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子ども課長に女性登用
駒ケ根市は23日、4月1日付の人事異動を内示した。部長級3、課長級3、係長級19など総員64人の小規模異動となった。昇格は部長級2、課長級1、係長級4。退職者は8人。
地方自治法改正による収入役の廃止に伴い、新たに会計管理者を置くほか、会計課を会計室とする。子ども課長には女性を登用して子育て支援策の充実を図る一方、同課に地域自立支援室を新設。保健福祉課の生活福祉係と障害福祉係を統合して社会福祉係とする。
異動は次の通り(カッコ内は旧職)。
【部長級】▽会計管理者=渋谷勝清(伊南行政組合事務局長)▽教育次長=滝沢修身(子ども課長兼福祉事務所次長)▽伊南行政組合事務局長=気賀沢進(税務課長) -
駒ケ根市の幼稚園・保育園で卒園式
駒ケ根市内の13の幼稚園・保育園のうち、私立の2保育園を含む12園で23日、卒園式が行われた。
赤穂中割のすずらん保育園(高見洋子園長)では園児44人(男子26、女子18)が園を巣立った。名前を呼ばれた園児は「はい」と返事をして立ち上がり、一人ずつ園長の前に進み出て保育証書を受け取ると大きな声で「ありがとうございます」と礼を言うなど、落ち着いた立派な振る舞いを見せていた。式のフィナーレでは卒園児らが手作りのくす玉を割り、笑顔で門出を祝った=写真。
高見園長は卒園児らに「皆さんが毎日頑張って園に来られたのは家族や周りの人たちの応援があったからです。帰ったらお家の人みんなで証書を見てお祝いしてください」と呼び掛けた。
詰めかけた保護者らはしっかりとした態度で式に臨むわが子の成長ぶりに目を細め、時折ハンカチで目頭を押さえたりしながら感慨深そうに子どもたちの晴れ姿に見入っていた。 -
信大農学部で卒業式
南箕輪村の信州大学農学部で23日、卒業式と学位記授与式があった。各課程を修了した学部生185人と院生72人が式に臨み、学生生活をともにした仲間との別れを惜しみ合った。
卒業生らは色鮮やかなはかま姿などで式に出席。一部には、南箕輪村のイメージキャラクター「まっくん」の着ぐるみなど、学生生活の中で思い入れの強かった衣装をまとって参加する人もおり、会場を楽しませていた。
卒業生と修了生に証書を授与した小宮山淳学長は「あらゆる社会システムが変革するイノベーションの時代にあり、前例の集積ではもはや通用しない。みなさんは答えのない課題に取り組んでいかなければならないことになると思うが、大学で習得した知識と創造性を大いに発揮していってほしい」と激励の言葉を贈った。
本年度卒業生内訳は食料生産62人、森林科学66人、応用生命科学57人。修了生は食料生産科20人、森林科14人、応用生命科20人、機能性食料開発学18人。そのうち県内出身者は23人となっている。 -
県議選 郡区 小原勇氏1000人集会
県議選上伊那郡区(定数2)に出馬する小原勇氏(58)=宮田村、無所属=の「1000人集会」が22日夜、宮田村民会館であった。村内外から農業、商工業、労組など支持者約420人が集まった。
小原氏は「一人ひとりの一票に込めた思いを心に刻み、議会活動を進めてきた。県政は地域から始まる。パイプ役として政策提言し、地域へ返す」と地域が元気になり、幸せになるための思いを語り、耕作放棄地の解消を図るための森林環境税の導入、既存企業の支援など取り組みを挙げた。また、県が示した県立公衆衛生専門学校伊那校歯科衛生士学科の廃止(10年度末)について、地域から異議を発信する運動を続けたいとした。
前林善一後援会長は「何があっても勝たなくてはならない選挙。南部から県議を送り出したい」と支持拡大を求めた。 -
デイサービス土曜営業にむけ検討
宮田村社会福祉協議会は2007年度中にも、デイサービス(通所介護)の営業を土曜日まで拡充しようと検討している。それに伴う職員の実質的な増強などで、職員給料が本年度当初よりも468万円余りふくらむと見込み、07年度当初予算案に計上。22日開いた社協理事会、同評議員会は07年度の事業計画案、予算案を審議し、原案通りに決定した。
