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50人が参加 キックベース大会
一般社団法人伊那青年会議所主催のキックベース大会が22日伊那市のロジテックアリーナで開かれました。
キックベース大会には伊那市、箕輪町、南箕輪村の親子50人が参加しました。
5チーム総当たりの4試合が行われ、楽しみながら汗を流していました。
試合には子ども5人、大人2人が交代しながら出場しました。
伊那青年会議所では地域や年齢の枠を超えた交流のイベントを定期的に行っていて、夏にはキャンプを計画しているということです。
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天竜川水系で鮎釣り解禁
天竜川漁業協同組合管内の天竜川とその支流で22日鮎釣りが解禁されました。
漁協では気軽に鮎釣りを楽しんでもらおうと今年度からルアーの使用を解禁しました。
伊那市の小黒川に釣り人が訪れ鮎釣りを楽しんでいました。
鮎は縄張り争いの習性を利用し、おとりの鮎をつけて釣り上げる友釣りが知られています。
漁協では、広く鮎釣りを楽しんでもらおうと、今年度から魚の形をした作り物のルアーを使った釣りを全面解禁しました。
漁協では「ルアー釣りは友釣りと比べておとりの鮎を購入する手間が省かれ、道具をそろえる費用も抑えられることからこれまで以上に多くの人に鮎釣りを楽しんでもらいたい。」と話していました。
鮎遊漁料は、年間券が税込み8800円、一日券が2200円となっています。
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高校野球対戦相手決まる
第106回高校野球長野大会の組み合わせ抽選会が22日、塩尻市で開かれ上伊那各校の対戦相手が決まりました。
高校野球長野大会には73チームが出場します。
抽選では各チームのキャプテンがくじを引き、対戦相手が決まりました。
赤穂は9日にセキスイハイム松本スタジアムで更級農業と対戦します。
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平年より14日遅い梅雨入り
気象庁は、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると、21日に発表しました。
平年より14日遅く、過去3番目に遅い梅雨入りだということです。
あじさい寺として知られる伊那市西春近の深妙寺では、あじさいが咲き始めています。
関東甲信地方は、平年より14日遅く、昨年より13日遅い梅雨入りで、1967年と2007年の「6月22日ごろ」に次いで、3番目に遅い梅雨入りです。
長野地方気象台によりますと22日は晴れ間が広がりますが、23日以降は雨や曇りの日が多いということです。
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弥生祭始まる
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の文化祭「第65回弥生祭」が21日から3日間の日程で始まりました。
文化祭はコロナ前の形で5年振りに通常開催となりました。
21日は全校生徒およそ630人が体育館に集まりオープニングセレモニーが行われました。
はじめに生徒会が制作した動画が上映されました。
新型コロナ感染防止対策として昨年度までオープニングセレモニーを伊那文化会館で開催してきましたが、今年はコロナ前と同様に学校で行われました。
今年の弥生祭のスローガンは星と虹と書いて「星虹」です。
生徒を星に見立てて生徒がいろいろな人と虹の架け橋になればという思いが込められています。
ステージ発表ではダンス部が息のあったパフォーマンスを披露しました。
また、男子ソフトボール部によるダンス発表や野球部の漫才なども行われました。
22日は、全校生徒による体育祭や生徒会企画が予定されています。
最終日の23日は一般公開され、クラス展の他、吹奏楽部や演劇部などの発表が予定されています。
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平和願うバラを植樹
バラ祭り開催中の伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンに世界平和を願う「シモーヌ・ヴェイユという品種のバラ」が21日、新たに加わりました。
しんわの丘ローズガーデンは今年、プレオープンから20年を迎えました。
これを記念し伊那市内に工場があり精密温度制御装置などを製造する伸和コントロールズ株式会社と世界平和に貢献することを目的にフランスで設立された団体ルネサンス・フランセーズの日本代表部が共同でシモーヌ・ヴェイユのバラの苗木5本を伊那市に寄贈しました。
