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中学生のイメージ 8割「大人は疲れている」
中学生から見た大人のイメージについてアンケートを行った伊那青年会議所は、28日に集計結果を発表しました。 およそ8割の子どもが「大人を尊敬できる」と答えた一方で「疲れているイメージだ」と回答しています。 伊那市内で伊那青年会議所主催のワークショップが開かれアンケート結果が報告されました。 3月1日~15日まで、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の全ての中学校の2年生1,240人を対象に行い、1,145人から回答がありました。 大人のイメージについて「元気か疲れているか」との問いには79.8%が「疲れている」、「尊敬できるか」との問いには84.7%が「尊敬できる」と回答しました。 「かっこ悪い大人とは」との問いには、「マナーが悪い」が最も多く、次いで「お礼や感謝ができない」「人には言うが自分はやらない」「家族や友人を大切にできない」「差別をする」などとなっています。 このアンケートは、子どもの成長を願う上で自らの姿を振り返る必要があるとして今回初めて行われました。 ワークショップでは、青年会議所のメンバーのほかに中学校の教諭やPTA役員など教育関係者も加わり、大人がどのような姿を見せていくべきか意見を交わしました。
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箕輪町で還暦祝い 79人が参加
来年度60歳になる箕輪町民を対象にした還暦祝いが、24日に箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。 箕輪町還暦祝いは来年度60歳になる町民有志が実行委員会をつくり毎年行われていて今年で62回目になります。 式典では全員で箕輪町民憲章を唱和しました。 実行委員長で松島の小林誠さんは「60歳を目前に、周りの人たちのおかげで生かされているという感謝の気持ちが大きくなった。今日をきっかけに何か新しい事を始めて第2第3の人生を実りあるものにしていきましょう」と呼びかけました。 箕輪町で来年度60歳となるのは昭和33年4月2日から昭和34年4月1日までに生まれた278人です。還暦祝いには、このうち79人が参加しました。
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箕輪町とフクロヤ家具が園児の避難場所に関する協定締結
箕輪町と有限会社フクロヤ家具総合センターは、災害時の木下北保育園の避難場所の提供に関する協定を26日に締結しました。 白鳥政徳町長とフクロヤ家具の唐澤修一社長が覚書を交わしました。 木下北保育園は、住宅密集地にあり、周囲に避難できる場所がありません。 近くにあるフクロヤ家具は、床面積が900平方メートルと広く、災害時には全園児が避難できることなどから協定を結びました。 これまでも保育園の雪かきや大雨のときの防災対策などで協力をしてきたということです。 唐澤社長は「地域企業としては当たり前のことだが、この他のことでも園から要請があれば出来る限りの協力はしていきたい」と話していました。 白鳥町長は「これまで同様、協力をお願いします」と話していました。 事業所が町内の保育園と避難場所の提供に関する協定を結ぶのは今回が初めてだということです。
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八木氏 市長選へ政策発表
任期満了に伴う4月15日告示22日投開票の伊那市長選に立候補を表明している新人の八木択真さんは、市民や職員の意見を聞き活発な議論を交わす行政に転換を図るとする政策を27日、発表しました。 八木さんは無所属新人で元市議会議員です。 27日は、伊那市の坂下公会堂で政策発表を行いました。 八木さんは、市民や職員の意見を聞き、活発な議論を交わす行政に転換するとして、行き過ぎたトップダウンをあらため、職員のやる気を引き出す組織運営につとめるとしています。 政策として、駅前の廃墟を再生し、専門家でチームを作り伊那に人の流れをつくりたいとしています。 また、不要不急の事業は整理し福祉や教育、地元産業の育成を重視したいとしています。 農業振興として、新規就農者への農業機械購入などの補助、また販路拡大や営業活動の支援をあげています。 また、中高生の部活の送迎や、通学交通費を支援するとしています。 伊那市長選には現在、現職の白鳥孝さんが出馬を表明しているほか、新人の三石佳代さんが4月1日に正式に出馬を表明する予定です。
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高遠城址公園の桜 7日開花・14日満開の予想
