りもいい」と話していた。
「紫輝」は上伊那を中心に約6000本出荷。酒販店で1本(720ミリリットル)1900円で販売。 -
小中学校の学力検査 前年を上回る
伊那市教育委員会は、小・中学校の標準学力検査の結果をまとめた。中学校の数学などは全国平均を下回ったものの、小・中学校ともに前年を上回った。小・中学校長らで構成する検討委員会で学力向上に効果のあった学校の優良例を検証、各校へ紹介して授業改善に取り組む。
検査は6月、小学校5年生654人、中学校2年生約700人を対象に、市内21校で取り組んだ。小学生は国語、算数の2教科、中学生は国語、数学、英語の3教科。
小学校の2教科は、いずれも全国平均を上回った。領域別でみると、国語は「修飾・被修飾の関係、指示語」が下回るのみで「辞書の活用」「漢字やローマ字の読み書き」などは良かった。算数の「分類整理、折れ線グラフ」は昨年に比べて正答率は上がったが「割り算」「面積」などは昨年同様、全国平均を下回った。
中学校の国語は全国平均50に対し、男子49・6、女子53・1と男女に差が出た。「単語について理解する」が昨年より下がった。数学は全国平均以下と全県と同様の結果。「空間図形と図形の面積・体積など」は78から93へ上昇したが「比例、反比例、座標」「作図、平面図形の理解」はともに全国平均を下回った。英語の「基本的な単語や英文を書く」「伝える内容を整理して書く」などは全国平均を下回っているが、平均に近づいた。
学力検査は学校週5日制に伴い、保護者から学力低下を心配する声があったため、学習内容の定着度の実態を把握し、指導計画に生かそうと旧伊那市で04年度から取り組んでいる。07年度から、文部科学省の「全国学力・学習状況調査」があることから、これまでの検査を継続するかは全国一斉調査の動向を見ながら判断する。 -
箕輪町国際交流員
タム・ヤングさん(29)箕輪町国際交流員として、箕輪西小学校と箕輪中部小学校で児童に英語を教えている。
英国ウェールズ出身。ペンブロックシャー大学でビジネス工学を専攻。就職して2年後、事業を興して造園業を経営した。
大学時代、留学していた日本人の友達に日本の話を聞いて関心を持ち、日本に行きたいと思っていた。その夢を実現したのは04年、ワーキングホリデーで初来日し、東京で英語講師の仕事に就いた。「子どもが好き。子ども相手で、楽しかった」。先生という仕事の楽しさを味わった。
翌年の05年4月から1年間、飯田市教育委員会で小・中学校の英語指導助手として働き、今年4月から箕輪町に来た。
英語指導助手と違い国際交流員は、授業を一人で受け持つ。1年生から6年生まで学年ごとにあいさつ、動物の名前、月や曜日、天気など教える内容を変える。1年生から4年生までは歌や絵本も取り入れ、6年生は会話を中心に指導する。
児童は英語の勉強を楽しみにしていて、「今日は英語ですか?」と質問してくるほど。授業中も、とても元気だという。
「教えることは難しくない。でも、授業の準備が大変」。小学校では、英語学習のカリキュラムはあるものの、まだ確立されていない。「もっとレベルアップしてやりたい。もっといいシステムがあれば」と、よりよい授業を目指し工夫を凝らしている。
「僕は皆さんが好き。一緒に英語の勉強を頑張りましょう。間違いを恐れず、やり続けてください」と、児童にメッセージを送る。
箕輪町の印象は、「人がやさしい。野菜がおいしい」。日常生活は、「外国人を見て会話ができないとためらっている日本人も、日本語で話しかけるとほっとして話してくれる。問題ない」という。
日本に来て驚いたことはパチンコ。音がうるさく、たばこを吸い「本当に変」。英国にはない娯楽施設で、なぜ好きなのかわからないという。