同社協のデイサービスは平日の営業。2003年からは祝日の営業も始めたが「家庭的な雰囲気のサービスで好評」(同社協)と利用者も増加している。
土曜日の営業を要望する声も強く「4月から実施というわけにはいかないが早期の営業開始を検討する」(同)としている。
同社協では本年度途中で正規職員1人が退職し、かわりに長期臨時職員1人を採用。土曜日拡充を念頭に、パート職員2人を長期臨時職員として改めて雇用し対応する考え。
承認した同社協の07年度当初予算は本年度当初に比べ696万円増の1億3926万円。
歳入では介護保険料収入を本年度当初比830万円増の9220万円と見込み、歳出では職員給料を含む人件費が691万円増の9474万円とした。 -
社協理事から村長、助役は外れ、常務理事を新設
宮田村社会福祉協議会は6月に改選する理事について、会長、副会長職に慣例で就いていた村理事者を外すことを決め、選任規定を変更した。国の方針に沿った対応で、現在2人枠の副会長を1人に減員するかわりに、専決権を持つ2人の常務理事を新設する。「円滑な事務処理を図るため」と村社協では設置理由を説明している。
現在、会長に村長、副会長に助役が就いているが、6月改選の新たな理事では2人が外れ、かわりに村住民福祉課職員、村社協職員が加わる。15人の定員は変わらない。新設の常務理事は理事のなかから、改選後に就く会長が指名する。
22日開いた理事会、評議員会で、関係する定款の変更などを審議し同意した。
また同社協は、施設整備などの支出に備え「介護保険事業安定運営積立金」を新設。
一般会計から1千万円を積み立てたが、2007年度に300万円を取り崩して、利用者が増えているデイサービスセンターのロビーを拡張する。 -
宮田村の3保育園卒園式
宮田村の3保育園は23日、卒園式を行なった。元気にたくましく育った117人が、思い出を胸に巣立ちの春を迎えた。
そのうち中央保育園は46人が卒園。友達と遊んだり、競ったり、時には教えあったりした楽しかった園の生活を振り返り、全園児が1人づつ発表した。
保育証書を受け取り、保護者のもとへ。「今までありがとうございます」と感謝し、涙がにじむ保護者にギュッと抱きしめられた。
関礼子園長は「子どもにとって家庭が一番の支え。親子一緒に困難を乗り越えてください。早寝早起き、朝ご飯をしっかり食べて、自分の足で学校へ通ってね」と、新たな生活が始まる若い親子を激励した。 -
伊那観光協会「市民みんなでおもてなしプロジェクト」代表
伊那市荒井区
武田宏さん(61)観光というのは一種の夢だと思う。最初は突拍子のないプランでもいい。人に『何いっているの』なんて言われていたものが、3、4年後に実現していることもあるのだから。理屈ではなく、人の感性が作り上げているものだからこそ、そういう部分も必要となってくる竏秩B
伊那観光協会が昨年10月に発足した3プロジェクトの一つ、「市民みんなでおもてなしプロジェクト」で、伊那市の観光のあり方を模索してきた。
他地域と比べても、観光への取り組みが遅れているのが伊那市の現状。確たる観光というものがない中、何をもって観光とするのか、どういう風にもてなしへと発展させていけばよいか竏窒ネどを話し合ってきた。
「合併や権兵衛トンネルの開通により、伊那市の観光は意味のある位置付けになった。また、観光の形態も今までの『団体で温泉旅行』から農業体験や焼き物体験など、個々人のニーズに従ったものに変化してきている。伊那市にはそういうさまざまなニーズに応えられる可能性が広がっていると思うんです」と力を込める。
◇ ◇
大学卒業後に大手旅行会社に就職。三十数年間は東京での生活を送ってきた。しかし、定年後はまったく別のことをしよう竏窒ニ、定年退職を迎えた2年前にUターン。それから1年半ほど経ってから、プロジェクトの公募を発見した。
プロジェクトの内容は、伊那市の観光的魅力の追求や観光に対する市民の協力を得るための対応策などを考えること。もともと故郷を離れていた時から友人を地元に呼んでみたいという思いがあった。三十数年間旅行に携わってきた経験もある。それを今度は地域活動に活かしてみよう竏秩Bプロジェクトへの参加を申し出た。
