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中沢小マラソン大会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は15日、全校マラソン大会を行った。快晴の青空の下、グラウンドを元気にスタートした児童らは色づいた紅葉が舞い散る秋の道を走った。
原則として1・2年生は1・5キロ、3・4年生は2キロ、5・6年生は2・4キロのコースを走るが、希望者は長い距離に挑戦することもできるほか、3・1キロの長いコースも用意された。グラウンドに集まった児童らは緊張した様子もなく、号砲とともに一斉にスタート=写真。直後の混乱の中で靴が脱げてしまう児童もあったが、元気いっぱいで起伏の激しい公道に飛び出した。
沿道では応援に繰り出した保護者や近くの住民らが「頑張れ」「もう少しだよ」などと大きな声援を送り、息を切らしながら懸命に走る児童らを励ましていた。 -
かんてんぱぱで陶と織展
陶と織を手掛ける3人による「陶と織展」が15日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。晩秋の雰囲気に合わせたショールやスカーフ、普段の生活に楽しみを添える器や花器など約500点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
長野県陶芸作家協会の有志による合同作品展で2年目。今年は黄瀬戸や志野、織部などを手掛ける湯沢千春さん(駒ヶ根市)、里山の草花などを粉引きや染付けで描く北沢正和さん(飯田市)、草木染めしたウールやシルクを、さまざまに織り上げる大熊純子さん(飯田市)の3人が出展。「秋色に囲まれて」をテーマに、窓から見える紅葉に合わせた作品などもそろえた。
寒い季節に活躍する実用品なども多く、手作りの温もりが、これからの生活に温かさを添える。湯沢さんは「織りにしても陶器にしても、機械でつくられたものでは作れない温かみや使い心地の良さがある。ぜひ、手にとってみてほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。20日まで。 -
南部小学校の児童が南原保育園の園児とともに収穫祭
南箕輪村の南部小学校の児童と南原保育園の園児が13日、秋の収穫祭を兼ねた交流会を開いた。寒空の下、元気良く遊んだ子どもたちは、3年生の作った焼きいもやさつま汁で体を温めた。
3年生以下の児童と園児らは毎年、園の横にある畑でサツマイモをともに作っており、収穫を終えたこの時期に収穫祭をしている。調理は3年生が担当。男子が焼きいも、女子がさつま汁作りをしている間、1、2年生と園児らが一緒に遊ぶ。
小学校と保育園は、運動会を一緒に開催するなど、普段からも交流を進めている。この地域では南原保育園の園児のほとんどが南部小へ進学しているが、保育園のころからつながりができることで、新入時の不安解消にもつながっている。また、南部小の児童にとっても、世代の異なる兄弟以外の子どもと関わることで、縦の関係づくりを学ぶ機会になっている。 -
箕輪町長選無投票再選
平沢豊満氏一夜明けて2期目への抱負任期満了に伴う箕輪町長選挙で、現職の平沢豊満氏(65)=無所属、沢=が無投票で再選を果たした。一夜明けた15日、2期目への抱負を聞いた。
-2期目の取り組みの重点は
協働のまちづくり。21世紀型の自治体運営を実現するために、行政経営型の自治体運営を進める。地域活性化交付金は本年度は2千万円だったが、07年度は今の倍くらいに増額したい。地域づくりは地域の人が知恵とズクを出す。これを行政がバックアップする。町民への情報提供は、本当の情報開示が出来ていない。メディアの機能役割をフル活用して本来の町の実態を理解してもらう。
-産業振興、観光振興に対する考えは