21日は植樹式が行われ、伊那市の関係者など10人が出席しました。
このバラは2015年、ルネサンス・フランセーズの設立100周年を記念して作られたものです。
会の名誉会長で世界に正義と平和を訴えたフランスの女性政治家のシモーヌ・ヴェイユに由来しています。
この団体ではバラを通じた世界平和を強く求めていく活動として全国各地の自治体などに寄贈しています。
シモーヌ・ヴェイユのバラは香りが強く春と秋に花が楽しめるのが特徴だということです。
21日に植樹したバラは来年の5月頃楽しめそうです。
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県立高校教諭 個人情報USB紛失
長野県教育委員会は、県立高校に勤務する教職員が個人情報が保存されたUSBメモリを紛失したと21日公表しました。
県教委の発表によりますと、18日に県教委宛てに拾ったUSBメモリに個人情報を含むデータが保存されているとの連絡が匿名の封書で届きました。
同封された文章には、USBに保存されているファイル名や名簿の一部の画像が記載されていたという事です。
内容を確認し、調査したところ県立高校の教職員のものだと判明しました。
県教委は、この教職員が勤務している地域を明らかにしていません。
USBには令和4年度の名簿や英語のテスト結果など、369人分の生徒や保護者の氏名、住所等の個人情報が保存されていたという事です。
このUSBメモリは回収さていません。
県教委では警察に相談していて、関係者への謝罪を行うと共に再発防止に努めていくとしています。
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あるしん12期ぶりの赤字決算
アルプス中央信用金庫は、令和5年度の第73期決算を21日に発表し、純利益は17億2,300万円の赤字となりました。
あるしんの決算が赤字となるのは12期ぶりです。
アルプス中央信用金庫は令和5年度に、保有する海外の有価証券の損失処理に15億1,900万円、融資先の倒産リスクに備えた貸倒引当金に7億7,300万円などを計上したため純利益は前の期と比べ18億8,300万円、1,178パーセントの減少で、17億2,300万円の赤字となりました。
赤字決算となるのは12期ぶりです。
預金額は、新型コロナ給付金の減少などが影響し23億円の減少の3,386億円でした。
預金残高が前の期と比べ減少するのは14期ぶりです。
貸出金は、個人・法人ともに堅調に増加し、38億円増の1,389億円でした。
アルプス中央信用金庫では、「大変厳しい決算となったが、一連の処理により将来にわたる経営の安定性を確保できる見通しとなった」としています。
また、21日に駒ヶ根市で開かれた通常総代会で新しい理事長に伊那市の原英則さん63歳が選ばれました。
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大芝高原のササユリ見頃
21日は一年で昼の時間が最も長い「夏至」です。
南箕輪村の大芝高原では、この時期に見頃を迎えるササユリが楽しめます。
大芝屋内運動場の西側には、県の指定希少野生植物のササユリが咲き現在見頃を迎えています。
森林を管理する村開発公社によりますと、花は17日に咲き始め、今月いっぱい楽しめるということです。
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松本山雅SC南信 保育園でサッカー教室
一般社団法人松本山雅SC南信は、伊那市の伊那北保育園でサッカーの巡回指導を21日に行いました。
この日は伊那北保育園の年少から年長の園児43人がボールの扱い方を教わるとドリブルの練習をしていました。
教えたのは松本山雅SC南信のコーチの大八木隆斗さんと久保翔さんです。
松本山雅SC南信では子どもたちにサッカーを通じて、スポーツの楽しみを知ってもらおうと南信地域の保育園や小学校で指導を行っています。
最後はミニゲームを行いました。
伊那市内の公立保育園でのサッカー巡回指導は今回が初めてで、今後、市内の別の保育園でも行われるということです。 -
現代アート作品展
ポスターや立体作品などが並ぶ現代アート作品展が、伊那市のベルシャイン伊那店で20日から始まりました。
会場ではおよそ30点が展示販売されています。
アメリカの芸術家、アンディ・ウォ―ホルの作品はスケートボードをキャンバスに見立てたもので、スケボー愛好家に人気があるということです。
現代アート作品展は30日までベルシャイン伊那店で開かれています。
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わが家のセーフティーリーダー委嘱
