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宮田小5年の太田君2位、保科君3位に入賞、少年少女けん玉県大会
宮田村宮田小学校5年1組の太田智也君が少年少女けん玉道選手権長野大会男子の部で2位、同級生の保科仁平君も3位に入賞した。6月には全国につながる甲信越北陸ブロック大会も控えており「もっと上手になりたい」とさらに意欲を燃やしている。
1対1の対戦トーナメント方式の同大会。勝ちあがった太田君と保科君は準決勝で激突した。
5年生になってからクラスの仲間と一緒にけん玉を始めた2人。技を競う大会には初出場だったが、決勝進出を争って火花を散らした。
「何としても勝ちたいと思った」という保科君に対して、「できれば戦いたくなかった」と太田君。普段から実力は伯仲しているが、この日は太田君に軍配があがった。
決勝は敗れたが「技のレベル的には同じだが(優勝者は)集中力がすごいと思った」と2人は冷静に分析。
「全国も目指して練習に励みたい」と声をそろえた。 -
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が08年度中に37の支所を12の総合支所に統合
上伊那農業協同組合(JA上伊那)は08年度、事業見直しの一環として現在管内にある37支所を12の総合支所に統合する。
現在JA上伊那では、各地区を統括する基幹支所を辰野、箕輪、駒ヶ根、東部、伊那(本所が基幹支所機能を兼ねている)の5カ所、それより小規模な支所を29カ所、支所出張所を4カ所に設置しており、各業務は縦割り運営している。
しかし、より効率的な運営を図る目的で各支所に権限を委譲し、支所内の横のつながりを強化した新体制へ移行することを決断。08年4月実施を目指し、実施計画を打ち出した。それに伴い、08年度は支所体制を再編。管内12カ所に設置する総合支所は、各機能を充実させるために一定の規模を持たせるほか、総合支所から離れてしまう12地区には、窓口的な役割を担う拠点支所を各総合支所の下部組織として設置する。そのほかにも各支所の渉外担当職員を増員し、定期的な巡回をすることで遠隔地の住民のサービス充実にも努めていく。
支所体制の見直しについては、2縲・月に各地区の組合員を対象とした説明会を開き、5月の総代会で提案する。 -
上伊那アンサンブル交歓会
上伊那の小中学生が合唱や合奏などの響きを競う第9回上伊那アンサンブル交歓会(上伊那音楽教育研究会主催)が10日、駒ケ根市の市文化会館で開かれた。学校ごと2縲・4人で編成された84グループが代わる代わるステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮して美しいハーモニーをホールいっぱいに響かせた=写真。
審査の結果、小学校では新山、東春近、赤穂、中沢、辰野東、高遠、宮田、赤穂南、飯島の13グループが、中学校では伊那、赤穂の6グループが金賞を受賞した。 -
竜援塾設立準備講演会
世界を測り社会を創る生涯学習塾「竜援塾」の開設に向けた設立準備講演会を12日、中川村文化センターで開いた。上下伊那の有志でつくる「上下伊那連絡会」が主催。約40人が参加し、自治体問題研究所理事、主任研究員の池上洋通さんの基調講演「いま学ぶことがなぜ必要か」に耳を傾け、国際情勢に理解を深めた。
この中で池上さんは「ヨーロッパではノーチェックで自由に国境が越えられる。世界は明かに1つになりつつある。社会・経済の世界化、ボーダレスが進み、多くの民族が依存しあって生きる、相互依存が現代社会の特徴」とした。
1985年と2001年の主要国の輸出入額を比較し「15年間に輸出入額は3倍になった。それぞれの国、民族が閉鎖的に生きることはありえない」と話した。
また、パソコンとインターネットの普及の推移を示し「ICT革命は大きな広がりを見せ、新しいタイプの選挙、政治も始まっている」と話した。
竜援塾は地域生活と県政、国政ならびに国際情勢との関係、近代立憲主義、民主制度などの学習を通じて、社会観を養成し、地域のオピニオンリーダーを養成する生涯学習組織。4月29日開講、講座1期1年10講座。1期基礎=自分の定規を創る。2期応用=創った定規で現実を測る。3期実践=身につけた定規を使って社会を変革する。
1期の講師は池上洋通さんを中心に、一橋大学の鵜飼哲さん、色平哲郎さんらが務める。定員1期30人、入学金3万円、年間学費5万円。詳細は設立準備連絡先カフェあびぇんと(TEL78・0899) -
伊那映像祭
伊那ビデオクラブ(飯島尚美会長、30人)の「伊那映像祭2007」が11日、伊那市生涯学習センターであった。新伊那市誕生記念の冠イベントの一つで、旧3市町村を結ぶ三峰川を題材にした作品などを上映した。伊那毎日新聞社など後援。
