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いななき学舎 芦部さん憲法学を学ぶ
駒ヶ根市出身で東京大学の教授を務めた憲法学者・芦部信喜さんついて書かれた本「芦部信喜 平和への憲法学」の公開読書会が伊那市の伊那図書館で30日開かれました。
読書会では、著者で信濃毎日新聞社の編集委員の渡辺秀樹さんが話をしました。
渡辺さんは、国会中継をきっかけに、2018年から信濃毎日新聞で芦部さんの連載を行い、「芦部信喜 平和への憲法学」を出版しました。
去年、新型コロナで国が緊急事態宣言を出し学校が一斉に休校となりました。
渡辺さんはこの事に対し「(休校の判断は)県や市町村の教育委員会で話し合うべき事だ」と話し、「国からの指示に対して言われるがまま従うのでは何の為の地方自治かわからない。このままではあやうい状況だ」と話していました。
この読書会は、伊那図書館と地域に根差した活字文化の振興を目的に活動している市民団体「いななき学舎」が開いたもので、およそ20人が参加しました。 -
長野県内で10人感染 上伊那13日ぶりになし
長野県内で30日新たに10人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
上伊那は17日以来13日ぶにり感染確認はありませんでした。
県と長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、上田・諏訪保健所管内でそれぞれ2人、松本保健所管内で1人、長野市で2人、松本市で3人の、合わせて10人です。
30日午後4時現在、県内で感染が確認されたのは4,778人で、入院しているのは194人、死亡したのは83人です。
上伊那で感染確認が無いのは、17日以来、13日ぶりです。 -
JA上伊那通常総代会 販売目標136億円
JA上伊那の通常総代会が28日JA上伊那本所で開かれ、今年度の事業計画などが示されました。
N28日はJA上伊那本所で第25回通常総代会が開かれ、組合員30人が出席しました。
新型コロナウイルス対策として出席者を各支所の総代の代表のみとし、480人が書面決議で参加しました。
今年度は「3か年計画」の最終年度となっていて、営農センターの機能向上や資材店の充実などに努めていくとしています。
農地産物の販売目標額は前年度実績と比べ6億円多い136億円となっています。
米が40億円、野菜が22億円、きのこが21億円、畜産が13億円、花きが15億円、果実が14億円となっています。
御子柴茂樹組合長は「キャシュレス・ペーパーレスなどデジタル化を進め、業務の効率化とサービス向上に取り組んでいきたい」と話していました。
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長野県SNSコロナ情報(感染拡大地域への訪問について)
新型コロナウイルスに関する長野県からのツイッター・ライン情報です。
【新型コロナ感染拡大地域等への訪問について】
直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数が15人を上回っている都道府県及び外出自粛を要請している都道府県との不要不急の往来は、できるだけ控えるようお願いします。
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箕輪町1人含む県内21人新型コロナ感染確認
長野県内で29日、新たに箕輪町の1人を含む21人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県と松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、箕輪町の10歳未満小学生女児、佐久保健所管内で6人、諏訪保健所管内で3人、上田・松本保健所管内でそれぞれ2人、飯田・大町・長野・北信保健所管内でそれぞれ1人、松本市で3人の、合わせて21人です。
長野市の確認はありませんでした。
29日午後4時現在、県内で感染が確認されたのは4,768人で、入院しているのは204人、死亡したのは83人です。
また新たに県内で新型コロナウイルス変異株の陽性者が44人確認されました。
このうち上伊那は4人です。
県内の累計は715人となっています。 -
伊那市が学生応援便を家族に手渡し
伊那市は新型コロナ感染拡大により影響を受けている市出身で市外に在住している学生を応援しようと食料品を詰め合わせた応援便を27日から市役所で家族に引き渡しています。
応援便は地元企業の食料品を詰め合わせたものです。
Aセットは米2㎏、生そば、即席みそ汁、炊き込みご飯の素、寒天製品、高野豆腐です。
Bセットは五平餅、ローメン、即席みそ汁、寒天製品、パン、高野豆腐です。
対象は伊那市出身で市外在住の18歳以上の学生です。
27日は事前に予約をした学生の家族に2種類の中から好きなセットを渡しました。
