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原油高騰で入浴料の値上げを検討
伊那市議会全員協議会が12日開かれ、市は使用料や補助金の見直し、羽広荘改修工事の概要など5項目を報告した。
新年度の予算編成に当たり、使用料・扶助費・補助金の見直し事項として▽文化体育施設の使用料は、市外の個人が1・2倍、団体が2倍に引き上げ、市民と差をつける▽高齢者介護慰労金支給事業の給付対象から要介護1・2を除外する▽補助金は06年度の10%以上を削減する竏窒ネどを挙げた。温泉施設の入浴料は原油高騰に伴い、値上げする方向で検討している。一方、少子化対策で不妊治療費助成事業など充実させる。
建築から30年以上が経つ羽広荘の改修工事は、トイレ付きの客室を設定するなど観光宿泊施設として集客を図る。
改修は、1階フロント周辺の整備、全客室(19室)への洗面台設置、洋室の設定、エレベーターの設置など。南アルプスの景観が眺められるように、段差の解消や東側のサッシを更新する。
1月末にプロボーサル選考によって設計業者を決定し、3月末に設計を完了。準備が整い次第、工事請負業者を選定する。工事費は1億5千万円以内の条件を付ける。
工事期間は5月連休明けからを予定。
工事費は、事業主体の伊那市総合開発が民間資金を借入れて調達。借入金の返済は市が元利償還金の半分を負担する。
宿泊料を4段階設定に見直すことで、05年度実績から試算し、年間2千万円の増収を見込む。
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伊那市選挙管理員会は12日の市議会全員協議会で、投票所の閉鎖時刻を17カ所で繰り上げるとした。
投票所71カ所のうち、長谷の浦が4時間、高遠の山室、松倉などが1時間と現行6カ所で繰り上げ措置をとっている。合併によって投票箱の開票所到着が開票時刻直前になってしまい、事務処理に支障が出ている。そのため、直線距離10キロの区域外に当たる11カ所を新たに加える。
浦は区制廃止で、杉島に統合することを検討する。
市選挙管理委員会で決定後、4月8日の県議会議員選挙から適用。
また、選挙ポスター掲示場の設置個所も県選管と協議が整い次第、461カ所から296カ所に減らす。 -
【記者室】旬のものは旬に
自宅の軒下にずらりと並んだ凍み大根や凍りもち…。近年では、作る家庭が少なくなったという。温かい日差しを受けながら、年配者が作業を進める▼「昔はいろりの回りで、夜なべ仕事にしたもんだ」「紙が貴重で、もちをくるむときは書き終えた帳面を使った」と思い出話が次々と出てくる。保存することができ、重宝がられる食材。「昔の人の知恵だねぇ」。近くの農産物直売所に出すと、すぐに売り切れてしまうそうだ▼スーパーマーケットなどへ行けば、一年中、野菜が買える時代。便利なのだが、それが当たり前になると、だんだん季節感がにぶる。旬のものは旬に食べる。栄養価も高く、体にも良い。それが1番。(湯沢康江)
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上伊那教職員美術展
第33回上伊那教職員美術展は14日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。小・中学校の美術科担当教諭らでつくる上伊那美術教育研究会(三澤久夫会長)の主催。
20縲・0歳代の会員27人が一人、1、2点ずつの計42点の絵画、デザイン画、石こう像を出品。休日の研修会や教職の合間の少ない時間の中で制作した力作が並ぶ。児童・生徒、その保護者らが会場を訪れている。
伊那谷や安曇野などの山や川の風景画のほか、家族などの人物画、花を描いた静物画など、題材は幅広い。油彩や水彩、パステルなどの画材それぞれで技法も違うため、来場者は各作品を比べながら眺めている。
会員の一人、土屋雅敬教諭(西箕輪中学校)は「作品を普段、見てもらうことがない保護者や地域住民の人たちに見てもらい、自分たちのことを知ってもらいたい」と来場を呼び掛けている。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時30分。 -