箕輪中部小学校の6年生88人が防犯意識の向上を図る「わが家のセーフティーリーダー」に20日、委嘱されました。
箕輪中部小学校で委嘱式が行われ伊那警察署の駒津一治署長から代表児童に委嘱状が手渡されました。
「わが家のセーフティーリーダー」は学校と家庭、地域が一体となり子どもたちの健全育成を図ろうと伊那警察署が行っているものです。
式のなかで駒津署長は「学校や社会のルールを守り自分や家族が安心して暮らせるにはどうしたらよいか考えて実行してください」とあいさつしました。式ではほかに代表の児童3人が決意を述べました。
伊那警察署管内では今年度「わが家のセーフティーリーダー」に合わせて3校の112人を委嘱することにしています。
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上農生がホタルの繁殖に取り組み
南箕輪村の上伊那農業高校里山コースの生徒はホタルが飛び交う環境づくりを進めようとホタルの繁殖に取り組んでいます。
19日に箕輪町三日町でホタルがいる、かまくらざわ生きものの里に上農の生徒と教諭が訪れました。また観察のため、近くの箕輪南小学校の児童を招きました。
繁殖にはオスとメスを捕まえなければいけませんが、メスはほとんど飛ばず草むらで動かないということで探すのに苦労していました。
生徒らはホタルをつかまえると虫かごに入れていました。
昨夜はオス3匹、メス1匹をつかまえることができました。
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管内の県税決算見込額 昨年度より増加
20日に南信県税事務所が発表した昨年度の管内の県税決算見込額は389億6,800万円で、2022年度に比べ4,740万円の増収となりました。
南信県税事務所が20日に発表した昨年度の管内の県税決算見込額は389億6,800万円でした。
給与所得の増加などにより、個人県民税が増収となったため前年度をわずかに上回ったということです。
納付すべき額に対して実際に納付された額の割合を示す収入歩合は99.3%となり、2年連続で過去最高となっています。
収入未済額は2億8千万円で、およそ13億円だったピーク時の2009年度より、5分の1に減少しています。
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伊那弥生ケ丘高校跡地利用 大学誘致も一つの選択肢
伊那市の白鳥孝市長は、高校再編による伊那弥生ケ丘高校の校舎の跡地利用について「大学誘致を一つの選択肢として県に提案していきたい」との考えを示しました。
これは、20日に市役所で開かれた市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は「地域の環境も変化しているので小規模なサテライトキャンパスも含めて、幅広く誘致について検討していきたい」と話しました。
伊那市は産学官民連携のまちづくりの検討組織を8月に立ち上げます。
その中で伊那弥生ケ丘高校の校舎の跡地利用についても話し合いを行うということです。
ほかに、市役所職員の名札について、プライバシーの保護やトラブル防止の観点から、フルネーム表記の廃止に向け、作業を進めているということです。
実施時期は未定だということです。
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横浜市箕輪町の町内会役員が役場を訪問
箕輪町と名前が同じ縁で交流している神奈川県横浜市にある箕輪町の町内会の役員が19日に箕輪町役場を訪れました。
19日は横浜市箕輪町の町内会会長の小泉義行さん、前会長で顧問の小島清さんら4人が役場を訪れ、白鳥政徳町長や上田幸生商工会長らと懇談しました。
箕輪町は神奈川県横浜市港北区にあり、人口はおよそ1万5千人です。
去年10月には、箕輪町の職員や商工会のメンバーが、箕輪町を訪れ、まちづくりイベントに参加し、上伊那の農産物の販売などを行いました。
箕輪町と箕輪町は名前が同じという縁で2019年から交流をしています。
懇談では、今年7月に箕輪町内会主催の夏祭りへの箕輪町の紹介ブースを設ける他、去年に引き続き10月に箕輪町で開かれるイベントに参加し、交流を行うことが確認されました。
白鳥町長は「交流をこれからも続け、つながりをさらに深めていきたい」と話していました。
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旧井澤家住宅で刺しゅう作品展
上伊那で活動する刺しゅうグループの作品展が、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。
作品展は、刺しゅう愛好家でつくる「オリジナルT 刺しゅうグループ」が開いたもので、会場には、生徒50人の作品150点が並んでいます。
