-
宮田村剣道部初けいこ
宮田村剣道部(松崎友善部長)は14日、今年の初けいこを宮田勤労者体育センターで行った。小学生から一般の部員と指導者ら約30人が参加し、気合を込めて竹刀を振るった。穏やかな晴天で冷え込みはさほどないものの、はだしの部員らには床の冷たさがこたえる様子。部員らは寒さを吹き飛ばそうと大声で「面」「胴」などと掛け声を掛けながら、きびきびと素振りや打ちこみなどのけいこに励んでいた=写真。
松崎部長はあいさつで「今日の良い天気にありがたいと感謝する気持ちが大事。そして感謝に報いようと互いに努力することが剣道では大切だ。自分の目標に近づくようしっかり頑張れ」と呼び掛けた。部員を代表して小松弘明君(6年)が「一日一日のけいこを大切にして剣道に励もう」と新年に当たっての決意を述べた。 -
飯島の道の駅で鏡開き
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で行われていた新春恒例の「ジャンボ鏡もち重量当てクイズ」が14日締め切られ、もちの計量と当選者発表が行われた=写真。計量の結果、正解は20・2キロ。535通の応募のうち、ピタリ賞は同町などの5人だった。当選者には賞品として切りもち2・4キロとリンゴ3キロ(計約2万3千円相当)が贈られる。
100号の鏡もちは計量後、早速小さく切り分けられ、汁粉にして来場者らに振る舞われた。折り良く訪れた家族連れなどが思わぬご馳走に舌鼓を打ちながらもちをほお張っていた。 -
「金のえと」クイズ当選者に賞品贈呈
飯島町のショッピングセンター・コスモ21(宮沢和男理事長)は14日、イノシシを描いたパネルに貼った硬貨の総額を当てる「金のえとクイズ」の当選者への賞品贈呈式を同店内で行った。正解の2万3千円を当てた応募者はなかったため、正解を超えないうちで最も近い金額を回答した同町内の小林百合子さん(75)にパネルがプレゼントされた。小林さんは「縁起が良いのでこのまま部屋に置いて飾りにするつもり」と話している。このほか、正解に近い金額を回答した応募者にCDラジカセ、オーブントースターなどの賞品が手渡された。
-
【記者室】たこ揚げ、たこ作り
南箕輪村公民館は毎年1月、たこ作り教室を開く。今年は参加者がわずかだったが、皆でダイヤだこ作りに熱中した。家で挑戦したがうまくいかず、作り方を学びにきた親子。5歳の女の子が、紙を張ったり竹ひごにボンドを塗ったりと、とても楽しそうにしていた▼ダイヤだこは、障子紙と竹ひごなど身近な材料で、障子紙の切り残しなどの無駄もなく手軽に作れるという。たこを買ってしまえばそれまでだが、作ることがまた面白い▼近年「たこ、たこ、揚がれ」の歌を耳にすることが少なくなった。子どもがたこ揚げする姿を見ることも極まれ。寂しい気がしていたが、自らたこを作って遊び楽しんでいる親子がまだまだいるんだなと、ちょっぴりうれしくなった。(村上裕子)
-
飯島町消防団出初め式
消防団(下平昌男団長)は14日、出初め式を行った。暖かな日差しが降り注ぐ中、下平団長以下団員180人がJR飯島駅前から町文化館までの通りで勇壮な分列行進を行い、町民に団の意気を示した。広小路では高坂宗昭町長らによる観閲を受け、一糸乱れぬきびきびとした歩調を見せた=写真。
町文化館で開かれた式典では消防功労者らに対する表彰が行われた。高坂町長は式辞で「分列行進での規律正しい団員の姿に心強さを覚え、感動した。皆さんの日ごろの活動に心から敬意と感謝を表する。団の活動は安心・安全のまちづくりに欠かせないもの。そのために今後もより一層の精進をお願いしたい」と激励した。 -
中沢区設立記念式典
