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飯田・伊那地区少年野球大会 伊那市で熱戦展開
第5回飯田・伊那地区少年野球大会が7、8日、伊那市の富士塚スポーツ公園グラウンドなどであった。=写真。両地域のスポーツ少年団などが白熱のトーナメントを繰り広げた。飯田・伊那地区少年野球連盟(宮原崇連盟会長)の主催。
野球の試合を通じて、互いの地域の児童たちの交流の和を広げることを目的とした大会。毎年交互に行き来して開いている。
初日は、上伊那8チーム、下伊那8チームの計16チームが同グラウンドと美篶スポーツ公園で1、2回戦を戦った。児童たちは友人や保護者の声援を受けながら、全力で走ったり、打ったりして勇姿を見せていた。
8日は、手良総合グラウンドで準決勝、決勝戦を開いた。
結果は次の通り。
(1)伊那北スポーツ少年団(2)伊那中部スポーツ少年団(3)竜東スポーツ少年団、伊那スターズ -
日本舞踊「泉舟流」が発表会 優雅な踊りで観客魅了
日本舞踊「泉舟流」の発表会が7日、伊那市駅前ビルいなっせであった。同市を中心とした約80人の社中らが日々の練習成果を披露した=写真。会場には立ち見客を含め、約300人が詰め寄せる盛況ぶりを見せた。
数年おきの開催で今回は4年ぶり。演歌に合わせて36プログラムの日本舞踊を2部構成で見せた。豪華な衣装を着飾った出演者らは扇子などの小道具を使った、優雅な踊りで観客を魅了した。
会主の泉舟寿恵さんは「日ごろの努力の成果を見てほしい。皆、年は取っても楽しく踊りを続けていきたいと思っている」と話していた。 -
駒ヶ根東が男女とも準優勝 荒神山継走大会で健闘
第32回長野県中学男子・第25回長野県中学女子荒神山継走大会は8日、辰野町の荒神山スポーツ公園陸上競技場を発着点とする特設コースで開き、上伊那勢では駒ヶ根東が男女とも2位と大健闘した。特に男子は大会新となる53分12秒の好記録だった。赤穂も女子が3位と健闘したが、昨年優勝の男子は4位だった。
県内全域から男子28チーム、女子17チームが出場。1周(区間)2・5キロの起伏のあるコースを各チーム5人の選手がたすきをつないでタイムを競った。
上伊那陸上競技協会などの主催。
男子は1区で駒ヶ根東の福沢潤一が飛び出し、強豪松川に29秒の差をつける区間総合優勝の走りで中継。2区の宮脇千博、3区の小林純平も区間2位の走りで1位を保った。4区久保田光も区間2位と健闘したが松川に1位の座を奪われ、5区天野努が2位のままゴールした。
女子は1・2区で強豪菅野(松本市)が首位に立ったが、駒ヶ根東の1区篠田美樹、2区青木美智子がぴったり追走。3区で寺平稚博がついに菅野をかわして首位に立った。4区竹村知世も区間1位の力走で5区北原成美へ。1年の北原は経験不足もあって首位を菅野に明け渡したが、初の大きなレースで堂々区間3位の走りを見せた。
駒ヶ根東陸上部顧問の竹田正樹教諭は「男子は競り合いになった時にハートの弱さが出たが、ほぼ思い通りのレース運び。女子はレギュラー2人を欠いたが、全員自分の力以上のものを出し、層が厚くなったことを確認できた」と分析。陸上部主将の青木美智子選手(3年)は「目標は全国大会。県中学駅伝(11月)でライバルの菅野、山辺(松本市)と競っていけばなんとかなる」と力強く語った。 -
きものフェスティバル
新伊那市誕生記念の冠イベント「きものフェスティバル竏窒ォもので咲かせよう、新伊那市の華」が8日、伊那市生涯学習センターであった。
「たんすに眠っているきものをよみがえらせよう」をテーマに、世界に誇れる民族衣装を身近に感じてもらうねらい。全日本きものコンサルタント協会員・田中きもの学院(田中政子代表)=西春近=の設立30周年記念を兼ね、地元で初めて開いた。
イベントは「花嫁衣裳の着装」「江戸期の帯結び」など5部構成で、市内や近隣市町村から公募したモデルを含めて26人が出演した。
「花結びファンタジー」は、伊那のツツジ、高遠のサクラ、長谷のクロユリと旧市町村花を創作し、帯結びで表現。花びらの形を整え、めしべやおしべを加えて細かく仕上げた。
