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トリムバレーボールリーグ戦、開幕
中川村公民館の「トリムバレーボールリーグウインターカップ2006」の開会式が21日夜、社会体育館で48チームが参加して開いた。
1部、2部の各リーグにそれぞれ前回より1チーム増え、各24チームで、2月中旬までプレーする。
前回優勝チームによるカップ返還に続き、松村正明公民館長は「介護でも、老化でも、寝たきりでも予防が大切、体を動かし、運動することは予防につながる。トリムバレーを通じて、精神の調和と健康増進に努めて」と激励した。
この後、審判講習会と合同練習を行なった。第1試合は2部リーグが28日、1部リーグが30日の予定。 -
風景画家・奥村憲さん クレパスで描くアルプス
伊那市中央区の風景画家、奥村憲さん(65)の個展は12月5日まで、同市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。「クレパスで描く2つのアルプス・伊那路の四季」をテーマにクレパス画26点を並べている=写真。
「残雪の中央アルプス」「経ヶ岳・黒の稜線」「桜咲く頃・南アルプスを臨む」などの伊那谷の雄大な風景を描いた作品を出品。奥村さんは両アルプスの魅力を「朝夕の光、四季によって変化する山は描き所が多い」と話す。
今回は、クレヨンとパステルを素地とした日本の描画材「クレパス」を使用。油絵具のように「重ね塗り」「混色」「盛り上げ」などのさまざまな技法で表現できる楽しさを展示会で伝えている。
愛知県岡崎市生まれの奥村さんは、01年に神奈川県から転居。画歴は42年で、伊那谷の四季折々の風景を中心に油絵で描いている。同ギャラリーでの個展は8回目。
奥村さんは「クレパスの世界を楽しんでもらいたい。手軽に描けるけれど奥深いクレパス画を、子どものころの気持ちになって描いていただけたら」と来場を呼び掛けている。
土・日曜日、祝日は休館日。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
南箕輪村「まっくんファーム」設立総会
集落営農組織の南箕輪村「まっくんファーム」の設立総会が20日、村役場であった。加入者505人のうち450人の出席で、組合規約承認、役員選任など14議案を原案通り可決し、設立した。
「まっくんファーム」は加入者505人、加入面積274ヘクタール(水田265ヘクタール、畑9ヘクタール)。役員に組合長、副組合長、会計、監事を置き、専門部として総務、企画、作業の各部を設ける。11支部あり、組合員10人前後で班を編成。それぞれ支部長、班長を置く。
主な事業は、組合員が供した農用地での稲作、麦作、大豆、ソバ作などの農業。組合員はこれまで同様に自分の農地は自分で経営する。経理は一元化。出資は1人当たり千円。
06年度事業計画は、組合の体制作り、07年産麦作の共同事業など。06年度は種の小麦栽培面積は23ヘクタール。
組合長に選任された倉田庄衛さんは「皆さんのお知恵をいただき、スムーズにまっくんファームが進むよう一緒にやっていきたい」とあいさつした。
役員は次の皆さん。
▽組合長=倉田庄衛▽副組合長=原英雄、木下尊英、田中実▽会計=征矢誠之▽監事=唐沢俊次、五味一廣 -
チェルノブイリ原発事故
ナロジチ再生・菜の花プロジェクト現地訪問報告会チェルノブイリ原発事故の放射能汚染地ナロジチ地区の再生のため「ナロジチ再生・菜の花プロジェクト」に取り組む伊那谷いのちがだいじ!連絡会(NPO法人チェルノブイリ救援・中部)と伊那谷菜の花楽舎は19日、現地訪問報告会を南箕輪村の村民センターで開いた。来年4月から5カ年計画で菜の花を栽培し実験に取り組む予定で、現地の写真を見せながらプログラムを説明した。
伊那谷いのちがだいじ!連絡会は16年間、チェルノブイリ原発事故の被災者に対する支援活動をしてきた。
ナロジチ地区は事故現場から西へ70キロ、面積は伊那市の約2倍で人口1万300人。地区の90%以上が汚染地域で、日本の1万5千倍の汚染状況。現地では放射能に汚染された食品を食べざるを得ないため、日本人の800倍という体内放射能で病気が続発している現状という。