1月1日に12区を1区に統合した中沢区(木下眞区長)は14日、設立記念式典と祝賀会を中沢公民館で開いた。関係者約90人が出席して、統合までの苦労を振り返るとともに、新しい区のスタートを祝った=写真。木下区長は式辞で「明治27年に設立して以来113年の歴史がある中沢の区制を発展的に解消し、幾多の困難を乗り越えてようやく新区が誕生した。だが目的は統合ではない。これからの区の発展のため、多くの課題に正面から取り組んでいきたい」と決意を述べた。記念公演として中沢小学校合唱団がステージに立ち、童謡や合唱曲など7曲を歌って、めでたい門出を祝った。
中沢地区では人口減少や道路整備の遅れなど、旧区ごとの格差が大きくなったことなどから、従来からあった統合に向けての議論が04年から本格化。区制検討委員会、統合推進委員会、区設立委員会と段階を踏んで話し合いを進め、今年1月に統合にこぎつけた。 -
駒ケ根市スポ少交流大会
駒ケ根市スポーツ少年団は14日、第18回交流レクリエーション大会を駒ケ根市民体育館で開いた。12団から団員ら約450人が参加し、団対抗でキンボールを楽しんだ。団員らは団の練習とは違った気楽な表情で、歓声を上げながら楽しそうにボールを追っていた=写真。競技終了後には各団が入り交じって景気よくもちつき。日ごろ顔を合わせることのない他団の団員らとの親ぼくを深めた。
競技に先立って開かれた開会式で、駒ケ根ライオンズクラブ(服部信彦会長)から活動費10万円が団に寄付された。 -
伊那市の「羽広の獅子舞」 優雅に雌雄舞い合わせ
雌雄2頭の獅子が舞い合わせることで全国的にも珍しいとされている「羽広の獅子舞」が14日早朝から、伊那市西箕輪羽広地区であった。出発点となる羽広観音仲仙寺で、舞い合わせを披露。訪れた見物人の目を楽しませた=写真。
家内安全や五穀豊穣(じょう)などを願う羽広の獅子舞は、400年近く引き継がれている小正月の伝統行事。仲仙寺より南地区が雄獅子、北地区が雌獅子を操り、舞い合わせの後、1頭ずつに分かれて各地区の個人宅でも舞を披露して歩く。「剣の舞」「豊穣の舞」など5つの舞で構成され、派手な動きが多い雄獅子に比べ、雌獅子はゆっくりとした動きが多いという。
日の昇る前の寒い時間帯にもかかわらず、2頭の舞を一目みようと地域住民やアマチュアカメラマンなどが大勢駆けつけ見入った。
羽広獅子舞保存会の城取誠会長は「今年は雄と雌の息も合っていて、よい舞だったと思う」と話した。 -
獅子舞 担い手不足が深刻
伊那市高遠町上山田引持(伊藤裕偉常会長、34戸)で、獅子舞の担い手不足が深刻になっている。13日夜のお日待ちに合わせた獅子舞では、初めてOBの協力を得て舞った。「地域の宝」を守ろうと、本年中の保存会立ち上げに向けて動き出す。
獅子舞は、地元に住む30歳以下の男性が祭事のメンバーとなり、地域の祭りや敬老会などで披露。年々、メンバーは減少し、昨年は2人のみで、舞えなくなった。そこで、30縲・0歳代のOBに声をかけ、人員を確保。仕事の都合もあり、1週間前の日曜日を利用してけいこした。
お日待ちの会場となった地元集会所には、地域住民40人余が集まった。
無病息災や五穀豊穣を願い、悪魔払いを披露。ひょっとこが登場し、笛と太鼓に合わせた舞いに、会場から「花」が飛んだ。
祭事長の前田健次さん(28)は、メンバー全員が獅子を操れるわけではなく、舞い手がいなくなれば、後に続かない実態を指摘する。
伊藤常会長は「年齢を問わず、幅広く会員を募りたいと考えている。本年中に形づくりたい」と述べ、近く、常会内に専門の委員会を設置する考え。
十数年前、獅子舞を復活させた飯島町の梅戸神社獅子舞愛好会。笛や太鼓は、ほとんど子ども衆が担っている。会員確保は課題で、宮下千昭会長は「伝統を守るには、氏子の協力がなければできない」と話す。 -
羽広の獅子舞
2頭の獅子が舞い合わせることで全国的にも珍しいとされている「羽広の獅子舞」が14日早朝、伊那市西箕輪羽広地区であった。出発点となる羽広観音仲仙寺では、雄雌2頭の獅子が舞い合わせを披露。訪れた見物人の目を楽しませた=写真。
