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自殺予告メール 臨時職員を懲戒免職
伊那市内の小学校に自殺予告メールを送った市教育委員会の女性臨時職員が逮捕されたことを受け、市教委は19日、市役所で記者会見を開いた。
北原教育長は「いじめ、自殺が続いている今、社会を騒がせる事件を引き起こしたことは痛恨の極み。いじめ問題で真剣に思い悩み、苦しんでいる子どもたちや、いじめ撲滅に向けて取り組んでいる人の心を踏みにじる行為で、許し難い」と述べ、陳謝した。
児童のケアとして、臨時職員がいた小学校に20日から、学校カウンセラーを派遣。19日夜には、保護者に説明した。
市教委は、臨時職員が容疑を認めていることから、19日付で懲戒免職とした。
関係職員の処分について、北原教育長は「私どもも何らかの責めを負わなければならないと自覚している」とした。
今後、いたずら行為が起きないよう生徒指導や職員研修などのほか、職員採用に細心の注意を図る。 -
県縦断駅伝 上伊那2位、連覇逃す
第55回県縦断駅伝競走(県陸上競技協会など主催)は最終日の19日、松本市縲恃ム田市の9区間、98・5キロを郷土の代表15チームで競った。初日3位の「上伊那」は、総合順位2位でゴール。2日間の合計タイムは、優勝した「長野市」と5分差の11時間49分10秒と力振るわず、連覇を逃した。
結果は次の通り。
(1)長野市(11時間44分10秒)(2)上伊那(11時間49分10秒)(3)全佐久(11時間54分07秒)(4)飯田下伊那(11時間55分52秒)(5)全諏訪(11時間56分44秒)(6)上田東御小県(11時間57分03秒) -
【記者室】電子映像メディア長時間接触の危険
「電子映像メディアを子どもに触れさせる安全性をだれも証明していない。日本は世界で一番、子どもに人体実験をしている」。NPO子どもとメディア代表理事の清川輝基さんの講演の冒頭。乳幼児にテレビやビデオを見せ続けることは虐待だとも語った▼乳幼児期に長時間テレビやビデオを見続けると、言葉の遅れ、目がうつろになるなどの症状が出るというテレビ・ビデオ育児症候群は、過去に小児科医の講演でも問題として取り上げていた▼メディア漬けの危険性は近年よく耳にするが、メディア接触は長時間化し、親も子も麻ひ状態という。愛する我が子で人体実験しているとしたら…。電子映像メディアとの接触の仕方を、今一度考える必要があるだろう。(村上裕子)
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県縦断駅伝「上伊那」 首位と5分差…
第55回県縦断駅伝(県陸上競技協会など主催)は最終日の19日、松本市縲恃ム田市の9区間、98・5キロであった。初日3位の「上伊那」は、トップ「長野市」との3分19秒差を縮めるために奮闘するが順位を1つ上げるので精いっぱい。2日間の結果、優勝した長野市に5分差をつけられ2位で敗れた。
上伊那は、最終日一斉スタートの13区で9位と出遅れたものの、14区縲・6区を区間5位以内の好走。地元の声援を力に17区萩原(ジェルモ)が区間優勝し、女子区間の18区で2位に浮上した。
初日のタイム差を少しでも縮め、20区のエース上島(平井星光堂)へつなぎたかったが、19区を終えた時点でトップの長野市との差は5分30秒以上。上島は、区間新記録の快走で追いすがるが、タイム差をひっくり返すことはできなかった。 -
宮田中PTAに文部科学大臣賞
親子の絆、足元から見つめ直す取り組み評価保護者と子どもが手紙交換する「親子レター」を企画するなど、親子の絆を深める積極的な取り組みが高く評価され、宮田村宮田中学校PTAが優良PTAとして文部科学大臣表彰を受けた。関係者は受賞を喜びつつ「家庭でのコミュニケーションを大切にし、学校、地域とも連携して、さらに絆を深めていきたい」と足元を確かめている。
