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大芝セラピーロードにクマ出没
25日から26日にかけ、南箕輪村の大芝高原セラピーロードでクマの目撃情報が相次いでいます。 クマは羽広工業団地方面へ逃げたということで、南箕輪村では引き続き注意を呼び掛けています。 25日の目撃情報を受け、今朝6時、村の職員や南箕輪村猟友会などが集まり、セラピーロードの西側にワナを設置しました。 これは、25日午後5時頃村の職員が撮影した写真です。 クマは、体長1メートルほどの成体とみられます。 南箕輪村によりますと、26日午前10時頃ワナ付近で再びクマが発見されました。 セラピーロード西側の信州伊那国際ゴルフクラブから「西に向かった」という情報が寄せられたことから、クマは羽広工業団地方面へ逃げたとみています。 南箕輪村では、「このクマは人に慣れているため、また里に下りてくる可能性が十分ある」としていて、引き続き注意をし、目撃した場合は役場へ連絡をするよう呼び掛けています。 写真提供:南箕輪村
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西箕輪小学校で初夏の運動会
上伊那のトップを切って、伊那市の西箕輪小学校で運動会が26日開かれました。 全校児童412人が紅組と白組に分かれ、22の種目で競いました。 暑さ対策としてこの時期に運動会を開くようになってから4年目になります。 これまでは6月1週目でしたが、臨海学習や5年生の田植え学習など、同じ時期に行事が重なることから今年は1週早く開かれました。 練習期間が短いため、今年は棒倒しと騎馬戦は行いませんでした。 3年生は、段ボールの中を這って進んだり、大きなパンツを二人一緒に履いて走る競技を行いました。 高学年の綱引きは、「伏せ」の状態からスタートしました。 竹松寿寛校長は「一生懸命練習に取り組み、団結力が育まれている。今日は練習の成果が十分に発揮できた」と話していました。
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伊那北高校吹奏楽部 6月3日に定期演奏会
伊那市の伊那北高校吹奏楽部は、63回目となる定期演奏会を6月3日に伊那文化会館で開きます。 26日、部員55人が本番にむけ練習を行っていました。 当日は、コンクールで演奏する曲のほかに、テレビ番組で流れる聞きなじみのある曲など15曲を演奏します。 定期演奏会は、1年生が加わった新しい部を地域の人たちに見てもらい、夏のコンクールに向けて全員の気持ちをひとつにする場として位置づけられています。 <戸田すみれ部長> 伊那北高校吹奏楽部の定期演奏会は、来月3日に伊那文化会館大ホールで開かれます。 午後2時開演で入場は無料です。
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伊那よさこい青龍 踊りで高遠の桜表現
伊那市のよさこいチーム「伊那よさこい青龍」は、高遠城址公園の桜と桜守をテーマにしたオリジナル曲を作りました。 26は6月のイベントに向け伊那市内で練習が行われました。 「希望 ~桜と桜守の物語~」というオリジナル曲です。 高遠城址公園の桜とそれを管理する桜守をテーマに、四季を表現しています。 見どころは衣装替えや小道具を使った嵐や雪の表現だということです。 伊那よさこい青龍は2016年に発足したチームで、上伊那に43人のメンバーがいます。 オリジナル曲を作るのは2作目で、プロの作曲家に依頼し、歌詞や振付は自分たちでつけました。 この曲は3月に完成し、4月のローメン春祭りなどで披露してきました。 伊那よさこい青龍は6月2日のかんてんぱぱ祭りでこの曲を披露するということです。
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西駒んボッカで使う薪づくり体験会
中央アルプスの西駒山荘まで薪を運ぶ「西駒んボッカ」のレースで使う薪を作る体験会が26日ますみヶ丘平地林で開かれました。 26日現地でアカマツとカラマツ、ヒノキを伐採し、500本の薪を作りました。 参加したのは、ボッカの参加者やスタッフ20人です。 西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えで使うレンガを運ぶレースとして行われてきましたが、去年から山荘のストーブで使う薪を運んでいます。 丸太の早切り競争も行われ、参加者が懸命に切っていました。 主催する西駒こまくさ会の宮下拓也さんは「自分で作った薪をしょって登ることで、森林のありがたさを感じてほしい」と話していました。 西駒んボッカは9月9日に行われる予定で、7月31日まで参加者を募集しています。
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信大農学部が産学官連携で畜産の技術革新に取り組み