また、きものを着る喜びと楽しさを伝えようと、公募した小学生に着付けを指導。ステージ上で、一人ひとりが着装した。
田中代表は「きものを着た生活が日本の伝統文化を継承する実践であると思う」と話した。 -
殿村八幡宮で例大祭
南箕輪村の殿村八幡宮で8日、例大祭があった。奉納相撲大会や子どもみこしなどにぎやかに繰り広げられた。
奉納弓道大会は境内にある矢場で開催。9回目を数え、村弓道クラブ員や村民6人が参加した。1人12射で、28メートル先の的をねらった。
神社林に囲まれた境内は肌寒かったが、参加者は競技に集中し、1回に2射ずつ矢を放った。
境内の土俵で、小学生を対象にした奉納相撲大会があったほか、子どもみこしは北殿と南殿で各2基が半日をかけて区内を練り歩いた。
春から、健全な神社林のため、ヒノキや赤松などを間伐したことで、境内が明るくなった。 -
歌のつどい
発足35周年を迎えた県内の声楽研究グループ「ベッラ・ヴォーチェ」は7日、県伊那文化会館で「歌のつどい」を開いた。2年ぶりの演奏会で、会員は日ごろの勉強成果を堂々と披露した。
今回はイタリアやドイツのオペラなどに加え、日本歌曲の良さを伝えたいと「紅葉」や「故郷」など「ふるさとの四季より」を盛り込んだ。
ソプラノ独唱が中心で、バリトン独唱、ソプラノ二重唱など14のプログラムを展開。会場に美しい歌声が響き渡り、一曲ごとに拍手が送られた。
メンバーは地元をはじめ、松本市、諏訪市、飯田市などの音楽教室の指導者や学校の音楽教諭など13人。「ベッラ・ヴォーチェ」はイタリア語で「美しい声」を意味し、月1回、東京芸術大学名誉教授岡部多喜子さんの指導を受けている。
岡部さんは「一人として同じ声はない。その人の特徴を生かしながら、楽しく、一生懸命歌っている」と話した。 -
実りの秋に歓声
かかし隊、稲刈りに力あわせ農作物の栽培を通じて季節の行事も味わう宮田村公民館の親子学級「われら、かかし隊」は7日、稲刈りを行った。鎌を使って手作業で収獲。心地良い汗を流し、実りの秋を喜んだ。
同隊は町3区の休耕地を借りて野菜などを栽培。水田もつくり、春に植えた稲も立派に成長した。
黄金色に垂れた稲穂に、子どもたちはニッコニコ。町3区の川手友幸さん、加藤政義さん、大田切区の田中一男さんらの指導で、親子一緒に力をあわせ収獲した。
昔ながらに、はざかけして乾燥。脱穀してもち米にし、来月の収獲祭で味わう。
作業後は、十五夜の郷土食「オカラコ」で昼食。地元に伝わる風習も体験し、秋の一日を満喫した。 -
秋を感じ、健康増進
町三区歩け歩け大会宮田村町三区の歩け歩け大会は8日、約50人が参加して開いた。秋の色を濃くする区内の小田切川から駒ケ原一帯をたどり、楽しみつつ健康増進を図った。
同区公民館分館の主催で、子どもから高齢者まで幅広く参加。約3・2キロのコースを一緒に歩いた。
木々が色付く駒ケ岳を望みながら元気に出発。稲刈りがほぼ終わった田園風景、天空広がる青空に本格的な秋の到来も感じつつ、ゴールを目指した。
宮嶋正明分館長は「体力を保つには、まず歩くことが大切。これを機会に体を動かして」と呼びかけた。 -
小さくても地域の団結キラリ
つつじが丘スポーツ祭、区民仲良く熱戦宮田村最小の行政区で世帯の8割以上が村営住宅入居者のつつじが丘区で8日、スポーツ祭が開かれた。日常的に顔を会わせる機会が少ないといわれる・ス団地住まい・スだが、330人ほどの区民のうち約70人が参加。子どもから高齢者まで多彩な競技に挑戦し、地域、隣近所の絆を深めた。
スポーツ祭は2年に1度の開催。誰もが楽しめる趣向を凝らした内容にし、異世代が一緒に競技を楽しむ光景もみられた。
観客席にはビニールシートをひき、隣近所が仲良く肩を並べて声援も。絶好の秋晴れのなか、和やかに進行した。
ジャンケンなどのゲーム要素もとり入れ、運動能力の高さだけでは勝てないように工夫。吹きつける強風も波乱を呼び、運も味方につけながら挑戦した。