グループは、宮田村の竹中理恵子さんが40年ほど前に立ち上げ、現在50人の生徒がいます。
今回の作品展では、世界各国の刺しゅうが並んでいます。 -
伊那市出身の伊藤さん 国際映画祭にノミネート
伊那市荒井出身の伊藤優気さんが初めて監督を務めた映画「冬支度」が埼玉県川口市で開催される国際映画祭の国内コンペティション長編部門にノミネートされました。
19日は、伊藤さんにオンラインでお話を伺いました。
監督した作品「冬支度」です。
川口市で開かれる、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の国内コンペティション長編部門には、応募53作品から6作品がノミネートされ、伊藤さんの作品がこの6作品に入りました。
撮影は伊那市を中心に行われました。
農家の建と印刷業の明は親友で、建の祖父の死をきっかけに次第にお互いの価値観の違いに気づき始めます。
祖父の形見のカメラで写真を撮り始め次第にのめりこんでいく建。
戸惑いながらも背中を押す明。
現代社会に生きる2人の若者の感情を繊細に描いた作品です。
伊藤さんは現在22歳、高校卒業後に俳優を夢見て東京の養成所に入り演技を学びました。
仲間から映画を撮ろうと誘われ、今回初めて監督を務めたということです。
この映画祭は国内と海外の長編部門、短編部門があり若手監督の登竜門として知られているということです。
ノミネートされた作品は7月に埼玉県川口市のSKIPシティで上映されます。
なおノミネートされた6作品の中から優秀作品賞1作品が7月21日に決まる予定です。
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伊那市「こども部」 来年度新設へ
伊那市の白鳥孝市長は、来年度、子どもに係る政策を一元的に行う仮称・「こども部」を部署として新たに設置する考えを示しました。
これは19日に、市役所で開かれた市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は「子どもに係る政策を一元的に推進するこども部を来年度新たに設置し、乳児から高校生までの支援策を検討していく」と答えていました。
伊那市では9月定例会にこども部の設置に係る条例案を提出する予定です。
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コロナ週報 上伊那53人感染確認
19日発表の新型コロナウイルス感染症の10日から16日の週報です。
上伊那は53人、全県は388人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり4.41人で増加しています。
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Wakka Agri と田楽座8月に「棚田まつり」開催へ
伊那市長谷で輸出用の米づくりを行う農業法人Wakka Agriと富県を拠点に活動しているまつり芸能集団「田楽座」は8月に中尾座で棚田をテーマに地域を盛り上げる「棚田まつり」を行います。
18日は中尾座で記者会見が開かれました。
祭りは「棚田まつり」と題し、中尾座とその周辺で8月24日(土)に行われます。
祭りでは中尾地区で使われていた子ども神輿の練り歩きや、棚田のまわりに火を灯して米作りの豊作を祈る伝統行事「虫送り」を行う予定です。
また、中尾座の舞台では田楽座によるパフォーマンスが行われる他、「ざんざ節」の披露も企画されています。
ワッカアグリは2017年から長谷地域で米作りを行っています。
現在拠点としている中尾では高齢化や過疎化が進んでいることから、米作りの後押しをしてくれた地域に感謝し、盛り上げたいと考えました。
祭りを通して伝統を守り未来へつなげるという想いが同じだったことから田楽座と共同でイベントを開くこととなりました。
去年からお互いのイベントへの参加などを通して交流を深めてきました。
「棚田まつり」は8月24日(土)に中尾座とその周辺で午後4時から開かれます。
また、運営費用に役立てるためクラウドファンディングを行っています。
目標額は150万円で、期間は7月31日までです。
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㈱宮坂組 南箕輪村に100万円寄付
建設業・運送事業・警備事業を行う株式会社宮坂組は本社のある南箕輪村に100万円を19日に寄付しました。
19日は株式会社宮坂組の宮坂義広社長が南箕輪村役場を訪れ、藤城栄文村長に寄付金100万円を手渡しました。
株式会社宮坂組では新型コロナが始まった2020年から地域のために役立ててほしいと毎年寄付を行っています。
藤城村長は「有効に活用させていただきたい」と感謝していました。