月刊誌「伊那路」通巻600号達成
上伊那郷土研究会(伊藤一夫会長、会員750人)が発行する月刊誌「伊那路」が通巻600号を達成した。郷土研究者らの発表の場として昨年12月で創刊満50周年を迎えた。600号では、これまでの半世紀の歩みを特集。2月3日には、記念公開歴史講演会を予定している。
1957(昭和32)年、郷土の歴史を中心に自然、地理などの研究者らが集まり同会を発足し、創刊。会員らが研究成果を寄稿し、1カ月に一回、毎号約千部を発行してきた。これまでの特集では、郷土の偉人や災害などについて掲載。昨年は7月豪雨災害、権兵衛トンネル開通なども取り上げた。
地域文化の発展に貢献し、郷土史の百科事典的な役割を果たしている伊那路。伊藤会長は「600号続いたのも発行に携わる人たちの熱意があったから。今までの蓄積が郷土の文化的な宝になってくれれば」と話している。
記念講演会は午後1時から、伊那市駅前ビルいなっせで開く。国学院大学教授の倉石忠彦さんが、同誌創刊に尽力した宮田村出身の民俗学者・向山雅重さん(1904竏・0年)について語るほか、前上伊那郷土研究会長の竹入弘元さん、県立歴史館専門主事の田村栄作さんの講演もある。公聴無料。
問い合わせは、上伊那郷土研究会(TEL78・6719)へ。 -
伊那技専メカトロニクス科2年 技能検定2級合格
南箕輪村の県伊那技術専門校(石川秀延校長)のメカトロニクス科2年の学生8人が今年度前期実施の国家資格技能検定2級に合格した。同資格の取得は中級技能者レベルを示し、企業にとって即戦力となる目安。就職活動への効果があるという。
実務経験が3年以上必要だった受験資格が、04年度から技専の2年制在学中に取得可能となった。同校は、同科のカリキュラムを見直し、地元産業で最も需要のある「普通旋盤」「数値制御(NC)旋盤」「電気系保全」の計3種での技能検定2級の受験を必須とした。
同科の学生10人。合格者8人は普通旋盤の技能検定に合格し、その内6人はNC旋盤でも合格した。電気系保全の受験は1年生の時に7人が取得している。
技能検定2級は「就職後の社員教育制度の中で受験するのが一般」(同校)。団塊の世代の大量退職で問題となる「後継者不足」といった社会問題に対し、若年者の技術レベル向上のためにもカリキュラムを見直したという。 -
伊那西スケート場 待望の滑走
伊那市ますみケ丘の伊那西スケート場が13日、今季オープンした。開場から3時間で、地元住民ら約100人が利用。暖冬の影響で初滑りができないでいた人々の表情にやっと笑顔が戻ってきた。営業は2月4日まで。
近くの小学生や保護者のほか、松川町の常連客も来場した。伊那西小5年の大野田真二君(11)らは「やっと冬がきた」と滑走を満喫。「イナバウアー」と叫んで、鬼ごっこなどをして楽しんだ。
冷え込みは続かないものの雪が凍り滑走可能となり、前年度と比べ18日遅いシーズン入り。「今月いっぱいは子どもたちに乗せてあげたい」と管理人らは、今後の冷え込みを期待する。
開場は午前7時縲恣ッ10時、午後6時縲恣ッ9時の一日2回。入場料は小学生以上200円。問い合わせは、伊那西スケート場(TEL78・7597)へ。 -
タオル切りボランティア
箕輪町のデイサービスセンターゆとり荘で使う古タオルの準備を手伝おうと、町社会福祉協議会の呼びかけに応じた地域住民が11日、町福祉センターでタオルを小さく切る作業に取り組んだ。
ゆとり荘では、古いタオルを住民から提供してもらい、小さく切って利用者の介助をはじめさまざまな場面で利用している。
本年度は、昨年の災害時にも提供があったため多くの古タオルが集まった。切る作業が追いついていないこともあり、住民がちょっとしたボランティアに参加するきっかけ作りも考えて、町社協の地域ふれあいグループが初めてタオル切りボランティアを募集した。
好きな時間に都合のつく時間だけ-と呼びかけたところ、午前中に5人、午後に7人が訪れた。
タオル切りは、フェイスタオル8等分の大きさに切る。厚手のタオルやバスタオルのように大きなサイズもあり、何枚も切るのは大変な作業だが、参加者は「少しお役に立てれば」と、同じ思いで集まった人たちと話をしながら次々とタオルを切っていた。 -