同PTAは学校美化作業やレクリエーションなど、親子一緒に汗を流す事業を毎年企画。「親子レター」も3年前から始めた。
年に1回は親と子が手紙を書き、交換するもの。小田切元治同PTA会長は「親も子も口では言えないことを、手紙にすると気持ちを現せる部分も多い」と話す。
17日に東京都内のホテルで表彰式があり、小田切会長と堀井健一前会長が出席。20日夜は同中を訪れ、新津吉明校長、新井洋一教育長に受賞報告した。
「親子レターが、行ったきりのダイレクトメールにならないよう、家庭内のコミュニケーションを見つめていきたい」と掘井さん。
新津校長は「学校だけでは解決できない問題も山積。連携プレーで、さらに信頼関係を強めていければ」と話した。 -
宮田村でリンゴオーナー収獲祭
リンゴオーナーの収獲祭が19日、宮田村であった。中京圏などからオーナー家族約2000人が来村。契約する村内27の農園で、もぎ取り体験した。今年は長雨やカメムシ被害で作柄に影響があったが「お店で普通に買うのより、断然美味しい」と作業しながら舌鼓を打つ姿も。丹精こめて育ててくれた園主の苦労も感じつつ、収獲する喜びを味わった。
駒ケ原の酒井秀康さんの農園にも、中京圏ナンバーの車が次々と来園。
仲間6人でオーナーとなっている川西正美さん=名古屋市=は「生育が良くないって聞いていたけど、味は良いし満足。木丸ごと収獲できるのがオーナーの楽しみ」と話した。
村内のリンゴ栽培は今年、夏の長雨で生育が遅れた。カメムシ被害もあり、全体的に小玉で収量を落としている農園が目立つ。
オーナーを受け入れて2年目の酒井さんも「3割から4割ほど収量が減りそう」と話す。それでも喜んで収穫してくれるオーナーの姿に「一緒に話しができるのが楽しい。励みにもなる」と続けた。
今年は村内全体で例年並みの650本のオーナー契約。23日も収獲祭を行い、1000人ほどが来村する。 -
ビオラの音色で・ス世界旅行・ス
宮田村を拠点にした弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」で音楽芸術監督を務め、世界的なビオラ奏者の兎束俊之さんの演奏会が19日、同村民会館であった。各国の名曲を集め、約400人の聴衆は音楽で・ス世界の旅・スを満喫した。
アンサンブル信州の特別演奏会「ビオラベストコレクション縲恊「界音楽紀行縲怐vと題して開き、兎束さんが教授を務める東京音楽大学講師の広瀬宣行さんがピアノで参加した。
バッハ(ドイツ)、モーツァルト(オーストリア)、ショパン(ポーランド)、チャイコフスキー(ロシア)など、世界の著名作曲家の名曲を次々演奏。
滝廉太郎の「荒城の月」、古謡の「さくらさくら」で締めくくった。
ビオラとピアノの繊細な音色で繰り出す耳なじみの曲の数々は、会場を圧倒。子どもたちの姿も多かったが、じっくりと聴き入っていた。 -
JA宮田支所農業祭
上伊那農協宮田支所は18、19日、農業祭を同所で開いている。地元生産農家も協力して、旬の農産物を豊富に取り揃え。宝投げなどのイベントもあり、多くの人出で賑わっている。
若手農業者でつくる壮年連盟は、メンバーが丹精こめて育てた大根、トウモロコシを販売。格安な値段とあって、好調な売れ行きをみせた。
米消費拡大コーナーでは、収獲したばかりのもち米を販売。生活班の女性らが枡売りで接客し、美味しい地元の米をアピールした。
軽食の屋台村などもあり家族連れの姿も。19日も各種展示販売し、午前10時と午後3時半の宝投げなど各種イベントも開く。 -
光の街並み今年も