信大農学部では産学官連携で畜産の技術革新に取り組む「次世代型家畜生産技術の研究開発プラットフォーム」が設立されきょうその研究が紹介されました。 25日は信大農学部で研究に関するパネル展が開かれました。 次世代型家畜生産技術の研究開発プラットフォームは農林水産省が進めている産学官連携事業の一つで畜産業の発展を目的に設立されました。 信大農学部に事務局をおき産学官14団体ほどで構成されていますバイオテクノロジーを活用した飼料の開発やICT技術による飼育管理などを研究し家畜に過度なストレスを与えることのない環境を提供するとしています。 これらにより、生産性の向上や管理の省力化などにつなげていく考えです。
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上伊那農業高校畜産班 鹿肉料理を作って新山で交流
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、19日に伊那市の新山地区の住民と一緒に鹿肉料理を作って味わいました。 新山で捕獲した鹿の肉4キロを使いました。ミンチにした鹿肉は子供たちが丸めてミートボールにします。炒めたものはクレープの具材になります。 この日は上農高校畜産班の8人が新山集落センターを訪れ、地域住民と交流しました。 畜産班は、ジャーキータイプの鹿肉食品「でぃあでぃあ」を製造していて、去年から新山地区の2店舗で通年販売が始まりました。 今回は、新山の人たちに活動の成果を知ってもらおうと、畜産班が初めて公開講座を開きました。 料理が完成すると全員で味わいました。 畜産班では、鹿を資源として活用し地域の活性化につなげる活動を今後も続け、広く発信していきたいとしています。
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あるしんレポート「好調感後退」
アルプス中央信用金庫が発表している中小企業景気レポートによりますと1月から3月の業況判断指数は6ポイントで、前期の14.4より8.4低下し、好調感が後退しました。 あるしんレポートによりますと、今期の業況は、よかったとする企業が27.7%、悪かったとする企業が21.7%で、好転から悪化した企業割合を差し引いた業況判断指数は6ポイントとなっています。 前期の判断指数は14.4で8.4ポイント低下しました。 前々期から2期連続上向き傾向でしたが、今回は好調感が後退しました。 また、4月から6月の次期については、判断指数がプラスからマイナスに転じる見通しです。 また、あるしんが行った経営者の健康管理と事業継続の調査によりますと、1週間あたりの経営者の労働時間は、40時間以上60時間未満が最も多く51.1%、健康診断を受ける頻度は、1年間に1度以上が86.1%でした。 ストレス発散法については、多かった順で、趣味・娯楽が39.7%、運動・スポーツが34.2%、仕事における達成感が32.1%となっています。
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信大農学部 東工大と家畜管理を研究
南箕輪村の信州大学農学部は東京工業大学と連携して最新のセンサーやAI処理により家畜の健康状態を管理する研究を行います。 25日はこの研究に携わる信州大学と東京工業大学の関係者が記者会見を開き、研究の概要について説明をしました。 信州大学農学部の竹田謙一准教授は「家畜の健康状態を把握する事で生産性や質の向上にもつながる」と説明していました。 今回の研究は、東京工業大学などが開発した行動や体温、位置を把握するセンサーを牛に取り付け、センサーからのデータをAIで処理しスマートフォンなどで管理できるようにします。 この研究が実用化されれば、生産者はこれまで経験や勘にたよっていた家畜の健康をデータとして管理できるようになるという事です。 信州大学の中村宗一郎副学長は「実用化というゴールに向け、協力して研究を進めていきたい」と話していました。 今年度は、信大で実験を行い、来年度以降上伊那の酪農の現場でテストを積み重ねていくという事です。
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JA上伊那総代会 販売目標145億円
JA上伊那通常総代会が25日に開かれ今年度の農畜産物の販売高計画額を昨年度より5億円多い145億円とする事業計画案が承認されました。 25日はJA上伊那本所で第22回通常総代会が開かれ組合員250人ほどが出席しました。 今年度の農畜産物の販売高は昨年度より5億円多い145億円を目標としています。 品目別では米が45億円、野菜が22億円、きのこが21億円、花卉が15億円などです。 JA上伊那では、販売高の3割を占める米を中心に、花卉や野菜、きのこなどの生産量の拡大を図りたいとしています。 御子柴茂樹組合長は「異常気象やTPP、自己改革など課題が山積している。 行政や商工団体などと力し地域に必要なJAを目指していきたい」と挨拶しました。
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自然の大切さ体感「林間と親しむ日」