昨年4月、映像祭に向けてプロジェクトチームを立ち上げ「三峰川その流れと暮らし」などをテーマに、クラブ員がそれぞれ撮影を分担した。撮影の失敗、過去の撮影分を含めた映像の絞り込み、史実の確認など苦労して作品を仕上げた。
「暴れ三峰川」は、治水工法の霞堤防の知恵や、私費を投じてかんがい用水路を改修した長谷村出身の伊東伝兵衛(1801縲・2年)の業績、高遠・美和ダムの完成など解説を盛り込みながら、住民と川との闘い、水の恩恵をとらえた。
また、長谷の伝統文化中尾歌舞伎、江戸時代の高遠の石工守屋貞次、江戸時代に伊那谷を縦断する伊那街道の要所として栄えた伊那の宿場町など3地域の持つ歴史や文化、自然、観光なども紹介。
特別招待作品として、松商学園放送部が高校生の視点から戦争を問うドキュメンタリー作品「海からの慟哭(どうこく)」(NHK全国高校放送コンテストNHK会長賞受賞作)なども上映した。 -
家庭ごみ不法投棄で2人書類送検
駒ケ根署は13日、家庭ごみを不法に山林に捨てた廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)違反の疑いで松本市の県職員男性(30)と駒ケ根市の県職員男性(43)の書類をそれぞれ長野地方検察庁伊那支部に送った。同署の調べによると松本市の男性は06年10月1日、引越しに伴って出た弁当やカップめんの容器、段ボール箱などのごみ約28・5キロを同市赤穂の古城公園南の山林に捨てた疑い。駒ケ根市の男性は06年9月14日、自宅にあった雑誌や段ボール箱などのごみ約14・5キロを同市赤穂の山林に捨てた疑い。
いずれも駒ケ根市役所からの通報により、同署が捜査していた。 -
県議選上伊那郡区 小原勇氏後援会の事務所開き
県議選上伊那郡区(定数2)に出馬する小原勇氏(58)=宮田村、無所属=の後援会は11日夜、宮田村内で事務所開きをした。村内外から支持者約150人が集まった。
小原氏は「地域の思いを受け止め、県政に反映させたい。県政を後戻りさせてはならない」と訴えた。また、公共事業のあり方について「地域に密着し、必要なものはやっていくべきである」とした。
前林善一後援会長は「一日一日が勝負。上伊那南部だけでなく、上伊那の代表として送り出してほしい」と支援を求めた。
清水村長、宮田村・飯島町の各商工会長ら5人の激励の言葉に加え、小田切行雄元県議からも応援メッセージが届いた。
後援会組織は飯島町、中川村などで近く、支部を立ち上げる予定。
事務所は宮田村6276で、国道153号線の大原信号機南側付近。電話・ファクスともに85・5190。 -
南箕輪村特別職報酬等審議会答申
議員報酬月額の増額
村長・助役・教育長は月額5%減額南箕輪村特別職報酬等審議会(山本昭子会長)は13日、唐木一直村長から諮問を受け審議した特別職の報酬について、村議会議員の報酬月額は増額、村長、助役、教育長は給料月額の5%減額する答申をした。05、06年度に村が答申内容に上乗せする減額措置をしたが、審議会は付帯意見として答申の尊重を特に要望した。唐木村長は、理事者の給料額改定については「答申を尊重したい」とし、議員報酬の改定は「議会に伝える」と答えた。
議員報酬は、村の議員報酬額が上伊那郡内の他市町村や県内類似団体に比べて低い水準にあること、今春選挙から定数が16から10に大幅に減少することなどから、業務量と職責の増大を考慮して増額とした。
改定案は、議長29万5千円(本則26万9千円)、副議長22万3千円(20万3千円)、委員長21万3千円(19万4千円)、議員20万1千円(18万3千円)。
村長と助役は、他市町村と比べ給料月額が低位にあることから、本則どおりの額が支給されても決して不適当ではない-としているが、07年度は給料月額から5%減額とし、手当てに反映させないとした。06年度は村長10%、助役7%を減額している。5%減額した場合の給料月額は村長68万3050円、助役58万450円。
教育長は村長、助役と同様とし、本年度と同じく5%減額。
非常勤特別職の農業委員については、村議会議員と同様に定数が21から16に削減されているため、近隣市町村が報酬額を引き上げ改定している状況がある場合に、引き上げ検討の意見を付帯した。 -
南箕輪村議選
現職の孕石勝市氏が出馬表明任期満了(4月26日)に伴う南箕輪村議会議員選挙で、現職で無所属の孕石勝市氏(66)=自営、田畑=が13日、3選を目指し出馬を表明した。
孕石氏は、「住んでよかった、これからも住み続けたい活力ある村を目指したい。2期6年の実績を踏まえ、3期目に向けできるだけのことをしたい」とする。常会の推薦、後援会役員会の決定を受け出馬を明らかにした。
テーマに「みどり豊かな自然と共存できる村づくり」を掲げる。公約は▼人と自然が共存し人間として暮らしやすい村づくり▼ぬくもりのある福祉の充実▼防災・救急体制の整備、災害に強い村づくり▼社会体育の施設及び環境の整備▼活力のある村づくりのための産業振興-。 -
傾聴講座始まる
