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南箕輪村大泉営農組合
野沢菜と大根の収穫体験南箕輪村の大泉営農組合による恒例「野沢菜と大根の収穫体験」が25日、村道5号線のあずまや近くの畑で始まった。村内外から訪れた夫婦や親子が、青々と育った野沢菜を収穫した。
野沢菜は8・4アールの畑に、鶏ふん「森の大地」のみの無農薬で栽培した。出来はいいという。
伊那市と箕輪町から訪れた親子は、「良心的でいい。新鮮さが違う」と、収穫体験は3年目になる。今年は例年より少なめだが50キロ漬ける予定といい、カブを切り落とし、野沢菜の長さを切りそろえるなど手際よく作業していた。
体験日は26日、12月2、3日もある。いずれも午前9時縲恁゚後4時。野沢菜は1束(5キロ)200円。大根は予約制で1本50円。 -
南部営農組合収穫感謝祭
箕輪町南部営農組合(柴正人組合長)の収穫感謝祭が25日、木下公民館であった。地元農産物販売、新そばの試食やとん汁のサービスに地域住民が訪れ、にぎわった。
地元農産物販売コーナーは長いも、ゴボウ、白菜、無農薬栽培のキャベツ、リンゴなどを販売した。JA上伊那グリーンセンターみのわによると、今年は白菜やキャベツの出来がよく、リンゴも味がいい。ソバの収量も多かったという。
今年は、水稲育苗ハウス有効利用のため、黒大豆を第1段階は枝豆として収穫、残りは黒豆として販売する栽培体系を確立しようと初めて試験栽培した黒豆も販売。人気を集めた。
箕輪営農組合(藤沢邦彦組合長)の収穫感謝祭は26日、JA上伊那の三日町支所で正午から午後3時まで。 -
長編劇映画「Beauty-美しきもの」が飯島陣屋でロケ
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る長編劇映画「Beauty-美しきもの」のロケが25日、飯島町の信州飯島陣屋で行なわれた。
この日は陣屋の一室を歌舞伎練習場(歌子の家)に見立てて、少女歌子が少年雪夫と踊りの練習をするシーンを撮った。歌子役の兼尾瑞穂さん、大島空良君(雪夫役)のほか、歌子の養父で浄瑠璃の師匠、東浦鶴太夫役の赤塚真人さん、クラスメイトの子役5人が出演。
歌子と雪夫が「梅川・忠兵衛」を情緒たっぷりに踊り、赤塚さんはいぶし銀の演技で、慈愛と厳しさに満ちた父親、師匠役を演じた。
この日はこの冬1番の冷えこみだったが、陣屋前には、身近で行なわれる映画撮影を見学しようと、近所の住民らが集まり、ストーブで暖を取りながら、興味津々の様子で見入っていた。
26日は大鹿村大碩神社舞台で、村歌舞伎の上演シーンを撮影する。飯島町民をはじめ、地元住民500人が観客の役で出演する。
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道の駅「花の里いいじま」で利用感謝祭
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」は日ごろの利用に感謝し「利用感謝祭」を25、26日、にぎやかに開いている。
初日は大釜を駐車場に据え、豚汁600人分を用意、野菜やキノコがいっぱい入った実だくさんの豚汁が来場者に振舞われた。
この日は今季1番の冷えこみとあって、来場者は熱々の豚汁に「体の芯から温まる」と大喜びしていた。
また、テントでは飯島町認定農業者の農産物、リンゴやブドウ、キノコ、野菜などが並び、1品、2品と買い求めていた。
26日は午前11時、正午、午後2時、4時の4回もちつきを行ない、来場者に振る舞う。 -
子ども会議で環境問題を考える
伊那市の第19回川シンポジウム「環境子ども会議」(実行委員会主催、伊那毎日新聞社など後援)が25日、市役所であった。小学生ら約40人が参加。環境保全活動の報告や「環境子ども議会」などを通じ、環境を守っていくためにどうしたらいいかを考えた。
子ども議会は議場で開かれ、小学生代表12人が風力発電事業、砂防ダムの必要性、クマ出没にかかわる森林整備などの考え方を質問。
伊那小6年智組の宮島裕太君は、入笠山周辺に計画されている風力発電事業について「伊那谷の風景は貴重な財産。施設ができると、景色が壊され、山の動物たちは住みかを追われるかもしれない」と尋ねた。