菜の花プロジェクトは、食品による体内被爆の連鎖を断つため、菜の花による放射能の吸着(土壌浄化)の技術に着目し、菜の花を栽培し土壌中の放射能を吸収、菜種からバイオディーゼル燃料(BDF)の精製、葉・茎・根から熱源となるメタンガスの精製などに取り組む。菜種が吸収した放射能は低レベル放射性廃棄物として厳重に管理する。BDFはトラクターの燃料にし働く環境を整え、エネルギーの自給自足で貧困からの脱出と自立の道をつくる。
9月5日から14日までの現地調査で、ナロジチ地区行政や国立農業生態学大学を訪問。連絡会の原富男さんとBDF製造に取り組む伊那谷菜の花楽舎の関浩行さんが報告した。
プロジェクトは大学の協力を得て4ヘクタールの畑で来年4月から菜の花栽培を始める。伊那谷菜の花楽舎の技術を基にBDF製造設備も整える。準備のため1月に再びナロジチを訪問するという。
全体では3千万円の事業だが、当面は菜の花の作付け、栽培、BDF製造装置の整備などで1千万円の費用が必要。カンパを募っている。問い合わせは原さん(TEL73・9355)へ。 -
冬の鉢花の女王、シンビジューム出荷始まる
飯島町岩間で冬を華麗に彩る鉢花の女王、シンビジュームの出荷が本格的に始まった。
ピンクの直立系を中心に数10種類、1万7千鉢を生産する小林洋蘭園(小林千晃園主)は現在、ピンク系中輪の「エレガントピンク」「ハレルヤ」、大輪の白花「シークレットラブ」など10種類が関東方面に送られている。ピークは11月末から12月中旬で、毎週1500鉢が出荷される。
新品種は「エレガントピンク」「ピンクペチュエル」など桜色が中心。近年、人気があるのは花付きのいいキャスレード系、コンパクトで飾りやすいテーブルシンビジューム、豪華なアーチタイプという。
小林さんは「シンビジュームは丈夫で長持ち。贈答にも最適」と話す。
23縲・6日、七久保の道の駅花の里いいじまで、飯島産のシクラメンや洋蘭の展示即売会があり、産地ならではの特別価格で販売される。 -
三洋グラビア人事
三洋グラビア(本社・伊那市)は21日、臨時株主総会を開き、新役員を選任した。
営業、生産、管理、経理、経営企画の責任体制を拡充、各工場の製造部長級には執行役員制を導入し、責任と権限を強化した。
同社では「新体制により、顧客ニーズに従来以上に俊敏に対応できる生産体制を構築し、さらなる飛躍を図る」としている。
新役員は次の通り。
▽代表取締役会長=原章▽代表取締役社長兼営業本部長=原敬明▽常務取締役兼生産本部長=和久田佳秀▽常務取締役兼管理本部長=矢野和雄▽常務取締役兼経理本部長=原貴子▽取締役経営企画室長=鈴木弘男▽取締役営業部長=中村秀人▽執行役員第一製造部長=有賀達彦▽執行役員第二製造部長=薮原芳信▽執行役員第二製造部長=田畑義幸▽執行役員第三製造部長=小松道雄 -
冬の鉢花の女王、シンビジューム出荷始まる
飯島町岩間で冬を華麗に彩る鉢花の女王、シンビジュームの出荷が本格的に始まった。
ピンクの直立系を中心に数10種類、1万7000鉢を生産する小林洋蘭園(小林千晃園主)では、現在、ピンク系中輪の「エレガントピンク」「ハレルヤ」、大輪の白花「シークレットラブ」など10種類が関東方面に送られている。ピークは11月末から12月中旬で、毎週1500鉢が出荷される。
今年の新品種は「エレガントピンク」「ピンクペチュエル」など桜色が中心。
近年、人気があるのは花付きのいいキャスレード系、コンパクトで飾りやすいテーブルシンビジューム、豪華
なアーチタイプとか。 小林さんは「シンビジュームは丈夫で長持ち。贈答にも最適」と話す。
23縲・6日まで七久保の道の駅花の里いいじまで飯島産のシクラメンや洋蘭の展示即売会があり、産地ならではの特別価格で販売される。
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勝山織物飯島きぬの里、志村明代表(53)、
飯島町飯島の勝山織物飯島きぬの里は、代表の志村明さんを中心に、釜田友紀さん、秋本賀子さん、永長ゆう紀さんの4人で、養蚕から、製糸、織まで一貫して、絹織物を生産する全国的にも、ほかに類をみない工房だ。