箕輪町社会福祉協議会は10日、心の声を聴ける人になれる研修会として傾聴講座を松島コミュニティセンターで開いた。心理学博士の中垣寿彦さん(松本市在住)を講師に迎える2回講座で、第1回は入門編「ひとの話を受けとめて聴くということ」をテーマに学んだ。
ボランティアアドバイザーのフォローアップ講座と共同開催で、60人が参加した。
中垣さんは、「聴くということは相手が言うことをそのまま受け止めること。話してごらんというのは強要になる」とし、「人は自分の心の奥底にあるものを本当に受け止めて傾聴してもらえると、心のエネルギーを取り戻し、感情が沈静化して、自ら問題解決する方向に心が向かう」と話した。
人間のプラス感情ではうれしい、楽しい、感謝など、マイナス感情では悲しみや怒りなどが特に強いエネルギーを持っていることを説明。「悲しみや不安、恐れのある人はだれかに聴いてほしい、訴えたい気持ちを持っている。特にエネルギーの高いときは、言葉の奥にある心理的深さを一緒に聴かないといけない」と語った。 -
【記者室】村づくりに若い力を
村が発展し輝くために何が必要か-。南箕輪村の役場職員労働組合と商工会の両青年部が初の交流会で意見を交わした▼課題に大芝高原のPR不足、特産品の販売戦略などが挙がり、「村は何かするときにまとまりがない」と指摘した。今後に向けては、若い世代の連携による村の売り込み、環境活動など前向きな意見があった▼若い視点で村を見つめた建設的な意見が多く、1度で終わるのはもったいない。青年部は交流会を継続したいとしている。村づくりのためには当然若い世代の力も必要になる。是非とも交流を続け、環境活動でごみ拾いを一緒にやるなど一歩ずつ取り組むと同時に、交わした意見を村に提言するなど、村づくりに関わっていってほしいと思う。(村上裕子)
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県伊那文化会館で舞台裏たんけん隊
舞台を身近に感じてもらおう竏窒ニ伊那市の県伊那文化会館は11日、「舞台ウラたんけん隊オペラ編」を開いた。家族連れなど約40人が参加。普段は見ることができない舞台裏を楽しんだ。
毎年催しているイベントの一つ。昨年は舞台劇の裏方役などを体験してもらったが、今年はオペラ公演を想定した舞台裏体験を企画した。
まずは5分程度のデモンストレーション公演を行い、その公演がどのように作られたのか舞台裏を見学。舞台より低い位置に設置される「オーケストラピット」では、演奏者の背の高さに応じて床を下げる幅を調節していることなどを学び、実際に指揮者やコンサートマスター、演奏者などを体験した=写真。
また、幕を一瞬の間に落とす舞台装置を見学。幕を落とすひもを引っぱった赤穂小学校の馬場諒太君(10)は「面白い手ごたえだった」と話していた。 -
県下建設業売上ランキング上位30社にヤマウラと窪田建設
東京商工リサーチは13日、06年県内建設企業の売上高ランキング上位30社を発表した。上伊那では、昨年6位だったヤマウラ(本社・駒ヶ根市、沢田英明社長)が5位、窪田建設(本社・駒ヶ根市、窪田重雄社長)が19位にランクした。
ヤマウラの06年総売上高224億9千万円。増収率20・3%と好調な伸びを見せ、経常利益も前年を28・3%上回る5億7千万円の黒字となった。
また、窪田建設の総売上高は77億7千万円。増収率は0・8%となったが、経常利益では前年伸び率で73・1%マイナスの3400万円となった。
全体で見ると、30社の売上合計は9・4%増で2年連続の増加。うち23社が増収となっている。
公共投資は回復しない一方、民間投資は回復基調にあり、マンションを主とする住宅着工戸数が増加しているほか、ここ数年のリストラ効果もあり、上位企業の業績は下げ止まり感が強まっていると分析している。 -
宮田小2年の3人が絵画コンクールで入選
第34回全労済小学生作品コンクール県審査版画の部で宮田村宮田小学校2年の松下太一君が金賞、同じく堀井満里奈さんが銀賞に輝いた。県の読書感想画コンクール低学年指定図書部門でも、同2年の鈴木藍さんが優秀賞を受賞。3人とも家族や自然の織り成す情景を版画にして見事にとらえ、高い評価を受けた。
松下君は落ち葉で秋を感じて描写し、掘井さんは家族団らんで楽しんだ様子を版画に。
鈴木さんは読んだ本を生まれたばかりの自分の妹とだぶらせて、赤ちゃんを抱きかかえあやしている自分の姿を描いた。
松下君の作品は中央審査へ出品される。 -
森の勉強会 県産材利用促進に向けて
総合建設業のフォレストコーポレーション(本社・伊那市西春近、小沢仁社長)は12日、南箕輪村の村民センターで、「森の勉強会」(伊那毎日新聞社など後援)を開いた。一般住民ら約400人が集まり、県産材利用の重要性や利用を促進できない課題について考えた。