産業振興は企業誘致と既存企業振興のためのバックアップをする。観光は都会の人が来て滞在していただくことを考えないといけない。農業、ながた荘やながたの湯、やすらぎの花(赤そばの里、伊那梅苑、住民が頑張っている花街道、チューリップほか)、景色などをどう結びつけるかだと思う。赤ソバは、地元の皆さんが努力してくれているが、ハード面も充実させないといけない。これは早く実現させたい。
-福祉施策は
イコール・オア・ベターで他市町村と比べ水準は低くないと思う。内容的には充実している。運動あそび、英語あそびはさらに充実させたい。医療費は今は小学3年生まで無料だが、おいおい6年生まで無料にしたい。
-町長に必要なものは
立ち位置を町民の位置に立って、バランス感覚をもって判断できるかどうか。
-無投票当選について
非常に責任は重い。それだけ信頼にこたえないといけないと思っている。
平沢氏は16日から公務に復帰。2期目初登庁は29日。役場講堂で就任式がある。 -
温泉のお菜洗い場設置
大芝高原17日、箕輪町長田18日から箕輪町長田の「みのわ温泉ながたの湯」の西に18日から、恒例のお菜洗い場が開設される。15日、町役場産業振興課が洗い場や看板を設置した。
温泉で温かく作業ができ、お湯で洗うことことでやわらかくおいしく漬かると人気のお菜洗い場。
開設期間は12月17日まで。毎週火曜日は休み。時間は午前8時縲恁゚後9時。無料。
産業振興課は「お菜くずは必ず持ち帰り、順番に仲良く使って」と呼びかけている。
南箕輪村では、大芝高原に恒例のお菜洗い場を設置する。
期間は17日から12月20日まで。午前8時20分縲恁゚後8時。無料。
村開発公社は、お菜くずの持ち帰り、順番を守った使用を呼びかけると共に、「不凍栓は勝手にしようしないで」と話している。 -
狩猟解禁
箕輪町内で安全パトロール箕輪町、伊那署箕輪町警部交番、町猟友会は狩猟解禁日の15日早朝、違法捕獲や事故の防止のため町内をパトロールした。
関係者8人がパトロールに参加。午前6時から約2時間半、東部地区と西部地区の山際、天竜川沿い、狩猟禁止の箕輪ダム周辺などを回った。
午前6時25分の日の出と共にハンターが繰り出し、西部地区のパトロール中に出会ったハンター4人に対し狩猟免許を確認し、安全を呼びかけた。事故や違反はなかった。
町などは「狩猟者は安全確認を徹底して。住民も狩猟期間になったので注意を」と理解を求めている。 -
子育て支援、こども室の新設を重点施策に
宮田村来年度の予算編成方針、32億円目標で宮田村は15日、義務的経費を除く投資的費用などを本年度当初予算比で10%削減し、予算額も約1億円減の32億円を目標とする来年度の予算編成方針を示した。重点施策には、行政運営の効率化、地域協働の推進とともに、子育て支援の充実を掲げた。こども室の新設で、保育から義務教育終了までの窓口一元化を図る。
職員を集めた編成会議で説明。清水村長はこども室について「一元化することで、子どもの育成の中味を濃くし、透明性も図っていく」と話した。
来年度の予算編成は、持続可能な財政を確立するため、事務事業をゼロから積み上げる「ゼロベース予算」が基礎となる。
本年度導入した事務事業評価の結果に基づき、慣例にとらわれず、拡充、縮小、廃止などの見直しを行っていく。
また、基金繰り入れを見込まない編成を基本とし、積み立て金の確保に努める。村債も抑制を図り、借入総額を3億円以内とした。
旅費、備品購入費などの需要費も節減し、本年度当初の10%以上削減を目標に設定。
食糧費による慰労会、懇親会の廃止、公用車の効率運用も求めた。 -
地元産品もふんだん、Aコープ宮田店新装開店
上伊那農協が宮田村町二区で営業するAコープ宮田店が15日、増床工事を終えて新装開店した。売場面積が旧店舗に比べ1・7倍広がり、品揃えもより豊富に。開店セールも行われ、訪れる客で店舗駐車場は朝から満車の状態が続いた。