きぬの里が町内の空家を借り、生産をスタートしたのは4年前。 4人の出会いは、さらに数年遡り、志村さんが10年間、講師を務めた愛媛県野村町(現西予市)の野村シルク博物館の染織講座、繭からの糸づくり、染色、手機織りまでに全工程を習得し「シルクにかかわる仕事をしたい」と、意気投合した。
野村町はかつて西日本有数の養蚕地帯だったが、湿度が高いため、糸の節が上がりやすく、絹織物生産には最適とは言えなかった。 自然環境のいい場所で絹織物を続けようと、場所を探した。湿度が低く、歴史的に良質な繭が生産されていた蚕飼いの里、伊那谷に着目し、飯島町の空家を借り、生産拠点を構えた。空家は改修が必要なため、京都西陣の勝山織物の資金提供を受け、3年前から本格稼働を開始した。蚕を飼い始めたのは2年前から。かつて養蚕地帯だった飯島町も、繭価格の低迷や後継者不足、安価な輸入品や化学繊維との競合に勝てず、養蚕農家は激減、今では1軒だけ。
「このままでは、最高品質の繭を生産する日本の養蚕の技術、道具など全てが無くなってしまう。まず、自分たちが使う、良質の繭を自分たちで生産しよう」と、県新規就農里親研修制度を利用し、以前、養蚕をしていた宮沢八千代さんに指導を受けた。
赤坂で桑園4アールと蚕室用にハウスを借り、春、夏、秋の3回、合わせて7箱を飼育、成長、脱皮を繰り返し、約8センチに生育、体が透き通ると、まぶしに入れる。糸を吐き出し、数日で繭になる。
生産した繭は冷蔵したり、長期保存するために約1週間塩漬けした後、座繰器を用い、糸を引き出し、枠に巻き取る。天然染料で染め、経糸の長さをそろえ、機に掛け織り上げる。
織り上がった布は、湯通し、天日干し、さらに木槌で叩いて風合いを出す。製糸から仕上げるまで、最低でも1カ月から1カ月半かかるとか。
秋本さんは「蚕の個体差が大きく、おやといなどのタイミングが難しいが、繭は節が上がり難く、格段に品質の良い繭が出来た」と話す。
代表の志村さんは「着物産業が縮小する中で、素材を重要視し、最高品質の物を作りたい、需要は少ないが、必ずある。日本から養蚕がなくなることは、日本では最高級の絹織物が出来なくなること。『なくしていいのか』という危機感もあった。養蚕から、織りまで全工程を行なうことで、時代の変化を回避できるのでは」と話す。 -
飯島町国民保護協議会
飯島町は20日、飯島町国民保護協議会(会長・高坂町長、19人)を設置、武力攻撃事態などにおける国民の保護のための措置に関する法律(国民保護法)に基く飯島町国民保護計画の策定について諮問した。
国の国民保護法、事態対処法の制定を受け、町は6月定例会で町国民保護協議会条例、町国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例を制定。町防災集会室で開いた初会議で県や町、警察、消防、公共機関、医療機関など19人を委員委嘱した。
この後、国民保護法制の概要や町国民保護計画(素案)の概要について説明を受け、協議した。
町国民保護計画(素案)は総論、平素からの備えや予防、武力攻撃事態等への対処、復旧、緊急対処事態への対処の5編からなり、総論には基本理念、町の責務、基本方針のほか、対象とする事態を▽着陸上侵攻▽ゲリラ、特殊部隊による攻撃▽弾道ミサイル攻撃▽航空攻撃-とした。
平素からの備えや予防には、組織体制の整備、避難、救援及び平素からの備え、物資や資材の備蓄、整備-などを挙げた。
武力攻撃事態等の対処には▽警報、避難の指示▽避難住民の誘導▽救援▽武力攻撃災害への対処-などを盛りこんだ。
今後、12月までに委員や住民の意見を取りまとめ、県との意見調整を行なう。素案を修正し、2月、第2回協議会で協議、答申する。3月、県の承認を得て、議会に報告、公表する予定。 -
町防災会議
飯島町は20日、第1回町防災会議を防災集会室で開いた=写真。県や町、警察、消防、公共機関、医療機関などの委員20人余が出席。飯島町地域防災計画の全面改定に向けた修正素案について説明を受けた。