南箕輪村図書館に正月飾り
南箕輪村久保の橋爪純子さんが手がけた正月飾りが、村図書館に飾られ、利用者を迎えている。
橋爪さんは、ボランティアで村図書館に手作りの季節の飾りを届けている。
今回は、正月らしく松、竹、紅白の梅、南天、椿などを丸木に生け込み、千代紙で折った鶴をあしらった飾り。長く鑑賞できるよう造花も使って仕上げている。
図書館の入り口正面に飾られ、館内は華やいだ雰囲気。訪れる人の目を楽しませている。小正月の15日ころまで飾る予定。 -
人権擁護委員に委嘱状
駒ケ根市の人権擁護委員4人のうち12月31日で任期が切れた下島大輔さん(68)=中沢=の退任に伴い、新たに委員となった上村秀一さん(61)=中沢=への委嘱状伝達式が12日、駒ケ根市役所で行われた。法務大臣名の委嘱状を中原正純市長から受け取った上村さんは「これから委員の仕事を勉強し、これまでの経験を生かして誠実に対応していきたい」と抱負を述べた。任期は09年12月31日までの3年間。
2000年11月からの2期6年間を務めて退任した下島大輔さんには感謝状と記念品が贈られた。 -
駒ケ根東中入学説明会
駒ケ根市の東中学校(小木曽伸一校長)は12日、07年度入学予定の小学校児童と保護者を対象とした説明会を同校で開いた。参加者らは中学での生活、学習、規則や入学までの準備などについて担当教諭らの詳しい説明を受けたほか、授業参観や給食の試食、制服の採寸なども行った。児童らは明るい笑顔で給食を食べながら、もうすぐ入学する中学への期待を膨らませていた=写真。
東中への来年度入学予定者は中沢小の34人、東伊那小の20人のほか、本来なら赤穂中に入学するはずの赤穂南小からの希望者2人を加えた計56人。希望者に東中への入学を認める指定学校変更の特例措置は昨年度、竜東地区からの入学者だけでは現行の1学年2学級が1学級となってしまうことから市教育委員会が初めて実施した。07年度は竜東地区だけで2学級編成に十分な入学予定者があったが、翌年度以降も当面続けていく方針であることから今年度も実施した。 -
駒ケ根市第1回区長会
駒ケ根市は12日、07年第1回の区長会を市役所で開いた。市内各区の新区長16人が出席。中原正純市長はじめ市の幹部職員らと初の顔合わせをし、担当課長らから行政全般にわたっての説明を受けた。全地区の区長会長には小町屋の竹村幸茂さんが、副会長には中沢の木下眞さんと東伊那の市村善弘さんがそれぞれ選出された。竹村さんは「力不足だが1年間精いっぱい頑張りたい」とあいさつした。
中原市長は「1年間お世話になるが、協働の地域づくりを進めるためにリーダーシップを発揮してほしい」と述べた。
今年から中沢の12区が統合されたため、市内の区は16となった。
06年の各区長は次の皆さん。
◇赤穂地区▽南割=大森實雄▽中割=倉田隆之▽北割二=小町谷紀幸▽北割一=小林祥宏▽小町屋=竹村幸茂▽福岡=水田敦郎▽市場割=渋谷宣吉▽上赤須=入谷隆夫▽下平=中坪博和▽町一=下島賢治▽町二=柏原孝從▽町三=中坪兼吉▽町四=林富士男▽上穂町=井上利雄
◇中沢地区▽中沢=木下眞
◇東伊那地区▽東伊那=市村善弘 -
商工会新年会で役員功労、永年勤続従業員を表彰
宮田村商工会は12日、新年祝賀会を商工会館で開いた。役員功労表彰として、奥田憲一監事が全国商工会連合会長表彰を受章。小田切洸さん、鈴木正文さん、塩沢一美さん、北原健一さんも同じく県商工会連合会長表彰を受け、伝達した。会員企業永年勤続優良従業員127人も表彰した。
会員、来賓約100人が出席。前林善一商工会長は「景気の良さを実感できるのは一握りの人たちだけ。格差拡大景気だが、みんなで厳しい局面を乗り越えていこう」と年頭のあいさつをした。
席上、役員功労と永年勤続従業員のうち全国商工会連合会表彰の40年から30年の対象者には、前林会長から表彰状が伝達された。
30年以上の永年勤続表彰者は次の皆さん、カッコ内は所属事業社名(25年以下は後日掲載)。
