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清水洋県議の後援会「志清会」南箕輪地区新年会
清水洋県議の後援会「志清会」南箕輪地区(原一雄会長)の新年会が25日、南箕輪村の北殿公民館であった。
清水県議は、「権兵衛トンネル開通で伊那谷で注目されているのが南箕輪村。政治的課題がまだある。細かい所をどう詰めるかが地元の私の役目。うちの息子、兄ちゃんを使おうという気持ちで声をかけて頂き、仕事をさせて頂きたい」と支援を求めた。
県会関連では、廃棄物条例の問題は「一般廃棄物は村長がトップで解決すること。県が入ってくるのは問題」との考えを示した。
知事については「ここまで改革を進めたことは事実で、評価しないといけない」としながら、「議会と知事の間が実はうまくいっていない。これは大きな意味で長野県の損失。もう少し信頼関係を持ってほしい」とした。
今年8月の知事選挙は「県議としてどう戦うかが大きな課題」とし、来年4月の県議会議員選挙については「新年会をしているので選挙をやらないということはないと思いますけど…」と話すに留まった。
新年会は約200人が出席。宮下一郎衆院議員、向山公人県議、唐木一直南箕輪村長、池田輝夫村議会議長らが祝辞を述べた。 -
第3回キンボール大会
南箕輪わくわくクラブ第3回キンボール大会が25日、南箕輪村民体育館であった。今年は上伊那スポーツフェスティバルのニコニコブースとして開き、村内外から29チームが出場して競い合った。
中学生以上の大人は7チーム、小学生は22チーム。クラブ活動の仲間で編成した中学生チームや、伊那市の美篶小学校からの参加もあった。
キンボールは1チーム4人で編成し、3チームが約1キロの大きなボールを使って「ヒット」「レシーブ」を繰り返して得点を競う。
出場チームはそれぞれ黒、グレー、ピンクのゼッケンをつけ、「ピンク!」など色を指定されたチームはボールが床に落ちないように必死に追ってレシーブ。ボールを打つときにフェイントをかけたり、相手チームの立っていない場所にすかさず打つなど駆け引きし合い、競技に熱中していた。 -
アド・コマーシャル 伊那市に屋外用テント寄贈
アド・コマーシャルは24日、伊那市教育員会へ屋外用テント3張り(65万円相当)を寄贈した。赤羽通代表取締役が市役所を訪れ、小坂樫男市長に目録を手渡した。
「春の高校伊那駅伝06」(3月19日、同教育委員会など主催)の企画協力をするアド・コマーシャルは、同駅伝や他の屋外イベントで役立ててほしい竏窒ニテントを寄贈した。
テントの面積は縦3・6メートル、横5・4メートル(2×3間)で、高さは3メートル。「いままでのテントは風が吹きぬけていて寒そうだったから」(赤羽代表取締役)と風を防げる4面張りで、手軽に折り畳められるのが特長だ。
伊那市教育委員会ではテントを市陸上競技場へ常備する考え。初おろしは春の高校伊那駅伝になる予定だ。
27日に実物が同教育委員会へ贈られる。 -
健康体験会「京都西川健康紀行」 ベル伊那27日まで
伊那市日影のベルシャイン伊那店は寝具メーカー「京都西川」(本社・京都市)の協賛を得て25日から、同店の2階文化ホールで健康体験会「京都西川健康紀行」を開いている=写真。27日まで。
昨年9月末に続き、好評につき2度目の開催。温熱・電位の交互療法ができる家庭用電気治療器の敷布団のほか、掛け布団やまくらなど、血行促進、不眠症解消などに効能効果がある商品を紹介している。
羽毛掛け布団には「N型ゲルマニウム」と備長炭を使用。N型ゲルマニウムは摂氏(せっし)32℃以上になると原子核からマイナス自由電子が飛び出し、血液浄化や自律神経を調節する。同様の効果があるまくらは、自分が使いやすい高さを体感しながら選べる。
極寒に生息する「アイダーダック(毛綿鴨)」の高級羽毛布団や、ムートンラグもある。