町地域防災計画は97年に阪神、淡路大震災を受け、1部修正されたが、最近の大規模災害や県地域防災計画の修正に対応するように抜本的に見直すもの。記載を個別、具体的にし、国、県、町、防災関係機関、事業者、住民の役割分担を明確化し、今年7月の豪雨災害の教訓なども可能な限り盛り込む。
計画修正案は風水害対策編と震災対策編、その他災害対策編に分れ、風水害対策編の災害予防計画には▽災害発生直前対策▽広域相互応援計画▽緊急輸送計画▽避難収容活動計画▽孤立防止計画-など30項目を新規に加え、災害応急対策計画には▽広域相互応援活動▽ヘリコプターの運用計画▽孤立地域対策活動▽物価安定等に関する活動-など加えた。
また、震災対策編の予防計画には▽地震に強いまちづくり▽広域相互応援計画▽避難収容活動計画-などを盛り込み、災害応急対策計画に▽上下水道施設応急活動▽土砂災害等応急活動-などを加えた。
今後、委員や住民の意見を取りまとめ、県との事前協議を行ない、来年2月の防災会議で修正案を協議、決定し、3月町議会に報告、関係機関に公表。4月以降、出前講座などを活用し、町民に説明するとともに、地域防災計画に基く応急対策活動マニュアルを作成する。 -
ギンナンが豊作、いちょう祭りにぎやかに
イチョウ並木が色づき、ギンナンの収穫が終った中川村渡場の渡場会館で19日、30人余が出席し、にぎやかにいちょう祭りが開かれた。イチョウ並木を管理する渡場地区有志でつくるいこいの広場幹事会(小池宗夫代表幹事)が主催し、今年が5回目。
会場には収穫したギンナンを入れた「ぎんなんおこわ」、秋田名物「きりたんぽ」入りの鍋、各種燻製などごちそうや飲物が用意された。
開会で、小池代表幹事は「木の管理やギンナン拾いなど、多くのみなさんが協力していただき、ギンナンは今年500キロ収穫でき、販路も広がった」と感謝し「イチョウの管理を通じて、渡場の団結、仲間意識も深まった」とあいさつ。
この後、小池厚副総代の発声で乾杯、黄色に色づいたイチョウ並木を眺めながら、ギンナンの豊作を祝い、親ぼくを深めた。
イチョウは83年(昭和58年)、久寿と藤九郎の2種類25本植栽し、同幹事会が管理してきた。黄色のイチョウ並木は冠雪の南駒ケ岳や越百岳に映え、絶好のカメラスポットになっている。 -
伊那西高校で公開講座
伊那市の伊那西高校で18日、公開講座があった。地域住民など約100人が参加し、それぞれが関心のある分野について学んだ。
地域の生涯学習の一端を担うことを目的として始まった取り組みで4年目。姉妹校の飯田女子短期大学などからも講師を迎え、日常生活で使える内容などを充実させている。今年は健康、パソコン、編みもの、体操などの7講座を開講した。
飯田女子短期大学の平山恵美子助教授は、「あなたの健康問題竏註謔クは自分の身体を知ろう竏秩vと題して、メタボリックシンドロームと高血圧、高脂血症などとの関係を解説。その後、参加者自身に血圧や血糖値を測定してもらい、適性数値との比較をした=写真。
25日は伊那西高校卒業生で現在はNHKのテレビ体操でアシスタントなどをしている有賀暁子さんによる「正しいラジオ体操!!竏註g体にうれしいその効果竏秩vや、歎異抄について学ぶ「歎異抄のこころ4」を開講する。午後2時縲恁゚後3時半。受講無料。
問い合わせは伊那西高校(TEL72・4091)へ。 -
信州大学森林科学科の学生が製材の現場を見学
信州大学農学部森林科学科の学生約30人がこのほど、国産材の製材などを行っている信州国産材開発協同組合を訪れ、製材現場の実情について学んだ。
例年行っている材鑑実習の一環で、この日は、丸太から材をつくる製材、乾燥、加工までの一連の流れや、種類ごと微妙に異なる断面の違いなどを見学。
学生の一人は「狂いが生じないように行う乾燥などは初めて見学した」と話し、関心を深めていた。
その後、玉田隆理事長が木材市場の現状や同組合のこれまでの取り組みについて説明。「これまでは安い外国の輸入材が大量に入ってきていたが、原油価格の上昇とともに輸入材の価格も上がり始めており、安い木材が大量に入ってくる時代は終わったといっていい。その分地域の資源を活かす必要があり、製材の過程でもそれを生かす仕組み作りが大切」と語った。 -
