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路線バス西箕輪線 存続へ
伊那市や南箕輪村を通る路線バス「西箕輪線」の存続について検討を進めてきた伊那市地域公共交通協議会と南箕輪村地域公共交通会議は、運行主体を市の協議会に移して路線を存続させることを決めました。
12日に開かれた南箕輪村議会全員協議会で報告されました。
西箕輪線は、伊那市西町の伊那バス本社前から、南箕輪村を通って西箕輪与地まで走る路線です。
昨年度の赤字額がおよそ3,700万円で、路線の維持が困難なことから、伊那バスでは市や村に更なる支援を求めていました。
これを受けてそれぞれの会で検討を進め、今後は伊那市地域公共交通協議会が運行する路線として存続させることを決めました。
伊那バスへの運行委託料3,000万円のうち、走行距離に比例して8割の2,400万円を市が、2割の600万円を村が負担することになっています。
経費を削減するため、土曜日に運行している11便のうち、4便については廃止し、それ以外はこれまで通り運行するということです。
協議会での運行は来年度の4月1日からとなっています。 -
入浴中の女性を助けた2人に感謝状
今年1月、伊那市長谷の住宅で入浴中に意識を失った高齢の女性を助けたとして、この家の近所に住む2人に、11日に感謝状が贈られました。
11日は高遠消防署で表彰式が行われ、伊那市長谷の林清美さんと山岸吉雄さんの2人に武井修署長から感謝状が贈られました。
林さんは、近所に住む高齢の女性と障がいのある娘の2人暮らしを心配し、いざという時のための呼び出しブザーを設置しています。
1月2日午後8時頃、女性が入浴中に意識を失い、それに気づいた娘がブザーを使って林さんを呼びました。
林さんは、同じく近所に住む山岸さんを呼び119番通報をした他、救急車が到着するまでの25分間通信指令員の指示に従い気道確保などの適切な処置を行ったということです。
女性は、市内の病院に運ばれ、その日のうちに自宅に戻ることができたということです。
武井署長は、「応急処置が迅速かつ的確に途切れることなく行われたことが救命につながった」と感謝していました。 -
日本で最も美しい村連合 展示
「日本で最も美しい村連合」に加盟している伊那市高遠町の文化や風景を紹介する展示会が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、日本で最も美しい村連合に加盟している、伊那市高遠町・大鹿村・木曽町・中川村・南木曽町を紹介する写真や工芸品などが並んでいます。
2015年に加盟した高遠町は、石仏と風景の写真を展示しています。
これまで石仏の写真は展示してきましたが、観光資源をPRしようと、今回は桜やバラ、祭りの様子の写真も並んでいます。
会場には高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの枝も展示されていて、今週末頃花が咲きそうだということです。
主催者を代表して大鹿村の担当者は「地域の良さを知ってもらい、実際にそれぞれの場所に足を運んでもらいたい」と話していました。
この展示会は、19日(火)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
高遠伝統のだるま市
江戸時代から続くとされる伊那市高遠町のだるま市が、11日に鉾持神社参道で行われ、福だるまを買い求める人で賑わいました。
だるま市は、今年1年の無災害や農作物の豊作を願う鉾持神社の祈念祭にあわせて、神社前に市をだしたのが始まりとされる伝統行事です。
鉾持神社参道には、大小様々な福だるまや宝船などの縁起物を販売する露店が並びました。
訪れた人たちは、気に入ったものを見つけて値段交渉していました。 -
養護学校通学前 一時預かり実施
南箕輪村は、伊那養護学校に通う村内の小中学生を午前7時30分から9時までの間預かる事業を、新年度から始めます。
仕事を持つ保護者から、子どものスクールバスの迎えが来る午前9時頃まで待つのが難しいという相談があったことから実施を決めました。
預かり事業は、南箕輪村社会福祉協議会の一室を使い、月曜日から土曜日の午前7時30分から午前9時まで行います。
村によると、養護学校に通う子どもを一時的に預かる事業は、県内では初めてだということです。
唐木一直村長は「すぐに取り掛からないといけない悩みだということをヒシヒシと感じた。子育ての村、福祉の村に向けて様々な取り組みを進めていきたい」と話していました。
事業は来年度からを予定していて、利用料は1回700円となっています。 -