家内安全や五穀豊穣などを願う羽広の獅子舞は、同地区で400年近く引き継がれている小正月の伝統行事。仲仙寺より南地区が雄獅子、北地区が雌獅子を操っており、舞い合わせの後、1頭ずつに分かれて各地区の個人宅でも舞を披露して歩く。「剣の舞」「豊穣の舞」など5つの舞で構成されており、派手な動きが多い雄獅子に比べ、雌獅子はゆっくりとした動きが多いという。
日の昇らない寒い時間帯であるにも関わらず、2頭の舞を一目みようと地域住民やアマチュアカメラマンなどが大勢駆けつけ、舞に見入っていた。
羽広獅子舞保存会の城取誠会長は「今年は雄と雌の息も合っていて、よい舞だったと思う」と話していた。 -
高遠町文化センターで新春百人一首大会
伊那市の高遠町文化センターで14日、新春百人一首大会があった。町内をはじめ、上伊那各地から21組63人が集まり、お手つきをしないように用心しながら、読み上げられた札を取り合った=写真。高遠町図書館主催。
開館以来20回目となる取り組み。伝統文化に触れる機会が少なくなる中、新年の遊びを通して日本の美しさや情緒に触れてもらおうという願いが込められている。今年は、旧伊那市内や、南箕輪村や宮田村からの参加もあった。
小学3、4年生、小学5、6年生、中学生以上の3部門に分かれ、トーナメント方式で対戦。3人一組でチームを構成して参加した。
中には家族でチーム参加して息のあったコンビネーションを見せるチームや、上の句が読み上げられるのと同時に下の句の書かれた札をとる小学生もおり、周囲を楽しませた。
入賞者チームは次の通り。
◇小学校3、4年生の部(1)若葉1(本田峻太、前田かのん、坂井政仁)宮田3(2)ドラゴンズ(田中拓海、佐藤司、松下凌大)箕輪北3(3)フラッシュ(竹内一平、春日優美、松下志帆)宮田3
◇小学校5、6年生の部(1)あおぞらA(坪木沙歩、三沢彩貴、丸山晴香)西春近北6(2)ビクトリー(馬場清秀、中谷梨沙、三沢恭佑)西春近北5(3)ケヤキッズ(唐木雄飛、橋本紗季、宮下静玲菜)西春近北5
◇一般(中学生以上)の部(1)CROSS(伊藤菜月、北沢瑞、唐木美咲)春富中1(2)朝山花(油井瞳、原彩佳、柳沢史佳)高遠中1(3)拓健(三沢健斗、三沢拓也、三沢正美)伊那市福島 -
新春将棋大会
日本将棋連盟上伊那支部(林朝治支部長)は14日、新春将棋大会を伊那市の中央区公民館で開いた。小学生から有段者まで約20人が集まり、新年の初対局に臨んだ=写真。
顔合わせの意味を込め、例年開催している大会。普段は、ほかの関係団体が主催する大会に参加することが多いが、この大会は支部の主催で開いている。
今年は有段者以上のA組に8人、1級以下のB組に9人、小学生を対象とするC組に5人が参加。さまざまに対局を繰り広げ、1位3位を決定した。
同支部では大会のほかにも、子ども将棋教室にも取り組んでおり、こうした大会に参加する子などを中心に、年々レベルも上がっているという。 -
イーナちゃんマレットゴルフクラブが初打ち
伊那市の有志でつくる「イーナちゃんマレットゴルフクラブ」(会員約160人、池上為夫会長)は14日、2007年の初打ち大会を伊那市東春近の榛原河川敷マレット場で開いた。約90人が集まり、雪の残る中久しぶりのプレーを楽しんだ=写真。
同クラブは、本格シーズンとなる3月縲・2月には月3度、年間約30回の大会を開催しているが、冬期はプレーオフとなるため、個々で練習や交流試合を重ねている。初打ち大会は毎年のイベントで、年初めのプレーを楽しみながら会員相互の交流を深めている。
今年は6日に予定していたが、大雪が降って延期となり、例年より少し遅い開催となった。
だいぶ解けたものの、コースには雪が残っており、多くの参加者が雪の壁に苦戦。「雪がなければいいのに」などと話しながら、いつもと違うコースを楽しんでいた。
同クラブは31日まで新入会員を募集している。
問い合わせは事務局(TEL72・4513)へ。 -