伊那地区戦没者追悼式
伊那地区戦没者追悼式が20日、伊那市の福祉まちづくりセンターであった。遺族や関係者ら約30人が参列し、日清戦争から太平洋戦争までの戦没者と、満蒙開拓団として満州に赴き、命を落とした564人に花をたむけた。伊那地区社会福祉協議会主催。
最初に1分間の黙とうをした後、伊那地区社会福祉協議会の田中保会長は「ここに迎えた魂は、過去の戦いで帰らざる人になった人や、満蒙開拓に加わり、志半ばで亡くなった方々。現代の日本の経済発展は、尊い犠牲のたまものであることを決して忘れてはならない。後世に伝えていきたい」とあいさつ。
その後、参列者が一人ひとり霊前に進み、戦争で命を落とした親族などを思いながら手を合わせた。 -
歳暮商戦 12月第1、2土・日曜日がピーク
12月を控え、大型店などで歳暮商戦が繰り広げられている。
ベルシャイン伊那店は1階に特設コーナーを設け、ふるさとギフト(漬け物、そば関係)、ハム、食用油、菓子、酒、洗剤などカタログ分を含め1200点と昨年並みの品数を用意。「安心・安全ギフト」では、国産原料などにこだわった米、しょうゆなどをそろえている。
人気の商品は、地元の農家と契約したリンゴ「サンふじ」をはじめ、食用油、コーヒー、ハム、新巻鮭など。売れ筋は4千円前後で、中元に比べて高めという。
ピークは12月の第1・2土・日曜日の見込み。
平日でも、夫婦などが「慌しくなる前に」と来店し、豊富にそろった商品を品定めしている。
歳暮は、正月祝いの準備を始める12月13縲・0日ごろに贈るといわれるが、11月下旬から贈る人もいるそうだ。 -
伊那消防署 化学防護服導入
伊那消防署は、化学薬剤や毒物・劇物などがかかわる事故に対応するため、化学防護服2着を購入した。取り扱いを学ぶため15日の導入以後、署員全員が順次、装着訓練を実施して有事に備えている。
伊那市などの4市町村でつくる伊那消防組合内で箕輪町に続き2番目の導入となった。防護服は、耐炎性のあるゴム素材などの4層構造で、重さは約8キロ、価格は2着で約147万円。
着用する時は、空気ボンベ、空気呼吸器(計約10キロ)を装着し、その上から着る。2人の補助員が手伝って装着し、遅くても約5分を要する。
活動隊員の生命の安全のため、空気感染を防ぐ構造。自分の吐き出す息で防護服内は、常に空気が充満している状態を保ち、余分な空気だけが排出できる仕組みになっている。
装着訓練を終えた署員は「鋭利なものに引っ掻け、破れる危険性がある。空気ボンベから送られる空気も限りがあるので、活動時は慎重に、迅速な行動を心掛けたい」と話していた。
装着の手順を確認し合う署員ら(伊那消防署) -
伊那公民館分館対抗マレット 70人参加・初の交流
第1回伊那公民館分館対抗マレットゴルフ大会は21日、伊那市西箕輪の「マレットパークはびろ」で開いた。同公民館管内の13分館から約70人が参加し、1チーム6人の合計打数を競った=写真。伊那公民館(武田登館長)主催。
マレットゴルフ大会の開催を要望する地区民の声に応えるために企画した交流会。管内の伊那、伊那部、福島地区の40縲・0歳代の男女が分館ごとにチームを構成し、36ホール、パー144のコースをプレーした。
武田館長は「上位入賞を目指すと共に交流と親ぼくを図ってほしい」とあいさつ。参加者らは和気あいあいとした雰囲気の中で、時折「入れー!」などの気合を込めながら会場に快音を響かせた。
結果は次の通り。
【団体の部】
(1)西町752(2)狐島791(3)境796
【個人の部】
(1)佐藤美知(西町)114(2)橋本政春(日影)115(3)暮石茂男(狐島)119(4)林雄次(西町)119(5)小林岩夫(同)119(6)中村良一郎(境)120 -
三峰総 「川下り米」の味検証
国土交通省・三峰川総合開発工事事務所(竹田正彦所長)は20日、伊那市長谷にある美和ダムの堆積(たいせき)土で育てた「川下り米」の味を検証するため、長谷保育園の園児たちを対象に試食会を同園で開いた=写真。園児たちの反応を見て所員らは、土の新たな利活用の可能性に手応えを感じた様子だった。