関係者は「眠っている時間を健康のために有効活用できる商品を集めました。ぜひ来場していただき体感した上で、一緒に快眠について話し合いましょう」と呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
現金返還率60・3%、物品返還率37・2%
伊那警察署は05(平成17)年に管内で届けられた遺失・拾得物の取り扱い状況をまとめた。遺失物の件数は1867件(前年比32件減)、拾得物は3114件(同57件減)、遺失者返還は731件(同43件増)、拾得者交付は1830件(同6件減)、県帰属は824件(同280件増)だった。
現金の遺失額は2169万6674円(同614万2863円減)、拾得額は704万664円(同128万9580円増)、遺失者返還額は424万5930円(同55万128円増)。遺失届けの最高金額は93万6059円(前年は230万円)、拾得届けは32万3394円(同22万円)だった。
物品の遺失数は1954点(前年比63点減)、拾得数は2781点(同440点減)、遺失者返還数は1034点(同278点増)。特異な拾得物としては、工事現場に置き忘れられた木箱(土力計)があり、記名などから遺失者が判明し返還した。
拾得物3114件のうち遺失者に返還されたのは731件で、現金の返還率は60・3%、物品は37・2%と現金のほうが返還率が高かった。理由は財布などのなかに持ち主の手がかりとなるカードなどが入っていて、警察から連絡が取れたため。
遺失物の内訳は財布類が733点、免許証類が224点、機械器具が179点、かばん・袋ものが161点の順に多い。機械器具については179点のうち173点が携帯電話で、前年と比べて携帯電話は37点も増えている。
月別の遺失・拾得物の届け出状況は、夏休みの8月、何かと慌ただしい1月、12月にともに多い。
伊那署では▼大切な物には住所、氏名、電話番号など連絡先が分かるようにする▼諦めないで警察に届出をする▼手荷物を多く持って歩かない▼いつも自分の物がどこにあるかを確認する竏窒ネどと注意を呼びかけている。 -
伊那市防犯協会の定期総会
伊那市防犯協会(会長・小坂樫男市長)は22日、市役所で定期総会を開いた=写真。約30人の役員が出席。新市誕生による会則改正や06年度の事業計画、歳入歳出決算などの5議案すべてを可決した。
同協会会則の役員については、各地区の防犯協会長から選任する理事は、7人から高遠地区を加えた8人に増員、評議委員には高遠消防署長を加えるなど改正。3月31日から施行する。
06年度の事業計画は▼各地区防犯協会による防犯活動▼伊那防犯協会連合会との連携による防犯活動▼暴力団追放活動▼女性部員の活動竏窒フ4項目の推進を掲げた。
小坂会長「子どもを狙った犯罪や高齢者を狙った振り込め詐欺などあるが、犯罪は未然に防ぐことが必要。その意味でも防協の果す役割は大きい」とあいさつした。 -
物語 抑揚豊かに演じて
伊那市の朗読愛好者でつくる伊那公民館サークル・伊那朗読の会(小林豊子会長)は25日、県文化会館小ホールで、年に一度の発表会を開いた。上伊那を中心に約100人が集まり、会員が語りかけるリズムや口調を目を閉じて聞き入った。
詩、エッセイ、小説などを会員16人が一人ひとり朗読したほか、全員参加の「群読」などの18プログラムを披露。会員の一年間の練習成果の発表に会場は大きな拍手で答えた。
発表会は2部構成で、前半は新入会員を中心に朗読を披露した。今年度の入会者は9人で、最高齢は80歳代の男性。それぞれのレベルはまちまちだが、初舞台に上がった会員たちは心を込め、聞き手に朗読の世界の魅力を伝えていた。
伊那朗読の会は、話し方の基礎を学ぼう竏窒ニ、1981(昭和56)年に創立。伊那公民館で月一回の練習や、NHKが主催する朗読セミナーへの参加などで朗読の腕を磨いている。 -
家族の大切さを孝行猿に学ぶ
長谷村公民館で25日、親孝行の讃歌記念事業「孝行猿の心に学ぶ」があり、地域住民ら130人余が集まって両親とのきずなや家族の大切さを考えた。