中心商店街、店主らが飾り付け宮田村の中心商店街が来年の2月3日まで光のイルミネーションに包まれる。宮田村商工会商業部会(宮下進八郎部会長)、同夢づくり委員会(中谷俊治委員長)の主催。仲町、河原町、駅前の数百メートルに及び、19日夕の一斉点灯を前に各商店主らが飾り付けに追われた。
冬場の街並みを明るくし、商店街を活気付けようと毎年企画。街路樹などに100本を超えるイルミネーションを施した。
協力して作業に汗を流した商店主たちは「地域の元気につながれば」と話した。 -
大芝高原松くい虫予防対策
樹幹注入実施の方針南箕輪村は17日、大芝高原の立木調査結果を村議会経済常任委員会に中間報告し、唐木一直村長が松くい虫予防対策として本年度から4年間かけて年間1千万円の予算で500本から600本を目安に薬剤の樹幹注入をする方針を示した。12月議会に本年度分として約1200万円の対策費の計上を予定する。
村は、9月議会に上程した松くい虫予防対策の大芝高原立木調査委託料190万円の補正予算の可決を受け、専門家に調査を依頼した。
中間報告によると、調査対象は大芝高原102ヘクタールにある赤松1万3297本。98・74%は問題がなく、「悪い木」「枯死木」は47本だった。松くい虫は確認されていないが、広域農道や中央高速道路があるため、伊那市まで北上してきた松くい虫が早い段階で広がる可能性があると指摘。47本の速やかな伐倒、「森林との共生を重視すべき森林」とし、区域によっては「多様な森林であることが望ましい」と樹種転換の提案もあった。
村の今後の対応は、枯死木など47本すべてを伐倒し、今年から4年間で全体の約20%の赤松に樹幹注入する。対象は樹齢80年の木、広域農道沿いや都市公園部分を集中的にする。12月議会に計上を予定する補正予算約1200万円は樹幹注入や伐倒処理費。一部区域の広葉樹への転換も検討する。
唐木村長は、「早めの対応が必要と判断した。大芝の赤松は残していきたい。無くなったら大芝高原の価値が無くなる」と話した。 -
赤ソバ刈り取り作業始まる
箕輪町上古田金原地区の「赤そばの里」で18日、住民有志の「古田の里赤そばの会」の耕作部(唐沢幸道部長)による赤ソバの刈り取り作業が始まった。
赤そばの里は本年度から、町の委託を受け上古田地区の住民有志の会「古田の里赤そばの会」が、観光的な歩道整備や景観整備も含め赤ソバの栽培、管理に取り組んでいる。
初日は耕作部の3人が集まり、霜が下りたためソバが少し乾くのを待っての作業となった。赤そばの里の面積は4・2ヘクタールと広いため、作業には3、4日かかる見込み。全体で千キロ収穫したい-としている。
刈り取った実は「きれいな、いい実。今年は花がきれいに咲いたから、実もいいのかもしれない」という。10日間ほど自然乾燥させ、とうみにかけて町に納める。 -
リンゴオーナー収穫祭
自分で選んだリンゴの木のオーナーとなる「りんごオーナー」の収穫祭が18日から、上伊那各地で始まった。真っ赤に染まったリンゴが実った各地の園には、多数の家族連れなどが集まり、収穫作業を楽しんでいる=写真。
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が、伊那市、箕輪町、南箕輪村、宮田村のリンゴ生産者と協力して行っているもので、オーナーは7月縲・1月の1シーズン、自分のリンゴの木を持つことができ、収穫作業を体験する。リンゴが生長するまでの管理は園主が行う。
申し込みは関東、中京方面の利用者が中心。年々契約本数は増加しており、伊那市、南箕輪村に当たる中部地区では今年、約1250本の申し込みがあった。
初日のこの日、伊那市西箕輪の原伊一さんの園には、静岡県などから5組の家族連れが収穫作業を体験。今年は7月の長雨の影響で、全体的に玉は小さめだったが、長雨の後に続いた好天のため、色付き、蜜の入り、ともに良好。かなり糖度の高いリンゴが実ったという。