【40年】藤木正臣、市村豊明(以上タカノ)酒井英世(日本発条)【35年】鈴木俊見、宮沢勝、近藤修一、伊東作二、向山和孝、小林美春、原田茂、山崎一郎、西幅正一、唐沢光人(以上タカノ)小田切武(マスダ)滝沢俊明、河合和子、池上弘一、吉沢吉人、高橋一郎、平沢昭人、桑沢繁夫、矢沢克巳(以上日本発条)松下良兼、酒井正和(ティービーエム)山岸守(上林工務店)【30年】菅原秀美、伊藤金義(以上タカノ)松下梅子(松下金属工業)尾崎正己(ティービーエム) -
伊水会新春書作品展
上伊那の書道家らでつくる伊水会(千葉耕風代表)は14日まで、「新春書作品展」を伊那市駅前ビル「いなっせ」にある2階ロビー展示ギャラリーで開いている。小品を中心とする29人の50作品が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同会は例年、「伊水会展」と題して会員の作品発表を行っているが、新春作品展を催すのは初めて。散歩がてらに足を運んでもらえるような気張らない作品展にしよう竏窒ニ、これまでの書き溜めた作品の中から気に入ったものを出展している。
漢字、仮名、隷書、墨象など、さまざまな書体を用いた作品が並び、“書の年賀状”という意味合いで、今年のえと「亥(イノシシ)」をテーマとした作品も多い。
千葉代表は「生活の中に入っていくような書を中心とする気軽な作品展。墨象は墨と筆でつくる絵画的な面白さもある。ぜひ足を運んでほしい」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
JA上伊那、赤字部門を中心として事業見直しへ
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の「07年役職員新年の集い」が11日夜、伊那市の県伊那文化会館であり、宮下勝義組合長は赤字部門を中心に事業見直しを進めることを明らかにした。
年頭あいさつに臨んだ宮下組合長は、農業の劇的な変化と共にさまざまな問題に直面している現状に触れ「今年は生産体制の確立と基盤づくりに真剣に取り組んでいかなければならない」と発言。その具体策の一つとして、収支の合わない事業を見直す方針を示した。しかし、営農技術員などは現状を維持し、食の供給地としてのブランドづくりを促進。「全体としては拡大基調で見直しが進むようにしたい」とした。
支所機能についても迅速な対応を可能とするために見直しを進め、08年から新体制でスタートしたいとした。
式典では、永年勤続者の表彰があったほか、落語家・三遊亭楽太郎さんによる講演もあり、参加した役職員は志を -
高校入学者選抜第2回予定調査結果
長野県教育委員会は12日、07年度高等学校入学者選抜の第2回予定数調査の結果を公表した。
調査は昨年12月20日に実施したもので、前期選抜、後期選抜それぞれについて志望校1校を調べた。
上伊那では進学校を中心に普通科人気が高く、伊那市の伊那北高校では、募集定員240人のところ前後期合わせて384人が志願を予定している。また、第1回調査の時と同様に上伊那農業高校などの専門学科でも志願予定者数が募集定員を超えている。
県内の06年度中学校卒業見込み者数は2万1818人で前年度より149人減少しているが、高校志願予定者数は2万1565人で前の年を12人上回っている。 -
来年度から副市長2人体制へ
伊那市は来年度、収入役を廃止し、副市長2人を置く方針を示した。12日、市議会の会派代表者会議で説明した。
副市長に、酒井助役、白鳥収入役をあてる考え。収入役の廃止で、会計管理者に、特別職でない部長級の一般職員を任命する。
地方自治法の一部改正に伴い、マネジメント機能の強化を図る。副市長は、市長の補佐や市長権限に属する事務の一部の委任を受け、政策や企画をつかさどる。定数は条例で定める。
小坂市長は、合併後の調整や企業誘致などを挙げ「市長を補佐する仕事がハードになっている。できたら副市長2人を置きたい」と理解を求めた。
委員は、複数に対する考え方や2人の事務分担、県内の実態などを質問。
小坂市長は「事務分担は、おおまかに内務と外務の形を考えているが、きちんと整理したい」と答えた。報酬額は「同じ職務で差をつけるのはいかがなものか」と述べ、助役に合わせたいとした。
1月下旬縲・月に開く特別職報酬審議会で諮問し、答申を受けて、2月下旬の市議会で関係条例を提案する。