その後、家族から学生に郵送してもらうことになっています。
伊那市は新型コロナの影響でオンライン授業や在宅学習を余儀なくされている学生に対して地元からエールを送りたいと行っています。
今回で第3弾となります。
引き渡しは伊那市役所1階 103会議室で、29日までです。
時間は午前9時から午後8時までとなっています。 -
登山シーズン入笠山で開山式
入笠山の登山の安全を祈願する開山式の神事が29日伊那市と富士見町にまたがる登山口で行われました。
例年、開山式はアルプホルンの演奏などが行われますが今年は去年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため神事のみ行われました。
登山者はマスクをつけるなど感染防止に努め山頂を目指していました。
入笠山は標高1955メートルで山頂は360度のパノラマが広がります。
登山口から山頂までは30分ほどで四季折々の花が咲き誇る花の百名山として登山者に親しまれています。
伊那市と富士見町、また観光関係者でつくる入笠山観光連絡協議会では「感染に気をつけながら登山を楽しんでもらいたい。」と話していました。 -
高遠小学校が時間短縮で運動会
伊那市高遠町の高遠小学校の運動会が29日に開かれました。
新型コロナ感染防止のため種目を減らし、時間を短縮して行いました。
29日に開かれた運動会は新型コロナ拡大防止で、綱引など密になる種目は取りやめて時間短縮で行われました。
今年のスローガンは「あきらめず正々堂々やりきろう!」です。
5、6年生の大玉運びでは大玉を2本の棒に乗せて落ちないように運んで走りました。
3、4年生は数人で竹の棒を持ち走り、どちらが先にゴールするか競いました。
1、2年生は段ボールでできた鬼に玉を投げて倒す種目を行い懸命に投げていました。
最後は全校児童で校歌ダンスを披露しました。
様々な色の旗を持ち校歌に合わせて踊りました。
高遠小学校の原文章校長は「かけっこでみんなが最後まであきらめずに走り切った姿が素晴らしかった」と話していました。
運動会の結果、16対15で白組が勝ちました。
なお入場では検温、マスク着用の徹底など対策を行い開催しました。 -
大芝高原まつり中止 2年連続
毎年8月に開催されている南箕輪村の大芝高原まつりが新型コロナの影響で中止する事が28日発表されました。中止となるのは去年に続き2年連続です。
28日は大芝荘で大芝高原まつり実行委員長の藤城栄文南箕輪村長が記者会見を開き中止を発表しました。
大芝高原まつり実行委員会では、20日に正副実行委員長会を開き中止を決めました。
4月下旬に19のイベント委員会に意向調査したところ16が中止すべきと回答した事や一般へのワクチン接種がまだ終わっていない事から中止とする事にしました。
大芝高原まつりは、1985年に始まり8月下旬に開催されています。
毎年およそ3万5千人が訪れていて、中止となったのは、去年につづき2回目です。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市の伊那まつりが中止、箕輪町のみのわ祭りは7月31日に例年より縮小した内容で開催する予定です。
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南信工科短大 学生作品展示
南箕輪村の南信工科短期大学校の学生が課題授業で製作した作品が伊那市役所1階市民ホールで展示されています。
会場には、電気・制御技術科の2年生と今年卒業した学生それぞれが共同製作した作品7点が展示されています。
このうち、電気・制御技術科の2年生は、課題授業の中でイルミネーションをテーマに1年生の時から作品を製作してきました。
音楽に合わせて120個のアクリル板が光る物やパネルの上を歩くと光が変わる物など、趣向をこらした作品となっています。
他に、手描きの絵が画面上の水槽に映し出される作品もあります。
また、卒業生の作品は、センサーで階段を認知し上り下りを電動でアシストする3輪キャリアカーや発電しながら走行できる電動バイクなど3点を展示しています。
展示は、地元の学生の技術の高さを知ってもらいたいと伊那市が開いたものです。
南信工科短期大学校の学生が製作した作品は、来月18日まで伊那市役所1階市民ホールで展示されます。
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伊那市コロナ予算案8千万円
伊那市は、新型コロナ対策第15弾として、低所得の子育て世帯への支援や若者の帰省時のPCR検査などを盛り込んだ8千万円を追加する補正予算案を来月4日に開会する6月定例会に提出します。
28日開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が概要を話しました。
新型コロナ対策第15弾の予算規模は、およそ8000万円となっています。