「旅行業界での経験も役に立つかも知れないけど、ぼくの売りは地元を離れている間に感じた郷土を愛する気持ち。外から見た伊那市は、まったく知られていないけど、自分の理想とかけ離れていたからこそ、古里をもっと誇りにして、人を呼び込みたいって思ったのかもしれない」
◇ ◇
プロジェクトでは観光の原点にある「人とのふれあい」に注目し、話し合いだけでなく、実際に観光ガイドを体験したりもした。取り組みを通じて、観光に関わっている人たち自身も、自分たち以外の町を知らないということを痛切。まずは自分たち自身が伊那のことをよく知り、好きになれば、人に伝えたくなるのではないか竏秩Bそんな思いを出発点として、もてなしの輪を市民レベルまで広げることや、町内の観光案内板を充実することなどが必要であることを確認した。
そんな中、来年度からは3プロジェクトを一本化して具体的な取り組みについて研究を深めていくこととなった。
「プロジェクトはまだ始まったばかり。話し合いを重ねながらこれからやりたいことを一つひとつ見つけていきたい。色んな人が知恵を出し合うことで、お互いに『ああそうか』と学んでいける。そうやって輪を広げて、色んな人と知り合っていきたい」 -
統合で本郷、田切は最後の卒園式、閉園式も
新年度から新東部保育園に統合される飯島町の田切保育園と本郷保育園の卒園式が23日行なわれ、それぞれ最後の卒園生を送り出し、地域の子どもたちを育んだ園舎ともお別れし、43年の歴史に幕を下ろした。
このうち田切保育園では保護者と手をつないで卒園児8人が在園児や来賓の拍手の中、入場。
卒園児らは高坂町長から保育証書を、高坂裕子園長から記念品を受け取り、早速、保護者に報告「おめでとう、頑張ったね」と祝福を受けた。
呼び掛けで在園児らは「いつも手をつないでくれてありがとう」「いろいろ遊んでくれた」と感謝の気持ちを伝え、卒園児らは「どろんこ遊び楽しかったね」「ドッチボール頑張ったね」と、園生活を振り返り「楽しかった保育園、今日でお別れ、元気な1年生になります」とお別れの言葉を述べた。
引き続き、閉園式、高坂町長は「64年開設以来43年間に674人の子どもたちが巣立った。最も園児数が多かった70年には1学年37人もいたが、園児数減少と園舎の老朽化により、5年間の協議を経て、東部に統合することになった。新園では園児らが広々とした施設で、伸びやかに育ってくれるように、万全の体制で臨みたい」と述べ、保護者らに理解を求めた。
式の最後に、園児らは「思い出のアルバム」を歌い、声を合わせて「ありがとう田切保育園、さようなら田切保育園」と別れを告げた。
一方、本郷保育園でも、最後の卒園児7人を送り出し、出席者それぞれが万感の思いを胸に、閉園式を行ない、64年開設以来、492人を育んだ園の歴史を閉じた。
田切保育園園舎は取り壊さず、賃貸での有効活用の道を探り、本郷保育園は建物ごと売却する計画。
なお、飯島、七久保、東部の各保育園でも卒園式で行なわれ、田切、本郷合わせ、5園で86人が仲良く遊んだ園舎を巣立った。 -
スイセン
駒ケ根市の光前寺参道に「衝撃的に早く咲く」という名を持つ黄色のラッパスイセン「ラインベルトアーリーセンセーション」が咲き始め、スイセンの季節到来を告げる▼長年、北割2区営農組合が中心になって、子どもから高齢者まで区を挙げて、1球1球を植え付け、4月下旬の光前寺の春の例祭の頃は白や黄色の花で参道を埋め尽くす▼初めて、スイセンを植えた12年前、当時の担当者は「1球が来年には3球に、3年目は6球になり、10年もすれば、スイセン街道になる」と。その時は「夢みたいなことを」と思ったが、今、夢は正夢になった。みんなで同じ夢を見続け、団結して、夢を実現させる努力に敬服。まさに「協働のまちづくり」のモデルではと感じた(大口国江)
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花中心に春の訪れ 水彩画サークル葦の会・展示