2006/07V・チャレンジリーグ男子バレーボール伊那大会
2006/07V・チャレンジリーグの男子バレーボール伊那大会が14日、伊那市の勤労者福祉センターであり、集まった1千人以上のファンが、白熱した試合に声援を送った=写真。日本バレーボールリーグ機構など主催。
今シーズンからチャレンジリーグとしてスタートした2部リーグの開幕戦2日目。リーグ参加9チームのうち、前日に高森町大会で対戦した東京ヴェルディ、富士通、FC東京、近畿クラブスフィーダの4チームが、対戦相手を変えて5セットマッチで試合を展開した。
東京ヴェルディ対富士通で行われた第1試合は、1、4セットを富士通が、2、3セットを東京ヴェルディが取る目の離せないゲームとなったが、安定した攻守で最終セットを勝ち取った東京ヴェルディが連勝を飾った。
FC東京対近畿クラブスフィーダで行われた第2試合は、スピードのあるサイド攻撃で試合のペースをつかんだFC東京がストレートで3セットを先取。辰野町出身で岡谷工業高校を卒業した中谷宏大も、リベロとして出場し、チームの勝利に貢献した。 -
長谷村商工会が3商工会の合併を決議
伊那市の長谷村商工会(橋爪將司会長)は14日、臨時時総会を開き、高遠町商工会、西春近商工会との合併を賛成多数で決議した。
昨年10月に合併の調印を交わした3商工会は、今月20日までにそれぞれの地区で臨時総会を開き、合併を決議する。長谷村商工会は、最も早く臨時総会を開く運びとなった。
橋爪会長は「長谷村商工会は小さいながらも加入率75%というまとまりがある良い商工会だった。今日は解散総会をするわけだがみなさんのご巧妙な判断を仰ぎたい」と語り、4月からスタートしようとしている新体制を説明。会員らは、効率的で効果的な事業運営を目指す新体制の趣旨を挙手により決議した。
宮下市蔵長谷総合支所長は「大きな時代の変化の中での決断だと思う。基幹産業である農林業が衰退する中、商工会のみなさんが旧長谷村を支えてくれた。合併による弊害への懸念もあると思うが、みなさんが原動力となる新しい商工会に期待したい」と語った。 -
宮田小3年「若葉1」が伝統の百人一首大会で優勝
宮田村宮田小学校3年生の有志が14日、3人1組の団体戦で競う伊那市高遠町図書館が開いた新春百人一首大会低学年の部に出場。本田峻太君、前田かのんさん、坂井政仁君で組んだ「若葉1」が接戦の末、見事に優勝を果たした。入学当初から百人一首に力を入れてきた同学年。初の対外試合に緊張感もあったが、普段の実力を発揮して、新たな自信をつかんだ。
宮田小3年の3チームを含む上伊那各地の10チームが「源平」ルールにより、トーナメント方式で対戦。
「若葉1」は順調に勝ち上がったが、箕輪北小(箕輪町)の3年生チームとの決勝は息詰まる熱戦となった。
最後の1枚まで争ったが、相手のお手つきで勝負あり。運も味方にして、20回目を迎える伝統の大会を制した。
宮田小3年は隔月に全員参加で百人一首大会を開催。名人を頂点に、勝利するごとに階級をあげる「名人、クイーン戦」を行なっている。
若葉1の本田君、前田さん、坂井君はその戦いで、常にトップ3の座を守り続ける・ス名人・ス。それでも初めての対外試合に、緊張と戸惑いもあった。
しかし、いざ試合が始まると集中力は抜群。臆することなく、他校の子どもたちと戦った。
3人は優勝の充実に感に浸りながらも、「今度やる時は、もっと大差をつけて相手を倒したい」とどん欲だ。 -
なごみ家で「繭玉」づくり
宮田村の福祉交流施設なごみ家で15日、小正月の伝統行事「繭玉」づくりが行なわれた。利用者や地域住民約30人が参加。にぎやかに昔ながらの風習を満喫し、無病息災などを願った。
地域の伝統や風習に詳しい大田切区の酒井昌子さんを講師に迎え、全員で挑戦。米の粉を丸めてこねて、繭の形に似せた団子を白とピンクの2種類仕上げた。
高さ約2・5メートルのサカキとヤナギの木の枝に丁寧に刺して、立派な飾りが完成。