低所得の子育て世帯への生活支援特別給付金の支給に、およそ6100万円。
県外に居住する若者が帰省する際のPCR検査などの費用の一部補助に1000万円。
コロナ禍により利用者が減少し収益が悪化しているジェイアールバス関東株式会社が運行する「高遠線」の支援に500万円。
子ども食堂やフードバンク事業の充実に370万円となっています。
新型コロナウイルス感染症対策予算案第15弾は、来月4日に開会する伊那市議会6月定例会に提出されます。
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伊那市子どもの未来応援隊 登録を
伊那市は、子どもが希望をもって暮らせる環境を作ろうと、
企業・団体・個人が登録して支援を行う「伊那市子どもの未来応援隊」を立ち上げました。
28日は、市役所で定例記者会見が開かれ白鳥孝市長が概要を説明しました。
新型コロナが長引く中、伊那市では子どもの貧困や孤立が課題となっています。
すべての子どもが希望をもって笑顔で暮らせる環境を作ろうと伊那市では、子どもの未来応援隊を立ち上げました。
登録制となっていて、企業や団体・個人が子ども食堂や学習支援、文房具や衣類品の提供、キッチンカーによる食事の提供など、できる支援活動に参加する仕組みです。
また、食材の調達や在庫管理から、子ども食堂に提供するまでのシステムを構築し、安定的に食材を提供するフードバンク伊那を立ち上げます。
これらの事業は、伊那市社会福祉協議会に委託し国の補助金を活用して行います。
社協では、登録者とのマッチングや食品の管理などを行います。
伊那市によりますと市内で子ども食堂に取り組んでいるのは10団体ほどで今後は、各団体の連携を図っていきたいとしています。
子どもの未来応援隊への登録は、伊那市のHPで28日から受け付けています。
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上伊那3人含む新たに13人 新型コロナ感染確認
長野県内で28日、新たに上伊那の3人を含む13人の新型コロナウイルスへの感染と3人の死亡が確認されました。
県と松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那市の50代会社員男性、箕輪町の50代会社員男性、30代会社員女性、大町保健所管内で3人、上田保健所管内で2人、佐久保健所管内で1人、松本市で4人の合わせて13人です。長野市の確認はありませんでした。
また、長野県は新型コロナ患者3人の死亡を発表しました。
死亡したのは基礎疾患のある80代の女性1人と、年代・性別非公表の2人です。
28日午後4時現在、県内で感染が確認されたのは4,747人で、入院しているのは218人、死亡したのは83人です。
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箕輪町DX(デジタルトランスフォーメーション)推進会議の初会合
箕輪町は、人工知能AIなどのデジタル技術を生活に役立てる、DX・デジタルトランスフォーメーション推進会議の初会合を、26日に役場で開きました。
初会合には、職員25人が出席し、今後の計画について話し合いました。
DX・デジタルトランスフォーメーションは、日本語に訳すと「デジタル変革」です。
AIや高度な通信システムなどの技術を使って事務作業やサービスの効率化をはかり、社会や暮らしを便利にする取り組みのことです。
役場は、DXの推進によって住民の暮らしと町政の業務効率化を目指し、4つのワーキンググループを立ち上げました。
公共施設の予約システムについて検討するグループ・文書管理システムを検討するグループ・窓口での住民の負担を軽減するスマート窓口のワーキンググループ・電子決済の拡充について検討するグループです。
今後は、情報収集や課題整理を行い、DX推進の方針を検討していくということです。
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新型コロナ 上伊那7人含む県内35人感染確認
長野県内で27日新たに上伊那の7人を含む、35人の新型コロナウイルスへの感染と4人の死亡が確認されました。
県と長野市・松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那市の50代会社員女性、60代会社員男性、40代会社員男性、南箕輪村の50代会社員男性、10歳未満の未就学男児、駒ヶ根市の40代会社員男性、50代会社員女性、大町保健所管内で7人、諏訪保健所管内で5人、佐久保健所管内で4人、飯田保健所管内で2人、上田・北信保健所管内でそれぞれ1人、長野市で4人、松本市で4人の、合わせて35人です。
また、長野県は新型コロナ患者4人の死亡を発表しました。
死亡したのは60代男性1人、90歳以上の男性1人、年代・性別の非公表が2人です。
27日午後4時現在、県内で感染が確認されたのは4,734人で、入院しているのは233人、死亡したのは80人です。