伊那市を中心とした水彩画愛好者でつくるサークル・葦の会(小松公明代表)の「春の水彩画展」は4月5日まで、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。メンバー17人が、一人1、2点ずつの計21点を出品し、花の絵を中心とした作品が春の訪れを演出している。入場無料。
ツバキ、ラン、サクラ、ストック、ヒマワリなどを題材とした力作が並ぶ。水彩画を楽しむ竏虫vいが詰った作品は、メンバーそれぞれの視点や筆のタッチなどによる個性豊かな表現ばかりの見所が多い展示となっている。
同会は、会社員や主婦、定年退職者など50縲・0代のメンバーが中心。伊那公民館で毎月2回、現代美術画家の碓井伍一氏を講師に招き、教室を開く。スケッチ旅行は年2回あり、今春は同市美篶の三峰川右岸沿いにある、青島堤防の桜並木を描く計画を会員全員が楽しみにしているという。
土・日曜日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。
現在、会員を募集している。問い合わせは、小松代表(TEL72・5569)へ。 -
箕輪町警部交番の新築移転 開所式
箕輪町の伊那署箕輪町警部交番の新築移転が終わり、23日、同交番で開所式があった=写真。新交番は、国道153号バイパスと町道6号線の交差点付近にあり、建設26年を向かえる旧庁舎の老朽化したため新設した。この日から業務を開始した。
町から借り上げた敷地面積約900平方メートルへ建設した。建物は、木造1階建て金属板葺きで、本体の建築面積は約346平方メートル。プライバシー保護のために相談室を設けたほか、駐車場スペースを以前の約倍となる10台分確保した。事業費は約6千万円。
旧庁舎の老朽化と外来者への利便性を考え、駐車場の確保ができる場所へ新築。同町の人口増加により、交通事情が変化し、主要幹線道路であるバイパス沿いが候補地になったという。
開所式で伊那署の小嶋惣逸署長は「これをきっかけに地域の安全が強化されていけばと思う。地域住民の安心のよりどころになるよう努力して」とあいさつ。交番所長以下8人は気持ちを新たに業務へ取り組むことを決意した。
5月に落成式を開く予定。旧交番は、07年12月末までに取り壊し、敷地を町に返還する見込みになっている。 -
高遠伊那東ライオンズクラブ 河川清掃活動
伊那市の(古田順子会長)は22日、高遠町の三峰川の河川清掃をした。高遠城址(じょうし)公園の桜の開花を前に取り組む恒例行事。観桜期に集まる観光客のためを思い、それぞれが清掃奉仕活動に取り組んだ。
県下のライオンズクラブが取り組む河川清掃の一環。同クラブでは約8年前から始まり、毎年、この時期に三峰川左岸沿いの道路や河川敷のごみ拾いをしている。
この日は、クラブ員約10人が三峰川橋付近に集まり、上流約2キロまでを歩いて清掃。2時間ほどで市が指定するごみ袋、15袋分のごみを回収した。年々量は減っているものの、依然として空き缶、ペットボトル、たばこの吸いがらが目立った。
古田会長は「観光客の人たちに気持ちよく来てもらいたい。そのためには、ごみのない環境整備に協力ができればと思う」と話していた。
三峰川橋付近の河川清掃をするクラブ員ら -
高遠城址公園「さくら祭り」へ ぼんぼり設置
4月1日開幕の伊那市の高遠城址(じょうし)公園の「さくら祭り」に向け、高遠町商工会は23日、協賛企業名が入ったぼんぼり145基を公園内の通路沿いに設置した。
ぼんぼりと支柱は、昨年3月の3市町村合併により新市誕生を祝い、全て新調し、10基増加した。これまでとは異なる、木枠の入ったぼんぼりを鉄製の支柱に取り付けて設置。この日は、関係者約40人が作業に取り組んだ。
さくら祭りは、83年の有料化以降25年目。昨年の有料入園者数は、33万2078人で、最盛期には1日、3万8025人が訪れた。高遠城址公園の桜の開花予想日は4月7日。
さくら祭りに向けてぼんぼりの設置をする関係者ら -
伊南行政組合議会臨時会