「若い世帯も多く参加してくれた。顔をあわせることが少ない土地柄だからこそ、このような機会を大切にしたい」と川上勝区長。天高く響く歓声に目を細めた。 -
高遠高校で恒例の強歩大会
高遠高校で7日、恒例の強歩大会があり、生徒たちが里山を抜ける過酷なコースに挑んだ。
伊那市高遠町の学校を発着に、男子は長谷の非持山を通り、高遠町荊口の赤坂で折り返し。宮原から国道152号に抜け、中条集会所へ迂(う)回して戻る30キロ、女子は宮原で折り返す24キロ。 生徒たちは首にかけたタオルで汗を何度もぬぐいながら起伏の激しいコースを走ったり、歩いたりを繰り返して必死にゴールを目指した。ゴール後は保護者らが用意した豚汁を味わって、疲れ果てた体を休めた。
同校によると、強歩大会の初開催は1962(昭和37)年、「旧藩時代の先哲、坂本天山が門下生を駆けさせた」とされる、男子は杖突峠を越え、岡谷市の釜口水門から辰野、伊那を通る80キロ、女子は杖突峠登り口までの往復30キロがコースだった。71(昭和46)年から恒例行事として続けている。 -
明日葉の会がクッキングなどで交流
箕輪町内の一人暮らしの65歳以上を対象にした明日葉の会は5日、23人が参加し、町保健センターでクッキングとニュースポーツで交流を深めた。
一人暮らしをしている町民同士の情報交換や交流を目的に年3回開く。1回目はバスハイクに出かけた。今回が2回目で、町内の地区で3日間に分け10、13日にも開く。
料理でおいしい秋を満喫してもらおうと、「お手軽クッキング」を計画。野菜を多く使い、栄養のバランスを考えた「豆腐のステーキきのこソース」「里いものわさびマヨネーズ」「ヘルシー牛乳みそ汁」「ぎんなん入り炊き込みご飯」の4品を皆で協力して手際よく調理し、昼食に味わった。
参加者は「一人でぽつんと食べるよりおいしい。食欲が出る」「今日の料理を参考にしたい」と話していた。
町の栄養士による栄養講座のほか、心と体のリフレッシュのためニュースポーツにも挑戦し楽しく過ごした。 -
盆栽と山野草展
盆栽の愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長)は「第30回盆栽と山野草展」を7、8日の2日間、駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパ3階多目的ホールで開いている。約20人の会員が丹精込めて育てた盆栽とさまざまな山野草100点以上を展示しているほか、作品を格安で販売するチャリティコーナーもある。訪れた人たちは「見事なもんだ」「手入れが難しいだろうな」などと話しながら、一つ一つの作品にじっくりと見入っている=写真。チャリティ販売の売上は後日、市社会福祉協議会に寄付する。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(8日は午後4時)。 -
駒ケ根商工まつり
産業や技術、物産などをアピールする第50回駒ケ根商工まつり(駒ケ根市、駒ケ根商工会議所主催)が7、8日の2日間駒ケ根商工会館、三和森広場などで開かれている。企業や商店の製品や商品の展示のほか、体験、試食、販売コーナーなどさまざまなブースが会場いっぱいに設けられ、訪れた家族連れなどでにぎわっている。
商工会議所建設業部会が三和森公園で開いている親子木工教室では、小学生と保護者が本棚やいすなどを製作。市内の大工や建具職人の指導を受けながら真剣な表情でかなづちやのこぎりを振るった=写真。
駒ケ根工業高校は電子おもちゃ製作教室を商工会館で開催。「音の出る電子占い器」を作ろうと集まった小学生に、同校の生徒がはんだ付けや配線などを丁寧に指導していた。 -
消費生活展&環境・健康フェスティバル
「第20回消費生活展&環境・健康フェスティバル」が7日、駒ケ根市の総合文化センターで開かれた。各種団体による展示や体験コーナーのほか、幼稚園・保育園・学校の給食やおにぎりなどの試食コーナー、フリーマーケットやリサイクル品バザーコーナーなどが会場いっぱいに立ち並び、クイズラリーなども行われて、訪れた人たちで終日にぎわった。