小坂市長は「賛否両論あり、市議会でそれぞれ陳情を受けている。12月定例会で結論が出ると思う。地球環境にやさしいエネルギーとして有効であるが、景観、音、動物への影響など検討しなければならない。議会や市民の意見を聞き、決定していきたい」と答えた。
そのあと、参加者全員で▽電気や水を無駄づかいしない▽身近な生き物を大切にする竏窒ネど4点を誓った。
また、桜の治療に当たる伊那小6年勇組、カヌー遊びや土石流調査に取り組む伊那小6年智組が写真などを交え、活動を報告した。 -
高教組上伊那支部が教育基本法改正反対を訴えるチラシ配り
長野県高等学校教職員組合上伊那支部は24日、伊那市駅前ビル「いなっせ」周辺でチラシ配りを行い、今国会の最重点法案とされている教育基本法の改正法案の廃止を訴えた=写真。
野党の強い反発の中、与党の単独採決で衆院を通過した改正法案は今月17日に参院入り。野党の強い反発により一時審議がストップするなど、与野党の対立は深まっているが、今国会での成立を目指す与党は会期延長も視野に入れて動いている。
それに伴い、教育基本法を守ることを目的とする県内の団体などでつくる「教育基本法を活かす県民ネットワーク」は、23縲・6日、各地で改正法案反対を呼びかけるPR活動を実施。その一環として、同支部は駅前でのPRを行った。
この日は、8校から代表者約15人が参加。道行く人たちに改正法案反対を強く訴えた。田中聡書記長は「改正法案は憲法9条を改正するための足がかり。法案が通れば、国の考え方を教育で縛るようなことが可能となってしまう」と話していた。 -
南信州木の情報館で第1回クラフトin南信州
木や木工製品に関するさまざまな情報が集まる伊那市美篶下県の「南信州木の情報館」で25日、「第1回クラフトin南信州」と題したクラフト市があった。屋外会場には木工やガラス、陶芸などのブースや、農産物直売ブースが並んだほか、KOA森林塾の元塾長・保科孫恵さんによる講演会も催され、訪れた人を楽しませた=写真。
県伊那技術専門校のOBでつくる「南信州木の会」が今年9月にオープンした同館は、木に関する情報や木工家具などを一堂に集め、国産材の良さをアピールしたり職人を消費者をダイレクトにつなぐことを目的とした情報館。より多くの人にこの館を知ってもらおう竏窒ニ、今回初めてクラフト市を企画した。
体験コーナーでは、クリスマス用の木工クラフトやオリジナルリース作りを実施。おしるこやキムチ漬けの無料配布もあり、来場者は体を温めていた。
木の会の一人、木村深幸さんは「木の面白さや作ることの喜びを自分で体験できる機会。地元の木材を使っていることも知ってほしい」と、多くの来場を呼びかけていた。
クラフト市は26日の午前10時縲恁゚後3時にも開かれる。午前10時からは、信州大学農学部の竹田謙一助手が「山が荒れてクマとシカが異常出没?」をテーマに講演する。 -
「公営特養みすず寮を守る会」が発足
上伊那福祉協会への経営移管の方針が示された伊那市の特別養護老人ホーム「みすず寮」の移管計画中止を求める「公営特養みすず寮を守る会」が24日、発足した。約100人が集まり、会長に県社会保障推進協議会の副会長などを務める小林幹彦さん(71)=伊那市狐島=を選出。小林さんは「社会保障までが市場原理の中に放り込まれてしまった。みすず寮は福祉サービスを必要としている人が必要なサービスを受けるためにできた。福祉のよりどころとなる施設を公的責任で残してほしい」と訴えた。
市町村財政の厳しさが増す中、伊那市と上伊那福祉協会は、市営で管理していた養護老人ホーム「みすず寮」と特別養護老人ホーム「みすず寮」の経営移管の検討を01年に開始。養護老人ホームは、今年の3月に上伊那福祉協会に経営移管され、特養についても06年度から検討を進める方針が示された。しかし今年9月、利用者や職員に対する説明がないまま移管に関する合意がなされ、本年度中の移管を思わせるような動きも進行。移管に伴うサービス低下や職員雇用の問題が議論されないまま、経営移管が成立してしまうことを懸念した市民有志が準備会をつくり、移管反対を訴える会の発足に動いてきた。