木片に13本の線を書く鬼を追い払うおまじないの「鬼木」も用意し、「今年も良い1年になるぞ」と笑顔がこぼれた。
「昔はどこの農家でもやった行事。今は何か機会がないと難しいが、みんなでやると楽しいねぇ」と参加者。
残った繭玉はおしるこに入れて、新年の味で会食も楽しんだ。 -
伊那市マレット協会・92人が快音・熱戦
伊那市マレットゴルフ協会(諸田秀会長)は13日、同市美篶の南割河川敷マレットゴルフ場で、本年度の初打ち大会を開いた。3市町村合併に伴い高遠町、長谷地区からも新会員19人を迎え、92人がコース上に初打ちの快音を響かせた。
諸田会長は「マレットゴルフのマナーを守り、健康に気を付けて今年度も楽しくプレーしてほしい。初打ちにふさわしい結果が出ることを期待する」とあいさつ。熱戦を終えた会員らには、ダルマ1個の記念品が贈られた。
同協会は、1縲・2月、月2回の例会など、年間約30回の大会を予定している。
結果は次の通り。
▽男性 (1)宮下近夫106(2)赤羽篤108(3)伊坪寿勝110(4)網野信一郎、酒井重雄、田中豊文113(5)小沢恒二郎、宮下昭喜、諸田秀114(6)赤羽貞雄115
▽女性 (1)林清子104(2)浅野八重子114(3)平沢祐子115(4)網野さだ子、池田紀子、城鳥和子116(5)佐藤美知、鈴木よしゑ117(6)山崎和子118
▽ホールインワン 池上猛、春日初夫、山崎広美、浅野八重子(2回)、城鳥和子 -
駒ケ根市の町一区子ども会お汁粉会
駒ケ根市の町一区子ども会(中嶋真由美会長)は13日、今年最初の行事、お汁粉会を区内の赤須町地域交流センターで開いた。親子ら約70人が参加し、母親らが愛情込めて作った甘い汁粉をたっぷりと味わった=写真。子どもたちは「甘い」「おいしい」と言いながら無中になって汁粉をほお張り「たくさん作ったからいっぱい食べてね」との呼び掛けに応えて何杯もお代わりを繰り返していた。
汁粉ができるまでの間、子どもたちは紙芝居を見たり、数人ずつ集まってトランプやかるた、百人一首などで遊ぶなど、歓声を上げながら正月の一日を楽しく過ごした。
汁粉会は子ども会が創設された1975年の翌年から30年以上にわたって途切れることなく続いている正月の行事。時に雑煮会に形を変えながらも、毎年連綿と受け継がれてきている。 -
ガールスカウトがミャンマーへ送るピースパック作り
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は13日、ミャンマーの難民キャンプの子どもたちに送る「ピースパック」の袋詰め作業をした。年長園児から高校生まで約25人のスカウトが集まり、鉛筆やノート、色鉛筆などを1セットとしたピースパック45袋を作り上げた=写真。
取り組みはガールスカウト日本連盟が取り組む「ピースパックプロジェクト」の一環。同プロジェクトは、世界には生活に困窮する人がいる事実を知るとともに、互いに助け合いながら生きていくことの大切さを学ぶために行っており、各団がそれぞれピースパックを作成している。
長野第26団では、昨年12月に実施したフリーマーケットで得た収益金でピースパックに詰める文具を購入。中高生が中心となり、英語で書いたメッセージカードを添えた。
スカウトらは袋に入れる文具がきちんとそろっているを確認しながら、一つひとつ袋詰めにしていた。
ピースパックは2月の始めころ、ミャンマーへと発送する。 -
「能装束講座」駒ケ根高原美術館で
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は文化庁芸術拠点形成事業「室町時代から平成へ竏駐坙{文化の普遍性と能装束の美」の一環として13日、滋賀県の浅井能楽資料館館長で山口能装束研究所長の山口憲さんを講師に招いての能装束講演会「日本人の原点に迫る竏瀦カ様に見る心模様」を同館で開いた。市内の中学生と一般約70人が参加し、能装束の歴史や製法、色彩などについて実際に能装束に触れながら講義を聞いた=写真。山口さんは「能装束は世界に誇れる日本の素晴らしい伝統文化だ」と強調した上で、源氏と平氏など役の上での装束の違いや、観世流や宝生流など流派による違いなどについても詳しく説明した。