また新たに県内で新型コロナウイルス変異株の陽性者が26人確認されました。このうち上伊那は3人です。県内の累計は671人となっています。
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長野県SNSコロナ情報(来訪にあたって)
新型コロナウイルスに関する長野県からのツイッター・ライン情報です。
【新型コロナ感染拡大地域等への訪問について】
直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数が15人を上回っている都道府県及び外出自粛を要請している都道府県との不要不急の往来は、できるだけ控えるようお願いします。
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イベント中止情報
新型コロナの影響によるイベントの中止情報です。
6月18日(金)から伊那市のかんてんぱぱホールで予定されていた、石田克成 籐工芸展は中止となりました。
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鎌倉國光さん撮影 石仏写真展
駒ケ根市の鎌倉國光さんが撮影した石仏の写真展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には、江戸時代の高遠石工「守屋貞治」が山梨県北杜市にある海岸寺に残した石仏の写真42点が飾られています。
鎌倉さんは50年近く前から写真を始め、今回の写真展は2017年に開かれた「海岸寺・貞治仏の世界PartⅠ」の第二章です。
写真展は6月1日まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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「伊那市寺子屋」市内4か所に開設
伊那市教育委員会は不登校の小中学生が通う中間教室「やまびこ学級」の分室「伊那市寺子屋」を市内4か所に開設する計画です。
中間教室「やまびこ学級」は伊那市中央にあり不登校や少人数での学習を希望する小中学生17人ほどが利用しています。
自立支援の場として元教諭が常駐していて学習指導などにあたっています。
今月17日から午後8時半までの夜間も教室を開き、26日までに5人が利用しているということです。
27日に伊那市教育委員会の定例会が市役所で開かれこの中間教室の分室、伊那市寺子屋を市内4か所に開設する案が示され承認されました。
新たに開設されるのは、西箕輪、高遠町、手良、東春近で場所はその地区の公民館や図書館が活用されます。
西箕輪が月曜日、高遠町が火曜日、手良が水曜日、東春近が木曜日の週1回で時間は午後1時から午後4時までです。
寺子屋開設は来月15日を予定していて市教育委員会ではこれまで遠くて通うことができなかった児童生徒が一歩踏み出し活動できる場にしていきたいとしています。 -
スーパームーン皆既月食 伊那では見られず
26日夜は3年ぶりの皆既月食で、最も大きく見える月・スーパームーンと重なる日でしたが、伊那地域は雲に覆われ皆既月食は見ることができませんでした。
26日夜の伊那地域は雲に覆われ、月が出るのを確認することができませんでした。
月を確認できたのは午後9時頃。皆既月食は終わり、薄雲がかかっていますが、すでに部分食となりだんだんと厚みを増していく月を撮影することができました。
このような状況の中でしたが、伊那天文ボランティアサークルすばる星の会代表の野口輝雄さんは、皆既月食の撮影に成功していました。
完全に月が太陽に隠れた皆既月食の月です。
肉眼では見られませんでしたが、口径15センチのレンズ、焦点距離1000ミリの大型望遠鏡で、カメラの 感度を上げて撮影に成功したということです。
国立天文台によると、次回、皆既月食が日本でみられるのは、来年11月8日、スーパームーンと皆既月食が重なるのは12年後の2033年10月8日だということです。 -
飲食店勤務者の無料PCR検査始まる
新型コロナウイルスの感染警戒レベルが5となっている上伊那5市町村の飲食店で働く人たちを対象にした長野県の無料PCR検査が27日から始まりました。
伊那市と駒ケ根市の2か所で行われ伊那市は伊那市営野球場が会場となりました。
ドライブスルー方式で行われ検査に訪れた人たちが検査方法について説明を受けていました。
検体となる唾液を採取するもので結果について伊那市内の店舗は陽性の場合のみ3日以内に保健所から連絡が入りそれ以外は結果にかかわらず連絡があるということです。
上伊那地域は今月13日から19日にかけて人口10万人当たりの新規陽性者数が22.27人となり県の基準により20日に伊那市、駒ケ根市、箕輪町、南箕輪村、宮田村がレベル5にひきあげられました。
また変異株の検査で12人中11人が陽性となり変異株への置き換わりが急速に進んでいるということです。