村合併40周年を記念し99年から5年間、村に伝わる「孝行猿」の民話にちなんで、全国から両親にまつわる思い出の手紙や詩を募り、約4千通が集まる反響を呼んだ讃歌事業を振り返り、将来につなげていく機会とした。
孝行猿は猟師に撃たれた母猿を慕い、小猿が夜通し傷口をあたためたとされる物語。「孝行猿の日」を設け、命の大切さを学んでいる長谷小学校は3年生が物語を影絵で上演。「戦争をなくし、自分の悪いところに気付く世の中になるといい。これからどのように世の中を変えればいいか考えていきい」とした。
長谷中学校は全校生徒が両親への思いをつづった短文を各学年の代表が発表。「いつも心配してくれるその一言が暖かい。そしてやる気をくれている」「お父さん体をもっと大切に。私のお父さんはあなた一人なんだから」など、感謝の気持ちを伝えた。
ジャーナリストの内山二郎さんの進行で、参加者全員と「親子のきずな縲恊eから子へ 子から親へ縲怐vをテーマにフリートークもした。
宮下市蔵村長はあいさつで「親孝行という言葉や絆が薄れてきた世相で、親の大切さや子どもに寄せる思いを考え、幸せな家庭や地域づくりの弾みになれば」と述べた。 -
身近な川の水質親子でで調べたよ
伊那市の信州INAセミナーハウスで25日、諏訪湖・天竜川水系などの健康診断「親子で水質調査」の自由研究レポートの報告会があった=写真。リサイクルシステム研究会(会長=向山孝一KOA社長)などの主催。
05年で7回目となった調査には、環境問題に関心の高い親が働く地元企業21社から、68親子が参加。簡易調査器具「パックテスト」を使用して、COD(化学的酸素要求量)などを調べた。
箕輪町の帯無川を調べ、3回目の参加となる長野日本電気に勤務する白鳥明子さん親子。南箕輪村の大泉川のほか、自宅の水道水や風呂の残り水なども調査したNTN長野製作所に勤める落合謙司さん親子など、6組が報告した。
子どもたちは「くさい」「ごみが落ちている」などの五感で感じ取った感想を交えて、生活排水が川に及ぼした結果などを報告。調査に初参加の家族は「今度は違う川を調べたい」と、常連家族は「このまま調査を続けたい」と最後に述べ、環境保護への関心の高さをみせていた。
日本珪藻学会会員の飯嶋敏雄さんが「川の中の生き物たち」と題して講演もした。水質調査は薬品のほか、水中に住んでいる水生昆虫などの種類や量でも判断できることを紹介し、カゲロウやカワゲラなどが天竜川のどこに生息しているかなども教えた。
リサイクルシステム研究所は親子の水質調査のほか、諏訪湖から遠州灘(静岡県)までの一斉ごみ拾い「天竜川環境ピクニック」、24時間定時に各個所で水質調査を実施する「天竜川水系健康診断」などを毎年している。 -
高遠美術館ギャラリー展
伊那市在住の書道家・泉石心さん(47)による個展「書画・篆刻・硯の世界」が、高遠町の信州高遠美術館で開かれている。春を思わせるサクラやモモなどをテーマとした書画を中心に、硯(すずり)や篆(てん)刻など約80点が、訪れた人の目を楽しませている。
伊那市内の高校に教師として勤める傍ら、製作活動を続けている泉さんは、東京書道会の会員などとしても活躍している。これまでも個展やグループ展を開催しているが、高遠美術館での個展は初めて。
今回は、書になじみのない人にも親しみやすいように竏窒ニ、絵を添えた作品も多く展示。正岡子規、バイロンなどが詠んだ「春の歌」を書いた作品は、春の和やかさをイメージさせる優しい書体で仕上げられており、見る人の心を和ませる。
落款は、篆刻した素材も一緒に展示しており、泉さんは「陰影だけでなく材料も楽しく見てもらえれば」と話していた。
3月21日まで。 -
どうぞのいすで障害者の自立を考える座談会
4月から施行となる障害者自立支援法に対し、地元は何が変わり、どう対応していけばいいかを話し合おう竏窒ニ21日、伊那市荒井区東町の福祉事業所「どうぞのいす」で障害者の自立をテーマとした座談会があった。障害者の自立支援をサポートしている生活支援コーディネーターや保護者、同事業所のスタッフなどが参加し、将来を見据えて現状の問題点などを話し合った。