三峰総は、ダムの機能を維持するため大量の堆積土を掘削し、ほ場整備などに活用してきた。ミネラルを豊富に含んだ同土は、家畜飼料、育苗土などの活用研究、野菜への適用性などの検証もしている。
園児たちは、堆積土を20パーセント混ぜた土壌で育てた米と、混ぜていない土壌で育てた米をおにぎりにして食べ比べた。年長児16人にアンケートしたところ、14人が「川下り米」の方がおいしいとの結果が出た。
三峰総では、18日に「道の駅・南アルプスむら」であったイベントでも試食会を開き約200人にアンケート。7割以上が「甘い」などの感想で「川下り米」に票を入れたという。
関係者は「厄介ものの土を使ってもらえる受け皿があることが分かった。アンケートを分析し、堆積土の今後の活用方法を検討していきたい」と話している。 -
えびす講青空市
宮田村の仲町商栄会と村商工会は19日、恒例のえびす講青空市を津島神社境内で開いた。宝投げやくじ引きのほか、商店主協力による露店も盛況。歳末商戦に向けて弾みをつけた。
商工会青年部が始めたのがきっかけで、30年ほど続く青空市。この日は小雨も降る天候だったが、多くの人が・ス商売繁盛・スを祈願するえびす講の雰囲気を味わおうと訪れた。
熊手など縁起物を求めたり、くじ引きで運試ししたり。露店めぐりも楽しんでいた。 -
第4回子どもスポーツ大会
長なわとびの記録に挑戦箕輪町教育委員会と町子どもセンター主催の第4回子どもスポーツ大会は18日、町民体育館であった。児童、生徒は皆の息を合わせて長なわとびの記録に挑戦した。
町内の地区子ども会単位でチームを作り、小学生から中学生までが力を合わせてスポーツを楽しみ交流を深める目的。
なわとび2種目は▽5分間に低学年は5人1組、高学年と中学生は10人1組での連続跳躍数▽1分間に縄を通過した人数-。低学年、高学年、中学生ごとにチーム編成した。
子ども会ごとに練習を重ねて出場。1回でも多く跳ぼうと「1、2、3…」と数える声も大きくなり、失敗しても「もう一回」と挑戦。「跳んでる様子をイメージして」など、周囲の大人からアドバイスも飛び交った。
最長記録は、連続跳躍数は低学年が松島A49回、高学年は北小河内B44回、中学生は松島29回。通過人数は低学年が沢32人、高学年は木下100人、中学生は長岡75人だった。 -
落ち葉たきコンサート
上伊那地区の小学校などの合唱団と伊那文化会館付属ジュニアオーケストラによる「落ち葉たきコンサート」が19日、伊那市生涯学習センターホールであった。子どもたちの音楽会で、これまでの練習の成果を存分に発揮し、楽しみながら演奏した。
NPO法人クラシックワールド主催で今年で3回目。出演は伊那小学校、赤穂南小学校、伊那東小学校、高遠小学校の各合唱団、いな少年少女合唱団、ジュニアオーケストラ。
合唱団は1校15分の持ち時間で、今年練習してきた曲を熱唱。ジュニアオーケストラは3曲を披露した。
最後はジュニアオーケストラとステージに立った高遠小合唱団、会場全体で「翼をください」「夢の世界を」の2曲を演奏し、子どもたちが音楽を通して交流した。 -
伊那緑ヶ丘幼稚園文化祭
伊那市の伊那緑ヶ丘幼稚園は19日、文化祭で園児の絵画や粘土作品などを展示発表した。
「なんとびっくり展」は、遠足や園外活動を描いた絵、流木で作ったパトカーやトラックなどのおもちゃ、木の実の動物、川で拾った石に絵を描いた動物園、つるを編んだかご、豆をかんでいる顔の粘土作品など、感性豊かな子どもたちの自由な作品を展示した。
50周年を迎えた園の歩みを写真で紹介するコーナーは、1957年の第1期生の運動会をはじめ入園式、卒業式などの写真もあり、懐かしそうに眺める保護者もいた。
バザーや食堂、売店などもあり、園児や兄弟、保護者らでにぎわった。 -
伊南少年友の会講演会
伊南少年友の会(大嶋信義会長)と駒ケ根警察署は18日、少年の健全育成と非行防止のための講演会を駒ケ根市下平の農業環境改善センター一心館で開いた。少年友の会員、警察官、PTA、学校教職員、保護司など約80人が集まり、女子少年院「榛名女子学園」園長の中野レイ子さんによる講演「子どもたちの健やかな成長を願って」を聴いた。