村では、障害者福祉の支援に役立てる予定です。
宮坂組では、20日に支店のある箕輪町に100万円の寄付を行う予定です。
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伊那警察署で仕事体験
警察官を目指す学生などを対象にした仕事体験が8日に伊那市の伊那警察署で行われました。
8日は高校生から社会人までの男女合わせて10人が参加し警察の仕事を体験しました。
鑑識体験では瓶につけた自分の指紋を採取しました。
刷毛に専用の粉をつけて指紋を浮きだたせていました。
護身術体験では相手に手首をつかまれた時に振り払う方法を実践していました。
署員は「基本的には相手と十分に距離を取り、大声を出して助けを呼んでください」と話していました。
伊那警察署では毎年この仕事体験を行っています。
伊那署では「警察の仕事を身近に感じてもらい、警察官を目指す人が一人でも増えれば嬉しい」と話していました。
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通訳・翻訳ボランティア養成講座
災害時に外国人支援を行う、通訳・翻訳ボランティア養成講座が9日に、箕輪町の産業支援センターみのわで開かれました。
講師は箕輪町多文化共生コーディネーターの入倉眞佐子さんが務めました。
入倉さんは、通訳者のルールや災害時の役割について話しました。
災害通訳・翻訳ボランティアは、災害時の外国人住民への情報提供など、コミュニケーションの支援を行います。
入倉さんは総務省認定の災害時外国人支援情報コーディネーターでもあります。
通訳で大事なこととして「うまい下手は関係ない、気持ちで声をかけてほしい」と話していました。
箕輪町には5月1日現在、町民の3.2%にあたる763人の外国人が住んでいます。
養成講座は箕輪町が開いたもので、災害時は広域での連携が必要として、住所、国籍を問わず募集しました。
講座には、上伊那を中心に38人が参加しました。
30日には2回目の講座が開かれ、より実践的な通訳の練習を行うということです。
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田楽座とマルシェがコラボ
伊那市富県のまつり芸能集団田楽座と上伊那の飲食店などが協力し、公演とマルシェを組み合わせたイベント「あなたのお蕎麦de田楽座」が高遠町の高遠閣で15日に開かれました。
会場の高遠閣です。
1階では、飲食店の販売コーナが並び、訪れた人達が蕎麦や弁当、菓子を購入していました。
会場は飲食可能となっていて、訪れた人達は、食事をしながら太鼓や踊りを楽しんでいました。
このイベントは、田楽座や市内の飲食店、地域住民でつくる田楽座高遠公演応援団が、地域で活動する人達の交流や、地元の良さを改めて知ってもらおうと企画しました。
獅子舞では、初めに獅子が客席をまわると、中には泣いてしまう子どもの姿も見られました。
また、関連イベントの玉すだれのワークショップに参加した市内の小学生は、練習の成果を披露していました。
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白鳥市長「戸草ダム 引きつづき要望」
伊那市の白鳥孝市長は、国の河川整備計画の変更案に「戸草ダム」が明記されなかったことについて、「引き続き国に要望をしていきたい」との考えを示しました。
これは、18日市役所で開かれた市議会一般質問で、議員の質問に答えたものです。
6日に国土交通省が示した河川整備計画の変更案では「既存ダムを最大限に活用した上で必要な場合に新規ダムなどに関する調査・検討を行う」という文言にとどまり、戸草ダムの名前は明記されませんでした。
白鳥市長は「早期に調査検討が行われ戸草ダムの必要性が示されるよう、県や流域市町村と連携して引き続いて要望していきたい」と話しました。
また、伊那市が昨年度から行っている会話型AIロボットを活用した孤独・孤立対策の実証事業について、利用者の7割が継続して利用していきたいと答えたことがわかりました。
昨年度は40代から90代の21人に2か月間ロボットを貸し出しました。
利用者の85%がロボットに対して親しみを感じ、70%が継続的に使用したいと答えたということです。
実証事業は2025年度までの3年間で、2年目の今年度は60人を対象に貸し出す予定です。
他に、伊那市は、8月に、各種団体や市民有志による伊那北駅周辺のまちづくりの検討組織を立ち上げる方針です。
組織では伊那北駅から伊那市駅にかけてのまちづくりや、伊那弥生ケ丘高校校舎の将来活用について検討していくということです。
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後継者不足の古田人形芝居 継承に奮闘