新しい制度では、障害別で提供していた従来のサービス体系から目的別のサービス提供となり、市町村が責任を持って一元的なサービスを提供していく。各市町村は10月までにそれぞれどのようなサービス体系で運営していくかなどの方針を打ち出す必要があり、共同作業所など既存の各施設の運営形態は、方針次第で厳しい局面を迎える可能性もある。
その一方で、既存の施設が本当に十分機能しているかを疑問視する声もあり「もう一度既存の施設が十分機能しているか調べ、それらを十分活用していくことが必要」とする意見があった。 -
1円玉募金活動で14万3800円余を寄付
中川村老人クラブ連合会(金子功会長)は23日、村社会福祉協議会の前原茂之会長に1円玉募金活動で集まった浄財14万3800円余を「福祉向上に役立てて」と寄付した。
社協には金子会長ら役員4人が訪れ、「14支部800人の全会員が協力していただいた」と手渡した。
前原会長は恒例の募金に感謝し「みなさんの温かい気持ちを生かし、福祉活動に使いたい」と有効活用を誓った。 -
中学生水泳選手ニュージーランド遠征へ
ISC(アイスク)駒ケ根スイミングクラブ所属の赤穂中学校3年生小松原彩香さん(15)=駒ケ根市赤穂上赤須=は日本水泳連盟が中学生選手の強化を目的に行う2005ジュニアブロック・ニュージーランド遠征の選手に県内でただ1人選ばれた。遠征は3月2日縲・2日にかけて首都ウェリントンなどで行われ、参加選手らは合宿でニュージーランド選手らと練習を共ににするほか、ニュージーランドAG選手権大会にも出場する。「いつかは世界の舞台に立ちたい」と話す小松原さん。大きな夢に向かって第一歩を踏み出す。
小松原さんは2歳上の姉の影響で3歳から水泳を始めた。熱心に練習に打ち込み、めきめきと頭角を現して小学5年生で全国大会に出場。中学生になってからも恵まれた体格を生かしたダイナミックな泳ぎで国体にも出場するなど、逸材として将来を期待されている。進学が既に決まっている赤穂高校でも水泳部に入り、スイミングクラブと並行して練習したいという。「外国は今回が初めてなので言葉など少し不安もあるが楽しみ。大会では目標タイムを達成できるよう頑張りたい」と闘志を燃やしている。 -
駅前周辺の整備活性化で2回目の懇談
村と地権者が昨年末に話し合いの機会を持って動き始めた宮田村のJR宮田駅前周辺の整備活性化について23日夜、当面関係する住民も含めた懇談会が開かれた。村は地権者、住民一体となり今後のあり方を考えたいと説明。出席者の多くは「痛みも分けあわないと話しは進まない」と認識を示し、継続して協議することになった。
地権者と住民15人ほどが出席。清水靖夫村長は「皆さんの気持ちが1本にならないと、具体的にならない」と説明した。
対象となる駅東側の大部分の土地を所有する2人の地権者は、再整備活性化に向けて前向きな姿勢を示した。
実際に該当地域に住む住民からは、一帯の空き家が今後ますます増える状況だと指摘も。「商売している人、住んでいる人お互いに犠牲にならないような形ができたら、いい整備ができると思う」と意見もあった。
「ある程度行政主導で考えを提示してもらうことも必要」「誰がリーダーや窓口になって話しを進めていくのか」などの声もあり、次回以降さらに煮詰めていくことに。
「再開発するための国や県の補助について、具体的に示してほしい」と要望もあり、村は次回までに利用できそうな補助事業を提示するとも答えた。
同駅前は空洞化が進み、空き家、空き地が目立ち、防災上の課題も浮上。1993年の調査では、村民の多くが何らかの駅前整備が必要と答えている。 -
リトミック教室開講
宮田村公民館は24日、就園前の乳幼児親子を対象に楽しみながらリズム感を養う「リトミック教室」を開講した。約30組が参加。親子一緒に、音楽にあわせて体を動かした。月2回の講座で、8月まで計12回開く。