会の発足に当たり準備会では、移管計画の中止を求める署名活動を実施。設立総会までに約8千人の署名が集まった。今後さらに署名活動を続け、12月議会の前後に市に対して提出する。また、一般市民にも関心を深めてもらうための学習会なども開く予定。 -
【記者室】菜の花プロジェクト
菜の花で放射能汚染地を再生する-。チェルノブイリ原発事故の被災者支援をしてきたNPOが、放射能汚染地ナロジチ地区再生のため「菜の花プロジェクト」に取り組む▼報告会の説明によるとプロジェクトは、菜の花栽培で土壌中の放射能を吸収、菜種からバイオディーゼル燃料の精製、葉・茎・根から熱源のメタンガスを精製する。食品による体内被爆の連鎖を断ち、エネルギーの自給自足で貧困からの脱出と自立の道をつくる。来年4月から5カ年計画で実験し、現地の大学も協力する▼ナロジチでは日本人の800倍の体内放射能で病気が続発している。研究室データはあるが、実際の汚染地で菜の花の栽培例はなく初の試み。人々を救う道になってほしい。(村上裕子)
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宮田小5年が収獲祭
宮田村の宮田小学校5年生は25日、自分たちが丹精込めて育てたコメで餅つきし、味わう「収獲祭」を開いた。水田管理などで世話になった地域住民や家族を招待。一粒の米の・ス重み・スに感謝し、豊作を祝った。
学校近くの水田で春から稲作体験。地域の協力も得て約250キロのもち米を収穫した。
収獲祭では、杵と臼を使って餅つき。ペッタン、ペッタンと昔ながらに手作業で心地良い汗を流した。
あんこ、きなこ、ゴマ、大根にそれぞれまぶして会食。味わいながら1年の苦労を振り返り、米一粒でも無駄にできないことを改めて感じていた。 -
北村西望氏の作品展 ベル伊那
長崎平和祈念像の作者の故・北村西望氏の作品展は28日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。ブロンズ像や肉質の書など約30点を展示販売している=写真。
「熊谷次郎直実」「将軍の孫」「いかるがの王子」などの有名作品の約30センチサイズのブロンズ像を出品。関係者は「日本彫刻界の1、2を争そう大先生の貴重な展示会」と話している。
北村氏の作品展のほか、来年の干支(えと)・イノシシをモチーフとしたブロンズなどの像も販売。有名作家3人が手掛けた、個性豊かな約40点が並んでいる。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
美篶少年スポーツ連絡会の交流会 リレーに綱引き
伊那市美篶地区の小学生を対象としたスポーツ団体でつくる、美篶少年スポーツ連絡会(山口和人代表)は25日、美篶小学校グラウンドなどで、初めてとなる交流会を開いた。
互いに連携を取りながら地域のスポーツ振興を目指す同連絡会の活動の一環。同地区の野球、サッカー、ミニバスケットボール、ミニバレーボールの4団体の児童、保護者ら約200人が集まり、綱引き、リレーの2種目を楽しんだ。
綱引きは4団体が2チームに分けて戦い、リレーは各団体ごとが1周200メートルのトラックを30人でつなぐチーム戦で競った。それぞれの競技にはコーチや保護者らも参加。グラウンドは熱気に包まれ、友達や我が子を応援する熱い声援がわいた。
スポーツ交流の前には、小学校の資料館や、体育館などの清掃作業もあった。 -
宝剣岳で滑落、軽傷
24日午前8時10分ごろ、中央アルプス駒ケ岳から下山中の愛知県日進市の男性(70)が宝剣岳北側の乗越浄土稜線付近の登山道で足を滑らせ、約15メートル滑落した。男性は携帯電話で千畳敷ホテルに連絡し、出動した県警ヘリコプターで救助された。男性は左ひざ打撲の軽傷。
駒ケ根署の調べによると男性は22日に単独で駒ケ岳に入山した。 -
駒ケ根市下水道負担金特例制度拡充
駒ケ根市は下水道事業の受益者負担金の分割払い特例制度の納付期間を現行の5年から最長10年に延長する市条例改正案を12月定例市議会に提案する。下水道の供用が市内各地で進むにつれ、周辺部の事業所など広い土地を所有する受益者増加が見込まれることから、納付金額の短期的負担を救済する狙い。24日開いた記者会見で中原正純市長が明らかにした。