最低保証は1本150個だが、1本から400個以上を収穫した家族もおり、収穫したばかりのリンゴを味わいながら笑顔を見せていた。
原さんは「『ここの園のフジがいい』と来てくれる人もいる。そうやって喜んでもらえるのが何よりも嬉しい」と話していた。
来年のオーナー募集は年明け2月末から始まる。 -
JA共済ドッジボール大会南信大会
小学生を対象とするJA共済ドッジボール大会南信大会が18日、伊那市の勤労者福祉センター体育館であった。南信各地区から男子20チーム、女子14チームが集まり、接戦を展開=写真。女子は南箕輪小学校の南小アタッカーズが優勝し、男子は飯島小学校のキングファーターズが2位となった。
ドッジボール競技を通じて心身の健全育成を図ることなどを目的とする取り組み。上伊那からは男女8チームずつが参加した。
予選では、決勝トーナメントに進む各5チームを選出。この10チームが、12月に長野市である県大会に出場する。
児童らは、早いパス回しで互いの内野陣を追い込み、少しでも多くのポイントを獲得しようと画策。応援席に駆けつけた保護者も、熱い声援を送っていた。
上伊那の県大会出場チームは次の通り。
【男子】=キングファイターズ(飯島)南小ハトポッポ(南箕輪)
【女子】=南小アタッカーズ(南箕輪)箕輪パワフルファイターズ(箕輪東)YANKEE MONKEE(箕輪中部) -
英語で観光ガイド研究会発足へ
英語で地元を観光案内するノウハウを学びながら、自分たち自身も地域への理解を深めよう竏窒ニ、伊那市の有志らが「英語で観光ガイド研究会(仮称)」を立ち上げる。日本人に限らず、地域について関心を深めたい人を募り、地域の歴史や文化、名所について学びながら、英語で案内する方法を学ぶ。地域のことを知りたいという外国人からの声に応じて観光案内を行うことなども想定しており、実践を通してコミュニケーション能力の向上を図る。
研究会の発足を目指しているのは、伊那国際交流協会が今年初めて企画した「英語で観光ガイド講座」を受講した有志。メンバーは、通り町、高遠城址公園、権兵衛トンネルなど、市内各地を案内するための英語を学んできたが、自分たち自身が地元への理解を深めることや、実践を繰り返すことの必要性を実感。継続して学習と実践を行っていこう竏窒ニ、研究会の発足を決めた。地元をあまり知らない地域住民にも、英語を通じて地域への関心を深めてもらいたいという思いもある。
準備は来年1月から始め、新しい有志も募っていく。また、英語による観光ガイド依頼も受け付けている。
問い合わせは伊那国際交流協会(TEL72・7706)へ。 -
県縦断駅伝 上伊那は初日3位
第55回県縦断駅伝競走は初日の18日、長野市縲怏ェ谷市の119・9キロ、12区間を15チームで競った。連覇が懸かる「上伊那」は、6時間34分02秒の3位でゴールし、トップの「長野市」とは3分19秒差。最終日の逆転優勝に向け選手らは、気持ちを一つにして臨む。
上伊那は、7区の丸山主将(NEC長野)が体調不良で欠場、アンカーの北原(トーハツマリーン)が、けがの影響で12区へ移るなどのメンバー変更があり苦戦。持てる力を出し切るが、周囲の力が底上げされている中では、思い通りのレース展開ができなかった。
強豪集まる1区の小林(信大)が粘って4位でつなぐと、中高生らが区間4位以内の走りで3位浮上へ貢献。中盤で8区の守屋(嬉楽Q)、9区の鈴木(ジェルモ)が区間優勝するも、終盤の負い上げがないままゴールした。
清水監督(NEC長野)は「若手の頑張りで差を詰めて、20区のエース上島(平井星光堂)へつないで優勝を呼び込みたい。地元の応援を受け、頑張りたい」と最終日の逆転優勝を誓う。 -