伊南行政組合議会は22日、第2回臨時会を開き▽伊南行政組合監査委員条例▽公の施設の指定管理者の指定について竏窒ネど6議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
条例改正はいずれも地方自治法の改正に伴うもの。 -
南箕輪村人事異動
課長級昇格1人、小規模異動南箕輪村は22日、4月1日付の人事異動(第2次)を内示した。課長昇格は1人。派遣異動や新規採用、退職などに伴う定期異動で24人の小規模となった。
課長昇格は会計管理者に教育委員会学校教育係長の加藤直昭さん。主は係長級の異動で昇格は1人。伊那中央行政組合への派遣、長野県交流派遣研修の異動、育児休暇終了による復帰、3年ぶりの新規採用2人。3月31日付退職者は1人。 -
西春近北保育園で増改築園舎の完成見学会
統合に伴う増築・造成工事を進めてきた西春近北保育園で21日、完成した園舎の見学会があった。同園の保護者や地元住民などが多数訪れ、広く明るくなった園舎を確かめた=写真。
4月から西春近中央保育園と統合する同園では、新体制に対応すべく昨年から増設工事に着手。年長、年中園児が使う約220平方メートルの保育室をはじめ、リズム室、ボイラー室、トイレなどの増築を完了した。
今回新たに設置した保育室には間仕切りを設置。地元の森林から間伐した杉を柱や腰板として活用するなど、県産材の利用にも積極的に取り組んでいる。また、リズム室と未満児室にはペレットボイラーを使った床暖房を完備。増築事業費とボイラー導入費は合わせて約9300万円となる。
今後は、約50台分の駐車場整備と園庭の拡大、園児らが使用する畑の整備などを順次進めていく。事業費は約770万円。
この日見学に訪れた保護者は「とてもきれいに、遊戯室も広くなった。工事をしていてずっと遊べなかったが、これからは遊べるので良かったと思う」と話していた。
4月から同園には約100人の園児が通園することとなる。
25日は富県南部保育園の見学会もある。時間は午前9時縲恊ウ午。 -
包丁研ぎ収益金寄付
上伊那建設労働組合赤穂分会青年部(平沢幸弘部長)は6月25日の住宅の日に合わせて05、06年に駒ケ根市内の大型店など2カ所で行った包丁研ぎの収益金の全額約2万7千円を市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。19日、平沢部長と新井康哲副部長が市社協を訪れ「福祉のために役立てて」と寄付金を竹内会長に手渡した=写真。竹内会長は「日ごろの鍛錬で身に付けた技術を生かした厚志に感謝する。市民の福祉のために活用する」と感謝を述べた。
包丁研ぎは大工職人などが仕事柄身に付けた刃物研ぎの技術を生かそうと、家庭などで切れ味の悪くなった包丁を代金を設定せず、客の自由意思による格安料金で研ぐサービスで、毎年行って好評を博している。 -
駒ケ根市内の5小学校で卒業式
駒ケ根市内の5小学校で22日、一斉に卒業証書授与式が行われ、計356人の卒業生が6年間通い慣れた学び舎を巣立った。
赤穂小学校(高野普校長)では卒業生120人が晴れの卒業式に臨んだ。普段と違う少し大人っぽい洋服に身を包んだ卒業生らは壇上に上がって一人一人高野校長から卒業証書を受け取った。
壇上に並んだ卒業生らは向かい合った在校生らとともに『卒業の歌』を合唱。保護者席ではハンカチで目頭を押さえる母親の姿があちこちに見られた。
高野校長は式辞で「皆さんが懸命に行事や活動に取り組んできた姿に支え合い、学び合うことの素晴らしさを感じた。卒業生に『和』の言葉を贈りたい。自分と友の心を信じて前に進んでほしい」と激励の言葉を贈った。
在校生らの拍手に送られて退場した卒業生はようやく緊張から解放され、友達同士で晴れやかに笑い合っていた。 -
駒ケ根市の教職員人事異動
駒ケ根市内小中学校の転退職教職員は次の皆さん(カッコ内は新任校)。
◇赤穂小▽教諭=唐沢好三(辰野東小)米山隆美(辰野東小)伊藤正通(伊那西小)横山英志(赤穂中)北沢淳子(県伊那養護学校)関島浩志(松川中)五十嵐啓一(長野市立芋井中)▽技師=池上和恵(茅野市立永明中)▽講師=中沢博和(新規採用・長野市立裾花中)米田真也(新規採用・東御市立北御牧小)原葉子(新規採用・小諸市立水明小)