改正案によると受益者負担金が600万円を超える場合、120万円を超えるごとに1年ずつ納付期間を延長する。 -
宮田中若草学級、笑顔で接客交流深め
宮田村宮田中学校の自律学級「若草学級」は23日、村民会館で開かれた心の健康を考えるつどいに参加。陶芸、木工など自身の作品を販売し、会場を訪れた多くの人たちと交流を深めた。
学校で汗して拾い集めたギンナンも人気。買い求める人との会話しながら、3人の生徒が接客に励んだ。
「ありがとうございました」と元気で清々しいあいさつ。訪れた人たちも笑顔で、生徒たちとのふれあいを楽しんでいた。 -
上伊那水道協会解散
上伊那地域の水道事業の発展と維持管理を目的に1954年に設立された上伊那水道協会(会長・中原正純駒ケ根市長)は24日開いた定期総会で、同日付けで解散することを決めた。理由として、地区別の水道協会は既に県内にないことや、設立後50年以上が経過して所期の目的を達成したため竏窒ニしている。繰越金69万円は給水人口割合に応じて加盟市町村に返還される。
総会に先立ち、優良水道、優良水道業務従事者の表彰が行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
▼優良水道=下古田簡易水道組合(箕輪町)▼優良水道業務従事者=三澤愛人、村松英男、北原耕平、中山滋樹、伊藤佳子(以上伊那市)沢森祥人、松尾由紀美、佐藤徳一(以上駒ケ根市)加島範久(辰野町)徳武定喜、松沢春子、松田典年(以上箕輪町)桐生公子、久保美枝(以上飯島町)原光治、高木敦、高木宣威、丸山文人(以上南箕輪村) -
こまがね国際広場での募金寄付
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は10月22日に駒ケ根市の広小路と銀座通りで開かれた第13回こまがね国際広場に出店した世界12カ国のコーヒーを提供するJICA竏断e(ジャイカフェ)で募った市民らの協力金2万450円のうち半額の1万225円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。24日、JICA職員2人が市社協を訪れ、募金を堀勝福事務局長に手渡した=写真。堀事務局長は「善意銀行に積み立て、市民福祉のために活用する」と感謝の言葉を述べた。市社協への寄付は初。
募金の残り半額は海外救援金として日本赤十字社に寄付した。 -
新東部保育園が完成、喜びのしゅん工式、
飯島町が鳥居原に建設した新飯島東部保育園が完成、24日、テープカットや風船飛ばしなどでしゅん工を祝った。25、26日一般公開、来月1日に現東部保育園を閉め、4日新保育園を開園する。
しゅん工式には東部・田切・本郷の3園の園児97人と国、県、議会、地元、関係機関など関係者90人が参列。強風の中、園児の代表と高坂町長らがテープカットし、園児ら全員で紅白のひもを引いて、くす玉を割った。
また、園児らは喜びの歌「幸せ、みのるまで」を響かせ、声を合わせ「ぼくたち、私たちの新しい保育園を作ってくれて、ありがとうございます。みんなで大切に使います」と感謝した。
祝賀会で、高坂町長は「多様化するニーズへの対応に加え、子育て家庭への支援等を目的とした『地域子育て支援センター』を併設した多機能型保育園が完成した。この施設を拠点に、子育てしやすい環境づくりをより一層進めたい」とあいさつ。
同保育園は老朽化した東部・田切・本郷の3園を1園に再編整理し、子育て支援センターを設け、質の高い保育と効率的な運営を図る。
05年、06年度2カ年事業で05年12月着工。定員120人。敷地面積9300平方メートル、鉄骨造平屋建、建築面積1370平方メートル、保育室(6室)302平方メートル、交流保育室52平方メートル、未満児保育室120平方メートル、遊戯室232平方メートル、子育て支援センター75平方メートル、ちゅう房、事務所など。プール91平方メートル、園庭1470平方メートル、屋外運動場1530平方メートル、駐車場52台。
総事業費5億8110万円。 -