自然の素晴らしさを体感する、「林間と親しむ日」が25日伊那市の伊那西小学校で行われました。 25日は児童たちが伐採した木の上を歩いたりして楽しんでいました。 伊那西小学校では学校近くの林を活用して自然の素晴らしさや大切さについて考える「林間と親しむ日」を毎年行っています。 1年生から6年生までの約50人が参加し学校近くの林間でゲームをしたり自然の大切さについて学びました。 ほかには伊那市ますみヶ丘在住の木工職人、中村博さんが話をしました。 中村さんは「木を切るということはその命をいただくということです。それをどうやって私たちの暮らしの中で使っていくのかを考えることが大事です。」と話していました。
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会員の増加と就業開拓に取り組み
公益社団法人伊那広域シルバー人材センターの定時総会が25日伊那文化会館で開かれ会員の増加と就業開拓に取り組む今年度事業などが承認されました。 今年度事業として「会員拡大と就業開拓」をあげ会員増強キャンペーン月間を設けるほか一人一会員増強の取り組みを強化するとしています。 平成29年度の受注件数は7455件で前の年度と比べて82件増えましたが契約金額はおよそ3億5千万円で1千万円の減となりました。 また年度当初630人だった会員数は568人となっています。 伊那広域シルバー人材センターでは、企業の定年延長などにより入会希望者が減少しているが、今後も会員の増強と受注の増加に努めていくとしています。
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矢島さん宅 ヤマボウシなど見頃
伊那市美篶青島の矢島信之さん宅では、ヤマボウシやムギナデシコが見ごろとなっています。 矢島さん宅には、ヤマボウシの木が植えられていて現在見ごろになっています。 自宅近くの畑ではムギナデシコの花を育てていて、そちらは来週が見ごろとなりそうです。 24日は、近くの美篶西部保育園の園児が、花を見に散歩に訪れました。園児は、矢島さん宅の敷地で花を見たあと、歌を歌いました。 矢島さんは、多くの人たちに花と音楽を楽しんでもらおうと、6月2日(土)午前10時から自宅で無料のコンサートを開きます。弦楽四重奏や口笛などの演奏が行われる予定です。駐車場はありません。
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伊那市防災コミュニティセンターで初の訓練
4月に完成した伊那市防災コミュニティセンターで、災害時の通信設備を確認する訓練が、24日に初めて行われました。 施設の多目的ホールを災害対策本部として、職員やNTT東日本の社員などおよそ30人が参加しました。 訓練では、普段は使われていない災害時用の回線と電話が繋がるかを確認しました。 災害時に市役所庁舎が使用できなくなった場合、西町にある防災コミュニティセンターに災害対策本部が設置されることになっていて、今回もその想定で行われました。 NTT東日本の協力を得て、災害時の電話回線の確保や、職員の体制を確認しました。 災害対策本部が設置された場合、主に電話回線やインターネットを使った情報収集を行うことになっています。 電話回線は問題なく繋がることが確認されました。 また会場には、NTTが開発した災害時に迅速に通信ネットワークを復旧させる機器などのデモ機が置かれました。 電話回線が使えなくなった場合に使用でき、熊本地震のときには実際に使用した自治体もあるということです。 伊那市では「いざという時に、瞬時に情報収集ができる体制を整えられるよう今後も1年に1回は訓練を実施していきたい」と話していました。
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味工房パン・アイスに よもぎの加工作業
南箕輪村の大芝高原味工房のパンやジェラートに使われるよもぎの加工作業が24日に行われました。 草もち、パン、ジェラート、これらの商品にはすべて村内でとれたよもぎが使われています。 この日は、大芝高原味工房で、今年1年分のパンやジェラートに使われるよもぎの加工作業が行われました。 作業には、従業員が村内でとったおよそ200キロのよもぎが使われます。 よもぎは、洗ったあと火を通して、機械で細かくすり潰していきます。 ペースト状になったものを小分けの袋に入れて瞬間冷凍し、1年間使います。 味工房では「オープン当初からある味工房のお馴染みの味のひとつ。なつかしい味を楽しんでもらいたい」と話していました。 この日加工したものは7月頃から使われることになっています。
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力作並ぶ 第52回上伊那書道展