地元生産者から毎日新鮮な農産物が届く、直売コーナーも充実。地元のものを地元の人に食べてもらおうと、大豆製品を販売する「みやだ豆腐工房」の販売コーナーも併設した。
オープンした午前9時には、既に多くの買い物客で盛況。カットやパック詰めを自店で行うようになった精肉コーナーでは、牛肉の半額セールが人気を集めていた。
開店セールは週末の村農業祭をはさみ、来週の21日まで続く。 -
伊那市高遠第2・3保育園で異年齢交流
伊那市の高遠第2・3保育園(柿木節子園長、41人)で13日、異年齢交流を目的としたクッキングがあり、園児らが園で収穫したサツマイモを使ってスイートポテトづくりに挑戦した=写真。出来上がりを食べた園児らは「甘ーい」などと舌鼓を打ち、笑顔を広げていた。
本年度から本格的に始まった「なかよし保育」の一環。年間20回の予定で、各年代が一緒になってプール遊びなどの交流をしてきた。年上の子が年下の子の世話をすることで、園内に兄弟関係と同じような深いつながりが生まれているという。
この日は、各学年が交じり3グループに分かれて、蒸かしたサツマイモを潰し、生クリーム、砂糖、バターを混ぜて、丸い形にしていった。エプロンを着るのに手間取っている園児がいれば、年上の子が手伝うなどして交流を深めていった。
柿木園長は、なかよし保育について「同じ地域に帰った時でも交流できるようになってもらえればうれしい。小規模の保育園ならではの活動にしていきたい」と話していた。 -
五十嵐裕子太極拳気功教室 成果披露・交流深める
太極拳・気功指導員の五十嵐裕子さん=伊那市美篶=が同市で開く5教室の生徒らでつくる実行委員会(原田恒子委員長)は12日、「第2回五十嵐教室太極拳気功交流会」を市内の富県ふるさと館で開いた=写真。
日ごろの練習成果を発表する目的。伊那市を中心とした生徒ら65人が参加し、各教室ごとの10縲・5人が剣、扇なども使って、22表演を繰り広げた。
五十嵐さんは「日ごろのけい古の成果を十分に発揮してもらいたい」とあいさつ。発表者らは、指先から足先まで意識を集中し、呼吸を整えながら流れるような動きを披露した。
見守る他の生徒らは、次のけい古に向けて参考にしようと、目を見張りながら熱心に観察していた。 -
郷土研究交流の集い 近世上伊那の飢饉などテーマに
上伊那郷土研究交流連絡会(竹入弘元会長)は11日、伊那市荒井区の上伊那郷土館で、「第7回上伊那郷土研究交流の集い」を開いた。会員ら約50人が参加。同館所蔵の資料見学や、小中学校教師らでつくる同館専門委員による研究発表などがあった。
原毅教諭(宮田小)、小野章教諭(西箕輪小)、北林敏文教諭(箕輪中)が研究発表=写真。原教諭は「大久保文書からみた近世上伊那地方の飢饉」と題し、江戸時代に2回あった凶作について書かれた文書の内容を解説した。
説明によると、天明期における野口村(現・伊那市手良)の餓死者は105人で、飢饉は浅間山の噴火による寒冷で農作物が生産できなかったなどが原因とした。
屋根板(樽木)を主な税として納めていた中坪村(現・同)では、森林資源の枯渇も要因の一つにあげ「今後は樽木の生産高の減少と年貢の変遷に伴う中坪村の様子の変化と飢饉の関係を明かにしたい」と話した。
館内見学は、神子柴遺跡(南箕輪村)出土の石器、俳人の野口在色の資料などを担当者が説明した。 -
起業成功へフォローアップ・シンポジウム
創業や経営革新などに関する相談や情報提供をする、上伊那地域チャレンジ起業相談室(伊那商工会議所内)は12日、伊那商工会館で、創業後間もない経営者らを対象とした「創業者等フォローアップ・シンポジウム」を開き、参加者24人が創業後の課題と対応について学習した。
同相談室コーディネーター、経営コンサルタント、会計事務所、国民生活金融公庫の専門講師を招き、それぞれが具体的な事例と対策、公的な支援制度について説明。失敗しないための「失敗事例」の検証などを通じ、参加者は起業を成功させるために学んだ。