大木に成長したユズと雨平あやさん
##(見出し(1))
そのうち1面へ、北限の柚子(ユズ)たわわに
##(見出し(2))
中川村桑原の雨平正国さん宅のユズ=ミカン科=が黄色に色づき、収穫の時期を迎えた。
自宅の南側、北風が当らない土手に植えられたユズ(ミカン科)は、樹高5メートル余、樹齢50年余、幹の太さは直径約30センチ。表面に凹凸のあるピンポン玉大から直径7センチほどの実が5百個以上なっている。
正国さんのお母さん、あやさんが1953年に、飯田市上郷の親せきから長さ30センチほどの実生苗をもらい、大切に育てた。植えてから8年目頃から、春、可れんな白い花が咲き、実が2、3個なり始めたという。
ユズは砂糖漬けやナマス、ユズみそ、冬至にはユズ湯を楽しむとか。
雨平あやさんは「桑原は標高は700メートルと高く、ユズは育たないと思っていたが、割合、暖かくどんどん大きくなった」と話していた。 -
第54回上伊那郡縦断駅伝 あす号砲
第54回上伊那郡縦断駅伝競走大会は26日、駒ヶ根市役所縲恍C野町役場の6区間(38・1キロ)を舞台に、上伊那の7市町村11チームで健脚を競う。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催、KOA特別協賛。
選手らは、駒ヶ根市役所正面玄関前を午前9時にスタート、天竜大橋を渡り竜東線を北上し、伊那市役所で前半のゴール。伊那市民会館前で4区が同時スタートし、ゴールの辰野町役場を目指す。
本年は、県縦断駅伝の区間優勝者含む、上伊那代表選手4人を投入する伊那市の総合力が頭一つ他を抜け出している。14年ぶりの優勝を勝ち取るには、4、6区の高校生ランナーの頑張りに注目が集まる。
連覇を狙う箕輪町は、県縦断選手3人を中心に若手でチームを構成するが前年の力には及ばない。2年ぶりの優勝を目指す駒ヶ根市、上伊那のエース上島が率いる辰野町と共に、伊那市を序盤から追う展開が予想される。 -
宮田のリンゴを紅茶とミックス
日福大学生が製品化目指して研究着手日本福祉大学(愛知県美浜町)福祉経営学部4年の米山将太さん(21)が、宮田村のリンゴをドライフルーツに加工し、紅茶と組み合わせた新製品を開発しようと研究を始めた。同大学や彼がバイトで勤務する名古屋市の紅茶専門店も協力。同大学と同村は友好協力宣言を結ぶ間柄だが、関係者は「新たな産学連携のきっかけに」と期待を寄せている。
米山さんは名古屋市千種区で紅茶の輸入、卸販売、専門店などを手がける「えいこく屋」に勤務。バイトの身だが、今年5月に開店したパーラーでは、ドライフルーツと紅茶を組み合わす製品の担当を任されている。
欧州などから輸入したドライフルーツを使い、紅茶とブレンドするなどして客に好評。
ドライフルーツを細かく粉砕して紅茶と調合したり、ジュースにして茶葉に浸けたりと研究の幅も広い。
現在は大学がある知多半島のブドウを使うなど、産地にこだわった製品開発も進める。
宮田村特産のリンゴにも着目。23日に同村を訪れ、村内農家から300キロを購入した。
害虫や気象状況で影響があった今年の作柄も聞き「農家の人の苦労を無駄にしないよう、しっかりとした製品にしたい」と抱負。
リンゴを提供した樋屋喜代美さん=大田切区=は「このような取り組みを契機に、地元産物をもっと外へ発信していけたら。農家の励みにもなり、お手伝いしたい」と話した。
指導、支援する原田忠直同学部助教授は「都市部では顔や名前の見える特産物に人気がある。地元と一緒に開発など研究できたら面白い」と語った。 -
白心寺でコンサート
響き渡る音色と歌声に阿弥陀様もうっとり?!‐。宮田村町2区の浄土宗・白心寺は23日、同村を拠点に活動する弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」のバイオリン奏者浅井万水美さんら国内外で活躍中の演奏家、声楽家4人を迎えオペラ公演を開いた。十夜法要記念のコンサート。檀家に加え地域住民も数多く集まり、一流の音楽を堪能した。
浅井さんはアンサンブル信州でコンサートマスターを務めるなど、実力ある演奏家。
今回は仲間でチェロ奏者の城戸春子さん、テノール歌手の田代誠さん、ピアノ奏者の腰塚賢二さんと組んで公演した。