村障がい者就労事業所 来年度増築
南箕輪村は、就労支援事業所「障がい者生きがいセンター」が手狭になっていることから、来年度増築を行う考えを12日、示しました。
これは、この日開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。
障がい者生きがいセンターには、21歳から69歳までの人が働いています。
現在、定員の20人を超える24人が通所していて、伊那養護学校の卒業生でも通所を希望している人がいることから増築することを決めました。
延床面積およそ140㎡の平屋建てで、作業スペースとして使うことができる交流室やカフェスペースが設けられる計画です。
総事業費はおよそ5千600万円で、村では来年度中の完成を目指すとしています。 -
伊那市集落支援員「交流・物流コラボレーター」を募集
伊那市では、ドローンや自動運転、AIによる最適運行・自動配車サービスなどの新産業技術の推進を、商店街や中山間地などの地域に入って協力して行う集落支援員「交流・物流コラボレーター」を募集します。
募集人員は1人。
応募資格は、●年齢は20歳以上65歳以下●新産業技術による地域課題の解決に熱意と知識を有し、積極的に活動できること●心身ともに健康で、地域になじむ意志を有し、かつ誠実に活動を遂行できること●普通自動車運転免許を取得している●パソコンおよびスマートフォンの一般的な操作ができること。
応募期間は、2019年3月1日までです。
委嘱期間は、2019年4月から2020年3月末。
報酬費は月額29万1,600円。
(雇用形態ではなく委嘱となります。)
(詳しくは、伊那市役所 電話78-4111 内線2146まで)
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3%減の町長給料を規定額に
箕輪町特別職報酬等審議会は条例規定額から3%減額している町長の給料を規定額に戻すよう白鳥政徳町長に答申しました。
8日に箕輪町特別職報酬等審議会の黒田重行会長が箕輪町役場を
訪れ白鳥町長に答申しました。
それによりますと3%減額している町長の給料は元に戻し月額83万円としています。
副町長と教育長は現行通りで副町長が67万円、教育長は56万2千円としています。
また現行22万7千円の議員報酬については近隣市町村の状況を
考慮し活動経費増加への対応を含め見直しを求めています。
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女子バスケWリーグ 伊那で公式戦
バスケットボール女子日本リーグの公式戦が8年ぶりに、伊那市で開かれました。
10日は伊那市民体育館で公式戦が行われバスケットボールファン760人ほどが訪れました。
バスケットボール女子日本リーグのWリーグに所属する、リーグ4位・白のユニフォーム・デンソーアイリスとリーグ11位・黒のユニフォーム山梨クィーンビーズとの試合が行われました。
10日の試合はレギュラーシーズンの最終戦となります。
プレイオフへの進出を決めているデンソーが序盤からリードを奪う展開となりました。
Wリーグの公式戦が伊那市で行われるのは8年ぶり6回目となります。
結果、85対39でデンソーが勝利しました。
バスケットボール女子日本リーグのプレイオフは16日から秋田県で始まります。
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12月の求人倍率1.88倍
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は、11月を0.01ポイント下回る1.88倍でした。
月間有効求人数は4,488人、月間有効求職者数は2,385人で、去年12月の月間有効求人倍率は11月を0.01ポイント下回る1.88倍でした。
県は1.68倍、全国は1.63倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
今年3月卒業予定の新規高卒者の内定者数は383人で、内定率は91.6%となっています。 -
上牧の住民がそり遊び
伊那市上牧の住民は、地区内の林道で10日にそり遊びを楽しみました。
関係者にとっては9日の降雪が恵の雪になったようです。
10日は、大人と子ども合わせて20人が集まりました。
住民有志でつくる上牧里山づくりでは、地区内の林道を利用して全長およそ100メートルのコースをつくり、毎年そり大会を開いています。
今年は雪がなく中止も考えていたということですが、なんとか開催することができたということです。