大原区の滝沢智恵子さんら、音楽指導者でつくる宮田ミュージックサークルのメンバーが指導。音楽にあわせて乳幼児でも気軽にできる体操を教えた。
ピアノのリズムにあわせて、手足を動かす。時にゆっくりと、時にはダイナミックに。手拍子打ったり、ステップ踏んで跳びあがったりもした。
リズムに乗った親子はみんな満面の笑顔。心地良い汗を流した合間には、会話や遊びも弾み、交流の輪も広げていた。 -
06年度主要事業
駒ケ根市は24日、予算案発表に併せて06年度の主要事業を発表した。主な新規事業などは次の通り(カッコ内は事業費)。
【地域防災体制などの整備】▽赤穂中管理教室棟、東中体育館耐震診断(850万円)▽中学校、文化センターなどへの自動体外除細動器整備(200万円)
【循環型社会の形成】▽住宅用太陽光発電システム設置補助など新エネルギー対策(200万円)▽常設資源ステーション設置(1100万円)
【アルプスがふたつ映える景観の保全】▽駒ケ根高原トイレ整備(1700万円)▽赤須ケ丘タウン公園整備(2650万円)▽切石公園樹木再生事業(300万円)
【高齢者福祉の充実】▽認知症グループホーム整備補助(500万円)▽宅老所整備補助(750万円)
【介護保険事業の充実】▽介護予防地域支援事業(3730万円)▽包括的支援など地域支援事業(4518万円)
【子育て支援の充実】▽新すずらん子ども交流センター整備事業(200万円)
【農業振興】▽農産加工センター改修事業(300万円)▽農地・水・農村環境保全実験事業(168万円)
【林業】▽森の里親促進事業(200万円)▽森林空間総合整備事業(307万円)
【ときめきの観光】▽もてなしのまちづくり事業(300万円)▽早太郎温泉感謝祭・早太郎生誕700年祭(50万円)
【義務教育の充実】▽文化センター開館20周年記念文化振興事業(300万円)
【文化財保存事業】▽旧木下家改修事業(700万円)
【芸術文化の振興】▽文化センター音響設備更新(1200万円)▽市誌自然編II発刊事業(660万円)
【スポーツ振興】▽北信越国体運営補助事業(200万円)
【開かれたまち】▽協働のまちづくり支援事業(500万円)▽県知事選挙(1500万円)▽県議会議員選挙準備(500万円) -
石塚利徳水墨画展
駒ケ根市出身の水墨画家石塚利徳さん=神奈川県横浜市=による水墨画などの作品展が駒ケ根市の東伊那郵便局(高橋晴彦局長)で3月17日まで開かれている。ほのぼのとした味わいのあるカッパや良寛などを描いた作品7点を展示している。
初日の24日は、郵便局を訪れた人に石塚さんがその場で色紙に絵を描いてプレゼントするサービスを実施=写真。石塚さんは希望に快く応え、さらさらと筆を動かしてはカッパや犬の絵をたちまち描き上げ、笑顔で手渡していた。
入場無料。問い合わせは同郵便局(TEL83・4218)へ。 -
駒ケ根市06年度当初予算は自主自立創造型
駒ケ根市は24日、06年度当初予算案を発表した。一般会計は総額135億9600万円で、前年度当初比2・3%、3億1700万円の減となった。
歳入面では、全体の約3割を占める市税を、税制改正などによる伸びを見込んで44億9900万円(前年度当初比2・3%増)と見積もったほか、地方交付税として27億2千万円(同2・9%減)を計上した。臨時財政対策債など市債は11億5千万円(同15・3%減)とした。
歳出面では、全体の17・7%を占める人件費に24億700万円(前年度当初比6・7%減)を計上、普通建設事業費は南田市場区画整理事業などの大型事業が収束に向かうことなどから同4・5%減の16億7500万円とした。歳出削減には、行財政5カ年計画などの行財政改革プランの反映により、一般財源で1億2千万円の効果があったとしている。
財源の不足分4億円はふるさとづくり基金を取り崩して対応。その結果、基金の残高は1億5800万円となる。