これらから県は該当地域で酒類を提供する飲食店に午後8時までの時短営業を要請しています。
飲食店に勤務している人を対象にした無料のPCR検査は予約制で土日を除く来月1日まで行われます。
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伊那市と大塚製薬が包括連携協定締結
伊那市は市民の健康維持・増進や山岳観光の環境保全などについて医薬品や食料品を製造販売する大塚製薬株式会社と包括連携協定を27日に締結しました。
27日は市役所で締結式が行われ、白鳥孝市長と大塚製薬株式会社 大宮支店 長野出張所の永田輝樹所長が協定書を取り交わしました。
市民の健康維持・増進やスポーツ振興、エコツーリズム山岳観光の推進、災害対策などで連携協力していくということです。
大塚製薬と自治体の締結は、県内では5か所目となります。
大塚製薬が春の高校伊那駅伝でスポーツ飲料を提供していることがきっかけだということです。
伊那市と独自の連携となるエコツーリズム山岳観光の推進では、熱中症対策の情報提供や伊那市が取り組む脱プラスチックに合わせて、スポーツ飲料を袋入り粉末を溶かし利用することでゴミ削減を目指します。
白鳥市長は「医薬品開発のノウハウを提供いただき、市民がいきいきと暮らしていけるよう連携していきたい」と話しました。
大塚製薬では災害時に必要な物資についても積極的に支援できる体制づくりを行うということです。 -
南信県税事務所 多く課税する誤り
長野県は南信県税事務所の不動産取得税の課税事務で、本来の税額より合わせて130万円ほど多く課税する誤りがあったと27日発表しました。
長野県の発表によりますと、令和元年8月に南信県税事務所が、管内の南信地域の課税対象のマンションに対し不動産取得税を課税した際、納税者40人にたいし、合わせて130万8,800円多く課税していたということです。
ゴミ置き場などの共用部分の持分の按分が必要ないと誤認したことによる誤りだということです。
個々の納税者に対してはすでに謝罪し、現在、多く収めた分の還付手続きを進めているということです。
改めてすべての県税事務所に確認したところ、同じような誤りはなかったということです。
長野県では、チェック体制を強化するなど再発防止に努めたいとしています。
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みのわ祭り 企画案示す
7月31日に開催が予定されている2021みのわ祭りの実行委員会が24日産業支援センターみのわで開かれました。
24日は実行委員25人ほどが出席し、今年度初めての実行委員会が開かれました。
これまでに執行部会で祭りの方向性について検討が進められてきました。
今年のみのわ祭りは7月31日(土)に町役場・文化センター・地域交流センター周辺で行い、新型コロナ感染拡大防止のため町民おどりは行わないという方針が出されています。
24日は企画の案が示されました。
企画の案では、納涼花火大会、ケーブルテレビやインターネットによる特別番組の放送、町民が制作に参加できるモニュメント作り、テイクアウトマーケットなどの当日の集客イベントの4つが出されています。
開催にあたり、実行委員会では中止基準を設けていて、集客イベントは県の特別警報Ⅱの発出で中止、それ以外の企画は緊急事態宣言発出で中止としています。
去年のみのわ祭りは、新型コロナ感染拡大防止のため中止となっていて、今年は2年ぶりの開催となります。
次回は来月14日に実行委員会が開かれ、企画の内容や会場のレイアウトなどを決めるということです。
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上伊那5人含む県内35人感染
長野県内で26日、新たに上伊那の5人を含む35人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県と長野市・松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、
伊那市60代無職男性1人、伊那市50代会社員女性1人、箕輪町10歳未満未就学男児1人、駒ヶ根市60代無職女性1人、駒ヶ根市50代会社員男性1人、大町保健所管内で6人、佐久保健所管内で5人、諏訪保健所管内で4人、上田保健所管内で3人、飯田、松本保健所管内でそれぞれ2人、北信保健所管内で1人、長野市3人、松本市4人の、合わせて35人です。
26日午後4時現在、県内で感染が確認されたのは4,699人、入院しているのは245人、死亡したのは76人です。
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高遠さくら祭り 入園者数過去最少
今年の高遠城址公園のさくら祭りを総括する反省会が開かれ、今シーズンの有料入園者数は過去最少の6万8,755人だった事が報告されました。