上伊那書道協会の会員などによる「第52回上伊那書道展」が、25日から伊那文化会館で始まります。 会場には、上伊那書道協会の会員や一般の作品108点が並んでいます。 上伊那書道協会には、辰野町から飯島町までの30代から80代、およそ60人が会員となっています。 作品展にテーマはなく、草書や行書、カナなど、様々な書体で書かれています。 出品者の中には、日展に出している人もいて、力作が並びます。 泉石心副会長は「それぞれが勉強をしてバラエティーに富んだ作品展になっている。1つひとつの作品全体を見ながら楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けています。 第52回上伊那書道展は、25日から27日まで、伊那文化会館で開かれます。
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長谷中生徒 鹿を通して命と向き合う
伊那市の長谷中学校1年生は、鳥獣食害の問題に取り組むため、地元猟友会の協力を得て鹿の捕獲に乗り出します。 増えすぎた鹿をどうするか、そして捕獲した鹿の肉の有効利用も考える、命と向き合う学習です。 24日は、1年生13人が、地元・長谷猟友会の小淵 幸輝さんからくくり罠について学びました。 実際に罠にかかって、感触を確かめました。 生徒たちは、協力しあって校内の植栽を支柱に罠を仕掛けていました。 長谷中学校では、地域の魅力発信、地域の元気の源になることを目標に、毎年食と農業を中心とした取り組みを行っています。1年生は、鹿の捕獲に乗り出すことにしました。 学校の裏山に罠を仕掛け、小渕さんとともに見回りを行います。 生徒たちは、鹿の捕殺や食肉に加工する現場に立ち会うことになっていて、命と向き合います。 指導する小淵さんは、一般を対象にした鹿狩りツアーのアテンドをした経験があり、中学校からの依頼にこたえました。 長谷中学校では、3年生が内藤とうがらしを活用した地域おこしにも取り組んでいます。 3年生は、とうがらし入りのカレーを鹿嶺高原で提供するイベントを7月に予定しています。 このカレーに鹿の肉を使用するということです。 来週は罠を仕掛ける場所の下見を、再来週は、罠を設置する予定です。
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ハッチョウトンボの羽化はじまる
日本一小さなトンボ「ハッチョウトンボ」が生息している伊那市新山のトンボの楽園で幼虫が成虫になる羽化が始まっています。 ハッチョウトンボはトンボの中では最小の種類で体長はおよそ2センチです。 日当たりがよく、きれいな湧き水がある浅い湿地に生息します。 今年は、平年並みの18日に羽化が確認されたということです。 23日は、雨となりましたが、数多くのハッチョウトンボを確認することができました。 トンボの楽園は、地元住民でつくる新山山野草等保護育成会が、平成17年に整備しました。 これから、6月にかけて国の準絶滅危惧種に指定されているモートンイトトンボや腹部が極端に太いハラビロトンボなど18種類のトンボが観察できるということです。 新山山野草等保護育成会では、6月3日にトンボの楽園の整備を行う他、7月1日に観察会を予定しています。 ハッチョウトンボは、8月の中頃まで観察できるということです。
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弘妙寺でシャクナゲ見ごろ
伊那市高遠町荊口の弘妙寺では、シャクナゲが見ごろを迎えています。 弘妙寺の境内には、およそ250株のシャクナゲが植えられていて今年は、例年より10日ほど早く咲き始めたということです。 シャクナゲの他に、藤の花も見ごろとなっています。 花は今週いっぱい楽しめそうで、弘妙寺では「多くの人に楽しんでもらいたい」と話していました。
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出水期を前に関係機関が連携
出水期を前に土砂災害対策について関係市町村などが連携を図る上伊那地域総合土砂災害対策等推進連絡会が伊那市の伊那合同庁舎で23日、開かれました。 連絡会には、国や県、上伊那8市町村の防災担当者など50人が出席しました。 連絡会は、土砂災害に対し連携して備えようと出水期を前に毎年、開かれています。 23日は、土砂災害対策に関する昨年度の取り組みの報告の他、今年度の取り組み方針案が示され了承されました。 今年度も引き続き土砂災害対策訓練や危険個所のパトロールなどを実施します。 伊那市では、今年度新たにハザードマップを作成する計画です。 また、23日は県の砂防課の職員が避難確保計画の作成などについての情報提供がありました。 去年、水防法と土砂災害防止法の改正に伴い、社会福祉施設や保育園など要配慮者利用施設では避難確保計画の作成が義務付けられました。 利用者の確実な避難確保を図るもので去年3月31日現在、県内525施設のうち180施設で作成しているということです。 県では、関係機関や市町村に対し、「確実に計画作成を指導することや計画に基づいた訓練が実施されるよう支援をしてほしい」と話していました。
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南箕輪村まっくんバス 昨年度の利用者が減少