総合討論では、参加者が「顧客との契約書の取り交わしで注意することは」「資金融資の個人限度額はあるのか」などを講師らに質問。「(会社説明の)ホームページを活性化する方法」については「見る人の視点になってつくり、経営者の人柄が感じられるものに」と助言した。 -
ニシザワがCS全社大会 「満足いただける接客」
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)は10日、同市中央区の伊那商工会館で、第4回CS(カスタマー・サティスファクション)全社大会を開いた。上伊那中心に展開する53店舗から主要14店舗が出場し「お客様に満足いただける接客」を目的に、ロールプレイング発表をした=写真。
「電話応対」の場面を必ず組み込んだ、商品説明、クレーム処理などをテーマにした接客のシナリオをそれぞれが考えて披露。荒木社長、同社役員ら11人が審査し、▼メモをとって復唱しているか▼明るく聞きやすい声であいさつしているか竏窒ネどを採点した。
結果は次の通り。
▽最優秀賞=ベルシャイン駒ヶ根店▽優秀賞=ショッパーズ信大前食彩館、ベルシャイン伊北店▽努力賞=ベルシャイン伊那店、ショッパーズ双葉店 -
狩猟解禁・3カ月間の「猟期」に
15日、狩猟が解禁となり来年2月15日までの3カ月間は猟期となる。期間中は、鳥獣保護区などを除く区域でニホンジカ、マガモなどの狩猟を展開。上伊那でも初猟日、伊那市高遠町、飯島町などの山でイノシシやキジなどを狙う猟友会員らの姿が多く見られ、事故もなく、晴天の中で狩りを満喫した。
本年度は、雌ジカの捕獲枠が無制限となり、捕獲量は増える見込み。県のニホンジカ保護管理計画で見直した個体数が当初の2倍となる約6万2千頭であることが分かり、これまでの一人1日当たり2頭の制限に変更があった。
上伊那管内の前年度捕獲数は、ニホンジカ490頭、イノシシ233頭、ツキノワグマ2頭で、カモなどの鳥類は1607羽。狩猟登録人数は、05年度現在551人(前年比5人減)で年々減少しているという。 -
飯島で住宅火災
13日午後9時50分ごろ、飯島町飯島南町の自営業宮脇重治さん(71)方から出火。木造瓦ぶき一部2階建て住宅の2階部分29・7平方メートルを焼いて午後11時15分に鎮火した。けが人はなかった。
駒ケ根署は風呂場の煙突付近から出火したものと見て原因を調べている。 -
郡下5町村から130人が参加し、ふれあい広場
上伊那郡身体障害者福祉協会は12日、中川村の望岳荘で「出よう、障害者自らの社会参加、集おう、力を合わせて身障協の発展」をスローガンに「第35回ふれあい広場」を開き、アトラクションや演芸大会で親ぼくを深めた。
開会セレモニーで、都志豊会長は障害者自立支援法に触れながら主催者あいさつ。続いて、曽我村長や参議院の吉田博美議員、小林伸陽県議らが祝辞に立ち、会の組織活動をたたえ、福祉サービスの向上やノーマラぜーションの実現に向けた努力を誓った。
この後、アトラクションに移り、日本舞踊のすみれ会が男舞、女舞を披露、演芸大会では各協会が自慢の出し物でステージを彩った。 -
移動志昴会in飯島町
飯島文化館で12日、県議会の「移動志昴会in飯島町(県政報告会)」があり、ゲストの板倉敏和副知事が「防災-安心安全の地域づくり」をテーマに講演し、多くの町民が聴講した。
会長の保科俶教県議や上伊那郡選出の清水洋県議ら全6議員が出席、保科会長は「村井県政がどういう方向を向いていくのか、見守り、看視するとともに、施策を提言していきたい。地域に根ざした議会活動で、情報を公開し、意見を頂き、県政の中で具現化したい」と開催趣旨に触れてあいさつ。
この後、板倉副知事が「防災、安全安心の地域づくり」をテーマに講演。この中で、板倉副知事は「東海地震はいつ発生してもおかしくない。今世紀前半での発生が懸念されており、中部圏、近畿圏などの防災対策を早急に確立していく必要がある」と気を引き締め、消防団員の減少、サラリーマン化など消防団の現況にも触れた。 引き続き、防災や県政全般について、参加者も加わり、パネルディスカッションした。 -