中原正純市長は「単独自立の道を選択した市が健全財政を堅持しつつ、協働のまちづくりの理念の下に真の改革を目指した『自主・自立、創造型予算』だ」と話している。
特別会計を加えた総計は257億6千万円で前年度当初比1・9%(5億700万円)の減。 -
箕輪町消防委員会
箕輪町消防委員会(金沢芳雄会長)は23日、箕輪消防署で開き、05年度消防関係事業などについて消防室の報告を受けた。
05年度の主な消防施設整備事業は、耐震性貯水槽40トン3基1063万6千円(国庫補助金525万4千円)、小型動力ポンプ付積載車(第2分団富田)1台481万円、消防団の沢基幹詰所と詰所(下古田、富田、長岡)建設工事4棟3696万8千円。
器具置場の新設、ポンプ用ホースなどの整備、消火栓新設工事などに加え、昨年3月に町内の工場で起きた塩酸ガス発生事故の後、化学防護服2着も購入した。
町から、05年度事業で整備を進めているデジタル化地域防災無線システムの説明もあった。
委員は、ガス漏れなど薬物に対するマニュアルの作成、消防団交付金の支払いを現在の4月末から4月上旬に早めることなどを要望。消防団員の報酬の検討を求める意見もあった。 -
箕輪町林業振興地域推進協議会
箕輪町林業振興地域推進協議会(毛利勇会長)は23日、町役場で開き05、06年度の林道整備事業などを協議した。
ふるさと林道緊急整備事業(林道日影入線)は、05年度事業で06年2月に工事契約し、06年度に繰り越して12月ころを工期に事業を進める予定を示した。林道日影入線は、04年11月ころ完成予定だったが、台風などの降雨で法面崩落があり全面完了できず、05年に細部土質調査などをした。
06年度に予定する林務関係事業は、南小河内寺沢の作業道開設、町単独間伐対策(間伐面積165ヘクタール)、カモシカ固体調整など。伊那市で今月20日までに確認された松くい虫被害の報告もあり、昨年度に引き続き松枯損木の調査と誘引器での監視も計画する。
05年度は、町内3カ所の作業道開設事業、間伐対策、東箕輪地獄沢の町有林保育事業などをした。04年10月台風23号の豪雨による西部地域の林道災害の復旧作業は、大出深沢、寺沢、深沢、帯無の全線で昨年12月に完了した。 -
箕輪町公民館分館の子育て学級代表者会
箕輪町公民館の各地区分館で活動する「子育て学級」の代表者会が23日、町文化センターであった。本年度の活動などの情報交換をし、よりよい活動に向け課題を話し合った。
子育て学級は町内11地区で10サークルある。保育園入園前の子どもと保護者が地区公民館で月1、2回活動している。
代表者は、▽区の文化祭に初出展して好評だった▽南・北小河内が合同で活動し、保護者の交流ができてよかった▽救急法講習の日に地域の「ふれあい会」に託児をしてもらったことで集中して受講できた-など活動を報告。町で住民に開放する場を作ってほしい、雨の日の活動場所がない-などの意見もあった。
松島地区は、区の回覧に子育て学級の日程を載せていることなどを紹介。学級の活動を住民に知ってもらう取り組みの重要性も確認した。 -
【記者室】議員定数の削減
箕輪町議会の議員定数について過日、研究委員会が「3減の15が適当」と議長に報告した。議会は3月定例会に議員定数の条例改正案提出を予定する▼委員会がやった住民アンケートや各種団体長、区長との懇談では削減の声が多かった。とはいえ、その割合に大きな開きはなく、現状の18での議員活動を望む声も半数近くあったことは事実▼議決すれば次期選挙から議員は15人になるが、経費削減とともに活動も3人分減っては意味がない。言うまでもなく18人と同じ、あるいはそれ以上の質、仕事量が15人に期待されるわけで、議員には益々努力頂かねばならない。懇談会で「議員が何をしているかわからない」と住民。そんな声をなくすための取り組みも必要になる。(村上記者)
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求職者らを対象に就職面接会