民間の気象情報会社ウェザーニューズは、高遠城址公園の桜の開花予想を来月7日、満開は14日と、3月27日に発表しました。 画像は27日の高遠城址公園南側の桜です。 少しずつつぼみが赤くなり始めています。 ウェザーニューズの27日の発表によると、高遠城址公園の桜の開花は例年より2日遅く去年より7日早い、4月7日、満開は14日と予想しています。
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ガレット売上額2,400万円 「徐々に広がってきている」
2016年10月に発足した「信州伊那谷ガレット協議会」加盟店の1年間のガレットの販売数が2万8,000食、売上額は2,400万円だったことが分かりました。 協議会は「徐々に地域に広がってきている」と話しています。 協議会の総会が、27日にいなっせで開かれ、販売数と売上が報告されました。 報告によると、発足した2016年10月から去年9月までの1年間の販売数は2万8,000食、売上額は2,400万円でした。 ガレット販売店舗数は発足時の7店から22店まで増えています。 会では来年度、販売数4万食、売上額3,100万円を目指すとしています。 渡邊竜朗代表は「スタートした時には想像もつかなかった数字になっている。徐々に広がってきているのを感じる」と話していました。 また来年度はガレットに愛着を持ってもらうために高校生を対象にした体験活動を行う考えです。 高校生が主体となりガレットを使った企画を考え、協議会のメンバーがサポートをするもので、講師料や運営費は協議会が捻出するということです。 今年度の協議会の活動には、県の元気づくり支援金が活用されています。
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VC長野 新リーグ1部に参戦へ
国内バレーボールリーグの再編に伴い新しく組織される「Vリーグ」1部に、南箕輪村を拠点に活動するVC長野トライデンツが参入することが決まりました。 県内では初めて、バレーボール1部リーグに所属することになります。 27日は南箕輪村役場で記者会見が開かれ、笹川星哉監督がこれまでの経緯や想いを話しました。 笹川監督は「自分自身、10年で1部リーグに参入できるとは思っていなかった。自分が選手だった時代、1部リーグには行きたかったが、身長や身体能力などどうしても行くことができなかったが、そういう場所に今回挑戦できることになる。諦めずに続けてきて良かった」と話していました。 VC長野は、2008年に発足し、地域リーグを経て2015年にVリーグに参入しました。 参入後1年で3部リーグ優勝と2部リーグ昇格を決め、これまで2年間2部リーグで戦ってきました。 今季は、伊那でのホーム戦で連敗するなど10勝11敗の5位でシーズンを終えました。 VC長野は、監督が上級コーチの資格を持っていることや、行政のバックアップがあることなど、1部に所属するためのライセンスを取得していることから昇格が決まりました。 笹川監督は「全ての面で(これまでの1部所属チームに)劣っている。今季2部で5位だったことも踏まえて、選手全員がプロ意識を持って取り組み方を考えていかなければ、そういうチームと戦うことはできない」と話していました。 日本バレーボールリーグ機構は、チームのビジネス化を進めることで国内バレーボールを発展させていこうと、リーグの再編を決めました。 再編に伴いトップリーグの「V1」には、これまでの8チームより2チーム多い10チームが参加し、VC長野の参戦も24日に正式に決まりました。 新リーグの開幕は10月26日の予定で、VC長野は松本市総合体育館でホームゲームを行うことになっています。
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スピードスケート小平奈緒選手らに県民栄誉賞授与
平昌冬季オリンピックで金メダルを獲得した小平奈緒選手らに27日、県民栄誉賞が贈られました。 この日長野市で行われた表彰式には、スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した茅野市出身の小平奈緒選手の他に、菊池彩花選手や髙木菜那選手が出席しました。 阿部守一知事は「多くの県民に感動と勇気を与えてくれた。県民の誇りであり、更なる活躍を願っている。」と称えました。 会場にはおよそ350人が集まり、大きな拍手を送りました。 このほか、スピードスケートの山中大地選手ら6人に、スポーツ栄誉賞が贈られました。 表彰式は28日も行われ、スキーノルディック複合の渡部暁斗選手らが出席する予定です。 28日は、午前8時30分から、県庁で300人分の入場整理券が配られます。
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平成30年1月1日現在の地価公示