日本食はなんでも食べる。英国の主食はジャガイモやパン。日本は米で違いはあるが、「英国はおいしいものはない。日本はおいしい食べ物がある」と気に入った様子。着物や浴衣にも興味がある。初めて浴衣を着たときは外国人の顔と着物の組み合わせに少し違和感があったが、「2回目はOK」。浴衣姿で祭りにも出かけた。
東京での生活は日本語が話せなくても不自由しなかったが、飯田市に来てから「日本語が話せないと大変」と勉強を始めた。「きれいな日本語を話したい」。剣道やロック・クライミングの趣味があるが、今の趣味は「日本語の勉強かな」と笑う。
「僕は日本が好き。そして日本が僕を好き。ずっと日本で暮らしたい」という。 -
県議選 前職垣内基良氏が出馬表明
来春の県議選上伊那郡区に、前職垣内基良氏(57)=辰野町=が2日夜、臨時総会で出馬すると表明した。
垣内氏は「前回(03年4月)の選挙から3年半、冷静に県政を見た。現職の時に思っていたことが、おごりだったと思えてならない」と反省点を挙げ「長野県は全国でも不景気の県。景気回復を第一に考える。厳しい選挙戦になると思うが、自分自身の最後の戦いの締めくくりとしたい」と支援を求めた。
前回、1票差で破れ、辰野から再び県議を送り出そうと矢ケ崎町長らが激励の言葉を送った。
前回は町内から2人が立候補したが、今回は1本化する方向。厳しい選挙戦が予想され、支部組織の拡大、支部単位でのミニ集会の開催などを展開し、会員の拡大につなげる。所属は未定。
総決起集会は来年1月27日に開く予定。 -
新・ス名物丼・スのふるさとCMが入賞
県内各地から93作品の応募があったふるさとCM大賞NAGANO(長野朝日放送主催)の最終選考が3日行われ、宮田村商工会青年部が名物丼開発をコミカルに演出収録した「信州宮田・ス丼ぶり物語・ス」が企画賞を受賞した。一昨年大賞の飯島町が演技賞、駒ケ根市も味覚賞を獲得するなど、16の入賞作品のうち3作品を伊南地域で占めた。
村民からアイデアやレシピを募り、名物丼の開発に取り組む宮田村商工会青年部。
2日に新名物丼「鶏の山ぶどう酒煮丼」を発表したばかりだが、そのPRも兼ねようと、3年ぶりにふるさとCM大賞に応募した。
CMには、丼をアピールしようと誕生した「どんぶりレンジャー」が出演。部員が自ら演出、カメラをまわし、名物丼の誕生を楽しく伝える内容に仕上がった。
3日に長野市で開かれた最終選考には、部員扮するどんぶりレンジャーが新名物丼とともに会場へ。
CMを見てもらうだけでなく、審査委員で作家の内田康夫さんらに試食してもらった。
味、映像、パフォーマンスいずれも好評で、委員のひとりで辛口評論で有名なやくみつるさんも絶賛。
審査委員全体からも「周辺の丼に負けないという意気込み、企画がCMによく現れている」と評価を受けた。
前林裕一部長ら青年部員は「名物丼にもさらに弾みがつく」と大喜びした。
飯島町の作品は「おそるべし越百の水」。3人の子どもたちが主人公で「子どもたちが頑張り、演技、演出ともに良かった」と評価を受けた。
両町村と駒ケ根市の「くせになりそー」の3作品は、来年1月下旬から8月にかけて長野朝日放送で30回放映。34作品による最終選考の模様は1月8日午後3時半から放送する。 -
商工会青年部歳末慈善パーティー
宮田村商工会青年部(前林裕一部長)は2日夜、第41回歳末慈善パーティーを村民会館で開いた。約300人が集まり、恒例のオークションや抽選会。2人の人気お笑い芸人によるモノマネショーもあり、年末の忙しさを一時忘れて楽しんだ。
会場には新名物丼・ス鶏の山ぶどう酒煮丼・スをはじめ、美味しい料理などで青年部員が来場者をもてなした。
多彩なものまねでおなじみのホリさんとイジリー岡田さんは楽しいショーを展開。
2人は引き続き開いたオークションにも登場し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
楽しみながら競り落とす来場者に、鋭いツッコミも。「来年もぜひ呼んでほしい。テレビですきがあれば、宮田って叫びます」とも話し、会場を喜ばせた。