長谷道の駅・南あるぷすむら食の感謝祭
伊那市長谷の道の駅・南アルプスむらで18日、第1回「食の感謝祭」があった。地元で採れた野菜の販売、雑穀を使った料理の試食など多彩に繰り広げ、「長谷の食の魅力」をアピールした。
長谷地域は、多種類の野菜や雑穀などを栽培して特産品の開発を進めている。今春リニューアルした道の駅に地場産物直売所、地元食材を使ったレストランも新たに加わり、祭りで特色ある食を広くPRすることにした。施設を運営する振興公社、生産者組合、民間団体など関係者でつくる実行委員会が計画した。
イモ類、ネギ、ハクサイ、ゴボウなど新鮮な野菜を中心とした地元産物の販売コーナーでは、「地元で採れたものですよ」と強調しながら宣伝。「これはいい野菜だね」と大勢が買い求めていた。
黒米のおにぎりや、ヤーコンのきんぴらの試食、五平もち、おやき、ソバの提供のほかに、全国優勝した学校給食の試食も人気を集め、会場は多くの人でにぎわった。 -
おはなしむらスペシャル
南箕輪村図書館は18日、おはなしむらスペシャルで伊那市の図書館だいすきの会を招き「藤田浩子さんの小道具で遊んじゃおう」を村民センターで開いた。語りやお手玉遊びなど見たり、聞いたり、遊んだりして親子で楽しんだ。
一つのお手玉を使い、わらべうたを歌いながら頭の上に乗せたお手玉をおじぎして片手や両手で取る遊びを紹介。上手に取れても取れなくても、笑顔がこぼれた。
脇の下に挟んだお手玉を左右交互にキャッチするゴリラジャグリングにも挑戦。ゴリラになりきるのがポイントで、「ウッホ、ウッホ」と足踏みをしながら遊んだ。 -
リンゴ生産者とジャム作り交流 春富中
伊那市の春富中学校の1年生(5クラス・計160人)は14、15、20、21日、各クラスごとの日程で、地元のリンゴ生産農家の伊藤豊子さん(75)との交流「地産リンゴで旬の果物を味わう調理計画」で、りんごジャムづくりをしている=写真。
生産者と共に地産農作物を味わい、交流を深める目的。昨年度までの3年間は、県の地産農作物の普及事業で伊藤さんと交流していたが、本年度は事業が終わったため、伊藤さんの好意でリンゴの提供を受けて開いた。
技術・家庭科の城倉徳子教諭がリンゴジャムの作り方を説明してから、生徒らがリンゴを細断し、水や砂糖と一緒に煮込んでいった。自宅では包丁も握らないという、田畑祐貴君(13)は「家族に味わってもらいたい」と味に満足していた。
伊藤さんは「含まれているペクチンは病気への抵抗力がある」などと、リンゴの栄養価を解説。リンゴを育てる生産者の思いについても話していた。 -
駒ケ岳神社例大祭
中央アルプス駒ケ岳の千畳敷にある信州駒ケ岳神社の例大祭が17日、標高2610メートルの現地で行われた。観光関係者ら約30人が参列して玉ぐしを奉てんするなどの神事を行い、入山者の安全を祈願した=写真。
気温は零度。風もほとんどなく、穏やかな日差しが降り注ぐ好天に恵まれたが、千畳敷一帯は数十センチの雪に覆われた白銀の世界。中ア山ろくは本格的な冬山シーズンに入る。 -
町1区保健補導員が区民に呼びかけマレット大会
宮田村町1区の保健補導員は16日、区民に参加を呼びかけてマレットゴルフ大会を村マレットゴルフ場で開いた。15人ほどが参加。紅葉深まる山々を望みながら、プレーを楽しんだ。
「寒さに負けないように、楽しく体を動かそう」と初めて企画。この日も本格的な冬の到来を感じる陽気となったが、参加者は元気ハツラツプレーした。
珍プレー、好プレーにみんな笑顔。交流も深め、寒さも吹き飛ばしていた。 -
記者室