「信州の木で信州の家をつくろう」と題してパネルディスカッションがあり、小沢社長と県林務部信州の木活用課長の河合博さん、「山造り舎」を主宰する川島潤一さん、都築木材副社長の都築寛明さん、菅沼木材専務の菅沼久さんが意見を交わした=写真。
同社は川島さん、都築さん、菅沼さんら製材や建築などの地元業者らで「信州の家は信州の木で『工房信州の家』づくり」を結成。同グループの県産材を利用した住宅建設の取り組み、県産材の循環流通システム構築のための仮題を話し合った。
県によると、第2次大戦後の大規模な植栽で成熟を迎えた木があるのも関わらず、人の手が入っていない状況が多い。山の整備作業に携わる川島さんは「自分の山の境界線を把握している人は少なく、地主の意識は低い」とし、山を持っていても木材の価値に無関心で、市場のメカニズムと孤立したところで山を持っている人がいることが分かった。
菅沼さんは「個人が持ち込む木は、仕分けがされていないため市場で買ったほうがリスクが少ない」。都築さんは「安定した供給がある外材を使ってきた経過があり、内地材を積極的に取り扱ってこれなかった現状がある」と地産地消の状況が止まっている現状を解説した。
河合さんは「国産材が未成熟だった時に外材でまかなってきたが、今や国産材も成熟してきた。問題は買い手がいても売り手がいないこと。今後は売り手をコーディネートするための制度づくりに力を」と話した。
小沢社長は「地元の人たちと理念を持って仕事に取り組んでいきたい。これからは山地主さんともネットワークを構築し、夢のある仕事を広げていきたい」と訴えた。
勉強会の前半では、森の再生活動や文筆活動で有名なC・W・ニコルさんとフリーパーソナリティーの武田徹さんが、信州の森について語り合った。 -
本数制限してより高い満足度に、リンゴオーナー
中京圏の約500家族と契約を結ぶ宮田村のリンゴオーナー制度の反省会は10日夜開き、昨年の不作を受けて、今年は安全を期すために受け入れ本数を減らすと確認。同村内のリンゴはオーナーの評判も良く、期待が高いだけに、品質維持に向けた対応となった。
昨年はカメムシや凍霜害、大雨の後の干ばつなどで作柄不良で収獲量も減少。オーナーからは厳しい声も寄せられた。
その一方でオーナー110人が答えたアンケート調査で、80人は「味がいいから宮田村のリンゴオーナーに参加している」と回答。
改めて期待度の高さが伺える結果となった。
オーナー募集の仲介を担うめいきん生協(名古屋市)の川瀬春雄さんは「希望本数が多く、今までは無理もあった。収獲の段階で不満にならないよう、今年は本数を制限し、希望を上回れば他の場所を紹介するなど対応していく」と説明する。
栽培者ら関係者が集まった反省会では、現状を説明し、昨年645本の受け入れを今年は571本にまで減らすと確認。
さらに天候の安定などを考え、毎年2週に分散していた収獲祭は11月17、18日に集中開催し、契約会も例年より遅い7月29日に行なうことを決定した。
いずれもオーナー側の立場で、より満喫してもらおうと配慮した。 -
上伊那地区スケート競技会
第26回上伊那地区スケート競技会が11日夜、岡谷市内山の「やまびこ国際スケートセンター」であった。園児から一般までの30人が出場し、100、300、500などの距離で、それぞれ日ごろの練習の成果を披露した。上伊那スポーツ振興協議会など主催。
少年男子500メートルで武井博史(上伊那農業高校)が、昨年、自分でつくった記録を破る39秒04の大会新記録を達成。抜群のコーナーワークでスピードに乗った走りを見せた。1月末、栃木県であったインターハイの1500メートルで優勝した武井の走りに観客らも注目して見守った。
結果は次の通り。
☆男子
◆園児▼100メートル (1)おのたつや42秒06(2)はしずめはやと(3)やひこざわゆうき(4)おおつきりく
◆小学生4年以下▼300メートル (1)橋爪凱(富県2)42秒42(2)田中大雅(宮田1)(3)小池諒(南箕輪1)▼500メートル (1)小泉俊貴(箕輪中部4)57秒02(2)宮原浩二郎(南箕輪4)(3)橋爪凱(4)田中大雅(5)伊藤迅(南箕輪4)(6)小野優太(両小野1)(7)小口貴也(同)(8)小池諒▼千メートル (1)小泉俊貴1分58秒87(2)小野優太(3)伊藤迅(4)宮原浩二郎(5)小口貴也
◆中学生▼500メートル (1)唐沢昌平(箕輪1)48秒14(2)唐沢俊樹(同3)▼1500メートル (1)唐沢俊樹2分14秒80(2)唐沢昌平
◆高校生▼500メートル (1)武井博史(上伊那農業2)39秒04=大会新(2)小林成光(同)▼1500メートル (1)武井博史2分01秒70(2)小林成光
◆成年2部▼500メートル (1)新谷逸也(宮田村)44秒11▼1500メートル (1)新谷逸也2分15秒70
☆女子