同青年部はパーティ収益金のうち33万8600円を、村へ寄付する。 -
・ス光の力・スを村の安全、安心に、公用車に青色回転灯
宮田村は村公用車20台を青色回転灯装着のパトロール車に指定し、巡視活動などで交通安全や防犯に目を光らせることになった。4日に出発式を開き、村内をパレード。村の全職員が講習を受けて、パトロールできるよう資格を取得しており、安全の・ス光・スで住民生活を見守る。
村内の今年の交通事故(人身)は3日現在で、昨年同期比51・4%増の53件と急増。村は関係機関と連携して、青色回転灯の導入を決めた。
村のほぼ全ての公用車を回転灯装着車に登録し、村の全職員と小中学校の教職員数人、防犯女性部の一部が資格を取得して、130人体制で巡視活動が可能になった。
出発式で清水靖夫村長は「住民の安全安心を守っていこう」とあいさつ。山本修作駒ケ根署長は「交通事故や子どもの安全など、油断を許さない社会状況。安心の光になるよう、活動して」と呼びかけた。
関係者によると、これほど多くのパトロール資格者がいる体制は、伊那谷の町村部としては最大規模。
業務移動以外にも、18日から22日は夕方の巡回を実施。交通や防犯など各安全期間中にも定期的なパトロールを展開していく考えだ。 -
体育、文化施設の使用料、時間制に統一へ
宮田村教育委員会は村内体育、文化施設の使用料を来年4月から時間制に統一改定しようと、6日開会の村議会12月定例会に条例案を提出する。従来は1日、半日などの料金設定も併用しており、煩雑だった。登録団体の使用料減免は継続し、同教委は「基本は今までの料金を時間平均で割って改定するため、利用者への影響は少ない」とみている。
新たな料金は、大部分の施設で1日、半日料金を1時間単位で割って算出。一部には使用時間によって現行よりも負担が増えたり、逆に減る場合もあるが「利用実態にできるだけあわせたと考えている」と同教委は説明している。
村公民館(同教委)に登録する村内利用団体への概略説明は今年2月の「登録団体連絡会」で行っているが、現在までに意見などは寄せられていないという。 -
新山地区で保育園・小学校存続に向け住民フォーラム
伊那市富県の新山地区の住民有志でつくる「新山の保育園小学校を考える会」(若林敏明代表)は3日、地元集落センターで住民フォーラムを開いた。約50人が集まり、子どもの減少により課題となっている保育園と小学校の存続に向けた方策を探った。
説明によると、保育園への入園も少なくなり、小学校は早くて1縲・年生合わせて3人となる09年度にも複式学級が懸念され、子どもが減り続けた場合には市教委から統廃合の検討も視野に置かれている。
この現状を受け、考える会が地区全戸を対象にしたアンケートでは、全207戸のうち202戸から回答があり、存続を求める声が8割を占めた。これによりフォーラムでは出席者に、結果を踏まえた今後の活動計画案を提示、地域が一体となって存続に向けて活動していくことを確認した。
今後は、地区外から園児や児童を受け入れるための交通網の確保、UJIターン者や若者の定住を目指した住宅の整備、充実した施設に向けた保育園の改修、保育士を支援する地域組織の立ち上げなどに取り組む。基盤づくりを進め、地区外に「自然に囲まれた小規模校ならではの魅力」をアピールしていく。
住民からは「新山への関心があるか市内の保育園にアンケートできないか」「転勤族の子どもを受け入れるのもいいでは」などの意見があった。
計画案は大筋で合意が得られ、考える会は11日に市に提出するという。 -
新体操クラブ「ポーラ☆スター」伊那・塩尻合同発表会
新体操クラブ「ポーラ☆スター」(橋爪みすず代表)の伊那、塩尻両教室による発表会が3日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった。2才児から高校生まで総勢約250人が華麗な演技を披露し、詰めかけた観衆を魅了した。