そり大会には、桜やアカシア、竹などで作った手作りのそりが用意され、早速子どもたちが滑っていました。
うまく滑ることができない子ども達に代わり大人が挑戦すると、勢いよく滑りおりていました。
上牧里山づくりでは、「地域の自然で沢山の思い出をつくってたくましく育ってほしい」と話していました。 -
宮田豚コレラ 防疫措置完了
宮田村の養豚場で陽性が確認された豚コレラについて、長野県は、感染拡大を防ぐ措置を8日に終えたことを明らかにしました。
8日午後4時半に県庁と伊那合同庁舎などをテレビ電話で結び、豚コレラの防疫対策本部会議が開かれました。
宮田村の養豚場では、6日から県や自衛隊、市町村の職員などのべ800人ほどが対応に当たりました。
養豚場で飼育されていたすべての豚2444頭の殺処分と埋め立て処理、施設の消毒などを行い、8日午後5時30分に作業が完了したということです。
新たな感染防止対策として、9日から、畜産関係車両の消毒ポイントが設置されました。
エサの運搬車や家畜運搬車など、近辺を通過する畜産関係車両を対象にしています。
場所は養豚場からおよそ3キロ地点となる宮田村総合ふれあい広場とJA上伊那赤穂カントリーエレベーターの2か所です。
時間は午前7時~午後7時までで、期間は3月8日までです。
ほかに、宮田村の養豚場と同じ時期に食肉処理場に豚を出荷していた県内の17の養豚場で豚の様子を監視するとしています。
また、農場周辺の野生イノシシの感染状況の確認にも取り組んでいくということです。
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こうのとりカプセル帰還 講演会
国際宇宙ステーション物資補給機「こうのとり7号機」の小型回収カプセルが帰還したことを受けて、JAXAのスタッフとカプセルに部品が使われた伸和コントロールズ株式会社の社員による講演会が9日開かれました。
こちらが、小型回収カプセルに使われた伸和コントロールズが開発したバルブです。
去年11月11日に宇宙から無事帰還しました。
講演会に合わせて会場で展示されました。講演会では、JAXAの小型回収カプセル開発チーム長の田邊宏太さんが講演しました。
こうのとりは、国際宇宙ステーションに物資を補給するために打ち上げるもので、「小型回収カプセル」は、宇宙から研究サンプルを地球に持ち帰るためのものです。
伸和コントロールズのバルブは、カプセルが大気圏に突入する際の姿勢制御に使われました。
田邊さんは、動画を見せながら、カプセルの回収時のことなどについて話をしました。
また、伸和コントロールズ株式会社のバルブ技術グループ責任者の松田幸士さんはバルブ開発のエピソードについて話をしました。
講演会は、伊那市などが開いたもので、会場にはおよそ150人が訪れました。
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バレンタイン前にお菓子作り講座
14日のバレンタインデーを前に、南箕輪村公民館は、チョコレートを使ったお菓子作りの講座を9日開きました。
講座には村内の小学生やその保護者18人が参加し、ガトーショコラなどを作りました。
レシピは南箕輪村の管理栄養士らが考えたもので、バターや生クリームの代わりに豆腐を使う、安価でヘルシーなレシピです。
子どもたちは、溶かしたチョコレートの中につぶした豆腐や卵、薄力粉などを入れて混ぜ合わせていました。
南箕輪村公民館では、季節に合わせて様々な講座を開いていて、今回はバレンタインを前に手作りの菓子を作ってもらおうと開きました。
お菓子を作って家族や友達にプレゼントしてほしいというのが今回のコンセプトです。
カップに生地を入れ、オーブンで15分ほど焼きました。
講師の南箕輪村の管理栄養士は「チョコペンなどでデコレーションすると華やかになります」と紹介していました。
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小学生が地元企業の仕事体験
小学生に地元の企業の仕事を体験してもらうイベント「このまちのおしごとごっこ」が伊那市のいなっせで9日、開かれました。
イベントは、子どもたちに、将来に対するイメージを膨らますきっかけにしてもらおうと伊那商工会議所青年部が初めて開いたもので、伊那市内の23の企業や団体が出展しました。
このうち、伊那バス株式会社はバスガイド体験を行いました。
子ども達はバスガイドの服を着て、伊那市内の名所を撮影した映像を使ってガイドをしていました。
サンスイ生花店は、好きな花を選んで作るフラワーアレンジメント体験を行いました。