刑務所、少年院で長く非行少年らの更生にかかわってきたという中野さんは「彼らが大人に対して持っている根強い不信感を取り除かない限り、本当の更生は始まらない。二度と非行に走らせないためには、彼らと接する周囲の人間が信頼される大人になることがまず大切だ」と訴えた=写真。 -
介護フォーラム
駒ケ根市は18日、第7回介護フォーラム「私も地域で暮らせるよ竏樗F知症を知ろう」を文化会館で開いた。市民ら約100人が参加し、意見発表や講演などを通じて認知症と介護についてあらためて考えた。
意見発表で認知症の母を介護する福澤正富さんは「母の病状を周囲の人に知ってもらうことで少し安心できるような気がする」、ふれあいサロンを開いている横山茂さんは「認知症のお年寄りにとって地域サロンの役割は大きい。話したり笑ったり、触れ合ったりすることで症状の進行を押さえられるのではないか」と地域とのかかわりの大切さをそれぞれ訴えた。
講演「安心して暮らしたい…そんな地域であったらいいな」も行われ、NPO法人やじろべー宅養老所もくれん(上田市)理事長の中澤純一さんが自身の体験を交えて認知症介護のあり方について語った=写真。 -
駒ケ根マンドリーノ定演
駒ケ根市を中心に活動するマンドリンクラブ「駒ケ根マンドリーノ」は18日夜、第27回定期演奏会を同市の文化会館大ホールで開いた。ステージには約30人の団員のほか、飯田マンドリンクラブ、信州大マンドリンクラブ、駒ケ根市民吹奏楽団のメンバーなどが加わった総勢約60人が登場。クラシック、ポピュラー、童謡など内外の十数曲を次々に演奏した=写真。マンドリン独特のきらびやかで繊細な響きにギターやコントラバスが厚みを添えた見事なアンサンブルがホールいっぱいに響き、訪れた聴衆はうっとりと聴き入っていた。
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ニシザワが募金寄付
駒ケ根市のスーパー・ニシザワ福岡食彩館(小林俊秀店長)は17日、来店客などに協力を呼び掛けた「愛ひとしずく」募金の全額約1万3千円を駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に寄付した。小林店長が市社協を訪れ「福祉に役立ててください」と堀勝福事務局長に現金を手渡した=写真。募金は来店客がつり銭の小銭などを店内に設置した募金箱に入れたもの。硬貨のほか千円札も入っていたという。
同店は02年の開店と同時に店内に募金箱を設置。以来、集まった募金をほぼ年に一度、災害義援金などとして寄付している。 -
秋季上伊那郡市バレーボール選手権大会一般の部
上伊那バレーボール協会主催の06年度秋季上伊那郡市バレーボール選手権大会一般の部が19日、伊那市民体育館であった。男子はNEC長野、女子は辰野町体協が優勝した。
男子(6人制)4チーム、女子(9人制)6チームが出場し、熱戦を繰り広げた。
開会式では、全国大会出場チームを表彰する協会表彰もあった。一般の部表彰は3チーム。▽NEC長野=第39回全日本6人制バレーボール実業団男女優勝大会出場(8月3縲・日・北海道札幌市、ベスト8)▽駒ヶ根クラブ=第26回全日本9人制バレーボールクラブカップ男子選手権大会出場(8月3縲・日・群馬県前橋市、決勝トーナメント1回戦)▽NKクラブ=日本スポーツマスターズ2006バレーボール競技出場(9月16縲・9日・広島広島市、予選リーグ敗退)-。
結果は次の通り。
▽男子=(1)NEC長野(2)駒ヶ根クラブ(3)伊那体協
▽女子=(1)辰野町体協(2)ぷらむ(3)駒ヶ根クラブ、伊那市役所 -
南信地区スポーツ少年団交流大会剣道競技
南信地区スポーツ少年団の06年度剣道競技交流大会は19日、伊那市の伊那勤労者福祉センターであった。小・中学生147人が出場し、日ごろの鍛錬の成果を発揮し合い、交流を深めた。
各種大会に出場している主なチームが集まる年1回の南信地区交流大会。試合を主とした交流で、技術の向上と団員の連帯感を高めることが目的。
個人戦は147人。団体戦は小学生低学年の部5チーム、小学生高学年の部17チーム、中学生男子の部5チーム、中学生女子の部2チームが出場。いずれもトーナメント方式で、選手は気合十分に試合に臨んでいた。