日本初のサツマイモ入りうどん「こがねうどん」を開発、17日発売
飯島町の食品製造、販売、飲食業の有志でつくる「さつまいもゆめプロジェクト(斉藤俊陽代表、4人)」はサツマイモをつなぎとして練り込んだ乾めんを開発、「こがねうどん」のネーミングで17日から、1800袋限定で販売する。町内で栽培されている焼酎用のイモ、こがねせんがんを用いたうどんは、サツマイモ独特の自然の甘みと色、もちっとした食感が味わえるご当地うどん、食材やギフトとして、期待が高まっている。
共同開発したのは、食品製造の斉藤俊陽さん、料理店の伊藤昇志さん、酒類販売の池上明さん、食品販売の富永芳一さん。
昨年から、サツマイモの焼酎以外の二次的活用として、日本の食文化、めん類に着目し、県工業技術センター加工食品技術員や製粉業者の指導を受けながら、研究を重ね、課題のあく抜きを克服し、保存がきき、商品として扱いやすい乾めんに仕上げた。
製粉と製造は長野市の食品会社に委託した。商品パッケージは水彩画家、佐々木桂子さんが描いた「こがねせんがん」を用いた。
企画開発を担当した富永さんは「ほのかに甘みがあり、こしがあっておいしい。市場の反応を見ながら、販路拡大など次の展開を考えたい」と話している。
ちなみに価格は1袋(250グラム)480円。メンバーの店舗で販売する。
詳細はヤナギヤ(090・4460・0841)マルイチフード(TEL86・3260)天七(TEL86・3055)、池上酒店(TEL86・2011) -
宮田小3年3組、園児招いて秋まつり
・スお店屋さん・スで、おもてなし宮田村宮田小学校3年3組は14日、交流する西保育園の年長園児を招いて秋まつりを開いた。喜びそうな手作りのおもちゃやアクセサリーなど用意して「お店屋さん」を開店。年度当初の交流では、年齢が違う幼い子どもたちとのふれあいに戸惑いもあった児童たちだが、成長した姿で園児をもてなした。
9つのグループに分かれ、園児に喜んでもらおうと思案。単純にものを渡すだけでなく、喜び、楽しんでもらえるお店にしようと工夫を凝らした。
輪投げや射撃など縁日気分で盛り上げたり、お揃いのバンダナを巻いた衣装で店員の雰囲気を演出したり。
「いらっしゃい」「色々あるよ」と園児に声をかけ、積極的に客引きする姿もあった。
また、園児に自分たちで育てたサツマイモを食べてもらおうと、事前に調理。大学イモやポテトチップスなどにして、お茶でもてなした。
5月に交流した当初は、園児と上手にふれあえず悔しい想いをした児童もいたが、この日は全員笑顔。女子のひとりは「色々な会話もできて、本当に楽しかった」と話した。
今後も交流を続けていく考え。担任の清水貴美子教諭は「相手のことを少しでも考えて行動できるようになってきたかも」と、たくましさを増した児童の姿に目を細めた。 -
Aコープ宮田店が15日にリニューアルオープン
上伊那農協が宮田村町二区で営業するAコープ宮田店が15日、増床工事を終え新装開店する。売場面積は旧店舗の1・7倍の約280坪に増え、地元農産物の直売コーナーなど充実。新鮮で多彩な品目を取り揃える。15日から3日間は通常より30分早い午前9時に開店し、目玉商品を用意しセールを行う。
増床により、同農協直営店舗としては、伊那中央店、駒ケ根店に次ぐ規模に。
地産地消の観点から直売コーナーを拡大し、地元で大豆製品を製造する「みやだ豆腐工房」の販売コーナーも新設する。
精肉もカットやパック詰めを店内で行い、鮮度の高い商品を用意。その他の売場も商品が増え、客のニーズに応える。
約1億1千万円をかけ8月に着工。10月末から営業を休止していた。
開店から3日間は特別セールを開催。初日の15日は千円以上購入の先着550人を対象に、豪華地元農産物が当たる抽選会も開く。