先の大戦で中国の最前線で戦った人の話を聞いた「純粋に東洋平和のために一命を投げ出して戦った。今考えると、政府にすっかり洗脳されていた。教育は怖い、中国や韓国が日本の教科書に干渉してくる気持ちもわかる」▼話を聞いて、中国では日本について、どう教えられているのか気になり、中国の小学校の歴史教科書を読んだ。北京原人から現代まで2百ページ、全編に渡り「愛国心」がにじみ、日本についての記述は日清戦争と抗日戦争が主で16ページ、否定的な日本像が描かれ、中国の若者達の反日感情の源を知った思いでショック▼16日教育基本法が単独採決で衆院を通過したが教育は国の根幹に関わる。参院では結論を急がす、時間数でなく実質審議を深めてと願う(大口国江)
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井口(旧姓小林)深雪さんが講演
飯島町の飯島中学校で15日、今年3月イタリア・トリノで開催されたパラリンピックの金メダリスト、井口(旧姓小林)深雪さん(33、視覚障害者=を招き、教育講演会を開いた。全校生徒と保護者約百人が聴講した。
講演に先立ち、プロジェクターでバイアスロン競技について理解を深め、トリノパラリンピックでの井口さんの活躍を映したビデオを鑑賞した。また、壇上で、10メートル離れた位置に腹ばい、2・5センチの的を打つバイアスロン射撃を実演、見事的中させ、並外れた正確さと集中力に感嘆の声が上がった。各学年の代表生徒3人と小林孝行教諭も挑戦、惜しくも的中できず、競技の難易度の高さを示した。
「私の歩んだ道」と題した講演では盲学校での恩師との出会い、バイアスロンを始めたきっかけから話し始め、トリノのロングで金、ショートで銀の2個のメダルを取れたことに触れ「23歳から目標を持ち、10年掛けて、頑張ったことが結果につながった。目標を達成するには時間が掛かる。メダルを取ったのは自分だが、両親の思い、ガイドの小林卓司さんや恩師、裏方で支えてくれた色々な人のお蔭で取ることができた。自分1人の力では勝つことはできない」と話し「友だちを大切に、両親とよく話し、夢や目標に向かって、一生懸命頑張り、やり抜いて」と呼び掛けた。 -
第1回みなみみのわフォトグランプリ表彰式
南箕輪村の第1回みなみみのわフォトグランプリ表彰式は16日、村役場であった。最優秀賞「なずなつみ」の伊藤好幸さん=伊那市=ら12人を表彰した。
昨年度までは大芝高原まつりに限ったフォトコンテストだったが、本年度は村の良さをPRする写真を-と作品を募集。12人54作品の応募があり、10月に審査会があった。
表彰は最優秀賞1点、優秀賞はネイチャーフォト部門、ヒューマンドキュメント部門、Oshibaフェスティバル部門で各2点、佳作5点。
唐木一直村長は「すばらしい作品を出品していただき、感銘を受けた。改めて村の魅力、良さを再発見し、認識を新たにしている」とあいさつした。
日本営業写真家協会員、日本写真文化協会員の小松豊さんは講評で「トリミングやシャッターチャンスを工夫すると、もう少し変わった写真が撮れたかなという点がある。デジタルカメラを使うと、もっと違った写真も入ってくるのでは。もっと大勢の方に応募してほしい」と話した。 -
未来技術セミナー
地域の産業を支援する県テクノ財団伊那テクノバレー地域センター(向山孝一会長)は17日、21世紀未来技術セミナーを駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。南信各地の金属加工企業経営者や技術者など約50人が集まり、「鍛造・金属プレス加工の最新技術動向」をテーマにした講演2題を聴いた。参加者は時折メモを取ったりしながら、専門的な内容の講義に真剣な表情で耳を傾けていた=写真。