店員は、「花に愛情を込めて自由に花を挿してください」と子どもたちにアドバイスをしていました。
また、伊那ケーブルテレビも参加し、子ども達がアナウンス体験をしました。
他にもヒノキで椅子を作ったりネイルアートに挑戦するなど、子ども達が体験をしながら仕事について理解を深めていました。
体験を終えた子どもには修了証が手渡されていました。
イベントには、親子合わせておよそ300人が訪れたということです。
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富県でプチヴェールまつり
伊那市富県の農家が特産化を目指す冬野菜「プチヴェール」をPRするイベントが農林産物直売所たかずやで9日、行われました。
今が旬のプチヴェールは、ケールと芽キャベツを掛け合わせた冬野菜で栄養価が高く甘みがあるのが特徴です。
9日は、直売所たかずやでプチヴェールまつりが開かれ、プチヴェールを使ったおひたしや天ぷらが訪れた人たちに振舞われました。
直売所たかずやの生産グループは、富県の気候が栽培に適していることから特産化を目指し16年前から生産しています。
会員60人のうち30人がプチヴェールを栽培しているということです。
プチヴェールは4月中旬まで収穫作業が行われ、1袋150円で直売所たかずやで販売されています。 -
伊那市空家等対策協議会発足
伊那市内の空家の適正管理に専門的な見地や市民の立場から意見を求める伊那市空家等対策協議会が8日発足しました。
伊那市空家等対策協議会は警察や消防のほか伊那不動産組合、長野県建築士会など12人で構成されていて会長には長野県司法書士会伊那支部支部長の戸田雅博さんが選ばれました。
協議会は空家等対策特別措置法により全国の市町村で家屋の解体などの行政代執行が可能となったことから対象となる空家を判定するために設置されたものです。
協議会の設置は上伊那8市町村のうち伊那市は5番目、県内77市町村では34番目となります。
伊那市によりますと空家も個人の財産であり行政代執行を行う場合は費用の請求ができるかを見極めなければならないということです。
伊那市の平成29年の調査では空家とみられる建物は2,221棟で相談や苦情の対応は平成29年4月から今年1月末までで24件だということです。
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あり方研究委員会が結果を市長に報告
新しい高遠町総合支所庁舎の建設に向け機能や規模などについて調査・研究を進めてきた高遠町総合支所あり方研究委員会はその結果を8日白鳥孝伊那市長に報告しました。
あり方研究委員会の伊藤岩雄会長ら3人が伊那市役所を訪れ白鳥市長に報告書を手渡しました。
報告書によりますと新しい総合支所の位置については旧総合支所がある場所またはその周辺としています。
規模については支所機能が実現できる規模としています。
伊那市では庁内に検討委員会をつくり、報告書の内容を生かした新しい総合支所庁舎建設について検討していくということです。
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渓流釣り解禁を前にあまご放流
天竜川漁業協同組合は渓流釣りシーズンを前に天竜川水系の河川であまごの成魚を8日放流しました。
あまごは全長が18センチから25センチで重さは70グラムから100グラムほどです。
組合員がトラックで運んできた約80キロ分のあまごをバケツに移し変え小黒川など伊那市内の河川4か所に放流しました。
天竜川漁協では今年は雪が降らず水量が少ないことによる魚への影響が心配だとしています。
渓流釣りの解禁は16日土曜日の午前0時で遊漁料は年間券が
6,600円、日釣り券は1,100です。
天竜川漁協では天竜川水系全体で500キロ分約6,000匹を放流していて水温が12度ほどになる4月頃から釣果が期待できるのではないかと話していました。 -
直売サイトで農家と消費者結ぶ
インターネットを通じて農家・直売所・生産者を結ぶ、ウェブサイトの全国一斉スタートを前に、南箕輪村のファーマーズあじ~なで8日、デモンストレーションが行われました。
ウェブサイトには、直売所の最新の入荷情報などが掲載され、家にいても店の情報を見ることができます。
この日はあじ~なで報道向けのデモンストレーションが行われました。
農産物直売情報サイト「チョクバイ!」には、全国各地の直売所が登録される予定で、長野県でも800店以上ある直売所や道の駅、すべての登録を目指しています。
店内に置かれた野菜の横にはウェブサイトと連動した、農家情報のポップが貼られます。