長野県の選択無形民俗文化財に指定され、今年伝承300年となる箕輪町の古田人形芝居。
後継者不足にあえぎながら、保存会会員は伝統の継承に奮闘しています。
17日 午後8時。メンバーが集まってきます。
公民館近くにある小屋から舞台装置を運び、手際よく組み立てていきます。
保存会は毎週月曜日の夜、上古田公民館で稽古を行っています。
この日は、7月13日にある地元・上古田公民館での定期公演に向け、披露する演目の一つ「伊達娘恋緋鹿子 火見櫓の段」の稽古を行いました。
登場する人形は、主役「お七」一体のみです。
パソコンで音声を流しながら稽古が始まりました。
古田人形芝居保存会には、現在、人手不足により、三味線がいません。
公演本番では、三味線を外部に委託しています。
稽古は録音で行っているのです。
人形芝居は、一体につき、3人で操ります。
「伊達娘恋緋鹿子」では、前半と後半で操り手を変更するため、全体では6人が人形を操る演目です。
保存会では、箕輪町内を中心に高校生から80代までの15人が会員として活動しています。
太夫や三味線のほか鐘などの鳴り物の担当もあります。
レパートリーは7演目ありますが、人手不足により、登場人物が多い3演目は発表できない状態となっています。
保存会では、興味を持ってもらおうとSNSで情報発信を始めました。
多くの人に関心を持ってもらい、伝統文化を継承していきたいと考えています。
古田人形芝居保存会の上古田公民館での公演は、7月13日(土)午後7時30分開演で、誰でも入場できます。
披露される演目は、「伊達娘恋緋鹿子 火見櫓の段」と「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」の2演目です。
入場は無料です。
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伊那地域 雨の被害なし
伊那地域は梅雨前線の影響により17日夜から雨となりました。
雨は弱まりましたが、長野地方気象台では18日夜にかけて土砂災害や河川の増水に引き続き注意を呼び掛けています。
伊那市・箕輪町・南箕輪村では午後3時半現在、この雨による大きな被害は確認されていません。
伊那市高遠町の高遠ダムでは午前10時半に放水量が毎秒30立方メートルから150立方メートルに引き上げられました。
天竜川では18日午前3時から毎秒50㎥~100㎥が放流されています。
また、倒木の影響により国道152号の分杭峠付近で一時通行止めとなりました。
午後0時半に倒木は撤去され通行止めは解除されています。
長野地方気象台によりますと最も多かった伊那市長谷の杉島で17日午後7時~18日午後3時までの降水量は82.5ミリを観測しています。
19日は晴れるということです。 -
第一美術協会長野巡回展
第一美術協会の長野巡回展が19日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まります。
会場には先月東京都で開かれた公募展・第一美術展の優秀作品50点が並んでいます。
油彩画や水彩画の他、染色作品も展示されています。
上伊那のからの出品作品は4点が展示されています。
長野県では隔年で巡回展が開かれ、かんてんぱぱホールで開催されるのは一昨年に続いて2回目です。
会では「200号の大作もあり活気ある展覧会なので多くの人に見てもらいたい」と話していました。
また、第一美術協会長野県支部展もかんてんぱぱ西ホールで同時開催されます。
展示はいずれも24日月曜日までです。 -
育児・介護でオンライン出席可能に
箕輪町議会6月定例会が17日役場で開かれ、議員が育児・介護を理由に議会の委員会にオンラインで出席できる条例改正案が可決されました。
条例改正案は委員会提出議案として追加で出されたものです。
これまで大規模災害の発生や感染症のまん延などによるオンラインでの委員会出席については条例で定められていました。
条例改正により次の9月議会から育児や介護などを理由にオンライン出席が可能となりました。
本会議については規定により議場での出席のみとなっています。
箕輪町議会では多様な人材の議会への参画を図ることにつながるとしています。
上伊那地域ではこれまでに伊那市、南箕輪村、中川村でこの条例が定められています。
町議会ではほかに、先月衆議院本会議で可決された、地方自治法改正案について廃案を求める意見書の内閣総理大臣などへの提出についての議員提出議案が賛成8、反対6の賛成多数で可決されました。
改正案は感染症のまん延や大規模災害など重大な事態が発生した場合に法律の規定がなくても国が自治体に必要な指示ができるもので地方自治の根幹を揺るがすのではないかとの懸念の声があるとしています。
箕輪町議会最終日は、追加議案を含む28議案全てが原案通り可決されました。