健康コーナーでは、食事のバランスチェック、健康度の測定コーナーなどに多くの人が集まっていた。中でも学校給食の試食コーナーは詰め掛けた来場者の順番待ちの行列ができるほどの盛況ぶり=写真。
環境・暮らしのコーナーではごみの減量を訴える展示や環境ポスターや標語などの入選作品が展示されたほか、関心が高まっている地球温暖化についての展示やごみの分別体験コーナーなどに関心が集まっていた。 -
中沢小に還暦記念品贈呈
駒ケ根市の中沢中学校を1962(昭和37)年に卒業した同窓生らでつくる三七同年会(小牧一雄会長)は今年還暦を迎える記念として中沢小学校(北原三千生校長)にジェットヒーター1台(約25万円相当)を寄贈した。5日、小牧会長ら8人が同小を訪れ「皆が集まると話題はいつも当時の楽しかった思い出のこと。児童に少しでも喜んでもらえるとうれしい」と述べて北原校長に目録を手渡した=写真。北原校長は「母校を大事にするこの心を子どもたちに教えたい。大切に使います」と礼を述べた。
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伊那中央病院でまつり
伊那中央病院で7日、病院祭があった。「みつめよう自分の体と健康」をテーマに、骨密度測定や血圧測定など各種健康診断、病院紹介のパネル展示などを展開、訪れた地域住民らは地域密着型の病院に理解を深めた。
今回初めて設けた血液サラサラ検査には、定員30人を上回る117人から申し込みがあり、関心の高さをうかがわせた。食べすぎや飲みすぎで過剰に摂取した糖分や脂肪分が肝臓で燃焼しきれず、燃えかすとなり、血小板が固まると、血液が流れにくくなる。
参加者は一人ひとり採取した血液の流れを見ながら、臨床の検査科長の説明を受け、自らの食生活を見直した。
血液をさらさらに保つには、日ごろから野菜や魚を中心としたバランスのよい食事を心がけることが大事という。
南箕輪村沢尻の主婦酒井雅子さん(54)は「高脂血症と言われ、油ものから魚や野菜などをとるようにして、運動も心がけた。改善された結果が出たので、これからも続けたい」と話した。
また、病院紹介のパネル展示は「手術は年間2500件。手術室には、外の景色が見える、子どもの不安を除くためにぬいぐるみがある」と各病棟の様子や、糖尿病教育入院などが紹介された。
そのほか、きんさん・ぎんさんの密着取材などでおなじみのレポーター村上允俊さんの講演会「すこやかに美しく長生き竏瀦S歳までの長寿の秘けつ」、タオルや陶器など約500点がそろったバザーなどもあり、多くの人でにぎわった。
病院祭は例年開いているが、昨年から地域住民らが気軽に参加できる催し物を組んでいる。 -
南箕輪村で青色回転灯車の導入に向けた講習会
青色回転灯を設置した公用による村内の自主防犯パトロールを開始する南箕輪村は6日、庁内職員を対象とした講習会を開いた=写真。伊那警察署の西沢忠篤生活安全課長を講師に迎え、自主防犯の目的や不審者発見時の通報手順などを確認。村は今後、防犯部役員を対象とした講習会を開く予定で、地域住民にも青色回転灯車でのパトロールへの参加協力を求めていく。
青色回転灯車による自主防犯パトロールは上伊那を中心に浸透してきており、伊那署管内では現在、104台が導入されている。村でも他地域からの犯罪流入を防いだり、抑止することを目的として自主防犯パトロールの実施を決め、5、6日の2日間で庁内職員全員に対しパトロールの講習会を実施。
パトロールに利用する車は7台で、青色回転灯を常設している1台については、防犯部を中心とする住民にも貸し出し、協力しながら防犯に努めていきたいとしている。
パトロール開始は今月中の予定。 -
箕輪町の生涯学習まつり「まなびピア06」開幕
箕輪町の生涯学習フェスティバル「まなびピア06」が7日、町文化センターで開幕し、その第1弾となる「生涯学習町民のつどい」で、現在の箕輪中学校に当たる中箕輪尋常高等小学校が1913年に駒ケ岳集団登山で遭難した出来事を題材とした映画「聖職の碑」を上映。当時、子役として地元から出演した長岡在住の三井清一さん(40)によるエピソードトークもあり、参加者を楽しませた=写真。