南箕輪村の村内循環バス、まっくんバスの昨年度の利用者が前の年度より約2,200人減少した事がわかりました。村では、伊那養護学校通学の利用者の減少と伊那本線の利用に伴う減少だと分析しています。 23日、今年度1回目の南箕輪村地域公共交通会議が開かれ昨年度のまっくんバスと伊那本線の利用者数が報告されました。 それによりますと、まっくんバスは前の年度より約2,200人少ない1万2,812人だったということです。 去年4月から運行が始まった伊那本線の利用者数は昨年度1万7,005人でした。 村では、このうちの15%にあたる2,600人が村内のバス停から乗車している事から、伊那本線の利用がまっくんバスの利用者減少の要因のひとつだとしています。 村では、まっくんバスの利用者は減少したものの最も利用者が多い伊那中央病院へより短い時間で村内から行くことができる伊那本線が利用されるようになり、沿線住民にとっては利便性が向上したと分析しています。
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キャリア教育 産・学・官交流会
人材育成や地域づくりを学ぶ「キャリア教育産学官交流会」 が22日、飯島町文化館で開かれました。 上伊那地域を中心に企業や学校、市町村の関係者など、およそ300人が参加しました。 地域おこしや教育など8つの分科会が開かれ、行政に関する分科会では飯島町教育委員会の丸山浩隆さんが「信州初の県「伊那県」」と題して話しをしました。 今年で設置から150年を迎えた伊那県は、江戸時代の終わり、1868年に県知事の任命によって設置され、飯島町を県庁としたということです。 交流会は、地域が一体となりよりよい次世代育成と地域づくりを推進しようと、上伊那の産学官各種団体でつくる「郷土愛プロジェクト」が開いたものです。 郷土愛プロジェクトの向山孝一会長は「素晴らしいふるさとを継いでいきたいと思ってもらえるような子どもを育成していくため、地道に活動を続けていきたい」と話していました。
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南箕輪村南部小学校で環境出前授業
小学生に環境問題について理解を深めてもらおうと上伊那の企業による環境出前授業が南箕輪村の南部小学校で23日に行われ子ども達が太陽光発電について学びました。 太陽電池をスポットライトにあてると、発電された電気でプロペラが回りました。 この日は南部小学校4年1組の児童21人が太陽光発電について学びました。 環境出前授業は環境問題について理解を深めてもらおうと上伊那産業振興会が小学4年生を対象に毎年行っているものです。 講師は駒ヶ根市の電気工事会社、伊藤電工株式会社の漆戸知生さんが務めました。 子ども達は、太陽電池とスポットライトの距離を変えたり、光を遮ったりしながらプロペラの回り方の違いを確認していました。 漆戸さんは、二酸化炭素を出さない発電方法のひとつが太陽光発電だと紹介し「地球温暖化を防ぐためにひとりひとりが何ができるか考えていきましょう」と呼びかけていました。 出前授業は希望のあった小学校で行われていて昨年度は上伊那の11校816人を対象に行われました。
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箕輪進修高校「課題ゼミ」に向けて町長から町の現状聞く
箕輪町の箕輪進修高校の生徒は、町が抱える課題について学ぼうと17日、白鳥政徳町長から話を聞きました。 この日は3年生およそ60人が参加し、白鳥町長から話を聞きました。 白鳥町長は、人口や農地が減少していることを説明し「若者や女性が活躍できる場を増やしていく予定です。ぜひそういった場に高校生の皆さんも参加してください」と話していました。 箕輪進修高校では、3年生が学校周辺の地域課題について考える「課題ゼミ」に取り組みます。 今年度は初めて、町と協力して行うことになっています。 課題ゼミは5月24日から始まる予定で、JR飯田線木ノ下駅周辺や自主防災など4つの課題について現地視察やグループワークを行い、11月にまとめを発表することになっています。
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南アジオパーク 基本計画を策定
南アルプスジオパークを活用した地域社会の発展を目指し、方向性をより明確なものにしようと、基本計画が策定されました。 伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村でつくる南アルプスジオパーク協議会が22日に伊那市役所で開かれ、基本計画案が承認されました。 計画では、基本方針として「保護・保全」、「研究・教育」、「地域振興」を活動の3本の柱に据えています。 登山者のマナー向上のため啓発活動を行う、ジオパークを身近に感じる学習を実施する、市町村や観光協会などと連携して地域振興を図るなど、活動計画が目に見える形で示されています。 これまでは具体的な計画がなく、再認定審査の際、審査員から指摘を受けていたということです。 計画期間は2018年度から2025年度までの8年間となっています。 協議会会長の白鳥孝伊那市長は「これまでの取り組みを整理し、役割を明確にして連携しながら取り組んでいきましょう」と呼びかけていました。 協議会ではこのほか、ジオパークの標識をこげ茶色やオレンジ色を使って統一したものにしていくとしたガイドラインが示され、承認されました。