講演後、中学生は講演で聞いた能のイメージを絵画に仕上げるワークショップにも挑戦した。
同事業では喜多流能楽師を招き、能装束を着けて舞を披露するなどの能装束講座を2月4日に開く。
同館では特別展「能装束展」が3月4日まで開かれている。入場無料。午前9時30分縲恁゚後5時。特別展期間中は常設展の入館料も割引料金(大人500円、大学・高校生300円、中学生以下無料)となっている。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
かるた大会、中川図書館
中川村図書館(杉沢かおり館長)は13日、新年恒例のかるた大会を開いた。園児から小学生、大人まで約40人が参加、園児、小学校低学年、同高学年、百人一首の4グループに分かれ、5種類のかるたと百人一首を使い、2-3回戦の合計点で競った。
かるたは「犬も歩けば棒に当る」で始まる昔なじみの犬棒かるた、「どこでもドア」「竹コプター」など便利な道具が登場するドラえもんかるた、「せんにんはなんにん、1人でもせんにん」など言葉の遊びが楽しいダジャレかるたなど。
子どもたちは職員が読み上げると、すばやく、札の上を視線を走らせ、「あった!」と手を伸ばした。中にはお手つきをし、1回休みになったり、同時に手を伸ばし、札の上に手を重ねるなど、白熱した展開になった。
各部門の優勝者は次のみなさん(敬称略)
▽保育園の部=原ほのか▽小学校低学年の部=米山圭輔▽高学年の部=若林幸佑▽百人一首=大竹竜馬
) -
書初めと繭玉づくり
飯島町歴史民俗資料館飯島陣屋は13日、書初めと小正月の伝統行繭玉づくりをした。
町内を中心に近隣から約30人が参加、いろりばたで、飯島陣屋友の会の会員から、繭玉の言われなどを聞きながら、米の粉をこね、ゆで、もう1度しっかりとこね、手の平で丸め、まゆの形にした。
出来上がった繭玉はサカキの木に飾ったり、もち帰り用に小枝に数個ずつさした。
また、堀越康寛さん(教委職員)を講師に、書初めもあり、丁寧に墨をすり、手本を見ながら、「初夢」「大地」「もち」「水」など好きな言葉や字を書いた。堀越さんは「墨をすって、心を落ちつかせ、気持ちを字に込めるといい作品になる」と話していた。 -
郷土史クラブがほんだれ様作り
箕輪町の小学4年生から6年生の有志で活動する郷土史クラブが13日、小正月の伝統行事「ほんだれ様」作りを体験した。五穀豊穣を願い、町郷土博物館の玄関前にまゆ玉などを付けて飾り付けた。
ほんだれ様は1月8日の「初山」に、薪を取りに山に行き、今年も薪が取れるようにとの願いと、作物の五穀豊穣を願って行ったもので、20日まで飾る。町内の農家も昔は飾っていたが、現在はほとんどやっていないという。
自宅に毎年ほんだれ様を飾っている下古田の丸山平治さん(67)の協力で、薪の中心にサカキを立て、子どもたちが紅白のまゆ玉をミズブサの枝に付けた。もちを竹の先につけた稲の花、アワとヒエの穂に見立てたヌルデの枝も飾って仕上げた。
子どもたちは飾り付けが終わると、新たにまゆ玉を作って食べたり、枝に付けて家に持ち帰る飾りも作った。
博物館では20日までほんだれ様を飾る。 -
北小河内漆戸の小正月行事「大文字」
箕輪町北小河内の漆戸常会は13日早朝、小正月行事の「大文字」を地区内の道祖神のある辻に飾り付け、今年1年の平穏無事を祈った。
大文字は一年の平穏無事、無病息災、五穀豊穣の願いを託す伝承行事で、町内では大出上村地区の大文字と同様に98年に町文化財の指定を受けている。