国土交通省は、平成30年1月1日現在の地価公示価格を、今日発表しました。 県内の平均は、住宅地で21年連続、商業地で26年連続の下落となりましたが、下落幅は縮小しました。 地価の公示は、一般の土地取引の指標や公共事業での土地取得の算定基準となり、不動産鑑定士が1平方メートルあたりの価格を判定したものです。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市荒井の商業地が、1平方メートルあたり49,600円で、去年と比べてマイナス2.9%。上新田の住宅地が30,400円でマイナス0.7%となっています。 箕輪町松島の商業地が、30,500円でマイナス3.2%。同じく松島の住宅地が26,800円でマイナス2.2%となっています。 南箕輪村沢尻の住宅地は、18,800円でマイナス0.5%となっています。 調査は、県内の43市町村、332地点で行われました。
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賭けない・吸わない・飲まない 健康麻雀
賭けない・吸わない・飲まないの三無いをモットーに行う健康麻雀の大会が24日、伊那市内で開かれました。 大会には、上伊那の40人が参加しました。 健康麻雀は月に2回か3回、伊那市保健センターで教室を開いていて、40代から90歳近くまで、上伊那の50人が登録しています。 大会は、初心者対象の「ゆっくり」と「一般」の2部門で行われました。 高島彬教室長は、「麻雀を通して人生をこよなく楽しみ、仲間と親睦を深めていきたい」と話していました。 大会の結果、「ゆっくり」は伊那市の高田洋子さん、「一般」は南箕輪村の倉田光子さんが優勝しました。
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箕輪町2団体 信州おもてなし大賞受賞
おもてなし向上に取り組んでいる企業や団体などを長野県が表彰する「信州おもてなし大賞」で箕輪町の2団体が最高賞を受賞しました。 20日は大賞を受賞した古田の里赤そばの会の唐澤利文会長と株式会社JINRIKIの中村正善社長が箕輪町役場を訪れ白鳥一利副町長に受賞の報告をしました。 古田の里赤そばの会では平成18年から上古田にある赤そばの里の管理を行っています。 英語版のホームページ作成やライブカメラの設置など情報発信に取り組んでいる点も評価されました。 株式会社JINRIKIは平成25年に車椅子のけん引機材を開発しました。 アウトドアを含めた観光に加え、災害時の緊急移動にも活用できる点が評価されました。 白鳥副町長は「今回の受賞は町民にとっても励みになり力にもなります。 これからも頑張って下さい」と話していました。 信州おもてなし大賞には、今年度22団体の応募があり、箕輪町の団体が入賞するのは初めてです。
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アルプス男声合唱団 演奏会
上伊那の男性でつくるアルプス男声合唱団の演奏会が伊那市のいなっせで18日に開かれました アルプス男声合唱団は2007年に発足し去年10周年を迎えました。 現在は、伊那市を中心に35人の団員がいて月に2回練習に励んでいます。 演奏会は、10周年を記念し開かれたもので童謡や合唱曲など18曲を披露しました。 ホールには男性ならではの力強い低音が響いていました。 団長の北沢理光さんは「よくここまで続くことができた。まとまりのある合唱団になり、ますます頑張っていきたい」と話していました。 アルプス男声合唱団は、11月に横浜国立大学のOBでつくる男声合唱団横浜グリークラブとのジョイントコンサートを予定しています。
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箕輪町起業女性6人 南箕輪でイベント開催
箕輪町の子育て中で起業した女性6人は、美容や癒しに関するイベント「おいでヨ♪おでかけマルシェ♪」を、21日に南箕輪村の直売所村の駅で行いました。 会場には、素肌にデコレーションを施すアート「ボディジュエリー」や、カラフルな砂で置物を作る「サンドアート」、「似顔絵」など6つの体験ブースが並びました。 イベントは、箕輪町の30代から40代の子育て中の母親6人が企画したもので、それぞれが美容師や似顔絵師として仕事をしています。 サンドアートのブースでは、15色ある砂の中から4色選び、思い思いに敷き詰めていました。 ヘアアレンジのブースでは、美容師から編み込みの方法を教わっていました。 代表の浦野香緒里さんは、「悪天候の中多くの人に足を運んでもらい、それぞれの活動を知ってもらえる機会になってよかった」と話していました。
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種子法廃止を前に種子に関する講演会