本堂に集まった約150人の聴衆を前に、宮田小中学校の校歌など耳なじみの曲からスタート。ムーンリバーといったジャズの定番から、サン=サースの白鳥まで、幅広い楽曲で会場を楽しませた。
同寺の山田弘之住職はアンサンブル信州の運営に協力するなど、音楽文化の地域定着に尽力している。
今までも雅楽など本堂で6回の演奏会を開いてきたが、アンサンブルメンバーによるものは2回目。浅井さんは「宮田を訪れると、、いつも我が家に来たような気分になる」と話し、熱心な地元のファンに音楽の楽しさを伝えていた。 -
箕輪西小古田人形クラブ結成15周年記念行事
古田人形を語る会箕輪町の箕輪西小学校古田人形クラブの結成15周年を記念して22日夜、古田人形を語る会が西小であった。現役クラブ員、卒業生で箕輪中学校の古田人形部員、古田人形芝居保存会員ら33人が集まり、クラブの活動や人形芝居を語り合った。
古田人形芝居は上古田地区を中心に江戸時代から伝承されてきた人形浄瑠璃。79年に箕輪中学校に古田人形部ができ、92年に箕輪西小にクラブができた。03年には善行青少年、青少年健全育成功労者内閣官房長官賞を受賞した。
クラブは毎月3回程度、保存会員の指導で練習し、校内発表会や12月の古田人形芝居定期公演で「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を発表する。今年は4年生から6年生までの13人が活動。17日には15周年記念公演をし児童、保護者、地域住民ら約200人が鑑賞した。
児童は「足の高さや歩くとき、人形の気持ちがわかるようにというのが難しかった」「教えてもらってなんとかできるようになった」「来年もやりたい」など思いを発表した。
保存会員は「芸に完結はない。それが魅力。一生の趣味という気持ちで続けてくれたらなと思う。ぜひ継続して仲間に入ってきてくれることを希望している」と、クラブの児童による古田人形芝居の継承に期待を寄せた。 -
県文で第13回美鈴工房パッチワークキルト作品展
南箕輪村、伊那市、箕輪町、辰野町にある美鈴工房キルト教室(磯千恵子代表)で学ぶ受講者による「パッチワークキルト作品展」が26日まで、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。大作のタペストリーや日常生活の中で使えるバッグなど約100点が、訪れた人を楽しませている=写真。
1年半置きに開く作品展で13回目。受講者が1年ほどかけて準備してきた2メートル近い大作が多数並んでいる。家族が着古した古着やタンスの中で眠っていた着物を使った作品も多く、細部までしっかりとキルティングされた作品の数々を、食い入るように観察する人もいた。
磯代表は「どれも人の手が作った作品。ぜひ、多くの人に挑戦してもらいたい」と話していた。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。
25、26日は、屋外での生地の即売会やバッグ講習会なども催される予定。即売会は午前11時縲恁゚後2時。講習会は25日が午後1時から、26日が午前10時から。 -
伊那市・赤木公民館で初文化祭 女性団体が主催
伊那市西春近の赤木地区で初の文化祭が25日、赤木公民館であった。地区の女性団体3団体が立ち上げた企画で、区と公民館が後援。木彫や盆栽、絵画などに取り組む地域住民の作品を並べ、それぞれの個性を来場者と共に眺めた=写真。
作品を通じて隣近所の人を理解し、地区のつながりを強めようと開いた文化祭。中学生男子から91歳の女性までの約80人が一人数点ずつ出品した、計200点以上の力作が会場を埋め尽した。
ステンドランプ、絵手紙、水墨画、ちぎり絵、レザークラフトなど幅広いジャンルの作品ばかり。中には中学生が1枚の紙を切らずに百回以上折り重ねて作った折り紙などもあった。
田中節区長は「地域活性化のベースになる企画。女性の皆さんの地域興しの意識の高さに関心した」と感想。女性団体の関係者の小平久子さん(69)は「皆さんが喜んでくれてうれしい。今後も継続していきたい」と話していた。 -