報酬額は、助役が76万8千円、収入役が68万1千円となっている。 -
南ア世界自然遺産登録へ
南アルプス世界自然遺産登録に向け、29日、長野県連絡協議会を立ち上げる。12日、伊那市役所で設立準備会=写真=があり、「自然遺産」で進めていくことを確認した。
運動は静岡県、山梨県、長野県の10市町村で展開。長野県は飯田市、伊那市、富士見町、下伊那郡大鹿村の4市町村で、伊那市が取りまとめ役を務める。
準備会には、県内4市町村の首長、議長、担当課長ら約20人が出席。
世界遺産やこれまでの経緯など説明を受け、連絡協の規約、事業案、経費負担などを協議した。
小坂市長は「登録までの道のりは長いと思うが、運動の過程が重要。諏訪、上・下伊那など巻き込みながら、運動を展開したい」と述べ、南アを見直すきっかけになることに期待した。
2月末には、3県の関係市町村で推進協議会を立ち上げる予定。
南アは、標高3、000メートル級の高山が連なり、日本を代表する山岳景観を有する。ニホンカモシカやライチョウなど30種類以上が確認されている。キタダケソウなど植物も多数存在するが、シカの食害が深刻になっている。 -
そり教室
中川村の中川西小学校は12日、駒ケ根高原スキー場で1、2年生のそり教室を開いた。
1、2年生36人は舟型のそりに、1人乗り、2人乗り、後ろ向き、時には3連結とつながって滑った。「スピードが出過ぎる」「3回も転んでしまった」などと、歓声と悲鳴を交互に上げながら、そり遊びに熱中した。
この日のゲレンデは積雪60センチ、パウダースノーでコンディションは最高。同校のほか、赤穂小学校、辰野東小学校のスキー教室とあって、ゲレンデは小学生で貸し切り状態だった。 -
干支にちなみウリ坊パンが新発売
飯島町七久保の道の駅、花の里いいじまのパン屋「ブレッドいいちゃん」は干支にちなみ、イノシシの子、ウリ坊をデザインした「ウリ坊パン」を新発売した。
中身はチョコクリーム、目や愛きょうたっぷりの鼻、独特の縞模様はチョコレートで書いた。
12日は町内の全保育園の給食に提供。園児らは「かわいい!」「食べちゃうのがもったいない」と言いながら、頭からパクついていた。
ちなみに値段は1個110円。 -
伊那市消防団 参与会を発足
伊那市消防団(田畑安彦団長、1156人)は9日、高遠町・長谷村と合併により誕生した新団以前の各旧市町村の団長経験者を集め、団の活動に助言を与えることを職務とした参与会を発足した。市役所で委嘱式などがあり、会長に御子柴龍一さん、副会長に馬場市衛さんを選出した。
委嘱したのは就任の同意を得た23人。この日は、そのうち12人が出席し、田畑団長から委嘱状を受け取った。田畑団長は「地元の地理に詳しい皆さんから指導を頂くことで、災害が起きても迅速な対応ができると思う。皆さんの活躍を期待したい」と話した。
御子柴会長は「私たちの仕事は現職の皆さんを補佐し、地域住民の財産保全などを助けること。親ぼくを深めるとともに新伊那市消防団の手助けをしていきたい」と就任のあいさつをした。
参与会は、合併前、後の団長経験者が対象。今後は年2回の定例会で団幹部と親ぼくを深めながら意見交換をするほか、団行事にも参加していく。 -
子育て学級
お正月行事や遊びを紹介箕輪町の町公民館子育て学級は11日、町文化センターでお正月遊びの羽根突きを見たり、紙飛行機を飛ばして遊んだ。
年明け最初の学級で、お正月にちなんでスタッフが羽根突きを披露。かわいい絵が描かれた羽子板も紹介した。羽根の玉になるムクロジの種も、実際に実を割って中の種を見せると、子どもたちは興味津々に見ていた。
鏡開きの日だったことから、鏡もちを割っておしるこなどにして食べることも紹介。きなこ、あんこなどさまざまなもちの食べ方が描かれた絵本も見た。
子どもたちは羽根突きの代わりに風船突きをしたり、リトミックで縄をジャンプして飛び越したり、元気に体を動かした。紙飛行機作りでは、お母さんと一緒に広告紙で作り、飛ばし方を教わって何度も何度も飛ばして遊んだ。 -
ポコリットみなみみのわ