伊那教室は15回目、塩尻教室は13回目で、初めて合同の発表会を計画。「絆(きずな)縲怩ツながりと時を重ねて縲怐vをテーマに、学年別の演技や競技種目の発表を展開した。
生徒たちはリボンやクラブ、ボールなどの手具を音楽に合わせて自在に操り、日ごろの練習の成果を堂々と披露。ギャラリーから大きな拍手を集めていた。
発表会には「松川ペパーミントベル」や「SWAN安曇野RG」など、県内の関係クラブも賛助出演し、舞台に華をそえた。 -
オール信州「村」ソフトバレーフェス開催
県内の村在住者でつくるクラブチームが集う「オール信州『村』ソフトバレーフェスティバル」が3日、南箕輪村の村民体育館などであった。10村から26チームが参加し、プレーを楽しみながら相互の交流を深めた。
南箕輪ソフトバレーボールクラブ主催で、7回目。生涯スポーツの一環として、親ぼくを深め、活力ある村づくりや競技の振興につなげる大会。
20歳以上39歳以下の「まっくんの部」、40歳代と50歳代以上で編成する「トリムの部」に分かれ、予選リーグと順位別決勝リーグで対戦。どのチームも気迫あふれるプレーで、熱戦を繰り広げた。
大会は市町村合併によって、参加数は当初に比べ半分近く減り「参加チームが多くなるように再び対策を練りたい」としている。
結果は次の通り。
▽トリムの部(10チーム)(1)村内沢尻です。(南箕輪村)(2)梅の里(宮田村)(3)元気がいいねI(南箕輪村)▽まっくんの部(16チーム)(1)MIRACLE(原村)(2)炎(山形村)(3)まっくんA(南箕輪村) -
「イルミネーションフェスタみのわ」始まる
箕輪町の中心街に数多く装飾されたイルミネーションが3日夜ともり、冬の市街地を色鮮やかに彩った。
中心街の活性化を目指し、町商工会が進めるTMO構想の実働部門「みのわTMOネットワーク2004」が初めて企画した「イルミネーションフェスタみのわ」。1カ月前から準備を進め、仲町、日の出、通り町、本町の各地区に飾った。
▽太陽のステージ▽銀河の誕生▽太陽系の誕生▽原始地球の誕生▽海の誕生▽恐竜の時代▽凍結の時代竏窒フ各ゾーンを設けて、宇宙の誕生から地球の誕生、生命の誕生を表現。市街地を歩く多くの人が足を止めて、色とりどりの電飾がつくり出す幻想的な世界に浸っていた。
イルミネーションの点灯は午後4時半縲恁゚後11時。期間は来年1月27日まで。 -
家庭・学校・地域交流集会2006
)
飯島町文化館で2日、家庭・学校・地域交流集会2006(町内3校PTAなど主催)が開かれた。保護者や教諭ら200人余が参加、東海第三高校の竹内未希代講師の「思春期の生と性」と題した講演に耳を傾け、子どもの性教育について、今、何ができるかを考えた。
竹内さんは話しの冒頭で「自分の子どもには何歳まではセックスして欲しくないか、何歳以上ならしていいのか」と厳しい質問を投げかけ「子どもは親のいうことを聞かないかも知れないが、親は言うべきことは言わなくてはならない」とした。
また「地方の普通の高校で2、3割が性体験がある。しかも女子の方が多い。高校生の『つきあう』とはセックスを含んでいると思った方がいい。この現実をしっかりと直視してほしい」と訴えた。
また、性感染症や中絶が増加傾向にあることに触れ「今、健康に危ないこと、一生の夢をつぶすような病気が増えている」と警告した。 -
ゲームとキンボールで交流
「村の子どもは西も東もみんな仲良く」-。中川村の中川東小学校と西小学校の5、6年生合わせて125人は30日、社会体育館で東西交流会を開き、ゲームとキンボールで交流を深めた。