伊那公共職業安定所は24日、求職者や3月の大学卒業予定者らを対象にした上伊那地域合同就職面接会を伊那市内で開いた=写真。上伊那の企業49社が参加。学生31人を含む105人が訪れた。
本年度最終で、参加企業は37%が製造業で、そのほかはサービス業、医療・福祉などだった。ここ数カ月の状況から、正社員の募集が増えつつある。
求職者らは、それぞれ希望する企業担当者から個別で企業概要など説明を受けた。
管内の月間有効求人倍率は1・50倍で、県内2番目に高い。3月の新規学校(中学校縲恆蜉w・大学院)卒業予定者の求人状況は1月末で、255事業所(前年度比27増)、求人数1112人(295人増)。
短大・大学等卒業予定者で営業や現場を臨む人もいるが、企業側は技術職を求める傾向。また、高校生の就職内定率は99%(職安把握分)で、決まっていない学生の中には、希望職種を探したり、どういう仕事に就いたらいいのか迷っているケースがあるという。 -
「伊那市のまつり」を刊行
伊那市教育委員会は、市内の民俗芸能(無形文化財)の記録第2集「伊那市のまつり」を500部作った=写真。
95年度から、民俗芸能を掘り起こし、記録保存しようと市教委や各地区祭典委員会などが一緒になって調査し、1年ごとに冊子をまとめている。00年9月刊行の第1集に続き、第2集=A5判、192ページ=は00縲・4年度までの冊子で紹介された15の伝統行事や民俗芸能を収録。
山寺の義士踊り、西箕輪上戸のでえもんじ、富県貝沼宮ノ花八幡社御弓神事など、それぞれ由来や特色、唄・振り付け、様子などが写真入りで載る。また、05年11月に市無形民俗文化財に指定された羽広の獅子舞も付け加えた。
市教委は「他地域の生活の様子を知ったり、伝承するための資料として活用してほしい」と話す。
第2集は各地区、文化財審議委員会などに配布。希望者には1冊1千円で販売する。
希望者は市教委生涯学習・スポーツ課(TEL78・4111内線420)へ。 -
国画会展入選目指し意欲作公開
南信地区で活躍する国画会展の出品者でつくるグループ「新視象会」の第3回新視象展が24日、伊那市の県伊那文化会館展示ホールではじまった=写真。今年の国画会展に出品予定の作品が集まる展示に、多くの人の関心が集まっている。26日まで。
入選がとても難しいとされる国画会展の出品者が、作品研究を目的に4年前からはじめた展示会。特別出品作家2人と出品者9人による油彩、銅版画、コラージュなどの計22点が並んでいる。サイズは100号を中心とした大作とあって、見ごたえのある展覧会となっている。
26日に会員で批評会を開き、作家によっては展示作品に手を加えて、国画会展(4月23日縲・月8日、東京都美術館)へ出品する。
会員の一人は「それぞれが自分の個性を生かしながら、新しい形の中から真の美を追求している意欲をみてほしい」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。入場無料。 -
資質向上でニーズに対応
伊那広域シルバー人材センターの高遠、長谷地区の会員を対象とした資質向上研修会が22日、高遠町総合福祉センターであった。会員約60人が参加し、事業理念などに理解を深めた。
春日博人理事長はあいさつで、伊那市・高遠町・長谷村の合併に触れ、「合併に伴い広域的な事業活動を充実させていきたい」と述べた。
本年度の受託事業実績(1月末現在)で、「公共」「公社等」「民間」「家庭」の事業合計金額は高遠地区が前年比4・5%減の約1300万円、長谷地区が前年比26・2%減の約800万円。同センターは「全体的に公共事業を中心に実績が落ち込み、民間や家庭事業が補っている状況」と説明し、多様な就業ニーズなどに対応した就業開拓への協力などを求めた。
昨年あった地区懇談会で出た意見も紹介。合併に伴い高遠、長谷を統合し「東部地区」(仮称)とした地区割りの提案については「正式に決定をしていないが、統合していく考えで検討している」と答えた。 -