ポップ内にあるQRコードから農家の詳しい情報を見ることもできます。
買い物に訪れていた飲食店経営の男性は「生産者の方の顔や情報がより見られるようになるというのは、買う側からしたらうれしいです」と話していました。
ウェブサイトを通じて、生産者には農産物のPR効果や消費者の声の収集、消費者には買い物情報や安心安全な環境を提供しようと運用が計画されています。
農業マーケティング会社「ファーマーズ・ガイド」が今年夏頃の運用開始を目指しているもので、県内の直売情報については伊那市の広告代理店アド・コマーシャルが行います。
赤羽通会長は「農家のみなさんが売れる環境をつくることで自立を促したい。こういった活動も地域への恩返しのひとつです」と話していました。
農家や直売所のサイトへの登録は無料で、夏の本格稼働に向けて今後、登録促進を図っていくということです。 -
全県一斉に高校入試 前期選抜試験
高校入試前期選抜試験が8日、県内一斉に行われました。
南箕輪村の上伊那農業高校では、午前8時過ぎ、受験生が会場に向かっていました。
上伊那の公立高校では、伊那弥生ケ丘高校を除く7校で前期選抜試験が行われました。
上農高校では、生物生産・生命探究・アグリデザイン・コミュニティデザイン、4つの学科合わせて171人が志願していて、倍率は上伊那で最も高い2.14倍となっています。
県内全体ではおよそ6,800人が前期選抜試験に志願していて、このうち上伊那の7校には623人が志願しています。
長野県教育委員会によりますと、入試にかかわるトラブルはなかったということです。
前期選抜の合格発表は、15日に行われる予定です。 -
一茶の故郷から 井月を学ぶ
北信の信濃町のボランティアガイドや俳句愛好者など24人が1月31日伊那市の創造館を訪れ、井上井月の書などを見学しました。
信濃町の一茶記念館では、長野県で活躍した俳人について知識を深めようと毎年学習ツアーを行っています。
今年は幕末から明治にかけ上伊那を放浪した俳人・井上井月を学習テーマとし31日に伊那市を訪れました。
参加者は、創造館に展示されている、井月の書などを見学しました。
学習ツアーを企画した一茶記念館では「地域で親しまれている俳人・小林一茶と井上井月を通じて交流が深まれば」と話していました。
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江戸時代からのひな人形並ぶ
伊那市高遠町の旧馬島家住宅で、江戸時代から平成までの雛人形が並ぶ展示会が、7日から始まりました。
旧馬島家住宅には、およそ400体の雛人形が並んでいます。
面長な顔と切れ長の目が特徴の江戸時代中期から後期の「享保雛」
雛段ではなく屋形の中に飾られた江戸時代後期の「古今雛」など、時代によって違う雛人形を見ることができます。
この他、地域住民から寄せられた大正や昭和のもの、押絵雛やつるし雛も展示されています。
旧馬島家住宅では「時代ごとに表情の違う雛人形を親子で楽しんでもらいたい」と話していました。
ひな人形展は、4月22日まで旧馬島家住宅で開かれています。
だるま市が開かれる11日には、入館者にさくら茶の無料サービスが、3月10には参加費100円のお茶会を開く予定です。 -
地元の牛乳使った商品認定
上伊那地域の酪農家などでつくる上伊那地域酪農協議会は、開発した牛乳、酪農家のおもてなし牛乳を使った商品を販売している店舗などに、7日、認定証を交付しました。
今回認定されたのは、南箕輪村の大芝の湯が販売しているプリン。
伊那市の菓子庵石川が販売している甘酒プリン。
箕輪町のみのわ愛す工房が販売しているジェラートです。
これら全てに酪農家のおもてなし牛乳が使われています。
この日は、それぞれの代表に認定証が交付されました。
JA上伊那や伊那酪農業協同組合などでつくる上伊那地域酪農協議会では、新たな販路拡大や地域に根付いた商品化を進めようと、酪農家のおもてなし牛乳を使った商品の認定を始めました。
協議会の下村篤会長は「今後も新たな商品開発に期待しています」と話していました。
今後も、商品の認定を希望する店舗や団体があれば審査を経て随時認定していくということです。 -
高校生に不在者投票呼びかけ
伊那市選挙管理委員会事務局は、この春卒業予定の高校3年生を対象に、不在者投票の手続き方法を知ってもらおうと7日、南箕輪村の上伊那農業高校で啓発活動を行いました。
この日上農高校で開かれた社会セミナーで、伊那市役所の職員が不在者投票について説明しました。
不在者投票は、地元を離れてほかの市町村に滞在する人が、滞在先の市区町村の選挙管理委員会で投票できる制度です。