結果は次の通り(敬称略)。
【個人戦】
▽小学1・2年の部=(1)今泉伶(伊那北)(2)小松貴博(西春近)(3)伊藤将也(西春近)清水剣都(飯田)▽小学3・4年男子の部=(1)小口慎司(岡谷)(2)気賀沢仁哉(駒ヶ根)(3)堀江宥太郎、吉田崇哲(岡谷)▽小学5・6年男子の部=(1)吉池崚佑(岡谷)(2)井出悠太(岡谷)(3)幅野裕敬(伊那北)長島康平(茅野)▽小学3・4年女子の部=(1)井出遥(岡谷)(2)小椋公恵(伊那北)(3)稲田美生、小松優香(西春近)▽小学5・6年女子の部=(1)大竹絵里子(伊那北)(2)小松原彩加(伊那北)(3)伊藤紗里(伊那北)春日ともえ(駒ヶ根)▽中学生男子の部=(1)杉田祐二(岡谷)(2)石田秀章(岡谷)(3)酒井秋紀、小田部宙(西春近)▽中学生女子の部=(1)福本なつみ(西春近)(2)大久保若葉(西春近)(3)清水はるな(駒ヶ根)伊藤菜月(西春近)
【団体戦】
▽小学低学年の部=(1)茅野市剣道(2)駒ヶ根市(3)西春近、伊那北▽小学高学年の部=(1)岡谷市剣道A(2)伊那北A(3)飯田市剣道第1団A、岡谷市剣道B▽中学生男子の部=(1)西春近(2)岡谷市剣道A(3)駒ヶ根市、岡谷市剣道B▽中学生女子の部=(1)西春近(2)駒ヶ根市 -
「霞堤」をテーマに、三峰川フォーラム
「第7回三峰川フォーラム」(三峰川みらい会議主催)が19日、伊那市役所であった。地域住民ら約60人が出席。「霞堤(かすみてい)」をテーマに、先人が水害から生活を守るために築いた霞堤の歴史をどう次世代に受け継いでいくのかを考えた。
「霞堤」は、堤防の一部を切り離し、下流側の堤防を水田などに向けて斜めに伸ばした治水工法で、氾濫水を速やかに本流へ戻し、被害を拡大しないなどの機能を持つ。三峰川には、右岸に8カ所、左岸に3カ所ある。
フォーラムは、霞堤などでの現地学習会のほか、座談会「霞堤の歴史と未来」、信州大学人文学部教授笹本正治さんの基調講演「日本人が抱いた水と堤防への意識」があった。
座談会では、パネリストに地元住民、文化財保護、教育などの関係者7人を迎えた。
「霞堤の機能などを知らない市民が多い」とし、伊那市文化財審議委員会の春日博人委員長は「霞堤」を市文化財に指定する方向で動いているとした。「霞堤の効果は災害対応だけでみてしまうが、自然と人間とのかかわりを伝えていくことが大切」など意見が出た。
また、ナイスロードでなく、霞堤街道と呼ぶ提案も。
霞堤沿いに住宅が建ち始める現状に「水があふれたとき、逆流する恐れがある。用地の規制や関係機関の連携が必要ではないか」と指摘もあった。
フォーラムに先立ち、第7回三峰川写生大会の入賞者を表彰した。 -
新市の総合的な交通体系の構築
「第1回伊那地域における新たな交通ネットワークシステム構築のための検討会」が20日、市役所であった。利用者ニーズを把握しながら、本年度中に新市の総合的な交通体系の基本方針をまとめる。
検討会は、観光客の誘致や地域振興などの観点から▽新市発足に伴う旧市町村の生活交通のあり方▽権兵衛トンネルを利用した広域的な交通ネットワーク▽地域の観光資源を生かすための公共交通のあり方竏窒ネど木曽地域を含めて検討。国土交通省の「公共交通活性化総合プログラム」を導入し、具体的な運行計画を練る。
構成員は行政機関、バス・タクシーの交通事業者、高齢者クラブ代表など利用者ら20人で、座長は信州大学教育学部教授の石沢孝さんが務める。
12月、市内2700世帯(無作為抽出)を対象に、交通行動の実態や公共交通に対するニーズなどのアンケートを取るほか、観光交通機関の現状や問題点を調査。
それらの結果を踏まえ、基本方針をまとめ、07年度に運行計画や事業収支などを検討し、必要に応じて一部試験運行する。効果を検証しながら、09年度の本格運行に向ける。
小坂市長は「交通面で1億円近い財政負担をしているが、それに見あった効果が表れていない。伊那市を中心に、どう新たなネットワークを構築するか意見をいただきたい」とあいさつ。
構成員は、合併前のまま引き継いでいる公共交通の現状や今後のスケジュールなどについて説明を受けた。