◇赤穂東小▽校長=熊谷正(飯田市立旭ケ丘中)▽教諭=橋爪久人(県伊那養護学校)小田切宏久(宮田小)濱口みさと(千曲市立八幡小)徳武清花(松本市立菅野小)▽講師=長谷川晶子(富県小)▽非常勤講師=河野滋夫(退職)曽根原千穂(新任・喬木村立喬木中)
◇赤穂南小▽教諭=北沢幸雄(南箕輪小)山岸祥子(西春近南小)西沢浩(中条村立中条小)星野圭子(高遠北小)児玉明聡(松本市立大野川小)▽講師=桃沢敏郎(東春近小)▽主査=木下真由美(中川東小)▽非常勤講師=座光寺智子(講師・赤穂南小)
◇中沢小▽教頭=酒井照明(校長・西春近北小)▽教諭=原茂(美篶小)眞島寿浩(県飯田養護学校)北村美加(安曇野市立堀金小)▽非常勤講師=伊藤みつ子(退職)北原志佳(宮田小)岡崎節子(赤穂東小)
◇東伊那小▽教頭=南波洋子(喬木村立喬木第二小)▽教諭=下島弘子(高遠小)▽主事=眞島典子(飯島小)
◇赤穂中▽校長=諏訪博(退職)▽教諭=池口正博(教頭・天龍村立天龍中)仁科俊彦(箕輪中)亀井政昭(県伊那養護学校)宮下誠士(箕輪中)中村志保(南箕輪中)久保田徹(塩尻市立丘中)笹野麻里子(松本市立開成中)▽講師=宮下英昭(伊那東部中)東方秀俊(飯田市立緑ケ丘中)中山弘樹(辰野西小)平沢崇(退職)上久保有子(松本市立鎌田中)田中さくら(退職)▽主事=津田由美子(松本市立大野川小・中)
◇東中▽教頭=山浦忍(小海町立北牧小)▽主幹=滝沢きぬゑ(退職)▽教諭=桂本真治(内地留学・愛知教育大)花岡陽(塩尻市立塩尻中)▽講師=日岐秀明(退職)北原康弘(新規採用・東御市立東部中)石井さやか(新規採用・東御市立田中小) -
【記者室】痛みを想像する難しさ
花粉症シーズン真っただ中。重い症状に苦しむ人も多いことと同情する。筆者もその一人だが、時によってひどさが違う。ついさっきまでくしゃみ連発、目は痛く、鼻は両づまりという状態だったのが、ふと気がつくとうそのように何でもないことがある▼この苦しさがなくなればどんなに気分がいいだろう竏窒ニ思っていたのに、実際そうなってみるとさほどありがたさを感じない。自身のことでさえこうなのだから、他人の苦しさを自分のものとして感じることは至難の業だ▼世の痛みや苦しみは実際に経験しなければ本当のところは分からない。想像だけで分かったようなつもりになり、的外れな判断をすることは厳に慎むべきだ。記者としての自分への忠告でもある。(白鳥文男)
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06年度社会福祉表彰
県の06年度社会福祉表彰式が22日、伊那市の県伊那合同庁舎であり、上伊那地区で活動する3個人3団体を表彰した=写真。
表彰は社会福祉分野で功績を挙げている個人や団体を対象とするもので、上伊那からは県西駒郷地域生活支援センターの利用者に対する散髪を長年継続してきた個人や社会奉仕活動に取り組んできた高齢者クラブなどが選ばれた。
上伊那地方事務所の竹松政博所長は受賞者に表彰状を手渡し「何年にもわたる尽力が高く評価された結果だと思う。社会福祉は他人の気持ちに立ち、支え合うもの。今後も地域の福祉向上のため、尽力していただきたい」と祝福した。
受賞者(団体)は次のみなさん。
◇更生保護=豊島フミ子(伊那市)
◇高齢者福祉=町三区高齢者クラブ高砂会(駒ヶ根市)
◇障害者福祉=大島治(飯島町)中津源一(駒ヶ根市)
◇児童福祉=日本電算サンキョー労働組合伊那支部(伊那市)日本電産サンキョー労働組合駒ヶ根支部(駒ヶ根市) -
JA上伊那稲作部会が「うまい米・うまいお酒の春祭り」を開催
生産者自身が米の消費拡大に貢献しよう竏窒ニ、上伊那農業協同組合(JA上伊那)稲作部会(北條久志部会長)は22日、「うまい米・うまいお酒の春祭り」を伊那市狐島のJA上伊那本所で開いた。約100人の部会員が集まり、上伊那米で作った米料理や地酒を試食。自分たちの作る米の味を改めて確認しながら宴を楽しんだ。