西小はゲーム「私はだれでしょう」を用意。ブタやサル、イノシシなど動物の名前が書かれたカードを背中につけ、合う人ごとに背中を見せ「大きい物ですか」「色は」などと質問し、情報を集め、動物の名前を当てるゲーム。犬、猫などなじみの動物から「タツノオトシゴ」と言ったマニアックな動物もあり、中々、当てられず、苦労するなど、ゲームは盛り上がった。
続いて、東小が中心になりキンボール大会。直径1メートル20センチ、1キロのピンクの大きなボールを使い、3チームがコートに入り乱れて競技。ボールを落とさないようにレシーブしたり、ヒット(手や腕で打撃)するなどして、競技に熱中した。 -
市議会が開会 06年度一般会計補正予算など22件を提案
伊那市議会12月定例会が4日、20日まで17日間の会期で開会した。市から提案されたのは一般案件4件、条例案件8件、06年度補正予算10件の計22件で、20日に採決する。
06年度一般会計補正予算は4700万円を追加、総額を333億7200万円とする。主なものは、新たに開業する人を支援するための新規創業支援施設の整備、老朽化に伴う美篶公民館建設の測量設計委託、ツキノワグマ出没に対する対策費など。
市特別職報酬審議会条例は、副市長制導入に伴う報酬額を審議するために設置。
市保養センター条例は、羽広荘の利用料金を年末年始、繁忙期に1人1泊につき3千円以内の割増料金を徴収するもの。南アルプスからの初日の出を見ることができる宿としてPR。公布の日から施行する。
陳情は、入笠山縲恷ュ嶺高原にかけて計画されている風力発電事業の中止また白紙に戻して再検討することを求める5件のほか「市内の高等学校にバス通学する生徒のバス料金軽減と利便の向上を図ることに関する陳情」などが提出されている。
開会あいさつで、小坂市長は、風力発電事業について「市議会に陳情が出され、継続審査となっている。議論を踏まえ、態度を明らかにしたいと考えている」と述べた。 -
本物の投票箱で一票の重み実感 中学校生徒会選挙
伊那市選挙管理委員会が貸し出した投票箱、投票記載台を使った、来年度の正副会長を決める生徒会選挙が市内の中学校で始まっている。1日、春富中学校でもあり、生徒らは本物の箱に投じることで一票の重みを体感した。
会長候補3人、副会長候補男女各3人ずつの計9人の立会演説会の後に、全校生徒528人は意中の候補者の名前に印を付けた用紙を次々と投票=写真。有権者の一人は「本当の選挙をしてるみたいだった」と感想を述べた。
市選管は、将来の有権者となる生徒たちに選挙意識を持ってもらいたいと、1997年度から要望のあった市内の中学校へ選挙箱などを貸し出している。本年度は、伊那、西箕輪、高遠、長谷中など5校が使用する。 -
「さよならイナニシザウルス」
伊那市の伊那西小学校01年度卒業生は2日、同小敷地内へ在学時に埋設した、流木の模型「イナニシザウルス」の解体をした。児童たちの遊ぶ場に老朽化した模型があっては安全ではない竏窒ニ、取り壊した流木を地中に埋め、思い出を振り返った。
同卒業生15人が小学3年生の時、小沢川などで拾ってきた材料を骨に見立てて作った、全長約5メートルの「イナニシザウルス」。約1年間は校舎内に立体模型として飾ったが、5年生時に現在の場所へ「発掘した化石」の姿で埋設していた。
卒業後は毎年8月に同級会を兼ねて皆が集まり、修理作業をしてきたが、本年の修理の際に解体することを決断した。
この日は、卒業生5人と担任だった野口輝雄さん(辰野西小教諭)、保護者の計8人が参加。9年間の歳月が立った模型を前に「お墓になっちゃったね」などと偲びながら、「イナニシザウルス」の頭部や足の骨10本ほどを、埋設していた場所へ埋めた。
参加者の一人、唐木智恵さん(17)=伊那西高校2年=は「皆で楽しく作った思い出がよみがえった。イナニシザウルスの姿はなくなってしまうが、私たちの心の中に生き続けてくれれば」と言葉を噛み締めていた。
解体した「イナニシザウルス」を埋葬する伊那西小卒業生ら