反省会は伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで26日開かれ、祭りに関係した各機関や団体の代表などおよそ40人が出席しました。
今年の高遠城址公園の桜は記録が残る昭和58年以降で最も早い3月26日に開花し4月11日に散り終わりとなりました。
有料入園期間は3月29日から4月11日までの14日間の有料入園者数は、これまでで最も少ない6万8,755人でした。
これまでの最少入園者数は、平成30年の11万9,747人で、今年はそれの6割に満たない入園者数となっています。
26日の会議では、桜の開花が全国的に早まっている事から、駐車場の準備や交通規制の申請など今後準備を早めに行うよう求める意見が出されました。
また、市では低炭素社会への取り組みとして出店者に対してプラスチック容器などの削減を出店条件に盛り込むか検討していくとしています。
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伊那市 コロナワクチン高齢者集団接種
伊那市は65歳以上の高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの集団接種を26日からロジテックアリーナで始めました。
26日はロジテックアリーナで市内の開業医5人が65歳以上の高齢者150人接種を行いました。
訪れた人たちは、受付をすますと、医師が健康状態を確認し、その後、別の部屋で接種を受けていました。
伊那市の65歳以上の高齢者はおよそ21,000人です。
市ではこのうち、半数の1万人の予約を受け付け、集団接種が3千人、かかりつけ医などでの個別接種が7千人となっています。
集団・個別とも6月13日までに1回目の接種を終える計画で、接種日から3週間後に2回目を行う計画です。
ワクチン接種を受けたあと30分待機し帰宅していました。
伊那市では国が示す、7月末までに高齢者のワクチン接種を終えたいとしていて、残りの1万人については、6月中に予約時期を示したいとしています。
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米の有機栽培に取り組む
伊那市長谷地区で農業を軸に地域おこしに取り組む「南アルプス山麓地域振興プロジェクト協議会」などは今年度、米の有機栽培に取り組みます。
22日は、有機栽培に興味がある人や農作業体験をしたい人など上伊那を中心におよそ20人が参加しました。
3つの班に分かれてコシヒカリやあきたこまちの苗を植えました。
この取り組みは、付加価値がある有機栽培の米をつくろうと、協議会と地区住民でつくる溝口未来プロジェクトの共催で行われたものです。
常福寺近くの田んぼでは、参加者が歩行型田植え機や手植えで苗を植えていました。
参加した男性は、「生物が生息する田んぼの米は美味しいと思います。収穫が楽しみです」と話していました。
今後は、田んぼの草取りを行い秋に稲刈りや収穫祭を計画しています。
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県が飲食店勤務者に無料で検査
県は、伊那市・箕輪町・南箕輪村・駒ヶ根市・宮田村の5市町村の飲食店従業員の希望者を対象に無料でPCR検査を行うことを昨日発表しました。
検査は27日・28日・31日・6月1日の4日間行われます。
検査は希望日前日の正午までに予約が必要です。
申し込みは店舗がある市町村で受け付けています。
症状がない人が対象で、県では症状がある人はかかりつけ医や伊那保健所へ相談するよう呼びかけています。
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新山でハッチョウトンボ羽化始まる
伊那市新山のトンボの楽園では、日本一小さなトンボ「ハッチョウトンボ」の羽化が始まっています。
今朝、ハッチョウトンボの羽化の様子を撮影することができました。
こちらは羽化し始めてから20分ほどたったトンボです。
ハッチョウトンボは、日本最小のトンボで体長はおよそ2センチです。
14日ころから羽化が始まりました。
伊那市新山のトンボの楽園で見ることができます。
さらに20分ほどかけて羽が広がります。
その後徐々に羽が透明になり、飛べるようになります。
トンボの楽園は、地元住民を中心に作る新山トンボの楽園を育てる会が整備しています。
これまで整備を行っていた「新山山野草等保護育成会」が会発足から20年近く経ったことから去年解散し、新しく結成されました。
会員で、週に2,3回訪れ観察をしている高遠町の酒井昇治さんです。
新山トンボの楽園を育てる会では今年度、県の元気づくり支援金を活用し、遊歩道の修繕を行います。
そのほか年2回の草刈りや水の管理を行い、トンボの生息しやすい環境を保全していくということです。
会長の北原幸人さんです。
会では、今月29日に草刈りを、7月4日に観察会を開く予定です。