高校3年生は、進学や就職で地元を離れる生徒が多く、投票率も低いということです。
去年4月に行われた伊那市長選挙の18歳・19歳の投票率は21.98%でした。
職員は「4月の県議会議員選挙は転居の時期と重なるが、不在者投票の制度を利用して積極的に選挙に行ってほしい」と呼び掛けていました。 -
県の就業支援で女性限定の面接会
長野県が女性の就業支援事業として行う、女性限定の面接会が、7日伊那市のいなっせで開かれました。
面接会には、介護職や製造業など、パートを中心に21の企業が参加しました。
面接会には、子どもと一緒に普段着で参加することができ、採用担当者から直接話を聞くことができます。
これは、長野県が女性の就業支援として行っているもので、上伊那で開催されるのは3回目です。
伊那市のほかにも、県内6会場で開かれています。
会場には、託児所が設けられているほか、それぞれのブースにも子どものおもちゃなどが置かれていて、参加者はリラックスした様子で、面接を受けていました。
女性限定の面接会には、昨年度より28人多い、105人が参加しました。
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路線バスに確定申告ステッカー
18日から全国の税務署で始まる確定申告を前に、℮タックスでの申告を呼び掛けるステッカーと中吊広告が路線バスに掲載されました。
7日は、伊那バス株式会社本社で、社員がバスの車体にeタックスの利用を呼び掛けるステッカーを張っていました。
伊那バス株式会社を含む、伊那税務署管内の協力企業で作る納税関係団体連絡協議会の加盟団体が、確定申告のPRに協力しています。
バスの車内には中吊広告が掲示されました。ステッカーと中吊広告は80セット用意され、辰野町から中川村までの伊那税務署管内の路線バスで掲示されます。
今回の申告からスマートフォンでも申告が可能になっていて、伊那税務署では、インターネットを活用した手続きを呼び掛けています。
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豚コレラ 殺処分完了
宮田村の養豚場で陽性が確認された豚コレラについて、養豚場にいた全数2444の殺処分が完了しました。
長野県によると、午前9時頃には、養豚場にいた2444頭全頭の殺処分が済んだということです。
現場では、肌色をした袋が積み上げられていました。
養豚場近くでは、殺処分した豚を埋めるための穴が掘られていました。
石が多い地盤で穴掘りは難航したということですが、正午ごろから穴に埋める作業が始まったということです。
埋める作業は、9日までに完了させるとしています。
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ミヤマシジミ研究会 環境展
絶滅危惧種のチョウ、ミヤマシジミの保護活動を行っているミヤマシジミ研究会による環境展が伊那市役所で開かれています。
ミヤマシジミは絶滅危惧種に指定されていて日本では主に中部と関東北部に分布しています。
羽を広げた大きさは2センチから3センチほどで県内では主に伊那谷に生息しています。
環境展は信州大学や地域住民でつくるミヤマシジミ研究会などが開いているもので今回で7回目です。
写真や標本のほか学校近くの山林にミヤマシジミが生息している伊那西小学校の児童が行った保護活動が紹介されています。
伊那西小学校の3年生8人は去年の秋に研究会とともにミヤマシジミの幼虫のエサとなるコマツナギを校内に植え成長する様子を観察してきました。
環境展では伊那西小学校児童が描いたミヤマシジミの絵も展示されています。
ミヤマシジミ研究会は「身近な生き物たちに関心を持つことが伊那谷の自然を守るうえで大切だ。」と話していました。
環境展は15日金曜日まで伊那市役所1階ロビーで開かれています。 -
アイデアバッグで5位入賞
箕輪町の箕輪中学校2年の太田結衣子さんは、全国中学生創造ものづくり教育フェアのアイデアバッグコンクールで5位入賞を果たしました。
5日は、太田さんが役場を訪れ、白鳥政徳町長に結果を報告しました。
太田さんは、家庭科部の部長を務めていて全国大会に出場するのは2回目です。
全国大会は先月26日に で開かれ全国から16人が出場しました。
太田さんが出場したアイデアバッグコンクールでは3時間30分以内にバッグを製作します。
出張の多い父親を思いパソコンやワイシャツの他カギなど小物も収納できるバッグを製作したということです。
白鳥町長に今後は何をつくりたいか尋ねられると太田さんは、「自分の洋服を作ってみたいです」と答えていました。