独立行政法人産業技術総合研究所デジタルものづくりセンターの加工応用技術研究チーム長で工学博士の大橋隆弘さんは「鍛造・金属プレスに関連する技術戦略と新加工技術の動向について」話した。大橋さんは経済産業省の指針などを示しながら「日本の製造業の国際競争力向上のためには、大企業を支えている中小企業のものづくり技術の高度化が不可欠だ」と訴えた。
山梨大大学院工学総合研究部助教授で工学博士の吉原正一郎さんは「マグネシウム合金の将来予測とプレス加工」について話した。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会チャリティ芸能祭
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は17日、第9回チャリティ芸能祭を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員約360人が集い、単位クラブごとに歌や踊りなどの出し物を披露し合って楽しんだ=写真。開会に先立って、会員らの参加費から経費などを差し引いた6万円が駒ケ根市社会福祉協議会に寄付された。
ステージには会員らのグループが次々に登場して民謡や歌謡曲、童謡などを歌ったり曲に合わせて踊ったりしたほか、三味線や太鼓などの見事な演奏を披露した。演奏が1曲終わるごとに会場のあちこちから「うまい」「いいぞ」などと大きな声援と拍手が飛んでいた。 -
小松養蜂園で蜜(みつ)ろうのえと作り始まる
12月を前に17日、伊那市御園の小松養蜂園で来年のえと「亥(イノシシ)」を模った蜜ろうのオブジェづくりが始まった。赤や黄、緑など、鮮やかな色をしたイノシシたちが、徐々に迫っている新し年の足音を告げている=写真。
えとの蜜ろうづくりは12年目。毎年袋詰め作業などを伊那市共同作業の家に依託し、12月ころから市役所などで販売。収益を共同作業の家の利用者に還元している。
約3年前からは、型抜き作業の一部を共同作業の家の利用者も手伝っており、この日も2人の利用者が、代表の小松実治さん(74)から、やり方の指導を受けた。
今年は大小2種類の型を作り、小さい方は子どものイノシシを模った。小さいものには芯(しん)を通したものもあり、ロウソクとして用いることもできるようになっている。
出来上がったイノシシを見た利用者たちは「かわいい」「親子みたいでいい」などと話していた。
今月下旬に市内の共同作業所の利用者が袋詰めを行い、12月から販売を開始する。ふれあいバザールなどでも販売する予定。
問い合わせは伊那市共同作業の家(TEL73・2489)へ。 -
特別養護老人ホーム「みすず寮」のお年寄りに、伊那北小の児童がピアニカ演奏と合唱をプレゼント
音楽通じてお年寄りと交流しよう竏窒ニ、伊那北小学校の6年生70人が17日、伊那市美篶の特別養護老人ホーム「みすず寮」でピアニカ演奏と合唱を披露した。児童らは軽快な曲や昔懐かしい童謡など5曲を演奏し、お年寄りを楽しませた。
人権週間に合わせた取り組みの一環。6年生では、世代も生活も異なる年長者との交流を通して普段の生活では学べない多くのことを学ぶため、みすず寮での演奏会を企画した。児童らは、5年生の時から学年全体でピアニカ演奏を練習しており、学外の音楽祭でも演奏を披露した経験があるが、福祉施設での演奏は初めて。同施設に勤務した経験のある職員から話を聞き、どんなことをすればお年寄りらが喜ぶかなども考えた。
この日は『翼を下さい』『Sing Sing Sing』『ふるさと』など、さまざまな曲調の5曲を演奏。ピアニカ演奏は、リズミカルな音楽と共に演奏パフォーマンスも披露し、会場をわかせた。
涙を流しながら演奏に聞き入るお年寄りもおり、演奏終了後に「みなさんがこうして来てくれるのがありがたい。また来てね」などと語りかけていた。 -