高遠中生乳児ふれあい学習で命の大切さ再認識
高遠中学校生徒の乳児ふれあい学習が24日あり、妊娠から乳児の発達までのまとめをして、命の大切さを再認識した。
選択科目で家庭科を専攻する3年生の恒例の授業で、乳児の生命力から命の大切さを知り、これからの生き方を考えるきっかけとしている。
生徒17人は以前、乳児を抱っこして実際に触れ合った体験など、これまでの学習を振り返りながら、町保健福祉課の保健師の話に耳を傾けた。
保健師は妊娠から出産までの胎児の発育について紹介。「妊娠期間の10カ月もたない赤ちゃんも多い。生まれることを当たり前のように思うのではなく、奇跡の連続の中で生まれてくることを覚えて」とし、「自分自身を大事にし、相手を思いやるような生き方をしてほしい」と呼びかけた。
菅沼麻里さん(15)は「赤ちゃんが生まれてくるまでの苦労や大変さがわかり、命の尊さを実感した」と話していた。 -
高遠藩主・保科正之公大河ドラマ化実現に向けた署名20万人目に記念品贈る
高遠町と町観光協会は、展開する江戸時代の高遠藩主・保科正之公のNHK大河ドラマ化実現に向けた署名が20万人を突破したことを祝い20万人目と前後2人に記念品を贈った。
ドラマ化実現に協力している長野市若穂の保科地区の住民有志でつくる長野会議が2月2日、2762人分の署名を届け、20万人に達した。観光協会は、長野会議の事務局がある広徳寺(長野市若穂保科)を訪ね、20万人目にあたった同地区の丸山忠吾さんらに正之公について書かれた本と高遠まんじゅうを届けた。
保科地区は平安時代以前に、一帯を統治した武将が地名を姓にあてたことがはじまりとされ、同会議は、「保科」の姓発祥の地として、高遠町の活動に賛同した有志で結成。今回の署名を含め、これまでに6千余人分の署名を届けている。
町観光協会の平岩国幸事務局長は「目標は100万人だが、2回の節目となりうれしい。多くの人の協力をいただきながら、実現に向けて粘り強く活動を続けていきたい」と話している。 -
新伊那市議選候補者を公募
新伊那市議会議員選挙に向け、候補者を公募していた民主党長野県第5区総支部(加藤学代表)は24日、「民主党推薦」で1人を擁立すると発表した。
候補者は、21日に出馬表明したNPO法人代表の野溝直樹氏(40)=無所属、東春近。
市役所であった記者会見で、加藤代表は、NPO活動などを踏まえ「民主党が掲げる市民参画型のまちづくりを実現できる人」と述べた。
野溝氏の意向を尊重して推薦の形。政策協定などを確認し、応援スタッフの派遣や選挙手続きなど人的なサポートをする。
第5区総支部は、意欲ある若者が政治界に出るチャンスを与えようと初めて市議選候補者を公募。問い合わせはいくつかあったそうだが、応募は市内の男女2人で、加藤代表らが面接した。
公募の取り組みについて「宣伝が足りず、浸透しなかった。地域の閉鎖性もあるのか、出たいという声が上がらず残念だった」とし、今後は状況を見て検討する。
伊那市・高遠町・長谷村との合併による市議選は4月23日告示、30日投開票の日程で行われる予定。 -
4地区に「有害環境浄化宣言文」啓発用掲示板伝達
飯島町は23日夜、町内で開いた4地区連絡協議会に先立ち、4地区長に、有害自販機問題が2度と起こらないように「有害環境浄化宣言」「飯島町生活安全対策会議決議文」の啓発掲示板の伝達を行った。4地区ではそれぞれ地区公民館に掲示し、区民が目に触れ、一連の撤去運動の教訓を共有する。各耕地への伝達は4月13日、耕地総代会で行う。
区長(もしくは総代)名で出された「有害環境浄化宣言」には▽有害環境浄化活動の推進▽有害自販機のために土地を貸さない▽有害自販機を設置させない-と記した。
また、町決議文には▽明るい家庭をつくる▽子どもへの温かい声掛け▽有害環境浄化宣言の徹底-などを盛り込んだ。
高坂町長は「撤去運動を教訓に、明るい地域づくりに向け、宣言や決議文を住民の目に止まる場所に掲げ、啓発を」と期待した。