3日間を除く通常の営業時間は午前9時半から午後8時まで。 -
箕輪町長に平沢氏再選
対抗馬現れず無投票28日の任期満了に伴う箕輪町長選挙は14日告示され、2期目を目指し立候補した現職の平沢豊満氏(65)=無所属、沢=が無投票で再選を果たした。
午後6時すぎ、平沢氏が報告会の会場に姿を見せると、支持者は大きな歓声と拍手で迎えた。平沢氏は「今までの4年間の経験を生かし、さらにその上に良かったなというものを付け加え、初心に帰り新しいまちづくりのために頑張りたい。『民意を町政の表舞台に』が基本。町民の皆様が主体。これを第一にし、メディアを使って町政の実態を町民によく理解してもらい、意見交換できる新しいスタイルを作りたい。箕輪の町が本当に住んでよかった、住んでみたい町になるよう努力する覚悟」と支持者の協力に感謝し、2期目への決意を新たにした。
宮下一郎衆議院議員、小林伸陽県議、上伊那市町村長を代表し矢ヶ崎克彦町長、上嶋貞一箕輪町議会議長、木下茂人県議が祝いの言葉を送った。
平沢氏は町議会9月定例会で、「町内全域の後援会、地元の区、常会、多数の町民から力強いご推薦をいただいた」と出馬を表明。「行政経営型の自治体運営を進めフレームワークはできてきたが、中身の充実を図るためもう1期やる必要がある」とし、具体的な施策に▽町民主体のまちづくり▽イコール・オア・ベターの福祉諸施策の推進▽都市基盤の整備▽地球環境にやさしい諸施策の推進▽農・工・商・観光の調和がとれたまちづくり▽一味違う箕輪の子ども育成事業-などを掲げた。
現職の手法に疑問を示し政策論争を望んだ住民有志は、告示前日の13日まで新たな候補擁立に向け調整を続けたが擁立には至らず、「あきらめないでやろうとしたけど残念」と語った。
「今の町長の手法には納得できない」「議会軽視している」とし、「本当の民意をくんでくれる人を望む」と行政OB、県職員、町議らに接触してきたが擁立できなかった。今後は、町の発展のため独自に活動していくという。 -
箕輪ブライトプロジェクト
施策機「順調」自然エネルギーを活用した廉価な照明装置の開発に取り組む箕輪町の事業者有志による「箕輪ブライトプロジェクト」は10日、第2回定例会を町商工会館で開き、役員や規約を決めた。
会長は小池茂治さん、副会長は市川平和さん、竹内真治さん。これまでに集まったメンバーは22人。
規約には具体的な取り組み事項に▽会員相互の経営資源補完による新製品の企画制作▽太陽光・水力・風力など自然エネルギーを利用し、かつ廉価な照明装置の開発▽装置の試作と天竜川護岸への設置による性能の評価-などを盛り込んだ。
同プロジェクトは9月25日、有志7人で設立発起人会を開き、太陽光、小水力、風力など各部会で照明装置を研究開発することを決定。太陽光発電タイプの試作機を10月7日に町郷土博物館の庭に設置し状況を見ながら研究を進めている。
試作機は周囲の暗さ、またはタイマーにより午後4時に点灯し、午後9時に消える。稼動状況について小池会長は、「順調」とした上で、「さらに高性能、廉価のコンセプトで開発してもらわないといけない」と話した。
試作機は07年3月まで設置し継続調査する。その間、さらに商品開発を進める。 -
池坊伊那支部青年部北部ブロック
ミニ華展池坊伊那支部青年部北部ブロックのミニ華展が14日、箕輪町のアルプス中央信用金庫いほく支店ロビーで始まった。前期、後期2日間ずつで作品替えをし17日まで開く。
青年部(宮沢京子部長)は上伊那在住の97人。北部ブロックは箕輪町、辰野町を中心に15人いる。年1回のミニ華展で、今回は14人が前期と後期7人ずつで、日ごろのけいこの成果を披露する。
作品は自由花が主で菊、リンドウ、グロリオーサなど身近な花に、秋らしく紅葉した葉を使うなどして生けている。
北部ブロックでは、「今回は身近な花で簡単にでき、自分も家族も和むほほえましい花が多い。ロビーで花を見て一息ついてほしい」と話している。 -