◆小学校4年以下▼300メートル (1)田中欄(伊那1)1分27秒52▼500メートル (1)田中翔子(宮田4)56秒31(2)小野和希(両小野3)(3)竹松秋美(南箕輪4)(4)小池明日香(同)(5)矢彦沢夏希(両小野3)(6)唐木祐理恵(南箕輪4)(7)小沢誠世(両小野3)(8)田中理士(伊那4)▼千メートル (1)小野和希2分08秒09(2)田中翔子(3)小池明日香(4)竹松秋美(5)矢彦沢夏希(6)小沢誠世(7)唐木祐理恵
◆小学校6年▼300メートル (1)田中礼(伊那)1分00秒53▼500メートル (1)小泉玲菜(箕輪中部)53秒02(2)北原麗愛(同)(3)田中礼▼千メートル (1)小泉玲菜1分51秒88(2)北原麗愛
◆高校生▼500メートル (1)中島綾佳(東海大三3)46秒81(2)新谷千布美(伊那北1)▼千メートル (1)中島綾佳1分33秒18(2)新谷千布美
◆成年1部▼500メートル (1)金沢なつみ(箕輪町)45秒33▼千メートル (1)金沢なつみ1分33秒46 -
伊那市防災講演会
伊那市は、6月から県が運用する「土砂災害警戒情報」などについて学ぶ防災講演会を12日、市駅前ビルいなっせで開いた。区長や自主防災会の関係者ら約220人が参加し、同情報の運用に向けて設置した検討委員会に携わった北沢秋司信州大学名誉教授=写真=の説明を聞いた。
北沢名誉教授によると、土砂災害警戒情報は、長野地方気象台と県が連携して検討を進めてきたもので、都道府県と気象庁が共同で発表する新たな防災情報。大雨による災害の恐れがある時、市長村長が避難勧告などを発令する際の判断や住民の自主避難の参考になる。
北沢名誉教授は「県と気象台が協議して警戒を解除するが、ここで注意しなければいけないのは、避難命令の解除は地域にとって一律ではなく、その地域を知る区長らの判断が重要となる」と注意した。
防災、防犯をテーマに1年ごと交互に開く、10年ほど続く恒例の講演会。昨年は、新潟中越地震を題材に防災講演会を実施したが、昨年、発生した7月豪雨災害があったため、災害発生時に被害を軽減する力となる自主防災会の育成強化を図るために2年連続で開いた。 -
小中学校福祉教育実践発表交歓会
福祉活動に取り組む小中学生が日ごろの取り組み発表をする「小中学校福祉教育実践発表交歓会」が10日、伊那市の福祉まちづくりセンターであった。市内のボランティア関係者など約70人が集まり、伊那北小学校4年1組の発表に耳を傾けた=写真。
自らの活動発表を通してそれまでの学びを一層深め、他校生徒との交流をしてもらうことなど目的とした取り組みで、今年は点字の学習を通じて伊那市内に住む視覚障害者、荻原俊さん(73)と交流してきた伊那北小学校4年1組が発表した。
国語の教科書に載っていたことから点字に関心を持った1組は、点字翻訳ボランティアサークル「六星会」の指導で点字で文章を打つことに挑戦。そこで荻原さんと知り合い、交流会や点字の手紙のやりとりなどを重ねてきた。
児童らは、手紙のやりとりを通して徐々に点字が読めるようになってきたことなどに触れ「目の不自由な人にとって点字はとても大切だと思った」「今後も交流を続けていきたい」と発表。会場に駆けつけていた荻原さんも「みなさんと一緒に「楽しく出来てよかった」と語った。 -
【囲碁のプロ棋士に内定 大澤健朗さん】
「もう囲碁なんかやめようかな」
昨年の今ごろ、プロを目指して10年近くたつのにいまだに夢をかなえられない自分のふがいなさに苦しんでいた。生まれつき楽観的であまり悩んだり考え込んだりしないたちだったが、この時ばかりは真剣に悩んだ。
小学4年生の時に囲碁を覚え、6年生で2段を取った。同じ駒ケ根市出身のプロ棋士下島陽平さんにあこがれてプロになろうと固く決意し、日本棋院中部総本部の院生試験に挑戦して合格。小学校卒業と同時に名古屋市に部屋を借り、希望に満ちて始めた院生生活だったが、選ばれて各地から集まった少年らは自分よりもはるかに強い者ばかりだった。
プロになるための門は狭い。晴れてその座を勝ち取るのは全国で年間わずか数人だ。自らの意志で飛び込んだとはいえ、それほど難しい道だったことに今更ながらに気がつき、後悔の念がわき上がってきたがあきらめる気はなかった。「いつかきっとプロになる」持ち前の意志の強さと負けん気で毎日ひたすら石を打ち、苦しみながらも囲碁一筋に精進を重ねたのだが…。
院生でプロ入りを許されるのは15、16歳ぐらいが多い。ライバルが一人、また一人とプロになる姿を横目に見て自分なりに懸命に努力を重ねたはずなのに、去年もおととしもあと一歩のところまで迫ったものの、結局及ばずじまいだった。
「このままずっとプロになれないんじゃないだろうか」竏秩B悩みは深かったが周りの誰にも相談せず、帰省した時にも両親にすら話さなかった。誰に相談してもどうなるものでもないし、もともと自分で決めた道だ。自分だけで解決したかった。そして独りで悩み抜いた末に思い至った。
「囲碁が好きでずっとこれだけに打ち込んできたが、もう20歳だ。今年で最後にしよう。今までの自分のすべてをかけて、もう一度だけ挑戦してみよう」