松寿荘でハーモニカ演奏南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」(高嶋一人代表)は10日、デイサービスセンター松寿荘を訪問してハーモニカ演奏を披露した。
地域貢献活動として04年の会発足当時から続けている訪問。夏と冬の年2回で、例年のクリスマス会を今年は新春訪問にし、8日からの3日間と25日からの3日間の計6日間。
「南箕輪村民歌」の合奏に始まり、お正月らしく「一月一日」、「雪」や「冬景色」など季節の曲を次々と演奏した。会員9人の息の合った合奏のほか、独奏で「祝い酒」「わたしの城下町」も披露した。
歌詞を書いた模造紙を準備し、演奏に合わせて利用者に一緒に歌ってもらう趣向で、利用者は大きな声で歌ったり、皆の歌と演奏を聞きながら楽しんでいた。 -
無理心中の被疑者2人送検
11日、駒ケ根署は6月に駒ケ根市赤穂の駒ケ根高原別荘地内道路上に止めたワンボックスカーの車内で小学4年生のさやかさん(当時9)を道連れに無理心中を図った殺人の疑いで、父親の京都市の無職中道哲朗容疑者(当時57)と、知り合いで住所不詳無職の石田正夫容疑者(当時59)の2人の書類を被疑者死亡のまま長野地方検察庁飯田支部に送った。
同署の調べによると2人は6月18縲・2日午前までの間に駒ケ根高原別荘地内の道路上に車を止め、車内に置いた七輪で豆炭を燃やして一酸化炭素中毒による無理心中を図った疑い。 -
「能装束展」駒ケ根高原美術館で
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は特別展として文化庁芸術拠点形成事業「室町時代から平成へ竏駐坙{文化の普遍性と能装束の美」を同館別館で3月4日まで開いている=写真。江戸時代の伝統の技法で製作された貴重な唐織、長絹、厚板、面、腰帯、鬘帯など、めったに目にすることのできない能装束約160点を展示しているほか、製作課程のパネルなども展示中。入場無料。
午前9時30分縲恁゚後5時。特別展期間中は常設展の入館料も割引料金(大人500円、大学・高校生300円、中学生以下無料)となっている。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
駒ケ根高原スキー場で小学校スキー教室始まる
駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場で今シーズンの小学校スキー教室が始まった。快晴に恵まれた11日は赤穂南小学校の5・6年生が教諭らに引率されて白銀のゲレンデを訪れ、早速雪の上にシュプールを描いていた。
色とりどりのスキーウエアに身を包んだ児童らは能力別に分かれてインストラクターの指導を受けた。初級クラスでは緩やかな斜面を使い、スキーをハの字に開いて曲がるボーゲンなどの練習を繰り返した=写真。最初はこわごわ滑っていた児童らも雪の感触に慣れるにつれ、スピードを上げて長距離を滑り下りたり、歓声を上げて友達同士で競争したりするなど、スキーの楽しさを満喫していた。
同スキー場には3月にかけ、地元の上伊那のほか、中京方面などの小学校も続々とスキー教室に訪れる。 -
はつらつ手良塾が裁判員制度の学習会
伊那市手良地区住民でつくる「はつらつ手良塾」は10日夜、09年度までに導入される「裁判員制度」の学習会を手良公民館で開いた。塾生や地区住民など約15人が集まり、新しい制度への理解を深めた=写真。
同塾で裁判に関する学習会を開くのは3回目。昨年12月には実際に刑事裁判の傍聴もしており、今回は学習会を実施。DVD(音声デジタル・ディスク)で裁判員に選ばれた場合の流れを学んだ後、長野県地方裁判所伊那支部の庶務課長・桜井郁夫さんから、裁判員制度が導入された経緯などを学んだ。
参加者からは「これまで難しい問題は専門家に任せるというのが一般的だったと思うが」などといった質問があり、それに対し桜井さんは「これまではそういう機運の中、裁判が行われてきたのは事実。その一方で国民から離れた存在となり、手続きが長期に及ぶなど、国民感情にそぐわない弊害も出てきた。裁判自体簡単とは言わないが、法律はみなさんの常識でできているもの。それを適応してもらい、判断してほしい」と呼びかけた。