種子の安定供給を都道府県に義務付けてきた国の主要農作物種子法が3月31日に廃止されることを受け、「種子」ついて学ぶ講演会が、21日、伊那市の伊那図書館で開かれました。 講演会では、東京都在住でフリーランスとして世界の食の問題を取り上げている印鑰智哉さんが、種子法廃止に伴い今後起こりうることなどについて話をしました。 種子法は、米や麦、大豆などの主要作物について、優良な種子の安定的な生産と普及を「国が果たすべき役割」と定めている法律です。 この種子法を「民間の品種開発意欲を阻害している」として、国は廃止することに決めました。 印鑰さんは、「世界の大手バイオ化学メーカーが、遺伝子組み換え作物の種を普及させるために種子企業の買収を進めている。今後そのような企業から種を買わなければならないことも起こりうる。」と話していました。 講演会は、自然食の普及を目指す市内の母親らでつくる虹の市実行委員会「えん」が開いたもので、会場いっぱいとなるおよそ80人が集まりました。
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箕輪町 免許証返納で1万円の補助
運転免許証を自主返納した人に対し箕輪町は諸経費として1万円を4月から交付します。 対象となるのは箕輪町に住所がある65歳以上の人です。 交付金が受けられるのは今年の4月1日以降に免許証を自主返納した人で、諸経費として1万円が町から渡されます。 伊那警察署がまとめた平成29年の箕輪町の運転免許証返納状況は、65歳以上で免許を持っている5070人のうち返納者は64人となっています。 箕輪町では、運転免許証の自主返納を促進することで高齢者による自動車事故防止につなげていきたいとしています。 町ではこの他に返納者の支援策として町内循環バス「みのちゃんバス」の運賃の無料化や伊那市から箕輪町を結ぶ伊那地域定住自立圏縦断バスとタクシー運賃が割引となります。
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伊那市キャリアフェス 市内全ての中学2年生対象に
伊那市教育委員会などは、中学生に地域の歴史や文化、仕事について知ってもらうキャリアフェスを、11月2日に行います。 来年度は初めて、市内全ての中学2年生が対象となっています。 26日は、説明会が伊那公民館で開かれ、参加事業所や団体などからおよそ40人が集まりました。 キャリアフェスは、地域の産業や歴史、食について知り、その仕事に関わる人と接することで子ども達に愛着を持ってもらおうと、平成28年度から行われています。 これまでは、特定の中学校のみが対象でしたが、来年度は全ての中学2年生およそ650人が対象です。 参加企業は、90団体ほどを予定していて、各企業による説明の他、仕事に対する思いを聞くコーナーも設けられます。 伊那市中学生キャリアフェス実行委員会では、子どもだけでなく親子で参加してもらいたいと呼び掛けています。 キャリアフェスは、11月2日金曜日に、市民体育館で開かれます。 参加企業・団体の募集は、5月から始まります。
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最高気温22.2度 5月下旬並み
26日の伊那地域の最高気温は平年より10.1度高い22.2度と5月下旬並みの暖かい陽気となりました。 伊那市の春日公園です。 昼時には、家族や友人たちと敷物を広げて弁当を食べる姿が見られました。 長野地方気象台では、しばらくは暖かい日が続くと予想しています。
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上伊那観光連盟総会 解散を承認
市町村や事業団体などでつくる上伊那観光連盟の総会が、26日、伊那市役所で開かれ、来年度での解散が承認されました。 総会には、委員10人が出席しました。 上伊那では、各市町村や団体が連携して広域観光を図る上伊那地域連携DMOの設立を、今年10月1日を目途に進めています。 それに伴い、上伊那観光連盟の解散が承認されました。 解散までの事業計画案として、外国人観光客を対象に満足度調査を実施することや、上伊那の魅力を再発見するパンフレットを作成することなどが示され、承認されました。
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小平奈緒選手 凱旋祝賀パレード
平昌冬季オリンピックのスピードスケート女子500メートルで金、1000メートルで銀メダルを獲得した小平奈緒選手の凱旋祝賀パレードが、25日出身地の茅野市で行われました。(画像:エルシーブイ) パレードは、茅野市役所正面玄関からJR茅野市駅までの約800メートル区間で行われました。 沿道には、小平選手を一目見ようと多くの市民らがつめかけ、「おめでとう」などと声援を送っていました。 小平選手は、茅野市出身の31歳。伊那西高校の卒業生で現在は松本市の相澤病院に所属しています。 3大会連続で冬季オリンピックに出場していて、2010年のバンクーバでは、チームパシュートで銀メダル、今回の平昌では、スピードスケート女子500メートルで金メダル、1,000メートルで銀メダルを獲得しました。 茅野市民会館で開かれた報告会であいさつし、これからオリンピックを目指すこどもたちには「他人と比べず自分自身の成長を一歩一歩刻んでいってほしい」とエールを送りました。 茅野市によりますと、今回の凱旋祝賀パレードには、1万5千人の人出があったということです。