大文字は、大明神ののぼり枠を利用して立てた。頂上に木製の赤い太陽を据え、御幣、松、サカキ、色紙で作った花を等間隔で飾っている。花は8日に常会で手作りした。
15日朝に大文字の降ろし作業をし、飾りの花を常会の36軒が3本ずつ持ち帰り、縁起物として玄関に供える。 -
宮田村で小正月の伝統行事「しし追い」
宮田村町一区で13日夕、小正月の伝統行事「しし追い」があった。子どもたちがヤナギの棒で羽子板を打ち鳴らし、各戸を訪問。玄関先で「ししおいの唄」を元気に歌い、地域の安全、無病息災を願った。
害を及ぼす動物を追い払い、農作物の豊作を祈願するのが由来。「鳥追い」とも呼ばれ、かつては村内の多くの地区で14日に行なわれていたが、近年は減ってきている。
町一区も20年ほど中断していた期間があったが、前回「亥年」だった12年前の1995年に復活。今も育成会、PTAが協力し、小学生が参加して伝統を受け継いでいる。
午後5時前に子どもたち約50人が集まり、7班で区内を巡回。
「ししやい、とりやい・・」と独特の調子で歌い、ヤナギやネムの木でつくった鵬遣棒(ほうやりぼう)を叩いてリズムを取った。
厄除けしてもらった家主が子どもたちにお菓子を手渡すのが恒例。「今年も良い1年を迎えられそうだ」と元気な姿に目を細めた。
14日には町二区が「しし追い」、河原町、駒が原などでは「鳥追い」として行なう。 -
フラワーアレンジメント教室「Harvest(ハーベスト)」主宰
箕輪町
北原百美さん「フラワーアレンジメントを装飾よりインテリアにしたい。人間の基礎になる生活が潤っていると人にもやさしくなれるし、頑張れるので、元気の出るアレンジを研究していきたい」
カントリースタイルが好きで愛読していた雑誌で、ドライフラワーのアレンジメントを知った。東京・自由が丘のデポー39(05年閉店)に通い、5年前に資格を取得した。
勉強する前は、ドライフラワーは「枯れた花」というイメージを持っていたが、生の花が咲いているのかと見惑うほど鮮やかで、自由自在に形を変えられることに新鮮さを覚えた。「素朴で、生の花のイメージでありながら強くない。ずっと前からそこにある感じ」。そんな魅力にひかれた。
その後、花本来の美しさが長く保たれ枯れないプリザーブドフラワーが世の中に紹介されるようになり、プリザーブドフラワー「ブーケ」のディプロマも3年前に取得した。
「花があると気持ちが優しくなる。素朴さの中から生まれる温かさがある。日常、ちょっと疲れても癒される暮らしになって、花があることで張りが出て、前向きな気持ちが持てるようになった」。花に関わるようになって心にも変化が生まれた。
友人に贈った花を見た人が「習いたい」とやってきたのを機に教室を主宰。収穫を意味する「Harvest(ハーベスト)」を教室名にした。作品も収穫だが、心にも栄養を得てリフレッシュしてほしい-との思いを込めた。
協会には属さず、「作品を見ていただいて、これを作りたいと来てくださるのが一番」と宣伝はしていない。「隠れ家っぽいところでちょっとだけ自分にいいものを作って帰る。ちょっとした幸せみたいでいいですよね」。口コミで広がり生徒は40人ほどいる。
ドライフラワー、プリザーブドフラワー、木の実やリボンなど身近にあるものを自由にアレンジする独自のスタイル。「家になじむ雑貨のイメージで自然に作る」ことを最も大切にしている。
「使いたいメーンの花が一番かわいく見えるように考え、野原に自然に花が咲いているように作る。決まった形がないので、切りすぎても付け足すこともできる。工作に近い感じですね」
作品は出来立てのよさもあるが、年月を経て増す味わいもあり、少しずつ作り直す楽しみもある。
好きなのは黄色や茶色でシンプルなものだが、「満足してもらえないと悲しいので…」と、教室では生徒の好きな花、色を使ってもらうようにしている。
受注で新築祝いや花嫁のブーケ、成人式用の髪飾りなどを作る。プリザーブドフラワーのブーケを式後に小さいブーケと卓上飾りに作り直して長く楽しむことも提案している。