生涯学習活動に携わる各団体が、一定期間にそれぞれの活動発表やイベント開催を行うフェスティバルで7年目。今年は11月末までの約1カ月半で、図書館や博物館を中心とした10事業を展開する。
桑沢昭一助役は「文化の香高い箕輪で、取り組み内容も充実してきた。みなさんの力で、その取り組みを一層高めてほしい」とあいさつ。
「聖職の碑」の撮影エピソードを語った三井さんは「消防ポンプの放水とファンによる暴風は容赦がなくて苦しんだ」などと話し、会場の笑いを誘った。 -
坂下神社例大祭
伊那市の坂下神社で7日、例大祭の宵祭りがあった。子どもみこしが練り歩いたり、境内に出店が並んだりして多くの地域住民らが集った。
子どもみこしには、区内の小学生23人が参加。坂下神社を発着点に、昼食を挟み、約4時間かけて5町内を回った。一時、雨に降られたものの、太鼓と笛の音に合わせ「オーヨ」と声をかけながら、車輪つきのみこしをひもで引いて歩いた。
そのほか、小学校5・6年女子8人による浦安の舞、坂下区有志「睦(むつみ)会」の大人みこしもあった。
夕方からは、境内に焼きそば、バザーなどの出店が並んだ。
8日は本祭りがある。 -
国立信州高遠青少年自然の家「自然の祭典」開催
伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家で7日、施設を一般に開放し、さまざまな自然体験を提供する「自然の祭典」が3日間の日程で始まった。初日は県内外から66家族221人が参加し、創作や伝承遊び、自然観察などを楽しんだ。
施設の特色を生かした全活動内容を体験できる年1回の恒例行事。祭典を通して、自然体験活動への関心を高めてもらう狙い。
動植物や昆虫の自然観察、竹笛や竹とんぼの伝承遊び、木工や押し花絵、籐細工の創作、ソバ打ちや五平もち作りの生活体験などのほか、きのこ狩りといった季節限定の体験活動も盛り込み、参加者は自由に選択できる。
手づくりの創作や伝承遊びでは、子どもはもちろん、保護者も童心に返ったように夢中になって取り組み、普段味わえない体験を満喫していた。
家族4人で参加した東京都の大木順一さん(48)は「日常では、ものづくりや自然との触れ合いはなかなかできない。いろいろなことがいっぺんに体験できるし、子どもには良い経験になっていると思う」と話していた。 -
かつらで観月会
中川村葛島の宅幼老所かつら(伊佐栄豊理事長)で、中秋の名月の6日夜、観月会があった。約30人がほら貝やフルートの音色に耳を澄ませ、月見を楽しんだ。
朝から降っていた雨も開演時には止み、雲の間から「中秋の名月」が顔をのぞかせたが、集会室に月の絵を描いて開いた。
ステージにはススキや月見団子、サトイモ、クリなど供えられ、伊佐理事長(延寿院住職)とその長男、伊佐栄祥さんが月に向かって読経する「法楽」で開幕。伊佐理事長は「旧暦の8月15日の月は中秋の名月といい、芋名月とも呼ばれる」と説明し、月見にちなみ、月に昇ったウサギの話をした。
また、高尾山でほら貝の修業を積んできた栄祥さんが「ほら貝はライオンの雄たけびとも、釈迦の説法と同じ功徳があると言われている」と解説し、真言宗に伝わる貝を立てた奏法を披露した。
この後、フルート奏者、波戸崎操さんとギタリストの竹内永和さんによるデュオコンサート。名月にちなみ「荒城の月」「月の砂漠」などのほか「さくら、さくら」「ロミオとジュリエット」などを演奏した。
また、抹茶のサービスもあり、秋の夜の風情と一緒に味わった。 -
碓井伍一展
飯島町飯島駅前ヤナギヤ2階アミカホールでは4周年特別企画として、碓井伍一展が23日まで開かれている=写真。
フランス公募展ル・サロン入選作の「廻る」「白の誘惑」「翔く」「展」などのほか、水彩、油彩の風景画「「白い花の咲く頃」「晩秋」「桜の園」、油彩の人物画など約30点。独創的な感性とエネルギーで、多才な表現世界を展開する。