南箕輪村むらづくり委員会
実践に向けた具体策検討へ南箕輪村むらづくり委員会(唐沢俊男会長)は13日夜、村役場で開き、9月下旬に第4次総合計画の基本計画や都市計画マスタープランなどの答申を終えた委員会の今後の活動について協議し、実践に向けた具体策や提案を検討することを決めた。
07年3月まで部会ごとに、基本計画の「ずく出しプロジェクト」の中から優先順位で目標・重点対策を決定し、実践に向けて住民が参加できるような具体策と提案を検討する。
提案後の4月以降は、再度委員会で検討して決めるが、現時点では専門委員会などを設置し▽実践部隊と村の執行部をどのようにつないでいくか▽組織的な連携をどうするか▽外部評価をどうするか-などを検討する予定。 -
【記者室】箕輪町長選…現職再選
箕輪町長選挙。正式な出馬表明は現職のみで無投票ムードも漂う中、住民有志の新候補擁立は続き、最後まで選挙戦突入か否かは微妙な状況だったが、結果は無投票。現職再選で幕を閉じた▼現職は町内全域を網羅した後援会組織で広く支持を集めた。「もう1期やらせてやりたい」。そんな声の一方で、町民の中からは選挙戦を望む声も聞こえた。新たな町政を望んだ住民有志も、ぎりぎりまで動き続けた▼霧雨が降り始めた昼前、西山に虹の橋が架かった。平沢町政の新たな4年間は、町の未来にどんな橋を架けるのか。現職の手法を疑問視し「本当の民意をくんでくれる人」を望んだ住民がいることも心に留めつつ、町民のための町政運営をされることを期待する。(村上裕子)
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県縦断駅伝18・19日 「上伊那」チーム紹介(上)
第55回記念県縦断駅伝競走大会(県陸上競技協会など主催)は18、19日、長野市から飯田市までの21区間218・7キロのコースで熱戦を展開する。本年は中学生区間を1区間増設したことや、郷土を離れたランナーを活用できる「ふるさと選手制度」の導入が勝負の鍵を握りそうだ。昨年、3年ぶり、33回目の総合優勝を果した「上伊那チーム」は、連覇を目指して激走する。
上伊那は、黄金期を支えた羽生吉浩(養命酒)の調整不良による欠場や、ふるさと選手を使わない布陣となりライバルに苦戦を強いられることが予想されるが、個々の平均的な力には定評がある。メンバーの大きな入れ替えはせず、経験豊富なベテランと昨年の優勝を知る若手選手とが力を合わせ、大会に挑む。
1区にスピードのある小林(信大)を起用し、序盤から好位置を狙う。初日最長距離の4区には、5千メートルを14分台で走り、精神的にも安定感のある注目選手、柳澤(上農高教員)を配置し、1日目を首位で折り返す考えだ。
15回目の出場となる主将・丸山(NEC長野)を7区へ、未だに成長し続けているチーム最年長の守屋(嬉楽Q)を8区へ置くなど初日終盤は、ベテランの力で乗り切る。
2日目の布陣は、若手中心の構成。大学の練習で持久力を増した中塚(亜大)がスタートを切り、佐々木(上農高)へ。中盤の地元区間は、安定感のある大槻、萩原(いずれもジェルモ)、滝澤(駒ヶ根市役所)らが声援を受けて走る。
エース区間の20区には、好調を維持し続けている上島(平井星光堂)が登場。10月の諏訪湖マラソン(21・0975キロ)優勝者の力でたすきを最終区の北原(トーハツマリーン)へつなぐ。最終日の逃げ切り体制は万全といえる。
中学生区間を走る駒ヶ根東の福澤、篠田、宮脇にも注目。11月上旬にあった県中学駅伝大会では男子2位、女子3位と惜しくも涙を飲んだが、上伊那の連覇に全力を尽してくれるだろう。
清水監督(NEC長野)は「他チームのふるさと選手の走りに惑わされず、個々のペースで力を発揮すれば『優勝』の2文字は見えてくる」と意気込む。
2年連続、34回目の総合優勝を賭け「上伊那チーム」が晩秋の信濃路に帰ってくる。沿道からの声援を力に選手たちは「新たな黄金期」へ向け、たすきをつなぐ。 -