はら美術で野溝嘉彦さんが個展を開催
山のある田舎の情景を描く洋画家・野溝嘉彦さん(70)=伊那市東春近=の個展が16日から、伊那市旭町のはら美術で開かれている。郷愁を感じさせる風景画約50点が、訪れた人の目を楽しませている。
一水会や日展などのへの出展してきた野溝さん。数年前から、多くの人に見てもらいながら作品を描いていきたい竏窒ニ、公募展への出展をやめ、各地で個展を開きながら製作活動を続けている。
今回は「やすらぎの風景」をテーマに、伊那路や木曽路、安曇野などを描いた新作を中心に展示。雪のある情景をとらえたものも多い。山間の集落が厚い雪に覆われている作品などは、そこにある人々の営みまで映し出しており、雪景色でありながら温かみを伝えている。
野溝さんは「かやぶきなどを中心とした田舎の原風景。見過ごされているような素晴らしい風景をもう一度見直してもらえれば」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。21日まで。 -
いも焼酎みのわ
ラベルに遊び心12月12日発売の上伊那産サツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」。箕輪町焼酎いも生産組合の「いも焼酎みのわ」はラベルに遊び心が隠されている。
昨年、焼酎用サツマイモ「黄金千貫」を栽培し、箕輪産いも焼酎第1号「いも焼酎 50周年“みのわ”」を限定販売した。
ラベルデザインの基本は昨年と同じだが、「みのわ」の文字が0・3ミリ太い。さらなる発展を願い1年ごとに「みのわ」の文字が少しずつ太くなる趣向。「長続きするように考えた」という。
2年目の今年は、黄金千貫使用「すっきりとした味わい」の緑ラベルと、紅あずま使用「まろやかな味わい」赤ラベルの2種類。1本1250円。「注文は早めに取り扱い店へ」と話している。
販売店はAコープみのわ店、Yショップすぎやま、こうじや酒店、若林酒店、良酒倉庫箕輪店、角太島田屋、ベルシャイン伊北店、ジャスコ箕輪店、ながた荘、ながたの湯。 -
小学校に自殺予告メール届く
伊那市内の小学校に16日朝、自称中学2年生から「死のうと思います」と、実行日17日午後5時を指定した自殺予告メールが届いた。市教育委員会は「(調査の結果)生徒を特定できなかった」としながらも、午後6時50分時点で、該当すると思われる中学校の2年生全員の帰宅を確認した。
メールは15日午後0時41分、携帯電話から小学校のパソコンに送信。メールには「中2です。小学校5、6年といじめにあって、先生にも伝えたけれど、聞いてもらえなかった。冷たいあの時の先生を困らせるために死のうと思います」とあった。
校長がアドレスに返信したが、すでに消され、連絡が取れなかった。携帯電話会社に依頼し、発信元を追跡している。
市教委によると、該当中学生約70人に対し、担任らが携帯電話の有無、いじめなどについて聞き取ったが、当時のいじめの報告はなく、当時の担任などからも「思い当たる節はない」と報告があった。
該当すると思われる中学校では17日朝、全校集会を開き、校長が生徒に命の大切さを訴えるなどの対応を取った。生徒たちは午後4時半まで学校にいたあと、担任の付き添いで下校した。
北原教育長は「各校へいじめには注意を払ってほしいと指示している。今後、いじめや虐待の相談体制を取りたい」と述べた。
いたずらの可能性があることについて、該当中学校長は「(いたずらであれば)教育活動を阻害することであり遺憾」とした。
メールを送信したと思われる中2生徒の出身小学校によると、5、6年生時に同生徒とかかわった教員から聞き取りをしたが、いじめの事実はなかったという。同校長は「これがいたずらであってほしいのが本心」と話している。