はつらつ手良塾は、手良地区の60代のメンバーを中心として構成する公民館クラブ。地域には気力、体力、時間的余裕のある60代世代もおり、地域の中核的役割を担っている人も多いが、この世代は公民館活動と疎遠になりがち。そこで手良公民館は昨年、新規公民館事業として「はつらつ手良塾」を発足した。地域の課題や歴史などをテーマに、塾生らが主体的に学んでいる。 -
富県小学校で食育カルタ
正しい食事のあり方について学ぼう竏窒ニ11日、伊那市富県小学校の1、2年生が、「食育カルタ」に挑戦した。
同校では今年、給食週間に合わせて学年別の食育講座を開くことを決め、昨年県や食に関連するボランティアなどで発足した「上伊那食育キャラバン隊」を招いた。同キャラバン隊は、これまでも地区の公民館などから依頼を受け、食育の大切さを伝えるための情報発信をしてきたが、小学校での講座は今回が始めて。この日は、伊那保健所の清水昭子さんと県栄養士会伊那支部の富永志のぶさんが訪れ、1、2年生を対象に「食育カルタ」を実施した。
最初に、清水さんと富永さんは50音のカルタを読み上げながら食事のマナーや朝食の大切さなどを説明。その後のカルタ大会では、チームごとに分かれて対戦。1、2年生がペアとなり、先ほど学習したばかりのカルタを「はい」と元気良く取っていた。 -
上農高校に武蔵野市立第三中学校からお礼状が届く
上伊那農業高校園芸科学科食用植物コースの2年生の元へこのほど、12月始めにデザインアップルなどを贈った東京都武蔵野第三中学校の中学生からお礼状が届いた。
上農高校では9年前から、「セカンドスクール」として農業体験に訪れる第三中学校の生徒らを受け入れている。昨年5月も、中学生約100人が同校を訪れ、各のコースの2年生が体験学習をサポート。食用植物コースでは、2年生14人が初めてリンゴの摘果を体験する中学生を指導した。
そのリンゴを11月末に収穫し、10キロ詰め5箱を中学校へと贈ったところ、大判の模造紙に中学生一人ひとりのメッセージが書かれたお礼状3枚が届いた。
礼状には「おいしいリンゴをありがとうございます」「来年もおいしいリンゴを作って届けてください」など、思い思いの言葉が書かれており、高校生もそのメッセージを笑顔で眺めていた。
2年生の宮下未来さん(17)と小川愛美さん(16)は「中学生は土にも慣れていなかったので、教えるのは大変だったが、仲良くなれて良かった」と話していた。
今後、2年生は写真付きで第三中学校へ手紙を送ることを予定している。 -
【記者室】大学教授のセクハラ
駒ケ根市にある県看護大学の教授が女子学生にセクハラ行為をしたとして停職3カ月の処分を受けた。大学によると教授は数回にわたり、研究室や講師宿舎で学生の肩を露出させたり後ろ向きにひざに座らせたりして、胸や腹などを触ったようだ▼多くの生物にとって種の保存は自分一個の生命よりも重大なもので、極論すればそのためだけに生きているともいえる。この教授も毎日若い女性ばかりに囲まれているうち、ついフラフラと本能に流されてしまったのだろうか▼オスとしての強い本能を持った結果と考えれば哀れでもあり、同情もしたいが、やはり人間ならば理性で押さえられるはず。まして教授の地位を利用しての行為とあっては冗談や笑い話では済まない。(白鳥文男)
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伊那食品工業がくぬぎの杜を整備
伊那食品工業は、伊那市西春近の本社近くにある建設業者の旧社屋を買い取り、「くぬぎの杜(もり)」として整備した。会議などで使うほか、生涯学習の場として希望者に開放する。
敷地面積は1万1200平方メートル。2階建てで、延べ床面積は2400平方メートル。1階に海藻残さを有機肥料に野菜を作る「ぱぱ菜農園」の事務所と海藻倉庫、2階に大ホール(470平方メートル)、小ホール、会議室などを設けた。施設周辺のクヌギ林も整備した。
買収や駐車場整備を含めた改装費は約2億円。
塚越寛会長は「勉強したいという意識を持っている団塊の世代がいる。有効に使ってもらえるよう、安い料金で貸し出す」と話している。
すでに絵画教室の申し込みが入っている。
問い合わせは、伊那食品の総務(TEL78・1121)へ。