このほか、「上伊那よもやま話」「漂泊の俳人井月の風景」などの挿絵原画も並べた。 期間中の22日午後3時から、碓井さんのギャラリートークもある。
碓井さんは35年伊那市生まれ。パリ・ルサン永久会員、パリ国際サロン会員、04カンヌ国際芸術祭最優秀賞受賞。 -
「暴力」「交通事故」「犯罪」のない社会を
伊那市などは7日、暴力追放・交通安全伊那市民安全大会を中央区の市民会館で開いた。市交通安全協会連合会、消防団員などから約800人が参加し「暴力」「交通事故」「犯罪」のない、平和で住みよい社会を築く竏窒ニ大会宣言し、参加者が市内をパレードして啓発をした=写真。
市中パレードは雨で中止になることが多く、開催は3年ぶり。「暴力を締め出す力は町ぐるみ」「しない、させない飲酒運転」などののぼり旗、プラカードを掲げて、同会館縲廱R伊那市駅までの1キロ余りを歩いた。
啓発アトラクションもあり、防犯協会、安協連合会の女性部が「架空請求詐欺」を題材にした寸劇や、運動機能低下を防ぐ手の体操を披露。そのほか伊那警察署の刑事、交通各課長の暴力団、交通事故情勢の講話などもあった。
「がんばろう三唱」では「暴力団を怖れない」「金を出さない」「利用しない」と皆で声を上げ、暴力団を追放する意識を高めた。 -
NTTカップドッジボール大会
第17回NTT東日本カップドッジボール県大会中南信地区大会が7日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館などであった=写真。小学4縲・年の男女千余人、計68チームがエントリーし、県大会出場を目指して熱戦を繰り広げた。NTT東日本長野支店の主催。
男子の部37チーム、女子の部32チームがそれぞれトーナメント。攻守の入れ替わりが激しい、目まぐるしい試合に会場がわいた。時には全力で放たれたボールに飛びつく勇気あるプレーもあり、保護者らから歓声もあった。
各部の上位8チームは11月5日、長野市である県大会へ出場
県大会出場は次のチーム。
【男子の部】(1)松本バージョンアップ(松本市立寿小)(2)神風の竜丘魂(飯田市立竜丘小)(3)さすらいの竜丘魂(同)(4)ドッジやろうぜ(安曇野市立明南小・穂高北小、北安曇郡小谷小)(5)原ストライクイーグルス(原村立原小)座光寺DBCリアル(飯田市立座光寺小)南小ハトポッポ(南箕輪村立南箕輪小)キングファイターズ(飯島町立飯島小・七久保小)
【女子の部】(1)竜丘魂(飯田市立竜丘小)(2)南小アタッカーズ(南箕輪村立南箕輪小)(3)箕輪パワフルファイターズ(箕輪町立箕輪東小)(4)辰西サプライズ女子(辰野町立辰野西小)(5)田もさんファンクラブ19(下條村立下條小)座光寺DBCスターズ(飯田市立座光寺小)Cherry blossoms fighters(高森町立高森南小)ドッジだいすき(安曇野市立明南小・穂高北小、長野市立若槻小) -
【記者室】夜道に注意
箕輪町警部交番は、帰宅途中の女性を狙った痴漢が出没しているとして、交番速報で注意を呼びかけている。若い女性や女子小・中・高生のいる家庭や学校に、送り迎えなどの防犯措置と、危険な道は通らせないなどの指導をお願いしている▼護身術などを学んでいる人はそうはいない。何回か護身術講習などを取材したことはあるが、見ただけではさっぱりわからない。自分の身を守れるのかと聞かれると、少しばかり不安になる▼痴漢に限らず暗い夜道は危険。交番では未然防止のために家族の迎えや、通勤・通学路の死角や危険な場所を子どもたちに教えること、もし被害にあった場合には大声で周囲に助けを求めることをアドバイスしている。皆さん、ご注意を。(村上記者)
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サンポーが道路クリーン作戦