「好きで始めたことが、皆さんに気に入っていただけた。気負わないのがうまくいく秘訣ですかね。この世界はもっと奥が深い。今まではカントリーにこだわってきたけれど、いろいろな可能性があるので、プリザーブドフラワーで幅を広げて、いろんな色を試したり、今はあまりない種類の花に挑戦していきたいですね」(村上裕子) -
地球の会が結成竏駐・M地球議定書竏窒フ策定に向けて動き出す
市民レベルから温暖化防止に働きかけよう竏窒ニ13日、南信地区の市民有志による「地球の会」が発足した=写真。「身近で簡単、すぐに効果が見える」をキーワードに、気負いせずに誰もが取り組めるエコ活動を実践・模索。それを一般市民へと普及することを通じて、個人レベルでの環境問題意識を高めていきたいと考えている。
当初メンバーは上下伊那を中心とする10人で、木工職人、農業者、学生、NPO関係者など。07年度末までには具体的活動を目標をまとめた「南信地球議定書」を策定し、批准した個人に実践してもらおうと考えており、会員は議定書の目標策定に向けて、勉強会や具体的なエコ活動を実践していくが▽自分たちやその家族の間で実践する「勝手にサマータイム」▽二酸化炭素を減らすことに役立つ植物を植える竏窒ネど、身近でできることを中心としている。
また、個人で実践する目標も一つだけ設定し、年度末に成果を報告し合う。
寺平秀行代表は「今までこうした問題に関心の無かった人に関心を持ってもらうことが今年最大の目標。徐々に活動の輪を広げていきたい」と語った。
第1回勉強会は2月ころを予定している。
会に関する問い合わせは地球の会(TEL70・5728)寺平代表へ。 -
寒さ忘れて初げいこ、宮田村公民館少林寺拳法教室
宮田村公民館の少林寺拳法教室は12日夜、新年の初げいこを村武道館で行なった。寒さも忘れて、子どもたちが気持ち新たに心身の鍛練に励んだ。
凍るような畳の上で、子どもたちはさっそく座禅。姿勢を正して、自己の内面を見つめる「鎮魂行」から始めた。
入念に柔軟体操。体をほぐしてから、気合を入れて型の反復練習をした。
今年は少林寺拳法が創始して60周年。各種大会も数多く開かれ、同教室も参加を予定している。
指導する鈴木英仁さんは「子どもを取り巻く問題がおきている今、心と体をつくる少林寺拳法を広く知ってもらいたい。親子でも一緒に気軽に参加してもらえたら」と話す。
練習日は毎週金曜日の午後7時から同武道館で。新メンバーも随時募集している。問い合わせは鈴木さん090・1543・3763まで。 -
地域づくり支援事業、新年度も継続へ
宮田村は、住民の自主的なむらづくりに15万円を上限に補助する「地域づくり支援事業」を新年度も継続する。・ス協働・スの柱として導入した同事業も4年目を迎えるが、さらに地域に密着した活動を掘り起こし、支援していく考えだ。
同事業は本年度も12日現在で37件の申請があり、規定を満たした34件を認定している。
村内11区全てが活用し、道路修繕、公園整備など使い道も多彩。村から資材購入の支援を受け、作業は住民が協力してあたる姿が各所でみられるようになってきた。
また、子どもの安全が危ぐされるなか、南割区、大田切区、新田区などは通学路の安全確保に支援事業を活用し、見通しの悪かった場所の木々の伐採、車止めの設置などを行なっている。
村の文化遺産を後世に継承しようと取り組む「宮田城址保存会」は、同城址の保存事業に活用。
その他にも、住民交流促進や男女共同参画、次世代育成など、文化、福祉面にも及び、効果を出している。
村は2月から新年度の受け付けを開始するが、あわせて県の「地域発元気づくり支援金」の相談取り扱いにも乗っている。
「ぜひ、より多くの地域に密着した団体に活用してもらい、一緒にむらづくりを進めていきたい」と村総務課。問い合わせは同課企画情報係85・3181まで。