上伊那地域景観協議会が発足
地域の特性に合致した広域的景観育成の推進を図る上伊那地域景観協議会が14日、発足した。関係団体や行政担当者などが集まり、本年度の事業方針などを確認した。
県は4月から、景観法に基づく改正景観条例を施行。それに伴い上伊那でも、従来の上伊那地域景観推進会議を発展させ、今回の協議会を設置した。
協議会は本年度事業として▽国道361号の屋外広告物禁止地域における既存不適格広告物の除去▽本年度中に西箕輪地区を景観育成特定指定区域とするための調査、ワークショップの実施▽地域における自律的な景観育成の支援をする景観ヴァンガードの育成及び専門家の派遣竏窒ネどを進めるほか、景観講演会などを行うことも計画している。
屋外広告物禁止地域における既存不適格広告物の除去については、上限を40万円として費用の3分の1を助成する事業を新たに進めており、現在関係する8事業者と協議している。 -
ガールスカウト長野26団 高遠町でウォークラリー
伊那市などの団員らでつくるガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は12日、一般参加者を募った「子どもたちの居場所づくり事業」の一環として、同市高遠町のホリデーパーク周辺でウォークラリーを開いた。
園児、児童の団員ら23人が参加。4グループに分かれた子どもたちは、同町内の白山橋、歴史博物館、桂泉院、高遠城址(し)公園など6カ所を順番に回り、それぞれで出題される問題に挑戦した。
「橋の長さを自分の歩数で測って距離を割り出す」「大きな木の周りをロープで測る」などの出題をグループごとが力を合わせて正解を考えた。高遠城址公園では落ち葉などの自然物を使って、一人ずつ画用紙に・ス秋・スを表現する工作も楽しんだ。
出発時点では雪が空から落ちてきて肌寒さを感じていたが、次第に日の光りが降り注いでくると、赤や黄色に色づいた周囲の紅葉に目を見張っていた。 -
福澤雅志世会演奏会 輪の音楽の花咲く
伊那市で筝の教室を開く「福澤雅志世会」の2回目の演奏会が12日、同市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」であった=写真。伊那三曲協会員による賛助出演など計61人が、11演目を繰り広げた。
同教室の「おさらい会」に、約80人の観客が集まった。出演者全員参加の合奏曲「六段」、教室に通う児童らの「一茶のおじさん」などを披露し、雅な音の世界が会場に広げた。
教室は1971年に、指導者の福澤雅志世(73、本名・靖子=同市山寺=)が開いた邦楽教室。福澤さんが筝を習い始めて60周年の記念に1回目の演奏会をし、今回は68周年の記念となった。
福澤さんは「和の精神をモットーに努力を重ねてきた。ステージにどんな日本の音楽の花が咲くか期待して」と話した。 -
オペラの発展学ぶ 長谷公民館で生涯学習講演会
作曲家、指揮者、ピアニストとして有名な青島広志さんを招いた「生涯学習講演会inはせ」は12日、伊那市の長谷公民館で開いた。市内から約180人が集まり、青島さんのピアノ伴奏に平松混声合唱団長の小野勉さんが声楽(テノール)で参加した演奏を楽しんだ。
長谷地区文化祭に合わせた恒例の講演会。青島さんは「オペラからミュージカルへ」と題して、西洋の娯楽の中心であった舞台芸術のオペラの発展を語るため、年代を追いながら代表曲10曲を演奏し、それらの作曲家や劇内容について説明した。
「昔は宗教に縛られ男性しか出演できなかった」「時代が変るごとに高音が使われるようになった」などの説明の中にも冗談を交えて講話。生誕250年のモーツアルトなども、分かりやすくおもしろい切り口で教授した。
酒井さや香さん(32)=長谷非持=は「オペラについての豆知識を知り、オペラに興味がわいた。とても分かりやすく、楽しい解説だった」と話していた。