不動産・建設業サンポー(本店・駒ケ根市、北村武夫社長、従業員50人)は3日、秋の道路クリーン作戦として社屋周辺のごみ拾いや草取りを行った。駒ケ根市の本店では県道駒ケ岳公園線の馬場交差点縲恂k原交差点までの約600メートルの区間の歩道などで実施=写真。従業員がたばこの吸殻、ペットボトルなどのごみを丁寧に拾い集めた。集まったごみなどは12袋にもなった。
同社は毎年春、夏、秋にクリーン作戦を実施している。 -
箕輪町でファミリークッキング
箕輪町食生活改善推進協議会と町は1日、小学生とその家族を対象とした「ファミリークッキング」を保健センターで開いた。11組約25人の親子が参加し、町民から寄せられた健康レシピなどを取り入れた調理に挑戦した。
子どもたちに料理体験を通して食習慣や地域食材について学んでもらうことを目的として昨年から始めた取り組みを、今年は町の健康づくり推進週間に合わせて企画。今回は、前日に行った「わがやの味自慢縲恁注Nレシピ発表縲怐vで、住民から寄せられた健康レシピ「混ぜ混ぜえびピラフ」のほか、コールスローサラダ、さまざまな具が入ったカレースープなど4品の調理に取り組んだ。
児童らは、母親などから手ほどきを受けながら野菜を切ったり鍋をかき混ぜ、出来上がった料理をおいしく味わった。 -
【記者室】何様のつもりだ竏茶eレビ局
昔、あるコンサートに行った。指定の座席に座るとテレビカメラやマイクを抱えた数人がどやどやとやって来て当方の席の真ん前で機材のセッティングを始めた▼大きなカメラを据え付ければ真後ろの席の者の邪魔になる、と普通は考えるが一向にそんな様子もなく、申し訳ありません竏窒フ一言もない。その傍若無人な態度に腹が立ったので「そこに置かれてはステージが見えません」と抗議したが「こっちは仕事なんだよ」「テレビ局だぞ」などと偉そうな物言いだ▼その時は勢いにのまれてつい引いてしまったのだが、今思えばもっと突っ張るべきだった。時は流れ、今は自身が取材で皆さんに迷惑をおかけする立場だが、こんなことのないようによくよく自戒したい。(白鳥記者)
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男女共同参画講座で調理実習
駒ケ根市教育委員会は5日夜、06年度男女共同参画推進講座の第3回として「ヘルシークッキング調理実習」を市保健センターで開いた。講座生61人のうち約30人が参加し、5班に分かれて料理に挑戦した=写真。メニューは▽サンマのおろししょうゆかけ▽黒豆ごはん▽ジャガイモと小松菜のみそ汁▽カブのゆかり漬け竏窒フ4品。男性講座生は慣れない手つきながらも楽しそうに包丁やフライパンと格闘。和気あいあいの男女共同を体現していた。「男性のためのヘルシークッキング教室」のOBらも応援に駆けつけ、料理の指導に当たった。
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青年海外協力隊第2次隊入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は5日、06年度第2次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した候補生199人が正式隊員を目指して70日間の訓練を開始した。加藤所長はあいさつで「協力隊は世界80カ国に2万8千人以上を送り出してきたが、先輩たちは創意と工夫を凝らして自然環境、文化、言葉の違いを克服してきた。任国での困難に耐える力をつけるため、訓練に精いっぱい励むことを期待する」と激励した。候補生を代表し、ミクロネシア派遣予定の相嶋達也さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて任国に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した=写真。
青年海外協力隊の派遣前訓練は昨年度まで年3回、それぞれ79日間行われていたが、今年度からシニアボランティアを対象とした集団合宿研修も同訓練所で行うことなどから70日間に短縮された。07年度からは訓練、派遣も年4回に増やすことにしている。