明社協が寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は10月27日に駒ケ根市内の大型店など7カ所で行った街頭募金約7万9千円を市社会福祉協議会に寄付した=写真。21日、福澤哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、原寛恒助役に募金を手渡した=写真。原助役は「社会奉仕への取り組みを通じて市の福祉増進に寄与する皆さんの尊い志に敬意を表する。寄付金は社会福祉のために最大限生かせるよう有効に使いたい」と感謝の言葉を述べた。
寄付金は市社協の善意銀行に積み立てられる。 -
小沢さちピアノリサイタル
伊那市出身のピアニスト小沢さちさんのピアノリサイタルが22日夜、駒ケ根市の駒ケ根高原美術館別館VITA AMORで開かれた。伊那市の人材教育・派遣業ワーク・トラスト主催。約100人の聴衆が集まり、小沢さんの奏でるベートーベン、ショパン、ブラームスなどの名曲の調べに酔った。小沢さんは曲の合間に語りも披露。「ピアノを弾く時、以前は間違えないように、などと考えながら弾いたものだったが、最近は作曲家の人生に思いをはせながら弾くようになった」などと笑顔で語り掛けた。
小沢さんは伊那北高、桐朋学園大ピアノ科卒。同大弦楽器伴奏研究員修了。現在同大付属音楽教室講師。ソロ、室内楽コンサートのほか、内外の演奏家の伴奏やなどに活躍中。 -
まるこま市場祭り
駒ケ根市赤穂上穂南にある駒ケ根市公設地方卸売市場「まるこま市場」で23日「第2回まるこま市場祭り」が開かれた。地元産の野菜や果物、花などが格安で販売され、せりの実演なども行われて、訪れた家族連れなどでにぎわった=写真。
会場の一角には給食についてのパネル展示や、果物が当たる食育クイズコーナーなどが設けられたほか、来場者には熱い豚汁が無料で振る舞われた。
イベントを主催した同市場生産者組合(小林弘志組合長)と仲買人組合(今村誠組合長)は「ここに市場があることすらあまり知られていないので、一般の人に存在をアピールしようと昨年に続いて祭りを企画した。できれば来年以降も続けていきたい」と話している。 -
箕輪中学校安全願い隊発足
箕輪町の箕輪中学校で22日夜、生徒の安全を見守る保護者やボランティアの「安全願い隊」が発足した。町内5小学校は、みまもり隊組織がすでに活動しており、箕輪中の発足で町内全小・中学校で子どもを見守る体制が整った。
各クラスの正副学級PTA会長とボランティア8人の計46人でスタート。生徒の登下校時間帯に通学路に出て安全を見守る。都合のつく時間帯で目安は登校が午前7時から8時、下校(冬期)は午後4時45分から6時ころ。登校時は交通安全、下校時は不審者や交通安全を中心にし、特に自宅近くの通学路で人通りが少なく見通しが悪い場所、交通量が激しく危険な場所に立ったり、学区内を散歩する。
隊員は町安全みまもり隊連絡協議会が用意した腕章と帽子を着用する。
発足の会では、隊員を委嘱し、活動を確認。PTA会長は「生活や教育全般で何気なく、そして深くつながることで地域がつながる。この会が子どもと地域がつながる絶好の機会になればと思う」とあいさつした。 -
南箕輪村商工会女性部40周年記念式典
設立40周年を迎えた南箕輪村商工会女性部は23日、記念式典を商工会で開き、40年の歩みを振り返り、節目を祝った。
女性部は講演会、一人暮らしのお年寄りに手作り弁当の配布やマレットゴルフ交流、サツキ植樹作業、簿記や帳簿の勉強、料理健康の研修、趣味講座、パソコン勉強会など熱心に活動してきた。
記念事業は、記念誌をパソコン教室が作成し、式典会場は絵手紙など趣味の講座の作品を展示、祝賀会料理は料理・漬け物教室が準備するなど、これまでの活動を取り入れ手作りした。
記念事業の柴親子実行委員長は「自分を磨くため、女性部が女性部であるため、頑張っていきたい」、女性部の後藤幸子部長は「これから40年、今日からまた皆さん一緒に歩み始めましょう」とあいさつした。
記念事業で「歌のつどい」も村民センターで開いた。歌手として活動する神谷ありこさんを招き、南箕輪小学校と南部小学校の合唱部も参加し、ふるさとの歌をうたって交流を深めた。