米市場は消費減退、供給過剰基調と依然として厳しい状況にあるのが現状。こうした影響を受け、生産農家の消費量も減退する傾向にあるという。
同イベントは、こうした生産者自身がまずは米を見直し、消費拡大につなげていこう竏窒ニ昨年から始めた。
今年も、五平もちやすしなど、さまざまな米料理が並んだほか、上伊那で日本酒を醸造している地元酒蔵6社が、それぞれに醸造している日本酒を紹介。「まずは飲み比べ、自分に合った酒を探してほしい」と呼びかけた。
また、3種類の米の中から上伊那産のコシヒカリを当てるゲーム「米の食味テスト」では、九州、北海道の米と食べ比べ=写真。「分かりすぎるくらい違う」などと話しながら味の違いを確認していた。 -
県議選 告示まで1週間
任期満了に伴う県議選が30日告示、4月8日投票の日程で行われる。告示まで1週間。立候補予定者らは支持拡大に忙しく動き回る。(文中、現職・前職、五十音順、丸数字は当選回数)
出馬を表明しているのは、伊那市区(定数2)が木下茂人(71)=無所属(3)・美篶、向山公人(64)=無所属(2)・西町=の2氏で、いずれも現職。無投票ムードが漂うものの、一部で新人擁立を模索する動きが続いている。
駒ケ根市区(定数1)は、現職林奉文氏(61)=無所属(1)・南割、前職佐々木祥二氏(54)=無所属・赤須東。前回(03年4月)と同じ顔ぶれで、一騎打ちの公算が大きい。村井知事を批判する林氏、支持を表明する佐々木氏と立場は異なり、選挙戦のポイントとなりそうだ。
上伊那郡区(定数2)は、現職の小原勇(58)=無所属(1)・宮田村、小林伸陽(62)=共産党(2)・箕輪町、清水洋(53)=自民党(1)・箕輪町、前職の垣内基良(57)=無所属・辰野町=の4氏。不出馬を表明した辰野町の赤羽公彦氏が前回獲得した8400票の行方がかぎを握る。 -
箕議町議選 少数激戦へ
事前説明会に検討中含め18派箕輪町選挙管理委員会(浅野益幸委員長)は22日、4月29日の任期満了に伴う箕輪町議会議員選挙(17日告示、22日投開票)の立候補予定者への事前説明会を町役場で開いた。定数15に対し同日までに立候補を表明した16派と、検討中とする2派の計18派が出席。担当者から選挙運動や手続きなどの説明を受けた。
出席したのは、立候補を予定する現職10派、新人6派。党派別では共産党2、公明党1、無所属13。検討中の2派はいずれも町内の男性。
22日に新人1人が出馬表明し立候補予定者は16人。定数1超で選挙戦が確実となった。
立候補予定者は、現職は春日巌氏(67)=共産党・木下、上嶋貞一氏(67)=無所属・三日町、唐沢荘介氏(65)=無所属・上古田、寺平秀行氏(32)=無所属・松島、平出政敏氏(64)=無所属・北小河内、藤田英文氏(64)=無所属・大出、松崎久司氏(68)=無所属・福与、丸山善弘氏(67)=公明党・松島、三沢興宣氏(51)=無所属・松島、向山章氏(63)=無所属・松島=(50音順)。
新人は大槻久人氏(63)=無所属・沢、荻原かほり氏(65)=無所属・木下、小島常男氏(63)=無所属・木下、下原甲子人氏(66)=無所属・松島、武村俊身氏(65)=無所属・長岡、松本つぢ氏(56)=共産党・沢上=(50音順)。
現職の浦野政男氏、岡文子氏、桑沢幸好氏、柴財埜氏、関善一氏、日野和司氏、三井清史氏は不出馬の意向。 -
箕輪町議選
新人の松本つぢ氏出馬表明任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、新人の松本つぢ氏(56)=共産党、団体職員、沢上=が22日、出馬を表明した。
引退を表明した共産党の現職桑沢幸好氏の後任。「党の2議席が1議席になってはいけないという思いと、女性が2人、3人と出てほしいという声があって決めた」という。
「草の根の町民の声をもっと町政に生かせるようにしていくことが求められる」とし、「やさしい人が育つまち」をテーマに、公約に▼子育て支援の充実(中学卒業まで医療費の窓口無料化)▼子育て支援センターづくり▼高齢者にやさしい福祉の充実▼「箕輪ブランド」といえる農業振興-などを掲げる。