去年までとは違った意気込みで必死に棋譜を勉強した。対局にも真剣さが増し、やればやるだけ自信がついてきたが、同時に反省の思いも浮かんできた。
「逆に考えれば、今までの努力が足りなかったってことじゃないか」少しずつ、プロになれるイメージが心の中にできてきた。
8月。中部総本部の院生の成績上位者らがプロをかけて戦う総当りリーグ戦が始まった。翌年1月にかけての長い戦いの末、プロ入りの栄冠を勝ち取るのは優勝者ただ1人。「これが最後のチャンスだ。何としてもプロに」闘志を奮い立たせて初戦に臨んだ。
1局負けると気持ちの切り替えができずに連敗を繰り返した昨年までと違い、自信を胸に落ち着いて戦った。結果、25勝3敗で総合1位を獲得。念願のプロ棋士を文句なしに決めた。
◇ ◇
4月から夢にまで見たプロとしての生活が始まる。だが、ほやほやの初段プロには収入の保証は何もない。月1、2回行われるトーナメント戦に勝たなければ生活さえままならない実力本位の厳しい世界だ。
「今の目標は取りあえず1つ勝つこと。だがその1勝も簡単ではないはず。実力をつけて、実績を少しずつ積み上げていきたい」
「苦しんでやっているように見られがちだけど、自分にとって碁は基本的に楽しいものなんです。今、日本では囲碁人口がだんだん減ってきている。だから子どものころの自分が夢中になったように、囲碁の楽しさをもっともっと多くの人に知ってもらいたい。そのための普及活動に力を入れていくことがもう一つの目標なんです」
(白鳥文男) -
箕輪町町議選 現職の向山章氏が出馬を表明
任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、現職で無所属の向山章氏(63)=会社役員、松島南町=が29日、8選を目指し出馬を表明した。
向山氏は「子どもからお年よりまで住み続けたいと思う箕輪町にするため、具体的な条例提案などをしていきたい」としており、住民の声を聞きながら▽若者が住みやすい住宅の整備▽第2子以降の支援金増額▽それに伴う条例の制定竏窒ネどに取り組みたいとしている。
また、住民と行政と産業の調和が取れた町政を実現し、元気なまちづくりを目指す。 -
有賀恵一さんが付立染の家元らとともに東京の文芸春秋画廊で4人展
伊那市西箕輪の有賀建具店主・有賀恵一さんが19日から東京都銀座の文藝春秋画廊で開く染色と木工の作品展「きものものがたり竏苧ァ付染と木にたずさわる手仕事展」に作品を出展する。有賀さんは「身近にはいろんな木があり、良い木もたくさんある。こんなに良い木があることを知ってもらえれば」と語る。
作品展は立付染の家元・山下春径さんの誕生日に合わせて企画したもの。今回は初の試みとして木工に携わる3人の職人とコラボレーションした。伊那市からは、長谷の木工作家・植野忠司さんも出展する。
有賀さんは、ここ1年位に製作した約10点を中心に出展。神代ケヤキ、ホウノキ、ウルシなど36種類の木で作ったトレーや、リビングチェア、ベンチなど、色目も手触りも異なる無垢(むく)の木を使った作品からは、自然が持つ温かさが感じられる。
24日まで。午前11時縲恁゚後7時(初日は午後1時、最終日は午後4時)。
問い合わせは文藝春秋画廊(TEL03・3571・6493)へ。 -
県小水力利用推進協議会がシンポジウム
県小水力利用推進協議会(池田敏彦会長)は11日、伊那市で設立記念シンポジウムを開いた。地元を中心に、県内外から約120人が出席。地産地消エネルギーとして小水力発電の可能性を考えた。
水力発電は、自然の資源を利用できる、常時発電できるなどのメリットがあるものの、水利権の許認可、メンテナンス、設置費用などの問題点もある。
パネルディスカッションでは、池田会長ら4人のパネリストを迎え、水力発電のかかえる問題点について意見を交わした。
全国小水力利用推進協議会事務局長中島大さんは「日本はマーケットがないために、水力発電機を開発するメーカーが育たない」と指摘し、普及には農業用水路がポイントとした。
また「1キロワットで100万円の発電機が開発できれば、普及するのではないか」「メンテナンスで一番大変なのはごみが詰まること。頼りになるのは、発電機を使っている人。年間を通じ、水量やごみの変化を知ることで、技術開発につなげる」など意見が出た。
基調講演では、水辺空間の保全などを目的としたリバーフロント整備センター理事長竹村公太郎さんが「水車の21世紀の日本文明」と題し「日本には有り余る水資源がある。石油は枯渇する。今から小さなエネルギーで自立することを議論してほしい」と投げかけた。
シンポジウムに先立ち、伊那市や辰野町の小水力発電見学会もあった。
県小水力利用推進協議会は10日に設立。県は水力エネルギー潜在量が全国3位といい、自然エネルギーを活用した小水力発電の普及を図り、循環型社会の構築を目指す。
賛同する会員(個人、団体、賛助会員)を募っている。