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K-kids Dancing Festival 練習の成果を披露
伊那市西町のK-kidsダンススタジオの発表会が25日に箕輪町文化センターで開かれました。 幼児から大学生、保護者まで、およそ150人が日頃の練習の成果を披露しました。
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信濃グランセローズ 大芝で練習試合
ルートインBCリーグ、信濃グランセローズのキャンプが南箕輪村の大芝公園野球場で始まり、25日は練習試合を行いました。 この日は、東京都のクラブチーム「TOKYO METS」と対戦しました。 南箕輪村出身の高井ジュリアン投手は4回からリリーフ登板し、ノーアウトランナー1塁のピンチをダブルプレーで切り抜けるなど、2回を無失点に抑えました。 箕輪町出身の漆戸駿(すぐる)投手は「今年は調子も良い。良いピッチングをしてチームに貢献したい」と意気込みを話しました。 新シーズンは来月8日に開幕する予定で、初戦は敵地で福井ミラクルエレファンツと対戦します。 本西厚博監督は新シーズンに向けて「目標はもちろんスローガンの『頂上(てっぺん)』。チームはリーグ優勝、選手はNPBを目指して頑張るので、ぜひ会場に足を運んで応援してください」と話していました。 試合は9対3で信濃グランセローズが勝ちました。
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高遠町歴史博物館で「古文書講座」始まる
地域に残る歴史資料を使って古文書の読み方を学ぶ初心者向けの講座が、伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で24日からスタートしました。 25人の募集に対し53人の申し込みがある人気ぶりです。 講師は、歴史博物館学芸員の福澤浩之さんです。 24日は、江戸から明治にかけて幕府のお触れを民衆に伝えるために立てられた「高札」を読みました。 この高札は、伊那市西春近の個人宅で保管されていたもので、キリスト教が禁止されている時代にそれに関わる人を摘発するよう書かれたものです。 福澤さんは歴史資料の読み方について「最初は細かい意味にこだわるのではなく、大まかな内容をつかむように心がけてください」と話していました。 この講座は、地域に残る史料を通して歴史に理解を深めてもらおうと初めて開かれました。 中には、この春高校に入学するという学生も参加していました。 講座は全7回で、今後は高遠藩内藤家の領地目録や戦国時代の鉾持神社の文書などを扱う予定です。
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箕輪町三日町で下草を焼く火事
昨日午後6時頃、箕輪町三日町で下草を焼く火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、箕輪町三日町です。 火はおよそ15分後に消し止められましたが、畦の下草などおよそ400平方メートルを焼きました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那署では、火事の原因について調べを進めています。
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写真同好五人会 作品展
伊那市と駒ヶ根市の写真愛好家5人による写真展が今日から伊那市東春近のギャラリー喫茶花鳥四季彩で始まりました。 会場には、ここ1年間の近作から1人4点ずつ、合計20点が展示されています。 この写真展を開いているのは写真同好五人会です。 市内の写真講座に通っていた仲間で11年前に立ち上げたグループで、月に1度勉強会を開いて腕を磨いています。 風景写真が主で、年に2回ほど県内外に撮影旅行に行くということです。 この作品は、会長の宮下文男さんの作品です。 去年4月に伊那市美篶の六道の堤を撮影したものです。 この写真展は、31日(土)まで伊那市東春近のギャラリー喫茶花鳥四季彩で開かれています。
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松本山雅 アルウィンでの試合を前にキックオフイベント
サッカーJ2の松本山雅は今シーズン初となるアルウィンでの公式戦を前に、キックオフイベントを24日に伊那市内で開きました。 イベントでは山雅の現役選手でゴールキーパーの村山智彦さんらによるトークショーが行われました。 村山選手は「山雅の良いところは、地域と一体となって全員が同じ方向を向いて戦っているところです。これから勝ち続けるためにスタジアムに来て選手の背中を押してください」と呼びかけていました。 会場には南信のサポーター約150人が訪れました。 トークショーの後には、選手のサイン入りボールなどがあたるじゃんけん大会が開かれました。 松本山雅は今シーズン開幕からの5試合で、3分け2敗となっています。 4月1日は松本市のアルウィンでのホームゲームが予定されていて、大宮アルディージャと対戦する事になっています。