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返礼品「墓地清掃」 就労・自立支援にも
伊那市は、去年7月から墓地の清掃をふるさと納税の返礼品として取り入れています。 作業は、障害者就労支援施設の利用者が行っていて、自立への一端も担っています。 22日には、伊那市美篶笠原にある墓地で作業が行われました。 施設利用者と伊那市社会福祉協議会の職員、あわせて7人で掃き掃除や墓石の水拭きなどを行いました。 墓地清掃は、去年7月に伊那市のふるさと納税の返礼品に登録されたサービスです。 納税額2万円で年1回、6万円で年3回依頼できます。 利用者は、自分や家族の出身地が伊那市の人がほとんどです。 今回は、東京都在住の70代男性からの、父親の墓の清掃の依頼です。 作業にあたった就労支援施設の利用者らは、枯れ葉を掃いたり、草取りをしたりしていました。 ある施設利用者は「きれいに掃除をすれば喜んでくれると思う。そういう作業ができてうれしいです」と話していました。 サービスを提供している市社会福祉協議会では、依頼者に喜んでもらうだけでなく、施設利用者の就労や自立にもつながっていく事業だと話します。 市社協の竹松幸人さんは「作業が障害者の人たちのやりがいにもつながっている。これが自立につながっていけばうれしい」と話していました。 依頼者は取材に対して「これまでは自分でやっていたが、年を取り作業も難しくなってきた。父の地元に納税できることに加え、墓の掃除をしてもらえるのはとてもありがたい」と話していました。 市社協では、依頼があれば墓地の清掃作業を行っていて、1回4千円から利用することができます。
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校歌コンテストでクラスの団結高める
クラス別で校歌の歌声を競う校歌コンテストが伊那市の西箕輪中学校で11日行われました。 西箕輪中学校は各学年2クラスずつあり6クラスが校歌を歌いました。 コンテストには保護者も招かれ生徒たちが力強い歌声を披露していました。 原文章校長、島尻英二教頭のほか作曲家で合唱指導を行っている唐澤史比古さんが審査を行い採点基準をクリアした3年生の2クラスと2年生の2クラスに金賞が贈られました。 コンテストはクラスの団結力を高めようと行われているもので6年目となります。
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南原国道361号沿い フクロナデシコ見ごろ
南箕輪村南原の国道361号沿いにある伊藤照夫さんの畑で、フクロナデシコが見ごろを迎えています。 およそ40アールの畑には、ピンク色の小ぶりの花が一面に咲いています。 伊藤さんは10年ほど前まで酪農を営んでいて、その時にこの畑で牛のエサとなるトウモロコシを育てていたということです。 酪農を辞めてからフクロナデシコの種をまいて年々面積を増やし、現在は家の周りを囲むように咲いています。 例年より5日ほど早く見ごろとなり、あと1週間ほど楽しめるということです。
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伊那市次期総合計画策定に向けて審議会
伊那市の来年度から10年間の次期総合計画について考える伊那市総合計画審議会が22日、いなっせで開かれました。 審議会では、白鳥孝市長から飯島尚幸会長に諮問書が手渡されました。 審議会の委員は、市議会議員や各分野の代表者、公募で選ばれた28人です。 伊那市では、来年度から10年間のまちづくりの方針を定める次期総合計画を策定します。 総合計画は、基本構想・基本計画・土地利用計画・実施計画の4つで構成します。 審議会ではこのうちの基本構想と基本計画について審議することになっていて、この日は事務局から基本構想の原案が示されました。 原案では、これまでの総合計画の成果を引き継ぐとともに、リニア中央新幹線の開業や新産業技術の進歩なども見据えています。 次回審議会は6月7日に開かれ、基本構想について協議する予定です。
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富県保育園 よもぎ団子づくり
伊那市の富県保育園の園児は22日、よもぎ団子づくりをしました。 この日は年少から年長までの園児およそ60人がよもぎ団子を作りました。 使ったよもぎは、5月1日に近くの田んぼで園児たちが摘んできたものです。 保育士が、よもぎと上新粉を混ぜ耳たぶほどの柔らかさにして園児が丸めていきました。 中には星やハート型にしたり、丸めた団子を机に並べている園児もいました。 作ったよもぎ団子はおやつの時間に味わったということです。