問い合わせは、県小水力利用推進協議会(TEL026・217・8288)へ。 -
「Beauty-美しきもの」が大鹿村大磧神社でクライマックスの半次の引退公演を撮影
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る「Beauty-美しきもの」の現代の歌舞伎シーンの撮影が10、11日、大鹿村大河原の大磧神社舞台で行なわれた。
11日は主役の半路役を演じる片岡孝太郎さんや麻生久美子さんが出演したほか、遠くは長谷、高遠、箕輪町、近くは中川村、飯島町など上伊那各地から住民約500人がバスを仕立てて、大鹿入りし、観客役としてエキストラ出演。拍手をしたり、大向こうの声掛けをするなど、映画を盛り上げ、感動を共有した。
撮影シーンは戦傷で足が動かなくなった半次の引退公演、最後の舞台で万感の思いを込め、渾身の力を振り絞り、半次が舞うのは、雪夫が舞うはずだった「天竜恋飛沫」、映画のクライマックスシーン。
今後、4月下旬から最終の春ロケを行ない、クランクアップする。 -
第8回飯島お陣屋行燈市俳句大会
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第8回飯島お陣屋俳句大会が10日、お陣屋行燈市に合わせ、Aコープ飯島支所2階であり、入選句の表彰を行った。町教委など実行委員会主催。
投句状況は、一般の部には伊那谷を中心に、県内外から178人から783句が、小中学生の部には町内3小中学校の828人から2909句が寄せられた。一般の部は9人の選者がそれぞれ特選3点、秀逸2点、佳作1点を選び、上位選で上位入選句22句を決定した。
上位3句は行燈市の市場開きで披露した。
入選は次の通り(敬称略)
▽行燈市俳句大賞「アルプスを容れて転がる芋の露」水上泉風(駒ケ根市)▽飯島町長賞「息かけて裏の顔消す初鏡」早川武志(須坂市)▽飯島教育委員会賞「産土の葱の甘さに血を濃くす」堀川草芳(岡谷市)以上上位3句
▽飯島町俳句会賞=宮下睦郎(飯田市)▽飯島町商工会賞=福沢静子(伊那市)▽南信俳句会賞=宮下白泉(岡谷市)▽上伊那俳壇賞=堀川草芳(岡谷市)▽みすず俳句会賞=浦野和子(宮田村)▽信濃毎日新聞社賞=田中文雄(松本市)▽中日新聞社賞=溝口幸子(伊那市)▽長野日報社賞=早川武志(須坂市)▽伊那毎日新聞社賞=片桐千代(飯島町)▽エコーシティ駒ケ岳賞=志津充(駒ケ根市)
▽行燈市賞=伊藤あかね、林代志江(以上飯島町)、井川孤星(飯田市)、塩沢英子(下條村)、紫芝一風(飯島町)、城取信平、松田伊都子(以上伊那市)、滝川重子(岡谷市)、羽場桂子(伊那市)
◇小・中学生の部▽飯島小学校=ゆざわこうへい(1年)、久保田里菜(3年)、矢沢悠、米沢歩(以上5年)、片桐亜由美(6年)
▽七久保小学校=うるしざわかずき(1年)、川井けん太(2年)、山口ありさ(3年)、那須野日菜(5年)、片桐貴央(6年)
▽飯島中学校=小林いづみ(1年)、伊藤加奈子、太田絵理、宮下恵梨佳(以上2年)、高坂美沙(3年) -
箕輪町文化センター付属劇団「歩」
アトリエ公演「ザ・シェルター」17、18日箕輪町文化センター付属劇団「歩(あゆみ)」のアトリエ公演が17、18日、町文化センターである。初の試みのアトリエ公演で、北村想作品「ザ・シェルター」を上演する。舞台げいこも始まり、作品づくりも終盤を迎えている。
02年の結成から5年目を迎え、これまでの年1回の公演を、本年度から書き下ろし作品上演を本公演とし、既成作品上演をアトリエ公演として年2回の公演に取り組む。
初のアトリエ公演は、84年刊行の「ザ・シェルター」(作・北村想)に挑戦する。
ストリーは、核戦争に対処するため、企業が最新設備を備えた民間向け核戦争用シェルターを開発。社から住居模擬実験のモニターを仰せつかった父は、張り切って3日間の実験に臨むが、母、祖父、娘の反応はいまひとつ。シェルターにもトラブルが続出して密室となり、電気も水もない最悪な状態に…。
団員は12人。これまで、常に「関係」を注視した作品をテーマに取り組んできた。今回は、3世代の「家族の関係」をベースに、「外部社会との関係」の表現に挑む。
演出の飯島岱さんは、「皮肉的な喜劇。対社会にどう存在感を示すか、芝居が対社会にどう関わりうるか、役者に課題を与えた」と言い、極限状態に追い詰められた人間の瞬間的な変化など、役者として演技の幅を広げることも求めている。「北朝鮮の核実験とも無縁ではない。政治ではないので、外部との関係を芝居として表現したい。メッセージをはにかみながら出したい」と話している。
17日午後7時、18日午後4時の2回公演。入場料大人千円、高校生以下500円。チケットは町文化センター(TEL70・6601)で扱っている。 -
南箕輪小2年2組豆腐作り
南箕輪村の南箕輪小学校2年2組(30人、赤塩佳織教諭)はこのほど、皆で栽培した大豆を使って豆腐作りに挑戦し、出来立ての豆腐とおから料理を味わった。