諏訪実業高校卒。日本共産党上伊那地区委員、箕輪町女性部長、しんぶん赤旗箕輪出張所長。 -
南箕輪村「まっくんファーム」第1回総会
南箕輪村「まっくんファーム」(倉田庄衛組合長)は20日夜、第1回総会を村民センターで開き、組合員加入、06年度事業報告・収支決算、07年度事業計画案・収支予算案などの議案を承認した。
まっくんファームは06年11月20日、村1本の農業の「担い手」集落営農組織として加入者505人で設立した。
議案の組合員加入は、21人の新規加入を承認した。農地面積は283ヘクタールになる(設立時は274ヘクタール)。
07年度事業計画の主な取り組みは▽まっくんファームの体制づくり▽組合員の水稲・麦・大豆・ソバなどの共同作業と農産物の販売から精算までの一括経理▽研究委員会を設置し農業生産法人化の具体的な研究▽組合員加入及び農地利用集積推進-など。栽培面積目標217ヘクタール(水稲160ヘクタール、小麦23ヘクタール、大豆21ヘクタール、ソバ13ヘクタール)。販売額の計画合計は1億8876万円。 -
伊那商工会議所が通常総会
伊那商工会議所の通常総会が23日、伊那商工会館であった。議員40人が出席し、地域産業の活性化などを基本方針に、07年度の事業計画を決めた。
主要事業は▽中小企業の経営支援▽地域資源を活用した経済振興事業の推進▽人材育成・人材確保などに関する雇用施策推進支援事業の実施▽情報化の推進竏窒ネど25項目。具体的には、建設業振興事業として工事の受発注状況の調査研究、環境問題など市内企業の課題解決と住みやすいまちづくりの提言活動、伊那の食の調査研究、高遠町・長谷を含む広域観光の推進などを挙げた。一般会計予算は、ほぼ昨年度並みの8800万円。
部会編成は、業種別に10部会を設けているが、成果が表れるよう卸商業を繊維衣料品、食料品、一般商業に、観光接客を観光接客、サービス業へそれぞれ移行するなど10部会に組み直した。11月からスタートする。
また、県は「1市町村1商工団体」を原則としていることから、4月に発足する伊那市商工会との統合に向け、交流や話し合いの場を持つ意向も示した。 -
地域情報化計画まとまる
伊那市地域情報化推進会議の正副会長は22日、市役所を訪れ、小坂市長に地域情報化計画を報告した。
計画(07縲・1年度)は、地域の特性に応じた地域情報化の施策を推進するための指針。基本理念に「人にやさしい情報環境で、みんなが主役の伊那市」を掲げた。3地域の距離的格差を感じないよう、IT(情報技術)を活用した新市の一体感と活性化を実現する。
目標は「市民サービスの向上」「情報が身近にあるまちづくり」「市民参加によるまちづくり」「行政の効率化」の4点。具体的な取り組み事項に▽高遠町総合支所への自動交付機設置▽子どもの安全・安心(保育園などへの110番通報システムの導入)▽地域ポータルサイトの構築(地域の課題を掲げ、市民の持つ情報、知恵の活用しながら情報交換する)竏窒ネど40項目を盛り、現状と課題、取り組み年度などを記した。
市民、事業者を対象にしたインターネット活用など情報化に関するアンケート結果を踏まえ、計画をまとめた。
委員は情報関係者ら10人で、会長は広田満さん=信州大学農学部教授=が務めた。 -
愛護精神普及へ決意新た 動物慰霊祭
県動物愛護会上伊那支部、上伊那郡市飼犬管理対策協議会は20日、箕輪町にある南信犬等管理所で動物慰霊祭をした。本年度、伊那、飯田、諏訪の3保健所などに保護や引き取られ処分された犬、猫の霊を供養した。
慰霊祭には、市町村、保健所関係者ら約25人が出席。県動物愛護会上伊那支部の武村富雄支部長が「動物愛護の普及啓発に取り組むことが精霊に報いる唯一の行い」と話し、出席者全員が焼香をあげ、手を合わせた。
本年度(16日現在)、伊那、飯田、諏訪の保健所管内での処分数は犬184頭、猫1050匹。前年と比べて犬は減少傾向だが、猫は横ばい状態だという。
伊那保健所では、本年取り扱った犬206頭。そのうち95頭を飼い主へ返還し、75頭を新たな飼い主へ譲渡、36頭は処分となった。
焼香を上げ、黙とうする出席者ら