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南箕輪村 こども館でフルートコンサート
南箕輪村のこども館でフルートのコンサートが24日に開かれました。 演奏したのは元中学校の音楽教諭で神子柴に住んでいる薮原あらたさんです。 3歳の娘と一緒にこども館を利用しているのがきっかけで演奏する事になりました。 この日は、こども館職員のピアノ伴奏に合わせてアニメソングや童謡など13曲を披露しました。
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新人の三石氏 市長選出馬へ
任期満了に伴う4月15日告示22日投開票の伊那市長選に新人で無所属の三石佳代さんが立候補の意向を固めたことを24日明らかにしました。 市長選にはこれまでに現職の白鳥孝さんと新人の八木択真さんが出馬を表明しています。 新人の三石さんは茅野市出身の41歳、伊那西高校卒業で上牧在住です。 現在会社員ですが市長選出馬にあたり今月末付けで退職するということです。 平成23年の県議選伊那市区に出馬し落選しています。 三石さんはリニア開通を見据え、富士見町から高遠町を経由し飯田市までをつなぐ鉄道の開通や美術を新たな産業として確立させることなどを公約に掲げるとしています。 来月1日に正式に出馬を表明し政策を発表する予定です。 市長選ではほかに現職2期目の白鳥孝さんと新人の八木択真さんが出馬を表明しています。
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高遠町図書館がベスト地域拠点賞
伊那市の高遠町図書館が参加する長野ブロックは、文化・教育・地域情報資源の創生とオープンデータ化に取り組んだとして、アーバンデータチャレンジ2017でベスト地域拠点賞を受賞しました。 高遠町図書館は、古地図を活用したアプリ「高遠ぶらり」の制作や、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」に記事を書き込むイベントの開催などを行ってきました。 アーバンデータチャレンジは地域課題の解決のために公共データを活用した自治体などを評価するものです。 長野ブロックでは、高遠町図書館のほかに、県立長野図書館や長野大学、蓼科高校などが活動しています。 全国で40拠点が登録されていて長野ブロックがベスト地域拠点賞を受賞しました。 高遠町図書館の諸田 和幸さんは「活用だけでなく、データを制作するところから始めた地道な取り組みが評価された」と話していました。 ベスト地域拠点賞受賞の副賞として来年度、オープンデータに関するシンポジウムが県内で開催されることになっています。
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セントラルパークの活用考える
伊那市のセントラルパークの活用について考える講演会が19日、伊那市創造館で開かれました。 講演会では遊休化した公共施設や公共空間を活用する企画などを行っている東京の飯石藍さんが話をしました。 飯石さんはスライドを使って泊まれる公園や、結婚式の会場など公園の活用事例を紹介していました。 またセントラルパークについては「人がいる場所がないので人が集えるようにベンチやテーブルを増やしてみるとよいのではないか。屋台のようなものをおくなど日常的に使える状況をつくり発信することで賑わいにつながる」と話していました。 講演会は伊那まちの再生やるじゃん会セントラルパーク活用委員会が開いたもので会場には約60人が集まりました。
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こども 科学の不思議講座
春休み中のこどもを対象にした科学の不思議を体験できる講座が、23日、南箕輪村のこども館で開かれました。 講師は、元理科教師で南箕輪村教育委員会の薄田 東(あずま)さんが務めました。 醤油を入れる容器にナットをつけて魚にみたて、水を入れたペットボトルに入れます。 ペットボトルをつぶすように力を入れると魚が沈んでいきました。 子どもたちは、歓声を上げていました。 この講座は、春休み中の子供を対象に南箕輪村こども館が開いたもので、70人ほどが参加しました。 一人一人に魚とペットボトルが配られ、思い思いに色付けしていました。 魚が沈むのは、浮力と水圧の原理で、ペットボトル内で圧力が伝わり、魚の中に水が入るため沈むということです。 薄田さんは、「不思議だなあと関心を持ってもらい、科学への興味につなげてもらいたい」と話していました。 作ったものは、子どもたちが持ち帰りました。 なお、南箕輪村こども館では、春休み中、ほぼ毎日、休み中の子ども向けのイベントを開催しています。