生活科の一環で、信越放送の「大豆100粒運動」に参加し、畑を借りて大豆を栽培してきた。収穫した大豆で豆腐を作ろうと、村内の豆腐店を見学して作り方を教わった。
豆腐作りは保護者も協力。大豆5キロをミキサーにかけて細かくすりつぶし、鍋で煮たものをさらしに入れて絞り、豆乳とおからに分けた。豆乳は、にがりを加えて固め、おからはクッキーとサラダにした。
児童は、さらしで絞る作業に苦戦。熱さを我慢し、さらしをねじったり、手で押したりして豆乳を絞った。おからが出来上がると、少しずつ口に入れ、「甘い」「大豆の味」と話し、別のグループのおからと食べ比べもした。 -
リンゴオーナー、本数制限してより高い満足度に
中京圏の約500家族と契約を結ぶ宮田村のリンゴオーナー制度の反省会は10日夜開き、昨年の不作を受けて、今年は安全を期すために受け入れ本数を減らすと確認。同村内のリンゴはオーナーの評判も良く、期待が高いだけに、品質維持に向けた対応となった。
昨年はカメムシや凍霜害、大雨の後の干ばつなどで作柄不良で収獲量も減少。オーナーからは厳しい声も寄せられた。
その一方でオーナー110人が答えたアンケート調査で、80人は「味がいいから宮田村のリンゴオーナーに参加している」と回答。
改めて期待度の高さが伺える結果となった。
オーナー募集の仲介を担うめいきん生協(名古屋市)の川瀬春雄さんは「希望本数が多く、今までは無理もあった。収獲の段階で不満にならないよう、今年は本数を制限し、希望を上回れば他の場所を紹介するなど対応していく」と説明する。
栽培者ら関係者が集まった反省会では、現状を説明し、昨年645本の受け入れを今年は571本にまで減らすと確認。
さらに天候の安定などを考え、毎年2週に分散していた収獲祭は11月17、18日に集中開催し、契約会も例年より遅い7月29日に行なうことを決定した。
いずれもオーナー側の立場で、より満喫してもらおうと配慮した。 -
保育園でハンバーガー屋さん
宮田村中央保育園は8日、ハンバーガー屋さんを開いた。年長園児が店員に扮し、年少、年中の園児を・スおもてなし・スした。
手作りで帽子もつくり、さながらファーストフードの店員さん。「いらっしゃい、開店だよ」と威勢良く呼び込むと、続々とかわいいお客さんが訪れた。
調理されたハンバーガーにポテト、サラダ、さらにデザート、ジュースまで。トレイに乗せてあげて、手作りの折り紙もプレゼントした。
「おいしい」と喜んで食べる子どもたち。サービス満点の年長園児の接客が、雰囲気をさらに盛り上げていた。 -
Iターン就農の夫と二人三脚、宮田村南割区 杉山久美さん
「リンゴ栽培をやりたい」と大阪からIターンで宮田村へ就農した夫、栄司さんとの出会いは新聞記事。いつかは仕事で独立しようと色々な情報を集めていた時「同世代の人がこんなに頑張っているんだ」と励まされた。夢を実現させようと前向きな姿に自分を重ね、昨年秋にめでたく結婚。自分の目標を温め続けながら「今は栄司さんの力になることが一番かな」と微笑む。
高遠町(現伊那市高遠町)出身。大学卒業後、駒ケ根市や下伊那郡上村(現飯田市)で保健師として務めた。
「田舎で歩き回る保健師さんになりたいと思って。そう・スコトー先生・スみたいな」。遠山谷と呼ばれ、村民みんなが狭い峡谷に家族のように寄り添って暮らす上村での生活は充実していた。
その一方で、いつかは独立したいという夢も。保健婦の仕事のかたわら、イモづくりに取り組んだり、愛知県までパンを習いに行ったり、情報収集にも余念がなかった。
「これって決めたらコツコツ積み上げて、夢に向って行動するタイプなんです」。
将来のためにと新聞もスクラップしていたが、そこに飛び込んできたのが脱サラして新規就農した栄司さんの姿だった。
「新聞を見て、私もこんなことをやっているよって、どうしても彼に伝えたくなっちゃって」。記事の中には番地などまで彼の詳しい住所は書いてなかったが、村と地区を頼りにさっそく手紙を送った。
手紙は無事に彼のもとへ。それからメールや手紙でのやりとりが始まった。
ある時、リンゴのパンをつくる機会が。頭に浮かんだのが栄司さんのこと。「リンゴつくっているんだから、おすそわけに行ってみよう」と。
初めて直接対面したが、さらに意気投合。リンゴ園を見せてもらい、一晩語り合った。
「農業とか関係なく、やりたいと思っていることを実現させていることに強く惹かれました」。
誰もがホッとするような場所を提供したり、仕事がしたいと想い抱く自分自身の夢。しかし、それを実現させるにもタイミングがあると感じている。
結婚前の昨年春からリンゴ栽培を手伝い始めた。「今は彼が納得いくリンゴをつくるために、穏やかな気持ちで取り組めるように協力したいと思って。2人だからこそのリンゴができたらイイな」。
子どもはたくさん欲しいと、夫婦の声が揃う。「思っていることは必ず実現できる」と、今は2人3脚で大地と向き合う日々だ。